『doda X』に対して
「doda Xの評判ってどうなの?」
「ハイクラス求人が豊富って本当?」
といった疑問をお持ちではないですか?
結論から言うと、『doda X』はキャリアに自信がある方におすすめできる転職サービスです。
ヘッドハンターからスカウトを受け取れる「ヘッドハンティングサービス」と求人紹介を受けたり求人検索・応募したりできる「求人紹介サービス」という2つのサービスを提供する『doda X』は、特にマネジメント層・エグゼクティブ層や高年収・ハイクラス層の人からの評価が高いのが『doda X』の特徴です。
実際に『doda X』を利用した人からは特に、腕利きのハンターから優良・稀少なスカウトを受けられたと喜ぶ声が多く上がっています。
一方で、保有求人のなかにはハイクラス層向け求人・ハイポジション求人が多く含まれているため、利用者のキャリアによっては受けられるスカウト数が多くなく、「求人数が少ない」と感じることもあるようです。
そこで当記事では、転職コンサルタントとして多くのハイクラス人材をサポートをしてきた筆者が、『doda X』はどのようなサービスなのか、利用者の評判・口コミやサービス内容の調査に基づき特徴やメリット・注意点を解説していきます。
- doda Xの総評|他エージェントと比較して
- doda Xの保有求人を分析【2023年10月時点】
- doda Xの良い評判と口コミからわかるメリット
- doda Xの悪い評判と口コミからわかるデメリット
- doda Xがおすすめな人
- doda X利用の流れ
- doda Xに関するQ&A6選
全て読めば、『doda X』の適切な活用方法やメリット・デメリット、あなたが使うべき転職サービスかがわかるでしょう。
当記事では、改称前・改称後の区別なく『doda X』の評判・口コミ情報としてお届けしていきます。
目次
1. 『doda X』の総評|他エージェントと比較して
総合評価
提案力
サポート力
『doda X』は、大手人材会社パーソルキャリアが運営するハイクラス人材向け転職サービスです。
約5.7万件の公開求人を保有しており、その多くが年収下限600万円の求人(2024年7月時点)。
強みを発揮する分野は経営・企画や管理部門、各種技術職など、マネジメント層・スペシャリスト人材のハイクラス転職に先鋭化したサービスとして人気を博しています。
そして、2023年10月にはサービス名称を『iX転職』から『doda X(デューダエックス)』に改称し、より一層ハイクオリティなサービスの提供に向けて邁進しています。
『doda X』の特徴はそのサービス内容にあります。
『doda X』では、ヘッドハンターからスカウトを受け取れる「ヘッドハンティングサービス」と、求人紹介を受けたり自ら求人検索・応募したりできる「求人紹介サービス」という2つのサービスが提供されています。
まずは、インターネット上にある口コミや評判を踏まえた、『doda X』の評価を見ていきましょう。
評価項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
総合評価 | ◎ 4.2 |
ハイクラス向け転職サービスとしては非常におすすめできるサービス。 特にハイクラス~トップクラスのマネジメント層・スペシャリスト人材にフィット感大。 |
求人の質・量 | ◎ 4.3 |
ハイクラス向けの稀少求人の豊富さについては高評価が集中。 ただし、キャリア次第ではスカウトの声がかからない可能性も。 |
提案力 | ◎ 4.2 |
ヘッドハンターが優秀で、欲しい情報や的確なアドバイスをくれる。 |
サポート体制 | ◎ 4.1 |
熱意あるヘッドハンターが丁寧にサポートしくれると好評。 求人紹介サービスでは、『doda X』の求人紹介担当者が応募先企業の事情を詳しく教えてくれる。 |
本調査結果をまとめると、メリット・デメリットは下記の通りです。
メ リ ッ ト |
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デ メ リ ッ ト |
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ある程度のキャリアがないとスカウトがもらえない可能性がある点を除けば、求人の質の高さ・ヘッドハンターが優秀などの魅力がある、優れた転職サービスと言えます。
これまでの説明で、『doda X』に興味を抱かれた方は、ぜひ一度登録してみてください。
参考:スカウト型転職サービスの比較
参考までに、Career Theory編集部がアンケート調査を行った転職サービスのなかで、ハイクラス向けにヘッドハンティング(スカウト)サービスを提供するサイト3社を比べてみましょう。
総合評価や求人数、良い評判・悪い評判などを
左右にスクロールできます。
転職サービス | 口コミ満足度 | 公開求人数 | 特徴 | 良い評判・メリット | 悪い評判・注意点 |
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約5.7万件 (2024年7月時点) |
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約33.3万件 |
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約12.3万件 |
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〔求人数〕2023年10月14日時点.
『リクルートダイレクトスカウト』『ビズリーチ』については以下の記事で詳しく確認できますので、気になる方はぜひご確認ください。
2. 『doda X』の保有求人を分析【2023年10月時点】
ここでは、『doda X』の基本情報を、以下3つの観点でご説明します。
それでは、順にご説明していきます。
2-1. 保有求人例(非公開求人の実績)
『doda X』には、国内大手企業やグローバル企業から優良ベンチャー企業まで、さまざまな企業の求人が集まっています。
リーダークラス・ミドルマネジメント層から上級管理職・エグゼクティブ層などといった事業・経営の中核を担うハイポジション求人を豊富に保有しており、マネジメント層以外にもスペシャリスト・エキスパート向けの厳選されたハイクラス求人が取り扱われています。
『doda X』の公式サイトではこうした公開求人を検索できるだけでなく、ヘッドハンターからのスカウトを通して出会える非公開求人にもまた稀少性の高いハイクラス求人が多く存在します。
以下に、各職種で実際に実績のある非公開求人の一部を紹介します。
CxO・事業責任者 |
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事業企画・経営企画 |
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営業 |
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IT・Webエンジニア |
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経理・財務・人事・法務 |
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マーケティング・販促・商品開発 |
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技術職(機械・電気) |
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コンサルタント |
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金融系専門職 |
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医療専門職 |
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技術職・専門職 |
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クリエイティブ |
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〔出典〕doda X公式サイト>求人実績,2023年10月13日閲読.
掲載求人の年収分布
『doda X』には高年収の求人が豊富に掲載されています。
公開求人だけでも約3万件の求人を有し、公開求人の大部分(99%以上)が年収下限800万円以上の求人。
しかも全公開求人のうち約66.92%は年収下限1,000万以上の超高年収求人です(2023年10月13日時点)。
年収下限 | 公開求人数 | 全公開求人数に占める割合 |
---|---|---|
下限なし(全求人) | 54,259件※2024年6月時点 | 100% |
600万円~ | 54,236件 | 99.9% |
700万円~ | 52,681件 | 97.4% |
800万円~ | 50,776件 | 93.6% |
900万円~ | 42,284件 | 77.9% |
1,000万円~ | 29,476件 | 54.3% |
〔求人数〕doda X求人検索システムによる編集部調べ,2024年6月21日時点.
保有求人がここまで高年収帯に偏重しているのは『doda X』の大きな特質と言えます。
たとえば、おなじくハイクラス向け転職サービスである『リクルートダイレクトスカウト』(ヘッドハンティング型転職サイト)と、公開求人数での年収帯割合を比較してみましょう。
年収下限 | doda X公開求人数(割合) | リクルートダイレクトスカウト公開求人数(割合) |
---|---|---|
下限なし(全求人) | 54,259件(100%) | 333,823件(100%) |
600万円~ | 54,236件(99.9%) | 178,952件(53.6%) |
700万円~ | 52,681件(97.4%) | 137,782件(41.3%) |
800万円~ | 50,776件(93.6%) | 98,778件(29.6%) |
900万円~ | 42,284件(77.9%) | 71,371件(21.4%) |
1,000万円~ | 29,476件(54.3%) | 39,020件(11.7%) |
〔求人数〕doda Xおよびリクルートダイレクトスカウト求人検索システムによる編集部調べ,2024年6月21日時点.
上掲の表にあるように、公開求人数の絶対数こそ『リクルートダイレクトスカウト』のほうが多いものの、『doda X』が見せる高年収帯求人の割合には目を見張るものがあります。
『リクルートダイレクトスカウト』には年収300~600万円の求人も存在することを考慮すると、『リクルートダイレクトスカウト』と『doda X』の傾向は、年収帯という観点では次のように考えることができるでしょう。
- リクルートダイレクトスカウト
「ハイクラス」のなかでもミドルハイ~ハイクラス~トップクラスにまんべんなく強い - doda X
「ハイクラス」のなかでもハイエンド・ハイクラス~トップクラスに先鋭化
したがって、自身が高年収・ハイキャリアであればあるほど、『doda X』の魅力を享受しやすくなると考えられます。
また、『リクルートダイレクトスカウト』も『doda X』も、ともに数多くのヘッドハンターが活動し、豊富な非公開求人を抱える転職サービスです。
それぞれのヘッドハンターが個々に厳選の求人案件を保有しているので、どのプラットフォームでどのようなヘッドハンターに巡り合えるかによって、受けられるスカウト内容は異なってくるでしょう。
ハイクラス求人のスカウト目的としては『リクルートダイレクトスカウト』と『doda X』の両方に登録しておくのが有用です。
レジュメ登録以降の手間もスカウト閲覧・返信程度なので、手間・労力よりも併用するメリットのほうが大きいと言えるでしょう。
加えて『doda X』の場合には能動的に求人検索・応募ができる求人紹介サービスも利用できるので、スカウトを待ちながらじっくりと検討を進めるだけでなく、スピーディなハイクラス転職を実現したいときにも有用です。
2-3. 業種・職種別求人数の分布
『doda X』が保有する求人数について、公開求人を手掛かりに業種別・職種別の分布を見てみましょう。
まず、『doda X』公開求人における各業種の求人数・割合は以下の通りです。
業種 | 公開求人数 | 全公開求人数に占める割合 |
---|---|---|
指定なし(全求人) | 54,259件※2024年6月時点 | 100% |
メーカー(機械・電気) | 13,633件 | 25.1% |
IT・通信 | 13,612件 | 25.1% |
インターネット・広告・メディア | 6,911件 | 12.7% |
建設・プラント・不動産 | 9,558件 | 17.6% |
コンサルティング・専門事務所・監査法人・税理士法人・リサーチ | 4,522件 | 8.3% |
金融 | 3,837件 | 7.1% |
メーカー(素材・化学・食品・化粧品・他) | 3,666件 | 6.8% |
人材サービス・アウトソーシング・コールセンター | 5,819件 | 10.7% |
医薬品・医療機器・ライフサイエンス・医療系サービス | 2,088件 | 3.8% |
商社 | 1,963件 | 3.6% |
小売 | 853件 | 1.6% |
エネルギー(電力・ガス・石油・新エネルギー) | 1,013件 | 1.9% |
その他 | 392件 | 0.7% |
〔求人数〕doda X求人検索システムによる編集部調べ,2024年6月21日時点.
※1 各業種でヒットする求人数の合計が総求人数を上回ることから、一部の求人案件が複数の業種にまたがっていると考えられる。
メインボリュームは機械・電機メーカー、IT・通信、インターネット・広告・メディア、建設・プラント・不動産で、比較的テクノロジーやエンジニアリング色の強い事業に関わるものが目立ちます。
次に、職種別の求人数・割合を見てみましょう。
職種 | 公開求人数 | 全公開求人数に占める割合 |
---|---|---|
指定なし(全求人) | 54,259件※2023年10月時点 | 100% |
企画・管理 | 12,165件 | 22.4% |
技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア) | 15,156件 | 27.9% |
営業職 | 8,521件 | 15.7% |
技術職(機械・電気) | 8,274件 | 15.2% |
技術職・専門職(建設・建築・不動産・プラント・工場) | 7,402件 | 13.6% |
専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人) | 5,045件 | 9.3% |
技術職(組み込みソフトウェア) | 2,837件 | 5.2% |
クリエイター・クリエイティブ職 | 1,244件 | 2.3% |
技術職(化学・素材・化粧品・トイレタリー) | 1,105件 | 2.0% |
金融系専門職 | 1,182件 | 2.2% |
医療系専門職 | 701件 | 1.3% |
経営・事業統括・管理統括 | 281件 | 0.5% |
販売・サービス職 | 688件 | 1.3% |
その他 | 0件 | 0.0% |
〔求人数〕doda X求人検索システムによる編集部調べ,2024年6月21日時点.
※1 各職種でヒットする求人数の合計が総求人数を上回ることから、一部の求人案件が複数の職種にまたがっていると考えられる。
最も多いのはITエンジニアの求人で、それと同程度に企画・管理部門の求人数が目立ちます。
技術職については分野ごとに細かな粒度に分かれており、機械・電機系や化学系、プラント系など、やはりテクノロジーやエンジニアリング色の強い職種の求人には強みがあるようです。
他方で、突出して多い企画・管理部門の求人にも見られるように、スペシャリスト人材だけでなくゼネラリストの求人にも同程度に強い点もまた『doda X』の魅力と言えるでしょう。
また、ここで留意したいのは「経営・事業統括・管理統括」をはじめとする経営中核ポジションの求人です。
内訳として「経営・CxO」72件・「統括責任者」228件と少ないように見えますが、こうした上級管理職・経営幹部の公開求人数が少ないのは自然なことです。
上級管理職・エグゼクティブの求人は、多くの場合非公開求人として人材紹介会社やヘッドハンターに預けられるからです。
採用枠1名など極わずかであるため採用枠に対して応募者の数が多くなり選考の負荷が高くなりがちな点や、経営戦略・事業戦略上の観点から採用プロジェクトを非公開で進める企業が少なくないといった事情により、オープンな募集は少ないのがハイポジション求人の傾向です。
こうした求人は細かな要件や大きなビジネス成果を前提とした募集であることが多く、転職エージェントやヘッドハンターの目利きというフィルターを通して厳選した候補者にのみ声がけ・案内を依頼しているケースが珍しくありません。
ハイクラス人材・高年収帯のキャリアに特化した『doda X』であれば、そうしたハイポジション求人を保有するヘッドハンターに出会えるチャンスにも期待しやすいでしょう。
3. 『doda X』の良い評判と口コミからわかるメリット
『doda X』の良い評判・口コミを分析すると、メリットは大きく下記3点でした。
それぞれ実際の口コミを用いながらご説明します。
良い評判①:ヘッドハンターの熱意があり優秀
『doda X』で出会えるヘッドハンターは熱意があり優秀だと評判です。
実際に『doda X』を利用された方の口コミをみてみましょう。
熱意があり信頼できる
面談に臨みたくなる熱量があった
結論から言えば、そのヘッドハンターの方と出会わなければ、この会社に参画することはなかったと思います。
たいへん熱量のある人で、ご紹介いただいた企業を真剣に応援していることが強く感じられました。
そこで、転職の意思がない旨をお伝えしつつ、就業前の1時間だけという条件で先方の経営陣と面談しました。
先方としても「即入社でなくても数年後に参画してくれるなら」という感覚だったそうです。
ヘッドハンターの方の想いの裏には、同じくらい熱い企業の想いがありました。
〔出典〕doda X公式サイト,2023年10月13日閲読.
『doda X』では、口コミにあるような熱意あるヘッドハンターのサポート・提案を受けながら転職活動を行うことができます。
良い評判②:希少性の高い非公開求人を紹介してくれる
『doda X』は事業戦略に直結するようなハイクラスで希少性の高い求人を強みとしています。
実際にあった口コミを見てみましょう。
有益な転職サービス
久しぶりのツイートですが、転職活動継続中。40代の転職活動で使って良かったな、僕にとって有益だなと思う転職サイト・エージェントの順位は
1.doda
2.ビズリーチ
3.doda X
4.リクルートエージェント
5.JAC
6.パソナ
他のサービスよりオファーを多くもらえる
リクルートダイレクトスカウトと日経転職版はぜんぜんオファーこない。。
ミドルの転職は中くらい?
ビズリーチとdoda Xはそこそこ来る。
この違いはなんなんだぜ?
〔出典〕Twitter,2023年10月19日付.
「2-1. 掲載求人例(非公開求人の実績)」でも過去の実績の一部の求人は見ることができますが、非公開求人を含めて確認したい方は『doda X』に登録することをおすすめします。
良い評判③:現職を気にせずに転職活動ができる
『doda X』のサービスの1つにはヘッドハンティングサービス(スカウトサービス)があるので、職務経歴書の登録だけ済ませたら、あとはヘッドハンターが自分にあった求人を紹介してくれるのを待つだけです。
とはいえ、レジュメやプロフィールを誰かが閲覧可能な状態にしておくということは、現在の勤務先の人事部・採用担当者に見つかってしまう可能性もあるということになります。
現在の勤め先にはまだ転職の意向を伝えていない場合、要らぬトラブルにも発展しそうで不安になってしまいますよね。
実際、2021年3月に『doda X』に登録した方は、登録してまずやるべきことは現職勤務先のブロック設定だったと述べています。
doda Xにも追加登録
登録したらまず最初にブロック企業の設定ですね(超大事)
転職サイトに登録したり更新すると弊社人事に筒抜けでバレバレなんですよね😭(転職サイトさん自動でブロックできません?)
年収上げることを第一にしてるので、今回はハイクラスのサービスを利用してみたいと思います
〔出典〕Twitter,2023年10月1日付.甲括弧は編集部による.
ただし、現在の『doda X』では、現勤務先への身バレについて懸念する必要はありません。
2023年10月13日現在、『doda X』では求人企業が直接レジュメを閲覧することはないサービスとなっています。
したがって、ご自身の同意のもとで企業へ応募を行わない限りは、求人企業へあなたの情報が渡ることはないのです。
スカウト機能がある転職サイトでは、求人企業から直接スカウトを受けられる機能があることも珍しくありません。
これは、求人企業側が登録者のデータベースを検索・レジュメを閲覧できる機能があるサービスということになります。
企業からの直接スカウトについては、応募先企業とのスピーディなやり取りや齟齬のないコミュニケーションを実現しやすいといったメリットがある反面、上述のような身バレの懸念が存在することになります。
たいていの場合は特定企業へ非公開にする機能が備わっているものの、やはり心配になる人もいるでしょう。
そんなとき、『doda X』であればそもそも応募前に求人企業がレジュメを直接閲覧することがないため、安心して利用することができるのです。
ここまで読んで『doda X』が気になった方はぜひ下記のリンクから登録してみてください。
4. 『doda X』の悪い評判と口コミからわかるデメリット
『doda X』の悪い評判・口コミからわかったデメリットは、大きく下記3点でした。
順に見ていきましょう。
悪い評判①:求人数が少ない・スカウト数が少ない
『doda X』を利用した人のなかには、『doda X』は求人数が少ないと感じた人がいるようです。
たしかに、『doda X』の求人数(公開求人数約5.7万件)は、比較対象としてよく挙げられる『リクルートダイレクトスカウト』(同33.3万件)や『ビズリーチ』(同12.3万件)に比べれば多いとは言えません(求人数は3サービスとも2024年7月時点)。
ただし、ヘッドハンターが持つ非公開求人の紹介がメインとなるスカウトサービスのシーンにおいては、公開求人数の多寡自体はそれほど利用感に影響を与えないと考えられます。
そこで口コミをよく検討してみると、「求人数が少ない」とうよりは、「送られてくるスカウトの数が少ない」という不満を抱いている人がいることがわかりました。
メッセージ数が少ない
■転職エージェントからのメッセージ数比較
ビズリーチ > リクルートダイレクトスカウト > doda X
これは実際に起こり得ることで、人によっては登録後、それほど多くのスカウトを受け取れない可能性もあります。
ただし、実際に受けられるスカウトの数については、利用者それぞれのキャリアに大きく依存するため、人によって満足感はかなり異なる点に注意が必要です。
転職サイト・転職サービスにはそれぞれの強みというものがあり、それに合致した求人情報やヘッドハンターが集まります。
そして、やはりサイト・サービスの傾向に合った求職者のほうがスカウトを受けやすいのも自然でしょう。
たとえば、以下の人の場合は『doda X』のスカウト数は利用サービス内で比較的多いほうであったと述べています。
リクルートダイレクトスカウトと日経転職版はぜんぜんオファーこない。。
ミドルの転職は中くらい?
ビズリーチとdoda Xはそこそこ来る。
この違いはなんなんだぜ?
〔出典〕Twitter,2023年10月19日付.
たとえば、『doda X』の公開求人約5.7万件のうち約99.9%は年収下限600万円の求人(2024年7月時点)であることから、現年収が600万円からかけ離れている人にはヘッドハンターも声をかけにくい可能性があります。
求人票に記載の想定年収はそのポジションに期待する役割・能力を念頭に設定されており、また転職後の年収は現年収を参考に検討されます。
現年収と募集年収との間に大きなギャップがある場合には、求める人材像と何か離れた要素がある可能性が考慮され、スカウトの声がかかりにくくなる可能性もあるでしょう。
といっても、ヘッドハンティング型の転職サービスでは大幅な年収アップを実現する大抜擢オファーも珍しくありません。
したがって、スカウトの数自体が少ないように感じた場合は、まず自身の登録情報(プロフィール・レジュメ)の見直しをしてみると良いでしょう。
スカウトの数・頻度がある程度軌道になるまではちょっとずつ変更・ブラッシュアップを繰り返し、自分にとってフィット感のあるメッセージ頻度になったころからはメッセージチェックだけに切り替えるのが利用のコツです。
悪い評判②:スカウトがこないとすぐに転職できない
『doda X』を利用した人からは、スカウトが来なくて転職活動を進められないという口コミが寄せられました。
たとえば、次の人は登録後に全然スカウトを受けられず、しびれを切らして別のサービスへ登録し直したようです。
スカウトが全然来ない
登録して2~3ヵ月ぐらい経つのですが、全然スカウトが来ない。
あまりにも来ないので、他社に切り替えました。
〔出典〕Career Theory自社アンケート
ヘッドハンターからのスカウトを待つのみの利用である場合、レジュメの内容やこれまでのキャリアによってはスカウト量を確保できず、うまく転職活動を進められない可能性があることに留意しましょう。
ところで、スカウトをまったくないしほとんど受けられない可能性があるのは、『doda X』に限った話ではありません。
たとえば『doda X』『リクルートダイレクトスカウト』『ビズリーチ』といったヘッドハンティング機能を持つ有名サービスは、いずれもハイクラス・高年収の人材に特化した転職サービスです。
現年収が高かったり、豊富なマネジメント経験やスペシャリストクラスの技能など、既にある程度のキャリア・実績を持つ人の転職にフォーカスしたサービスであり、集まっているヘッドハンターや求人情報もそうした人びとに特化しています。
そうしたターゲットユーザーと自身のキャリアに距離がある場合には、満足感を抱けるスカウト数・頻度とはならない可能性がある点に留意しましょう。
『doda X』の場合、公開求人数の傾向から、年収600万円前後からの人が利用するのがおすすめです。
公開求人では求人票記載の年収下限が600~900万円帯の求人が大半を占める(2024年6月時点)ので、転職後の年収がこの帯域を狙いうる現年収の人におすすめなのです。
他方、求人票の上限年収のほうでは年収1,000万円以上の求人が豊富に存在しており、「2,000万円」「2,700万円」の求人や、きわめて高いものでは「4,000万円」の求人情報を確認できました(2023年10月13日時点,当該求人は募集終了し次第確認できなくなる可能性があります)。
ヘッドハンターが持つ高年収求人にも期待できることを考えると、現年収600万円前後以上でさえあれば『doda X』の利用にあたって自身の年収が高すぎるということは気にする必要はないでしょう。
別の観点から述べると、転職活動の中期化・長期化という観点については、ヘッドハンティング・スカウトサービスのみで進める転職活動では比較的起こりやすい事象だと言えます。
スカウト機能は、基本的にはヘッドハンターからの連絡に期待するという「待ち」の機能です。
『doda X』ほど活動ヘッドハンター数の多い(約6,300名 2024年6月時点)サービスであればそれほど長く待たなくても良い可能性があるものの、基本的にはヘッドハンターの動きに依存するのがスカウトサービスの性質です。
短期決戦の転職活動を目指すなら、自身の動きだけで完結する求人サイト経由の転職活動か、おおむね1~3か月以内でのサポートを想定する転職エージェントでの転職活動がおすすめです。
しかしながら、『doda X』の場合にはこの点すらもカバーしています。
このサービスには自信で求人検索・応募を行えるサービス(求人紹介サービス)があり、こうした「待ち」以外の転職活動も進めることが可能なのです。
転職エージェントのように専任担当アドバイザーは付かないものの、『doda X』上で応募すればサービス内の担当者(応募先企業専任の担当者)が応募書類の提出や選考日程調整などを代行してくれるので、とても効率的です。
次の章では、ここまで述べたメリット・デメリットを踏まえて『doda X』の利用をおすすめできる人の特徴について紹介します。
5. 『doda X』がおすすめな人
結論からいうと、ハイクラス・ハイポジション転職を考える方は『doda X』に登録するべきです。
特に、以下のような特徴にあてはまる人はぜひ『doda X』を利用しましょう。
doda Xがおすすめな人
- 現年収600万円前後以上でキャリアアップしたい人
- マネジメント層・エグゼクティブ層としてハイクラス転職をしたい人
- 技術職・専門職のスペシャリストとしてハイクラス転職したい人
- 今すぐではないが、良い求人があれば転職したい人
- 転職エージェントとのやり取りは面倒だが企業とのやり取り仲介だけはしてほしいという人
以下のページから登録できますので、気になった方は、ぜひ一度登録してみてください。
登録はおよそ5分ほどで完了します。
5-1. 転職エージェントは複数併用するのがおすすめ
『doda X』はハイクラス転職におすすめなサービスであるものの、転職エージェント・転職サイトは1つに絞らず複数併用するのがおすすめです。
なぜなら、併用することで以下3点のメリットがあるからです。
- 最適なサポーター(アドバイザー・ヘッドハンター・コンサルタントなど)を選べる
- 用途によって転職サービス・エージェントを使い分けられる
- 独占案件をカバーできる
特に、ハイポジションの求人や高年収・好待遇の求人は、各人材紹介会社やヘッドハンター1者(社)にだけ預けられている独占求人であることも珍しくありません。
同時に、ハイクラス求人は募集要件も期待される役割もかなり細かく規定されているので、自身のキャリア・志向と求人企業のニーズがぴったり一致する求人というのは、思いのほか少ないものです。
だからこそ、候補企業の分母を少しでも多く確保して、最適なキャリア選択を行う期待度を上げることが大切です。
『doda X』がぴったりなハイクラス人材の方にこそ、ハイクラス向け・ハイキャリア向けの転職サービス・転職エージェントの併用をおすすめします。
実際、併用先の転職エージェントで自分に最適なキャリアコンサルタント・案件を見つけて、転職を成功させた方も多いです。
もし詳しく知りたい場合は、以下の記事に詳細を記載していますのでぜひご覧ください。
5-2.『doda X』を活用する人が併用すべき転職エージェント・転職サイト
ここでは、『doda X』を活用する人が併用すべき転職エージェント・転職サイトを紹介します。
下記の3つに分けてご紹介します。
以下にてそれぞれのエージェントの特徴を紹介しますが、次の章へ進みたい方は以下のボタンから6章『doda X』利用の流れへスキップしてください。
キャリアに自信がある方におすすめのハイクラス向け転職エージェント・転職サイト5選
キャリアに自信がある全ての方におすすめの転職エージェントを紹介します。
リクルートダイレクトスカウト | リクルート運営のヘッドハンティング型サイト
『リクルートダイレクトスカウト』は、人材業界最大手「リクルート」が運営するヘッドハンティング型転職サイトです。
10万件以上の公開求人を保有する『リクルートダイレクトスカウト』は、国内最大級のハイクラス向けの人材サービスです。保有求人数は他社を凌ぐ勢いがあり、ハイクラス転職を目指すならまず登録すべきサービスでしょう。
公開求人はスマホやパソコンからいつでも検索できるので、「まずはどんな求人があるか見たい」「情報収集から始めたい」という方でも気軽に利用できて便利です。
なにより、『リクルートダイレクトスカウト』には実力と実績を兼ね揃えたヘッドハンターが在籍しており、ハイクラス転職をアシストしてくれます。
たとえば、年収アップやキャリアアップに繋がる企業の提案、自分では知りえなかった企業とのマッチングなど、あなたの経歴やスキルに合わせたスカウトを提示してくれるのです。
「時間をかけてレベルの高いハイクラスの求人を見つけたい」「信頼できるヘッドハンターからスカウトされたい」とお考えの方は、まずは無料の会員登録から始めましょう。
ビズリーチ | CMで話題のヘッドハンティング型サイト
『ビズリーチ』は、管理職・専門職などのハイクラス向け求人に特化したヘッドハンティング型転職サイトです。
保有求人の3分の1以上が年収1,000万円を超える『ビズリーチ』は、月額課金制度を導入しているハイクラス向け人材サービスです。高年収求人が豊富であり、本気でハイクラス転職を目指す方から人気を集めています。
企業の求人情報と求職者の登録情報をそれぞれ事前審査することで、質の高いマッチングを実現しており、「自分に合った企業と出会いたい」「自分の市場価値を確かめたい」という方にとっては理想的なサービスといえるでしょう。
他社人材サービスとの大きな違いは、プレミアムステージと呼ばれる有料プランの存在です。
■ビズリーチの有料プランと無料プランの違い
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観点 | 無料プラン (スタンダードステージ) |
有料プラン (プレミアムステージ) |
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求人検索・閲覧 | △ 可能(企業名を除く) |
〇 可能 |
求人応募 | △ 一部のみ |
〇 全ての求人で可能 |
スカウトの閲覧・返信 | △ プラチナスカウトのみ |
〇 全てのスカウトで可能 |
各種コンテンツの利用 | ✖ | 〇 |
【出典】ビズリーチ:よくあるご質問,2023年10月3日閲読
月額課金制の転職サイトは業界でも珍しく、一見、デメリットに感じる方もいるかもしれません。しかし、あえて有料にすることで企業優位に偏らないサービスの提供を実現しており、利用者にとって本当に満足できるスカウトを届けてくれると評判です。
有料プランには1週間の無料体験もあるため、「本気でハイクラス転職したい」「自分の可能性を確かめたい」とお考えの方は、公式サイトから会員登録することをおすすめします。
パソナキャリア(ハイクラス)|サポート力とマネジメント層のキャリアアップに強みを持つ人気の転職エージェント
『パソナキャリア(ハイクラス向け)』は、大手人材サービス会社「パソナグループ」が運営するハイクラス向け転職エージェントです。
4万5,000件以上ある求人の約半数が年収800万円超えのハイクラス求人であり、登録するだけでハイクラス転職に一歩近づくことができます。
また、『パソナキャリア(ハイクラス向け)』では800件以上の独占求人を保有しており、希少な求人を求めて登録する方も数多くいます。
なにより、注目すべきなのが利用者満足度の高さです。
2019〜2023年オリコン顧客満足度調査の転職エージェント部門において、4年連続総合1位を獲得し、実績と信頼を兼ね揃えたサービスであることは疑いようがありません。
CareerTheory編集部が行ったアンケート調査でも、「満足のいく転職ができた」「サポートがよかった」という声が多く寄せられています。
「なるべく多くのハイクラス求人を見比べたい」「サポート体制が整った転職エージェントを探している」とお考えの方は、『パソナキャリア(ハイクラス向け)』をぜひ利用してください。
JACリクルートメント|エグゼクティブやスペシャリストの転職や外資・グローバル企業の転職に強み
『JACリクルートメント』は、ハイクラス・ミドルクラスの転職に強みのある転職エージェントです。
ロンドン発祥の転職エージェント『JACリクルートメント』は、外資系・国内企業のグローバルポジションに関する豊富な転職支援実績を誇ります。
ハイクラス人材・グローバル人材・ミドルクラス層に特化することで、クオリティの高いサービスの提供に努めており、対象となる利用者からは高い評価が寄せられています。
実際に、2019〜2023年オリコン顧客満足度調査では、ハイクラス・ミドルクラス部門で4年連続1位を獲得しており、専門性の高さはお墨付きです。
在籍するコンサルタントは、各業界・職種の専門知識と経営者視点を持つ少数精鋭のエキスパートばかりで、心強い存在であることは間違いありません。
「実績のある転職エージェントを利用したい」「ミドルクラスのハイクラス転職を成功させたい」とお考えの方は、ぜひ『JACリクルートメント』を利用しましょう。
ランスタッド | 外資系・グローバル企業に強いハイクラス向け転職エージェント
『ランスタッド』は、オランダに本社を置き世界39カ国、年間20万人の転職サポート実績を持つ世界最大級の外資系転職エージェントです。
世界規模でビジネスを展開する『ランスタッド』は、国内企業はもちろんのこと、グローバル・外資系企業に強いコネクションを有しています。
それゆえ、グローバル企業や外資系企業のハイクラス求人が豊富で、なかには『ランスタッド』にしかない独占求人も存在するのです。
求人情報の約80%を非公開にしている理由は、高年収やハイクラスポジションが狙える求人が豊富だからであり、まさにハイクラス転職への近道といっても過言ではないでしょう。
サポート体制も充実しており、各業界を知り尽くした専任コンサルタントから受けられる専門的なアドバイスには定評があります。
Career Theory編集部が行った調査でも、「外資系企業のハイクラス転職が叶った」「サポートが心強かった」といった声が聞かれました。
「外資系企業でハイクラス転職を目指したい」「専任コンサルタントにサポートしてもらいたい」とお考えの方は、ぜひ『ランスタッド』を利用してみてはいかがでしょうか。
IT・Web業界のハイクラス転職におすすめの転職エージェント・転職サイト3選
IT業界志望の方におすすめの転職エージェントを紹介します。
レバテックキャリア | ITエンジニア・クリエイター実績No.1
2位の『レバテックキャリア』は、保有求人の8割が年収600万円以上のハイクラス求人であるという転職エージェントです。
IT・Web業界に特化しており、ハイキャリア向け職種・業種の求人を幅広く保有しているので、今までの経験を活かしてキャリアアップしたいIT業界の人にとって非常に有力な選択肢となります。
『レバテックキャリア』では、IT業界に特化したキャリアアドバイザーが転職支援を行います。
Webエンジニア・インフラエンジニアなど職種ごとに分けられた専門チームが存在するため、信頼できるサポートを受けられます。
求職者と丁寧に希望条件を擦り合わせているため、結果的にミスマッチの少ない求人紹介を実現しています。
15年にわたってIT・Web業界のハイキャリア転職支援をしてきた経験から、どのような経歴やスキルが強みになるのか、それをどのように話せば良いのか、といった選考通過につながる実践的なアドバイスを提供してくれます。
ただし、『レバテックキャリア』は主にITエンジニア・デザイナーの経験者を想定したサービスであることに注意が必要です。
経験者向けの転職サービスであるため、経験が浅い方には不向きのサービスなのです。
今までの経験を活かし、業界に特化した専門性の高いサポートを受け「今より年収アップしたい」という方にこそおすすめの転職エージェントです。
リクルートエージェント(IT)|エンジニア経験者の転職に特化
『リクルートエージェント(IT)』は、IT業界でキャリアアップしたい方におすすめの転職エージェントです。
業界最大級の求人数を誇る『リクルートエージェント(IT)』は、年収アップが叶う求人が多数掲載されています。
優良企業の求人を多数保有しており、量が多いだけではなく、希望年収や条件に見合った質の高い求人を紹介してもらえることが大きな魅力です。
リクルートが調査した「転職時の賃金変動状況調査」によると、2023年1~3月にリクルートエージェントを利用して転職したITエンジニアのうち36%の転職者が、転職後の賃金が1割以上増え、3人に1人以上が、転職による年収アップを果たしていることがわかりました(リクルート:2023年1-3月期 転職時の賃金変動状況,2022.)。
上記の調査結果からも、『リクルートエージェント(IT)』は、キャリアアップしやすい転職エージェントであることがわかります。
『リクルートエージェント(IT)』のアドバイザーは年収交渉術に長けており、熱心に年収交渉をしてもらえることで、内定後の年収交渉で数十万円年収が上がる可能性もあるようです。
求職者自らが 交渉しにくい年収について、豊富な経験とノウハウを駆使し、アドバイザーがスムーズに進めてくれます。
多くの選択肢の中からキャリアアップ・年収アップ転職をしたい方には『リクルートエージェント(IT)』の利用をおすすめします。
Geekly(ギークリー)|IT・Web業界のエンジニアとクリエイティブ職に特化。ゲーム業界にも強い
『Geekly』は、IT・Web・ゲーム業界に特化したIT転職エージェントです。
主に、SE(システムエンジニア)・プログラマー、ゲームクリエイター職種などの求人を幅広く豊富に取り扱っていることが特徴です。
IT・Web関連企業の求人も多く、IT営業・コンサルティングやWebディレクターなどの管理職求人にも挑戦することができます。
今までの経歴や開発スキルを活かし、IT業界で新たな業務や職種に挑戦したい方、希望するIT職種が決まっている方におすすめです。
『Geekly』の最大の強みは、マッチング精度の高さにあります。
業界構造や企業のポジショニングに詳しく、言わばIT・ゲーム業界転職のプロ集団であるキャリアアドバイザーが転職をサポートしてくれます。
各社の文化や働き方など求人票からだけでは分からない情報も熟知しているので、求職者に合った求人をスムーズに提案してもらえます。
ゲーム業界の求人数・質も秀でており、求職者1人に対して平均48件の求人提案が可能であるため、結果としてニーズに合った求人を多数提案してもらえます。
キャリアの相談から選考対策といった手厚いサポートを受けられるため、面接通過率や内定率が高いことも特徴の一つです。
他のIT転職エージェントでは、登録〜面談〜求人紹介〜選考〜内定までのプロセスに約2ヶ月必要です。
『Geekly』は、内定までの平均期間が1ヶ月と他のエージェントと比べて短いことも評判です。
理由として、アドバイザーが紹介する求人とのマッチング精度が高いため、企業の選考・採用決定・内定までに多くの時間がかからないためです。
上記の理由から、短期間で効率的に転職したい方にもおすすめの転職サービスです。
6. 『doda X』利用の流れ
この章では、実際に『doda X』に登録した場合のサービス利用の流れについて解説します。
『doda X』には「ヘッドハンティングサービス」と「求人紹介サービス」2つのサービスがあり、1度の登録・同じサイト上でどちらも利用することができます。
それぞれのサービスを利用する際の大まかな流れを、以下に解説します。
doda X利用の流れ①:ヘッドハンティングサービスの場合
『doda X』のヘッドハンティングサービスサービスを利用する場合は、大きくは以下の流れで進行します。
doda X利用の流れ①:ヘッドハンティングサービスの場合
- 会員登録・職務経歴の登録(求人紹介サービスと共通)
- ヘッドハンターからスカウトを受け取る
- 気になるスカウトがあればハンターに連絡
- ヘッドハンターと面談
- 応募書類(履歴書・職務経歴書)の作成
- 選考(書類選考・面接など)
- 内定獲得・入社
各ステップについて概要を見ていきましょう。
Step 1. 登録する
公式ページから登録を行います。
doda Xは無料で利用することができます。
Step 2. スカウトを受け取る
各業界に精通したヘッドハンターから、さまざまなハイクラス層向けの求人のスカウトメールが届きます。
スカウトを受け取りやすくするために、レジュメは丁寧に漏れなく記入しましょう。
Step 3. ヘッドハンターに連絡
興味をもったスカウトがあれば、ヘッドハンターにコンタクトを取りましょう。
Step 4. ヘッドハンターと面談
ヘッドハンターから、あなたの希望する企業の条件や仕事内容、ポジション、キャリア、給与・待遇などについて詳しく聞かれるので、しっかりと回答しましょう。
Step 5. 履歴書・職務経歴書の作成
これまでのキャリアを振り返り、スキル・経験・実績などを丁寧に整理して書類を作成しましょう。
Step 6. 書類選考・企業と面接
書類選考通過後、企業との面接を複数回行います。
面接日程に関してはヘッドハンターが企業と連絡を取りながら調整します。
Step 7. 内定・入社
採用選考終了後、転職希望者と企業の間で合意が得られた場合は雇用契約の締結を経て、入社という流れになります。
面接対策をしてもらいたい時や、応募先の企業の欲しい情報がある時など、気軽にヘッドハンターに相談することをおすすめします。
doda X利用の流れ②:求人紹介サービスの場合
『doda X』の求人紹介サービスを利用する場合は、大きくは以下の流れで進行します。
doda X利用の流れ②:求人紹介サービスの場合
- 会員登録・職務経歴書の登録(ヘッドハンティングサービスと共通)
- 以下の2ルートのうちいずれかで応募
- 自分で求人検索を行い気になる求人に応募
- doda Xの求人紹介担当から来たスカウトに応募
- 応募書類(履歴書・職務経歴書)の作成
- 選考(書類選考・面接など)
- 内定獲得・入社
求人紹介サービスの場合は、通常の転職サイトにあるように自ら求人検索をかけて応募するか、『doda X』の求人紹介担当者(各求人企業に対するサービス側の担当者)があなたのレジュメを見て声をかけてくるスカウトに返信・応募するかという2通りの応募方法があります。
いずれの場合にせよ、企業へのエントリー・書類提出や面接日程の調整などは、各求人紹介担当者が行ってくれます。
この点は転職エージェントにかなり似ているのですが、この「求人紹介担当者」というのは、利用者それぞれに付く専任アドバイザーではない点に注意が必要です。
求人紹介担当者はそれぞれ、『doda X』に求人を預ける企業各社の担当者です。
いわゆる法人営業のイメージで、各担当者にはそれぞれの担当企業というものが決まっています。
したがって、スカウトされる求人・応募する企業によっては、複数の求人紹介担当者に出会うことがあるでしょう。
たとえばあなたがA社とB社の2つに応募するとして、それぞれの企業の担当者が異なる場合、A社の求人紹介担当者・B社の求人紹介担当者それぞれから連絡を受ける場合があるのです。
このように、『doda X』の求人紹介担当者は、利用者のほうを担当するキャリアアドバイザーとは異なります。
転職エージェントにあるようなキャリアカウンセリング(面談)はなく、電話やメールなど非対面でのコミュニケーションが行われます。
ただし、ただエントリーの仲介をしてくるだけの事務的なサポーターではなく、応募にあたってはしっかりとサポートを提供してもらえます。
各求人紹介担当者は応募先企業と直接のコミュニケーションを取っている人たちなので、各社の採用背景・方針や職場環境など、内部の事情に精通しています。
求人票だけからでは読み取れない情報を教えてもらうことができるので、応募先選びや選考対策について頼れる存在となるでしょう。
7. 『doda X』に関するQ&A6選
『doda X』に関してよくある質問をまとめました。
- 『doda X』は登録が難しいですか?
- 『doda X』のヘッドハンターとの面談のキャンセルは可能ですか?
- 応募を急かされた場合はどうすれば良いですか?
- ビズリーチ ・リクルートダイレクトスカウト・doda Xのどれが良いでしょうか?
- プラチナ/ダイヤモンドスカウトとはなんでしょうか?
それぞれご紹介します。
Q1. 『doda X』の登録は難しいですか?
『doda X』の登録自体は難しくないです。下記のリンクから登録することが可能ですので、気になっている方は気軽に登録してスカウトが届いたらヘッドハンターから話を聞いてみることをおすすめします。
Q2. 『doda X』のヘッドハンターとの面談のキャンセルは可能ですか?
『doda X』に限らず、面談のキャンセルは当日でも可能ですが、最低限のマナーとして早めに連絡しましょう。特に無断キャンセルは絶対にやめるべきです。
なぜならば、コンサルタントに「転職に対する意欲の低い求職者」と思われて、サポートの優先順位を下げられる恐れがあるからです。
そういった弊害を避けるためにも、キャンセルを希望する場合は、早めに連絡をするようにしましょう。
Q3. 応募を急かされた場合はどうすれば良いですか?
万が一、応募を急かされるようなことがあったら、担当者変更を申し出るか、見限って他の転職エージェントに切り替えるようにしましょう。転職活動はあなたの人生にとって極めて重要なものなので、他者に急かされるがままに活動することは避けるべきです。
Q4. ビズリーチ ・リクルートダイレクトスカウト・doda Xのどれが良いでしょうか?
『ビズリーチ』『リクルートダイレクトスカウト』『doda X』は、それぞれハイクラス人材向けにヘッドハンティング(スカウト)サービスを提供している転職サイト・転職サービスです。
それぞれに異なった特徴があるため、どれが良いと一概には言えません。
ただし、ハイクラス向けのヘッドハンティング(スカウト)はどんなものかと試してみたい人は、完全無料で利用できる『リクルートダイレクトスカウト』と『doda X』から試してみるのが良いでしょう。
また、『doda X』にはヘッドハンティングだけでなく求人紹介サービス(自分で求人検索・応募ができる&『doda X』内の求人紹介担当者からもスカウトが届く)も利用できるので、スカウトを待ちつつ自分でも積極的に応募していきたい場合は、『doda X』から優先的に試すのがおすすめです。
以下にそれぞれのサービスの特徴や口コミ・評判での評価をまとめたので、サービス選びの参考にしてくださいね。
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転職サービス | 口コミ満足度 | 公開求人数 | 特徴 | 良い評判・メリット | 悪い評判・注意点 |
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約5.7万件 (2024年7月時点) |
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約33.3万件 |
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約12.3万件 |
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〔求人数〕2023年10月14日時点.
『リクルートダイレクトスカウト』『ビズリーチ』については以下の記事で詳しく確認できますので、気になる方はぜひご確認ください。
Q5. プラチナ/ダイヤモンドスカウトとはなんでしょうか?
スカウトの種類について、公式では下記の通り説明されています。
プラチナスカウト
企業の戦略に影響を及ぼす重要なポジションにふさわしいと判断された会員のみに送られるスカウト
ダイヤモンドスカウト
秘匿性が高い、企業の枢要を担うポジションへのスカウト。
doda Xが特に高く評価するヘッドハンターにだけ送信が認められている、通常のスカウトとは一線を画した特別なスカウト。
8. まとめ
ここまでdoda Xについて解説しましたが、いかがでしたか?
この記事を読んで、『doda X』に興味を持たれた方は、ぜひ登録をしてみてください。
もし他の転職サイトも試して比較してみたい場合は、以下16社のうち、気になったところへ登録することをおすすめします。
ハイクラス向け転職エージェント・転職サイトおすすめ5選
- 『リクルートダイレクトスカウト』
- 『ビズリーチ』
- 『パソナキャリア(ハイクラス)』
- 『JACリクルートメント』
- 『ランスタッド』
最高のキャリア選択ができることを祈っています。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。
いまは財務の責任者のポジションを任され、海外でのM&A案件も担うなど、社長直下でさまざまな経営課題にあたっています。
転職活動中は仕事が忙しく時間の調整もなかなかできませんでしたが、こちらが申し訳ないと思うほど丁寧にサポートしていただきました。
業務後の夜21時という時間でも気持ちよく応じていただき、歩調をすべて合わせてくださったからこそ、活動が続けられたと思っています。
人として本当に信頼できる方で、いまでもプライベートでおつきあいしています。
〔出典〕doda X公式サイト,2023年10月13日閲読.