公認会計士おすすめ転職エージェントランキング8選|失敗しないための全知識

会計士 転職エージェント

公認会計士から転職したいと思っても、
今よりも給料が下がってしまうのではないか?
ワークライフバランスをとれるか心配
という悩みがあると思います。

結論として、公認会計士は市場価値が高く転職において有利なため、自分の希望にあった転職がしやすいと言えます。

ただし、優れた転職エージェントを見つけて、なおかつエージェントを有効活用できないと、自分の希望にそぐわない転職に繋がる恐れがあります。

そのため、この記事では転職のプロとして公認会計士の転職のサポートをしてきた私が、公認会計士に人気の転職先やおすすめの転職エージェント、エージェント活用のポイントについて、以下の流れでご紹介します。

  1. 公認会計士おすすめ転職エージェントランキング8選
  2. 公認会計士の主な転職先5選
  3. そもそも公認会計士が転職エージェントを使うべきたった1つの理由
  4. 転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
  5. 【図解】転職エージェント利用の流れ
  6. 公認会計士の転職でよくあるQ&A5選

全て読めば、あなたの希望にあった転職先や、本当に使うべき転職エージェントがわかり、転職が成功する確率がグッと上がるでしょう。

1.公認会計士おすすめ転職エージェントランキング8選

ネット上には、下記のように、公認会計士向けの転職エージェントは数多く存在しており、どれを使うべきか比較しきれない方が多いと思います。

転職エージェント

そのため、下記の観点で評価・厳選し、ランキングを作成しました。

  • 掲載求人数:非公開求人を含めた求人の量
  • 登録数(実績):多くの公認会計士が選んでいるか・ノウハウは蓄積されているか
  • 満足度:実際の口コミなどからサポートの手厚さなどを評価

以下の表にランキング形式で紹介していくので、気になる転職エージェントがあればぜひ登録してみてください。

この中から数社登録していただければ、あなたの転職成功へ一歩近づくことでしょう。

転職
エージェント
公認会計士
求人数
1位.
WARC AGENT
1,000件以上
2位.
ジャスネット
キャリア
900
3位.
MS-japan
800
4位.
REXアドバイザーズ
非公開
5位.
マイナビ会計士
600件
6位.
パソナキャリア
【士業・管理部門特化版】
非公開
7位.
リクルート
エージェント
300
8位.
ビズリーチ
500

※登録すると連絡があります。詳細はこちらをご確認ください「5. 【図解】転職エージェント利用の流れ

転職エージェントを上手に使いこなすための大切なポイント

転職エージェントをうまく使いこなすためには「複数の転職エージェントに同時に登録し比べる」ことを意識しましょう。

  • 理由① 自分に合う優秀な担当者を選ぶことができる
  • 理由② 各社が持つ非公開求人の中から条件に合った求人を見つけやすい

万が一エージェントが合わず、途中で利用を停止しても問題はないので、3社以上の転職エージェントに登録することをオススメします。

1位:WARC AGENT【ハイクラス×ベンチャー転職】管理部門専門 転職エージェント

WARC AGENT

WARC AGENTは、公認会計士のハイクラス×ベンチャー転職に特化している、管理部門専門の転職エージェントです。

両面型エージェントで求職者と求人企業のどちらのサポートも行っているので、ミスマッチの少ない希望条件に合った企業選択ができます。

求人保有数は1,000社以上と豊富に取り揃えており、就職支援実績は600名以上。

経営管理部門のキャリアに関する深い理解や知見があるスタッフ対応で、利用者の満足度が高く、信頼できるエージェントとなっています。

 

2位:ジャスネットキャリア|会計、経理、財務分野に特化

ジャスネットキャリア

ジャスネットキャリア』は公認会計士が創業した、会計、経理、財務分野に特化している転職エージェントです。

エージェントに高い専門性があり、豊富な経験も蓄積されているため、質の高いサポート受けることができます。

また、教育サービスも展開しており、転職者のキャリア形成への支援も充実しています。

取引実績企業が4,000社以上にわたり、幅広く求人を保有しているため、年齢層・職種・年収などの細かい条件に応じた求人紹介が可能です。

ジャスネットキャリア公式サイト:
https://career.jusnet.co.jp/

3位:MS-JAPAN|高い専門性、管理部門に強み

MS-JAPAN

MS-JAPAN』は、管理部門に特化しており、弁護士や公認会計士などの資格領域において高い専門性を持った転職エージェントです。

創業から25年以上、管理部門や会計スペシャリスト領域においてトップの実績を誇っており、常に最新の市場動向を踏まえたきめ細やかなサポートを提供しています。

また、監査法人・会計事務所の求人数が800件以上(公開求人のみ)と豊富であり、さらに非公開の求人も多数取り揃えています。

MS-JAPAN公式サイト:
https://www.jmsc.co.jp/

4位:REXアドバイザーズ|専門性の高いアドバイスが受けられると人気

REXアドバイザーズ HP

REXアドバイザーズ』は会計士・税理士や企業の管理部門経験者へのサポートに特化した転職エージェントです。

利用者からの支持も厚く、専門性の高いアドバイスを得られると好評です。

また求人検索システムをオープンにしているのも会計士や税理士に特化した転職エージェントには珍しく、豊富な会計士・会計士試験合格者対象の求人を参照できます。

それらの求人の多くはパートナーや事業所の部門長クラスから直接寄せられたもので、『REXアドバイザーズ』は、求人事業所が求める人材像や組織の風土まで詳しくヒアリングした上で求人を預かっています。

だからこそできるマッチ度の高い求人紹介や転職サポートが、利用者の満足につながっているのです。

REXアドバイザーズ公式サイト:
https://www.career-adv.jp/lp/casual/

5位:マイナビ会計士|会計士特化型エージェント

マイナビ会計士

マイナビ会計士』は会計士専門の転職エージェントで、業界に深い知見を持ったコンサルタントが書類作成から面接対策まで指導を行う『サポートの手厚さ』が特徴です。

そのため、初めての転職を考える方にはまず登録していただきたい一社になります。

また、大手人材会社であるマイナビが運営しており、本体サイトと連携した豊富な求人数を保有しているのも魅力と言えるでしょう。

マイナビ会計士公式サイト:
https://cpa.mynavi.jp/

6位.パソナキャリア【士業・管理部門特化版】|サポート力No.1

パソナキャリア

パソナキャリア【士業・管理部門特化版】』は、年収700万以上の士業・管理部門の方に特化したサービスです。

元人事・元計理士など実務経験豊富なアドバイザーが多数在籍しているのが、魅力と言えます。

パソナキャリアは、オリコン顧客満足度1位を獲得しており、サポートが親切丁寧と好評のサービスですので、年収700万以上の士業・管理部門の方は是非以下から登録してみましょう。

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7位:リクルートエージェント|圧倒的な求人数を誇る

リクルートエージェント

『リクルートエージェント』は、圧倒的求人数を誇る転職エージェントです。

求人の量・質ともに優れており、転職を考える方にはまず登録していただきたい1社になります。

公認会計士からの転職者が多い、戦略・経営コンサルティング、M&A・IPOコンサルティング、監査法人の求人が7,000件以上あります。

また、転職成功者の62.7%が給料アップを実現しており、対企業への交渉力が高く、収入面でのサポートしているといえます。

リクルートエージェント公式サイト:
https://r-agent.com

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8位:ビズリーチ|ハイクラス向けヘッドハント型サイト

ビズリーチ

ビズリーチ』は、管理職・専門職などのハイクラス向け求人に特化したヘッドハンティングサービスです。

約1,700名のヘッドハンターが登録しており、数では約600名のリクルートダイレクトスカウトを圧倒しており、ヘッドハンティングサービスでは圧倒的首位となっています。

最近では年収500万円前後のミドル層への求人も豊富で、高年収を目指す全ての人におすすめできる転職サイトです

ビズリーチ公式サイト:
https://bizreach.jp/

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次の章では、公認会計士の主な転職先についてご紹介させていただきます。

2. 公認会計士の主な転職先5選

公認会計士の転職先というと、監査法人や会計事務所、事業会社を思い浮かべる方が多いと思いますが、コンサルティングファームや投資銀行なども当てはまります。

ここでは公認会計士の主な転職先を下記の5つご紹介します。

仕事内容 平均年収 代表企業
監査法人 企業や団体の決算書のチェックを目的とした公認会計士による法人。監査業務がメインになる。 600~1,000万円以上 有限責任 あずさ監査法人
EY新日本有限責任監査法人
有限責任監査法人トーマツ
PwCあらた有限責任監査法人
※大手監査法人のみ抜粋
会計事務所 法人・個人の税務相談、各種税務申告業務、記帳代行や決算業務などの税務・会計業務を行う。近年はアドバイザリー業務を行うこともある。 500~700万円
事業会社 最も多いのは決算業務、開示業務で、求人背景によっては監査業務・経営企画業務もある。 400~1,000万円以上
コンサルティングファーム 会計アドバイザリー業務、M&Aアドバイザリー業務、事業再生アドバイザリー業務など。 700~1,000万円以上 ベイカレント・コンサルティング
アビームコンサルティング株式会社
デロイト・トーマツ・コンサルティング
投資銀行 企業の資金調達やM&Aの支援が多い。 1,000万円以上(インセンティブ込み) ・JPモルガン
野村證券
日本政策投資銀行(DBJ)

※ここでは会計事務所を、従業員数99人以下の事務所としています。

順番に見ていきましょう。

監査法人

監査法人とは、クライアントの依頼に応じて財務書類の監査又は証明を組織的に行う公認会計士が設立した法人のことを意味します。

グローバル化に伴う会計基準や法律の見直しの増加、起業家の増加によるニーズの高まりなどから、監査法人は売り手市場が続いています

有名なのが、日本の4大監査法人である新日本あずさトーマツPwCあらたです。

大手監査法人の特徴として、給与面や福利厚生の待遇の良さ、充実した社員教育などが挙げられます。

ただし、大手企業を相手にするため一人当たりの業務量が多いとよく言われます。

一方、4大監査法人以外の準大手・中堅・中小監査法人は、給与面は4大監査法人に劣るものの、業務量が安定しており残業時間が比較的少ない傾向にあります。

会計事務所

会計事務所とは、法人・個人の税務相談、各種税務申告業務、記帳代行や決算業務などの税務・会計業務の代行をサービスとして、公認会計士・税理士資格を持つ人が運営する事務所のことです。

監査法人が監査中心であるのに対し、会計事務所では専門知識を活かした経営上のコンサルティングをすることもあり、業務の幅は広いと言えます。

待遇だけ見ると、監査法人の方がいいかもしれませんが、将来的に公認会計士としての独立を考えるのであれば、幅広く業務を経験できる会計事務所で働いてみるのもいいでしょう。

事業会社

グローバル化やITの進歩に伴い、公認会計士は事業会社でもニーズが高まっています。

企業形態ごとにご紹介します。

上場企業

大手上場企業に転職する場合、専門性を活かせる経理部門への転職がほとんどです。

財務諸表の作成をはじめとする財務・会計業務で力を発揮することになります。

また、それ以外にもM&Aや企業再編、経営企画の要員として採用されることがあります。

最近ではグローバル化に伴い、海外連結やIFRS基準での決算書作成ができる語学力を持った公認会計士の採用ニーズが特に高まっています。

中小企業・ベンチャー企業

長期的に考えて、CFOや経理部長になりたいと考えている方は、中小企業やベンチャー企業への転職が有利と言えます。

というのも、大手企業とは異なり、経理部門の体制の整備や、資金調達、IPO(新規公開株)の備えた業務など、重要な業務に携われる機会が多いからです。

外資系企業

外資系企業でも公認会計士は売り手市場と言えます。

というのも、外資系企業の増加に伴い、日本の会計基準の導入や社内制度の見直しをする企業が増えているためです。

なお、公認会計士資格をすでに保持しているのであれば有利と言えますが、USCPA(米国公認会計士)を保持していたり、語学力に自信があるとさらに転職が有利になります。

コンサルティングファーム

コンサルティングファームではM&Aや組織再編、事業再生、またグローバル化に伴う海外進出のサポートなどで、財務監査や税務調査、財務デューデリジェンスなどの経験を持つ公認会計士が求められています。

そのため、採用ニーズは高いと言えます。

なお、語学力があるとさらに転職を有利に進めることが可能です。

投資銀行

投資銀行の高い報酬や大きなM&A案件に携われることを魅力に感じ、転職する人も一定数います。

ただし、投資銀行は景気に左右されやすいため、採用動向の良し悪しは一概には言えません。

また、転職を考える際は投資銀行に特有のタフな風土に適応できるか考えた方がいいでしょう

次の章では、そもそも転職エージェントを使うべき理由についてご説明いたします。

3.そもそも転職エージェントを使うべきたった1つの理由

転職エージェントを使うべきたった1つの理由は、『転職の成功確率がずっと高いため』です。

実際、転職エージェントへ登録することによって以下2点の恩恵を受けることができます。

では、順にご説明します。

メリット(1) 非公開求人など、求人の幅が大きく広がる

転職エージェントを利用することで、様々な求人を見ることが可能になります。

例を挙げると、リクルート社が運営する『リクナビNEXT(転職サイト)』と『リクルートエージェント(転職エージェント)』では求人数を比較すると、転職エージェントの方がより多くの求人を保有していることがわかります

求人数比較

さらに、転職エージェントで一般公開している「公開求人」のみならず、「非公開求人」まで見ることができるので、幅広い求人を見たいのであれば、必ず登録すべきだといえるでしょう。

〜非公開求人〜
事業戦略上、表立って募集はできないが、こっそり人を採用したい企業がエージェントに依頼する内容のもので、給与やポジションなどがハイグレードであるという特徴があります。

非公開求人も見ることで、ご自身の希望する労働条件や職場を見つけられる可能性がグッと上がります。

メリット(2) 転職のプロからサポートを受けることができる

この章では、転職エージェントがしてくれる『4つのサポート』について紹介をしていきます。

選考前から入職後まで、とにかく手厚いサポートを無料で行ってくれます。

フロー

反対に転職エージェントを使わずに転職をすると各ステップで非常に苦労するので、そこも合わせて説明していきます。

STEP1. 面談(希望条件などのすり合わせ)

転職エージェントに登録をすると、担当者が連絡をしてくれます。

そして、その後時間を合わせて、対面もしくは電話で面談を行い、「転職しようか迷っている」レベルの相談から「こんな職場に転職したい」などのヒアリングまでを行ってくれます。

また、あなたの希望に応じて、その後求人をガンガン紹介してくれるようになるので、以下のような譲れない条件があれば,ここでぶつけておきましょう。

  • 希望の給料やボーナスの水準
  • 夜勤なし、休みやすいなどの働き方の要望
  • 希望の勤務場所(立地や交通の便)
  • 「介護施設がいい」などの転職先の希望

STEP2. 求人の紹介

面談の後は、あなたの要望に合わせて求人を紹介してくれます。

要望に合った求人の中から、興味があるものがあれば、転職エージェントが応募手続きを代行して行ってくれます。

この時、転職エージェントだからこそ知っている職場の実情なども踏まえながら提案をしてもらえます。

また、転職エージェントの場合、ネット上などに公開されている公開求人の他に、ネット上には公開されない「非公開求人」も存在します。

非公開求人は何がいいの?

転職エージェントを使っている方にとって、非公開求人は「好条件の求人が多い」というメリットがあります。

実際にネット上に公開されたら応募者が殺到してしまう、今働いている方よりいい条件になってしまうなど、非公開求人は「非公開にすべき理由」のあるいい求人が非常に多いです。

STEP3. 選考のサポート

履歴書や面接対策などの「受かるためのサポート」も転職エージェントは行ってくれます。

転職エージェントはあなたが転職に成功し、入職して初めて「紹介料」をもらえるからです。

そのため、紹介して終わりではなく、受かるためのサポートも徹底的に行ってくれます。

また、あなた自身ではなかなかしづらい、条件面の交渉も担当者が行ってくれますので、希望の条件をしっかりと伝えておきましょう。

STEP4. 内定後のサポート

内定した後もサポートは以下の面で、手厚く実施してくれます。

  • 職場側との条件などの調整
  • 入職手続きの代行
  • 現職の退職交渉のアドバイス

以上のように、内定が決まった後も入職するまでサポートしてくれ、面倒な手続きなどもほとんど代行してくれます。

~ここまでのまとめ~

転職エージェントに登録するべき理由について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。

登録することで、非常に大きな恩恵を受けられるので、とりあえず相談ベースでも登録することをおすすめします。※しかも登録は無料です。

  • メリット(1) 非公開求人など、求人の幅が大きく広がる
  • メリット(2) 転職のプロから丁寧なサポートが受けられる

次の章では、転職エージェントをより効果的に活用するポイントについてご紹介していきます。

4転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント

35歳が転職エージェントをうまく使うポイント

この章では、転職エージェントをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。

  1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
  2. 転職時期は最短可能日程で答える
  3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
  4. 経歴やスキルに嘘をつかない
  5. 推薦文は必ず確認する
  6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
  7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。

Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。

「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。

更新日

例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。

更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える

コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。

Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る

担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、

転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。

大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。

コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。

この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。

Point-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない

数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。

企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。

Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

転職エージェントも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。

優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWorkを利用して裏をとるようにしましょう。

以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。

openworkの口コミ

上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。

5【図解】転職エージェント利用の流れ

ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

転職エージェントに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう

スクリーンショット 2016-08-21 17.30.24

Step 1. まずは公式ページから登録する

それぞれの公式ページから登録を行います。

登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください

例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。

正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。

Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る

登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。

事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。

  • 転職希望時期は?
  • 希望する職種や業界は?
  • 希望年収は?

10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。

※最初からアポイント調整に入る場合もあります。

Step 3. キャリアカウンセリング

あなたが転職エージェントのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)

初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。

  • あなたのキャリアの棚卸
  • PRポイントの整理
  • 転職するべきかどうか
  • 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
  • どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
  • 転職についての要望の深堀

キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。

担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。

Step 4. 求人紹介を受ける

あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。

思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。

それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します

Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削

応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。

場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。

最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。

Step 6. 紹介された求人に応募する

選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。

自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。

求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職エージェント経由は圧倒的に有利です。

Step 7. 面接対策を受ける

応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。

あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。

Step 8. 企業との面接を行う

面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。

対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。

面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。

Step 9. 内定と退職サポート

内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。

また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!

Step 10.退会手続きをする

転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。

万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。

転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。

転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。

6.公認会計士の転職でよくあるQ&A5選

会計士の転職に関してよくある質問をまとめました。

Q1. 公認会計士から別の業界、業種に転職できますか?
Q2. 30代、40代の公認会計士でも転職できますか?
Q3. 事業会社と監査法人のどちらで働くか悩んでいます。
Q4. 異業種から会計業界に転職することは可能でしょうか?
Q5. 退職の切り出しが上手くできるか心配です。

順番に見ていきましょう。

Q1. 公認会計士から別の業種、業界に転職できますか?

転職できます。

2. 公認会計士の主な転職先5選」でご紹介した通り、会計分野における専門性の高さや企業会計、監査の経験は事業会社における財務、経理業務や財務系のコンサルティングファームにおいて重宝されます。

Q2. 30代、40代の公認会計士でも転職できますか?

30代、40代の方でも転職できます。

公認会計士としての専門性は転職において大きな武器になる上、ここ数年、公認会計士の売り手市場が続いているためです。

そのため、転職エージェントを活用して正しく転職活動を行えば問題ないでしょう。

Q3. 事業会社と監査法人のどちらで働くか悩んでいます。

結論、私の口からどちらがいいということは言えません。

なぜならば、事業会社と監査法人の双方にメリット・デメリットがあり、そのどちらを選ぶのかはあなた次第だからです

参考程度に、下の表に双方のメリット・デメリットをまとめておきます。

事業会社 監査法人
メリット ・休日出勤はないことが多い
・業務が安定している

・大手であれば福利厚生が充実している
・年収が高い傾向にある
・自分の意思で転勤ができる
・長期の有給休暇が取れる
デメリット ・年収が下がる可能性がある
・自分の希望で転勤や異動することが難しい
・クライアント都合の休日出勤がある
・業務量が多い
・福利厚生が充実していないことが多い

Q4. 異業種から会計職に転職することは可能でしょうか?

専門知識が必要なため経験者が優遇されますが、未経験でも転職可能です。

その理由としては、会計職の採用は門戸が広いためです。

ただし、転職を有利に進めるためにも余裕があれば簿記試験などを自分で受験して資格を取っておくことをオススメします。

Q5. 退職の切り出しがうまくできるか心配です。

下記のポイントを守れば失敗しにくいです。

  • 転職を決める時まで周囲には一切言わない
  • 最初は身近な上司に2人きりになったタイミングで伝える
  • 引き留めにあっても絶対に意思を曲げないこと

特に3つ目のポイントが大切で、人によっては引き留められて心変わりしてしまうケースもあります。

そうすると、転職を考えていたということで腫れ物扱いされたり、今後本当に転職したいときに切り出しにくくなります。

絶対に転職すると決めた時以外は退職を口にしてはいけません。

もし、退職の切り出しや交渉が心配ならば、以下の記事を読むと良いでしょう。

退職の切り出し方で失敗しないための全ポイント

6. まとめ

公認会計士の転職エージェントの選び方やおすすめを紹介しましたが、いかがでしたか?

転職エージェントを使うことで、転職成功に近づけることができるので登録してみることをオススメします。

まずは今回ご紹介した7社の中から数社を選んで、登録してみるといいでしょう

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。

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