デロイト・トーマツ・コンサルティングに転職すべき?口コミでわかる特徴と転職成功のポイント集

転職 デロイト

「中途採用で、デロイトに転職しようかな…?」と考えていませんか?

いざ転職したいと情報を探してみても、企業HPにはいい面しか書いていない上に、口コミサイトを見ても情報量が膨大で整理できず、本当に転職すべきなのだろうかと思ってしまうことでしょう。

加えて、これらのサイトでは教えてくれませんが、デロイト(デロイト・トーマツ・コンサルティング)への転職を成功するためのたった1つのコツも存在します。

このページでは、転職エージェントとして数多くの転職をアドバイスしてきた知見や経験をもとに、デロイトへの転職についてご紹介します。

  1. まとめ|デロイトの特徴と転職のポイント
  2. デロイトの企業情報
  3. デロイトの採用情報
  4. デロイトの求人情報
  5. デロイトに関する口コミまとめ
  6. デロイトへの転職を成功に導くたった1つのコツ
  7. デロイト転職で必ず登録すべき転職サイト4選
  8. 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選

すべて読んでいただければ、あなたがデロイトへ転職すべきか判断できるとともに、デロイトへの転職成功確率も劇的に上げることができるでしょう。

募集があるかどうかをすぐに知りたい方へ

募集には公開求人と非公開求人の2種類が存在します。

・公開求人|自社HPの採用ページや転職サイトでオープンに募集する
・非公開求人|少数の転職エージェントやヘッドハンター経由で内密に募集する

デロイトのようなコンサル系のトップ企業では、採用計画や事業戦略を公にしないために、重要なポジションは非公開求人の場合がほぼ全てです。

またエージェントにより保有案件が異なりますので、次のようなデロイトと関係の深い転職エージェントに複数社登録し、条件に合う募集がないかそれぞれに聞いてみましょう。

募集がなくても希望は伝えておき、募集がでたら即座にオファーを受けることのできる関係を築いておくことも、転職決定への重要なポイントです。

 

1. まとめ|デロイトの特徴と転職のポイント

次章以降で詳しく説明しますが、まず最初に「デロイトに転職する前に知っておくべきこと」の要点だけをまとめました。

デロイト レーダーチャート

デロイトの特徴

  • 国際的なデロイトグループの一員として、日本におけるコンサルティングサービスを担う
  • 実力主義で結果を出すことが非常に求められるため、自己成長を実感している人が多数
  • ロジックさえ通っていれば上司とも議論しやすいが、横のつながりはあまり良くないという声も
  • 平均年収は784万円で同業の中でも高めという声も目立ち、満足している人も多数
  • 残業は平均月75〜85時間と基本的に仕事量は多く、働き方もハード
  • 男女関係なく活躍できる環境で、家庭・育児と両立するには家族の協力も必要という声も

デロイトへの転職のポイント

  • 中途採用は随時行なっている
  • コンサルタントの求人は「業種別、機能別、デジタル」などに専門ポジションでの採用が大半
  • 非公開求人も紹介してもらえるように、後ほどご紹介する転職エージェントに登録するのがおすすめ

2. デロイトの企業情報

  概要
 本社所在地 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング17階
本店所在地 東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル 4階
 代表者 代表執行役社長 宋 修永
 設立 1993年4月
 資本金 5億円(2017年11月)
 売上 388億ドル(全世界ベース、2017年5月)
 従業員 2,542名(2017年4月)
 事業内容 経営コンサルティング

2-1. 事業内容

デロイトは、世界四大会計事務所の1つであるデロイト・トウシュ・トーマツの一員として、日本のコンサルティングサービスを担っています。

クライアントの経営課題を支援するために、戦略立案から遂行・改善まで幅広いサービスを提供しています。

デロイト 本社

デロイトは以下の通り、様々な業界・業種ごとの専門的知識とプロジェクト経験をもつ「インダストリーサービス」と、顧客の様々な組織、機能、目的に対応したサービスを提供する「コンピテンシーサービス」の2つの切り口で展開しています。

(※下をクリックすると、業種別・分野別のサービスなどをチェックすることができます。)

インダストリーサービス
コンピテンシーサービス

ちなみに、デロイトグループの事業領域とグループ会社をまとめたものが以下です。

デロイトグループ会社

2-2. トップメッセージと事業計画

デロイト トップメッセージ

デロイト企業HPより

デロイトは、『100年先に続くバリューを、日本から。』と掲げ、顧客の課題解決はもちろん、持続可能な社会の創造とその発展に貢献していくことを目指しています。

2018年に就任した宗社長は、優秀な人材を集めるために、”コンサルティング会社は長時間労働でハード” というイメージを変えるべく、まず働き方を変えていくことを重視しています。

その上で、より質の高い研修などを通じてコンサルタントのレベルをさらに高めると共に、徹底した効率化と収益性の向上を推進しています。

2-3. グローバル展開

デロイト グローバル展開

SlideShareより

デロイトは、日本で100名超・グローバルでは5000人超のコンサルタントを擁する業界最大規模のコンサルティングファームです。

また、海外80都市に1000名強に及ぶ日本語バイリンガルを有する日本語対応サービスも強みの1つです。

中国、東南アジア、インド、欧米に100名近くの駐在員を派遣しており、海外駐在のチャンスもある他、日本企業の海外進出に伴う長期出張などもあります。

ただし、口コミをみると、デロイトのメンバーファームであるが海外との連携は緩やかで、日本企業的な雰囲気も強いという声もあります。

そのため、海外志向の人は、他のコンサルティングファームとも比較しながら、前向きに検討することをおすすめします

デロイト企業HP:https://www2.deloitte.com/jp

見るべきポイント
事業概要 自分が希望する事業以外に、会社の主力となる事業をチェックします。希望事業以外に異動するケースもあり、本当にその企業で働きたいかしっかり考えましょう。
採用情報 「求める人物像」などをチェックして、あなたに合うかを考えましょう。
会社理念・社長メッセージ 会社がどこへ向かっているのかをチェックします。
会社理念があなたの考えと違うのなら、どれほど好条件求人でも転職は避けましょう。

3. デロイトの採用情報

業界大手のコンサルティング企業なのですね。どんな待遇で転職する事ができるのでしょうか?

3章では、デロイトの採用情報についてお伝えします。

3-1. デロイトの採用職種

現在、デロイトの採用HPでは、以下の職種で中途の募集があります。

デロイト 採用職種デロイト 採用職種

デロイト企業HPより

上のように専門ポジションごとに様々な募集があるため、その他の職種でも随時募集される可能性は十分あります。

そのため、もし転職を検討している人は採用HPや大手転職エージェント等から随時情報収集しておくことをおすすめします。

3-2. 平均年収

転職時の平均年収 : 750〜850万円

社員の平均年収 : 784万円(平均年齢32.0歳/※非上場企業のため、口コミによる参考値)

デロイトの平均年収は784万円(口コミベース)で、業界の中でも高めという声も目立ちます

また、コンサルタントのポジションごとの年収の目安は以下の通りです。

ポジション 平均年収 (新卒入社の場合の目安)
ビジネスアナリスト 600万円 (1〜2年目)
コンサルタント 700万円 (2〜5年目)
シニアコンサルタント 1000万円 (5〜8年目)
マネージャー 1200万円 (8〜10年目)
シニアマネージャー 1500万円 (10年目〜)
パートナー / ディレクター 3000万円〜 (能力次第)

ちなみに、裁量労働制を採用しており、みなし労働時間を超えた分については申請することもできますが、部署や上司によっては申請しづらいこともあるようです。

3-3. 労働環境

平均残業時間 月:75〜85時間

デロイトの平均残業時間は【75~85時間程度】で、平均時間で比べれば同業の中ではやや多めと言えます。

グループに監査法人も持つため、法令順守への意識は非常に高く、社内ルールもしっかり整備されているという声もあります。

近年は働き方改革にも着手していますが、残業が月100時間を超えることも珍しくない他、仕事の進め方やワークライフバランスなどはユニットやパートナーなどによって大きく異なるという声も目立ちます。

そのため、もし転職を検討する際には大手転職エージェントにしっかり確認することをおすすめします。

3-4. 中途採用メッセージ

デロイト 中途採用メッセージ

採用HPでは中途向けに、『協働する仲間と共に、活躍の場は、世界中どこでも〜Join Deloitte!〜』とメッセージしています。

また、中途採用で求める人物像としては、以下の4つを挙げています。

デロイト 中途採用

これら「熱い想い、グローバルなマインドセット、深い専門性、長期的な自己実現ビジョン」というキーワードを軸として、自己アピールを組み立てるのが良さそうです。

加えて、中途採用ページの社長インタビューでは、その他のコンサルティングファームとの違いとして、「人間性やチームワークを重んじる文化」についても触れられています。

そのため、困難な状況において強いリーダーシップを発揮して、チームとして目標を達成した経験などもアピールできるとなお良いでしょう。

※デロイトの採用情報をもっと知りたい人は…

下記サイトを参考にして下さい。

4. デロイトの求人情報

デロイトへの転職を検討しています。どんな求人がありますか?

ここから、デロイトの求人情報をご紹介します。大手転職サイト『パソナキャリア』を使って調べると、インダストリーサービス」「コンピテンシーサービス」に加えて、テクノロジー、地域別の中途の求人もありましたのでこの後すぐ紹介します。

ちなみに、ここでは紹介しきれませんが、人事や業績管理などのコーポレート業務は、グループ会社(デロイト・トーマツ・コーポレート・ソリューション合同会社)で担っており『doda』に様々な求人がありました。

世の中に公開されていない求人を得るために

実は企業採用HPや転職サイトには載っていない「非公開求人」がある可能性があるため、後ほどご紹介する大手転職サイトに登録することをおすすめします

もし登録しておけば、非公開求人の紹介はもちろん、今後募集があればすぐに連絡をもらえるため便利です。

さらに、デロイトの他にも、同じくらい優良企業の中から条件にあった求人情報を紹介してもらえる可能性もあります。

4-1. インダストリーサービスは「自動車、金融、組織、人材、防衛」などの分野で中途の求人あり

デロイト 中途採用  デロイト 中途採用

デロイト 中途採用

パソナキャリア』では、インダストリーサービスとして「自動車、金融、組織、人材、防衛」などの分野で中途の募集がありました。

前職までの経験を活かして特定の業種でコンサルタントとしてキャリアを積みたい人は特におすすめします。海外と関わるチャンスも多数あります。

いずれも必須要件は「コンサルティング会社や事業会社における応募職種の経験」などで、経験などに応じて具体的な担当業務が決定されます。

年収は620〜1500万円程度(特に自動車業界の経営コンサルタントは目安が2000万円まで)なので、高給も十分狙うことができます。

4-2. コンピテンシーサービスは「戦略、会計、オペレーション」など領域の中途の募集あり

デロイト 中途採用

デロイト 中途採用

デロイト 中途採用

デロイト 中途採用

パソナキャリア』では、上記はほんの一例ですが、コンピテンシーサービスも「戦略、会計、オペレーション」など様々な中途の募集がありました。

海外と関わる機会の多いポジションもある他、経験などによっては高給を十分狙うこともできるため、特定分野で専門性を深めていきたい人はぜひ検討してみることをおすすめします

いずれの職種も「コンサルティングファームまたは事業会社での応募職種の経験」が必須要件とされており、年収は620〜1500万円程度です。

4-3. テクノロジーディビジョンでは「テクノロジーコンサルタント、テクノロジーアドバイザリー」などの中途の募集あり

デロイト 中途採用

デロイト 中途採用

パソナキャリア』では、「テクノロジーコンサルタント、テクノロジーアドバイザリー」などの職種で中途の募集がありました。

「テクノロジーコンサルタント」は、世の中でAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)がますます重要になる中で、IT戦略、ITを活用した業務効率改善、デジタルマーケティングなど幅広い業務を担う重要なポジションです。

また、「テクノロジーアドバイザリー」は顧客のIT責任者に対して、テクノロジーを活用した経営課題解決を提案するやりがいのあるポジションです。

ともに必須要件は「コンサルティングファームまたは事業会社での応募職種の経験など」で、年収は620〜1500万円と経験次第で高給も十分狙うことができます。

4-4. エリア採用は「福岡で経営コンサルタントの中途の募集あり

デロイト 中途採用

パソナキャリア』では福岡オフィス拡大に伴う増員として、「経営コンサルタント」の中途の募集もありました。

経営戦略、組織改革、オペレーション、IT系、組織・人事など、幅広い業務を担当するやりがいのあるポジションです。

必須要件は「以下のいずれかの経験」で、前職までの経験も踏まえて具体的なプロジェクトをアサインされます。

  • コンサルティングファームやシンクタンク出身
  • システム開発において要件定義など上流工程の経験をお持ちの方
  • 事業会社で下記のいずれかの部門での業務経験(経営企画, 事業企画, 営業企画, システム, 人事)

年収は620〜1300万円と高給も目指せるため、前職までの経験などを活かして活躍したい人に特におすすめします。

5. デロイトに関する口コミまとめ

内部情報を知りたくて口コミサイトを見ましたが、デロイトの口コミが多すぎて、結局どうなのかよくわかりません。

デロイトに関する口コミや内部情報を、シンプルに3つの軸で整理してまとめました。

デロイト レーダーチャート

コメント
給与・福利厚生(待遇)
  • 給与は実力主義で、満足している人が多数
  • 同じポジションでも個人成績次第で、年収に数百万円の差がつく
  • 給与が高い分、福利厚生は世間一般と大差ないレベル
仕事のやりがい・成長
  • 結果を出すことが非常に求められるため、自己成長を実感している人も多数
  • 実力次第で活躍の機会もグッ広がるため、やりがいを実感していれる人も目立つ
人間関係・社員の雰囲気
  • コンサルファームらしく良い意味でサバサバした風土
  • きちんとロジックさえ通っていれば、上司とも議論しやすいという声も目立つ
  • 近年は業績拡大に伴い、中途採用者も増えている
その他
  • 男女関係なく活躍できる環境
  • ハードな働き方なので、結婚・出産後は続けにくいという声も目立つ
  • ただし、育児と両立してキャリアを積んでいる女性も一定数いる

5-1.  給与・福利厚生(待遇)

給与は実力主義で、同業の中でも給与は高めという声が目立ち、満足している人も多数です。

年収は先ほども少し触れましたが、コンサルタント(2〜5年目)で700万円、シニアコンサルタント(5〜8年目)で1000万円、マネージャー(8〜10年目)で1500万円が目安です。

ポジションごとに設定されているベース金額に、成績に応じた賞与(数十万円〜約300万円)が加算されるため、パフォーマンスによって年収は大きく変わります

ちなみに、他のコンサルティングファームと同じく給与が高い分、福利厚生は世間一般程度で、家賃補助などはありません。

5-2. 仕事のやりがい・成長

優秀な社員も多く、結果を出すことが非常に求められる風土なので、自己成長を実感している人が多数です。

また、実力主義なので能力が認められると、年齢に関係なく昇進・昇給の機会がある他、活躍する機会もどんどん与えられるため、やりがいを実感している人も多数です。

一方で、アサインされるプロジェクトによって向き不向きもありますが、もし上司から使えないと判断されると、すぐにプロジェクトから外されるような厳しさもあります。

ちなみに、up or out(昇進か退社か)の文化はないようですが、社内評価の低い状態が続くと、居づらくなり退職する人が多いようです。

5-3. 人間関係・社員の雰囲気

コンサルティング会社らしく物事の進め方は合理的で、良い意味でドライ・サバサバした雰囲気という声も目立ちます。

きちんとロジックさえ通っていれば、上司とも議論しやすい風土があります。一方で、会社組織はインダストリー(業種別)とコンピテンシー(機能・目的別)の2軸で組織体制なので、領域が重なることもあり一部には対立もあるという声もあります。

近年業績が伸びており中途採用にも積極的で、事業会社出身の人も増えているようです。それに伴ってコンサル業界一筋の人の中には、雰囲気が緩くなってきていると感じている人もいるようです。

※デロイトを志望する人におすすめな他の企業は?

デロイトが気になっているのであれば、下記のような企業も転職検討することをおすすめします。

  • PwCコンサルティング合同会社
  • KPMGコンサルティング株式会社
  • 有限責任監査法人トーマツ
  • アクセンチュア株式会社
  • アビームコンサルティング株式会社

6. デロイトへの転職を成功に導くたった1つのコツ

デロイトに転職することを決めました!転職成功するためのコツがあれば教えて下さい。

デロイトへの転職成功のコツは、転職エージェントを活用するという1つに尽きます。転職エージェントを使うべき理由は下記の3点です。

  • 独自の非公開求人をもらえる可能性がある
  • 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
  • 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる

理由1. 独自の非公開求人をもらえる可能性がある

転職エージェントは、転職サイトや企業採用ページに載っていない「非公開求人」を大量に保有しています。

非公開求人とは

事業戦略上などで表立って募集できないが、こっそり人を採用したい企業がエージェントに依頼する求人。
給与やポジションなどがハイグレードであるケースが多い。

大手の転職エージェントであれば、デロイトの非公開求人を保有している可能性があります。

さらに、非公開求人の募集がなかったとしても、あなたのスキルが高ければ「こんな人がいるのですが、採用しませんか?」と、転職エージェントが企業に営業するケースも多々あります。

公式ホームページや転職サイトを見て「特に転職したい求人がない」と思ったとしても、諦めずにエージェントに相談して非公開求人を探すことを推奨します。

理由2. 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能

転職エージェントは今までの多くの転職希望者を採用企業へ転職させており、大手企業志望であればあるほど、内部の選考を熟知して突破するノウハウを蓄積しています。

具体的には、過去どのような人が受かって、落ちたのか、またその時にどのような質問をされて、どのように回答したか、といったデータを、大手の転職エージェントであれば持ち合わせています。

そのデータをもとにした模擬面接や、志望動機や質問に対する回答をあなたと一緒に考えてくれるのです。

転職エージェントによっては面接担当者の名前や人柄、担当者が好む人物像を事前に教えてくれるところもあるため、他の候補者よりも圧倒的に有利に面接を進めることが可能です

※面接では伝えきれないあなたの魅力を、人事に別ルートで営業してくれる

転職エージェントは多くの場合、面接が終わった後に人事担当者と連絡をとっており、その際に面接では伝えきれないあなたのスキルや魅力を、人事にプッシュしてくれています。

あなたが面接で思うように話せず、本来落ちていたところを、エージェントの営業力で面接を通過にすることは日常的に起きています。

正しいエージェントを選べば、その点で圧倒的に有利に転職活動を進めることができます。

逆を言えば、交渉力の低いエージェントを選んでしまうと足手まといになることすらありますので、エージェント選びはしっかり行いましょう。

理由3. 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる

年収の交渉は個人だと非常にしにくく、「どのタイミングで言えばいいんだろう…?」と交渉の余地すらないことがほとんどです。なぜなら、個人経由での応募は最終面接の場で入社同意書を書かされることがほとんどだからです。

転職エージェント経由であれば、最終的な回答は、面接後にエージェント経由で伝えることができますので、その時に年収交渉をしてもらうことが可能です。

少しでも良い条件で転職したければ、転職エージェントを使いましょう。

7. デロイト転職で必ず登録すべき転職エージェント4選

デロイトへの転職で活用すべき転職エージェントがあれば教えて下さい!

デロイト志望のあなたのために、下記の3つの条件を満たす転職エージェントを厳選しました。

  • デロイトに関する求人(非公開を含む)を保持する可能性が高いか
  • デロイト以外の求人も提案できる力と求人データベースがあるか
  • 転職をサポートできるノウハウが社内にあるか

具体的におすすめな転職エージェントは下記のとおりです。(登録自体は3分程度、完全無料で費用等は一切かかりません)

  登録必須度 特徴
リクルートエージェント すべての方に◎ 業界最大手で求人数・ノウハウ共に信頼できる。大企業への転職実績多数。
doda すべての方に◎ 業界No.2。リクルート同様、豊富な実績とノウハウが期待。
パソナキャリア 初めて転職は◎ サポートが丁寧。派遣事業での結びつきも強く、非公開求人も期待できる。
JACリクルートメント 外資・技術系は◎ スペシャリスト採用で実績No.1。キャリアに自信があれば、強力な味方に。

上記から、『リクルートエージェント』『doda』の2社は必ず登録しつつ、あなたのキャリアによって下記のようにプラスして登録することをおすすめします。

  • 転職が初めての場合は、『パソナキャリア』をプラスして登録
  • グローバルポジション、スペシャリストの場合は、『JACリクルートメント』をプラスして登録

それでは、各社の特徴をご紹介します。

※注意事項

求人の有無については、各エージェントごとに、職種や時期、募集人数といった要因により変わってきます。

そのため、「このエージェントに登録すれば確実に求人情報をキャッチできる」ということを言い切ることは難しいので、志望度が高い方は出来ればすべてのエージェントに登録し、求人情報を逃さないようにしましょう

7-1. リクルートエージェント|求人数No.1・コンサルタントが優秀

リクルートエージェント-トップ画面

リクルートエージェント』は、案件総数・内定決定数ともにNo.1の国内最大手の総合転職エージェントです。

担当者によってサービスに差があると言われますが、口コミ調査ではどの指標も総じてトップレベルで、第二新卒案件からハイキャリア層まで幅広いユーザーからの支持を集めています。

業界最大手なので、大企業への多数の転職実績もあり、下記の2つの大きなメリットがあります。

  • 内部に圧倒的なノウハウの蓄積
  • 信頼による非公開求人の獲得

デロイトへ転職したいのであれば、まず真っ先に登録すべき転職エージェントでしょう。

リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/

7-2. doda|求人数No.2・転職サポートが評判

doda

doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内規模No.2の転職エージェントです。

提案力・求人数ともにNo.1では無いものの、総じて「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。

合わせて、職務経歴書・面接対策といった実践的なサポートが素晴らしいと評判です。

リクルートの担当者がいまいちだった場合に備え、必ず登録しましょう。

doda公式サイト:https://doda.jp/

※dodaは派遣もサービスとして扱っており、正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、登録先には十分に注意しましょう。

7-3. パソナキャリア|最高評価のサポート体制

パソナキャリア

パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローには定評があり、初めての転職に不安がある方には特におすすめです。

実際に、我々が500人を対象にした転職エージェントの評判に関するアンケートでも、サポート体制の評価はNo.1と親身な転職者サポートを実現しているようです。

具体的には、下記のような口コミが多数見受けられました。

  • 親身に転職相談にのってくれる
  • 誰に対しても履歴書・職務経歴書添削・面接対策などのサポート体制が丁寧
  • 電話・メールのレスポンスが速く安心できる

求人数では業界最大手の『リクルートエージェント』や『doda』には劣るものの、手厚いサポート・フォローで高い評価を受けているので、リクルートエージェントdodaと併用登録して転職活動を進めるのがベストな選択だと言えるでしょう。

パソナキャリア公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/

※パソナは派遣もサービスとして扱っており、正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、登録先には十分に注意しましょう。

7-4. JACリクルートメント|ハイキャリア転職で実績No.1

JACリクルートメント

JACリクルートメント』は、外資系・国内企業のグローバルポジションについては国内実績No.1で、ハイキャリア案件については間違いなく質・量・サービス共にトップレベルといえるでしょう。

特にグローバルポジションの役職や技術系のスペシャリスト求人に関して強みを発揮します。

アドバイザーの提案力も高く、希望求人以外にも幅広い質の高い提案をしてくれると好評なので、キャリアやスキルに自信のある方は、活用することを間違いなくおすすめできます。

JACリクルートメント公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp/

8. 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選

業界の裏事情など、知っておけば転職エージェントを最大限活用できるテクニックを8つ紹介します。

8-1. エージェントに登録後は、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職エージェントは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最後にコンタクトを取った日)なのです。

「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります
スクリーンショット 2015-10-18 20.29.18

例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上の営業」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。

更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

※最近は「最終ログイン日」だけで見ている場合もあります。

8-2. とりあえず「良いところがあればすぐにでも」と言っておく

キャリアアドバイザーも売上目標があり日々追われています。担当者とのファーストコンタクトでは転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれますが、この時に具体的に転職を考えているなら「良いところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

8-3. 合わなければ勇気をもって担当変更する

担当のアドバイザーに情を移してはいけません。担当変更は実はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば変えてもらいましょう。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。

現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、現在志望しております○○業界に詳しいアドバイザーの方と一度お話をしたく考えております。大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

8-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては申し出をしない限りは情報が残ります。エージェント内でよく話題にあがるのが、3年前の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・という話です。

この場合、虚偽報告を行う危険な人材として紹介する案件を限るなどの判断がくだされます。

8-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当のキャリアアドバイザーはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きますが、あまり優秀ではない担当者の場合は経歴をそのまま写すだけなどひどいケースがあります。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

今までみた中でもっともひどかった推薦文(参考)

「業務内容を把握している現場の方の目でご判断頂くことが一番です。スキル面については掘り下げてお聞き下さい。」

書いてあることは間違いではないですが、応募者からすると転職エージェントを使う意味がないですよね。しっかりプッシュしてもらいましょう。

8-6. 同じ案件に複数のエージェントから応募しない

数社の転職エージェントを使っている場合、同じ案件には複数のエージェントから応募しないようにしましょう。企業から「他の転職エージェントからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・エージェント両者に不信感を与え、場合によっては破談となり、企業に再度応募することはもちろん、その転職エージェントから案件を紹介してもらえなくなるでしょう。

8-7. 内定が出たら、他のエージェントに話を聞きに行ってみる

内定承諾をした後、その判断に迷いがないか・正しいのかを確認するために、正直に内定を持っていることを伝えた上で別の転職エージェントに相談をしてみましょう。

そうすることで、もっとあなたのキャリアにふさわしい案件が発見できたり、内定を持って余裕のある状態で冷静な判断ができます。

この行動によって結果的に内定を辞退したとしても、転職エージェントにはしっかりと謝罪をしなければなりませんが、法的なペナルティーはありません。

内定を辞退するのは大変心苦しいことですし、転職エージェントとしてされると非常に腹がたつのですが、ご自身のキャリアに対して妥協せずに意思決定をするために有効なテクニックです。

8-8. 丁寧に、マナーを守って対応する

時々、横柄な態度を取る方がいますが、そういった方には優良案件は紹介しません。

大手の転職エージェントであれば、1人のアドバイザーは多ければ100人以上の応募者を一度に担当しますので、転職市場や時期も大事ですが、個人的な感情もふまえて力の入れ具合が変わります。

感謝を伝え、丁寧にマナーを守って対応しましょう。

さいごに

デロイトでの働き方や転職についてノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

デロイトへの転職は年収・自己成長・やりがいの面でメリットが大きいですが、多様なビジネスを行なっているため職場によって雰囲気や労働環境が大きく異なる点に留意しましょう。

ポイントはデロイトの社風や求める人物像を理解するデロイト転職に強い転職サイトに複数登録するの2点。これだけで満足いく転職可能性を高める事ができます。転職成功に向けてトライする事をおすすめします。

デロイト転職に強く、必ず登録すべき転職サイト4選

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。