「監査法人トーマツに転職したい」「採用されるのは難しい?」とお考えですね。
中途採用は随時行われているものの、監査法人トーマツの採用ハードルは高めと言えます。
中途採用の募集要項を見てみると、監査・保証事業部やリスクアドバイザリー、コーポレート職など、専門職での採用がメインとなっています。
転職を成功させるには、入念な情報収集を行い、「どういった人材を求めているのか」をしっかり把握し、入念に対策を練る必要があります。
そこでこの記事では、キャリアコンサルタントとして数多くの転職をアドバイスしてきた私が、監査法人トーマツへの転職にあたり知っておくべき知識を解説します。
すべて読めば、監査法人トーマツへの転職の第一歩を踏み出せるでしょう。
目次
1.監査法人トーマツのリアルな働き方
年収 【 3.6 / 5 】 |
福利厚生 【 2.9/ 5 】 |
社員の平均年収は749万円以上!同業大手と比べて同程度で、満足している人も多数。 | カフェテリア方式による育児・介護補助クーポンや、スポーツクラブ・各種宿泊施設の割引など充実した福利厚生制度が魅力。 |
評価制度 【 3.1 / 5 】 |
やりがい・成長 【3.6/ 5 】 |
年1回能力査定のうえ昇格が決定となる。実力がある人はしっかり評価されるという声が多い。 | 若手のうちから自主性が尊重され挑戦させてもらえる風土もあり、自己成長を実感しているという声が多数。 |
雰囲気・働きやすさ 【 3.5/ 5 】 |
将来性 【 3.5 / 5 】 |
男女関係なく活躍できる環境で、産休育休・時短勤務をとって長く続ける女性も目立つ。 | 2021年5月期の売上は過去最高を記録した。グローバルにも強みがあり、将来性に期待できる。 |
※openwork / Lighthouse / 転職会議の評価をもとに算出
監査法人トーマツで求められる人物像
- ユーザーの立場で考え、スピード感をもって貢献しようという情熱がある
- デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進による生産性向上に取り組む
- 監査という業界のイノベーションを通じて社会に価値提供をすることを目指す
- 環境に応じて自らも変革し、ステークホルダーの期待に応え続けるという使命感を持つ
- 性別や国際的なバックグラウンドについて偏見や差別を許さない環境づくりに努める
本章では監査法人トーマツのリアルな働き方について詳しく解説します。
出典:監査法人トーマツ
1-1.年収
監査法人トーマツの年収相場は、口コミ等による参考値で749万円(平均年齢37.8歳)となっています。
職種によって平均年収に違いがあり、事務・受付・秘書が458万円、経営管理が688万円、法律・会計が766万円、金融専門職が790万円、システム・ソフトウェア関連職が807万円です。
実際の求人募集要項では、以下のように記載されています。
監査法人トーマツ職員のモデル年収
- 社内SE(アプリケーション):想定年収:420万~770万円
- アグリビジネスコンサルタント:想定年収:400万~800万円
- ITコンサルタント:想定年収:500万~800万円
また、監査法人トーマツの監査やアドバイザリー業務における役職は以下の通りで、基本的に同一ランクは同一給与とされています。
出典:監査法人トーマツ
1-2.福利厚生
監査法人トーマツは、職員一人ひとりが、それぞれの「働きやすさ」と「働きがい」を持ち、活躍できる、インクルーシブ(Inclusive)な職場環境の醸成を目指しています。(出典:監査法人トーマツ)
- 休日・休暇
…土曜、日曜、祝祭日、年末年始休暇、年次有給休暇、受験有給休暇、慶弔休暇
…産前産後休暇、配偶者出産休暇、育児休暇、育児参加奨励休暇
…介護休暇、看護休暇
…通院等特別休暇、夏期休暇、トーマツ休日など - 各種手当
…時間外勤務手当、休日出勤手当、深夜時間外勤務手当、通勤手当、出張手当など - 各種制度
…育児コンシェルジュサービス、ベビーシッター利用補助制度、繁忙期における臨時託児サービス
…トーマツ健康保険組合のカフェテリア方式による育児・介護補助クーポン
…スポーツクラブや各種宿泊施設の割引など - その他の制度
…実務補習所費用を全額法人負担
…公認会計士協会登録費用・年会費を全額法人負担
…公認会計士開業登録関連費用(修了考査対策講座受講料、修了考査受験料)の法人負担
このような取り組みにより、職員が安心・安全な環境で働くことができる職場作りを目指しているようです。
1-3.評価制度
監査法人トーマツでは、年に1回能力査定があり、昇格について決定します。
また、優秀な人財を育成・活用していくため、他部門やグループ会社への異動などにフレキシブルに対応し、多様なキャリアパスを可能にしています。
そのほか、自己申告制度があり、年に1回法人に対して、業務従事・異動希望などに関する本人の希望を伝えることができます。
なお、監査法人トーマツでは、職員一人ひとりの適性・志向に合わせたキャリア形成が実現できるよう、経験豊富な先輩がサポート役のアセッサーとしてつき、面談により長所や成長課題などに関するフィードバックを得るとともに、将来のキャリアなどについて随時相談できるようサポート体制を整えています。
アセッサー制度
- 成長・育成状況をモニタリングする
- 中長期的なキャリアに対してアドバイスを行う
- 長所や成長課題のとりまとめ・上長との連携
出典:監査法人トーマツ
1-4. やりがい・成長
監査主任は早ければ入社4年目から任されるなど、若手のうちから自主性が尊重され、一定の裁量を持って任せてもらえる文化もあるため、専門性の向上など自己成長を実感している人が多数です。
スタッフ職の間は下準備などの作業も多いですが、自身が関わった顧客の監査報告書などが公表されているのを見るとやりがいを実感するという声も目立ちます。
人事評価については、監査などは個人評価しづらいこともあり、上司との関係性も大きく影響するようです。そのため、より上のポジションを目指すには上司や実力者と良い関係を築くことも重要です。
ちなみに、中途採用時のランクは、その人の経験などを考慮すると低く始まる人が多いという声もあります。
1-5. 雰囲気・働きやすさ
監査法人トーマツは、部署によっても雰囲気は異なる印象で、「4大監査法人の中で最も緩い雰囲気」という声から、「近年は業績が伸びていることもあり勢いがある」という声まで、様々な意見がありました。
優秀な新卒採用者も多いという声も目立つ他、中途採用者も多いこともあり、チームメンバーを尊重し合う雰囲気もあるようです。ポジションに関係なく積極的に発言することもでき風通しは良いと好評です。
ちなみに、他の監査法人と同様、結果に対するこだわりは非常に高いため、個人には高い専門性が求められるという声も目立ちます。
1-6.将来性
監査法人トーマツの業績を見る限り、将来性は期待できると言えます。
2021年5月期の売上は1,236億円となり、前期比+90億円(+7.9%)で過去最高となりました。
出典:監査法人トーマツ
決算期変更により8か月の変則決算となった2017年度を除くと、4期連続で1千億円を超えており、売上記録を更新し続けています。
2018年度からの年平均成長率は+5.7%となり、売上は順調に増加しています。
また、監査業務について見てみると、2021年度の売上は832億円となり、前期比+22億円(+2.8%)で、過去最高の売上を記録しました。
監査法人トーマツの2020年度の監査売上は809億円で、EY新日本有限責任監査法人の860億円、有限責任あずさ監査法人の827億円に続く3位でしたが、2021年度は832億円となり、2法人の業績に近づいてきています。
さらに、監査法人トーマツは、世界最大級のプロフェッショナルファームであるデロイト トウシュ トーマツ リミテッド(DTTL)の一員であり、グローバルな分野でも強みがあります。
DTTLの存在感は世界的にも大きく、国際4大プロフェッショナルファーム(Big4)の中でDTTLの2020年の業務収入もNo.1となりました。
出典:監査法人トーマツ
DTTLの中での監査法人トーマツのプレゼンスも大きく、これまで以上の市場拡大も予想されます。
2.監査法人トーマツの採用情報
監査法人トーマツでは、積極的な中途採用を行っています。
トップメッセージでは、「新たな価値を創造し続けるためには、人財が最も重要」という理念を掲げており、人財に対する投資に注力しているようです。
出典:監査法人トーマツ
本章では、監査法人トーマツの採用・求人に関する情報をまとめました。
2-1.中途採用での募集職種
監査法人トーマツでは、積極的な中途採用を行っており、2023年10月現在、以下の職種を募集しています。
なお、中途採用ページでは、職種別のほか、国内外の地域別に検索することもできます。
監査・保証事業部
- 会計監査業務
- 大企業、中堅企業から中小企業を対象とした経営コンサルティング業務
リスクアドバイザリー
- トップマネジメントが求めるM&A全般に関する業務、幅広い財務・会計・経営管理に関するアドバイザリー業務
- 業務プロセスデータリスクに係るアドバイザリー
コーポレート職
- 会計監査ツール 導入プロジェクトマネジャー&テクニカルサポート
- PMO・PM・企画スタッフ/マネジャー
出典:監査法人トーマツ
それぞれの業務内容は以下の通りです。
【監査・保証事業部】
■会計監査業務
金融商品取引法、会社法監査等に基づく監査業務、及びその他周辺業務■大企業、中堅企業から中小企業を対象とした経営コンサルティング業務
・経営管理制度に関するコンサルティング
・事業計画策定に関するコンサルティング
・管理会計・原価管理制度構築に関するコンサルティング
・人事制度の策定や運用に関するコンサルティング
・情報システム・業務プロセスに関するコンサルティング
・その他経営基盤整備全般に関するコンサルティング
または、官公庁、地方自治体等を対象とした地方創生、産業振興領域のコンサルティング業務【リスクアドバイザリー】
■トップマネジメントが求めるM&A全般に関する業務、幅広い財務・会計・経営管理に関するアドバイザリー業務
①買収・売却・組織再編の実行支援
②事業計画・構造改革の実行支援
③事業ポートフォリオ、業績管理支援■業務プロセスデータリスクに係るアドバイザリー
・アプリケーションシステムにおける業務データ分析
・監査の観点からのプロセスリスク評価
・アナリティクスツール等を活用した業務改善と統制の強化【コーポレート職】
■会計監査ツール 導入プロジェクトマネジャー&テクニカルサポート
・会計監査ツールの新規導入、アップデートに係るプロジェクトマネジメント(60%)
・テクニカルサポート/ヘルプデスク業務(L3)(40%)■PMO・PM・企画スタッフ/マネジャー
・PMO業務(アクションアイテム/タスク管理、各種会議体への参加、議事録作成他)(45%)
・ITサービス企画、ITサービス開発(20%)
・業務標準化/マニュアル化、改善企画/実行(20%)
・契約書取りまとめ、各種レポーティング/データ集計(10%)
・予算策定/策定支援(5%)
出典:監査法人トーマツ
2-2.求められる人材
監査法人トーマツでは、以下の条件に該当する人材を採用したいと考えているようです。
監査法人トーマツで求められる人物像
- ユーザーの立場で考え、スピード感をもって貢献しようという情熱がある
- デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進による生産性向上に取り組む
- 監査という業界のイノベーションを通じて社会に価値提供をすることを目指す
- 環境に応じて自らも変革し、ステークホルダーの期待に応え続けるという使命感を持つ
- 性別や国際的なバックグラウンドについて偏見や差別を許さない環境づくりに努める
様々なイノベーションが生まれ、目まぐるしく変化する社会の中で、柔軟に変化し、新たな価値を創造していくことができる人物を求めていることが見て取れます。
また、スタッフへのインタビューを見ると、クライアントにかかわる業務において、高いコミュニケーション能力のある人物を求めていることがわかります。
【リスクアドバイザリー事業本部、シニアスタッフ】
日々の業務を通して感じるのは、国内外いずれの業務であっても、会計士には高いコミュニケーションスキルが不可欠だということです。
クライアントと信頼関係が築けていくと、クライアントが抱えている様々な悩みに気づかされます。そこに会計士という財務・会計の専門家の視点が加わることで、停滞していた課題が進みだす、といった場面を多く見てきました。
今後はそういった問題点や困っている点に気づける高い専門性を身につけ、クライアントの良き理解者、相談者となり、改善に向けて動き出すための潤滑剤のような存在でありたいです。
また、他のスタッフへのインタビューでは、ステークホルダーの期待に応え続けるために継続的に知識を吸収し、新しい分野にも挑戦できる人物を求めていることがわかります。
出典:監査法人トーマツ
【リスクアドバイザリー事業本部、マネジャー】
私はITを活用した内部統制高度化・効率化やIT統制の監査、リスクマネジメント体制の構築などITに関連するアドバイザリー業務を手掛けています。
もともと非監査業務に携わりたいと考えていましたが、システム関係の知識はほとんどありませんでした。しかし、プロジェクトを通じてITを活用する際にどのような機能が重要なのか、どのような管理をしないといけないのかといったテクノロジーへの理解が深まりました。
新たに得た知識を使ってクライアントを支援し、感謝されたときは監査業務とは違った喜びを感じられます。
出典:監査法人トーマツ
3.監査法人トーマツの企業情報
監査法人トーマツは、日本の大手監査法人で、4大国際監査法人に挙げられるデロイト・トウシュ・トーマツグループの主要ファームの一つです。
大手総合商社を始め、日本トップクラスの大企業にもサービスを提供しており、特に金融、情報通信、卸売・小売分野が強みです。
出典:監査法人トーマツ
3-1.事業内容
監査法人トーマツは、以下の通り、「監査・保証業務」はもちろん、株式公開支援やリスクアドバイザリーまで幅広いサービスを提供しています。
出典:監査法人トーマツ
ちなみに、デロイトグループの事業領域とグループ会社をまとめたものが以下です。
出典:監査法人トーマツ
監査法人トーマツは、『Quality first』のスローガンのもと、監査・保証業務とリスクアドバイザリーのプロフェッショナルが価値あるサービスを提供していくとメッセージしています。
出典:監査法人トーマツ
もともと1968年に誕生した日本初の全国規模の監査法人(等松・青木監査法人)で、デロイトグループへの参加・複数の会計事務所との合併を経て、現在では監査関与会社は3,000社以上にもおよびます。
近年急速にニーズが高まっているサイバーセキュリティ分野はもちろん、データ分析を活用したコンサルティングなどについても、高度な専門性を強みとして事業を推進しています。
また、監査法人トーマツは、150ヶ国に展開するデロイトグループの主要ファームの一つで、業界有数の海外ネットワークを持っています。
出典:監査法人トーマツ
事業は国内メインですが、日本企業の海外進出に伴う海外出張などもある他、世界80都市にある海外拠点とも連携しており、国内勤務でも英語を使う機会が多くあります。
また、海外派遣プログラムを通じて、全世界(主に英語圏)に駐在員を派遣するなど、グローバル人材の育成にも力を入れています。
3-2.法人概要
監査法人トーマツの法人概要を以下にまとめました。
主事務所所在地 | 東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルディング |
代表者 | 包括代表 國井 泰成 |
設立 | 1968年5月 |
資本金 | 1,112百万円(2021年11月末日現在) |
売上 | 1,236億円(2021年5月期) |
従業員 | 6,986名(2021年11月末日現在) |
事業内容 | 会計監査、コンサルティングなど |
4.監査法人トーマツへの転職を成功させるコツ
志望転職を成功させるためには、以下3つのコツを押さえておきましょう。
それぞれ詳しく解説します。
4-1.自己分析・キャリアの棚卸しを入念に行う
まずは自己分析・キャリアの棚卸しを徹底しましょう。
自らの長所やスキルを言語化したり、これまでの経歴を振り返ったりすることで、アピールポイントとなる強みを見つけ出すことができます。
自己分析の着眼点
- 振り返り
…これまでのキャリアを振り返る - 転職してどうなりたいのか
…「なぜ転職したいのか?」「どんな人生を歩みたいのか?」など自身の「なりたい状態」を考える - できること
…これまでの経験からどんなことを学んできたのか、どのようなスキルがあるのか
上記を重点的に考えることで、「魅力的な職務経歴書の作成」「面接での効果的なアピール」が可能となります。
4-2.情報収集を行い、企業の求める人物像を捉える
「自分はどのような強みがあるか」だけではなく、「企業はどのような人材を求めているのか」を考えることも重要です。
そのためにも、企業のコーポレートサイトや求人情報を徹底的に調べることが欠かせません。
また、採用条件だけでなく、以下の情報から求められる人物像を読み取ることも重要です。
求める人物像を読み取る観点
- 企業の成長ステージ
…創業期であれば即戦力や横断的なスキルを持つ人材が求められる。一方、成熟期はマーケティング人材や異業種人材が求められる傾向 - 理念・ビジョン
…企業が目指す事業の形から、どのような考え・姿勢で働く人材を求めているかを考える
企業情報を踏まえた志望動機・自己PRを行うことで、採用選考の確率を高めることができます。
4-3.頻出の質問を把握し、模擬面接を通して面接に慣れておく
「頻出の質問」に対する回答を、あらかじめ考えておくなど、事前に面接準備を行っておくことで、スムーズな対応が可能になり、的確に自分をアピールできます。
面接で頻出の質問
- 「あなたの強みは何ですか?」
- 「なぜ転職しようと思ったのですか?」
- 「弊社を志望した動機を教えてください」
- 「弊社に活かせるスキルや経験を教えてください」
また、面接特有の空気感に緊張してしまい、本番で思うように受け答えができないという方も少なくありません。
このような事態を防ぐためにも、模擬面接(面接の練習)を行っておくことが大切です。
選考・面接対策は転職エージェントの利用がおすすめ
採用確率を高める選考対策は、転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントを利用すれば、以下のサポートが受けられるからです。
- ヒアリングを通して強みやアピールポイントを客観的に見極めてくれる
- 応募書類の添削を行ってくれる
- 模擬面接など、事前の面接対策も可能
転職エージェントを利用することで、転職のプロから採用側の視点で、客観的なアドバイスをもらうことができるので、積極的に活用することをおすすめします。
5.監査法人トーマツへの転職におすすめのエージェント
優秀な人材を確保したいと考える企業ほど、限られた採用媒体を活用して募集を行っています。そういった企業の求人は、一般の転職サイトには出回らないので、以下のようなサービスに登録しておくことが、求人を見つける第一歩です。
- ヘッドハンティング型サイト
…登録しておくとヘッドハンターから声がかかる(スカウト)転職サイト - ハイクラス層向け転職エージェント
…年収700万円以上の方を対象にしている人材紹介会社
本章では、大手人材会社が運営しているハイクラス向け転職サービスを厳選して紹介します。
リクルートダイレクトスカウト
『リクルートダイレクトスカウト』は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス向けのヘッドハンティング型転職サイトです。
ハイクラス求人の検索はもちろん、レベルの高いコンサルタント(ヘッドハンター)を選んで相談をすることもできます。
レジュメを登録しておけば、それを見たヘッドハンターから好条件のスカウトをもらうことも可能です。
また、総求人は118,653件と選択肢も多いので、高年収を狙う方であればすべての方におすすめできる転職サービスといえます。
レジュメ登録後はスカウトを待つだけで良いので、「時間をかけて高年収の仕事を見つけたい」という方におすすめです。
ビズリーチ
『ビズリーチ』は、管理職・専門職などのハイクラス向け求人に特化したヘッドハンティング型転職サイトです。
企業の求人掲載、求職者の登録の双方に事前審査が行われることにより、質の高いマッチングを実現しているのが特徴です。
基本的な検索サービスなどは無料で利用できますが、求人応募やプラチナスカウトの受信などの機能は有料会員への登録が必要となります。
- タレント会員
年収750万円未満の方対象 / 月額3,278円(税込) - ハイクラス会員
年収750万円以上の方対象 / 月額5,478円(税込)
月額課金制の転職サイトは業界でも珍しく、利用をためらってしまう人もいるかもしれませんが、その分質の高い求人が揃っているので、「本気で転職したい」と考える方に特におすすめです。
公式サイト:
https://bizreach.jp/
JACリクルートメント
『JACリクルートメント』は、ハイクラス求人に特化した転職エージェントです。
30年以上にわたり、約43万人を超える求職者の転職支援を行ってきた信頼と実績があります。担当するキャリアコンサルタントは、各業界・職種の専門知識と経営者視点を持つ少数精鋭のエキスパートなので、心強いパートナーとなるでしょう。
ロンドン発祥の日系転職エージェントということもあって、他の転職エージェントにはないグローバルな求人を多く扱っています。外資系企業や海外進出企業への転職を検討している方におすすめです。
さいごに
監査法人トーマツでの働き方や転職について紹介しました。
監査法人トーマツへの転職は、やりがい・自己成長・働きやすさなどの面でメリットが大きいですが、結果に対するこだわりが非常に高い法人であることや、柔軟に変化し、新たな価値を創造していくことができる人物が求められている点に注意しておきましょう。
転職成功のポイントは、徹底した事前準備にあります。
より転職成功率を高めたいという方は、転職エージェントを利用して、選考対策を行うことをおすすめします。
あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。