リクルートエージェントのアプリと聞くと、
「そもそもアプリがあるの?」
「アプリで何ができるの?」
と思う方も多いでしょう。
リクルートエージェントは、スマートフォン用のアプリを提供しています。
「リクルートエージェントのアプリ」では、求人検索や職務経歴書の作成・応募、選考状況の確認、経歴書の添削依頼等を行うことができます。
しかし、実際にアプリを利用した人の中には、「画面が小さすぎる」「エージェントの対応がひどい」という声もあります。
そこで、元転職エージェントとして数多くの転職活動をサポートしてきた私が、リクルートエージェントのアプリの「特徴・便利機能」「登録・利用方法」について徹底解説していきます。
(目次)
- リクルートエージェントアプリとは?
- 【結論】リクルートエージェントアプリでできることは?
- リクルートエージェントアプリの登録から利用まで
- リクルートエージェントアプリのメリット
- リクルートエージェントアプリのデメリット
- リクルートエージェントアプリとの併用におすすめの転職エージェント5選
この記事を読めば、リクルートエージェントのアプリを十分に活用することができるでしょう。
リクルートエージェント 公式サイト:
目次
1.リクルートエージェントアプリとは?
「リクルートエージェント」は、スマートフォン用のアプリを提供しています。
リクルートエージェントのアプリでは、リクルートエージェントのマイページ「Personal Desktop」を確認できます。
企業への応募から面接日程の管理、職務経歴書の作成まで、転職活動の全てを管理できるリクルートエージェントの「転職活動サポートシステム」のことです。
つまり、リクルートエージェントアプリを利用することで、いつでもどこでもPersonal Desktopを利用できるため転職活動を楽に進めることができます。
また、リクルートエージェントアプリの特徴をまとめると下記のようになります。
運営元 | 株式会社リクルート |
対応機種 | Android(playストア) iPhone(App Store) |
累計実績 | ※54万人以上が転職に成功
(2020年3月 参照) |
求人数 | 29万件以上
(うち50%が非公開求人) |
ダウンロードサイズ | 3.25MB |
※参考:App Storeレビュー
上記の図から分かるように、リクルートエージェントは圧倒的な支援実績と求人数を誇るサービスであるため、転職を考えている人はぜひ登録してみると良いでしょう。
次の章では、リクルートエージェントのアプリでできることについて詳しく解説していきます。
2.【結論】リクルートエージェントアプリでできることは?
リクルートエージェントアプリでできることは下記の5つです。
それでは、順番に見ていきましょう。
2-1.求人検索
リクルートエージェントのアプリでは、17万件以上もの非公開求人を含むすべての求人を細かい条件で検索できます。
検索条件の絞り込み例として、下記のものが挙げられます。
- 業界(人材・教育、マスコミ・広告、IT業界等)
- 職種(営業、経営企画、事業企画、SE、ITエンジニア等)
- 勤務地(東京、大阪、横浜、名古屋、福岡等)
- 年収(700万円以上等)
一度チェックした求人情報は保存することができるので、たくさんの求人と比較したい方も慎重に検討できます。
2-2.職務経歴書の作成と応募
リクルートエージェントのアプリでは、必要項目を入力するだけで、応募に必要なキャリアシートや職務経歴書の作成できます。
職務経歴書の作成手順は下記の通りです。
職務経歴書の作成手順
- サイドメニューから「職務履歴書」を選択する
- 職務履歴書利用ガイドを読み、「共通」「営業」「ITエンジニア」の3項目からいずれかを選択する
- 「職務要約」「活かせる経験・知識・技術」「保有資格」「自己PR」の4項目を入力する
※作成した文章は一時保存が可能です。
※職種別のサンプル文章も用意されています。
後は、求人票の下に表示された「応募する」ボタンをタップすることで求人への応募が完了します。
改めて職務経歴書を0から作ろうとすると、思っていた以上に時間がかかるかもしれません。
そこで、本サービスを利用することで外出先でも職務履歴書を簡単に作成することができるため、効率的に転職活動の準備ができます。
2-3.選考状況の確認
リクルートエージェントのアプリには、応募後の選考状況を確認できる機能があります。
具体的には、「応募済み」「書類通過」「面接選考」「内定」の4ステップにおいて、応募した求人を管理できます。
仮に複数の求人に応募した方でも、現在の選考状況をいち早く知ることができるので、転職活動をスムーズに進めることができるでしょう。
2-4.履歴書・職務経歴書の添削サービス
リクルートエージェントのアプリでは、作成した履歴書や職務経歴書をリクルートエージェントの担当者に添削指導を依頼できます。
自分自身で作成した履歴書や職務経歴書を転職エージェントに見てもらうことで、より納得のいくものに仕上げることができるでしょう。
依頼方法は、作成した書類をメールに添付して送信するだけで、後日指導内容が返信されるのでとても簡単です。
2-5.独自の企業情報の確認
リクルートエージェントのアプリでは、リクルートエージェントが独自ルートで取得した企業情報を確認することができます。
というのも、リクルーティングアドバイザーが、実際に企業の採用担当者への取材を通して収集した情報を元に、求人票・企業レポートを作成しているからです。
また、企業情報だけではなく、面接に有用な情報も確認することができるので、随時確認することをおすすめします。
次の章では、リクルートエージェントアプリの登録から利用までの流れを詳しく見ていきましょう。
3.リクルートエージェントアプリの登録から利用まで
リクルートエージェントアプリを利用するまでには、下記の手順をこなす必要があります。
それでは、1つずつ解説していきます。
1.アプリのダウンロード
まず初めに、アプリ版のPersonal Desktopを利用するためにはアプリのダウンロードが必要です。
リクルートエージェントのアプリは、iPhoneとAndroidで入手先が異なるので注意しましょう。
また、推奨端末については、iOSの場合8以上、Androidの場合4以上となっています。
2.アプリの登録
リクルートエージェントのアプリ登録では、「転職希望」と「プロフィール・職務経歴」の2つを入力する必要があります。
「転職希望」における入力項目は下記の5つになります。
【転職希望】
- 転職希望時期
- 希望勤務地
- 現在の職種
- 現在の年収
- メールアドレス
次に、「プロフィール・職務経歴」における入力項目は下記の5つになります。
【プロフィール・職務経歴】
- 氏名・性別・生年月日
- 住所・電話番号
- 最終学歴
- 経験社数
- 現在の就労状況・直近の勤務先
- 雇用形態
- 在職期間
- 英語力
- 海外赴任経験
下記の画像は、実際に私がアプリ登録を行なったものになります。
上記のように、入力項目を合わせると全部で20項目ありますが、大半が選択方式となっているので5分ほどで終えることができるでしょう。
ここまで入力を終えたら、次はいよいよアプリの利用について解説していきます。
3.利用開始
リクルートエージェントのアプリにログインが完了すると、いよいよ利用開始です。
また、リクルートエージェントのアプリには下記のように様々なページが用意されています。
- マイページ:目安応募数や選考中の求人・申込済みセミナーなど
- メール:キャリアアドバイザーからのメール、新規求人情報など
- 提出書作成:履歴書・職務経歴書の作成
- おすすめ求人:すべての求人情報
次の章からは、リクルートエージェントアプリのメリット、デメリットを詳しく解説していきます。
4.リクルートエージェントアプリのメリット
実際にアプリの利用者の評判・口コミから分かるリクルートエージェントアプリのメリットは、次の3点です。
それぞれ、利用者の口コミを引用しつつ、くわしく解説していきます。
4-1.業界トップクラスの求人件数である
リクルートエージェントアプリは、リクルートグループの力を活かし、は約10万件もの非公開求人を保有しています。
2章でも述べたように、職種も営業、経営幹部、企画・事務、SE、ITエンジニアと豊富です。
また、実際に利用した方からは、豊富な求人件数について次のような口コミが寄せられました。
専門的な職種の求人までも紹介してくれた
※参考:アンケート
求人の量・質はもちろん、アプリの検索も容易であった
電気関係の求人数が多く、それぞれの求人の質も良かったと感じます。
また、ホームページやアプリでの検索もしやすかった。
サポートの体制についても、面談日時の交渉、退職日の交渉などへ理解を示していただいた他、
入社難易度高めの転職だったにも関わらず、これまでのキャリアを踏まえてアドバイスを頂き非常に励みとなりました。
A転職先満足度:高
前職に比べて、働きやすさ・給与・残業時間・やりがい等すべての面で良い転職ができた。
特に、給与については2倍近く上がったため、非常に満足しています。
※参考:アンケート
このように、求人の量と質だけでなく、アプリの使いやすさも評価されていることがわかります。
4-2.転職成功に向けた独自のサービスを受けられる
1章で述べたように、リクルートエージェントアプリでは、求人チェックや選考状況の確認ができる「Personal Desktop」を提供しています。
また、職務経歴書を簡単に作ることができる「職務経歴書エディター」や面接の通過率を高める「面接力向上セミナー」も随時開催しています。
また、実際に利用した方からは、独自のサービスについて次のような口コミが寄せられました。
キャリアアドバイザーを活用して、無事内定獲得へ
コロナ禍という中での転職活動は不安はありましたが、エージェントの方も親身になっていただき、スムーズに内定をいただくことができました。
※参考:App Storeプレビュー
サポートが手厚い
特に不満はない。
担当さんには当たり外れがあるようですが、私はとても良くしていただきました!
指名もできるみたいなので良い人を聞いて指名すると良いかもしれません。
求人は紹介してもらうっていうよりは、自分で検索して探すやり方です。
大量の求人の中から自分でアプリ内検索をするだけなのでとても簡単ですし、色々見比べることもできます。(やる気がない人は向いてないと思います)
困ったことがあればすぐに答えていただけますし、企業についてのプラスアルファの情報も教えていただけます。
※参考:App Storeプレビュー
このように、キャリアアドバイザーを活用したことで転職を成功させた例は少なくありません。
4-3.効率的に転職活動を進められる
アプリを利用した場合、転職先の企業に求める条件をある程度絞っているため、膨大な求人情報の中から自分に合う企業を探す手間が省けます。
さらに、スマートフォン専用のアプリもあるので、忙しい時や外出先でも求人チェックやメールの対応が可能です。
他のアプリみたいに大量なメールが届かず、使いやすい
逆にどこかの大手アプリみたいに、関係の無い情報を大量に送りつけてこない。
※参照:Google Play
仕事の最中など、少し手が空いたタイミングで転職活動ができる点は非常に魅力的です。
5.リクルートエージェントアプリのデメリット
実際に利用した受講生の評判と口コミから分かるリクルートエージェントアプリのデメリットは、以下の通りです。
それぞれ、受講生の口コミを引用しつつ、くわしく解説していきます。
5-1.画面が小さすぎる
スマホ版の難点として、「画面が小さく、文字が読みづらくなる」点が挙げられます。
そのため、履歴書や職務経歴書をアプリで作成した際には、必ず転職エージェントに添削を依頼すると良いでしょう。
また、実際に利用した方からは、画面の小ささについて次のような口コミが寄せられました。
ipadの横画面に対応して欲しい
※参考:App Storeプレビュー
5-2.キャリアアドバイザーの対応に差がある
人を馬鹿にしたような対応
違う種類の職業で仕事をしたら なんで違う業種をえらんだのか?とか人間関係で職場辞めたことを伝えると
何処の会社でも人間付き合いあるのに仕事続けられるの?と人を馬鹿にしたような対応とても不愉快でした。
求人に応募したのに面接の連絡も無く
求人だけ次から次送られてくるだけのストレージ無駄使いアプリだと思いました。
※参考:App Stoereプレビュー
このように、必ずしも全てが良い評判ではありません。
というのも、転職エージェントによって特性やサポートの質、得意な求人は異なるからです。
そこで、他社の転職エージェントも併用すればより自分にマッチする企業が見つかりやすくなるので、下記から自分に合う転職エージェントをピックアップしましょう。
そこで、次の章からはリクルートエージェントのアプリとの併用におすすめの転職エージェントをいくつか紹介します。
6.リクルートエージェントアプリとの併用におすすめの転職エージェント5選
本章では、リクルートエージェント以外で、スマホから手軽に利用できるアプリを提供している、おすすめのエージェントをご紹介します。
総合転職エージェントの場合、担当するキャリアアドバイザーの相性や質が重要なので、少なくとも2社以上は一気に登録して面談をしてみて、一番良いと思ったところを活用しましょう。
当記事では以下の3点を基準に、おすすめの大手総合転職エージェントを選定しました。
大手総合転職エージェントを選ぶポイント
- 求人の質・量
…優良案件が多く、求人数も十分にある - 提案力
…希望条件に合った求人を紹介してもらえる - サポート
…面接・書類対策など、選考対策を丁寧に行ってくれる
さらに『【2021年最新版】転職エージェントおすすめランキング』のデータをもとに導き出した、転職者の利用満足度が高い転職エージェントを、ランキング形式で紹介していきます。
転職エージェント名 | 公開求人数 | 提案力 | サポート力 | |
1位 | マイナビエージェント | ◯ 約2.7万件 |
◎ 4.1 |
◎ 4.3 |
2位 | doda | ◎ 約9万件 |
◯ 3.9 |
◯ 3.8 |
3位 | リクルートダイレクトスカウト | ◯ 約7万件 |
◎ 4.0 |
◯ 3.5 |
4位 | ランスタッド | ◯ 約8,000件 |
◎ 4.1 |
◯ 3.9 |
5位 | パソナキャリア(ハイクラス) | ◯ 約4.5万件以上 |
◯ 3.8 |
◎ 4.1 |
それぞれ見ていきましょう。
1位. マイナビエージェント|初めての転職に強く20代実績No.1
『マイナビエージェント』は、転職を検討する20~30代であれば、まず登録したい転職エージェントです。
新卒領域で有名な『マイナビ』が運営しており、ベンチャーから大手まで求人数が豊富。例えば、エンジニア転職に特化した『ITエンジニア専用サービス』や、銀行・証券会社に強い『金融業界向けサービス』など、幅広い層が満足できる求人がそろっています。
そしてなにより、面接対策から職務経歴書の添削をはじめとしたサポート体制が充実しているので、その結果として「20代満足度No.1」という実績を誇っています。
そのため、慣れない転職に不安がある20~30代であれば、まず登録すべき1社です。
マイナビエージェント 公式サイト:
https://mynavi-agent.jp/
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2位. doda|求人数No.1・転職サポートが評判
『dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級の転職エージェントです。
提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。
dodaエージェント公式サイト:
http://doda.jp/
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3位. リクルートダイレクトスカウト|リクルート運営のヘッドハンティング型サイト
『リクルートダイレクトスカウト』は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス・エグゼクティブ向けの転職支援サービスです。
レベルの高いコンサルタント(ヘッドハンター)を自ら選んで相談をすることもできれば、レジュメを登録して好条件のスカウトも待つこともできます。
また、年収800万円以上の求人は約7万件(2021年7月時点)と、高年収を狙う方であればすべての方におすすめできる転職サービスです。
気になる方は、ぜひ一度登録してみることをおすすめします。
リクルートダイレクトスカウト公式サイト:
https://directscout.recruit.co.jp/
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4位. ランスタッド|年収800万円以上の外資求人
『ランスタッド』は、人材派遣をメインに、世界39カ国で人材ビジネスを展開する世界最大級の外資系転職エージェントです。
特に、海外転職や外資系転職には強みがあり、独自案件も保有しているので、いずれ年収800万円以上を目指す方にはおすすめです。
ランスタッド公式サイト:
https://randstad.co.jp
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5位. パソナキャリア(ハイクラス)|年収500万円から高年収を目指すなら
『パソナキャリア(ハイクラス)』は、大手の中でも特にキャリアコンサルタントが親身だと評判の良いエージェントです。
年収帯を問わず、充実したサポートを行っており、当サイトが実施したアンケートでも利用者満足度No.1の結果でした。年収400万円以上の方におすすめです。
また、首都圏(東京、名古屋、大阪)を中心に求人数も豊富で、年収600万円以上のハイクラスを目指す全ての方におすすめできます。
パソナキャリア公式サイト:
https://pasonacareer.jp
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7.まとめ
リクルートエージェントのアプリについて紹介してきましたが、いかがでしたでしたか?
まずは、リクルートエージェントのアプリの機能を実感するために、公式サイトから無料登録することをおすすめします。
しかし、「画面が小さすぎて文字が見えない」「エージェントの対応がひどいこともある」というデメリットもあるのも事実です。
そこで、下記の転職エージェントを併用することで、自分に合った求人を見つける確率を高めることができます。
アプリを利用しながら効率的に転職活動を進めていき、あなたに合った求人に出会えることを祈っています。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。