50代女性におすすめ転職サイト・エージェント18選|プロが教える成功のための全ポイント

女性 転職エージェント 50代

50代の女性が転職を考えていても、「どの転職サイト・エージェントを使えば良い職場で働けるのだろう?」「そもそも50代の今、転職できるの?」と不安に思っていませんか。

結論から言うと、50代の女性が転職するには年齢の壁があり、非常に厳しい状況です。

しかし、現在の状況と狙う転職先を踏まえて適切な戦略を練れば不可能ではありません。

そこで、転職のプロとして数々の女性の転職をサポートしてきた私が、50代女性が使うべき転職サイト・エージェントと転職成功のために知っておくべきポイントついてお伝えします。

  1. 【状況別】50代女性におすすめ転職エージェント・サイト18選
  2. 50代女性の転職が厳しい理由
  3. 50代女性が気を付けるべきNGポイント
  4. 50代女性が転職に成功するために押えるべき4つのポイント
  5. 転職エージェントを効果的に利用する7ポイント
  6. 【図解】転職エージェント利用の流れ
  7. 【FAQ】50代女性の転職に関する疑問を解決

このページを全て読むと、自分が利用すべき転職サイト・エージェントが分かり、最高の転職への第一歩を踏み出せるでしょう。

1. 【状況別】50代女性におすすめ転職エージェント・サイト18選

50代女性が転職する場合、これまでのキャリアや目指すべき姿に合わせて利用する転職サイト・エージェントを選ぶ必要があります。

本章では、以下の流れでおすすめ転職サイト・エージェントを紹介していきますので、あなたの状況に合わせて登録しましょう。

【全ての50代女性におすすめ】転職サイト・エージェント5選

ここからは、全ての50代女性におすすめの転職サイト・エージェントをご紹介します。

転職活動を始める際は、まず以下の中から2・3社登録することをおすすめします。

おすすめ転職エージェント3選

おすすめ転職サイト2選

リクルートエージェント|求人数豊富。地方にも強い

リクルートエージェント

リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです

公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)

業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。

転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。

◆補足:リクルートが運営している関連サービス

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spring転職エージェント|面談率100%で気軽に相談

Springエージェント

Spring転職エージェント』は、スイスに本社を置くグローバル企業で、派遣事業などを含めて人材事業では世界1位の規模を持っています。

「サポートを断らない」ことを重視しているようで、他のエージェントに断られてもSpring転職エージェントだけはしっかりとサポートしてくれた、という口コミが多く見受けられます。

現時点でご自身の経歴に自信がない方や、他のエージェントで嫌な思いをした経験がある方にもおすすめできるエージェントです。

ただ求人数は『リクルートエージェント』ほど多くはないので、併せて利用することをおすすめします。

Spring転職エージェント公式サイト:
https://springjapan.com/

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From40 |40代・50代専門の転職求人サイト

From40

From40』は、正社員からアルバイトまで幅広い雇用形態の求人を保有する、40~50代専門の転職サイトです。

40代に特化した転職サイトであるため、求人が非常に探しやすいという魅力があります。

様々な業界・業種に対応してはいますが、「ドライバー」「店舗スタッフ」などハードにもかかわらず、年収が低くなりやすい職種の割合が高いです。

事務職や営業職の仕事がいいという方は、他の転職サイトと併用することをおすすめします。

マイナビミドルシニア|40~60代向け・幅広い雇用形態に対応

マイナビミドルシニア

マイナビミドルシニア』は、大手人材サービス会社「マイナビ」が運営する40・50・60代専門の求人サイトです。

保有する求人は正社員からアルバイト、派遣まで様々で、全国各地に対応しています。

各都道府県によってサイトのページが違うので、求人情報を絞り込みやすく、地方在住者におすすめです。

また、マイナビミドルシニアは転職支援サービスも行っています。

個別相談や求人の紹介をしてほしい方は、こちらの「マイナビミドルシニア人材サービス」から登録してみましょう。

【キャリアや年収に自信がある人向け】転職サイト・エージェント4選

ここからは、キャリアや年収に自信がある50代女性におすすめの転職サイト・エージェントを紹介します。

おすすめ転職エージェント4選

ビズリーチ|CMで話題のヘッドハンティング型サイト

ビズリーチ

ビズリーチ』は、管理職・専門職などのハイクラス向け求人に特化したヘッドハンティング型転職サイトです。

企業の求人掲載、求職者の登録の双方に事前審査が行われることにより、質の高いマッチングを実現しているのが特徴です。

基本的な検索サービスなどは無料で利用できますが、求人応募やプラチナスカウトの受信などの機能は有料会員への登録が必要となります。

  • タレント会員
    年収750万円未満の方対象 / 月額3,278円(税込)
  • ハイクラス会員
    年収750万円以上の方対象 / 月額5,478円(税込)

月額課金制の転職サイトは業界でも珍しく、利用をためらってしまう人もいるかもしれませんが、その分質の高い求人が揃っているので、「本気で転職したい」と考える方に特におすすめです。

公式サイト:
https://bizreach.jp/

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リクルートダイレクトスカウト|リクルート運営のヘッドハンティング型サイト

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト』は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス向けのヘッドハンティング型転職サイトです

ハイクラス求人の検索はもちろん、レベルの高いコンサルタント(ヘッドハンター)を選んで相談をすることもできます。

レジュメを登録しておけば、それを見たヘッドハンターから好条件のスカウトをもらうことも可能です。

また、総求人は118,653件と選択肢も多いので、高年収を狙う方であればすべての方におすすめできる転職サービスといえます

レジュメ登録後はスカウトを待つだけで良いので、「時間をかけて高年収の仕事を見つけたい」という方におすすめです。

ランスタッド|年収800万円以上の外資求人

ランスタッド

ランスタッド』は、オランダに本社を置き、世界39カ国で人材ビジネスを展開する世界最大級の外資系転職エージェントです。

保有求人全体の約半数が「年収800万円以上」の求人で、中には年収2000万円以上のハイクラスな求人も見つけることができます。S&P500企業からスタートアップまで、求人の幅が広いことも特徴的です。

またランスタッドでしか募集をしていない「独占求人」も多く、特にグローバル企業や外資系企業のハイクラスポジションの仕事を見つけられます。

公式サイト:
https://randstad.co.jp

※ランスタッドでは、IT企業の転職に特化したエージェントサービスも行っています。IT業界志望者はこちらを利用してみてください。

MS-JAPAN|50代以上の管理職経験者に特化

MS-JAPAN

MS-JAPAN』は管理部門に特化した転職エージェントです。

50代以下に向けても管理部門特化型の人材紹介事業を行っており、そこで培ったノウハウやネットワークを利用して50代以上の方専門のサービスも運営しています。

求人内容は、経理・財務・人事からCFO・社外取締役・非常勤監査役など様々です。

保有求人のおよそ90%が非公開求人は、管理部門特化だからこその質の高さとなっています。

【正社員を目指す人向け】転職サイト・エージェント5選

ワークポート|未経験からの転職におすすめ

ワークポートTOP

ワークポート』は、IT・WEB業界を始めとした各業界の求人を網羅的に扱う転職エージェントです。

IT・WEB業界が今ほど大きくない頃から、IT分野での転職サポートを行ってきた実績があり、その分企業との信頼関係を築いています。

求人数や取引企業数、転職サポート実績はトップクラスで、ワークポート経由でしか応募できない企業も少なくありません。

また、コンシェルジュ(転職サポートの担当者)の専門性が高く、業界・職種の知識を熟知した担当者がつく仕組みとなっています。

利用者からは「コンシェルジュの対応が非常に丁寧で、履歴書対策から面接対策まで徹底的につきあってくれた」との声が寄せられています。

未経験・第二新卒向けの求人を多く扱っている特徴もあるので、新たな業界に挑戦したいという方におすすめです。

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リクナビNEXT|全国求人数No.1の転職サイト

リクナビネクスト

リクナビNEXT』は、転職業界最大手のリクルートが運営する求人型サイトです。

求人件数も首位で(具体的な数値は非公開)、会員数については約1,200万人、2番手が800万前後と言われていますから、国内での優位性は圧倒的No.1です。

年収600万円を超えるようなハイクラス人材であれば、『リクルートダイレクトスカウト』がおすすめですが、年収600万円に満たない方であれば、すべての人におすすめできる転職サイトです。

公式サイトから登録する:
https://next.rikunabi.com/

From40|40代・50代専門の転職求人サイト

From40

From40』は、正社員からアルバイトまで幅広い雇用形態の求人を保有する、40~50代専門の転職サイトです。

40代に特化した転職サイトであるため、求人が非常に探しやすいという魅力があります。

様々な業界・業種に対応してはいますが、「ドライバー」「店舗スタッフ」などハードにもかかわらず、年収が低くなりやすい職種の割合が高いです。

事務職や営業職の仕事がいいという方は、他の転職サイトと併用することをおすすめします。

女の転職type|正社員希望者必見の女性専門サイト

女の転職type

女の転職type』は大手人材サービス「type」の女性に特化したサービスです。

「18時までに退社」「育児と両立」「正社員×土日祝休み」などのこだわり条件から探すこともできるため、あなたらしくワークライフバランスを取れる仕事を見つけることができるでしょう。

全国に対応したサイトとはなっていますが、関東圏の正社員求人が集中している点が特徴です。

マイナビミドルシニア|40~60代向け・幅広い雇用形態に対応

マイナビミドルシニア

マイナビミドルシニア』は、大手人材サービス会社「マイナビ」が運営する40・50・60代専門の求人サイトです。

保有する求人は正社員からアルバイト、派遣まで様々で、全国各地に対応しています。

各都道府県によってサイトのページが違うので、求人情報を絞り込みやすく、地方在住者におすすめです。

また、マイナビミドルシニアは転職支援サービスも行っています。

個別相談や求人の紹介をしてほしい方は、こちらの「マイナビミドルシニア人材サービス」から登録してみましょう。

【社会復帰を目指す人向け】転職サイト・エージェント4選

ここからは、専業主婦の方や社会経験が少ない方など、これから社会復帰をしたいと考えている女性におすすめの転職サイト・エージェントをご紹介します。

社会経験が少ない方はアピールできるスキルや実績も少ないため、より多くの求人に触れたり、手厚いサポートを受けるようにしましょう。

ですので、上記の「【全ての50代女性におすすめ】転職サイト・エージェント5選」でご紹介した会社と併せて1・2社登録することをおすすめします。

おすすめ転職エージェント

おすすめ転職サイト3選

ワークポート|未経験からの転職におすすめ

ワークポートTOP

ワークポート』は、IT・WEB業界を始めとした各業界の求人を網羅的に扱う転職エージェントです。

IT・WEB業界が今ほど大きくない頃から、IT分野での転職サポートを行ってきた実績があり、その分企業との信頼関係を築いています。

求人数や取引企業数、転職サポート実績はトップクラスで、ワークポート経由でしか応募できない企業も少なくありません。

また、コンシェルジュ(転職サポートの担当者)の専門性が高く、業界・職種の知識を熟知した担当者がつく仕組みとなっています。

利用者からは「コンシェルジュの対応が非常に丁寧で、履歴書対策から面接対策まで徹底的につきあってくれた」との声が寄せられています。

未経験・第二新卒向けの求人を多く扱っている特徴もあるので、新たな業界に挑戦したいという方におすすめです。

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リクナビNEXT|全国求人数No.1の転職サイト

リクナビネクスト

リクナビNEXT』は、転職業界最大手のリクルートが運営する求人型サイトです。

求人件数も首位で(具体的な数値は非公開)、会員数については約1,200万人、2番手が800万前後と言われていますから、国内での優位性は圧倒的No.1です。

年収600万円を超えるようなハイクラス人材であれば、『リクルートダイレクトスカウト』がおすすめですが、年収600万円に満たない方であれば、すべての人におすすめできる転職サイトです。

公式サイトから登録する:
https://next.rikunabi.com/

From40|40代・50代専門の転職求人サイト

From40

From40』は、正社員からアルバイトまで幅広い雇用形態の求人を保有する、40~50代専門の転職サイトです。

40代に特化した転職サイトであるため、求人が非常に探しやすいという魅力があります。

様々な業界・業種に対応してはいますが、「ドライバー」「店舗スタッフ」などハードにもかかわらず、年収が低くなりやすい職種の割合が高いです。

事務職や営業職の仕事がいいという方は、他の転職サイトと併用することをおすすめします。

マイナビミドルシニア|40~60代向け・幅広い雇用形態に対応

マイナビミドルシニア

マイナビミドルシニア』は、大手人材サービス会社「マイナビ」が運営する40・50・60代専門の求人サイトです。

保有する求人は正社員からアルバイト、派遣まで様々で、全国各地に対応しています。

各都道府県によってサイトのページが違うので、求人情報を絞り込みやすく、地方在住者におすすめです。

また、マイナビミドルシニアは転職支援サービスも行っています。

個別相談や求人の紹介をしてほしい方は、こちらの「マイナビミドルシニア人材サービス」から登録してみましょう。

社会復帰を目指すなら様々な雇用形態を検討すべき

専業主婦や社会経験が少ない方で社会復帰を希望する方は、正社員やアルバイト、派遣など様々な雇用形態を検討すべきです。

なぜなら50代で特段のキャリアやスキルを持っていない方が転職するのは非常に厳しいからです。

正社員だけでなく、派遣やパート・アルバイトの求人も含んて検討することで、転職活動を短期間で終わらせることができます。

また、派遣やアルバイトであっても高時給や好待遇の求人もあるので、様々な求人を視野に入れることをおすすめします。

派遣に関して詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

2. 50代女性の転職が厳しい理由

50代女性の転職が厳しいとのは、以下の4つの理由があるからです。

では、それぞれ詳しく解説していきます。

2-1. 求められるスキル・経験値が高いから

50代の転職では、男女問わず年相応のスキルや経験を求められるため、特段のスキルや経験が無い方は、転職に苦労します。

企業側から見ても、50代の人を雇う場合は人件費が高くつくため、慎重になってしまうのです。

特に、給与や待遇をより良くしようとする場合、マネジメント経験や高い専門スキルを求められる傾向が高いので注意してください。

2-2. 記憶力や体力が不安視されるから

企業は50代の求職者に対して記憶力や体力を不安視して、採用を渋る場合があります。

体力や記憶力はどうしても若い人に勝てないので、体力が必要な力仕事はあまりおすすめしません。

そして何より、転職の際は新しい仕事を覚える意欲が大切です。

仕事を覚える自信がない方は、転職するよりも現在の仕事を続ける方が精神的にも体力的にも良いでしょう。

2-3. 扱いづらいと思われるから

採用担当者は、直属の上司よりも年上の候補者だと、入社後に双方がやりづらさを感じるだろうという懸念から採用を渋ります

多くの場合、50代で新しい職場に転職すると直属の上司が自分より年下なので、採用確率が小さくなるのです。

もし応募書類が通っても、面接などの採用プロセスの中で扱いづらさを感じると採用されないでしょう。

ですので、面接ではこれまでの実績やスキルのアピールだけでなく、入社後も上手く人間関係を作れる柔軟性も同時にアピールできると理想的です。

2-4. 年齢が上がるにつれ求人数そのものが減るから

年齢が高くなるにつれ、転職意欲のある人が減るためそもそもポストに空きが無かったり、企業が人件費を心配してシニア世代に求人を出さなかったりするため、求人数そのものが減ります。

一方、転職志望者は多いため、転職活動は厳しい状況になるのです。

ですので、特段のスキルや経験が無い限り、未経験転職や転職で大幅な年収アップ、待遇改善を叶えるのは難しいでしょう。

3. 50代女性が気を付けるべきNGポイント

50代女性が転職活動の中で絶対にやってはいけないNGポイントは、以下の5点です。

3-1. 希望条件を高めに設定する

希望条件を自分の市場価値と釣り合わない高さに設定している場合、応募できる求人が少なくて苦労します。

前提として、自分のスキルや経験に見合わない会社や業界から内定をもらうことはできません。

先述のように、50代はこれまでのスキルや経験を重視される上に、そもそも年齢の壁があるので転職は厳しい状況です。

ですので、どうしても転職したい方は、希望条件に優先順位を付けて1つでも当てはまった求人は検討するようにしましょう。

3-2. 受け身で転職活動を行う

50代の転職活動は、積極的にサイトやエージェントに働きかけたり、少しでも興味のある求人は応募するようにしたり、積極的な態度が必要です。

50代の求人が少ない中で選り好みして応募数を抑えたり、サイトやエージェントからの求人紹介を待っていたりしては、一向に転職できないでしょう。

ですので、「絶対に転職したい」という意思をコンサルタントに伝える、積極的にサイトやエージェントに相談する、紹介された企業はとりあえず受けてみる、と言う姿勢を持つようにしましょう。

3-3. 実績・キャリア自慢をする

50代女性の中には、これまでの実績やキャリアを自慢してしまい、面接官に悪い印象を与えてしまう人がいます。

もちろん、転職はこれまでの実績やキャリアが重視されますが、その実績やキャリアはあなただけが持っているものではありません。

50代の転職者に求められるのは実績はもちろん、「年の功」や「柔軟性」、「人をまとめられる力」などの人間性も含まれます。

ですので、扱いづらい人だと思われないように、適度なアピールにとどめておきましょう。

3-4. やりがいや年収を求めすぎる

やりがいや年収を求めすぎると転職先が見つからず、結局妥協して転職したり、転職活動が長引いて苦労したりします。

先述のとおり50代向けの求人は多くないので、仕事が欲しいなら若い頃のようにやりがいや年収ばかりを求められないというのが現実です。

転職先に求める条件には優先順位を付けて、柔軟な考えと広い視野をもって求人を探すようにしましょう。

例えば、正社員求人だけでなくアルバイトや派遣求人にも目を向けると、高時給・好待遇の職場を見つけられるかもしれません。

4. 50代女性が転職に成功するために押えるべき4つのポイント

本章では、これまで解説してきた注意点を踏まえ、50代女性が転職に成功するために知っておくべき以下の4ポイントをご紹介します。

4-1. 転職の全体像を理解してスケジュールを立てる

転職活動において、まずはじめにやるべきことは、転職の全体像を理解してスケジュールを立てることです。

以下にて重要な理由と、具体的な方法について、ご説明します。

《重要な理由》

転職の全体像を理解してスケジュールを立てることで、効率的な転職活動を行うことができるためです。

具体的には、以下3点のメリットがあります、

  • 転職活動のモチベーションが上がる
  • 先のことを見据えた行動ができる
  • 転職活動が長期化することを防げる

実際、転職の全体像が分からないことで大きな不安を抱える方や、スケジュールを立てないことで非効率な転職活動をされる方が多くいらっしゃいます。

その結果、身が思ったような転職活動ができず、大きなストレスを抱えてしまい、転職活動自体を断念される方も見受けられます。

転職活動を成功させるためにも、まずは転職の全体像を理解してスケジュールを立てるようにしましょう。

《具体的な方法》

転職を完了させたい時期(例えば、今年の◯月中などおよその時期)から、逆算方式で立てていきます。

希望通りのタイミングで転職をするためにも、転職の全体像とスケジュール感を把握した上で、転職活動を行っていきましょう。

4-2. 転職の目的となりたい将来像を考える

転職活動のスケジュールを立てたら、転職の目的となりたい将来像を考えます。

以下にて重要な理由と、具体的な方法をご説明します。

《重要な理由》

「転職の目的」と「なりたい将来像」は、いずれも転職活動の軸となるためです。

また、目的と将来像を設定することは、今転職することが本当に賢明なのかを判断する鍵にもなります。

転職の理由は人によってさまざまです。

例えば、一時の感情や日々のストレスなどで、急に思い立って転職したいと思うこともあるでしょう。

そんな時、上記を深掘りすることで、転職すべき時期は今なのか、そもそも本当に転職すべきなのかを、冷静に判断することができます。

《具体的な方法》

以下ポイントを具体化しておきましょう。

  • 転職の目的・理由(なぜ転職したいのか)
  • 転職後の将来像(仮に転職に成功したとして、5年後、10年後にどんな自分になっていたいか)
  • 転職の必要性(今の就業先では実現できないことなのか、必ず転職しなければいけないのか)
  • 転職に求める条件(仕事内容・社風・年収など)

そして、転職に求める条件については、必ず優先順位をつけておきましょう。

4-3. 自己分析・キャリアの振り返りを行う

転職の目的となりたい姿を考えたら、次は自己分析・キャリアの振り返りを行いましょう。

《重要な理由》

これまでどんな仕事をしてきたのかを整理して、自分にはどんな仕事が合っているのかを知ることで、より自分自身にマッチした転職先を探すことができます

また、志望先に自分の強みをうまくアピールし、弱みをうまくカバーするためにも必要な作業です。

転職先に対して夢ばかりが膨らんでしまうと、いざ就職した時に思ったほどうまくいかなかったり、「実際に就職してみたら、自分には合っていなかった…」と後悔してしまうことがあります。

自己分析やキャリアの振り返りは、こうした転職の失敗を防ぐために、今自分が持っているキャリアや特性に、正直に向き合うための作業です。

虚勢を張らずに、今の自分が持っているものや過去の経験を書き出すことで、本当に自分にマッチした転職先がどこなのかが見えるようになります。

《具体的な方法》

本章の「転職の目的となりたい将来像を考える」でご紹介したポイントを、紙に書き出してみましょう。

文字にすることで、自分の現在の状況や今後求められる行動などが明らかになり、書類作成や情報収集が行いやすくなります。

当サイトでは「プロ直伝!転職成功に導く自己分析4ステップ【シート付】」コラム内で、自己分析の方法をシート付きでご紹介しています。

このシートを使ってぜひ自己分析を行ってみてください。

4-4. 複数サイト・エージェントを併用する

転職を成功させるためには、応募できる求人に多く出会うことが大切です。

各転職サイト・エージェントは保有する求人の業界や業種に多少ばらつきがあるので、より希望条件に合う求人を見つけるためにはサイトやエージェントを併用すると良いでしょう。

また、エージェントの場合はキャリア相談などの転職支援サービスを受けられるので、自己分析に非常に役立ちます。

50代女性の場合は、「どんなサポートを受けられるのか」「50代の転職実績はあるのか」を調べてから利用すると効率的です。

第1章で紹介したエージェントは、50代女性におすすめできるサイト・エージェントなので、参考にしてください。

5転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント

35歳が転職エージェントをうまく使うポイント

この章では、転職エージェントをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。

  1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
  2. 転職時期は最短可能日程で答える
  3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
  4. 経歴やスキルに嘘をつかない
  5. 推薦文は必ず確認する
  6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
  7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。

Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。

「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。

更新日

例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。

更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える

コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。

Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る

担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、

転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。

大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。

コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。

この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。

Point-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない

数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。

企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。

Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

転職エージェントも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。

優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWorkを利用して裏をとるようにしましょう。

以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。

openworkの口コミ

上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。

6【図解】転職エージェント利用の流れ

ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

転職エージェントに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう

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Step 1. まずは公式ページから登録する

それぞれの公式ページから登録を行います。

登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください

例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。

正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。

Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る

登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。

事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。

  • 転職希望時期は?
  • 希望する職種や業界は?
  • 希望年収は?

10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。

※最初からアポイント調整に入る場合もあります。

Step 3. キャリアカウンセリング

あなたが転職エージェントのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)

初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。

  • あなたのキャリアの棚卸
  • PRポイントの整理
  • 転職するべきかどうか
  • 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
  • どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
  • 転職についての要望の深堀

キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。

担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。

Step 4. 求人紹介を受ける

あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。

思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。

それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します

Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削

応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。

場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。

最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。

Step 6. 紹介された求人に応募する

選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。

自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。

求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職エージェント経由は圧倒的に有利です。

Step 7. 面接対策を受ける

応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。

あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。

Step 8. 企業との面接を行う

面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。

対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。

面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。

Step 9. 内定と退職サポート

内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。

また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!

Step 10.退会手続きをする

転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。

万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。

転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。

転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。

7. 【FAQ】50代女性の転職に関する疑問を解決

本章では、50代女性の転職に関してよくある以下の質問に回答していきます。

では、詳しく見ていきましょう。

Q1. 1年の中で転職にベストな時期はありますか?

求人数が増加する2~3月、8~9月がおすすめです。

企業が次の事業年度に備えて、社内体制を整えようとするため、転職市場全体が活発化します。

しかし、ライバルも増えて倍率が高まるというデメリットもあるので注意が必要です。

次におすすめなのが、穴場時期とされる4~5月で、選考がスムーズに進みやすい傾向にあります。

4・5月は求人数自体は減ってしまうものの、企業の事業年度とは関係なく、プロジェクトの関係などで緊急に人を欲している場合が多いです。

ですので、適性よりもタイミングがあった人を優先的に採用することもあります。

Q2. 未経験転職は無理ですか?

無理ではありませんが、厳しいです。

以下に紹介する業界・業種であれば、50代未経験者でも転職経験者が多く、採用されやすいとされています。

  • タクシードライバー
  • 介護職員
  • 保険営業
  • 不動産営業
  • 医療事務
  • セレモニースタッフ
  • 保育士
  • 住まいのアドバイザー
  • セラピスト

タクシードライバーや介護職員、各業界の営業職は基本的に人手が足りず、未経験者でも転職しやすい職業と言われています。

また、住まいのアドバイザーやセラピストなどは、通信講座等を利用して主婦から未経験で転職することが多いです。

ただし、これらの職業には資格が必要なので、面接を受ける前に取得しておくことが必要になります。

Q3. 転職面接の服装を教えてください

スーツがベストで、無ければオフィスカジュアルで面接に向かいましょう。

仮に「私服OK」や「服装自由」となっている場合でも、スーツで行く方が印象が良いです。

スーツであればスカートでもパンツでも構いません。

ただし、アパレル業界や美容業界であれば、ファッションセンスや個性を見られている可能性が高いので、面接を受ける企業やブランドの雰囲気に合った服装を心掛けて下さい。

Q4. どんな経験やスキルをアピールすべきですか?

50ⅼ代以降の転職で重視されるのは、「企画力」や「提案力」、「マネジメント経験」といったビジネススキルや事務処理能力、責任感、人柄の良さです。

ですので、これまで何らかの組織をマネジメントした経験がある方は、その経験をしっかりアピールすると良いでしょう。

他にも、責任感や人柄の良さをアピールできるエピソードを用意しておくと、面接官に好印象を与えることができます。

また、転職の際に活かそうと資格取得を目指す方も多いですが、必須の場合でなければさほど重視されません。

Q5. 年収をあげることは難しいですか?

これまでのスキルや経験に自身がある方であれば、年収をあげられる可能性があります。

しかし、全体として年収を上げるのは難しいと考えてください。

先述の通り、50代女性の転職は全体として厳しい状況ですので、転職して年収が下がる人も多いという現状があります。

Q6. 新しい仕事を覚える自信がありません

新しい仕事を覚える自信がない人は、転職をおすすめしません。

なぜなら、同業界・同業種への転職であっても、新しい環境になれば覚える事はたくさんあり、仕事の吸収に意欲的でない人は成果を出せないからです。

また、50代になってくると企業側に体力面・精神面で不安視されることも多いので、面接で新しい環境に意欲的である事が伝わらないと中々採用されないでしょう。

Q7. 使わない方がいいエージェントやサイトはありますか?

50代女性の転職におすすめしないエージェント・サイトは以下の通りです。

  • エン
  • マイナビ
  • type女の転職Agent

上記のエージェントは20・30代向けの求人を多く保有している会社なので、50代の転職には向きません。

8. 関連記事

本章では、50代女性の転職ノウハウに関連する記事をご紹介します。

おすすめサイト・エージェント
転職全般

9. 終わりに

ここまで、50代女性の転職に関してお話してきましたが、いかがでしょうか。

50代女性の転職は決して簡単ではありませんが、高望みをせず自分に合ったサイト・エージェントを利用して行えば、より良い環境に転職できる可能性はあります。

以下に、本ページで紹介した50代女性におすすめの転職サイト・エージェントをご紹介しますので、2~3社同時に登録するようにしましょう。

【全ての50代女性におすすめ】転職サイト・エージェント5選

おすすめ転職エージェント3選

おすすめ転職サイト2選

【キャリアや年収に自信がある人向け】転職サイト・エージェント5選

おすすめ転職エージェント5選

【正社員を目指す人向け】転職サイト・エージェント5選

おすすめ転職エージェント

おすすめ転職サイト4選

【社会復帰を目指す人向け】転職サイト・エージェント4選

おすすめ転職エージェント

おすすめ転職サイト3選

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