事前に必読!「キャリトレ」の登録前に知っておくべき2つのポイント

「キャリトレってどんなサービス?」「評判はどうなの?」など、キャリトレが転職サービスとしてどうなのか、気にされる方は多いと思います。

キャリトレは20代の求人が豊富で、非常に使いやすいサービスですが、登録前に知っておくべきポイントが存在します。

このページでは、実際に過去にキャリトレを使って転職活動を経験した筆者が、下記の流れでキャリトレについて徹底的に解説していきます。

  1. キャリトレの利用前に知るべき2つのポイント
  2. 実際に使ってわかったキャリトレの3つの魅力
  3. その前に登録すべきおすすめ転職エージェント5選

正直、キャリトレよりも優先して使うべき転職サービスがあります。このページを読めば、何を使って転職活動を始めればいいかわかり、転職の成功率がぐっと高まるでしょう。

1. キャリトレの利用前に知るべき2つのポイント

キャリトレ」は株式会社ビズリーチが運営する、若手向けの転職サイトです。

吉谷彩子さん(先輩役)と立石春香さん(後輩役)のCMを見たことがあるのではないでしょうか。

同じ運営会社の「ビズリーチ」との大きな差が、ビズリーチはハイクラスをターゲットにしているのに対し、キャリトレは20代をターゲットにしていることです。

求人数も多く、20代にはいいサービスですが、2つのポイントがありますので、利用前にチェックしましょう。

ポイント① 手厚い転職サポートは期待できない

1点目が、転職サービスには下記の2つのタイプがあり、「キャリトレ」は右側の自分で情報を集めて頑張るタイプ(以下、「転職サイト」)だということです。

担当者がサポートしてくれるタイプ(以下、「転職エージェント」)として有名なものだと、『マイナビエージェント』などがありますが、この2つは180度違うサービスなので間違えないようにしましょう。

マイナビエージェントをはじめとする「転職エージェント」で受けられて、キャリトレでは受けられないサービスとしては下記の6つが存在します。

  1. キャリア相談
  2. 求人紹介
  3. 履歴書や職務経歴書の添削
  4. 面接対策
  5. 面接のセッティング/給与交渉

ここから、それぞれ詳しく解説していきます。

1.キャリア相談

転職エージェントでは登録すると、担当から連絡があり、面談になるケースが多いです。

そこでは、どんな業界を目指すか、何をアピールするかなど、転職の作戦を一緒に考えます。

キャリトレでは基本的にこれを自分で考えて転職活動をしなければいけないので、「これでいいのか」不安になることも多いです。

2.求人紹介

転職エージェントではキャリア面談の結果、あなたのスキルや経験にフィットしそうな求人を担当者が選んで紹介してくれます。

だからこそ、ネットに公開されていない「非公開求人」を社内のデータベースから引っ張って来て紹介してくれます。

非公開求人は、公にしたら、応募者が殺到してしまう案件や、極秘プロジェクトに関する案件など応募者にとっていい求人が多いです。

一方で、キャリトレでは基本的にネット上に公開されている求人をあなたが検索しないといけません。

レコメンド機能で紹介してくれることもありますが、多くの人が見ているので、いい案件には応募者が殺到し、倍率も高くなります。

口コミ・評判

名前 M.Kさん(30歳)
「プラチナスカウト」があるって聞いたけど…。

キャリトレにはプラチナスカウトと呼ばれる、企業や転職エージェントからスカウトが来るサービスがあります。

ただし、一回会ったあなたの担当者があなたのために探した求人とは違い、プラチナスカウトは、「条件の合う人みんなに送ってるんだろうな」という求人が多いので、よりあなたにフィットした求人を受け取れる可能性が高いのは転職エージェントです。

3.履歴書や職務経歴書の添削

転職の際は、履歴書や職務経歴書を提出することになりますが、転職エージェントでは添削などの支援をしてくれます

しかし、キャリトレでは基本的にそういったサポートを受けられませんので、特に初めての転職の方は転職エージェントを使い、履歴書や職務経歴書を添削してもらうことをおすすめします。

*キャリトレでは職務経歴書が良いとスカウトメールも届きやすくなるようなので、キャリトレを本格的に使う前に相談したいところです。

4.面接対策

これも書類作成と同様で、キャリトレは特に面接の対策をしてくれませんが、転職エージェントであれば模擬面接など、面接に通るためのサポートをしてくれます。

4-1.転職エージェントはあなたの強みを伝えてくれる

また、転職エージェントはあなたが企業と面接をする前後で人事とコミュニケーションをとっており、面接ではあなたが伝えきれないような長所をあなたに代わってPRしてくれます。

20代の転職では、長所を伝えるだけでは内定は出ず、企業は下記のような不安があり、これらを解消しなければ内定はでません。

  • 入社してもすぐやめないか
  • 円滑な人間関係を築けるか
  • 0から学ぶ姿勢はあるか
  • マナーなど社会人基礎力はついているか
  • 自分で考え動けるか
  • 早いタイミングで戦力になる素地はあるか
  • ストレスに弱くないか

こうした不安をすべて面接で解消することは困難ですが、転職エージェントがあなたに代わって企業を説得してくれています。

5.面接のセッティング/給与交渉

転職エージェントは下記のように面接日程の調整や内定後の条件交渉などを企業と行ってくれます。

普段の業務とこれらを並行して行うのは意外に大変ですが、キャリトレ経由での応募の場合、自分でしなければならないことを理解しておきましょう。

しっかりサポートしてもらいたければ転職エージェントを!

以上のことから、サポートを受けたい場合はキャリトレの利用前に転職エージェントにまずは相談することをおすすめします。

他社の話にはなりますが、「転職サイト(リクナビNEXT)」と「転職エージェント(リクルートエージェント)」の両方を運営するリクルート社も転職エージェントを使った方が効率的と明記しています。

引用:リクルートエージェント公式ページ

特に下記のような方は、転職エージェントへの登録がおすすめです。

  • 頼れる相談相手を作り転職を成功させたい人
  • 転職すべきか判断ができていない人

上記の方は自分で転職活動を始める前に、必ず1回転職エージェントに相談しましょう。

※キャリトレの利用でも下記の2つの方法で応募すれば上記のサポートを受けられる可能性があります。

  • 「ヘッドハンター求人」への応募
  • 人材会社からの「プラチナスカウト」への応募

しかし、案件ごとに別の人材会社に頼むはめになること、実績の少ない人材会社も複数いることから、まずは実績も豊富な大手転職エージェントに登録して、頼れそうな人と出会った上で相談しながら求人を見ることがおすすめです。

ポイント②.20代向けに作られたサービスであること

利用前に知るべきもう一点のポイントしては、

キャリトレは20代向けに作られたサービスで、採用企業側にも下記のようにPRされています。

企業の多くが「20代の若手を採用したい」としてキャリトレを利用するはずですから、30代以上の方が登録しても、なかなか採用に結びつかない可能性があります。

30代以上の方は別サービスを!

30代を超えた方は、より幅広い年齢を対象としたサービス、もしくはハイクラス向けのサービスの方がマッチした求人に出会いやすいです。

30代以上の方も転職エージェントの利用がおすすめですが、30代以上になるとキャリアによって、選ぶべき転職エージェントが細かく変わります。

そのため、下記の記事を参考にあなたにベストなサービスを選んでいきましょう。

以上を踏まえ、20代の方もこう選ぼう!

次の章でキャリトレの魅力を紹介しますが、今すぐキャリトレに登録すべきなのは、下記のような人です。

  • 何となく、求人を見てみたい20代の方

隙間時間に「どんな求人があるのかな」くらいで試す20代の方には手軽でちょうどいいサービスです。

これ以外の方、特に下記のような方は、より手厚いサポートを受けるために転職エージェントの利用がおすすめです。

  • 頼れる相談相手を作り転職を成功させたい人
  • 転職すべきか判断ができていない人

下記のようにサービスを使い分けていきましょう。

Step1. まずは、大手転職サイト2~3社に登録

まずは大手の転職エージェントに2~3社登録しましょう。「3. その前に登録すべきおすすめ転職エージェント5選」で紹介していますが、おすすめなのは、20代からの支持も強い下記の大手転職エージェントです。

Step2. 満足できなさそうなら転職サイトを

「担当者が期待通りの支援をしてくれない」「紹介できる求人がないと言われた」など相性が悪そうならキャリトレなどの転職サイトを使いましょう。

次の章で解説しますが、20代の方にキャリトレはおすすめできるサービスです。

また、一人で頑張る方は、「リクナビNEXT」などの大手転職サイトにも登録し、幅広く求人をチェックするとなおいいです。

2. 実際に使ってわかったキャリトレの3つの魅力

実際にキャリトレを使って転職活動をしましたが、下記のポイントでキャリトレは転職サイトの中でも優れていると思いました。

求人をなんとなく見てみたい20代の方、20代で転職エージェントに頼らないと決めた方にはおすすめのサービスです。

2-1. 20代向けの求人が非常に多い

キャリトレの魅力は20代向けを中心とした、掲載求人の多さです。掲載求人の数は9.6万件以上あり求人に困ることはありません。

キャリトレ 求人検索結果

転職サイトにありがちなのが、古い求人を掲載し続けるなどの求人数の水増しですが、求人を見た限りキャリトレ(旧キャリアトレック)ではこういったことがされていません。

とはいえ、20代を歓迎している大量の案件を1つのアプリで見られるので、どんな求人があるんだろう?と見る分には使いやすいです。

口コミ・評判

N・Oさん(27歳)
キャリトレの口コミ
求人が多くて助かりました。
今回どうしても大手企業を目指したく、とにかくたくさん求人が掲載されているサービスを探していました。
実際、大手企業の中には10件以上のポジションが掲載されていたものもあるなど、とにかく量が多くていろいろな企業にチャレンジできました。

2-2. 登録が非常に簡単

転職サイトへの登録は、どんな仕事をしてきたのか書かないといけないことが多く、それをがっつり書かないとスカウトなどをあまりもらえません

しかし、キャリトレの場合はこのステップが非常に簡単です。下記のように、選択制のものだったり、記入箇所があったとしても1行程度でOKです。

サクサク登録でき、それでも企業からアプローチがきていました。この、登録の手軽さは一つの強みです。

2-3. 直感的に操作できる使いやすさ

キャリトレは、直感的に操作できる使いやすさがあります。

下記のように、毎日来る「本日のレコメンド」に答えていけば、あなたに合った求人を紹介してくれます。

興味があれば、ワンタッチで興味を示せ、後から自分で応募もできますし、あなたが興味を示した企業側から連絡がくることもあります。

※キャリトレのキャプチャを元にしたイメージ

応募までのほとんどの操作が直感的にワンタッチでできるので、何と無く求人を見たい時、隙間時間で使いたいときに重宝します。

下記のように、幾つも使ったけどキャリトレが使いやすかったという声もありました。

口コミ・評判

K・O さん(25歳)
キャリトレの口コミ
転職サイト、どれもわからずいろいろ登録して、使っていましたが、サイトの分かりやすさから結局毎回開くのはキャリトレでした。
難しいことを考えずに気軽に転職活動を進められるのが嬉しかったです。
さりげなく企業に興味を示して、反応を見れる機能も使えて、良さそうなところに興味を示していき、マッチしたところを優先して本格的に応募する..という感じで転職を進めました。

Q. Web版とアプリ版の違いは?

キャリトレは、アプリとして使うことも、SafariやGoogle ChromeなどのWebブラウザ上で使うこともできます。

私は両方使っていましたが、機能もボタンの配置なども、使い勝手はほぼ変わりませんでした。

しかし、どちらかというと、気軽に開けるアプリ版を私は重宝して使っていました。

アプリだとアイコンがスマホ上に出てしまうので、職場の人などに見られたらやばいという方はWebの方がおすすめです。

物足りなければ併用を!

20代の方はキャリトレでも十分な求人を得られますが、物足りない、使い勝手が悪いと感じたら、下記のような他の転職サイトにも合わせて使うようにしましょう。

まずは転職エージェントの利用がおすすめですが、転職エージェントがイマイチだったという方は上記を組み合わせて使っていきましょう。

3. その前に登録すべきおすすめ転職エージェント5選

繰り返しになりますが、キャリトレに登録する前に転職エージェントに2~3社登録するようにしましょう。

できるだけ多くの転職エージェントに接触して、味方になってくれる担当者を探し出し、企業に強く推薦してもらうこと』で転職の成功率もグッと上がります。

20代の方であれば、下記の観点で間違いなくおすすめできる転職エージェントを紹介しますのでなるべく多くに登録し、担当者に会ってみましょう。

  • 求人の質・量|20代向けのいい求人を保有しているか
  • 提案力|あなたの人生を豊かにする提案をしてくれるか
  • サポート|面接・書類対策などを手厚く行ってくれるか

では、一つずつご紹介していきます。

リクルートエージェント|大手だが担当に差がある

リクルートエージェント

リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです

公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)

業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。

転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。

◆補足:リクルートが運営している関連サービス

リクルートダイレクトスカウト|年収600万円以上限定

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト』は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス向けのヘッドハンティング型転職サイトです

ハイクラス求人の検索はもちろん、レベルの高いコンサルタント(ヘッドハンター)を選んで相談をすることもできます。

レジュメを登録しておけば、それを見たヘッドハンターから好条件のスカウトをもらうことも可能です。

また、総求人は118,653件と選択肢も多いので、高年収を狙う方であればすべての方におすすめできる転職サービスといえます

レジュメ登録後はスカウトを待つだけで良いので、「時間をかけて高年収の仕事を見つけたい」という方におすすめです。

doda|業界最大級。20代30代なら登録必須

2024年版dudaトップ画像

dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。

提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。

首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。

マイナビエージェント|サポート充実で満足度No.1

※マイナビのプロモーションを含みます。

マイナビ IT AGENT』は、丁寧なサポートがウリの20代向け転職エージェントです。

求人数だけではリクルートやdodaといった大手ほどではありませんが、首都圏の20代に焦点を当てれば1番の満足度(4.2/5.0点)を誇ります。

そのため、求人数が豊富な大手(例えば、『リクルートエージェント』や『dodaエージェント』など)と併用することをおすすめします。

※マイナビのプロモーションを含みます。

パソナキャリア|首都圏特化でサポート充実

おすすめの特化型転職エージェント

特化型の紹介をまとめたのが下の表です。

自分に合ったものをチェックしてみてください。

  おすすめエージェント 業界別解説サイト
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保育士 ヒトシア保育 保育士転職サイトおすすめ14選|目的別にプロが厳選!

※名前をクリックすると公式ページにリンクします。詳しく知りたい方は、解説サイトをご覧ください。

4. まとめ

キャリトレについて紹介してきましたがいかがでしたか?

キャリトレは、求人数も多く、20代にはおすすめできるサービスですが、転職エージェントのようにサポートをしてもらえないことが致命的です。

求人をなんとなく見てみたい..くらいの用途であれば手軽でいいサービスですが、「真剣に転職を考えている」「誰かに相談して転職するか決めたい」という方には物足りないです。

そのため、まずは下記のように転職エージェントに2~3社登録し、頼れるところを探すところから始めましょう。

20代におすすめな転職エージェントは下記の5社で、上からおすすめ順に並んでいます。

これらを2~3社試した上で、「思うようなサポートを受けられない」という方は「キャリトレ」などの転職サイトに登録するようにしましょう。

このページを参考にあなたがベストなサービスを選べることを心から祈っています。