「Webデザイナーにおすすめの派遣会社ってどこだろう?」と思っていませんか?
実際、Webデザイナー職の派遣求人数は非常に少なく、安易に目についた派遣会社に登録したところでサポートお断り…というケースも多々あります。
そこでこのページでは、派遣のプロとして多くの求職者の悩みを解決してきた筆者が、失敗しにくい派遣会社の選び方と、おすすめできる派遣会社6社をご紹介します。
- 自分に合ったWebデザイナーの求人を見つける3Step
- Webデザイナーにおすすめの派遣会社6選
- 目的別に見る複数登録におすすめの派遣会社の組み合わせ
- 派遣Webデザイナーに向いているのはどんな人?
- 派遣Webデザイナーで働くデメリットは?
- 派遣会社をより効果的に利用するためのポイント8選
- 派遣会社利用の流れ
- 派遣WebデザイナーによくあるQ&A
全て読めば、6社それぞれの強みと選び方の違いがわかり、自分に合った派遣会社を絞り込めます。
目次
1. 自分に合ったWebデザイナーの派遣会社を見つける3Step
Webデザイナーの派遣求人は取扱いのある会社が限られるうえ、会社ごとに強みやサポート体制も異なります。闇雲に登録すると、希望に合わない求人ばかり紹介されたり、担当者との相性が合わず消化不良に終わったりすることも少なくありません。自分に合ったWebデザイナーの派遣会社は、以下3Stepを行えば見つけることができます。
Step1:Webデザイナーの求人が多い派遣会社を見つける
Webデザイナーへの派遣就労を目指す方は、Webデザイナーの取扱求人が多い派遣会社を見つけるようにしましょう。
前提として、Webデザイナーの派遣求人は非常に少なく、取扱いが無い派遣会社も多く存在します。
※最大手の派遣会社でも、Webデザイナーの取扱求人数は約250件程度です(エンジニア全般の取扱求人数は約40,000件〈2026年8月時点〉と比べると少なさが際立ちます)。
中には、あれやこれや探し回ってようやく見つけた派遣会社からサポートを受けられず、時間を無駄にしてしまったと感じるケースも見られます。
このようなことにならないよう、Webデザイナーの取扱求人が多い派遣会社を予め当たりをつけておきましょう。
Step2:複数の派遣会社に登録して幅広い求人をカバーする
派遣会社は1社だけではなく、複数登録することを強くすすめます。
なぜなら、Webデザイナーの求人が少ない中で一社だけの登録では、十分な求人数をカバーできないためです。
派遣会社に複数登録しても、何も咎められることはありません。
ご自身に合ったWebデザイナー求人に出会う可能性を高めるためにも、ぜひ複数登録してみてください。
Step3:担当者との面談から自分に合うか否かを判断する
派遣会社に複数登録した後、担当者との面談から自分に合うか否かを判断しましょう。
以下の判断基準を元に、自分に合う担当者を見つけると良いです。
優秀な担当者の4条件
- 派遣求人を紹介するだけでなく、あなたのキャリア相談にのってくれる
- あなたが志望する業界・職種に精通している
- 自分に合った派遣求人を紹介してくれる
- 丁寧で迅速な対応をしてくれる
最悪な担当者の4条件
- 初回面談で特にヒアリングもせず派遣求人を紹介してくる
- あなたが志望する業界・職種への理解が乏しい
- 紹介してもらった派遣求人が的外れ
- 対応が遅く、連絡も不定期
これらを踏まえたうえで、Webデザイナーにおすすめの派遣会社を6社ご紹介します。
【補足】:Webデザイナーは転職サービスも併用すべし
派遣就労を目指すWebデザイナーであっても、求人数の少なさを補うために転職サービスの併用を検討しましょう。
実際、転職サービス大手の「リクルートエージェント」はWebデザイナーの求人を3,500件以上保有しているため、派遣以外の働き方も検討している方には一見の価値ありです。
詳細については以下記事にてご紹介していますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
2. Webデザイナーにおすすめの派遣会社6選
Webデザイナーにおすすめの派遣会社は以下6社です。求人数だけでなく、対応エリアやスキルアップ支援、働き方の特徴も比較できるようにまとめました。
| 転職エージェント | Webデザイナー公開求人数 | 対応エリア | 設立 | スキルアップ支援 | 働き方の特徴 |
| 1位. エンジニアガイド |
約250件 比較6社の中で公開求人数が最多 |
全国45拠点(北海道〜九州) | 1981年 | eラーニング400種類超・資格取得で最大30万円の奨励金 | 登録型・常用型(無期雇用)を選べる |
| 2位. パーソルクロステクノロジー |
約80件 スピーディーな対応、丁寧な就業フォローが特徴 |
首都圏・東海・関西・沖縄など全国主要都市に拠点 | 1979年 | 無料セミナー・研修を定期開催、資格取得支援あり | スキルに応じて時給が上がる評価制度 |
| 3位. パソナ |
62件 「Webデザイナー」で検索した件数(2026年8月時点、総合型のため変動しやすい) |
全国主要都市に拠点 | 1988年 | eラーニング約500種類を最大90日間無料など | 事務・IT等、他職種と併願できる総合型 |
| 4位. ヒューマンリソシア |
6件 「Webデザイナー」で検索した件数(2026年8月時点、Web系区分全体はより多数) |
東京・大阪に本社。登録はオンライン完結で全国対応 | 1988年 | 研修・スキルアップ支援制度あり | 来社不要のWeb面談で登録完結、テレワーク求人も充実 |
| 5位. typeIT派遣 |
約130件 一人ひとりへの丁寧なサポートを求めるなら |
東京(赤坂)中心 | 1993年 | 個別制度の公表はないが、担当3名体制のフォローが強み | 残業少なめ・時短などワークスタイルにこだわれる求人が多い |
| 6位. エキスパートスタッフ |
約50件 精度高いマッチングと熱心な就業後フォローが好評 |
東京・大阪の2拠点 | 公式サイトに記載なし(39年以上の実績) | 独自のスキルチェックシステムによる高精度マッチング | 経験・スキル重視のマッチング型 |
なお、掲載順(1位〜6位)は求人数のみでなく、対応エリアやスキルアップ支援、働き方の柔軟性等を編集部が総合的に判断したものであり、各社の優劣を示すものではありません。
順に紹介していきますので、気になったものから登録してみるようにしましょう。
エンジニアガイドは比較6社の中で公開求人数が最多
『エンジニアガイド』は、大手派遣会社のスタッフサービスが運営している人材派遣サービスです。
サービス名に「エンジニア」とつくものの、「Webデザイナー」の派遣にも強く、求人数は約250件で、比較した6社の中では最多です。
また、就業前後におけるサポートが丁寧であることや、福利厚生が充実していることから、利用者の方からの評判が良いです。
運営元の株式会社スタッフサービス エンジニアリング事業本部は1981年11月創業、全国45拠点を持つエンジニア派遣大手です(労働者派遣事業許可番号は派13-011061)。エンジニア向けのeラーニングは400種類以上、対象資格の取得で最大30万円の奨励金が支給される制度もあり、Webデザイナーとして実務経験を積みながらスキルアップと収入アップを両立したい方に特におすすめです。
派遣Webデザイナーを考えられる方は、ぜひ登録してみてください。
エンジニアガイドの口コミ(抜粋)
エンジニアガイドの口コミを以下掲載しておりますので、気になる方はチェックしてみてください。
パーソルクロステクノロジーはスピーディーな対応と丁寧な就業フォローが特徴
『パーソルクロステクノロジー』は、エンジニア・クリエイター派遣に特化した人材派遣会社です。
旧インテリジェンスの派遣と旧テンプスタッフ・テクノロジーが事業統合した会社であるため優良企業の求人が多いことに加え、担当者の対応スピードも速く、選考から就業までのやりとりがスムーズに進みやすいのが特徴です。
また、就業後のフォローも手厚く、就業先の環境や条件について定期的にヒアリングを受けられるため、安心して働き続けやすい体制が整っています。
Webデザイナーの職種を希望していて、自分に合った企業ですぐに働きたい、という方には、ぜひおすすめしたい派遣会社です。
1979年設立、労働者派遣事業許可番号は派13-316579です。エンジニア向けの無料セミナー・研修を定期的に開催しており、資格取得支援の制度も一部用意されているため、担当者のサポートを受けながらスキルアップを図りたい方にも向いています。
パーソルクロステクノロジーの口コミ(抜粋)
パーソルクロステクノロジーの口コミを以下掲載しておりますので、気になる方はチェックしてみてください。

パーソルテクノロジースタッフ(現在のパーソルクロステクノロジー)に登録しましたが、担当コーディネーターの迅速な対応に驚きました。
お忙しい中だとは思うのですが、即日もしくは翌日までには返信があり、大変助かりました。
また、就業後も定期的にヒアリングを行っていただき、そこでお話した要望を派遣先に丁寧に伝えてくれるなど、就業環境を良い方向に整えてくださり、本当に感謝しています。
女性スタッフの方が多くてとっても相談しやすい環境でしたので、特に女性の方は登録してみることをおすすめします。
パソナは財務・秘書からIT・クリエイティブまで扱う総合型の人材派遣会社
『パソナ』は、事務や営業、財務経理、秘書、貿易、医療・製薬、金融、語学力を生かせる仕事まで幅広い職種を扱う総合型の人材派遣会社です。
Webデザイナー専業の派遣会社ではありませんが、スキル条件でIT・Web関連の求人を絞り込んで探すこともでき、他の職種の求人と合わせて検討できます。
登録後は、自身の強みを整理できるキャリアデザイン講座(動画)に加え、約500種類のeラーニングを最大90日間無料で利用できるなど、スキルアップ支援が充実しています。国家資格キャリアコンサルタントによるアバターカウンセリングも用意されており、今の仕事や働き方の相談にも対応しています。
Webデザイナー以外の職種への展開も視野に入れたい方や、登録後のキャリアサポートを重視する方は、登録を検討してみてください。
1988年設立(創業1976年)、労働者派遣事業許可番号は派13-304674です。北海道から九州まで全国に拠点を持ち、登録拠点に関わらず希望エリアの求人を紹介してもらえる点も特徴です。
パソナはこんな人におすすめ
以下に当てはまる人には、パソナへの登録がおすすめです。
- Webデザイナー以外の職種への展開も視野に入れたい人
- eラーニングやアバターカウンセリングなど、登録後のキャリアサポートを重視する人
- 全国に拠点があり、地方在住でも相談したい人
ヒューマンリソシアはWeb系求人も扱う総合人材派遣会社
『ヒューマンリソシア』は、幅広い業界・職種の求人を扱う人材派遣会社です。登録は来社不要のWeb面談で完結し、就業後も仕事紹介担当と営業担当の双方からフォローを受けられます。
IT/WEB職種のカテゴリに「Web系」の区分があり、DTPやCG、ゲーム系、プログラマーなど幅広いクリエイティブ・IT系の求人を扱っています。
20〜30代の女性の登録・利用が多く、CAD・BIMオペレーターなど専門スキルを生かせる仕事や、スキルアップ支援制度も用意されています。
オンラインで完結する登録のしやすさや、専門職種への展開を重視する方には、登録を検討する価値がある派遣会社です。
1988年設立、従業員数1,041名(2026年3月末時点)、労働者派遣事業許可番号は派13-080176です。
ヒューマンリソシアはこんな人におすすめ
以下に当てはまる人には、ヒューマンリソシアへの登録がおすすめです。
- 来社不要のオンライン登録で、すぐに求人を探し始めたい人
- Webデザイン以外にもDTP・CG・ゲーム系などクリエイティブ求人を幅広く見たい人
- 専門スキルを生かせる仕事を探している20〜30代の人
typeIT派遣は一人ひとりへの丁寧なサポートが魅力
『typeIT派遣』は、「type転職エージェント」の運営元である「株式会社キャリアデザインセンター」が運営する人材派遣会社です。
大手派遣会社と比べると求人数、福利厚生が劣る分、一人ひとりへの丁寧なサポートにより差別化を図っており、きめ細かいサポートを期待する方からは好評です。
基本的には他の派遣会社を利用することをおすすめしますが、typeIT派遣ならではの独自求人もあるので、気になる方は登録を検討してみてください。
運営元の株式会社キャリアデザインセンターは1993年設立、労働者派遣事業許可番号は派13-315344です。営業担当・キャリアコーディネーター・アソシエサポートの3名体制でフォローする点も特徴で、残業少なめや時短など働き方にこだわりたい方向けの求人も扱っています。
typeIT派遣の口コミ(抜粋)
typeIT派遣の口コミを以下掲載しておりますので、気になる方はチェックしてみてください。

小さな派遣会社からtypeIT派遣に乗り換えた者です。
基本的に途切れなく仕事を紹介してもらっているし、時給も前の派遣会社より高めなので満足はしています。
福利厚生については大手より劣るものの、まずまずといったところです。
個人的には、今ご担当してくださっている方に安心感があるので、当面typeさんを使用させて頂く予定です。
エキスパートスタッフは精度の高いマッチングと熱心な就業後フォローが好評
『エキスパートスタッフ』は、クリエイティブ業界で39年以上の実績を持つ人材派遣会社です。これまで大手広告代理店や有名デザイン事務所等4,600社以上から15万件以上の求人依頼を受け、39,000名のクリエイターをマッチングしてきました。
豊富な実績に裏付けされたノウハウと、独自のスキルチェックシステムによるマッチングは精度が高いと好評です。
また、就業後のフォローも熱心に行っており、自身の要望を的確に汲み取って派遣先に伝えてくれたという声が寄せられています。39,000名のマッチング実績を支えてきたフォロー体制です。
大手派遣会社と比べて知名度こそ低いものの、登録に値する派遣会社だといえます。
労働者派遣事業許可番号は派13-010368です。独自のスキルチェックシステムによるマッチング精度の高さが強みで、経験・スキルを重視した紹介を受けたい方に向いています。
エキスパートスタッフの口コミ(抜粋)
エキスパートスタッフの口コミを以下掲載しておりますので、気になる方はチェックしてみてください。

最初の技術チェックと筆記テストが現場での仕事内容に近いものを感じ、デザイン業界について熟知している派遣会社なんだなというのが所感。
また、求人数は多くないものの、こちらの要望に沿った求人をピンポイントでご紹介頂けたので、他の派遣会社に比べて信頼出来ると思いました。
仕事の紹介を受けられない人は、何か問題があると思わせる要因があるか、単に技術や経験が無いのではないでしょうか。
私はエキスパートスタッフの対応に概ね満足しています。
3. 目的別に見る複数登録におすすめの派遣会社の組み合わせ
Webデザイナーの派遣求人は取扱いが少ないため、複数の派遣会社に登録して選択肢を広げるのがおすすめです。ここでは、目的別に組み合わせておきたい2社をご紹介します。
高時給・スキルアップを重視する人向け
エンジニアガイドとパーソルクロステクノロジーの組み合わせがおすすめです。エンジニアガイドは比較6社の中で最多の求人数に加えてeラーニング・資格取得支援が充実しており、パーソルクロステクノロジーはスキルに応じて時給が上がる評価制度と無料の研修機会を提供しています。案件を選びながらスキルと収入を伸ばしたい方に向いています。
在宅・オンライン完結で登録から進めたい人向け
ヒューマンリソシアとパソナの組み合わせがおすすめです。ヒューマンリソシアは来社不要のWeb面談で登録が完結し、テレワークの求人も扱っています。パソナは全国に拠点を持ち、Webデザイナー以外の職種も含めて幅広い求人からエリアを問わず選べます。
丁寧なサポート・マッチング精度を重視する人向け
typeIT派遣とエキスパートスタッフの組み合わせがおすすめです。typeIT派遣は営業担当・キャリアコーディネーター・アソシエサポートの3名体制でフォローし、エキスパートスタッフは独自のスキルチェックシステムで自分に合った求人を精度高く紹介してくれます。初めての派遣就労で不安がある方に向いています。
複数登録は何も咎められるものではありません。ご自身の希望に近い組み合わせから、ぜひ登録を検討してみてください。
4. 派遣Webデザイナーに向いているのはどんな人?
派遣Webデザイナーという働き方は、柔軟性やキャリアの幅を広げられる一方、収入の安定性では正社員に劣る面もあり、誰にでも合う働き方とは限りません。ミスマッチを避けるためにも、まずは自分がどちらのタイプに近いかを確認しておきましょう。以下に当てはまる人は、派遣Webデザイナーがおすすめです。
- 柔軟性のある働き方をしたい人
- 様々な会社で働いてキャリアの幅を広げたい人
- 参画する案件はすべて自分の意志で選びたい人
これらの項目に当てはまった方は、ぜひ1度派遣会社に登録してみることをおすすめします。
参考. 正社員Webデザイナーに向いているのはどんな人?
参考までに、以下に当てはまる人は、正社員Webデザイナーがおすすめです。
- 収入の安定が欲しい人
- 1つの会社でじっくり働きたい人
- マネジメントスキルを培いたい人
これらの項目に当てはまった方は、ぜひ正社員としてのWebデザイナー転職を検討してみてください。
Webデザイナー転職を考える場合、以下がおすすめの記事となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
| 転職エージェントおすすめ記事 | |
| Webデザイナー転職記事 |
5. 派遣Webデザイナーで働くデメリットは?
派遣Webデザイナーには柔軟な働き方やキャリアの幅を広げられるメリットがある一方、正直に知っておきたいデメリットもあります。ここでは代表的な3点を、対処法とあわせてご紹介します。
デメリット1:収入・雇用が就業期間に左右されやすい
登録型派遣は、派遣会社と企業が結んだ雇用契約期間中のみ給与が発生する仕組みです(雇用形態の違いはQ1で解説しています)。契約更新のタイミングで次の就業先が決まっていないと、収入が途切れる期間が生じる可能性があります。
ただし、複数の派遣会社に登録して求人の選択肢を広げておくことや、契約満了前から次の就業先について担当者に相談しておくことで、このリスクは軽減できます。
デメリット2:責任ある仕事を任されにくい傾向がある
派遣社員は契約で定められた業務範囲内で働くのが基本のため、正社員と比べてプロジェクトの意思決定や管理職といった裁量の大きいポジションを任されにくい傾向があります。
Webデザイナーとしてより上流の工程や意思決定に関わりたい方は、実務経験を積んだうえで正社員登用や、Webディレクター・UI/UXデザイナーへのキャリアアップを目指す選択肢もあります。
デメリット3:正社員登用が保証されているわけではない
「まずは派遣で経験を積んで、ゆくゆくは正社員に」と考える方もいますが、紹介予定派遣であっても、必ず正社員として直接雇用されるとは限りません(詳細はQ4を参照してください)。
正社員登用を重視する場合は、紹介予定派遣の実績が豊富な派遣会社を選ぶか、正社員採用を前提とした転職エージェントの利用も並行して検討すると良いでしょう。
これらのデメリットは、派遣という働き方そのものの特性によるものであり、どの派遣会社を選んでも一定程度当てはまります。だからこそ、6社の比較のなかで、収入の途切れにくさや裁量の大きさなど、自分が譲れない条件を軸に選ぶことが判断の分かれ目になります。
6.派遣会社を効果的に利用するための8ポイント
この章では、派遣会社をより効果的に利用するためのポイントを8つお伝えします。
- 6-1. 派遣会社に複数登録する
- 6-2. 派遣就労の意欲を見せる
- 6-3. 就業前後のフォロー体制を聞いておく
- 6-4. 派遣会社の福利厚生・研修制度を聞いておく
- 6-5. 担当営業をシビアな目でみる
- 6-6. 経歴やスキルに嘘をつかない
- 6-7. 気になる求人があったら早めに応募する
- 6-8. 同じ求人に複数の派遣会社から応募しない
良い派遣会社を選んでも、上手に使えなければもったいないので必ずチェックしましょう。
6-1. 派遣会社に複数登録する
派遣会社は、複数登録することがおすすめです。
なぜなら、複数登録することで以下3点のメリットがあるからです。
- 最適な担当営業を選べる
- 用途によって派遣会社を使い分けられる
- 独占案件をカバーできる
具体的には、以下のように2~3社の派遣会社に相談し、対応に満足できた派遣会社のどれかに頼ることをおすすめします。

6-2. 派遣就労の意欲を見せる
派遣就労への意欲を見せることで、担当営業があなたの優先順位をあげて対応してくれるようになります。
なぜなら、担当営業には派遣契約の成約目標が課されており、派遣契約に結びつきそうな方を欲しているからです。
こういった背景もあり、担当営業とのファーストコンタクトで必ず「就労時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれますが、この時に「良いところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
なお、会社に在籍中の場合は、最短で退職できる見込み日時を伝えておくと良いです。※一般的に、退職には約1か月半~2か月かかります。
6-3. 就業前後のフォロー体制を聞いておく
派遣会社による就業前後のフォロー体制は、必ず聞いておくようにしましょう。
例えば、就業前のフォロー体制については、「希望条件に合った求人紹介」や「企業との面談対策」をしっかりと行ってもらえるかどうかがポイントとなります。
その一方、就業後のフォロー体制については、「派遣先への訪問頻度」や「派遣会社への連絡体制」を聞き出し、就業後もいつでも相談しやすい環境かどうかを確認しておきましょう。
6-4. 派遣会社の福利厚生・研修制度を聞いておく
派遣会社の福利厚生・研修制度も必ず聞いておくようにしましょう。
なぜなら、派遣社員が受けられる福利厚生・研修制度は、派遣先企業のものではなく、派遣会社から提供されるものとなるからです。
ここは勘違いしやすいところですが、非常に重要なポイントなので、必ずおさえておくようにしましょう。
6-5. 担当営業をシビアな目でみる
担当営業に情をうつしてはいけません。
担当変更はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば変えてもらいましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。
ご支援をして頂いている○○と申します。
現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応いただき感謝をしておりますが、派遣社員としての就労が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、他の担当の方と一度お話をしたく考えております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
担当変更がどうしてもしづらい場合は、その派遣会社は諦めて他社を当たりましょう。
6-6. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限り情報が残ります。
派遣会社や企業の中でよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ...」という話です。
この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を制限されるなどの判断が下されます。
6-7. 気になる求人があったら早めに応募する
派遣会社を利用していて、気になる求人があったら早めに応募するようにしましょう。
なぜなら、派遣の求人は募集ポジションの枠が埋まった時点で、募集が止まってしまうからです。
実際、希望する求人の募集が停止してしまったり、選考途中で募集枠が埋まったことを理由にお見送りとなり、「もっと早めに応募しておけば良かった」と思う方も多くいらっしゃいます。
このようなことにならないよう、気になる求人があったら早めに応募するようにしましょう。
6-8. 同じ求人に複数の派遣会社から応募しない
数社の派遣会社を使っている場合、同じ求人には複数の派遣会社から応募しないようにしましょう。
企業から「他の派遣会社からも応募があるんだけど」と担当者に連絡がいってしまいます。
これにより、企業・担当営業の両者に不信感を与え、場合によっては破談となります。
7.派遣会社利用の流れ
この章では、実際に派遣会社を利用する場合の流れについてご説明します。
- Step1. 派遣会社に登録する
- Step2. 担当者と初回面談を行う
- Step3. 求人紹介を受ける
- Step4. 希望求人に応募する
- Step5. 応募先企業と面談(顔合わせ)を行う
- Step6. 就業開始
- Step7. 就業後フォローを受ける
- Step8. 契約終了前の対応を行う
この章でご説明することは、派遣社員として就労するに当たって大事なポイントとなりますので、必ず目を通すようにしてください。
Step 1. 派遣会社に登録する
派遣会社公式ページから登録を行いましょう。
登録の際、以下内容を記載します。
- 名前
- 住所
- 経験
- スキル
- 希望職種
- 就業条件
もし希望職種・就業条件について考えが及ばないようでしたら、派遣会社との面談当日の際に聞くことで、具体的なイメージを持てるようにしましょう。
Step 2. 担当者と初回面談を行う
派遣会社に登録した後、担当者と初回面談を行います。
たいていの場合、面談は以下2つのうちいずれかの方法となります。

面談方法について選択できる場合は、直接面談を行ってもらうようにしましょう。
というのも、直接面談の方が電話面談に比べて、時間を取って丁寧に行ってくれることが多いからです。
なお、初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。
- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 派遣社員として就業するべきかどうか
- 派遣社員として就業するとしたら、どのような企業で働けそうか
- 就業先に関する要望の深堀
実際、面談で気づかされることも多く、面談を通じて具体的な就業イメージをつけられた方も多いので、なるべく多くの派遣会社に意見をもらうことをおすすめします。
Step 3. 求人紹介を受ける
初回面談の後、あなたの希望に合いそうな派遣求人を5件〜20件ほど紹介してもらいます。

思ってもいないような大手企業もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。
それぞれの派遣会社でしか扱っていない独占求人(その多くは非公開求人)もありますので、派遣会社に2~3社登録し、それぞれの会社で求人紹介を受けることを推奨します。
Step 4. 希望求人に応募する
求人紹介を受けた中で、実際に応募したい求人があった場合、その旨を担当者に伝えます。
ここで担当者と良好な関係を築けていると、応募企業に自らをプッシュしてくれることで、選考が有利に進むこともあります。
そのため、派遣会社とのやりとりにおいては常に誠実な対応を取り、良好な関係を築けるようにしておきましょう。
Step 5. 応募先企業と面談(顔合わせ)を行う
書類選考に通過した後、応募先企業と面談(顔合わせ)を行います。
企業との面談に際しては、派遣会社の担当者が同席をしてくれるので、一人よりも安心して臨むことができます。
ただし、建前は企業との「面談」となっていますが、実質は「面接」であることには注意が必要です。
実際、面談中に以下のような質問を受けることもあります。
- 自己紹介をして頂けますか?
- 職務についてご説明いただけますか?
- あなたの長所・短所を教えて頂けますか?
- 今までの仕事では何に気を付けていましたか?
- 以前に経験された資料作成は社内向けですか、社外向けですか?
もし、企業との面談に自信がない場合は、以下の記事に面談(面接)のポイントが記載されていますので、ぜひチェックしてみてください。
Step 6. 就業開始
応募先企業との面談の後、内定が出たら就業開始です。
契約期間が満了するまで、就業先での仕事に精一杯取り組みましょう。
なお、ネット上の大半はここまでの説明で終わっていますが、就業開始後も派遣会社との関係は続きます。
詳しくは、Step7.8にてご説明しますので、しっかりおさえておいてください。
Step 7. 就業後フォローを受ける
就業後も、引き続き派遣会社からフォローを受けることができます。
就業後フォローの一例として、就業後に企業への要望が出てきた場合は、派遣会社が間に入って企業に伝えてくれるといったこともあります。

その他、派遣会社の研修制度を利用してスキルアップを図ることもできますので、就業後も派遣会社を賢く利用していきましょう。
Step 8. 契約終了前の対応を行う
派遣社員の雇用期間終了が近づくと、以下のうちいずれかの対応を行う必要があります。
- 契約期間の更新を行う(契約期間3年未満の場合)
- 他の就業先にて新たな派遣契約を結ぶ
- 派遣先企業と雇用契約を結ぶ
また、就業後3年以上になる場合は、他の就業先にて新たな派遣契約を結ぶか、派遣先企業と雇用契約を結ぶかのうち、いずれかの対応を選ぶこととなります。
というのも、労働者派遣法により、派遣社員は同じ事業所で3年以上働くことができないと定められているからです。
基本的に、今後の対応については派遣会社から提案をもらえますが、このような対応があるということを事前に知っておきましょう。
8. 派遣WebデザイナーによくあるQ&A
- Q1.派遣Webデザイナーの雇用形態は?
- Q2.派遣Webデザイナーって本当に大丈夫?
- Q3.派遣Webデザイナーの時給・年収は?
- Q4.派遣Webデザイナーから正社員になる方法は?
- Q5. Webデザイナーのキャリアアップ方法は?
Q-1. 派遣Webデザイナーの雇用形態は?
派遣Webデザイナーの雇用形態は、大きく以下3つに分けられます。
| 登録制派遣 |
|
| 無期雇用派遣 |
|
| 紹介予定派遣 |
|
この表から分かるように、雇用契約の結び方、給与の支払われ方、正社員登用の有無などで、それぞれに違いがあります。
この記事では詳細を割愛しますが、もし派遣社員の詳細を知りたい方は、以下の記事に記載がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
Q-2. 派遣Webデザイナーって本当に大丈夫?
結論、新たなスキルを磨き続けなければWebデザイナーとして厳しい状況に陥りかねません。
なぜなら、Webデザイン領域は競合サービスの参入が激しく、Webデザイナーが行っていた領域がどんどんシフトせざるを得ない状況になっているからです。
実際、初心者でも簡単にデザイン作成できるようなサービスも多くリリースされており、今後もこの流れは続くと思われます。
そのため、Webデザイナーとして働き続けるのであれば、これらのサービスに代替されないよう自身のスキルを磨き続ける覚悟を持つことが必要です。
Q-3. 派遣Webデザイナーの時給・年収は?
「東洋経済ONLINE」の調査(2018年3月時点)によると、派遣Webデザイナーの時給は1,835円という結果が出ています(全職種平均は約1,500円前後)。時給相場は変動するため、あくまで参考値としてご覧ください。

この時給をもとに年収換算すると約350万円(残業無しで計算)になります。
正社員のWebデザイナー(30代)の年収は、公開されている統計でも350万円台〜550万円台まで幅があり、単純比較は難しいのが実情です。
ただし、上記の派遣時給から算出した年収と大きくかけ離れた水準ではないため、正社員と比べて極端に見劣りする働き方ではないといえるでしょう。
Q-4. 派遣Webデザイナーから正社員になる方法は?
派遣Webデザイナーが正社員になるための方法は、以下2つです。
- 方法1:派遣先で3年以上働く
- 方法2:紹介予定派遣で働く
詳細は『【派遣から正社員を目指す】具体的な方法や、日々の業務で心がけるべきことを解説』にてご紹介していますが、ここでは抜粋してお伝えします。
方法1:派遣先で3年以上働く
派遣先で3年以上働いた場合、派遣会社は労働者への直接雇用の打診義務を負います。
このタイミングで、派遣先から正社員として直接雇用してもらえれば、晴れて正社員になることができます。
もしこの方法からの正社員を目指す方は、派遣先から高評価をもらえるような仕事ができるよう全力を尽くしましょう。
方法2:紹介予定派遣で働く
紹介予定派遣として働くことも、正社員採用につながる方法の1つです。
紹介予定派遣とは、最長6ヶ月派遣社員として働いた後、双方の合意があれば、直接雇用してもらうことができる雇用契約です。
ただし、全ての方が正社員になれる保証があるわけではありませんし、直接雇用の一つである「契約社員」になる可能性もあります。
そのため、紹介予定派遣としての就労が決まったことで浮かれるのではなく、6か月以内に正社員登用してもらえるような結果を出せるよう、全力を尽くしましょう。
Q-5. Webデザイナーのキャリアアップ方法は?
Webデザイナーのキャリアアップは、以下3つのうちいずれかの職種に就くことで実現可能です。
| 職種 | 職種説明 | 必要スキル |
| Webディレクター | Webを通じたクリエイティブ作業全般を取りまとめる | 業務全般のマネジメントスキル |
| UI/UXデザイナー | ユーザーが使いやすいサイト設計を行う | UI/UX向上につながるデザインスキル |
| フロントエンドエンジニア | サイトのフロント部分(ユーザーの目に見える部分)を実装する | CMS構築やPHP言語での実装スキル |
ここでご紹介した職種に就くことができれば、ご自身の仕事での影響力が大きくなることに加え、年収も大幅にアップします。
Webデザイナーとして働かれている方は、これらのキャリアアップ先を見据えて必要スキルを身に付けていくようにしましょう。
9. 関連記事まとめ
派遣に関する記事をまとめました。
以下の記事も併せて読むことで、派遣に対する理解を深めることができます。
| おすすめの派遣会社 | |
| 派遣に関する知識 |
まとめ
派遣Webデザイナーを目指す方におすすめの派遣会社6社を、求人数や対応エリア、サポート体制の違いとあわせてご紹介しました。
最終的には担当者との相性も大きく影響しますが、求人数の多さやスキルアップ支援、サポートの手厚さなど、自分が重視する条件で派遣会社を選ぶことが、Webデザイナーとしての就労成功への近道です。
まずは気になった派遣会社から、話だけでも聞いてみてください。
おすすめの派遣会社は以下の通りです。
- エンジニアガイドは比較6社の中で公開求人数が最多
https://www.engineersguide.jp/ - パーソルクロステクノロジーはスピーディーな対応と丁寧な就業フォローが特徴
https://persol-tech-s.co.jp/ - パソナは財務・秘書からIT・クリエイティブまで扱う総合型の人材派遣会社
https://www.pasona.co.jp/ - ヒューマンリソシアはWeb系求人も扱う総合人材派遣会社
https://haken.resocia.jp/ - typeIT派遣は一人ひとりへの丁寧なサポートが魅力
https://it-partners.type.jp/ - エキスパートスタッフは精度の高いマッチングと熱心な就業後フォローが好評
https://www.expertstaff.co.jp/
あなたに合う派遣先が見つかることを心から祈っています。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。











他社と比べて、Webデザイナーの求人数が圧倒的でした!
派遣先企業もベンチャーから大手まで幅広くあるので、求職者の様々なニーズに対応できるんだろうなと思いました。
私の場合は、プライベートの時間を増やしたいと思い、就業環境が整っているWeb系企業での派遣就労を決めましたが、実際に働いてみて大満足です!
担当コーディネーターからの提案求人数が多い分、自身で求人を選別する力は必要かと思いますが、その分選択肢が多い派遣会社だなと思います。