「デザイナー職に強い転職エージェントを知りたい」と考えていませんか。
デザイナーと一括りにいっても業界・職種によって最適なエージェントは異なるため、業界・職種に合わせたエージェント選びが欠かせません。
そこでこの記事では、多くの方の転職を支援してきた私が、転職エージェントを業界・職種ごとに厳選して紹介します。
- デザイナー必見!転職エージェント・サイトおすすめ13選
- 転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
- 【図解】転職エージェント利用の流れ
- そもそも転職エージェントを使うべきたった1つの理由
- デザイナーの「ポートフォリオ」の概要と作成法
- デザイナーの転職に関するQ&A
この記事を読めば、デザイナー転職エージェントについてのすべてが分かるでしょう。
目次
1. デザイナー必見!転職エージェント・サイトおすすめ13選
この章では、デザイナーにおすすめの転職エージェントをご紹介します。
以下の項目から、興味のあるデザイナー職種・業界を選択してください。
- 1-1. IT・Webデザイナーにおすすめの専門転職エージェント・サイト
- 1-2. ゲームデザイナーにおすすめの転職エージェント
- 1-3. 広告・出版業界のデザイナーにおすすめの転職エージェント・サイト
- 1-4. ファッションデザイナーにおすすめの転職エージェント
それでは、見て行きましょう。
1-1. IT・Webデザイナーにおすすめの転職エージェント・転職サイト
IT・Webデザイナーの職種に就きたいという方も多いのではないでしょうか。
そこで以下の3点を基準に、おすすめの転職エージェント・サイトを選び出しました。
転職エージェントを選ぶ3つの基準
- 求人数
…IT・Webデザイナーの求人がどれくらいあるか - サポート力
…担当者が面接対策・書類準備を丁寧にサポートしてくれるか - 提案力
…自分のスキルに合う求人を紹介してくれるか
上記の基準から選定したIT・Webデザイナー向け転職エージェント・サイトは、以下の6社です。
転職エージェント・サイト | Webデザイナー公開求人数 | 関連職種 |
---|---|---|
1位:レバテックキャリア | 約1,000件 |
|
2位:リクルートエージェント(IT) |
約4,300件 | |
3位:ワークポート | 約900件 | |
4位:Geekly(ギークリー) | 約400件 | |
5位:マイナビクリエイター | 約400件 | |
6位;Green(グリーン) | 約2,000件 |
※求人数:2023年10月7日時点
※ リクルートエージェント(IT)やGreenの検索項目「Webデザイナー」にはUI/UXデザイナー関連職種の求人が含まれるため、各サービスについても選択可能な限り同職種も含めた求人数を取得
1位:レバテックキャリア|IT・WEB業界を専門に転職支援
『レバテックキャリア』は、エンジニア・クリエイターに特化した転職エージェントです。
1位のリクルートエージェント(IT)はすべての業界を網羅的に扱うサービスであるのに対し、レバテックキャリアはIT・WEB業界を専門に転職支援を行っています。
そのため、担当者は業界情報に詳しく、IT・WEB業界ならではのサポートを受けられます。
「IT・Web業界のデザイナーとしてキャリアアップを目指している」という方におすすめです。
2位:リクルートエージェント(IT)|Webデザイナーの求人が豊富
『リクルートエージェント(IT)』は、求人数No.1の総合転職エージェントであり、Webデザイナーの転職にも適しています。
公開求人だけでも42,793件、登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人を含めると、合計94,761件のIT業界求人を保有しています。(2023年10月時点)
Webデザイナー求人については、2,000件以上を保有しています。
他にも、グラフィックデザイナー・CGデザイナーの求人を絞り込み検索することが可能です。
また、年収600万~1,000万までの求人数が8割と、高年収求人を多数保有しています。(2023年10月時点)
さらに、専門のキャリアアドバイザーチームがあり、IT・Web業界ならではのサポートを受けることができるので、経験者の方にもおすすめです。
利用者数も多く、転職支援実績も豊富なので、利用すれば転職成功確率を高められるでしょう。
3位:ワークポート|都市部での転職サポートが手厚い
『ワークポート』は、異業種からの未経験転職に強いエージェントです。
営業や事務、とくにIT業界の未経験歓迎求人が豊富である点が優位ポイントといえます。
また、利用者からは「キャリアコンサルタント(通称:コンシェルジュ)の対応が非常に丁寧で、履歴書対策から面接対策まで徹底的につきあってくれた」との声が寄せられています。
選考対策に優れており、転職に不安を抱えている場合は、是非一度利用を検討してみましょう。
4位:Geekly(ギークリー)|Web業界・IT企業のクリエイティブ職に強い
『Geekly』は、IT・Web・ゲーム業界に特化したIT転職エージェントです。
主に、WebデザイナーやUI/UXデザイナーなどデザイン系職種の求人を幅広く豊富に取り扱っていることが特徴です。
また各職種のディレクション・マネジメントポジションの求人にも強く、アートディレクターやWebディレクター、プロジェクトマネージャーやプロデューサーなどの上流工程・管理職求人にも挑戦することができます。
今までの経歴や開発スキルを活かし、Webデザイナーとして新たな業務やキャリアに挑戦したい方におすすめです。
また業界構造や企業のポジショニングに詳しく、言わばIT・ゲーム業界転職のプロ集団であるキャリアアドバイザーが転職をサポートしてくれます。
各社の文化や働き方など求人票からだけでは分からない情報も熟知しているので、求職者に合った求人をスムーズに提案してもらえます。
業界事情込みでの具体的かつ実践的なサポートを受けられるのは特化型エージェントならではの強みと言えるので、大手のエージェントでは物足りないという人に強くおすすめしたい転職エージェントです。
5位:マイナビクリエイター|ポートフォリオ作成までをサポート
『マイナビクリエイター』はWeb・ゲーム業界専門の転職エージェントです。
Web・ゲーム業界出身のキャリアアドバイザーが業界特有の転職ノウハウを保有しており、今後のキャリア形成から選考突破のコツまで今後の役に立つ情報を得ることができた、との声も多いです。
また、利用者からの評判が特に高いポートフォリオ作成の支援では、企業が求める人物像から逆算したポートフォリオの設計や作成までサポートしてくれます。
全てのクリエイター・デザイナーにおすすめできる転職エージェントですので、ぜひ話を聞いてみてください。
得意領域:
Webデザイナー・グラフィックデザイナー ・UIデザイナー・CGデザイナー
マイナビクリエイター公式サイト:
https://mynavi-creator.jp
6位:Green(グリーン)|IT・Web業界専門の転職サイト
『Green(グリーン)』はIT・Web業界の専門転職サイトであり、株式会社アトラエが運営しています。
ベンチャー企業の求人・UI/UXデザイナーの求人が多い点が魅力です。
また求人を検索する際は「従業員数」「設立年数」といった細かい条件も設定することができます。
1-2. ゲームデザイナーにおすすめの転職エージェント
この章では、ゲームデザイナーにおすすめの転職エージェントを5つご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
ゲームデザイナー 公開求人数 |
|
リクルートエージェント(IT) | 約510件 |
Geekly | 約90件 |
マイナビクリエイター | 約590件 |
G-JOBエージェント | 約310件 |
エンジニアファクトリー | 非公開 |
※求人数:2023年10月更新
1位. リクルートエージェント(IT)|CGデザイナーの求人が豊富
『リクルートエージェント(IT)』は、求人数No.1の総合転職エージェントであり、ゲーム業界の転職にも適しています。
公開求人だけでも42,793件、登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人を含めると、合計94,761件のIT業界求人を保有しています。(2023年10月時点)
職種を「CGデザイナー」に絞り、キーワードに「ゲーム」と入力して検索した場合の求人数は、300件以上です。
Web面接対応のデザイナー求人も掲載されているため、コロナ禍での転職に適しているといえます。
また、年収600万~1,000万までの求人数が8割と、高年収求人を多数保有しています。(2022年3月時点)
さらに、専門のキャリアアドバイザーチームがあり、IT・Web業界ならではのサポートを受けることができるので、経験者の方にもおすすめです。
利用者数も多く、転職支援実績も豊富なので、利用すれば転職成功確率を高められるでしょう。
2位. Geekly|急成長ベンチャーの求人を多数保有
『Geekly』はIT・Web・ゲーム業界専門の転職エージェントで、特にゲーム業界への転職に強味があります。
実際、GREEなどのメガベンチャーと呼ばれる企業から、gumiなどの急成長ベンチャー企業の案件を多数保有しています。
また、元Web・ゲーム業界のエージェントが多いのも特徴で、リクルートが選ぶ優秀エージェント賞で1位を獲得するなど実績も十分です。
ゲーム業界への転職を検討している方におすすめです。
3位. マイナビクリエイター|ポートフォリオ作成までをサポート
『マイナビクリエイター』はゲーム・Web業界専門の転職エージェントです。
ゲーム業界では、2DCGデザイナー・3DCGデザイナーなどの職種を取り扱っています。
オンライン面談会や、ポートフォリオの作成支援が充実しているため、ゲーム業界の転職準備に役立つでしょう。
4位. G-JOBエージェント|ゲーム業界での就業経験ありのコンサルタントが在籍
『G-JOBエージェント』はゲーム業界特化型エージェントの中で、ゲーム企業求人数No.1を誇ります。
コンサルタントに「ゲーム会社での人事経験3年以上」「ゲーム開発現場のマネージメント経験」といった条件があるため、豊富な経験と知識に基づく質の高い提案をしてくれます。
また、正社員だけでなく派遣社員や業務委託といった求人も保有するため、働き方に合わせた提案が可能です。
ゲーム業界の転職を考える方は登録必須の転職エージェントと言えます。
5位. エンジニアファクトリー|高収入のデザイナー求人が魅力
エンジニアファクトリーは、ゲーム系職種の非公開求人数に強みを持つ転職エージェントです。
正社員・フリーランスのどちらの働き方でも、担当者からサポートを受けることができます。
掲載されているデザイナー求人は、月76万円ほどと、高月収であることも魅力の1つです。
1-3. 広告・出版業界のデザイナーにおすすめの転職エージェント・サイト
この章では、広告・出版業界のデザイナーに適した転職エージェント・サイトをご紹介します。
広告デザイナー・DTPデザイナーに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
公開求人数 | |
マスメディアン | 約830件 |
dodaエージェント | 約220件 |
DTPジョブズ | 約20件 |
※求人数:2023年10月更新
1位. マスメディアン|広告・マスコミ業界に特化した転職エージェント
『マスメディアン』は、広告・マスコミやWeb業界に特化した転職エージェントです。
転職を成功させた方の数は4万人以上であり、広告・マスコミ業界の転職エージェントの中では最も規模が大きいといえます。
グラフィックデザイナーや、AD(アートディレクター)兼デザイナーなどの求人を見ることができるため、広告業界のデザイン職種に幅広く興味がある方におすすめです。
2位. dodaエージェント|グラフィック・DTPデザイナーの求人あり
『dodaエージェント』は、顧客満足度No.1を誇る総合転職エージェントです(2022~2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)。
メディア業界においては、特にグラフィックデザイナーの求人を多く保有しています。
また、DTPデザイナー・パッケージデザイナーなどの求人も見られるため、広告や出版だけでなく販促・印刷業界にも興味がある方におすすめです。
3位. DTPジョブズ|DTPデザイナー経験がある方にもおすすめの転職サイト
『DTPジョブズ』は、DTPデザイナーやグラフィックデザイナーに特化した転職サイトです。
首都圏の求人が多く、DTPジョブズを通して応募→採用されると祝い金がもらえます。
「経験・資格」といった条件から求人を絞り込むことも可能であるため、DTPデザイナー経験がある方にもおすすめです。
1-4. ファッションデザイナーにおすすめの転職エージェント
ファッションデザイナーにおすすめの転職エージェントを、2つご紹介します。
担当者から業界のトレンドを抑えたアドバイスが欲しい方は、ぜひ活用してみてください。
公開求人数 | |
クリーデンス | 約170件 |
エラン | 約140件 |
※求人数:2023年10月更新
1位. クリーデンス|アパレル・ファッション業界最大手
『クリーデンス』は、人材大手のパーソナルキャリアが運営するアパレル専門転職エージェントです。
アパレル業界特化だけあって、担当の業界への知識も豊富で、最新のトレンドを踏まえたレベルの高いアドバイスをもらえます。
サポートの質や案件数はすべての職種に強く、中でもデザイナー案件は他社と比べても案件数が豊富ですので、登録して相談してみるとあなたの望みにぴったりマッチする優良案件に出会える能性が高いです。
2位. エラン | アパレル・ファッション業界の求人情報なら
『エラン』は老舗のアパレル業界専門の転職エージェントです。
アパレル業界出身のキャリアコンサルタントが相談に乗ってくれ、サポートの質は大変優れています。
職種別の職務経歴書フォーマットを提供・添削してくれたり、面接をするときは事前のアドバイスをしてくれるのはもちろん、場合によっては面接本番に同席してくれます。
2転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
この章では、転職エージェントをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。
- スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
- 転職時期は最短可能日程で答える
- 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
- 経歴やスキルに嘘をつかない
- 推薦文は必ず確認する
- 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
- 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。
Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える
コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。
Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、
転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。
コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。
この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。
Point-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。
企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。
Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
転職エージェントも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。
優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWork』を利用して裏をとるようにしましょう。
以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。
上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。
3【図解】転職エージェント利用の流れ
ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
転職エージェントに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。
Step 1. まずは公式ページから登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。
登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。
例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。
正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。
Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る
登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。
事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。
- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。
※最初からアポイント調整に入る場合もあります。
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたが転職エージェントのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)
初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。
- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。
担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。
思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。
それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。
Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。
場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。
最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。
Step 6. 紹介された求人に応募する
選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。
自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。
求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職エージェント経由は圧倒的に有利です。
Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。
あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。
Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。
対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。
面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。
Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。
また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!
Step 10.退会手続きをする
転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。
万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。
転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。
転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。
5. デザイナーの「ポートフォリオ」の概要と作成法
ポートフォリオとは、あなたが過去に作った作品をまとめたものです。
採用担当者に話を伺った際は「ポートフォリオである程度実力を測れる」という回答をもらいました。
このように、ポートフォリオは職務経歴書と並んで非常に重要であるため、以下の4ポイントを抑えて丁寧に準備しましょう。
- 5-1. ポートフォリオとは、10~20前後の作品をまとめたもの
- 5-2. あなた自身と、デザインした作品の紹介をする
- 5-3. 転職エージェントにアドバイス・添削を依頼する
- 5-4. Web上のサービス・テンプレートを活用するのも良い
では、解説していきます。
5-1. ポートフォリオとは、10~20前後の作品をまとめたもの
ポートフォリオは、あなたのプロフィールや10~20前後の作品をまとめたもので、紙媒体やWebでの提出を求められます。
そのため、プリントアウトして冊子にしたものと、Webのものを両方用意しておくと便利です。
これといった形式は決まっていませんが、ポートフォリオについてイメージがつかない方は「Pinterest」というサービスで他の人のポートフォリオを見てみると良いでしょう。
引用:「Pinterest」より
5-2. あなた自身と、デザインした作品の紹介をする
ポートフォリオは、あなたのスキルを紹介してうまくアピールする「作品」と考えて徹底的にこだわって書いていきましょう。
盛り込むべき内容としては以下のようなものを入れることがおすすめです。
あなたについて
- 今までの実績:受賞歴や担当した仕事など
- 今できること:どんなソフト、言語を使えるか
- 今大切にしていること:どんなこだわり(スタイル)を持って仕事を行なっているか
- 将来のビジョン:将来どんな仕事をしていきたいか
なるべくコンパクトにまとまるように、1~2ページで端的にまとめましょう。
作品の紹介
- 製作した作品(Web)のタイトル
- 写真などビジュアルが伝わるもの
- 作品のコメントや説明:コンセプトやターゲットなど詳細な作品内容がわかるように
作品に関しては、完成度が高く、作風の幅の広さをアピールできるものを選ぶことで、採用側があなたのスキルをきちんと評価できるようにしましょう。
※紙媒体で1~2ページで1作品になるくらいが理想です。
多くてもポートフォリオ全体で20ページに収まるように厳選していきましょう。
5-3. 転職エージェントにアドバイス・添削を依頼する
ポートフォリオをどうやって作るかわからない方は、最初の第一歩として、転職エージェントに相談するところから始めるようにしましょう。
というのも、ポートフォリオ作成は初めて転職する方にとっては非常に難しいもだからです。
業界に詳しい担当者から、企業目線でのアドバイス・添削が欲しい方は、以下のエージェントに相談してみることを推奨します。
IT・Web業界の転職エージェント「マイナビクリエイター」は、特に専門的なサポートを受けられたとの声が多かったです。
5-4. Web上のサービス・テンプレートを活用するのも良い
ポートフォリオを作成するツールは世の中にたくさんあります。
実際にデザイナーの方から評価が高かったものをいくつか紹介していきますので、参考にしてみてください。
Salon.io
「Salon.io」はドラッグ&ドロップだけでポートフォリオが作れるサービスです。
Webへの高度な知識がなくてもサクサクと質の高いポートフォリオが作れるので、Webデザイナー以外の方も安心して使えます。
3ページ、画像150枚までのポートフォリオなら無料で作ることができます。
PORTFOLIOBOX
「PORTFOLIOBOX」は全世界で55万人のユーザーを抱える、ポートフォリオ作成に特化したサービスです。
幅広いデザイナーのニーズを満たす、機能やテンプレートが充実していて完成度の高いポートフォリオを作るのに役立ちます。
10ページ、画像30枚までなら無料で使うことが可能です。
以上のように様々なサービスがあるため「転職エージェントだけでは物足りない」という方はこういったツールを活用していきましょう。
6. デザイナーの転職に関するQ&A
ここでは、デザイナーの転職で良くある質問と、その回答をご紹介します。
頻出する質問は以下の2つです。
それでは、見て行きましょう。
Q1. 未経験だとデザイン業界への転職は難しいですか?
結論から言うと実務未経験でデザイン業界に飛び込むのはかなり難しいです。
デザイン会社は少人数で動いているところも多く、ゼロから育てるのが難しいという背景もあり、即戦力を欲しがるためです。
ただし、IllustratorやPhotoshopなどのツールへの理解があれば、実務経験がなくても転職のチャンスはあります。
全く知識がない状態では転職は難しいため、通信教育、独学である程度の知識を身につけるところから始めることがおすすめです。
Q2. 30代になるとデザイナー転職は難しいですか?
30代になるとより即戦力であることが求められるようになるため、上記のような知識があっても実務経験がないと転職は厳しくなってしまいます。
そのため、知識を十分につけた上で、「クラウドソーシング」を使ってアウトプットの実績を作らないと転職は厳しいです。
参考. 案件が多いおすすめの大手クラウドソーシング
- ランサーズ・・・・・・https://www.lancers.jp
- クラウドワークス・・・https://crowdworks.jp
後ほど紹介しますが、転職時は「ポートフォリオ」という作品集の提出が求められることが多く、顧客の要望を踏まえた製作実績も非常に大切になってきます。
こういった経験がない方は、まずは上記のクラウドソーシングで経験をつけることからはじめましょう。
また既にこういった経験がある方は30代未経験でもチャンスがあるので、このページを参考に一歩踏み出しましょう。
まとめ
デザイナーにおすすめの転職エージェントを紹介してきましたが、いかがでしたか?
転職に失敗しないためにもまずは、相談相手を作ることが大切です。
「身近に詳しい人がいない」という方は、転職エージェントに気軽な気持ちで相談をしてみましょう。
おすすめの転職エージェント・サイトは以下の通りです。
IT・Webデザイナーにおすすめの専門転職エージェント・サイト
ゲームデザイナーにおすすめの転職エージェント
広告・出版業界のデザイナーにおすすめの転職エージェント・サイト
- マスメディアン
- dodaエージェント
- DTPジョブズ ←転職サイト
ファッションデザイナーにおすすめの転職エージェント
まずはこれらに登録して、担当者に転職すべきなのかというところから軽い気持ちで相談してみましょう。
あなたの人生がより明るいものになることを心から祈っています。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。