正社員薬剤師のメリット・デメリットとは?|派遣やパートとの違いと合わせて全解説

正社員の薬剤師として働くことを検討している方の中には、
「やっぱり正社員になった方が年収が高くなるのだろうか」
「求人はどのように探せばよいのだろう…

と悩んでいる方も多いでしょう。

結論、正社員薬剤師になることは容易です。

収入が安定する、キャリアアップしやすいというメリットがある一方、残業や休日出勤が増えがちなどデメリットも存在するため、ご自身に合った働き方かどうかをよく見極めることが大切です。

そこでこの記事では、薬剤師のキャリアチェンジをサポートしてきた転職のプロである私が、下記の流れで解説します。

  1. 正社員薬剤師になることは難しくない
  2. 正社員薬剤師として働くことのメリット・デメリット
  3. 【薬剤師一覧】正社員、パート、派遣の違い
  4. 正社員薬剤師がおすすめな人
  5. 正社員薬剤師を目指すなら、おすすめの転職サイト5選
  6. そもそも転職サイトを使うべきたった1つの理由
  7. 転職サイトを効果的に利用する7ポイント
  8. 【図解】転職サイト利用の流れ
  9. 薬剤師の転職ノウハウに関連する記事

すべて読めば、自分に合った働き方を理解でき、転職への一歩を踏み出すことができるでしょう。

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1. 正社員薬剤師になることは難しくない

薬剤師の場合、正社員として就職することは、難しいことではありません。

これは、薬剤師が国家資格に基づく専門職であるためですが、とは言え一定の年齢を過ぎると転職市場での価値が下がる傾向があります。

女性が一般的な職業に就いている場合、結婚・妊娠・出産などでキャリアが変わってしまうことが多くありますが、女性薬剤師の場合、資格さえあれば正社員としての復帰はしやすいです。

このため、ご自身の年齢やキャリア、ライフスタイル等と合わせて、最善の選択をすることが大切と言えるでしょう。

2. 正社員薬剤師として働くことのメリット・デメリット

正社員薬剤師として働くことのメリット・デメリットをまとめました。

メリットデメリット
  1. 月給が固定となり収入が安定しやすい
  2. 福利厚生面で有利である
  3. キャリアアップがしやすい
  4. 研修などスキルアップの機会が多い
  1. 家庭と仕事の両立がしにくい
  2. 責任のある仕事が増える
  3. 異動や転勤が発生する可能性がある
  4. パートと比べて退職までに時間がかかる場合がある

早速ご紹介します。

2-1. 4つのメリット

正社員の薬剤師として働くことは、大きく分けて4つのメリットがあります。

  1. 月給が固定となり収入が安定しやすい
  2. 福利厚生面で有利である
  3. キャリアアップがしやすい
  4. 研修などスキルアップの機会が多い

ひとつずつご紹介します。

(1) 月給が固定となり収入が安定しやすい

パートや派遣とは違い、正社員の月給は固定となるため、収入が安定しやすくなります

勤務日数などに関係なく、一定の収入が保障されるのは大きな強みと言えます。

雇用も安定しやすく、万が一会社の経営が悪くなったとしても、解雇されにくいでしょう。

(2) 福利厚生面で有利である

正社員は、パートや派遣に比べて福利厚生面で有利となります。

薬剤師は転職する人が多い業界ですが、自社で長く働き続けられるようにと、各種手当や制度を充実させている企業が多くあるのです。

女性薬剤師の場合、ライフイベントに合わせて仕事をするために正社員として働くことも、一つの手段となるでしょう。

(3) キャリアアップがしやすい

正社員として働くことで、キャリアアップがしやすくなります

正社員は業務の負担が大きい分、責任ある仕事も任せられるポジションです。

このため経験を積みやすく、エリアマネージャーや管理薬剤師を任せられることもあるでしょう。

調剤業務だけでなく、多様な仕事にチャレンジできるため、モチベーションを維持しやすいのも特徴です。

(4) 研修などスキルアップの機会が多い

正社員薬剤師として働くことで、研修などのスキルアップの機会を得ることができます。

薬剤師は医薬品の専門家であり、日々進化し続ける医薬品の知識やスキルを磨くことが求められる職業です。

調剤薬局やドラッグストアでは、年次や職務別に研修が用意されていることが多く、その参加は正社員のみに限定している場合が多くあります。

スキルアップをし続けたい人にとって、正社員で働くことは大きなメリットとなるでしょう。

2-2. 4つのデメリット

正社員の薬剤師として働くことによるデメリットは、大きく分けて4つです。

  1. 家庭と仕事の両立がしにくい
  2. 責任のある仕事が増える
  3. 異動や転勤が発生する可能性がある
  4. パートと比べて退職までに時間がかかる場合がある

一つずつ見ていきましょう。

(1) 家庭と仕事の両立がしにくい

正社員として働く場合、家庭と仕事の両立がしにくくなる場合が多くあります

パートの場合、出勤日や勤務時間の希望を出せる職場が多いです。

しかし正社員の場合、「週休2日制の8時間勤務」など、働き方の大枠のみが定められており、自分の希望通りの働き方やシフトにならない場合もあるでしょう。

このため、家庭と仕事の両立が厳しくなり、結果としてライフスタイルと合わなくなることがあります。

(2) 責任のある仕事が増える

責任が大きいということも、人によってはデメリットと言えるでしょう。

パート薬剤師として勤務する場合、勤務時間のほとんどが調剤業務に充てられます。

しかし正社員の場合、調剤業務や患者さん対応をしながら、同時進行で発注や在庫管理、数値管理、シフト作成、クレーム対応などの仕事も行わなくてはなりません。

責任のある仕事をしたいのかどうか、しっかりと検討が必要です。

(3) 異動や転勤が発生する可能性がある

正社員薬剤師の場合、異動や転勤を言い渡された場合、基本的に断ることができません。

自宅より遠方の店舗に配属されたり、転居を伴う異動が出たりと、自身の意向に合わない辞令を命じられることもあるでしょう。

このため、面接時や入社前に遠方への転勤の可能性はあるのか、事前に確認をしたうえで、納得した状態で入社することがおすすめです。

(4) パートと比べて退職までに時間がかかる場合がある

正社員薬剤師であるがゆえに、退職したいと思っても、すぐに退職ができず時間がかかる場合があります。

なぜなら正社員はパートや派遣とは異なり、業務上で負うべき責任が大きいため、すぐに退職するというわけにはいきづらいのです。

このため、何かしらの不満があって退職したいと思っても一定期間は我慢を続けることになる可能性が高いでしょう。

3. 【薬剤師一覧】正社員、パート、派遣の違い

正社員薬剤師、パート薬剤師、派遣薬剤師の違いを一覧にまとめました。

ご自身がどのような働き方をしたいかを考える上でぜひご参考にしてください。

薬剤師正社員パート派遣
給料固定給時給時給
休みの取りやすさ取りにくい取りやすい取りにくい
昇給しやすいなしなし
管理薬剤師への昇格可能可能(ごく一部)なし
異動・転勤ありなしなし
他店舗への応援ありあり(強制ではない)なし
契約更新なしあり(1年ごと)あり(3か月ごと)

正社員はパートや派遣とくらべて安定したお給料を受け取ることができる分、責任が大きく、休みや異動に関して融通が利きにくいでしょう。

同時に、キャリアアップしやすいというメリットも大きいため、よく検討してみてください。

4. 正社員薬剤師がおすすめな人

ここまでを踏まえて、正社員薬剤師がおすすめな人は、下記のとおりです。

  • 安定した収入を欲しい人
  • キャリアアップをしたい人
  • 毎日の調剤業務に加え、責任ある仕事をしたい人
  • 家庭やプライベートよりも仕事を優先できる人

ご自身の今後のキャリアやライフスタイルと合わせて、一番効果的な働き方を選択することがおすすめです。

ここまで読んできて、やはり正社員薬剤師として働きたいという方のために、次章ではおすすめの転職サイト5社を選出しました。

5. 正社員薬剤師を目指すなら、おすすめの転職サイト5選

結論として、正社員薬剤師の求人を探すなら、転職サイトを利用することをおすすめします

なぜなら、薬剤師に特化した転職サイトを利用することにより、一般に公開されているよりも条件のいい求人を見つけやすいからです。

また、転職サイトを利用することにより、コンサルタントから自分の希望に沿った求人を提案してもらうことができます

登録は無料なので、以下のサイトに登録し、一度相談してみることをおすすめします。

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マイナビ薬剤師|親身なサポート体制に高評価

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『マイナビ薬剤師』は、転職業界大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職サイトです。

マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅しており、54,673件の求人を掲載しています

また、転職サポート力に定評があり、応募者との「面談」に力を入れているという点も特徴的です。

親身にアドバイスをしてくれるため、はじめての方でも安心して転職活動を進められるでしょう。

全国の主要都市に支店を持っており、地方在住の薬剤師の方にもおすすめです。

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https://pharma.mynavi.jp/

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ファルマスタッフ|調剤薬局と派遣の求人が豊富

ファルマスタッフ』は、大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師転職支援サービスです。

特に調剤薬局の求人は、数・量ともに業界トップクラスです。薬局への転職を検討している方は、登録必須の転職サイトと言えるでしょう。正社員求人だけでなく、派遣求人も多く扱っています。

20年以上にわたる転職支援実績があり、蓄積されたノウハウを得られる点も大きな魅力です。

薬剤師転職では、どういった点をアピールすればよいのか、調剤薬局への転職を成功させるにはどのように準備しておけば良いのか、など具体的な方法を知ることができるでしょう。

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『ファーマキャリア』は、オーダーメイド求人が魅力の転職サイトです。あなたの希望に合わせた好条件求人を、キャリアコンサルタントが厳選して提案してくれます。

求人の数よりも質を重視したい方におすすめです。

また、優秀なキャリアコンサルタントが担当してくれる点も特徴的です。

一人ひとりがより満足のいく転職を実現するために、非常に親身なサポートを実施しています。

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また「日本一の人材紹介会社」としてのノウハウが豊富であり、特に優秀なコンサルタントがいるという点も大きな強みです。

6. そもそも転職サイトを使うべきたった1つの理由

転職サイトを使うべきたった1つの理由は、転職の成功確率がグッと上がるためです。

具体的には、転職サイトを利用することによって、以下のことができるようになります。

  1. 豊富な求人数を見ることができる
  2. 転職のプロからサポートを受けることができる

順にご説明します。

6-1. 豊富な求人数を見ることができる

転職サイトを利用することで、様々な求人を見ることが可能になります。

なぜなら、転職サイトで公開している「公開求人」のみならず、一般には公開していない「非公開求人」を見ることができるからです。

〜非公開求人〜

事業戦略上、表立って募集はできないが、こっそり人を採用したい企業がエージェントに依頼する内容のもので、給与やポジションなどがハイグレードであるという特徴があります。

非公開求人も見ることで、ご自身の希望する労働条件や職場を見つけられる可能性がグッと上がります。

6-2. 転職のプロからサポートを受けることができる

転職サイトを使うことによって以下のサポートを無料で行うことができます

  • 面倒な手続きをすべて代行してくれる
  • あなたのPRポイントを整理できる
  • 過去データから万全な面接対策をしてくれる
  • あなたに合った非公開求人を探してきてくれる
  • 年収交渉を引き受けてくれる
  • 退職トラブルの相談相手になってくれる

従って、初めての転職で、『詳しいことがよくわからない』という方にはおすすめです。

以上のことからわかるように、転職サイトを利用することで、ご自身の転職活動を円滑に進めることができるので、利用することがおすすめです。

ただし、転職サイトを利用する際はポイントが存在するので、次章で詳しくお伝えします。

7転職サイトをより効果的に利用する7ポイント

35歳が転職エージェントをうまく使うポイント

この章では、転職サイトをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。

  1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
  2. 転職時期は最短可能日程で答える
  3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
  4. 経歴やスキルに嘘をつかない
  5. 推薦文は必ず確認する
  6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
  7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。

Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。

「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。

更新日

例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。

更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える

コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。

Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る

担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、

転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。

大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。

コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。

この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。

Point-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない

数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。

企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。

Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

転職サイトも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。

優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWorkを利用して裏をとるようにしましょう。

以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。

openworkの口コミ

上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。

8【図解】転職サイト利用の流れ

ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

転職サイトに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう

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Step 1. まずは公式ページから登録する

それぞれの公式ページから登録を行います。

登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください

例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。

正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。

Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る

登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。

事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。

  • 転職希望時期は?
  • 希望する職種や業界は?
  • 希望年収は?

10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。

※最初からアポイント調整に入る場合もあります。

Step 3. キャリアカウンセリング

あなたが転職サイトのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)

初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。

  • あなたのキャリアの棚卸
  • PRポイントの整理
  • 転職するべきかどうか
  • 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
  • どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
  • 転職についての要望の深堀

キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。

担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。

Step 4. 求人紹介を受ける

あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。

思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。

それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します

Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削

応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。

場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。

最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。

Step 6. 紹介された求人に応募する

選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。

自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。

求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職サイト経由は圧倒的に有利です。

Step 7. 面接対策を受ける

応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。

あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。

Step 8. 企業との面接を行う

面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。

対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。

面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。

Step 9. 内定と退職サポート

内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。

また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職サイトであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!

Step 10.退会手続きをする

転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。

万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。

転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。

転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。

9. 薬剤師の転職ノウハウに関連する記事

薬剤師の転職ノウハウに関連する記事を集めました。

以下の記事も併せてお読みいただくことで、薬剤師の転職に関する知識が深まります。

転職先
ノウハウ・コツ
 業界別年収アップのコツ

10. さいごに

正社員薬剤師は、収入が安定している分、働き方の自由度は低いです。

その代わり、福利厚生や研修を受けられたり、キャリアアップしやすいというメリットは大きいでしょう。

自分が本当に正社員薬剤師として働くべきかどうか、以下の転職サイト所属のエージェントに相談することをおすすめします。

あなたの転職活動がより良いものになるよう、陰ながら応援しております。