女性のキャリアに特化した転職エージェントで『リブズキャリア』が最近有名だけど、実際のところサービスのレベルはどうなの?使って成功した人はいるの?と気になっていませんか。
結論からいうと、リブズキャリアはまだまだ求人数が少なく、自信を持っておすすめすることはできない転職エージェントです。
「女性に特化してると宣伝すれば集客できる」というマーケティング一環のレベルで、同じく女性に特化した『パソナキャリア』や大手の『マイナビエージェント』と求人数や口コミで比較する限り、特別使うべき理由は見受けられませんでした。
このページでは、現役キャリアアドバイザーの経験からリブズキャリアについて下記の流れでを紹介します。
- リブズキャリアの特徴
- リブズキャリアの【メリット】
- リブズキャリアの【デメリット】
- リブズキャリアがおすすめな人
- そもそも転職エージェントを使うべきたった一つの理由
- 転職エージェントを効果的に活用するポイント
- 【図解】転職エージェント利用の流れ
- リブズキャリアの口コミ評判【一覧】
全て読めば、あなたが『リブズキャリアを使うべきでない理由』と『他に使うべき転職エージェント』がわかり、転職を成功に導くことができるでしょう。
目次
1. リブズキャリアの特徴|総評
『リブズキャリア』は、株式会社リブ(2014年4月1日設立)が運営する、女性専門の転職エージェントです。
大手企業や、中小企業の管理職の案件が多く、「女性がワークライフバランスを大切にしながら活躍できる案件」にこだわり抜いているエージェントです。
しかし、設立から数年しか経っていないことからか、求人数が全国でたったの1940件(2019年12月時点)しかなく、現段階ではおすすめすることはできません。
主な特徴を整理すると以下の3点です。
それぞれ解説します。
1-1. 年収400万円以上の案件に限定しており、高収入案件が多い
過去の年収が400万円以上に到達している女性に限定しています。そのため、応募者はやや限定されてしまいますが、掲載企業も下記のように豪華です。
楽天やアクセンチュアなど、見るからに激務で不安を抱く方も多いかもしれませんが、「女性がワークライフバランスを大切にしながら活躍できる案件」にこだわっています。
なので、配属先についても女性の働きやすさが十分に考慮されているので安心です。
1-2.女性活躍プロジェクトに賛同する300社以上の企業と提携している
「Woman Bright Action」という女性の社会進出、女性の社会活躍を応援するためのプロジェクトを推進しています。
リブズキャリアは、「Woman Bright Action」の活動として、企業や世の中に向けての啓蒙活動(働く女性の生の声の発信や、働き続けたい女性を支援する多様で新しい働き方の提案)、女性が働きやすい環境づくり支援(女性が活き活きと働くための企業向けのノウハウ提供等)を行っていきます。
300社以上ある提携先企業には「アクセンチュア」や「日本アイ・ビー・エム」「リクルートグループ各社」など、一流企業が名前を連ねており、そういった企業の非公開案件に出会える可能性が高いです。
公式ページの自社紹介ページを引用しますが、まさにその通りの取り組みをしています。
特徴としては「今よりキャリアアップできる仕事への転職を目指したい」という目的と、「家庭の状況に応じて働き方を変える」という目的、両方に対応している点にあります。
「バリキャリの道をひたすら突っ走るのか、出産後はゆるキャリの道をゆっくり歩いていくのか。選択肢が極端な2通りしかないなんておかしい」
2014年5月13日、そんな声から私たちは、全く新しい女性向け転職支援サービスを誕生させました。
従来の転職支援サービスと同様、ポジション・ミッション・給与・やりがいなどの「アップ」を実現したり、異なる業種・職種にチャレンジする転職をサポートするのはもちろんのこと、「結婚・出産・育児・介護などを機に、勤務時間や仕事の量・難易度を一旦下げたい」「家庭の事情で職場から離れたが、第一線に復帰したい」といったニーズに沿う形となっています。
私たちは「頑張ってきた女性がやりがいを持って働き続けられる社会を創ること」をミッションに掲げています。出典: リブズキャリア公式サイト
1-3.求人数が全国でたったの1,095件と少なすぎる
リブズキャリアは求人数が少なく、良い求人に巡り合える可能性が相対的に低いです。
実際に、大手転職サイトである『リクナビ』『マイナビ』と比較しても、以下のグラフのように圧倒的な差が開いています。
そのため、リブズキャリアを利用しても良い求人に巡り会える可能性が低く、他の転職エージェントを使った方が無難です。
2. リブズキャリアの【メリット】
口コミを分析すると、メリットは大きく下記2点でした。
- コンサルタントの質が高い
- 他社にはない独占案件もある
それぞれ実際の口コミを用いながら解説します。
2-1. コンサルタントの質が高い
キャリア面談と面接対策については特に好評でした。
リブズキャリアは社内直属のコンサルタントが対応するのではなく、500人以上の女性のキャリアに精通した外部コンサルタントがキャリア面談を実施し、案件を紹介してくれる仕組みです。
リブズキャリアの採用基準をクリアした各エージェント企業の女性案件に特化したコンサルタントが数多く在籍しているため、当たり外れが少ない(例えば新入社員に対応されたりしない)のが特徴です。
とても親身に相談にのってくれました。
結婚して、出産後もやめずに働きつづけることができる職場を探したかったため、リブズキャリアに登録しましたが、紹介してくれる案件もしぼられててよかったです。
なにより、担当の方が丁寧に相談に乗ってくれたので、相談はしやすかったです。
2-2. 他社にはない独占求人もある
ただし、現時点でそれなりのキャリアを要求される(具体的には最低でも年収400万円以上)案件が多く、応募条件が満たせない場合も多いようです。
とはいえ、ポジションはやや特殊で、女性活躍を掲げている以上は女性をとらねば・・・という背景はなんとなく感じました。
ただ、他のエージェントでは男性が有利になるような企業でも女性で中途で入れるのは魅力です。
ただし、どの求人も倍率が高い(リブズキャリアの利用者が多いから?)ような気がして、書類選考で落ちる件数は多かったです。
3. リブズキャリアの【デメリット】
口コミを分析すると、デメリットは大きく下記3点でした。
- 求人数が少ない
- 転職市場が低いと案件を紹介されない
- 対応がドライな場合がある
それぞれ実際の口コミを用いながら解説します。
3-1. 求人数が少ない
やはり求人数が少ないために、登録はしたもののいい求人に出会えず使わなくなってしまったという口コミが多いです。
転職しようと思い登録しましたが、求人件数が少なさ過ぎて話になりません。
満足できる求人が全くなかったので、そのまま退会しました。
3-2. 転職市場が低いと案件を紹介されない
こちらはエージェントの売りである「女性のキャリア案件が多い」の裏返しになりますが、現時点でそれなりのキャリアがなければ案件をあまり紹介してもらえない傾向にあるようです。
3-3. 対応がドライな場合がある
「転職する意思が弱いと判断されると、すぐに見限りをつけられる」「ビジネスライク」「ハイキャリア以外には目を向けてくれない」といった少数ですが見受けられました。
精神的に手厚い応援をしてもらいたい人は、リクルートやパソナのほうが良い場合が多いようです。
「では、案件の連絡をしますね」と面談が終わって以降、とくに連絡がありませんでした。
コンサルタントの方は面談では親身でしたが、期待はずれでした。
エージェントに登録し初めのころは提案が多かったものの、後半に連れて積極性が低くなってしまい、自然消滅というイメージでした。
他のエージェントに比べて悪いわけではないものの(私の経歴があまりいいものではないため)、その点は残念でした。
4. 『リブズキャリア』がおすすめな人
結論、リブズキャリアの登録をおすすめできる人はほとんどいません。
あえて使うのであれば、以下条件を満たす人であれば、他の転職エージェントをメインとしつつ併用してもよいでしょう。
- 現時点で年収400万円以上
- 出身大学がいわゆる高学歴である(※例えばMARCH以上である)
- 専門的な職についている(エンジニアや税理士など)
- 大手企業のワークライフバランス案件にどうしても就きたい
ただ、やはり同じく女性特化のエージェントだと、以下エージェントの方がずっと優秀なので、まずはこちらに登録したほうが良いでしょう。
- type女性の転職エージェント:
https://type.woman-agent.jp/landing/01/ - パソナキャリア:
https://www.pasonacareer.jp/ - リクナビNEXT:
https://next.rikunabi.com/ - マイナビエージェント:
https://mynavi-agent.jp/
※基本的には総合型を利用すれば大丈夫ですが、エンジニアや年収600万円を超える方であれば、業界特化型として以下にてご紹介する転職エージェントを利用するのがベストです。
『type女性の転職エージェント』|女性特化の転職エージェント
『type女性の転職エージェント』は、転職サイト大手の株式会社キャリアデザインセンターが運営する女性専門の転職エージェントです。
2005年から、女性に特化した転職サイトの「女の転職@type」を運営しており、女性の転職支援については10年以上の歴史があるので、女性が働きやすい案件を大量に保有しています。
キャリアアップ転職に強く、『type女性の転職エージェント』経由で転職した女性の約71%が年収UPに成功していると言われています。
全ての女性におすすめなので、まずは登録をして、話を聞いてみることをおすすめします。
『パソナキャリア』|現年収500万以上の女性におすすめ
『パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローに定評があり、慣れない転職に不安がある方に特におすすめです。
運営元のパソナ社は大手人材派遣会社として数多くの企業との取引実績を有しており、業種・規模を問わず多くの企業とのパートナーシップが実現する求人数の充実ぶりには目を見張るものがあります。
Career Theory編集部が転職エージェント利用経験者を対象に行ったアンケート調査では、求人の量や質だけでなく、その手厚いサポートを高く評価する声が多く寄せらました。
親身・丁寧な対応やアドバイスを受けられるのはもちろんのこと、たとえば若年層のキャリアプランや女性のライフプランに関連した悩みのように、転職の枠を超えて、求職者がそれぞれ抱えるキャリア全般の悩みにも深く寄り添ってもらえたと好評です。
『パソナキャリア』はどの求職者層にもおすすめできる大手総合系転職エージェントの1つですが、特に現年収500万円以上の人であれば豊富な選択肢と有用な提案を受けることができるでしょう。
さらに、東名阪(東京・名古屋・大阪)エリアでは特に求人数が充実しているため、同エリアでの転職を志望する人にはより一層おすすめの転職エージェントです。
『パソナキャリア』には高い年収を得ているハイクラス・ハイキャリア層の転職支援に特化した『パソナキャリア(ハイクラス)』があります。
取扱い求人約1.5万件(2022年8月時点)の約半数は年収800万円以上のハイクラス求人で、ハイクラス層の転職に特化した専任のコンサルタントがキャリアアップを力強くサポートしてくれます。
『パソナキャリア』が抱えるエージェントは腕利き揃いで、同じくハイキャリア向けのスカウト型転職サイト『リクルートダイレクトスカウト』のエージェント・ヘッドハンターランキングでは決定人数部門で1位(2020年)と、高い実績を有しています。
既に600万円程度の年収を得ている人がさらなるキャリアアップを目指すなら、あなたのニーズにより深く寄り添ってくれる『パソナキャリア(ハイクラス)』を利用しましょう。
リクナビNEXT|一般職や事務職を狙うなら
『リクナビNEXT』は、20代の約200件の口コミ調査の結果、どの指標においてもNo.1で、全ての人におすすめできる転職サイトです。
求人の量・質に関しては、大手企業を中心に膨大な量の取り扱いがあり、この量で満足できない人はいないといっても過言ではありません。
その他、機能面でも「サイトの操作性」「求人情報の見やすさ」「スカウト機能」の3つが優れているため、転職サイトとして非常に使いやすいです。
マイナビエージェント|特に20代女性におすすめ
『マイナビエージェント』は、新卒No.1メディアの「マイナビ」を運営する総合転職エージェントです。
女性の中でも、第二新卒・20代の方で、人気企業・大手を志望している全ての方におすすめです。
新卒採用で、ほぼ全ての人気企業が「マイナビ」を使う背景から、20代や第二新卒の転職に関して実績を急拡大しており、「マイナビエージェント」でしか募集を出していない最大手人気企業も多数存在します。
ハイキャリアや30代の転職にはまだまだ強いとは言えませんが、20代の転職であれば間違いなく頼りになる存在です。
業界特化型転職エージェント
ここでは、業界特化型転職エージェントについて分野別にご紹介します。
おすすめエージェント | 業界別解説サイト | |
IT・Webエンジニア | リクルートエージェント | IT転職サイト・エージェントおすすめ11選 |
外資 | リクルートダイレクトスカウト | 外資転職に強い転職エージェント15選 |
管理職エグゼクティブ | リクルートダイレクトスカウト | エグゼクティブ管理職に強い転職エージェント9選 |
海外 | ビズリーチ | 海外就職でも困らない!目的・国別の転職エージェント20選 |
第2新卒/フリーター | リクルートエージェント | 第二新卒に強い転職サイト・転職エージェントおすすめ13選 |
女性 | type女性の転職エージェント | 女性におすすめの転職エージェントランキング!職種・年代別に比較して紹介 |
アパレル | クリーデンス | アパレル業界の転職で使う価値あるエージェント14選と活用法 |
看護師 | 看護roo | 看護師さん723人が選んだ転職サイトおすすめランキング |
薬剤師 | 薬キャリ | 薬剤師の転職サイト目的別おすすめ8選|15社を口コミ比較 |
介護 | レバウェル介護(旧:きらケア) | 介護転職に強い転職サイト・エージェントおすすめ14選 |
保育士 | ヒトシア保育 | 保育士転職サイトおすすめ14選|目的別にプロが厳選! |
登録は5分ほどで完了しますので、各エージェントの公式HPから行いましょう。登録後、数日以内にメールか電話で担当コンサルタントから連絡がきます。もちろん完全無料です。
5.そもそも転職エージェントを使うべきたった1つの理由
転職エージェントを使うべきたった1つの理由は、『転職の成功確率がずっと高いため』です。
実際、転職エージェントへ登録することによって以下2点の恩恵を受けることができます。
- メリット(1) 非公開求人など、求人の幅が大きく広がる
- メリット(2) 転職のプロからサポートを受けることができる
では、順にご説明します。
メリット(1) 非公開求人など、求人の幅が大きく広がる
転職エージェントを利用することで、様々な求人を見ることが可能になります。
例を挙げると、リクルート社が運営する『リクナビNEXT(転職サイト)』と『リクルートエージェント(転職エージェント)』では求人数を比較すると、転職エージェントの方がより多くの求人を保有していることがわかります。
さらに、転職エージェントで一般公開している「公開求人」のみならず、「非公開求人」まで見ることができるので、幅広い求人を見たいのであれば、必ず登録すべきだといえるでしょう。
事業戦略上、表立って募集はできないが、こっそり人を採用したい企業がエージェントに依頼する内容のもので、給与やポジションなどがハイグレードであるという特徴があります。
非公開求人も見ることで、ご自身の希望する労働条件や職場を見つけられる可能性がグッと上がります。
メリット(2) 転職のプロからサポートを受けることができる
この章では、転職エージェントがしてくれる『4つのサポート』について紹介をしていきます。
選考前から入職後まで、とにかく手厚いサポートを無料で行ってくれます。
反対に転職エージェントを使わずに転職をすると各ステップで非常に苦労するので、そこも合わせて説明していきます。
STEP1. 面談(希望条件などのすり合わせ)
転職エージェントに登録をすると、担当者が連絡をしてくれます。
そして、その後時間を合わせて、対面もしくは電話で面談を行い、「転職しようか迷っている」レベルの相談から「こんな職場に転職したい」などのヒアリングまでを行ってくれます。
また、あなたの希望に応じて、その後求人をガンガン紹介してくれるようになるので、以下のような譲れない条件があれば,ここでぶつけておきましょう。
- 希望の給料やボーナスの水準
- 夜勤なし、休みやすいなどの働き方の要望
- 希望の勤務場所(立地や交通の便)
- 「介護施設がいい」などの転職先の希望
STEP2. 求人の紹介
面談の後は、あなたの要望に合わせて求人を紹介してくれます。
要望に合った求人の中から、興味があるものがあれば、転職エージェントが応募手続きを代行して行ってくれます。
この時、転職エージェントだからこそ知っている職場の実情なども踏まえながら提案をしてもらえます。
また、転職エージェントの場合、ネット上などに公開されている公開求人の他に、ネット上には公開されない「非公開求人」も存在します。
非公開求人は何がいいの?
転職エージェントを使っている方にとって、非公開求人は「好条件の求人が多い」というメリットがあります。
実際にネット上に公開されたら応募者が殺到してしまう、今働いている方よりいい条件になってしまうなど、非公開求人は「非公開にすべき理由」のあるいい求人が非常に多いです。
STEP3. 選考のサポート
履歴書や面接対策などの「受かるためのサポート」も転職エージェントは行ってくれます。
転職エージェントはあなたが転職に成功し、入職して初めて「紹介料」をもらえるからです。
そのため、紹介して終わりではなく、受かるためのサポートも徹底的に行ってくれます。
また、あなた自身ではなかなかしづらい、条件面の交渉も担当者が行ってくれますので、希望の条件をしっかりと伝えておきましょう。
STEP4. 内定後のサポート
内定した後もサポートは以下の面で、手厚く実施してくれます。
- 職場側との条件などの調整
- 入職手続きの代行
- 現職の退職交渉のアドバイス
以上のように、内定が決まった後も入職するまでサポートしてくれ、面倒な手続きなどもほとんど代行してくれます。
~ここまでのまとめ~
転職エージェントに登録するべき理由について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
登録することで、非常に大きな恩恵を受けられるので、とりあえず相談ベースでも登録することをおすすめします。※しかも登録は無料です。
- メリット(1) 非公開求人など、求人の幅が大きく広がる
- メリット(2) 転職のプロから丁寧なサポートが受けられる
次の章では、転職エージェントをより効果的に活用するポイントについてご紹介していきます。
6転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
この章では、転職エージェントをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。
- スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
- 転職時期は最短可能日程で答える
- 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
- 経歴やスキルに嘘をつかない
- 推薦文は必ず確認する
- 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
- 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。
Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える
コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。
Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、
転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。
コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。
この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。
Point-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。
企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。
Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
転職エージェントも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。
優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWork』を利用して裏をとるようにしましょう。
以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。
上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。
7【図解】転職エージェント利用の流れ
ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
転職エージェントに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。
Step 1. まずは公式ページから登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。
登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。
例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。
正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。
Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る
登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。
事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。
- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。
※最初からアポイント調整に入る場合もあります。
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたが転職エージェントのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)
初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。
- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。
担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。
思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。
それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。
Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。
場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。
最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。
Step 6. 紹介された求人に応募する
選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。
自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。
求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職エージェント経由は圧倒的に有利です。
Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。
あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。
Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。
対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。
面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。
Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。
また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!
Step 10.退会手続きをする
転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。
万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。
転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。
転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。
8.リブズキャリアの口コミ評判【一覧】
案件については女性に特化しているかはよくわかりませんでしたが、少なくとも面接官はリブズキャリア経由ということでいかに女性が働きやすいかに焦点をしぼって説明してくれました。
こんな大手の案件があるんだ、というレベルの案件もいくつかありました。
とはいえ、ポジションはやや特殊で、女性活躍を掲げている以上は女性をとらねば・・・という背景はなんとなく感じました。
ただ、他のエージェントでは男性が有利になるような企業でも女性で中途で入れるのは魅力です。
ただし、どの求人も倍率が高い(リブズキャリアの利用者が多いから?)ような気がして、書類選考で落ちる件数は多かったです。
最初の担当者は、自分が希望する業界は無知なのでという担当であり、そのような担当が回されるエージェント会社です。
多くのエージェントの場合は、検索履歴や最初の面接で話した内容から機械的に紹介をしてくることが多いですが、分野を理解している場合は内容のアドバイスやその他応募状況なども聞くこともできました。
リクルートエージェントは担当者が無知タイプであったため、まさに毎日定時にメールが送られてくる、かつ、3週間もすると、希望する業界がなくなったのか、勤務地や内容がぐちゃぐちゃになっていました。
リブズキャリアは特化したエージェントだったため、面接官がこんな人とかの過去実際に面接した転職者の情報も教えてくれるなど良かったと思います。
現在は転職前に比べて、手取りベースで15万ほどアップしています。
今の職場も結局は自分で探し当てた募集に応募して受かった。
けれど彼らとのやり取りは役立ちました。
激務に耐えられなかったので転職を決めました。
転職をする際の経験からいろいろな企業をみていかないといけないと思いました!
現在わ職についているが働き方が変わってきたこの世の中に対して不安わある
9. まとめ
いかがでしたでしょうか。
リブズキャリアは求人数が少なく、正直おすすめできる転職エージェントではありません。
もし、あなたがキャリア志向を持っていて転職を検討しているならば、以下の転職エージェントに登録したほうが良いでしょう。
- type女性の転職エージェント:
https://type.woman-agent.jp - パソナキャリア:
https://www.pasonacareer.jp/ - リクナビNEXT:
https://next.rikunabi.com/ - マイナビエージェント:
https://mynavi-agent.jp
あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。