「保険業界って転職先としてどうなんだろう」「ノルマばかりで厳しそう」など保険業界への転職はどうなのか気になりますよね?
長年、転職コンサルタントとして働いてきた私から言わせていただくと、思い立った今、何か行動を起こさないと将来きっと後悔するので、まずは一歩踏み出すべきです。
その理由や最高の第一歩をこのページで、以下の流れで紹介します。
何も行動せずに将来後悔しないように、また「行動して心からよかった」と思えるようにこのページでお伝えするポイントをご一読頂ければと思います。
このページでは「保険業界への転職」を解説していきますが、「転職時の健康保険の手続き」を知りたい方は、ページの最後「参考.転職時は健康保険をどうすればいい?」を見てください。
目次
1. 保険業界へは気軽に一歩踏み出してみよう
多くの方が保険業界に興味を持っていますが「ノルマが厳しそう」などという理由で踏み切れずにいるようです。
私はプロとして、興味を持った今こそ保険業界へ気軽に一歩踏み出すべきだと考えています。
それには以下の3つの理由があるからです。
1-1. 保険の仕事がすごくフィットして転職に成功した人がたくさんいるから
保険業界、特に生命保険の業界では厳しいノルマが課せられるのは事実です。
しかしながら、多くの保険会社であなたが目標を達成するための体制が整っています。そして高い成果を収めた人はものすごい額の報酬を得ています。
異業界からの転職をした方でも成功している人は多数おり、やればやるだけお金がもらえる”夢のある業界“とも言えます。
また、あなたに適性がないと判断されればそもそも選考に通らないので、興味があってまだ選考を受けていない方は「試しに」受けてみて適性を確かめてもいいでしょう。
すでに内定を頂いている方などは「適性がある」と評価された可能性が極めて高いので前向きに検討してみましょう。
1-2. 転職せずにずっと後悔している人もいるから
Sさんは友人からの誘いで、一度保険会社を考えましたが、厳しいノルマが課せられるというイメージから踏み切りませんでした。
チャレンジをしなかったことで、そもそも自分がどこまでできるのかを確かめることもできず、日々モヤモヤしているとのことです。
こういった将来後悔しないためにも、できることから気軽にスタートさせてみましょう。
1-3. 保険業界を諦めてもスッキリしている人がたくさんいるから
この男性は、保険業界を目指して軽い気持ちで転職活動をした結果、以下の理由で満足して今の会社を続けられるようになりました。
- 今の会社を外から見たらそこまで悪い会社じゃないことに気づいた
- 選考を受けてダメだったことから転職への未練がなくなった
以上のようにとりあえず転職活動をして、その結果「残る」という決断をしても、その後の会社員生活にプラスに働くケースはすごく多いです。
もちろん転職活動をしても今の会社にバレることはないので、保険業界に興味を持ったら軽い気持ちで転職を考えてみることをおすすめします。
まとめ. 思い立った今、行動しましょう!
この章で言いたかったのは、転職について考えた今、なるべく早く一歩目を踏み出そうということです。
多くの方が転職のような面倒なことを後回しにしがちですが、思い立った今動かないと「今のままでいいや」という感覚が芽生えこのままズルズルいく可能性が高いです。
そうすると5年後、10年後に思い出した時ずっと後悔することになってしまいます。
特に異業種・異職種から保険の仕事に興味がある方は後になればなるほど不利になります。
次の章で手軽で確実な「一歩目の行動」を紹介するので気軽な気持ちで踏み出してみましょう。
2. 相談相手を作るところから始めよう
一概に保険といっても、以下のように幅広いキャリアがあり、求められるスキルも仕事内容や社風も全然違います。
ちなみに、同じ日系の生命保険会社でも社風が全然違います。
業種の違い |
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資本の違い |
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職種の違い |
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あなたは保険業界に進むべきなのか、保険業界でもどの分野を目指すべきなのか、またそもそも転職すべきか、ご自身で決めることはなかなか難しいでしょう。
そこで、上記のようなことを手軽に相談できる相談相手を作るようにしましょう。
2-1. 相談相手は詳しい人が好ましい
転職の相談相手は誰でもいいわけではなく、以下のような2つの条件を満たすような人でないときっと後悔します。
- 保険業界について詳しい
- 転職について詳しい
また、転職に関してだけではなく、保険の業界について詳しくなければいいアドバイスがもらえないでしょう。
転職の相談ですから、人事の方や人材会社に所属しているような転職に詳しい人でないとあまり役に立たないかもしれません。
そのため、まずはこの条件を満たす方に2~3人相談してみることをおすすめします。
ただし、ヘッドハンティングとして接触してきた相手だと流されてしまうことも多いので、相談相手に選ぶことは避けましょう。
とはいっても、身近にこれを満たす人はいない!という方も多いと思うので、そういった方向けの無料で使えるサービスを紹介します。
2-2. 転職エージェントというサービス
転職エージェントという完全無料で使えるサービスがあり、保険業界に進む多くの方がこのサービスを使って転職のプロに転職の相談をしています。
転職エージェントは、よくある求人サイトとは違い、登録すると担当者がつき、その方に相談しながら保険業界に転職するかどうから、どこを受けるかを一緒に決めることができます。
そもそも転職すべきなのかという軽い気持ちでサービスを利用する方がすごく多いです。
いい転職エージェントに巡り会えれば以下の男性のようにキャリアにすごくプラスになります。
転職エージェントは色々ありますが、保険業界を考える人に向いているエージェントもあります。
そういったところは保険業界の求人が豊富だったり、過去にたくさんの方を保険業界に転職成功させてきた実績があるので、保険業界を目指す時も転職への成功率がぐっと高まります。
また、どういった人が転職し、その後どうなったのかもわかるので、それを踏まえてアドバイスをくれます。
上記の男性のように、今の悩みを打ち明けたところ、保険業界以外の向いている業種を提案してくれるということも多々あります。
2-3. 他にもこんなサポートをしてくれる
転職エージェントは担当者が身近な相談相手になってくれるだけでなく、もし転職を決意したときは以下のようなサポートをしてくれます。
- 履歴書・職務経歴書の作成(添削)
- 求人探し
- 求人の応募手続き
- 面接の日程調整
- 配属先の交渉
- 給与・ポジションの交渉
- 雇用契約書の確認
- 入社関連手続き
転職活動で面倒なことは全て自分の代わりにやってくれて、本番面接以外で企業と直接やりとりすることはほぼありません。
今の仕事やプライベートとこれらの面倒な手続きを両立させることは非常に苦労します。そのため、手間を少しでも減らすために転職エージェントはおすすめです。
身近に頼りになる相談相手がいる!という方も求人をもらったり、手続きを代理でしてもらうために転職エージェントを使ってみるのもいいかもしれません。
こんな便利なサービスですが、完全無料で使えるので試しに使ってみることにデメリットは特にありません。ただし、きちんと仕組みを理解してから使いたい方は「転職エージェントとは|1から理解し使いこなすための全知識」を参考にしてみてください。
参考. 転職求人サイトとはどう違うの?
「リクナビNEXT」など、いわゆる求人を検索する「転職求人サイト」と呼ばれるものとの一番の違いが、転職求人サイトでは相談できる担当者がつかないということです。
そのため基本的に、相談相手を探すためにも、まずは次の章で紹介しているような「転職エージェント」の中から選ぶようにしましょう。
保険業界への転職を成功された多くのみなさんは次の章で紹介するような「転職エージェント」を使っています。
3. 保険業界に興味がある方におすすめの転職エージェント5選
保険業界に少しでも興味がある方は軽い気持ちで転職エージェントに登録すべきですが、正直どこに登録をしてもいいというわけではありません。
選び方を間違えると、「相談をほとんど聞いてくれない」「転職を決めた時に保険業界の転職先を全然紹介してくれない」などという事態になりかねません。
そこで、以下のポイントを意識しながら転職エージェントを選ぶといいでしょう。
- 「保険業界に転職すべき?」というところから相談に乗ってくれる
- 保険業界への実績や求人がたくさんあり頼りになる
- 保険業界以外の求人も豊富で幅広い選択肢がある
これらを基準に転職エージェントを絞り、転職エージェントの特徴を踏まえ、以下の5社を紹介をしていきます。
- リクルートエージェント|求人豊富の大手
https://r-agent.com/ - リクルートダイレクトスカウト|年収600万円以上限定
https://directscout.recruit.co.jp/ - dodaエージェント|業界最大級。20代30代なら登録必須
http://doda.jp/ - マイナビエージェント|サポート充実で満足度No.1
https://mynavi-agent.jp/ - パソナキャリア|首都圏に強くサポートが定評
http://pasonacareer.jp/
では、一つずつご紹介していきます。
リクルートエージェント|大手だが担当に差がある
『リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです。
公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)。
業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。
転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。
◆補足:リクルートが運営している関連サービス
- リクルートダイレクトスカウト(年収700万円ある人向け)
- リクルートエージェントIT(エンジニア向け)
リクルートダイレクトスカウト|年収600万円以上限定
『リクルートダイレクトスカウト』は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス向けのヘッドハンティング型転職サイトです。
ハイクラス求人の検索はもちろん、レベルの高いコンサルタント(ヘッドハンター)を選んで相談をすることもできます。
レジュメを登録しておけば、それを見たヘッドハンターから好条件のスカウトをもらうことも可能です。
また、総求人は118,653件と選択肢も多いので、高年収を狙う方であればすべての方におすすめできる転職サービスといえます。
レジュメ登録後はスカウトを待つだけで良いので、「時間をかけて高年収の仕事を見つけたい」という方におすすめです。
doda|業界最大級。20代30代なら登録必須
『dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。
提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。
マイナビエージェント|サポート充実で満足度No.1
『マイナビ IT AGENT』は、丁寧なサポートがウリの20代向け転職エージェントです。
求人数だけではリクルートやdodaといった大手ほどではありませんが、首都圏の20代に焦点を当てれば1番の満足度(4.2/5.0点)を誇ります。
そのため、求人数が豊富な大手(例えば、『リクルートエージェント』や『dodaエージェント』など)と併用することをおすすめします。
パソナキャリア|首都圏特化でサポート充実
4.保険業界の転職におすすめする新しいタイプの転職エージェント
ここでもう1つおすすめしたい転職エージェントがあります。それは『マイナビ転職エージェントサーチ』です。
『マイナビ転職エージェントサーチ』は、自社運営している一般的な転職エージェントとは事業形態が異なり、あなたにあうエージェント会社や担当者を紹介するサービスをおこっています。
厚生労働省の「令和3年度職業紹介事業報告書の集計結果」報告によると、全国にある転職エージェントの数はなんとは約2万7,000件!無数にある会社の中から自分にあう転職エージェントを探すのが難しいと感じている方も多いでしょう。
『マイナビ転職エージェントサーチ』は、以下のような条件を検索窓にかければ、その人におすすめの求人を一覧で提示してくれます。
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そこにはおすすめの転職エージェントや担当者の名前が表示されるので、求人の内容や担当者のプロフィールを見ながら依頼したい転職エージェントを絞り込めるでしょう。
なお、一般の転職エージェントと同様に、非公開求人の紹介やスカウト機能など転職が有利になるサービスも導入しています。1つのサイトで多機能な使い方ができる『マイナビ転職エージェントサーチ』は、まさに「新しいタイプの転職エージェント」といっても過言ではないでしょう。
「転職エージェント選びに時間をかけずにすぐに転職活動をはじめたい!」と考えている方は、ぜひ『マイナビ転職エージェントサーチ』の利用を検討してみてください!
5. 保険業界への転職でよくあるQ&A3選
保険業界へ転職を考える方からよくいただく質問に回答をして行きたいと思います。
5-1. 保険業界のいい面と悪い面が知りたいです
保険業界の中でも、生命保険業界に対しては色々な噂を聞くことが多いのではないでしょうか。
正直生命保険業界で働くことにはいい面と悪い面があります。
私が担当してきた方の中で保険業界を経験されてきた方からの声を紹介していきます。
口コミでわかる保険業界のいい面
まずいい口コミとしては、以下のような声がありました。
- 勤務時間が柔軟に調整しやすい(40代 女性)
- 頑張った分だけ見返りがありました(30代 男性)
- 福利厚生が充実している気がする(30代 女性)
- スキルがついていくので、将来の心配があまりない(20代 男性)
以上のように、歩合の部分が大きいことから頑張った分はきちんと給料に反映されることが最も多くあった声です。
また、専門スキルがつくからクビになっても違う保険業界の会社に入れるという「安定」を感じている方もいらっしゃいました。
口コミでわかる保険業界の悪い面
反対に悪い面としては以下のような声がありました。
- 数字が出なければ休日も返上で働かなければならない(30代 女性)
- 常にノルマで頭がいっぱいなので気が休まらない(20代 女性)
- 保険以外のスキルが身につかない気がする(20代 男性)
- お客様とのお茶代など自腹が多い(30代 女性)
以上のようにやはり数字にはシビアな部分が不満として挙げられました。
また汎用的なスキルが身につかないことなども挙げられ、これらが直接的な退職理由になっているようです。
いい面でも悪い意味でも実力主義であることが保険業界の特徴です。
しかし、専門的なスキルが身につくので、今後のキャリアのためにもなります。
本当に受けるべきかは転職エージェントに相談しながら決めていきましょう。
5-2. 営業職は本当に徹底的な成果主義なの?
保険会社によっても大きく異なるので、一概には言えませんが、「完全歩合制」の会社も多いです。
ただし、そういった企業であっても会社は手を差し伸べてくれます。
例えば某生命保険会社は最初の2年間はベースの給料が比較的高い水準で出るので、その期間に多くの営業マンがお客様を捕まえています。
ベースの部分は徐々に減っていきますが、その期間に保険営業の基礎を学べ、会社もきちんと研修をしてくれるので「成果を出しやすい環境」は整っています。
ただ、成果が出せなくてやめていく方がいるのも事実です。あなたが保険営業に適しているのかどうかも含め軽い気持ちで相談に行きましょう。
5-3. 未経験でもやっていけますか?
生命保険などの営業の場合、未経験でも十分に狙えます。結婚してからや育児を終えてから未経験として飛び込む女性もたくさんいます。
ただ、その後活躍できるかはその人次第になっていきます。
未経験の場合、これまでのキャリアを活かせる仕事についた方が幸せになれる可能性が高いです。
また、周りに追いつくためにも、それなりの覚悟を持っての転職が必要です。そのため、この点も含めて転職エージェントに軽く相談しましょう。
参考.転職時は健康保険をどうすればいい?
業界に限らず「転職時に健康保険はどうすればいいか」という質問をよく受けていました。
結論から言うと、
- 退職した翌日に入社するのであれば、次の会社の指示に従う
- ブランクがあるのなら、自分で手続きをする
以上のようになります。
1点目のポイントは、入社前に先方の人事担当者に確認をしておきましょう。
基本的に面倒な手続きはあまりないので会社の指示通りやれば問題無いです。
ただ、2点目のポイントは、手続きを誤ると月に1万円も損するケースもあります。
確実に手続きを行うために「知らないと月1万も損!5分でわかる退職時の健康保険全知識」を参考に手続きをしましょう。
6. まとめ
保険業界への転職を意識し始めた方に向けて私なりのアドバイスを紹介してきましたがいかがでしたか?
保険業界に限らず多くの方が転職に興味を持ちつつも転職に踏み切らずに後から後悔しています。
転職するしないに限らず、まずは一歩踏み出してみることが後から後悔しないためには大切です。
第一歩として「転職に詳しい人に相談する」のがいいと思いますが、身近にいない方は以下のようなエージェントに登録して、転職のプロに相談してみてはいかがでしょうか。
- リクルートエージェント|求人豊富の大手
https://r-agent.com/ - リクルートダイレクトスカウト|年収600万円以上限定
https://directscout.recruit.co.jp/ - dodaエージェント|業界最大級。20代30代なら登録必須
http://doda.jp/ - マイナビエージェント|サポート充実で満足度No.1
https://mynavi-agent.jp/ - パソナキャリア|首都圏に強くサポートが定評
http://pasonacareer.jp/
このエージェントの中からあなたに合いそうなものをいくつか登録してみてまずは担当者に相談してみることが最高の第一歩になるはずです。
あなたのキャリアが素晴らしいものになることを心から祈っています。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。