飲食業への転職を考える中で、「評判が良く人気な転職エージェントを知りたい」「似たようなサイトがたくさんあるけど、どれが1番良いんだろう」と悩まれる方も多いかと思います。
当然、転職エージェントやサイトよって特徴や強みは異なるので、「なんとなく」で選ぶともったいないです。
そのためこのページでは、キャリアのプロとして多くの方の飲食業への転職をサポートしてきた私が、飲食業への転職経験者が選ぶ、本当に評判が良い転職エージェント・サイトをまとめました。
<目次>
- 転職エージェントを選ぶ前に知っておくべきこと
- 飲食業界転職におすすめの転職エージェント8選
- 飲食業界転職におすすめの転職サイト4選
- 転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
- 【図解】転職エージェント利用の流れ
- 【FAQ】飲食業転職でよくある疑問と回答
このページを読めば、自分がどの転職エージェント・サイトを使うべきか正しく判断できるようになるでしょう。
目次
1. 転職エージェントを選ぶ前に知っておくべきこと
飲食業界には様々な業態や職種があり、転職エージェントが扱っている飲食求人も多種多様です。
そのため、どの転職エージェントを選ぶかが、飲食業への転職成功の鍵となります。
本章では転職エージェントを選ぶ際のポイントを紹介していきます。
1-1. 転職エージェントを選ぶ際に検討すべき3ポイント
転職エージェントは便利な存在ですが、ハズレが多いのも事実です。
仮にエージェント選びに失敗してしまうと、時間の無駄どころか、「受かるはずだった企業に落ちてしまう」という事態を招いてしまいます。
そのような事態を防ぐためにも、転職エージェントを選ぶ時は、以下の3点に気を付けるのがおすすめです。
転職エージェントを選ぶポイント
- 飲食業界の求人数が豊富
- 飲食業界の仕事に精通しているアドバイザーがいる
- 自分が希望する勤務先をカバーしている
これら3ポイントを踏まえ、次項では転職エージェントの種類を説明します。
1-2. 総合転職エージェントか飲食業界特化型エージェントか
転職エージェントには、幅広い業界や職種の求人に対応している「総合転職エージェント」と、飲食業界への転職支援を専門としている「飲食業界特化型エージェント」の大きく2種類があります。
総合転職エージェントと飲食業界特化型エージェントのメリット・デメリットは下記の通りです。
メリット | デメリット | |
総合転職エージェント |
|
飲食業界特有の知識には弱い傾向 |
飲食専門エージェント |
|
|
このように、「総合転職エージェント」と「飲食業界特化型エージェント」にはそれぞれメリットとデメリットがあるので、両方を利用することで、それぞれのメリットを最大限に活かすのがおすすめです。
次章では、総合・特化型それぞれの転職エージェントはどこを選べば良いのかを解説します。
2. 飲食業界転職におすすめの転職エージェント8選
本章では、1章で解説した転職エージェント選びのポイントを踏まえ、おすすめの「総合転職エージェント」と「飲食業界特化型エージェント」を紹介していきます。
2-1. おすすめ総合転職エージェント4選
総合転職エージェントは業界特有の知識には弱い傾向にありますが、全国に対応しており、幅広い転職ノウハウを提供してくれます。
ここでは、飲食関係の求人数が多く、提案力・サポート体制が優れている大手総合転職エージェントを4社紹介していきます。
順位 | 転職エージェント名 | 飲食求人数 | 提案力 | サポート体制 |
No.1 | リクルートエージェント | ◎ 1,5万件 |
◯ 3.6 |
◯ 3.5 |
No.2 | doda | ◯ 1,536件 |
◎ 3.9 |
◯ 3.8 |
No.3 | Spring転職エージェント | △ – |
◯ 3.5 |
◯ 3.5 |
※求人数:2023年10月更新
それぞれ見ていきましょう。
リクルートエージェント|求人数豊富。地方にも強い
『リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです。
公開求人は370,307件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると617,997件の求人を扱っています。
業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。
転職成功率を上げるには、求人数No.2の『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。
doda|求人数No.2・転職サポートが評判
『dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。
提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。
Spring転職エージェント|面談率100%で気軽に相談
『Spring転職エージェント』は、スイスに本社を置くグローバル企業で、派遣事業などを含めて人材事業では世界1位の規模を持っています。
「サポートを断らない」ことを重視しているようで、他のエージェントに断られてもSpring転職エージェントだけはしっかりとサポートしてくれた、という口コミが多く見受けられます。
現時点でご自身の経歴に自信がない方や、他のエージェントで嫌な思いをした経験がある方にもおすすめできるエージェントです。
ただ求人数は『リクルートエージェント』ほど多くはないので、併せて利用することをおすすめします。
https://springjapan.com/
2-2. おすすめ飲食業界特化型エージェント4選
飲食業界特化型エージェントは、対応地域が限られていますが、飲食業界出身のアドバイザーが多く、業界に関する知識をしっかりと提供してくれます。
ここでは、求人数が多く、顧客満足度が高い飲食業界特化型エージェントを4社紹介していきます。
順位 | 転職エージェント名 | 飲食求人数 | 対応地域 | 特徴 |
No.1 | フーズラボ | 非公開 | 東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、京都、奈良、和歌山、名古屋、福岡 | 飲食業界で働く方の支持率No.1 |
No.2 | itk(アイティーケー) | 非公開 | 首都圏 | 求人数・業績が飲食業界最大級 |
No.3 | クックビズ | ◎ 2万9,700件 |
全国 | 顧客満足度96%以上 |
No.4 | フーズラボ・エージェント | 非公開 | 首都圏 | 飲食業界転職エージェント満足度第1位 |
以下でそれぞれ見ていきましょう。
フーズラボ|飲食業界で働く方の支持率No.1
『フードラボ』は、飲食業界で働く方に支持される転職サービスNo.1(※)の実績があります。※2023 年 3 月期_ブランドのイメージ調査
成長意欲の高い上位2割の優良企業と取引しているため、売上が安定している飲食店の求人が多いのが特徴。またコロナ明けで外食の需要が高まることを見越して1から人材を育成しようとしている企業の求人も増えてきているので、業界未経験者でも安心してご利用いただけます。
エリアは東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、京都、奈良、和歌山、名古屋、福岡に絞られていますが、転職相談・面接はオンラインでもOK。 遠方の方やまとまった時間が取られない方も気軽に相談できるでしょう。
フーズラボ公式サイト:https://foods-labo.com/
itk(アイティーケー)|求人数・業績が飲食業界最大級
『itk(アイティーケー)』は、求人数・業績ともに飲食業界最大級の転職エージェントです。
飲食業界での転職支援実績多数のキャリアアドバイザーが、有名企業との太いパイプを生かし、自身の希望条件に沿った転職先を紹介してくれます。
飲食業界に特化した選考対策も充実している実績No.1エージェントですので、飲食業界内での転職を検討されている方は、是非登録してみましょう。
itk(アイティーケー)公式サイト:
https://i-t-k.co.jp/
クックビズ|顧客満足度96%以上の飲食専門転職エージェント
『クックビズ』は、飲食業界の転職支援に特化したエージェントで、全国の求人に対応しています。
月収35万円以上の求人をたくさん取り扱っているのが特徴で、約2万9 ,428件の求人の中からあなたに合った飲食業界の求人企業を紹介してくれます。
親身な対応はもちろんのこと、転職後も専任のキャリアアドバイザーがしっかりサポートしてくれます。
クックビズ公式サイト:
https://cookbiz.jp/
フーズラボ・エージェント|好条件の求人多数
『フーズラボ・エージェント』は、首都圏・関西の飲食業界求人に特化した転職エージェントです。
「給料35万円」「年収400万円〜年収500万円」「週休2日」「ボーナスあり」などの優良求人が多いのが特徴です。
また、年間5,000名の転職相談実績があり、飲食業界転職エージェント満足度第1位を獲得しています。
首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)で飲食業界への転職を考えている方は、ぜひ登録しましょう。
フーズラボ・エージェント公式サイト:
https://foods-labo.com/
3. 飲食業界転職におすすめの転職サイト4選
本章では、転職エージェントに断られた時に使うべき転職サイト4社を紹介していきます。
- 3-1. doda転職サイト|全国求人数業界No.1
- 3-2.リクナビNEXT|リクルート運営の転職サイト
- 3-3. 求人@飲食店.COM|オープニングスタッフの求人多数
- 3-4. ジョブ・レストラン|希望企業合格率は77.8%
それぞれ見ていきましょう。
3-1. doda転職サイト|全国求人数業界No.1
『doda』は「転職サイト」と「転職エージェント」の2つのサービスを提供しています。
doda転職サイトは18.7万件以上の求人を保有しており、希望に合った会社を見つけることが可能です。
ただし、手軽に一人で転職活動を行いたいのであれば、転職サイトがおすすめですが、基本的にはサポートの手厚い『doda転職エージェント』を利用するのがおすすめです。
doda公式サイト:
https://doda.jp
3-2. リクナビNEXT|リクルート運営の転職サイト
『リクナビNEXT』は、転職業界最大手のリクルートが運営する求人型サイトです。
求人件数も首位で(具体的な数値は非公開)、会員数については約1,200万人、2番手が800万前後と言われていますから、国内での優位性は圧倒的No.1です。
年収600万円を超えるようなハイクラス人材であれば、『リクルートダイレクトスカウト』がおすすめですが、年収600万円に満たない方であれば、すべての人におすすめできる転職サイトです。
公式サイトから登録する:
https://next.rikunabi.com/
3-3. 求人@飲食店.COM|オープニングスタッフの求人多数
『求人@飲食店.COM』は、他の飲食求人サイトと比較するとオープニングスタッフの求人が充実しているので、新しい店舗のオープンやオープニングスタッフとして事業の立ち上げに関わりたい人におすすめの飲食求人サイト。
オープニングスタッフを中心に飲食店の求人が充実しており、求人数は1.4万件以上と、数ある飲食求人サイトの中でもトップクラスとなっています。
また、求人@飲食店.COMでは、無料会員登録をすることで、希望条件にマッチした求人情報をメールで受け取ることができる他、プロフィールを登録・公開しておくことで、興味を持った店舗からスカウトメールを受け取ることも可能です。
スカウトメール経由で面接を受けると、通常の応募よりも採用率が高くなるので、積極的に活用しましょう。
求人@飲食店.COM公式サイト:
https://job.inshokuten.com/
3-4. ジョブ・レストラン|希望企業合格率は77.8%
『ジョブ・レストラン』は、飲食専門の人材紹介及び人材派遣を手掛けるワンアンドオンリーキャスティングが運営する飲食求人サイトです。
飲食業界の転職支援に特化しており、希望企業への合格率は77.8%と、数ある飲食求人サイトの中でもトップクラスの実績を誇っています。
求人数は、公開求人・非公開求人合わせて2,241件以上で、キャリアアップ、高額給与、プライベート充実等、条件の良い求人を豊富に取り扱っています。
対応地域は、東京・名古屋・大阪の都市部を中心に全国の案件を多数取扱い、地方からの転職にも対応しています。
ジョブ・レストラン公式サイト:
https://www.jobs-restaurant.net/
4転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
この章では、転職エージェントをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。
- スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
- 転職時期は最短可能日程で答える
- 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
- 経歴やスキルに嘘をつかない
- 推薦文は必ず確認する
- 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
- 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。
Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える
コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。
Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、
転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。
コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。
この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。
Point-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。
企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。
Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
転職エージェントも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。
優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWork』を利用して裏をとるようにしましょう。
以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。
上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。
5【図解】転職エージェント利用の流れ
ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
転職エージェントに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。
Step 1. まずは公式ページから登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。
登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。
例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。
正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。
Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る
登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。
事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。
- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。
※最初からアポイント調整に入る場合もあります。
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたが転職エージェントのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)
初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。
- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。
担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。
思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。
それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。
Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。
場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。
最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。
Step 6. 紹介された求人に応募する
選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。
自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。
求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職エージェント経由は圧倒的に有利です。
Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。
あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。
Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。
対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。
面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。
Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。
また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!
Step 10.退会手続きをする
転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。
万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。
転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。
転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。
6. 【FAQ】飲食業転職でよくある疑問と回答
本章では、飲食業転職に関してよくある以下の質問に回答していきます。
- Q-1. 未経験でも飲食業界に転職することはできますか?
- Q-2. 飲食業の仕事は大変なのですか?
- Q-3. どのような志望動機なら選考を通過できるのか教えてください
- Q-4. どのような面接準備が必要ですか?
Q-1. 未経験でも飲食業界に転職することはできますか?
未経験から飲食業界に転職される方は、毎年非常に多くいます。
未経験から飲食業界へ転職する際には、以下の3ポイントを意識しましょう。
- これからのキャリアプランのイメージを明確にする
- 求人に応募する前に、その店に実際に足を運び、サービスを見て感じておく
- 協調性、コミュニケーション力、清潔感をアピールする
未経験領域に挑戦する際には、その領域に詳しい人の話を聞くのが効果的なので、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
Q-2. 飲食業の仕事は大変なのですか?
人と接することを通して、とても大きなやりがいを実感できる飲食業界ですが、その分大変なこともたくさんあります。
飲食業界への転職を検討している方は、この業界で働くときに「ここが大変!」と言われる以下の点についても知っておきましょう。
- 見当違いなクレームをつけてくる客や、店に迷惑をかける客もいる
- 長時間労働になりやすく、休日も少なめの職場が多い
- 飲食業界でのステップアップなど、将来に向けたキャリアプランが描きづらい面がある
このようなことへの不安からなかなか転職に踏み出せない方は、まずは転職エージェントに相談してみましょう。
Q-3. どのような志望動機なら選考を通過できるのか教えてください
第一に重要なのは、「その店でなければいけない理由」と「あなたがその店に貢献できること」が伝わる志望動機であるということです。
下記の内容は最低限盛り込みましょう。
- どうしてこの店が良いか
- 飲食業への興味関心
- 飲食業を通してどのように人と関わっていきたいか
- その店に貢献できる自分のスキルと経験
- これからのキャリアプラン
以下の志望動機は上記を盛り込んだ良い例です。
【Good例】
私の将来の夢は、日本食の代表である寿司を世界中に届けることで、世界に店舗を展開している貴社でなら、私の夢を実現できると思い志望しました。
私は、高校生のころ交換留学でイスラエルに行きました。
食文化が違うので当たり前かもしれませんが、私が住んでいたイスラエルの地域には、日本食がありませんでした。
しかし、イスラエルでお世話になった友人が日本に遊びに来てくれた際に、寿司屋に連れていったところ、友人は「こんな美味しいものイスラエルにもほしい」と絶賛していました。
この経験から私は、まだ寿司を知らない人に日本食の代表である寿司を届けたいと強く思いました。
前職は服飾雑貨の販売で、飲食業界は未経験ですが、前職を通して培った接客スキルを活かし、貴社に貢献していきます。
Q-4. どのような面接準備が必要ですか?
転職面接を突破するには、「本質的な質問対策」と「正しいマナー」の2つを身に付ければ万全です。
まずは転職面接でよく聞かれる質問事項を確認し、何を聞かれても答えられるように準備することが重要です。
また、採用担当者によっては「面接マナーが面接合否の55%を決める」とも言っており、会社で活躍する実力があってもマナーで不合格になってしまう転職志願者も数多くいるので、「正しいマナー」を身につけることが大切です。
これらについては『転職のプロ直伝!1000人以上を面接合格に導いた面接完全ガイド』で詳しく説明しているので、ぜひご一読ください。
7. おわりに
ここまで、飲食業界への転職におすすめの転職エージェント・サイトについて詳しく説明してきましたがいかがでしたか?
飲食業界には様々な業態や職種があり、転職エージェントやサイトが扱っている飲食求人も多種多様です。
そのため、選び方のポイントをおさえ、複数のサービスを併用することがおすすめです。
以下に、飲食業界への転職ににおすすめの転職エージェントとサイトを改めて紹介します。
総合転職エージェント | |
飲食業界特化型エージェント | |
転職サイト |
あなたの転職活動が上手くいくよう、心から願っています。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。