
「ノルマや転勤に追われて、銀行員を辞めたい」「入行前に思い描いていた銀行と何かが違う」など、今の銀行からの転職を意識していませんか?
長年、転職コンサルタントとして働いてきた私から言わせていただくと、思い立った今、何か行動を起こさないと将来きっと後悔するので、まずは一歩踏み出すべきです。
その理由や最高の第一歩をこのページで、以下の流れで紹介します。
何も行動せずに将来後悔しないように、また「行動して心からよかった」と思えるようにこのページでお伝えするポイントをご一読頂ければと思います。
<2021年4月:転職の最新情報>
コロナ禍による不況で、有効求人倍率は低下し続けており、転職の難易度は日を追うごとに高まっています。
特に好条件の求人であるほど競争が激しくなるので、ライバルに差をつけるためにも、転職のプロの力を借りて、しっかりと対策を行いましょう。
- このページを見ながら、複数の転職サイト(『リクルートエージェント』『doda』など)に登録する
- それぞれの担当者から連絡が来たら、面談または電話で簡単に状況を伝えアドバイスをもらう
- 一番相性の良さそうな担当者だったところで、本格的にサポートを受ける
未だかつて誰も経験したことのない事態だからこそ、周囲よりもいち早く行動を開始し、戦略的に転職活動を行っていくことが重要です。
1. 銀行員は迷ったら気軽に一歩踏み出してみよう
銀行員の方で転職を意識し始めたら、まずは一歩気軽に踏み出してみることをおすすめします。
私のところにも多くの方が、業務の合間を縫って相談に来ていましたが、銀行員の方の場合、少しだけでも転職に向けて動くだけでも満足できるケースが多いです。
私が銀行員の方に「まずは気軽に一歩踏み出そう」とアドバイスをするのには以下の3つの理由があります。
- 希望のキャリアをつかんでいる方がたくさんいるから
- 転職せずにずっと後悔している人もいるから
- 残ることにしても満足して働けるから
1-1. 希望のキャリアをつかんでいる方がたくさんいるから
銀行員を抜け出して、望んでいた道を見つけた方はたくさんいらっしゃいます。
実は、銀行員は他の業界の方よりも転職がしやすいと言われています。それには以下の2つの理由があります。
- 社会人基礎力が高いから
- 数字に強く経営的な視点も持っているから
社会人基礎力が高いから
どの銀行も、入行した新入社員をしっかりと育てる風土があるので、研修などで社会人の基本的な動作を高いレベルで得ている人は多いです。
また、普段の業務でもお客様に対する振る舞いなどが高いレベルで求められるので、自然とそれがさらに磨かれます。
数字に強く経営的な視点も持っているから
銀行では他の業界の方よりも数字を使った業務内容が多いので、数字で物事を見られるが多いです。
また、業務内容にもよりますが、経営的な視点でお客様への提案などを経験している方もいて、ビジネスを経営者の立場からも見ることができます。
これらに加えて、資格を多数持っている方も多いことから、同業種・異業種問わず銀行の方を欲しがる会社はたくさんあります。
これらを活かして転職活動ができれば、今の不満を取り除けるような職場に巡り会える可能性は非常に高いです。
特に20代の方であれば、伸びしろなども考慮して多くの業界から高い評価をもらえるはずです。
1-2. 転職せずにずっと後悔している人もいるから
Tさんは20代の頃からもやもやした気持ちを我慢しながら働いていました。
30代も後半に差し掛かり、家庭もある中で、転職しようと思ってもできない状態になり、動かなかったことを後悔しているそうです。
「銀行員は有利」といっても、多くの仕事で汎用的なスキルが高いレベルで身につくわけではないので、年を重ねれば重ねるほど転職は不利になっていきます。
こういった将来後悔しないためにも、少しでも悩んだら気軽になるべく早く転職活動をスタートさせてみましょう。
1-3. 残ることにしても満足して働けるようになるから
この男性は、軽い気持ちで転職活動をした結果、以下の理由で満足して今の銀行を続けられるようになりました。
- 外から銀行を見た結果、いい職場と思えるようになった
- 選考を受けてダメだったことから転職への未練がなくなった
こういったケースは意外にたくさんあります。また、以下のようなことをおっしゃっている方もいました。
もちろん転職活動をしても今の銀行にバレることはないので、軽い気持ちで転職を考えてみることをおすすめします。
まとめ. 思い立った今、行動しましょう!
この章で言いたかったのは、転職について考えた今、なるべく早く一歩目を踏み出そうということです。
多くの方が転職のような面倒なことを後回しにしがちですが、思い立った今動かないと「今のままでいいや」という感覚が芽生えこのままズルズルいく可能性が高いです。
そうすると5年後、10年後に思い出した時ずっと後悔することになってしまいます。
特に銀行員以外の仕事に興味がある方は後になればなるほど不利になります。
次の章で手軽で確実な「一歩目の行動」を紹介するので気軽な気持ちで踏み出してみましょう。
2. 相談相手を作るところから始めよう
先ほども申し上げた通り、銀行員で転職する方は多くの会社で欲しがりますが、私が過去にアドバイスしてきた方だと、以下のような会社に転職をする方が多かったです。
- 外資系コンサルティング会社
- 証券会社
- 保険会社
- 公務員
- ベンチャー企業
以上のように、選択肢がすごく広いので、「そもそも転職すべきなのか」や「どんな業界を目指すのか」までは一人では判断が難しいと思います。
そこで、手軽に相談できる相談相手を作るようにしましょう。
2-1. 相談相手は詳しい人が好ましい
転職の相談相手は誰でもいいわけではなく、以下のような2つの条件を満たすような人でないときっと後悔します。
- 転職、特に銀行員の転職について詳しい
- あなたが目指す職種や業種について詳しい
転職の相談ですから、人事の方や人材会社に所属しているような転職に詳しい人でないとあまり役に立たないかもしれません。
また、転職に関してだけではなく、あなたが目指す職種や業種について詳しくなければいいアドバイスがもらえないでしょう。
そのため、まずはこの条件を満たす方に2~3人相談してみることをおすすめします。
とはいっても、身近にこんな人いない!という方も多いと思うので、そういった方向けの無料で使えるサービスを紹介します。
2-2. 転職エージェントというサービス
転職エージェントという完全無料で使えるサービスがあり、多くの銀行員の方がこのサービスを使って転職のプロに転職の相談をしています。
転職エージェントは、よくある求人サイトとは違い、登録すると担当者がつき、その方に相談しながら転職するかどうから、どこを受けるかを一緒に決めることができます。
そもそも転職すべきなのかという軽い気持ちでサービスを利用する方がすごく多いです。
いい転職エージェントに巡り会えれば以下の男性のようにキャリアにすごくプラスになります。
転職エージェントは色々ありますが、「銀行員」の強みを引き出す提案をしてくれるエージェントもあります。
そういったところは銀行員の方が満足できる求人が豊富だったり、銀行員をたくさん転職成功させてきた実績があるので、転職への成功率がぐっと高まります。
2-3. 他にもこんなサポートをしてくれる
転職エージェントは担当者が身近な相談相手になってくれるだけでなく、もし転職を決意したときは以下のようなサポートをしてくれます。
- 履歴書・職務経歴書の作成(添削)
- 求人探し
- 求人の応募手続き
- 面接の日程調整
- 配属先の交渉
- 給与・ポジションの交渉
- 雇用契約書の確認
- 入社関連手続き
転職活動で面倒なことは全て自分の代わりにやってくれて、本番面接以外で企業と直接やりとりすることはほぼありません。
今の仕事やプライベートとこれらの面倒な手続きを両立させることは非常に苦労します。
そのため、手間を少しでも減らすために転職エージェントはおすすめです。
身近に頼りになる相談相手がいる!という方も求人をもらったり、手続きを代理でしてもらうために転職エージェントを使ってみるのもいいかもしれません。
こんな便利なサービスですが、完全無料で使えるので試しに使ってみることにデメリットは特にありません。
ただし、きちんと仕組みを理解してから使いたい方は「転職エージェントとは|1から理解し使いこなすための全知識」を参考にしてみてください。
参考. 転職求人サイトとはどう違うの?
「エン転職 」など、いわゆる求人を検索する「転職求人サイト」と呼ばれるものとの一番の違いが、転職求人サイトでは相談できる担当者がつかないということです。
そのため基本的に、相談相手を探すためにも、まずは次の章で紹介しているような「転職エージェント」の中から選ぶようにしましょう。
転職を成功された多くの銀行員のみなさんは転職エージェントを使っています。
3. 銀行員におすすめの転職エージェント10選
転職エージェントはどれを使ってもいいというわけではありません。
転職エージェントによって案件内容やサポートに大きく差が出るため、銀行員の方は以下のような観点で相談するエージェントを選ぶことをおすすめします。
- 「銀行を辞めていいのか」というところから親身に相談に乗ってくれる
- 銀行員のキャリアを活かせる求人を豊富に揃えている
- 転職を決めた場合、対策を親身にサポートしてくれる
基本的に上記の3つを抑えた転職エージェントに2~3つ登録をしてみて、一回軽い気持ちで担当者の話を聞いてみることをおすすめします。
また、これらの条件を揃えたエージェントは複数ありますが、あなたがどんな方かによっても登録すべきエージェントが変わって来るので、ここでは以下の場合別に紹介させていただきます。
- 総合職の方
- 一般職の方
- 第二新卒の方(入行3年以内)
3-1. 総合職の方におすすめのエージェント3選
総合職として活躍されている方は、異業種にもキャリアアップして転職を目指せます。
そのため、話を聞きに行くなら今までのキャリアを生かしたハイキャリア向けの求人も豊富な転職エージェントに紹介しないと「応募したい求人が全くない」という事態になってしまいます。
そこで、キャリアを最大限生かした転職活動をするために、第一歩として以下の転職エージェントに相談するようにしましょう。
- JACリクルートメント|年収600万円以上向け
https://jac-recruitment.jp/ - doda|業界大手で幅広い層におすすめ
https://doda.jp/ - リクルートエージェント|求人数が豊富
https://r-agent.com/
JACリクルートメント
『JACリクルートメント』は、外資系・国内企業のグローバルポジションについては国内実績No.1で、ハイキャリア案件については間違いなくトップレベルといえるでしょう。
キャリアや経験にある程度の自信がある方は、そのキャリアを活かすためにも必ず登録すべき1社です。
※年収600万円以上ない方だと、紹介してもらえない可能性があるので、その場合は『パソナキャリア』など、他の転職エージェントに相談しましょう。
JACリクルートメント公式サイト:
http://jac-recruitment.jp/
doda
『dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級の転職エージェントです。
提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。
dodaエージェント公式サイト:
http://doda.jp/
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、求人数No.1の総合転職エージェントであり、コロナ禍で求人数が減っている今、必ず登録すべき1社です。
ただ、1社だけだと十分な求人数には満たないので、No.2の『dodaエージェント』をはじめとした他の転職エージェントも同時登録しておくことをおすすめします。
また、コンサルタントに一部ネガティブな口コミもありましたので(※大手なので担当差が大きい)、不安な場合は、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。
公式サイト:
https://r-agent.com/
※年収700万円以上での転職を目指すなら『キャリアカーバー(byリクルート)』がおすすめ
Point:転職エージェントは必ず3社登録しよう
コロナ禍で求人数が減っている今、たった1社の転職エージェントでは良い求人を集めることができません。
最初の登録は、少しだけ面倒かもしれませんが、可能な限りたくさん登録することが、転職成功への最初の一歩です。
例えば、総求人数No.2の『doda』、サポート満足度が高い『マイナビエージェント』など、最低でも3社登録することをおすすめします。
3-2. 一般職の方におすすめの転職エージェント3選
一般職の方も基本的にどこに相談しても案件を全く紹介してくれないということにはなりにくいです。
しかし、一部の転職エージェントではハイキャリア案件しかなく、ほとんどサポートを受けられなかったり、反対に満足できる求人がないケースがあります。
また、女性の方が多いでしょうから、女性のスタッフや会員が多く、女性の気持ちをくみ取ってくれる転職エージェントを選ぶべきです。
そこで以下の3つがおすすめです。
- パソナキャリア|サポートに定評あり
https://www.pasonacareer.jp/ - doda|業界大手で幅広い層におすすめ
https://doda.jp/ - リクルートエージェント|求人数が豊富
https://r-agent.com/
パソナキャリア
『パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローに定評があり、慣れない転職に不安がある方に特におすすめです。
運営元のパソナは人材派遣領域で業界最大手の企業であり、16,000社以上と取引実績があるため、求人数も充実しています。また、年収700万円以上の非公開求人を多く取り扱う『ハイクラス向けサービス』など、サービス内容も多岐にわたります。
そしてなにより、パソナの社風自体が「利益よりも社会貢献」を重要視しているため、「親身な転職者サポート」を実現しているようで、その結果として「アンケート満足度No.2」とリクルートエージェントに次ぐ実績を誇っています。
そのため、転職活動をするのであれば、まず登録すべき転職エージェントの1社です。
公式サイト:
https://pasonacareer.jp
doda
『dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級の転職エージェントです。
提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。
dodaエージェント公式サイト:
http://doda.jp/
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、求人数No.1の総合転職エージェントであり、コロナ禍で求人数が減っている今、必ず登録すべき1社です。
ただ、1社だけだと十分な求人数には満たないので、No.2の『dodaエージェント』をはじめとした他の転職エージェントも同時登録しておくことをおすすめします。
また、コンサルタントに一部ネガティブな口コミもありましたので(※大手なので担当差が大きい)、不安な場合は、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。
公式サイト:
https://r-agent.com/
※年収700万円以上での転職を目指すなら『キャリアカーバー(byリクルート)』がおすすめ
Point:転職エージェントは必ず3社登録しよう
コロナ禍で求人数が減っている今、たった1社の転職エージェントでは良い求人を集めることができません。
最初の登録は、少しだけ面倒かもしれませんが、可能な限りたくさん登録することが、転職成功への最初の一歩です。
例えば、総求人数No.2の『doda』、サポート満足度が高い『マイナビエージェント』など、最低でも3社登録することをおすすめします。
3-3. 第二新卒の方におすすめのエージェント
第二新卒の方は、上記の2つのタイプ別のおすすめエージェントの他に第二新卒の案件が豊富な転職エージェントに登録することで、より多くの求人を見ることができます。
マイナビエージェント
『マイナビエージェント』は業界4、5番手の転職エージェントです。
リクルートに対する対抗意識が強く、中小企業を中心に猛烈な勢いで求人数を増やしているとても勢いのあるエージェントです。
担当者によって当たりはずれがありますが、いい担当者に当たれば、あなたのことをしっかり分析した上での求人紹介をしてくれるなど、手厚いサポートを期待できます。
また、特徴として第二新卒や20代の案件が多いことから、第二新卒の方は登録してみて担当者とのフィーリングを確かめてみることをおすすめします。
マイナビエージェント公式サイト:
3-4. その他おすすめのエージェント
銀行員の方の中でも、すでに目指すべき道が決まっている方は、上記に加え、あなたの進みたい道に特化したエージェントにも話を聞いてみることをおすすめします。
- 金融系専門職としての転職・・・『ビズリーチ』
- 金融業界に精通した転職サイト・・・『マイナビエージェント』
一旦は、転職するかどうかも含めて、先ほど紹介した転職エージェントに軽い気持ちで相談してみればいいですが、すでに目指す道が決まっていればこれらも合わせて使っていきましょう。
4. 銀行員から公務員の転職ってどうなの?
「ノルマが大変」「転勤が多い」などの理由で銀行から公務員になりたがる方は意外にたくさんいらっしゃいます。
実際、中途で公務員になる方で最も多い職業の一つが銀行員とも言われています。
ただし、私は上記の悩みを抱える方に必ずしも公務員がベストな選択とは言い切れません。
4-1. 向き不向きがある
正直、銀行から公務員に転職をしてよかったケースとしなければよかったケースに分かれます。
例えば以下のような悩みを持っている方が公務員に転職してしまうと、もっとひどく悩む恐れがあります。
- 銀行のルールが窮屈に感じていた方
- 仕事内容が面白くなかったという方
銀行から公務員に転職すると、多くの方は年収を下げることになります。上記のような悩みで転職してしまうと、年収は下がったのに環境はもっとひどくなった..ということになりかねません。
反対に、以下の銀行に対してような不満を持っている方は公務員に転職することで悩みが改善する可能性が高いです。
- 転勤が激しいからやめたい
- 日々のプレッシャーがひどいからやめたい
4-2. そこも含めて転職エージェントに相談してみよう
上記のような向き不向きがあり、本当に「公務員への転職」がいい選択かはその人次第で変わってきます。
そこで、先ほどの転職エージェントに公務員への転職についても視野に入れて相談しておくことをおすすめします。
公務員の場合は試験があるので、半年前くらいから準備が必要になってきます。
準備を始める前に、プロとの相談の上、民間への転職か公務員への転職かをしっかり決めておくことで、公務員を目指す場合は迷いなく対策をすることができます。
5. 銀行員の転職時によくあるQ&A5選
ここで銀行員の方にために、銀行員の転職でよく出る5つの質問にお答えしていきます。
5-1. 銀行員はどんな資格をアピールすると有利になるの?
銀行員の方は入行時から多くの資格を取得してきたはずです。結論から言うと、目指す業種や持っている資格によっては有利になることもあります。
まず以下のような資格はどんな業種であっても活きてきます。特に経理や事務職への転職だと特に有利に働くケースが多いです。
- 税理士
- 公認会計士
- 行政書士
- 中小企業診断士
- 宅地建物取引士
- 簿記1級・2級
また、金融業界への転職であれば以下のような資格があればプラスに働く可能性があります。
- 証券アナリスト
- 証券外務員一種・二種
- プランニング技能士1級・2級
ただし、上記のような資格を持っていても、業界や職種によっては全く評価してもらえない恐れもあります。
そのため、せっかくの資格を武器にするためにも、最初の一歩は転職エージェントと会って、持っている資格を踏まえて相談することを意識しておいましょう。
5-2. フィンテック業界への転職は?
最近になって銀行員で転職を考える方から「フィンテックはどうでしょう」という質問を受けるようになりました。
正直、現状フィンテックは銀行でのキャリアはほとんど活かすことができないでしょう。
銀行業務とフィンテック業界の親和性はそこまで高くなく、今のところフィンテック関連で多いのがエンジニアの求人などです。
ただ、「営業」などの求人もゼロではないため、銀行でしてきた経験によっては十分狙うことができます。
銀行員としてのキャリアは活かせませんが、フィンテック業界でのキャリアに興味がある方は、転職エージェントに相談をしてみましょう。
5-3. 他の銀行への転職はどうなの?
今の銀行での経験を生かして、他の銀行へと考える方は非常にたくさんいますが、私はあまりおすすめしません。
なぜなら、銀行ごとのカルチャーにはそこまで差はないからです。
今の職場を辞めたいと考えた理由にもよりますが、「ノルマがきつい」「転勤が多い」など多くの銀行員が持っている悩みは、どの銀行でも当てはまる可能性が高いです。
ただ、あなたの辞めたい理由ややりたいことによっては銀行員→銀行員という選択もいいかもしれません。
そこで、転職エージェントに軽い気持ちで今の不満をぶつけて、マッチした求人を探してもらいましょう。
5-4. 他業界へ経理としての転職はできるの?
銀行員の方が転職先としてよく志望するのが、「経理の仕事」です。
特に、営業のノルマなどに嫌気をさした方が、ノルマがあまり多くない経理の仕事を希望する傾向にあります。
ただし、経理への転職もなかなか難しく、うまくいっている方はごく一部です。
銀行の方は複数の資格を持っているなど、一見有利に見えますが、中途採用で経理として特に欲しがられるのは他社で経理を経験してきたような方です。
ただし、こちらもフィットする求人があれば可能性はゼロではないため、興味があれば気軽に転職エージェントに相談してみましょう。
5-5. 面接が不安です
銀行員の方は、キャリアもよく、資格も豊富なケースが多いので、よほどの難関企業やポジションでない限り書類に落ちることはあまりないです。
そのため、希望通りの転職を実現するためには面接が非常に重要になってきます。
その中で、面接が不安な方はその点含めて転職エージェントに気軽に相談してみましょう。
エージェントは面接も見越してキャリアの棚卸しをしてくれますし、中には以下の『リクルートエージェント』のように面接対策をしているエージェントもあります。
出典:リクルートエージェント
こういったイベントでは、最新の転職事情を踏まえて、転職の面接の通過率アップのための情報提供を行なってくれます。
他にも、『doda』などは「模擬面接」をしてくれるなど、基本的に面接での心配は払拭して臨むことができます。
こういったライバルと差をつけるサポートをしてもらうためにも、転職エージェントに登録し担当者とつながっておきましょう。
6. まとめ
銀行員の方に向けて転職すべきなのかから、どうやって最初の一歩を踏み出すべきかまで解説してきましたがいかがでしたか?
銀行員の方は、転職する・しないに関わらず一度転職活動をしてみることでその後のキャリアに生かしています。
そのため、気軽に一歩踏み出してみることが今のモヤモヤを解消する一番いい方法です。
第一歩目は転職に詳しい人に相談してみることですが、身近に相談できる人がいなければ、完全無料の転職エージェントに登録し、転職のプロに相談してみましょう。
銀行員の方におすすめの転職エージェントは以下の通りです。
総合職の方におすすめ
- JACリクルートメント|年収600万円以上向け
https://jac-recruitment.jp/ - doda|業界大手で幅広い層におすすめ
https://doda.jp/ - リクルートエージェント|求人数が豊富
https://r-agent.com/
一般職の方におすすめ
- パソナキャリア|サポートに定評あり
https://www.pasonacareer.jp/ - doda|業界大手で幅広い層におすすめ
https://doda.jp/ - リクルートエージェント|求人数が豊富
https://r-agent.com/
第二新卒の方におすすめ
- 上記に加え『マイナビエージェント』
無料で相談できるので、軽い気持ちでまずは登録し、担当者に「銀行辞めてもいいのか」と言うところから相談してみましょう。
あなたが後悔しないキャリアを歩めることを心から祈っています。