結婚後の転職はNG!事例でわかる最高の転職タイミング

結婚 転職

20代後半ともなると周りでも結婚・出産の話が、またご自身もそういった予定があるとなると、「今の会社では結婚後も続けられないかも」「結婚したら残業のない職場や仕事に転職しようかな」と悩みますよね。

しかし、結婚と転職時期には注意が必要です。

私が転職エージェントとして働いているなかで、「これまでしっかりと仕事をしてきたから、20代後半のうちであれば転職先も見つかるだろう、まずは結婚をしてから仕事については考えよう」と、転職を甘く見てしまったことで、良い条件での転職先が見つからないなど後悔してしまう方をたくさん見てきました。

このページでは、結婚をきっかけとした転職の注意点やアドバイスを、実際の経験者の声も交えながらお話しします。

  1. 結婚より転職は後回しと安易に考えてはいけない3つの理由
  2. 結婚をきっかけに転職に成功した2つの実例
  3. 今後の働き方別転職のコツ

この記事を読めば、ご自身の今後のキャリアの道筋が見えてくるでしょう。

<2019年8月:最新情報>

8月は、転職活動を開始するには最高のタイミングです。

なぜなら、9月に訪れる転職繁忙期に向けて、8月から準備を始めることで、ライバルよりも選考をずっと有利に進められるからです。

そのため、以下の簡単なステップで早めに転職を開始しましょう。

  1. このページを見ながら、複数の転職サイト(『マイナビ』『doda』など)に登録する
  2. それぞれの担当者から連絡が来たら、面談または電話で簡単に状況を伝えアドバイスをもらう
  3. 一番相性の良さそうな担当者だったところで、本格的にサポートを受ける

※登録後、転職エージェントからの連絡に細目に対応することがポイントです。そうすることで、優先的に良い求人を紹介してもらえる可能性が劇的に上がり、転職活動を円滑に進められるでしょう。

1. 「結婚より転職は後回し」という考えが危険な3つの理由

1-1.給与・キャリアを維持する転職はむずかしい

現実をお話しすると、20代後半で転職活動をする際に、現在の給与、仕事内容を維持しつつ、家庭と両立できる仕事は多くありません。

その理由は、採用する企業の立場から考えると、それなりの責任ある仕事に抜擢する人材を採用したつもりが、「責任ある仕事をしてそれなりの給与も得たいが、残業は多くできない」と言われると、「それならば当面仕事に集中できる新卒を」となってしまうからです。

一度キャリアダウンをすると元のキャリアに戻るのはむずかしい

一方、給与やキャリアをダウンさせても構わないから、とにかくもう少し勤務時間を短縮し、家庭と両立したいという場合にはパートや派遣も含め探せば仕事はあるでしょう。

ただ、一度キャリアダウンをすると再び以前のように正社員としてバリバリ働きたいとなっても難しいということは考えなければなりません。

つまり、今後結婚・出産といった人生の転機を控えた転職は、それらのプライベートの変化が転職にとってはネックになることも踏まえ行動しなければなりません。

1-2.転職後すぐに産休・育休はとりずらい

20代後半女性の転職面接では、「結婚、出産の予定は?」という類の質問を聞かれることがあります。

これは、新戦力として採用した優秀な人材が、仕事をやっと覚えるかという短期間でまた辞めてしまったり、産休等の休暇に入られては困るというのが企業の本音にあるからです。

とらばーゆによると、「結婚前後で実際に転職をしたタイミングはいつでしたか?」という問いでは「結婚をしてから」(37%)という人が「結婚をする前」(28%)を上回っている一方、「どのようなタイミングで転職をするのが良いと思いますか?」という問いでは「結婚する前」(30%)がトップになっています。

結婚前後で、実際に転職をしたタイミングはいつでしたか?

理由としては、「結婚前に職場に慣れておく方が、結婚後の生活がスムーズにいくと思うので」(39歳・北海道)、 「結婚してからだと、産休・育児休暇取得までの会社への貢献期間が短く、周りに負担ばかりかけてしまう事になりかねないため」(35歳・滋賀県)、「独身のほうが、転職などにおいても身動きがとりやすいため」(39歳・東京都)という声があります。

やはり「既婚(新婚)女性=出産での休暇も近い」という見方を残念ながら避けられない以上、まずは転職をして仕事を安定させてから結婚というのが理想のようです。

引用:とらばーゆ

1-3.今の会社で別の働き方はないのか、探しましょう

それでは、「転職が上手くいかなければプライベートを犠牲にしてでも今の働き方を続けなければならないのか」というとそうではありません。

今の会社の中で働き方を変えることはできないか考えてみることをおすすめします。

これは大企業の場合ですが、仮に総合職として入社をした女性が、結婚・出産を機に一般事務職へコースを変更する方法もあります。

せっかく総合職として頑張ってきたのに、という思いもあるかもしれませんが、これまでの経験はサポートする側としても必ず活かされますし、違う会社で一から仕事を覚え、社内での関係づくりをするよりも結婚・出産との両立をしやすい場合もあります。

また正社員という安定も維持することができます。

実際に結婚後社内で職種の転向をされた方の例です。

口コミ・評判

33歳、結婚4年目の方の例
 

33歳、結婚4年目です。

夫の職場と自分の職場が100km離れていることもあり、夫の通勤の利便性を優先した新居からの通勤は、往復4時間弱。結婚時の仕事はメーカーでの商品企画。

その商品が生まれる前から市場に出るまでの全てに携わっていました。

深残・休出・出張と忙しい日々でしたが遣り甲斐もあり、とても充実した日々でした。結婚に伴い転居して3ヶ月。突然バッテリーが切れました。

自宅は特急停車駅で、主に深残の帰りに遣っていたのですが、寝過ごしてしまい、目が醒めたのは終点。深夜の観光地でした。気持ちは張っていても、体がSOSを出していると判断し、上司とも相談して一般職に転向しました。

今は役員秘書として、勤務しています。

今までとは違った気遣いや立ち居振る舞いが要求され、馴れるまでには少々時間もかかりましたが、忙しく飛び回ることだけが充実ではないことを知りました。いずれ子どもを持ったら、地元での仕事も視野に入れています。

その際、現在の役員秘書経験は無駄にはならないと考えているので、私は現状を”脱落”とは思っていません。

引用:YOMIURI ONLINE

一般職・総合職の区分のない会社にお勤めの方でも、一度社内の既婚女性の働き方を広く見ると、今後のキャリアプランの参考になるでしょう。

2.結婚をけっかけに転職した2つのケース

ここでは、独身時代は総合職としてバリバリ仕事をしていた女性が、結婚を機に転職をした例を2つ紹介します。

事例1. メーカーのマーケティングから在宅での翻訳業へ(30歳・女性)

前職:メーカーで正社員として営業(3年)マーケティング(3年半)を経験【年収:約550万円】

現職:韓国語の字幕翻訳業を在宅ワークとして請負い業務。【月収:5~10万円程度】

転職活動をはじめたきっかけと、現職に決定した理由。現在の心境は?

激務でずっと続けられる自信がなかったため、初めは同じマーケティング職で転職活動を実施。しかし、同職種では今の勤務状況を改善するのは難しいと感じ、一旦退社。その後、元々特技であった韓国語の字幕体験講座へ参加、社長から仕事の誘いを受け、現在に至る。

転職をして良かった点は、以前より志望していた語学の仕事を、在宅という形で時間も場所も選ばず出来ているところで、出産後も仕事を続けながら、ゆくゆくは大きな字幕社で経験を培い、映画の字幕翻訳を目標としています。

ただ想定よりも収入は少なく、在宅のため時々人恋しくなることもあります。

転職活動中に、結婚・出産の予定を聞かれることはありましたか?またそれらを意識して転職活動をしましたか?

当初マーケティング職への転職活動中は遠回しに聞かれることはあり、聞かれなくても履歴書の未婚・既婚欄はチェックされていると感じました。正社員で今後もバリバリ仕事をする職種は独身の方が採用されやすいと思っていたので、独身のうちに転職することを目標にしていました。

実際の転職・結婚のスケジュール

転職と結婚のスケジュール1

現在結婚と転職に悩めるアラサー女性にアドバイスを!

収入や、企業規模などの条件を優先するのであれば、結婚前の転職が良いと思います。
収入がすごく落ちても良いから、「働く環境」や「家庭との両立」を優先するのであれば、結婚を機に転職することをお勧めします!既婚でも採用していれる会社の方が、きっと結婚後も働きやすい環境だと思います。
結婚という理由だと円満に退職しやすいし、次のステップへ進む良いタイミングだと思います!子供ができる前に決断しましょう!

この方は結果として結婚後に現職を見つけていますが、結婚前より次のキャリアについて考え行動したことで、結婚後の仕事のやり方をじっくりと考え在宅ワークで異業種というチャレンジをすることが出来たそうです。

2-2.日系メーカー広報から、外資系不動産関連会社マーケティングへ

前職:日系メーカーで正社員として営業、広報を経験【年収:約480万円】

現職:外資系不動産関連会社でマーケティング部門所属、仕事内容は前職の広報と似ている【年収:約500万円】

転職活動をはじめたきっかけと、現職に決定した理由。現在の心境は?

英語を使って仕事をしたい、外資系にチャレンジしたいと思っており、夫が外資系企業に勤務していたこともあり、転職活動を開始しました。夢が叶い、視野も広がったので満足していますが、外資系は予想以上に即戦力が求められると感じました。

帰宅時間はとても早くなり18:30には退社出来るので、結婚後も家庭と両立出来ており、出産後も働き続けたいと思っています。

転職活動中に、結婚・出産の予定を聞かれることはありましたか?またそれらを意識して転職活動をしましたか?

面接で遠回しに「出産の予定はないよね・・?」と聞かれたので、「しばらくは仕事を頑張りたいと思います。」と答えました。転職先で産休・育休の権利を得るために最低でも1年は働かないとという思いがあったので、出来る限り早く転職しようと行動しました。

実際の転職・結婚のスケジュール

転職と結婚のスケジュール2

現在結婚と転職に悩めるアラサー女子にアドバイスを!

転職活動を結婚準備を同時進行で進めたため、結婚式の翌々日に転職先へ初出勤というハードなスケジュールになってしまいました。

仕事は一日の大半を費やし、結婚と同じくらい大切な場所なので、焦ると同時によく考え、仕事単体としても納得のいく転職先を探すことが大切だと感じました。

ただ、将来転職することを前提としているなら、出産することも視野にいれ、一日でも早く転職にむけ行動することをおすすめします。

この方は、既婚者として転職活動をしながら、見事希望の職種に就き、また年収アップも実現されています。転職先が外資系のため終身雇用という考えがなく、 即戦力となるのであれば採用されたすかったようです。ただ、出産のことを考えると1日でも早く転職しておきたかったとある通り、理想は転職をして落ち着いてから結婚・出産という順序でしょう。

以上2名の実体験からも分かるとおり、結婚と転職を同時期に準備することは予想以上に忙しいスケジュールになります。時間がなかったから希望とは違ったけれどとりあえず転職先を見つけた、または転職先が見つからなかったとならないためにも今後の働きかたをどうするのか、早めの段階から考えておくことが大切です。

3.今後の働き方別転職のコツ

これまでの内容で、「結婚と転職」と言っても働き方、またパートナーとの関係によって様々な違いがあることをお分かりいただけたと思います。

ここでは、「結婚後どういった働き方をしていきたいのか」という点から、4つのパターンに分けて転職のコツをお伝えします。

3-1.結婚後も正社員として働き続けたい場合

産休・育休を取得したい場合

転職先でも正社員として働きながら、子どもを産むことを考えている場合は「転職が先」をおすすめします。子供を産むということはいつでも好きな時に出来ることではない一方、転職するなり産休を取得することは制度面でも、常識から考えても難しいでしょう。ですから、転職を先にして仕事が落ち着いてから結婚・出産をする方が無理のないタイミングでどちらも実現出来ます。

子どもは考えていない場合

結婚後も出産は考えず働き続けたい場合は「結婚が先」をおすすめします。転職後産休を取得する必要がなければ、慣れている前の職場で新たな結婚生活をスタートさせ、プライベートが落ち着いたところで転職しても問題ありません。また、結婚前後も、出産ほどではないにしろ休暇をとる必要も出てくるので、新しい職場でいきなり申し出るよりも、勤続年数の長い職場の方が融通がきくことも多いはずです。

3-2.出産後は育児中心、その後仕事復帰したい場合

「結婚後は家庭生活を優先させ、出産もして子どもの手が離れてからまたしっかりと仕事をしたい」という方は、結婚後派遣社員を選択する方が多いようです。派遣社員であれば既婚者を採用する企業も多いですし、妊娠した場合も産休でなく退職でも構わなければ、結婚をして現在の仕事と両立をしてみたうえでキャリアダウンを選択しても良いでしょう。

ただ出産後、ブランクを経て正社員と同等の条件で再就職先を探すというのはとても難易度の高いことです。一度正社員の立場を手放すというのはそれだけ大きな選択だということを念頭において考えてみてください。

また、派遣であれ、今後のキャリアを作っていく大切な仕事の1つには変わりありませんから、正社員として働き続けてきた人に負けないだけの専門性を身に付けられる仕事を選ぶことが重要です。

3-3.パートナーの転勤を機に結婚を決めた場合

結婚に際して転居を伴い現在の職場で働くことが難しくなった場合、まずは「現在の社内で転勤することは出来るか」相談しましょう。現在では一部の金融機関など、結婚による転居をきっかけとして退職も申し出た場合に、転居先で同職種として勤務できるよう支援する仕組みもあります。

それも難しく転職は避けられないという場合には、環境を整え転職活動も身動きがとりやすくするために「転居と結婚を先」にすることをおすすめします。その際退職後のブランクが短いほど有利になりますので、出来る限りはやく転職活動を開始しましょう。

いずれにせよ「結婚と転職」を切り離して考えるのではなく、5年先・10年先自分がどうありたいのかということをじっくりと考えた上で決めると良いでしょう。

注意!転職エージェントの利用には細心の注意を

多くの方が、転職を検討したらエージェントを利用することと思います。

転職エージェントは完全無料で使えますが、あなたが内定・転職すると企業側から多額の報酬(提示年収の30%前後)を受け取っていますので、言葉巧みに転職へ誘導してきます。

彼らの口車にのせられて焦って転職を決めてしまうことだけは絶対に避けてください。

リクルートエージェント』といった大手エージェントは本気で転職を検討していればおすすめなのですが、コンサルタントが優秀なだけあって注意しないと転職する気にさせられます。

転職検討段階やまだまだ悩んでいるという方は、商売っ気が少なく親身に相談にのってくれる『doda』、女性活躍を全社で推進していて理解のある『パソナキャリア』、20代であれば『マイナビ』のような中堅エージェントがおすすめです。

詳しく知りたい方は、転職エージェントを使う上での注意点や利用方法など全てをまとめた『転職エージェントとは|1から理解し使いこなすための全知識』をご参考ください。

4.まとめ

いかかでしたか?

男女関係なく活躍することが当たり前となってきた今でも、女性にとって仕事とプライベートを両立させることは簡単ではありません。毎日の忙しさから将来についてをじっくりと考える時間もあまりなく、このまま仕事だけを頑張ればよいのかと思い悩む人もいるでしょう。

しかし、逆に考えるとそれだけ多くの選択肢の中から生き方を決められることが女性の特権ともいえます。悩めることを楽しんで、納得のいくまで考え、行動してみてください。

この記事が、結婚と転職の両立を実現する手助けとなれば筆者としてもとても嬉しく思います。皆さまのご活躍をお祈りしております。