養護教諭の看護師の給料は?平均年収や給与をアップさせる方法と合わせて全解説

「養護教諭の看護師の給料はどのくらいだろう?」
「他の看護師職種よりも、高いのかな…」

と考えていませんか。

結論、養護教諭の平均給料は約42.3万円で、平均年収は688.7万円です。

勤務先となる学校が公立か私立かによってもその年収は異なり、公立学校で養護教諭として働く場合、公務員として地方公務員法の給料表に従い支給されます。

また、養護教諭として働くうえで看護師資格は必須ではありませんが、看護師や保健師資格を保有している場合、一部の私立や大学、専門学校などで学校看護師(保健師)として働くことが可能です。

この記事では、転職コンサルタントとして数多くの看護師のキャリアアップをサポートしてきた私が、養護教諭の看護師の給料について解説します。

  1. 養護教諭の看護師を含む、教育公務員の平均給料は約42.3万円!
  2. 養護教諭・看護師・保健師の給料の違い
  3. 養護教諭の看護師が給料・年収をアップさせる方法

最後まで読めば、養護教諭の看護師の給料の全てが分かります。

1. 養護教諭の看護師を含む、教育公務員の平均給料は約42.3万円!

養護教諭の看護師を含む、教育公務員の平均給料は、約42.3万円です。

公立の学校に勤務する養護教諭は公務員であるため、その給料は地方公務員法によって定められているのです。

順番にご説明します。

1-1.教育公務員の平均年収は688.7万円、初任給は24万円

教育公務員の平均年収は688.7万円で、一般企業での賞与にあたる「勤勉手当」「期末手当」は約4.25ヶ月分であると言えます。

(出典:地方公務員給与の実態

ただこの金額は、新卒の新任教員からベテランの校長まで含まれており、養護教諭本人の公務員としての年次や勤務先都道府県によっても給料は異なるため、一つの参考値とすると良いでしょう。

また、初任給は約24万円であり、一般企業とさほど変わらない金額です。

公立学校の養護教諭は、国の教員試験に受かれば養護教諭になることができるため、看護師資格は必須ではないものの、勤務をするうえで看護師としての知識は必要となります。

臨時職員だと給料が少ない傾向

同じ公務員の養護教諭でも、臨時職員として勤務する場合は、給料が少なく、約300万円ほどとなります。

臨時教員は、常勤の一時的な代替であるため、学校によって勤務体制や働く期間が異なるからです。

このため、給与は時給制での支払いとなりますが、勤務時は基本的に常勤と同じ業務をする、契約期間があることから、時給が高めに設定されているところもあります。

ただ、常勤のように各種手当はなく、結果として手取り額の差は大きくなることはやむを得ないでしょう。

1-2.専門学校・大学の保健室で働いてるのは、学校保健師

養護教諭の設置が絶対でない専門学校や、公立大学以外の大学などの保健室で働いているのは、「学校保健師」であり、養護教諭ではありません。

保健師免許があれば就業することができ、養護教諭の免許は不要となります。

学校保健師の代わりに「学校看護師」を設置している学校もあり、この場合は看護師免許のみで就業することが可能です。

2. 養護教諭・看護師・保健師の給料の違い

養護教諭・看護師・保健師の年収などの違いは以下のとおりです。

養護教諭看護師保健師
年収688.7万円(参考)約483万円約530万円
必要な免許教員免許看護師免許保健師免許
勤務先公立学校医療機関・企業・学校など行政・企業・医療機関・学校など
就業者数38,095人1,523,085人52,955人
夜勤なしありなし

上記を比較すると、養護教諭がもっとも年収が高いものの、同時に就業者数も少ないことが分かります。

養護教諭は公務員として公立学校のみでの採用となることや、看護師や保健師のように就業先による収入の幅が少ないことも平均年収が高水準である理由の一つでしょう。

資格取得や就業するための難易度や、人気の高さがそのまま収入の差となっていると考えられます。

3. 養護教諭の看護師が給料・年収をアップさせる方法

養護教諭の看護師が給料・年収をアップさせる具体的な方法は、以下の方法があります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

3-1.役職・管理職を目指す

給料を上げるためには、管理職・役職を目指すというのも一つの方法です。

役職の先の管理職を目指す場合、管理職試験への合格が必要となります。

勤続年数を重ね、指導・管理を行う立場になれば、課される責任と比例して、基本給も高くなるからです。

尚、養護教諭2種免許状では管理職になれないため、あらかじめ養護教諭1種免許状を取得しておく必要があります。

注意点:長い目で見る必要がある

養護教諭も他の職種と同様、経験が評価される仕事であるため、年功序列で昇進するのが一般的です。

したがって、管理職を目指すのは、非常に長い期間が必要となります。

3-2.校種の異動希望を出す、給料・年収が高い学校に転職する

校種の異動希望を出すことや、給料・年収が高い学校へ転職することも、一つの手段です。

養護教諭の免許を取得すれば、幼稚園から高校まで勤務が可能となりますが、その基本給は生徒の年齢が高い校種ほど高く設定されているという実態があるからです。

毎年10~11月頃になると「異動調書」というアンケート用紙のようなものが教師たちに配られるため、異動をしたいと考えている場合は、異動の希望ありと記入して提出すると良いでしょう。

尚、私立学校は学校法人、国立大学は国立大学法人として、その就業先ごとに給与が異なります。

学校の経営方針や、理事長や校長からの養護教諭に対する理解度によって、給与ベースに教員と事務職のどちらを採用するかが変わってくるためです。

教員と同じ給与となれば、公立学校の養護教諭以上の給与を手にすることも可能ですが、事務職と同じ場合、養護教諭の平均を大きく下回ることになります。

また、転職時に給与交渉ができることや、働きや貢献次第では給与を上げられる点も学校法人の特徴です。

3-3.養護教諭から転職して、看護師として医療機関で働く

最も早く、確実に給料を上げる方法は「養護教諭から転職して、看護師として医療機関で働く」ことです。

看護師も就業先によって給料の額は大きく異なり、職場を変えるだけで年収が数十万円アップすることも珍しくありません。

ただ、給料の高さと比例して、転職時に高い看護師スキルを求められる点は、認識が必要です。

一般的に、給料の高い傾向にある就業先の特徴は、以下の通りです。

それぞれを簡潔に紹介します。

(1). 職場の規模が大きい病院

大学病院や総合病院など、規模の大きい医療施設は、給料が高く設定されているのが一般的です。

病院の規模が大きくなるほど、資格取得手当や教育制度、子育て支援など、様々な制度が確立されていることが多いというのが、背景として挙げられます。

(2). 高い技術が求められる医療機関

高度な医療を実施する施設では、最先端の医療を行う高い技術レベルが求められるため、看護師の給料も高くなります。

具体的には、以下のような就業先が挙げられます。

  • 救急救命病棟(ER)のある病院
  • 化学療法を行う病院
  • 先進医療を実施している医療機関

(3). 自由診療の病院・クリニック

以下のような自由診療を行う病院・クリニックは、診療にかかる費用を設定できるため、高い収益性を見込めます。

  • 美容整形外科
  • 美容皮膚科

自由診療を行う病院・クリニックは、業績によって多額のボーナスが支払われることもあります。

さらにこれらの医療施設は、基本的に朝から夕方までしか開院していないため、看護師は「日勤のみ」の勤務が可能です。

一般的な企業と同様のサイクルで生活しつつ高収入を得られる働き方であると言えるでしょう。

さて、ここまでは看護師の給料を上げる具体的な方法について解説しました。

最も早く給料を上げたい場合、職場を変えるという方法が確実であると言えます。

まずは転職エージェントに相談してみるのもおすすめ

転職を検討している方は、『看護roo!』や『看護のお仕事』などの、看護師転職サイトに相談してみるのもおすすめです。

また、『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』では、当サイトが独自に取得したアンケートから、利用者満足度の高い転職エージェントを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

さいごに

養護教諭の看護師の給料事情を紹介しました。

現時点で給料が約42.3万円、年収で688.7万円を超えているなら、養護教諭の看護師として高収入と考えて問題ないでしょう。

しかし、社会人として長年養護教諭の経験を積んでいるにも関わらず、上記の年収を下回っている場合、周囲にやや遅れをとっていると言えます。

給料を増やしたいと感じているのであれば、管理職を目指したり、転職をしたりするなど何かしらの行動に踏み切ってみると良いでしょう。

もしも転職を検討しているのであれば、『看護roo!』や『看護のお仕事』などの看護師転職サイトにまずは相談することがおすすめです。

あなたの暮らしが、より良いものになるよう願っています。