【徹底検証】看護師の給料が上がらない4つの原因と年収を上げる4つの解決策

看護師さんのなかには、

  • ずっと働いているけど、給料が低いな…
  • このまま働き続けても給料は上がるの?

と考えている方も多いでしょう。

看護師の給料が上がらないのには、以下の原因が考えられます。

  • 診療科によって給料が大きく異なる
  • 病院の経営母体によって給与額や昇給率に差がある
  • 看護師が多く役職に就きづらい
  • コロナの影響で病院の経営状態が良くない

とくにコロナの影響で、赤字の病院が増えており、看護師の給料はより上がりにくくなっています。

ただし、手当てが付く資格を取得したり、他の職場に転職したりすることで、給料が上がる可能性があります。

本記事では、多くの看護師転職をサポートしてきた私が、日本看護協会などの公的データを調査し「看護師の給料が上がらない原因」を解説します。

  1. 看護師の給料が上がらない4つの原因
  2. 看護師の給料を上げる4つの方法

すべてを読めば、看護師の給料が上がらない原因と給料を上げる方法がわかるようになるでしょう。

1.看護師の給料が上がらない4つの原因

看護師は、他職種と比較して給料が高い職業ですが、職場の規模や経営状態によって、平均給与額や昇給率には差があります。

とくに給料が上がらない原因として考えられるのは以下4つです。

それぞれを詳しくみていきましょう。

1-1.診療科によって給料が大きく異なる

給料が上がらないのは、給料の低い診療科に勤めている可能性があります。

実際、診療科によって看護師の平均年収は大きく異なり、たとえば乳腺外科(610万円)と胃腸科(520万円)で比べると、平均年収は90万円違います。

【診療科平均年収】

トップ5ワースト5
乳腺外科:606万円胃腸科:522万円
総合診療科:597万円人間ドック:526万円
救命救急科:593万円アレルギー科:531万円
産婦人科:591万円小児科:534万円
糖尿病内科:590万円消化器科:536万円

参考:医療ワーカー(2020年4月時点)

現状で給料の低い診療科に勤めている方は、他の診療科への異動というのが現実的な解決策です。

1-2.病院の経営母体によって給与額や昇給率に差がある

給料が上がらないのは、平均の給与額や昇給率が低い病院に勤めているのが原因かもしれません。

看護師の基本給は、勤務する病院の給与額や昇給率によって決まりますし、給与額や昇給率は、病院の規模や立地などで変わってきます。

病院の給与額や昇給率に差が出る要因

  • 規模
    …個人の病院か、総合病院なのか
  • 立地
    …地方か、都市部の病院なのか
  • 経営母体
    …国の病院か、公立の病院なのか

実際、規模が小さい病院より大きい方、地方よりも都心部の病院の方が、給与水準が高い傾向にありました。(参考:日本看護協会,e-stat

そしてもっとも大きな要因は、病院を経営する母体の違いです。

経営母体勤続10年看護師の給与額
(月)
社会保険関係団体
(国民健康保険組合)
27万6,093円
公立
(都道府県)
26万7,539円
公的医療機関
(日本赤十字社)
26万4,676円

(厚生労働省)
25万7,664円
その他法人
(私立学校法人)
25万1,361円
公益法人
(公益社団法人)
24万5,060円
医療法人・個人
(医療法人)
23万2,020円

参考:日本看護協会

もっとも給与平均の高い「社会保険関係団体」と低い「医療法人・個人」を比べると、月当たり4万円、年収にすると50万円ほどの差になります。

給料平均の低い地方や経営母体に勤めている方は、平均の高い地域や病院に転職することで、給料が上がるかもしれません。

1-3.看護師が多く役職に就きづらい

看護師が多く、役職に就きづらいことも理由の一つです。

看護師の役職には、主任や副主任、師長などがあり、役職に就ければ大幅な給与アップが期待できます。

ただ看護師の数は、年々増加傾向にあるため、役職に就ける人の数も限られています。

出典:厚生労働省

大きな病院で管理職になると、高い給与アップが見込めますが、その分競争が激しく狭き門になります。

1-4.コロナの影響で病院の経営状態が良くない

新型コロナウイルスの影響で、病院の経営状態が良くないことも原因として考えられます。

事実、コロナの影響で経営が赤字の病院が、35%から52%まで増加しました。

また2020年7月には、東京女子医科大学病院が「ボーナス不支給」を発表したことにより、400名の看護師が退職希望する事態になりました。(出典:PREAIDNET Online

夏の賞与は例年の半分くらいで冬はなくなる

口コミ・評判

匿名さん

民間の総合病院にパートで勤務する看護師です。
どうやらうちの病院では夏の賞与は例年の半分くらいで冬はないそうです。
私はパートなので元々賞与は関係ないのですが、頑張っている正社員の方がかわいそうだなと思ってしまいました。

出典:Yahoo!知恵袋

このように、コロナウイルスの影響による病院の経営状態の悪化により、大幅な給与カットを受けている看護師は多くいるようです。

ここまでのまとめ

看護師の給料が上がらない原因は以下です。

  • 診療科によって給料が大きく異なる
  • 病院の経営母体によって給与額や昇給率に差がある
  • 看護師が多く役職に就きづらい
  • コロナの影響で病院の経営状態が良くない

勤め先の病院の規模や経営状態、診療科によって、給与水準は大きく異なります。

平均給与額や昇給率の低い職場で働いている場合、何年経っても給料は一向に上がりません。

もし給料を上げたいと考えているなら、次章で紹介する看護師の給料を上げる方法を確認しておきましょう。

なお看護師の平均年収については、『看護師の平均年収は?年齢・地域別の年収』で解説しています。

2.看護師の給料を上げる4つの方法

看護師の給料を上げる方法は以下4つです。

それぞれを詳しくみていきましょう。

2-1.認定看護師などの手当てが付く資格を取得する

1つ目は、認定看護師などの手当てが付く資格を取得する方法です。

具体的には、「認定看護師」「専門看護師」「認定管理者」の3つの資格です。

資格特徴
認定看護師特定の看護分野における熟練した看護技術及び知識を持った看護師。(2026年までに全21分野)
専門看護師特定の専門分野における熟練した看護技術及び知識を持った看護師。(2021年現在、全13分野)
認定管理者個人、家族及び地域住民に対して、質の高い看護サービスを提供できると認められた看護師。

参考:日本看護協会

それぞれ役割や専門分野が異なるため、今までの看護師経験を加味した上で、あなたに合った資格取得を目指しましょう。

ただ、仮に認定看護師の資格を取得したとしても、その分野に特化していない病院の場合、資格手当が付かない場合があります。

認定看護師などの資格を取得した場合は、資格手当が付き、知識が生かせる病院への転職がおすすめです。

2-2.主任、師長などの管理職に就く

2つ目は、主任、師長などの管理職に就いて給与アップを目指す方法です。

日本看護協会の調査によると、フルタイム勤務の看護師の平均年収が519万2,417 円であったのに対して、中間管理職は648万3,444 円でした。

一般の看護師から管理職になれれば、100万円以上の給与アップを期待できます。

看護師の管理職として、具体的には以下の役職があります。

看護師の管理職

  • 看護部長
    …看護部の責任者として、病棟の看護師長・スタッフナースをまとめ、病院全体の経営にも関わる仕事。
  • 看護師長
    …スタッフナースを統括する役割があり、主任看護師と一緒に業務の円滑化と質向上を目指す仕事。
  • 看護主任
    …スタッフナースの上位にあたる役職で、業務が円滑に進むように看護師長を補佐する仕事。

端的にいうと、看護師の管理職は「看護の現場のまとめ役」です。複数人のスタッフをまとめ上げるマネジメント力や忍耐力が求められます。

一般的に、管理職の資質があると認めた看護師を看護師長が推薦し、まずは看護主任を目指します。

とくに大病院などの規模が大きく看護師の多い病院だと、競争が激しく管理職に就くのには最低でも10年以上かかります。

一方、中・小規模の病院であれば、看護師経験10年未満で管理職に就けるケースもめずらしくありません。

「看護師が多く、管理職を目指すのが難しい」「看護師長にあまり評価されていない」場合は、体制の整った中小規模の病院への転職がおすすめです。

2-3.給与水準が高い診療科に移る

3つ目は、給与水準が高い診療科に移る方法です。

1章で説明したとおり、同病院でも診療科が違えば、年収が90万円以上も変わることがあります。

具体的に、給与水準が高くおすすめの診療科は以下です。

給与水準の高い診療科

  • 乳腺外科
  • 総合診療科
  • 救命救急科
  • 産婦人科
  • 糖尿病内科

まずは、職場の病院に他の診療科異動を打診してみましょう。

もし「スタッフが不足しているから厳しい…」などの理由で断られた場合、看護師転職サイトなどを利用して、他病院の給与水準が高い診療科への転職を検討してみましょう。

2-4.給与水準が高い他の職場に転職する

最も現実的な方法は、給与水準が高い他の職場に転職する方法です。

病院の経営母体や規模によって昇給率が異なるため、業務内容は変わらなくても年収が上がることは少なくありません。

また下記のように、病院ではなく、美容クリニックなどの給与水準が高い職場に転職することで大幅に給与アップができることもあります。

病院では500万円クリニックで700万円

口コミ・評判

匿名さん

大学病院に居た時は年収500万でしたがその後クリニック(夜勤なし)では700万円でした。

出典:Yahoo!知恵袋

「このまま働き続けても大幅な給与アップが見込めない」場合、給与水準が高い他の職場への転職がおすすめです。

まずは転職サイトに相談してみるのもおすすめ

転職を検討している方は、『看護roo!』や『看護のお仕事』などの、転職サイトに相談してみるのもおすすめです。

また、『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』では、当サイトが取得したアンケートから、満足度の高い転職エージェントを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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総合評価

4.3

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求人数・質

4.0

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サポート力

4.3

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関連記事:看護ルー(看護roo!)の評判は?723人の口コミを徹底分析

さいごに

看護師の給料が上がらない原因として考えられるのは以下です。

  • 診療科によって給料が大きく異なる
  • 病院の経営母体によって給与額や昇給率に差がある
  • 看護師が多く役職に就きづらい
  • コロナの影響で病院の経営状態が良くない

給料を増やしたいと考えている方は、手当の付く資格を取得したり、給与水準が高い職場に転職したりすることがおすすめです。

もしも転職を検討しているのであれば、転職サイトにまずは相談してみるとよいでしょう。

あなたの暮らしが、より良いものになるよう願っています。