「薬剤師を辞めたい」と悩んでいませんか。
薬剤師の働きやすさは職場によって様々で、人間関係がギスギスしていたり、毎日夜遅くまで残業が続いたりしていれば「辞めて別の職場に行こう」と考えたくもなりますよね。
まず前提として、限界な状態で無理をし続けるのはやめておくべきです。精神的にまいってしまい、いざ転職活動をしようとしても、体調を崩して上手くいかなくなることもあります。そういった場合は、いきなり退職届を出すまではいかなくても、次の職場を探す準備から始めてみることをおすすめします。
ただ、辞めたい理由によっては、勢いのままに転職しない方が良いこともあります。きちんと辞めたいと思う理由を見極めて、それに合わせて最善の選択をしましょう。
この記事を執筆するにあたり、まず転職経験のある薬剤師さん73人を対象に取材調査を行い、転職に至るまでのリアルな経緯などを伺いました。
- 薬剤師の辞めたい理由ランキングTOP5
- 薬剤師の辞め時・タイミング4選
- 薬剤師を辞めたいときの4つの対処法
- 辞めたいと思ったら、薬剤師転職のプロに相談するのもおすすめ
- 薬剤師を辞めたいと思ったら、まずは登録しておきたい転職サイト
- 薬剤師を辞めたい人に関するQ&A
すべて読めば、薬剤師を辞めたいという悩みを解消できるでしょう。
編集部が実施した薬剤師500名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。
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目次
1.薬剤師の辞めたい理由ランキングTOP5
当サイトで薬剤師73人を対象に、「一番辞めたいと思った瞬間はどんな時ですか?」と質問し、結果を分類したうえでランキング形式にまとめました。
実際に上記の理由で職場を辞めた薬剤師さんの口コミを紹介していきます。
1位.労働環境の悪さ
今回のアンケート調査で最多の理由は「労働環境の悪さ」についてでした。
薬剤師の職場は、総じて人手不足の環境が多いようです。それゆえ「残業時間が長くなる」「一人当たりの業務負担が大きすぎる」といった理由で退職を決意された方の意見が散見されました。
■薬剤師が1名しかおらず休めない
■医療機関に合わせなければならない
■キツさと給料が割に合わない
地方や元々人数の少ない個人の薬局では、薬剤師が数人しかいないことも少なくありません。残業が日常化している職場も多いです。
人手不足に伴うしわ寄せは、様々な問題に波及します。人間関係を悪化させたり、給料に対する業務量を明らかに超過したりと、次々に職場に対する不満が生じ、これらの不満が積み重なった果てに退職を決意する方が多いようです。
2位.人間関係の悪さ
労働環境に次いで、人間関係の悪さも薬剤師の退職の決め手となる理由です。
■パワハラ体質の職場
■会話が一切なく、職場の雰囲気が良くない
薬局やドラッグストアは職場の人数もそう多くなく、閉鎖的な環境です。合わない社員が1人いるだけで出勤が億劫になってしまっても無理はありません。特に人間関係の問題は、個人の努力では解決できないものなので、環境を変えるくらいしか対策がないのが現実です。
3位.仕事内容に対する不満
現職の仕事内容に対する不満も、辞める理由として多くあげられました。
ただこれは「将来のために他の業務も経験したい」「知識が落ちていかないようにしたい」など、前向きな退職理由であることが多いようです。
■扱う処方箋が限られていて知識が落ちていくのを感じた
■キャリアアップをするための退職
門前薬局勤務の場合、処方箋の種類がどうしても限定されるため「知識が偏るのが不安」「もっと色んな処方箋を扱う現場で働きたい」という考えに至る方が多いようです。
また、職場ならではの理由として、ドラッグストア薬剤師は「レジの販売業務がほとんどで、もっと薬剤師としての業務にあたりたい」という方の意見も散見されました。
4位.給与・待遇に対する不満
業務負担が増える一方で、待遇が一切変わらないことにより、給与の不満で退職する方も少なくありません。
■昇給がほとんどない
■勤め先の福利厚生が不十分
特に多かったのが昇給制度に対する理由です。どれだけ長く働き続けても、給与はほとんど変わらず、業務量や責任ばかり増えていくのであれば、給与水準の高い他の職場に移ろうと考えるのは実に自然なことです。
なお薬剤師の給与は、就業先によってやや違いがあり、ドラッグストアや大手運営の調剤薬局では高めの傾向があるようです。給与については『薬剤師の平均年収はいくら?年収が高い職場の特徴』で詳しく解説しています。
5位.経営方針の変化
調剤薬局やドラッグストアならではの理由として、事業拡大・縮小などによる方針・運営体制の変化があり、それが合わずに辞めたという声も散見されました。
■事業規模の縮小があった
■事業合併の影響
ドラッグストアは、大手企業の経営統合などにより運営方針がガラリと変わることも珍しくありません。
また、調剤薬局は大手の調剤薬局が業界を占めるのではなく、中小調剤薬局が無数にある珍しい業界ですが、今後、大手調剤薬局を中心に統廃合が進むと考えられています。
このような変化は働きやすさに直結する部分ですが、自分ではどうすることもできないので、辞めるという選択を下す方が多いようです。
補足:その他の「辞めたい理由」
今回の調査で集まったその他の理由も、ピックアップして紹介します。
■プレッシャーに耐えられず辛い・向いてないという悩み(特に20代後半に多い)
以下の特徴の方は、薬剤師に向いていないと言われやすいです。
- ルーズな人
…薬剤師は細かい作業が多い職業。一回の調剤ミスで仕事が続けられなくなってしまうこともある。 - 真面目すぎる人
…ミスに対するプレッシャーを人一倍感じてしまい、多くのストレスを抱えてしまう可能性がある。 - 要領が悪い
…少人数の職場ではテキパキとした対応が求められる。要領が悪く、些細なミスを繰り返すような人は、うまく仕事をこなせないこともある。
補足:向き不向きは職場環境次第
向き不向きを判断する際は、職場環境にも目を向けてみてください。
薬剤師の仕事がうまくこなせるかどうかは、職場環境次第で大きく左右されるからです。
人間関係が良好な職場であれば、何かミスがあったとしても、チーム間で連携対応できたり、的確に指導してくれたりするでしょう。
一方、人間関係が悪く殺伐とした職場の場合、些細なミスを過剰に叱責されたり、指導もなく放置されたりすることもあります。
「自分は薬剤師に向いてない」といきなり判断せず、まずは環境に問題がないかも考えてみましょう。
いくつかの悩みの積み重ね
辞めたい理由は必ずしも一つではなく、むしろいくつかの悩みが積み重なった結果、「もう無理」と判断して辞めるという方も多いです。
新入社員として入社し勤務していたが、忙しくなると管理薬剤師の人と2番手のベテラン社員の態度が悪くなり、店舗内の空気が悪くなることが頻発しており、大変苦痛であったこと。
また途中から残業込みのシフトに切り替わり、ただでさえ勤務時間が多くなる上に、更にそのシフトでは帰ることが出来ず、毎日13時間ほど拘束されており疲労もピークに達していたこと。
加えて新卒入社であり、総合病院門前を希望していたが、実際は耳鼻科と整形の門前で知識の偏りに焦りを感じたためです。
日々いろいろなことに我慢しながら仕事を続けていても、少しずつストレスは蓄積されていき、それが限界まで達したタイミングで退職を決意されるようです。
さてここまでは、薬剤師を辞めたいと感じる主な理由を紹介しました。
あなたが辞めたいと思う理由が、上記のどれに当てはまるか、一度しっかり確認しておきましょう。
それを踏まえて、次の章からは、「薬剤師を辞めたいと感じた時にまずやるべきこと」を紹介していきます。
2. 薬剤師の辞め時・タイミング4選
前章では「改善アクションが全く思いつかないなら辞め時と判断できる」とお伝えしましたが、それ以外にも「辞めた方がベスト」と言える条件はあります。
- 辞め時①.転職すべきか悩んでいる状態が6カ月以上続いている
- 辞め時②.薬剤師として働くうえで、体調やメンタルの不調が生じている
- 辞め時③.残業時間が月40時間以上
- 辞め時④.職場に相談できる人が誰もいない
具体的に解説します。
辞め時①.転職すべきか悩んでいる状態が6カ月以上続いている
悩んでいる状態が6カ月以上続いているなら、転職をおすすめします。
職場での不満・悩みが理由で転職をする際、まずその不満・悩みが「一時的なものかどうか」で考える必要がありますが、目安として6カ月以上続くなら、解決の見込みはないと判断できるからです。
例えば、人手不足で残業時間が増え、薬剤師の負担が増大しているとしても、冬場の繁忙期(季節性インフルエンザの流行などによる患者の急増)など一時的なものであれば、6カ月以上続くことはまずありません。
これに対して、いつまで経っても今の状態が続くようなら、「人員を増やすつもりがない」「労働環境を改善する予定がない」など、職場に改善の見込みはないと言えます。
今の不満・悩みを明確にし、それがが6カ月以上続いているかを一つの目安として判断しましょう。
辞め時②.薬剤師として働くうえで、体調やメンタルの不調が生じている
体調やメンタルに異変が生じている場合は、速やかに転職するのがおすすめです。
要注意なストレス症状
- 気分が沈む、憂うつ
- 何をするのにも元気が出ない
- イライラする、怒りっぽい
- 理由もないのに、不安な気持ちになる
- 気持ちが落ち着かない
- 胸がどきどきする、息苦しい
- 何度も確かめないと気がすまない
- 周りに誰もいないのに、人の声が聞こえてくる
- 誰かが自分の悪口を言っている
- 何も食べたくない、食事がおいしくない
- なかなか寝つけない、熟睡できない
- 夜中に何度も目が覚める
実はこれは、心の病気の初期症状と言われている症状です。(参考:厚生労働省『こころの病気の初期サインに気づく』)
この状態を放置し、無理をして働き続けるのは非常に危険です。心身の状態が悪化してしまえば、身体を壊して薬局を辞めることになったり、再就職が難しくなったりと、あなたの人生・キャリアにマイナスな影響を与えます。
辞め時③.残業時間が月40時間以上
月40時間以上残業する状態が続くようなら、転職をおすすめします。かなりハードな環境と言えるからです。
事実、薬剤師のワークライフバランスについての研究調査では、薬剤師の約8割は週平均残業時間10h未満(つまり月40h未満)という結果でした。(参考:薬剤師のワーク・ライフ・バランスに関するアンケート調査)
言い換えると、月40h以上の残業をしている薬剤師はかなり少数派、客観的に見てもかなり残業が多い職場と言えます。
月40時間以上残業している=1日2時間以上の残業が毎日ある、という方は、転職を前向きに検討してみてください。
辞め時④.職場に相談できる人が誰もいない
職場に相談できる人が誰もいないなら、転職を前向きに検討しても良いでしょう。
職場に何でも話せる人がいるかは意外と重要で、そういった存在が一人でもいれば労働環境が多少きつくても乗り越えられたりするものです。
しかし気を許せるような人がいないなら、悩み事も相談できず、フラストレーションは溜まる一方になってしまいます。というよりそういった職場は、人間関係の悪い殺伐とした環境になりがちです。
3. 薬剤師を辞めたいときの4つの対処法
対処法1.一人で悩まず誰かに相談する
薬剤師を辞めたいとお悩みの方はまず誰かに相談してみることをおすすめします。
同じ職場で働いている人に相談できる場合は、ひとりで抱え込まず相談してみましょう。
その人も同じ悩みを持っている場合、解決策を一緒に考えることができます。
また、職場に相談できる相手がいない場合は、心を許せる家族や友人に相談してみるのも良いでしょう。
相談だけではなく解決を急いでいる場合は、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談するという手段もあります。
対処法2.休暇を取得し心と体を休める
労働時間が長さや残業の多さなど過労に苦しみ辞めたいと考えている人は、一度まとまった休暇を取得し心身ともに休むことをおすすめします。
仕事を行っている時は辞めたいという思いが溜まってしまいがちですが、休むことによって色々な選択肢を考える時間を持つことができます。
有給休暇を取得し職場と離れる時間を持ち、冷静な状態でやめるべきかどうか考えてみましょう。
対処法3.薬剤師を辞めた後のことを具体的に考える
薬剤師を辞めたいと思った時は、具体的に将来のことを考えてみましょう。
一時的な感情で薬剤師を辞めてしまうと、大幅に年収が減ってしまったり、薬剤師を辞めても悩みを解決することができなかったなど、後悔してしまう可能性があります。
現職を辞めることのメリットとデメリットを洗い出し、それらを天秤にかけて考えることをおすすめします。
対処法4.原因を明確にして別の職場で薬剤師として働く道も考える
今抱えている悩みが薬剤師ならではの悩みなのか、職場を変えることによって解決することなのかを見極めることが大切です。
薬剤師を辞めず職場を変えることで、生活水準をキープしたまま悩みを解決できることもあるでしょう。
薬剤師の資格を生かしながら働くことのできる場所は、調剤薬局だけではなく病院やドラックストアなどもあります。
現在抱えている悩みの原因を明確にし、その悩みを解消できる職場を探してみましょう。
4.辞めたいと思ったら、薬剤師転職のプロに相談するのもおすすめ
不満はあるものの転職に踏み出せないという方は、一度転職サイトのキャリアアドバイザーに相談してみるのもおすすめです。
転職サイトは、求人探しから選考対策まで転職活動をトータルでサポートしてくれる人材サービスです。
「数ヶ月後の転職を考えている」「転職はまだ先だけどとりあえず情報を集めたい」という段階でも利用できます。
転職サイトを利用するメリット
- 求人数・質
…ネットに載せたら応募者が殺到してしまう「非公開求人」を紹介してもらえる - 内部情報
…働かないとわからない「人間関係」「職場環境」などの内部事情を教えてくれる - テクニック(アドバイス)
…履歴書・職務経歴書の作成(添削)など、採用されるためポイントを教えてくれる
「薬剤師を辞めたいがこの先が不安」「転職すべきか判断できない」という方は、一度プロの意見を聞いてみることをおすすめします。
転職サイトの担当者は「こういう理由で辞めた人は、こんな職場を選んだ」といった情報を熟知しており、一人ひとりにあったキャリアを具体的にアドバイスしてくれるでしょう。
次章では、数ある転職サイトから、転職に成功した薬剤師の利用満足度が高いものを厳選して紹介します。
登録から利用まですべて無料で行えるので、転職活動の準備に不安のある方は、利用を検討してみてください。
補足:労働環境に関する問題は外部の相談機関を使うのもおすすめ
すぐに転職するつもりはないという方は、行政の相談機関の活用もおすすめです。
厚生労働省の相談機関では、労働環境からハラスメントの悩みまで聞いてもらえます。
- 労働条件相談ほっとライン
…労働基準法などに関して無料で電話相談できる - こころほっとライン
…労働者等からのメンタルヘルスや過重労働による健康障害に関する相談を受け付けている
参考:厚生労働省
まずは一人で悩まず、こういった外部機関を積極的に活用するのも一つの方法です。
カウンセリングを受けるのも有効な対策
本格的にメンタルの不調を感じるなら、カウンセリングを受ける手段もあります。
専門家であるカウンセラーに話してみることで、気分がすっきりするでしょう。メンタルの状態に合わせて、適切な対処をしてくれるため、精神的に不安定な状態から早期に脱することも期待できます。
5. 薬剤師を辞めたいと思ったら、まずは登録しておきたい転職サイト
数ある転職サイトの中から、以下を基準に、「利用者からの満足度の高い薬剤師向け転職サイト」をピックアップしました。
転職サイト選定基準
- 求人の数
…総求人数が多いほど、理想にぴったりの求人を見つけやすい - 利用者満足度(提案&サポート力)
…利用者の口コミをもとにサービスの質を評価。優秀なキャリアコンサルタントに担当してもらえれば、理想の職場を提案&手厚いサポートが期待できる
利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、おすすめの転職サイトは、以下の通りとなりました。
転職サイト | 求人数|総合満足度 |
1位. 薬キャリエージェント |
約60,000件|◎4.3 薬剤師さんからの利用満足度No1(※エムスリーキャリア調べ)の転職サイト。求人の質の高さや、丁寧なキャリアヒアリングが高評価 |
2位. ファルマスタッフ |
約51,000件|○3.9 調剤薬局の求人数・量ともに業界トップクラスの転職サイト。20年以上に渡る転職支援実績があり、サポート力も高い |
3位. マイナビ薬剤師 |
約46,000件|○3.8 マイナビグループのネットワークを活かした圧倒的な求人数が魅力の転職サイト。地方在住の方もおすすめ |
※求人数:2024年5月7日更新
※この記事では3サイトに厳選しています。より詳しく知りたい方は、『薬剤師500人が選ぶ転職サイトおすすめ比較!口コミ評判&求人数ランキング』を参考にしてください。
1位.薬キャリエージェント | 総合満足度No1、実績豊富で利用者満足度95%(※エムスリーキャリア調べ)
『薬キャリエージェント』は、総合満足度No1の薬剤師転職サイトです。
(※薬剤師ポータルサイトにて19社中、年間登録者数No.1(2015年3月エムスリーキャリア調べ)
運営会社のエムスリーキャリアは、15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていることもあり、サポート力や薬剤師転職ノウハウには信頼があります。
また、病院や医療施設などに強いコネクションを築いており、人気の高い転職先である調剤薬局や病院の求人数は業界1位、(※エムスリーキャリア調べ)調剤薬局では業界3位と、他サービスを圧倒する求人数・質を誇ります。
業種・年齢・地域問わず、転職を考えるすべての薬剤師におすすめです。
公式サイト:
https://agent.m3career.com/
2位.ファルマスタッフ | 調剤薬局と派遣の求人が豊富
『ファルマスタッフ』は、大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師転職支援サービスです。
特に調剤薬局の求人は、数・量ともに業界トップクラスです。薬局への転職を検討している方は、登録必須の転職サイトと言えるでしょう。正社員求人だけでなく、派遣求人も多く扱っています。
20年以上にわたる転職支援実績があり、蓄積されたノウハウを得られる点も大きな魅力です。
薬剤師転職では、どういった点をアピールすればよいのか、調剤薬局への転職を成功させるにはどのように準備しておけば良いのか、など具体的な方法を知ることができるでしょう。
公式サイト:
https://www.38-8931.com/
3位.マイナビ薬剤師 | 親身なサポート体制に高評価
『マイナビ薬剤師』は、転職業界大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職サイトです。
マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅しており、54,673件の求人を掲載しています。
また、転職サポート力に定評があり、応募者との「面談」に力を入れているという点も特徴的です。
親身にアドバイスをしてくれるため、はじめての方でも安心して転職活動を進められるでしょう。
全国の主要都市に支店を持っており、地方在住の薬剤師の方にもおすすめです。
公式サイト:
https://pharma.mynavi.jp/
補足:薬剤師の仕事そのものを辞めたいなら「全職種対応の転職エージェント」に相談しよう
上記は薬剤師向けのサービスですが、中には「薬剤師の仕事そのものを辞めたい」という方もいるかもしれません。そういった方は、「全職種対応の転職エージェント」を活用しましょう。
例えば、全職種対応の転職エージェントのうち、求人数が業界No1のリクルートエージェントなどは、転職先の選択肢をグッと増やせます。「薬剤師を辞めたいけど、どんな仕事が合ってるか分からない」という方は相談してみるのもおすすめです。
『リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです。
公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)。
業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。
転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。
◆補足:リクルートが運営している関連サービス
- リクルートダイレクトスカウト(年収700万円ある人向け)
- リクルートエージェントIT(エンジニア向け)
6.薬剤師を辞めたい人に関するQ&A
- Q1.病院薬剤師の辞めたい理由にはどんなものがありますか?
- Q2.調剤薬局薬剤師の辞めたい理由にはどんなものがありますか?
- Q3.ドラッグストア薬剤師の薬剤師の辞めたい理由にはどんなものがありますか?
- Q4.公務員薬剤師の薬剤師の辞めたい理由にはどんなものがありますか?
- Q5.派遣薬剤師の辞めたい理由にはどんなものがありますか?
- Q6.新卒1年目の薬剤師が仕事を辞めたい場合に考えるべきことはなんですか?
Q1.病院薬剤師の辞めたい理由にはどんなものがありますか?
当サイトの薬剤師に関するアンケートによると、病院薬剤師の辞めたい理由は以下の二つが挙げられました。
- 給与が低いから
- 休みが取りづらいから
こちらは実際に病院薬剤師をしていた方のコメントです。
Q2.調剤薬局薬剤師の辞めたい理由にはどんなものがありますか?
調剤薬局の薬剤師を辞めたい理由について当サイトでアンケートを行いました。その結果、残業が多いなど勤務時間に対する不満が多くみられました。
こちらは実際に調剤薬局で勤務し、転職した方の口コミです。
Q3.ドラッグストア薬剤師の薬剤師の辞めたい理由にはどんなものがありますか?
ドラックストアで勤務している薬剤師の不満についてアンケートを行ったところ以下のような結果になりました。
- 勤務時間が長い
- 薬剤師の資格を生かしきれていないと感じる
この方のように薬剤師として働くならスキルアップできる環境で働きたいという方や、ドラックストアの営業時間が深夜に及ぶことが多いため勤務時間に対する不満を抱く方が多いです。
Q4.公務員薬剤師の薬剤師の辞めたい理由にはどんなものがありますか?
過去に公務員薬剤師として勤務し、現在が病院薬剤師として働いている方に公務員薬剤師を辞めた理由を伺ったところ以下のコメントをいただきました。
Q5.派遣薬剤師の辞めたい理由にはどんなものがありますか?
実際に派遣会社で働いていた薬剤師が感じていた派遣会社ならではの悩みをご紹介します。
派遣薬剤師は契約期間が終わると新しい職場で1からスタートしなければならないため負担が大きいという悩みを抱えている方が多いです。
Q6.新卒1年目の薬剤師が仕事を辞めたい場合に考えるべきことはなんですか?
新卒1年目で薬剤師を辞めたいという方が考えるべきことは、辞めたいという気持ちが一時的な感情ではないかということです。一般的に「一人前になるには3年は働く」という考えが浸透しており、仮に新卒1年目で辞めてしまった場合、次の就職先の面接では必ず辞めた理由を聞かれることになります。
その時に辞めた理由が「仕事がつまらないと感じた」「やりがいを感じられなかった」という場合、いい印象を与えることができず再就職が難しくなってしまうケースがあります。
転職することが自分のキャリアにどのように影響するのかという見通しを立てることが大切です。
さいごに
薬剤師を辞めたいと悩む方に向けて、辞めるべきかどうか、正しく判断するための知識を解説しました。
今はつらい時期かもしれませんが、きっと今の皆さんの経験や知見が生きる場面が訪れることと思います。
そのためにも、自分の可能性を狭く考えないようにして、ご自身の新たな道を探してみるのも良いのではないでしょうか。
転職を前向きに考えている方は『薬剤師転職の悩みに対するプロ視点アドバイスと失敗しないための注意点』の記事を参考に、一歩踏み出してみてください。
あなたの今後の人生がより明るいものであることを祈っています。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。
以前は薬剤師1名と事務2名の小さな薬局に勤務していました。薬剤師が1名しかいない為、休暇がとりにくい事に不満を抱えていました。
もし自分が急に体調を崩して出勤ができなくなった場合を考えると不安でした。
薬に関わる仕事の全てを一人でこなさなければならない為仕事の量が非常に多く、残業時間が30時間を超えてしまうこともしばしばありました。少しでも労働環境が楽になればと考えて転職しました。