就活を始めなきゃと思いつつも、
- 「就活の時期がよくわからない…」
- 「みんなはいつから始めてるの?」
と疑問に思っていませんか?
政府主導のスケジュールでは就活本番は大学3年の3月からですが、就活「早期化」の流れもあり、実際に就活を始めるべき時期は、志望する業界や企業によって様々です。
ただ、就活を成功させた先輩の多くは、自己分析や業界・企業研究などの就活準備を遅くとも2月までには済ませています。
そこでこのページでは、長年就活アドバイザーとして就活エージェントで働いてきた私が、「22・23卒のリアルな就活スケジュール」と「就活の全てをサポートしてくれるおすすめ就活エージェント」を解説していきます。
(目次)
- 就活本番は大学3年の3月から!早めの事前準備が内定の鍵
- 【大学3年4月〜2月】選考開始までにするべき就活準備
- 【大学3年3月〜大学4年5月】選考エントリー開始!3月は幅広い企業にエントリーしよう
- 【大学3年3月〜大学4年9月】選考本番!ES・Webテ・面接・GD対策は計画的に
- 【大学4年6月〜】21卒の4割が6月までに内定!?3月1日時点ですでに内定を獲得している先輩も
- 就活の全てをサポートしてくれるおすすめ就活エージェントベスト5
- 就活エージェントをより効果的に利用する5ポイント
- 【図解】就活エージェント利用の流れ
全て読めば、就活スケジュールを理解することができ、確実に内定を獲得する方法がわかるでしょう。
目次
1. 就活本番は大学3年の3月から!早めの事前準備が内定の鍵
本章では、「リアルな就活スケジュール」について、大まかな流れをご紹介していきます。
- 1-1. 押さえておきたい「リアルな就活スケジュール」
- 1-2. 19年卒の4割が「6月までに」就活を開始している現実
- 1-3. コロナで売り手市場から一変。21卒の就活は長期化傾向
- 1-4. 就活準備は遅くとも2月までには済まそう
それでは、順に見ていきましょう。
1-1. 押さえておきたい「リアルな就活スケジュール」
就活スケジュールは基本的に、「3月に採用情報公開・エントリー受付開始」「6月に面接などの選考開始」です。
しかし実際には、企業は求める学生を採用するため、このスケジュールより早く採用活動を行っている場合もあります。
興味のある企業の選考に乗り遅れないよう早めの準備や情報収集を心がけるようにしましょう。
1-2. 19年卒の4割が「6月までに」就活を開始している現実
出典:ONE CAREER
2019年卒の就活生の動きを見てみると、「6月までに開始」が38%を占めており、さらに月ごとにみると「6月に開始した」のが最も多く24%でした。
そしてマイナビの調査では、2023年卒(現大学3年生中心)の約8割がすでにサマーインターンシップへの応募をすませたと回答していました。
1-3. コロナで売り手市場から一変。21卒の就活は長期化傾向
新型コロナウイルスの影響により、2021年卒の就活は、リーマンショックの影響を受けた2010年卒以来の厳しさに直面しています。
21年卒の就活は、採用スケジュールの後ろ倒しも見られ、超・長期化しているのです。
そして、事実上の選考と化したインターンシップなどに参加し早々に内定を得ていた学生と、コロナの影響を被りなかなか内定をもらえない学生の二極化が起きています。
1-4. 就活準備は遅くとも2月までには済まそう
コロナの影響傾は今後も続くとみられるため、2023年卒・2023年卒の学生は、できる限り早い時期から、遅くとも2月までに就活準備を済ますことが望ましいと言えるでしょう。
というのも、3月1日になると企業は就活情報サイトを中心にエントリーや説明会の受付を開始し、エントリー後は、説明会参加、ES(エントリーシート)提出、筆記試験・適性検査などでスケジュールはすぐにいっぱいになってしまうからです。
そのため、3月以降に企業探しや業界・企業研究を始めようと考えていても、十分な時間を取ることは難しいのが実態です。
自己分析や業界・企業研究、インターンシップへの参加などの就活準備は2月までに済ませ、就活を有利に進めていきましょう。
さて、次章からは、以下の順で就活スケジュールを解説していきます。
- 2. 【大学3年4月〜2月】選考開始までにするべき就活準備
- 3. 【大学3年3月〜大学4年5月】選考エントリー開始!3月は幅広い企業にエントリーしよう
- 4. 【大学3年3月〜大学4年9月】選考本番!ES・Webテ・面接・GD対策は計画的に
- 5. 【大学4年6月〜】21卒の4割が6月までに内定!?3月1日時点ですでに内定を獲得している先輩も
順に見ていきましょう。
2. 【大学3年4月〜2月】選考開始までにするべき就活準備
本章では、3月1日の選考開始までにするべき就活準備を以下の順で解説していきます。
- 2-1. 【大学3年4月〜12月】自己分析を行い自己PRを考えよう
- 2-2. 【大学3年4月〜2月】業界・企業研究を通して自分に合った仕事を見つけよう
- 2-3. 【大学3年6月〜2月】インターンシップにエントリー・参加しよう
それでは、順に見ていきましょう。
2-1. 【大学3年4月〜12月】自己分析を行い自己PRを考えよう
ここでは、就職活動を始めるにあたり、まず初めに取り掛かるべき「自己分析」について、いつから、そしてどのように行うべきかを、以下の順で解説していきます。
それぞれ見ていきましょう。
自己分析は大学3年の4月〜12月に行う
自己分析をやり始めるタイミングは明確に定められていません。
しかし、多くの学生が本格的に就活を始める「年明け前まで」に自己分析を終えていれば、業界・企業研究やインターンシップなどを通して、より深く選考準備をする時間をとることができるようになるでしょう。
また、就活の早期化が進んでいる昨今、サマーインターンシップの選考前に自己分析に取り組んでおくと、今後の就活をよりスムーズに進められることは間違いありません。
というのも、インターン選考でも志望動機・ガクチカ・自己PRを中心に質問されることが多くあるからです。
サマーインターンの段階からしっかりとした自己分析を行っている就活生は少なく、早くから取り掛かれば、それだけ周囲の就活生に差をつけることができるでしょう。
自分の強みや弱みを見つける6ステップ
いざ自己分析を始めようとしても、何から始めれば良いかわからないと思います。
ここでは、自己分析の流れをまとめましたので、以下の流れに沿って行ってみてください。
- Step1. 自分を客観的に判断できるデータを準備する
- Step2. 過去の自分自身の出来事を把握する
- Step3. 過去の経験に感情を付け足す
- Step4. 過去の出来事を深掘りする
- Step5. 過去の出来事に対して「どんな行動をとったか」を考える
- Step6. 過去の出来事を振り返り「共通点」を探す
尚、自己分析で重要なのは、「自分」だけでなく「企業」視点を持ち、「就職活動で伝えやすい自分の特徴」を見つけることです。
自分の特徴に合う過去の経験で自己PRの肉付けをする
「就職活動で伝えやすい自分の特徴」が抽出できたら、自分の特徴の裏付けとなる過去の経験・エピソードで自己PRに肉付けします。
企業の面接官に納得してもらうためにも、就職活動では自分の強みや弱みを、過去の経験やエピソードとセットで伝える必要があります。
「就職活動で伝えやすい自分の特徴」と「自分の特徴を裏付ける過去の経験リスト」が用意できたら、自己分析は完了です。
2-2. 【大学3年4月〜2月】業界・企業研究を通して自分に合った仕事を見つけよう
それぞれの「企業」は、金融業界や自動車業界というように、それぞれ異なる「業界」というジャンルに分類されています。
ここでは、いつから、どのようにして業界・企業研究を進めていけば良いのかについて、以下の順で解説していきます。
それでは順に見ていきましょう。
業界・企業研究は大学3年の4月〜2月に行う
業界・企業研究は、早ければ大学3年の4月から、遅くとも大学3年の2月頃までに、インターネットや企業ホームページ、企業説明会、インターンシップなどを通して行います。
まだ自分が何をしたいかが分からないうちは、業界を絞らず、幅広く調べてみましょう。
そして、自己分析の結果とも照らし合わせながら、自分が興味ある特定の業界や企業が分かってきたら、それらを中心に深く研究を行います。
ただし、就活の中で新たに目ぼしい企業が見つかったり、方向転換する場合もありますので、業界・企業研究は就活が終わるまで常々必要に応じて行っていく必要があります。
まずは業界研究で業界の実態を理解しよう
就職活動を進める上では、「業界」と「企業」の研究を行うことが重要ですが、まずは業界研究で業界の実態を理解することが大切です。
というのも、企業の置かれる環境や将来性などの背景を含む業界研究を先に行うことで、最終的により深く企業理解をすることができるからです。
業界研究では、以下のポイントを把握するようにしましょう。
業界の現状 |
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業界の将来性 |
|
業界に属している企業と関連する情報 |
|
尚、こういった業界の特徴は、下記を活用することで調べることができます。
- 業界研究に関する書籍
- 就職情報サイトの業界研究特集
- 新聞
- 業界ごとの専門誌・Webサイト
- 企業説明会
- インターンシップ
- OB・OG訪問
企業研究を通して個別の企業を理解しよう
一通り業界研究について理解を深めたら、次は企業研究で個別の企業の理解を深め、応募先企業の選定や面接対策をしましょう。
企業研究で確認すべきポイントを以下にまとめました。
会社概要 |
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事業内容 |
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仕事に関する情報 |
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将来性 |
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尚、こういった企業の特徴は、下記を活用することで調べることができます。
- 企業のWebサイト
- 企業の事業報告(アニュアルレポート、決算説明会資料 など)
- 就職情報サイト
- 企業説明会
- インターンシップ
- OB・OG訪問
2-3. 【大学3年6月〜2月】インターンシップにエントリー・参加しよう
インターンシップは参加する前にエントリーや選考があるので、実施される前から事前に準備をしておく必要があります。
ここでは、インターンはいつから探し始め、いつ参加すれば良いのかを解説していきます。
それぞれ見ていきましょう。
インターンシップ参加のピークは8月と2月
インターンは1年間を通して開催されていますが、一般的には、大学3年の8月と2月に参加する学生が多いです。
というのも、この時期は大学の夏休みや春休みの時期なので参加しやすく、就活を意識し始める時期でもあるからです。
インターンシップのエントリーは6・7・12・1月に!
一般的には、大学3年生の5月頃からインターンシップを探し始め、8月のインターンシップに参加したい学生は6・7月に、2月のインターンシップに参加したい学生は12・1月にエントリーを行います。
なぜなら、インターンシップは数か月前までにエントリーし、選考(面接・書類選考)などを通過することで参加することができるようになるからです。
自分が興味のある企業や業界はいつ頃にインターンを実施しているのか早めに調べ、エントリーに間に合うように準備しましょう。
3. 【大学3年3月〜大学4年5月】選考エントリー開始!3月は幅広い企業にエントリーしよう
大学3年の3月になると、いよいよ選考エントリー受付が開始となります。
3月は視野を広げ、序盤から、さまざまな規模・業種の企業に幅広くエントリーしましょう。
というのも、毎年多くの就活生が陥るのが、序盤に大手や本命の企業(業界)に絞ってエントリーを行った結果、1社も内定(内々定)が得られず、5月や6月に焦って企業探しを再開するというケースだからです。
もちろん、5月以降でも内定を得ることは可能ですが、企業のエントリー受付・説明会開催・エントリーシート(ES)の締切は3月ごろがピークのため、以降は企業の選択肢が大幅に狭まってしまいます。
エントリーの数が多ければ良いという話ではありませんが、持ち駒を多めに確保しておけば、企業の選考を経験する機会を得やすくなるため、本命企業の選考にも余裕を持って臨みやすくなります。
内定がなかなか得られないときのリスクヘッジとしても有効なので、視野を広げ、序盤からさまざまな規模・業種の企業にエントリーを行うことを意識しましょう。
4. 【大学3年3月〜】選考本番!ES・Webテ・面接・GD対策は計画的に
本章では、エントリーシート(ES)やWebテスト、面接、グループディスカッション(GD)はいつから始まり、これらの対策はいつから行うべきなのかを解説していきます。
それでは、順に見ていきましょう。
4-1.【大学3年3月〜大学4年5月】ES作成・提出
エントリーシートの提出期間は、大学3年の3月〜大学4年の5月ですが、具体的な提出期限は企業ごとに異なるため、自分が受ける企業のスケジュールをきちんと確認しておきましょう。
また、エントリーシートの提出期限は大学3年の3月〜5月ですが、エントリーシートの作成準備はそれより前から入念に進めておく必要があります。
これまでに行ってきた自己分析、業界研究、企業研究をもとに、遅くとも3月からはエントリーシート作成を始めましょう。
4-2. 【大学3年3月〜大学4年5月】Webテスト・筆記試験受検
Webテストや筆記試験は、ESと同じタイミングで大学3年の3月から大学4年の5月に課されることが多いです。
Webテストと一言で言ってもその種類は様々で、一般的な就活生が受けるWebテストは以下の4種類です。
受験形態 | 実施企業 | 内容 | |
SPI | Webテスト(Webテスティング) | 伊藤忠商事/丸紅/住友商事/三菱商事/日本航空/NTTデータ/リクルートHD/日本生命 | 最もメジャーなWebテスト。一部の企業では、オプション検査として、英語、構造的把握力を実施。 |
テストセンター | 三井住友銀行/博報堂/電通/野村総研/トヨタ自動車/三菱重工業/富士フィルム/三菱電機三井不動産 | ||
玉手箱 | Webテスト | JR東日本/みずほFG/三井住友銀行/日産自動車/野村證券/NTT東日本/味の素/日立製作所/三菱地所 | 言語、計数、英語。言語と係数は2種類の問題形式がある。科目や問題の組み合わせは企業により異なる。 |
ペーパーテスト(GAB) | 東京ガス | ||
CAB | Webテスト | 富士通/ヤマハモーターソリューション | コンピューター職適性テスト。IT業界、SEやプログラマー職の採用で実施されることが多い。 |
TG-WEB | Webテスト | 資生堂/三菱東京UFJ銀行/NTTドコモ/JT | 7種類以上の性格テスト(コンピテンシー、ストレス対処法など)があり、企業ごとに異なる組み合わせで実施。 |
それぞれのテストによって解き方、対策が変わってきますが、なかでも頻出なのはSPIと玉手箱の2つで、これらの対策は必須です。
また、就活のスケジュール感を見た時に、就活が始まる直前はES作成に時間がかかり、Webテストの対策に十分に時間を割けない可能性があります。
そのため、10月頃から一度勉強を始めてみて、定期的に問題を解き直すようにして直前まで対策し続けるのが良いでしょう。
4-3. 【大学4年6月〜】面接・GD
ここでは、エントリーシート通過後に行われる面接とグループディスカッション(GD)について、選考はいつから始まり、対策はいつから行うべきなのかを解説していきます。
それぞれ見ていきましょう。
【大学4年6月〜】GD
GD(グループディスカッション)は、3~8名の学生が1つのテーマについてディスカッションを行い、30分〜1時間で結論を導き出す選考方法で、主に一次選考で行われます。
選考開始が6月なので、GDが始まるのも基本的には6月ですが、中にはそれ以前に実施する企業もあります。
そのため、各企業のGD実施時期について早いうちに確認しておき、しっかりと対策をしましょう。
尚、企業がGDを選考に取り入れる理由は、主に以下の2点です。
企業がGDを取り入れる理由
- 一度に複数人(大勢)の選考ができるから
- ビジネスにおいてどんな活躍をしそうか見たいから
GDの詳細や対策方法については、下記記事で詳しく解説していますので、こちらも併せてご確認ください。
【大学4年6月〜】面接
面接解禁は6月1日ですが、実際にはGD同様、それ以前に面接を実施する企業もあります。
そのため、こちらも各企業の実施時期を早いうちに確認しておき、しっかりと対策をしましょう。
尚、面接の日程調整は内定獲得のためには極めて重要なので、下記の3ポイントを抑えておきましょう。
- Point 1. 面接が連続する場合は、時間に余裕をもって1~2時間は間を開ける
- Point 2. 志望度の高い企業の面接は後半に
- Point 3. 日程提示の際は最低2時間のまとまった時間を提示
さて次章では、内定はいつから出るのかと、早く確実に内定を得るためにとるべき行動について解説していきます。
5. 【大学4年6月〜】21卒の4割が6月までに内定!?3月1日時点ですでに内定を獲得している先輩も
本章では、内定はいつから出るのかと、早く確実に内定を得るためにとるべき行動について、以下の順で解説していきます。
- 5-1. 就活ルール廃止で加速する「早期化」。21卒は4割が6月までに内定
- 5-2. 11%の学生は3月1日時点ですでに内定を獲得!?
- 5-3. 早く確実に内定を取りたいなら就活エージェントを利用しよう
それぞれ見ていきましょう。
5-1. 就活ルール廃止で加速する「早期化」。21卒は4割が6月までに内定
出典:リクルート
新型コロナウイルスの大きな影響を受けた21卒ですが、4割の学生はすでに、面接解禁日の6月1日までに内定を獲得しています。
また、新型コロナウイルスの影響がなかった20卒においては5割の学生が6月1日までに内定を獲得しています。
17年卒学生の6月1日時点の内定率が3.5割であるのと比較すると、就活ルール廃止により、就活の早期化が進んでいると言えるでしょう。
5-2. 11%の学生は3月1日時点ですでに内定を獲得!?
冒頭のスケジュールは政府主導のものですが、実態としては多くの企業がもっと早い時期から選考を行い、内定(内々定を含む)を出しています。
というのも、5-1で紹介したグラフからもわかるように、実際、21年卒学生の10.9%が3月1日時点ですでに内定を得ていました。
前年同時期の調査結果(6.7%)より4.2%も上昇しており、早期に採用選考を行う企業、それに参加する学生は年々加速していると言えるでしょう。
政府の定めた就活スケジュールがすべてとは考えずに、入社を希望する企業の動向は早い時期からマメにチェックをしておくと良いでしょう。
5-3. 早く確実に内定を取りたいなら就活エージェントを利用しよう
就活ルール廃止による「早期化」や、新型コロナウイルスの影響により、22卒・23卒の就活はさらに厳しいものになることが予想されます。
そこで、このような状況でも就活を有利に進めたい学生におすすめなのが、完全無料で就活の全てをサポートしてくれる「就活エージェント」の利用です。
就活エージェントを利用すると、一人一人にキャリアアドバイザーがつき、就活の相談から企業の求人紹介、ES添削、面接のセッティングなど、就職に必要な全てのサポートをしてくれます。
さて次章では、就活の全てをサポートしてくれるおすすめ就活エージェントについて、さらに詳しく見ていきましょう。
6. 就活の全てをサポートしてくれるおすすめ就活エージェントベスト5
就活エージェントを利用するのなら、口コミ・評判が良くサポート力に優れたエージェントを頼りたいですよね。
Career Theory編集部では、実際に就活エージェント・就活サイトを利用した学生100名に対するアンケート調査に基づき、本当に満足度の高い就活エージェントを次の3ポイントから厳選しました。
就活エージェントを評価する3つの基準
- 就職支援実績
その就活エージェントを利用して第一志望の会社から内定を獲得できたか - エージェントの質
エージェント(キャリアアドバイザー)が客観的なアドバイスや提案をしてくれるか。必要な対応を提供してくれるか - サポート体制
就活エージェントが内定まで並走し、最後まで親身にサポートし続けてくれるか
この結果、就活生の満足度が高いおすすめの就活エージェントベスト5は、次の5サイトでした。
〔数値実績等の出典〕各サービス公式サイトによる編集部調べ,2023年2月20日閲読.
どれか1つに迷ったら、まずは利用者の満足度平均点が1位だった『キャリアチケット』に登録してみるのがおすすめです。
『キャリアチケット』は良い企業の求人を紹介してもらえたと評判なだけでなく、就活相談に対するサポート体制やES添削・面接対策などといったアドバイスについても抜群の高評価を集めている就活エージェントなので、最初の相談先にするのが良いでしょう。
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また、可能であれば就活エージェントにはもう1~2社ほど追加で登録し、初回面談・初回の求人紹介での対応を見比べてからメインのエージェントを選抜するようにしましょう。
というのも、就活エージェントの利用にあたっては、実際にあなたを担当してくれるアドバイザーとの相性が重要となるからです。
人によっては熱心すぎるアドバイスに引いてしまったり、反対に、コンパクトなサポートがかえって物足りなく感じたりといったことも十分考えられます。
本当に自分へフィット感を感じる就活エージェントを利用し続けるのがベストな選択と言えるので、就活初動ではなるべく複数の就活エージェントを試すところから始めましょう。
ここからは上掲の各就活エージェントについて特徴やおすすめポイントを紹介していくので、ぜひサービスの比較・検討に役立ててくださいね。
1位:キャリアチケット|就活生の4人に1人が利用する大人気就活エージェント
キャリアチケットのおすすめポイント
- 就活生の4人に1人が登録する大人気就活エージェント(21卒学生登録者数から算出)
- 最短2週間で内定獲得(21年度実績)
- ES添削がLINEでできると就活生から好評
- 強みや志望企業に合わせて1社ずつ選考対策してくれる
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『キャリアチケット』は、就活生の4人に1人が登録している大人気の就活エージェントです(21年卒学生の累計登録者数から算出,公式サイト発表)。
オリコンの新卒エージェントランキングでもランキング上位常連のエージェントで、特にアドバイザーへの相談のしやすさ・サポート力について高い評価を集めています。
『キャリアチケット』では1社ずつ選考対策をしてもらうことができ、対策後の内定率は78%アップと非常に有用なアドバイスを受けることができます(数値はサービス利用者における選考対策の実施有無比,公式サイト発表)。
加えて紹介企業数も絞りに絞った厳選企業のみの紹介としており、利用者1人あたりの紹介企業数は5社とコンパクトな提案をしてもらえます。
じっくりとヒアリングした結果あなたにフィットする企業に絞って紹介してもらえるので、その量の紹介だけで十分応募先候補を見つけられた・就職決定に十分だったという利用体験談が多く寄せられています。
やみくもにエントリーして何度も選考に落ちるという就活から脱却したい就活生には、特におすすめの就活エージェントと言えるでしょう。
効率的に就活を進めたい学生、本当に自分に合う企業を紹介してほしい就活生は、ぜひ『キャリアチケット』に相談しましょう。
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2位:irodas|サービス利用満足度95%
irodasSALONのおすすめポイント
- サービス利用満足度95%(2022年度実績)
- 優良求人400社の中から自分にあった企業を厳選してもらえる
- 丁寧な初回カウンセリングで就活の方向性をがっちり固める
- 企業側が求めている人材を教えてもらえる
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『irodasSALON』は、利用者満足度95%の就活エージェント(2022年度)です。
約60分の丁寧な初回カウンセリングで、利用者の強みや魅力、仕事の軸などを引き出してくれるので、就職活動の方向性を序盤でしっかり固めてもらえるでしょう。
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また最短2週間で内定獲得した実績も!「なるべく早く内定をもらってて安心したい」という方には嬉しいサポート内容といえるでしょう。
プロと一緒に理想の就職先を探したいなら、irodasSALONをぜひ利用してみてください。
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3位: JobSpring(ジョブスプリング)|企業イベント、就活セミナーなどのイベントが充実
JobSpringのおすすめポイント
- 企業イベント、就活セミナーなど就活に関するイベントが充実
- CUBIC適性検査を活用した自己分析を実施
- 就活のノウハウが詰まったテンプレが入手できる
- 厳選した3~4社を紹介してもらえる
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『JobSpring(ジョブスプリング)』は、就職活動の包括的なサポートのみならず、企業イベント、就活セミナーなどのイベントが充実しているのが特徴の就職サイトです。
就活生自身が積極的にイベントに参加することで、自分にあった理想の仕事を見つけられたり、将来のキャリアを真剣に考えたりするきっかけになるでしょう。
イベント参加者の満足度も高く「参加されていた企業担当の方と近い距離で お話を伺える機会は貴重でした」「各企業のご担当者様のキャリアが掘り下げられていたため、働くイメージがつくりやすかった!」といった感想の声もあります。※調査概要:2021年3月26日~2021年9月15日までに開催したイベントのアンケート結果に基づく
また、就職活動に関する情報が詰まったテンプレートが受け取れたり、面談やセミナーを通してエージェントが保有するノウハウを知れたりする機会も豊富。
受け身ではなく積極的に就職活動をしていきたいと考えている方は、参加型のイベントが充実しているJobSpringがおすすめです。
サービスはLINEに登録すれば利用可能。わざわざパソコンを開かなくとも、手軽に情報が閲覧できるのは嬉しいポイントといえるでしょう。
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4位:キャリアスタート|入社後定着率92%の求人紹介を実現
キャリアスタートのおすすめポイント
- 入社後定着率92%!入社後に後悔しない選択を徹底サポート(2018年10月~2019年9月実績から算出)
- Zoom・電話などでどこでも相談可能!スキマ時間の就活に最適
- 20代~30代の若手エージェントが多くて相談しやすい雰囲気
- 力強い面接対策・トレーニングが役立つと大評判
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『キャリアスタート』は、最短2週間内定という実績がある就職エージェントです(2012年4月11日~2020年11月30日までの実績から算出,公式サイト発表)。
入社後の定着率が92%と非常に高く(2018年10月~2019年9月実績から算出,公式サイト発表)、入社して良かったと思えるような企業を紹介してもらえたという口コミが多く寄せられています。
『キャリアスタート』では約10年間にわたって若手の転職支援に力を入れてきたノウハウを活かして、就活生に対してもES作りや面接対策まで全力でバックアップしてくれます。
特に面接対策・面接トレーニングに力を入れており、応募先企業や各就活生の特性をふまえたアピール方法をみっちりと教えてもらえます。
紹介先の企業も年々増加中のサービスであるため、豊富な企業の中から自分にあった求人を選んでほしいと考えている就活生におすすめの就活エージェントだと言えるでしょう。
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5位: JOBRASS(ジョブラス)新卒紹介|厳選された非公開求人や独自の推薦フローの案内が受けられる!
JOBRASS新卒紹介のおすすめポイント
- 大手の人材サービス会社運営なので大手・有名企業とのコネクションが強い
- 面談満足度93%(同社調べ)と質の高いキャリア面談
- 求人企業各社の選考ポイントを詳しく教えてくれる
- 募集企業への詳しさを活かした企業ごとのES添削・面接対策も充実
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『JOBRASS(ジョブラス)新卒紹介』は、求人媒体大手企業のアイデム社が運営する新卒者向け就活エージェントです。
半世紀近くにわたる企業向け採用支援実績を通して培われた各企業との力強いパートナーシップが同社の武器であり、それが可能とする「求人の質」に大きな強みがあります。
約2,400社(JOBRASS会員企業数)の求人情報が掲載されており、特に、選りすぐりの人気・希少求人である約600社の非公開求人情報から厳選しての求人紹介を受けられるのが大きなメリットです。
さらに『ジョブラス』独自の推薦フロー(特別な内定ルート・選考フローなど)を案内してもらえるなど、求人企業との強固な信頼関係があるからこそ実現できるサポートを受けられる点も、就活生にとってはとても嬉しいポイントです。
また担当エージェントからの紹介だけでなく、企業からの特別オファーを受けることも可能です。
『ジョブラス』が持つ求人企業との太いパイプは求人紹介以外の面でも発揮されています。
たとえば各選考プロセス(1次面接、2次面接、3次面接のそれぞれなど)に対する企業側の所感を担当エージェントからフィードバックとして受け取ることができたり、求人票には表れていない各企業の❝リアル❞な実状を聞くことができたりと、企業選びから内定獲得まで力強いアシストを得ることができます。
各企業の募集背景や人材にかける期待にも詳しいので、その点をふまえたアピール方法をES添削・面接対策の場面で教えてもらえることに期待できます。
さらに情報を受け取るだけでなく、選考当日に自分からうまく発信できなかった熱意やアピールポイントであったり、聞きそびれてしまった質問事項であったりといった補足・フォローアップ事項についてもしっかりと企業側へ橋渡し・伝達してもらえます。
まずは登録して、初回の面談でエージェント(キャリアアドバイザー)に希望や不安をぶつけてみましょう。
\n
7. 就活エージェントをより効果的に利用する5ポイント
この章では、就活エージェントをより効果的に利用するためのポイントを5つお伝えします。
- 2週間に1回くらい連絡を入れておく
- 担当コンサルタントをシビアな目でみる
- ガクチカやスキルに嘘をつかない
- 推薦文は必ず確認する
- 同じ案件に複数のコンサルタントから応募しない
いい就活エージェントを選んでも、上手に使えなければ意味がないので必ずチェックしましょう。
7-1. 2週間に1回くらい連絡を入れておく
就活エージェントは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに就活を終えた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
そのため、1~2週間に一度は連絡を入れておくようにしましょう。
7-2. 担当コンサルタントをシビアな目でみる
担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。
担当変更はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば変えてもらいましょう。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。現在就職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、
初めての就職活動で不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
7-3. ガクチカやスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては申し出をしない限りは情報が残ります。
コンサルタントでよく話題にあがるのが、「登録情報と言ってることが違うよ・・・」という話です。
この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として紹介する案件を限るなどの判断がくだされますので、必ず正しい情報を登録するようにしましょう。
7-4. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1,000字で紹介する推薦文を書きますが、あまり優秀ではないコンサルタントの場合は経歴をそのまま写すだけなどひどいケースがあります。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
7-5. 同じ案件に複数のエージェントから応募しない
数社の就活エージェントを使っている場合、同じ案件には複数のコンサルタントから応募しないようにしましょう。
施設から「他の就活エージェントからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
施設・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となります。
8. 【図解】就活エージェント利用の流れ
上記にて、あなたが使うべき就活エージェント、使う際のコツなどをお伝えしてきました。
この章では、実際に就活エージェントに登録した場合のサービスの流れについて解説します。
特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、サイトを初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。
Step 1. 登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。
また、登録する際は、就活エージェントのサービスなのかどうかを確認するようにしてください。
例えば、「doda」と検索するとdodaの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。
Step 2. 電話がかかってくる
登録すると、就活エージェントから数日以内に電話かメールで連絡が入ります。
準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。
- 現状(大学名・学年など)
- 希望する職種や業界は?
10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたが就活エージェントのオフィスに訪問することもあれば、近くまで来てくれることもあります。(日程・場所の都合が合わなければ電話面談になります。)
初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。
- PRポイントの整理
- 志望している業界・職種
- どういう軸で就活をするか
キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない就職をすることができるでしょう。
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな企業を3~10件ほど紹介してもらいます。
思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な施設もあるでしょう。
それぞれの就活エージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のサイトから求人紹介を受けることを推奨します。
Step 5. 志望理由書の添削
応募する職場を決めたら、志望理由書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。
場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。
最高の志望理由書をコンサルタントと一緒に作り上げていきましょう。
Step 6. 応募する
選考書類が完成したら、コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。
自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、コンサルタントが企業に伝えてくれます。
就活エージェントを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べるとエージェント経由は圧倒的に有利です。
Step 7. 面接対策を受ける
応募している施設の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。
あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。
Step 8. 施設との面接を行う
面接の日時設定はコンサルタントが全て行ってくれます。
対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。
面接に落ちてしまった場合には、コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。
Step 9. 内定・入社までのサポート
内定が出た後は、企業にもよりますが、コンサルタントが入社するまでのサポートを行ってくれます。
ビジネスマナーや、仕事観など、社会に出るにあたって重要なことを教えてもらえます。
まとめ
リアルな就活スケジュールと必要な対策について解説してきましたが、いかがでしたか?
政府主導のスケジュールでは就活本番は大学3年の3月からですが、就活「早期化」の流れもあり、実際に就活を始めるべき時期は、志望する業界や企業によって様々です。
ただ、就活を成功させた先輩の多くは、自己分析や業界・企業研究などの就活準備を遅くとも2月までには済ませているので、これから就活を始める学生は2月を目安に就活準備を進めていきましょう。
尚、就活早期化や、新型コロナウイルスの影響により、22卒・23卒の就活はさらに厳しいものになることが予想されます。
そのため、完全無料で就活の全てをサポートしてもらえる「就活エージェント」も活用し、就活を有利に進めていきましょう。
以下に改めて、おすすめの就活エージェントをまとめましたので、少なくとも2~3社まとめて登録し、自分に合った1社を中心に利用していきましょう。
〔数値実績等の出典〕各サービス公式サイトによる編集部調べ,2023年2月20日閲読.
あなたの就活がうまくいくことを陰ながら祈っております。
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