- 「50代におすすめの転職エージェントを知りたい」
- 「50代の転職では、一体どの転職エージェントを選べば良いの?」
と考えていませんか?
キャリアの集大成ともなり得る50代の転職では、信頼できる転職エージェントを選ばなければなりません。
転職エージェントは仲介料によって成り立つビジネスモデルであるため、サポート力の低い転職エージェントを利用してしまうと、あなたの50代からのキャリアを台無しにするような転職先を半ば強引に勧められてしまう可能性もあります。
ただ転職エージェントは種類が多く、ネット上の評判も様々なので、どれを選べば良いか分からない50代の方も多いでしょう。
中には若者向けの転職エージェントもあり、50代という年齢を理由に満足のいく紹介を受けられないこともあります。
そこでこの記事では転職エージェント利用者500人への調査をもとに、50代が使うべき評判の高いおすすめの転職エージェントを厳選しご紹介します。
転職に関して3,000記事を執筆してきたCareerTheory編集部が厳選した50代の転職におすすめの転職エージェントランキングであるため、ぜひ参考にしてください。
編集部イチオシ 3社!
50代におすすめの転職エージェント
50代向け転職エージェント | サービスの特徴 |
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1位:JACリクルートメント 公式サイトを見る 詳細を見る |
公開求人数:約2.5万件|満足度:4.3 エグゼクティブ転職実績No.1の転職エージェント 外資系・日系企業ともに50代の転職に強い |
2位:パソナキャリア 公式サイトを見る 詳細を見る |
公開求人数:約4.9万件|満足度:4.2 50代におすすめの管理職求人多数! ハイクラスな女性転職にも強い |
3位:リクルートダイレクトスカウト 公式サイトを見る 詳細を見る |
公開求人数:約42.6万件|満足度:4.2 リクルート運営のヘッドハンティングサービス 50代向けのハイクラス求人とマッチングしやすい |
※求人数:2023年10月1日時点
- 50代におすすめの転職エージェントランキング【比較】
- 50代におすすめの求人広告型転職サイトランキング【比較】
- 50代の転職における転職エージェント3つの選び方
- 50代で転職エージェントを利用する2つのデメリット
- 50代が転職エージェントを使う際に注意すべき7つのポイント
- 転職エージェントを利用する前に知っておくべき50代の転職事情
- 50代の転職成功率を飛躍的に上げる5ポイント
- 50代が転職エージェントを利用する際に覚えておいた方がいいこと
- 【図解】転職エージェント・サイト利用の流れ
- 【FAQ】50代転職でよくある疑問と回答
目次
50代におすすめの転職エージェントランキング【比較】
当サイトでは転職エージェント利用者500人へのアンケートを通して取得したデータを、以下の基準で評価しました。
転職エージェント比較基準
- 求人の質・量【最重要】
…コロナの影響で求人が減っている今、十分な50代向けの求人を保有しているか - 提案力
…キャリアプランに合った求人を提案してもらえるか - サポート力
…徹底した選考対策やサポートをしてもらえるか
※当サイトでは「提案力」と「サポート力」をもとに利用者満足度を算出し、ランキング選定基準としています。
50代のあなたが登録すべき転職エージェントの結果をランキング形式で紹介していきます。
50代におすすめの転職エージェント | サービスの特徴 |
---|---|
1位:JACリクルートメント 公式サイトを見る 詳細を見る |
公開求人数:約2.5万件|満足度:4.3 エグゼクティブ転職実績No.1の転職エージェント 外資系・日系企業ともに50代の転職に強い 総合営業職 ハイクラス50代後半外資系 エージェント求人検索 |
2位:パソナキャリア 公式サイトを見る 詳細を見る |
公開求人数:約4.9万件|満足度:4.2 50代におすすめの管理職求人多数! ハイクラスな女性転職にも強い 総合営業職事務マーケティング製造 キャリアアップ管理職女性 エージェント求人検索 |
3位:リクルートダイレクトスカウト 公式サイトを見る 詳細を見る |
公開求人数:約42.6万件|満足度:4.2 リクルート運営のヘッドハンティングサービス 50代向けのハイクラス求人とマッチングしやすい 総合コンサル金融経営企画・戦略 ハイクラス50代後半 スカウト求人検索 |
4位:アクシスコンサルティング 公式サイトを見る 詳細を見る |
求人数:非公開|満足度:4.1 50代がコンサルタントへ転職する際におすすめ! キャリアアドバイザーの質が高く、サポートも充実 コンサルタント ハイクラスキャリアアップ エージェント求人検索 |
5位:Spring 転職エージェント 公式サイトを見る 詳細を見る |
公開求人数:約3.2万件|満足度:4.1 提案力が高く求人とのミスマッチが起こりにくい 50代のキャリアを踏まえて正確なアドバイスをもらえる 総合営業職事務マーケティング ハイクラス エージェント求人検索 |
6位:MS-japan 公式サイトを見る 詳細を見る |
公開求人数:1万件|満足度:4.0 管理部門や士業へ転職したい50代におすすめの転職エージェント スペシャリスト人材のサポート実績が豊富 総合管理部門士業 ハイクラスキャリアアップ エージェント求人検索 |
7位:リクルートエージェント 公式サイトを見る 詳細を見る |
公開求人数:約63.8万件|満足度:4.0 50代の求人数がトップクラスのおすすめ転職エージェント! キャリアアドバイザーの質が高く、サポートも充実 総合営業職事務マーケティング ハイクラスキャリアアップ未経験 エージェントスカウト求人検索 |
8位:LIBZ 公式サイトを見る 詳細を見る |
求人数:非公開|満足度:4.0 ニューノーマルに活躍したい50代の女性におすすめの転職エージェント 期待される役割を知った上で転職できる 総合営業職事務 キャリアアップ管理職女性 エージェント求人検索 |
9位:dodaエージェント 公式サイトを見る 詳細を見る |
公開求人数:約18.8万件|満足度:4.0 50代のキャリアアップにおすすめの転職エージェント 大手ならではの選考対策が強み 総合営業職事務マーケティング建設運輸・運送 キャリアアップ未経験 エージェント求人検索 |
10位:ロバートウォルターズ 公式サイトを見る 詳細を見る |
公開求人数:約1,785件|満足度:3.9 ハイクラス求人として飛躍したい50代におすすめ グローバル転職に最も強い転職エージェント 総合営業職事務 ハイクラス外資系日系グローバル企業 エージェント求人検索 |
※求人数:2023年10月1日時点
1位. JACリクルートメント
『JAC リクルートメント』はロンドン発祥の外資系転職エージェントで、国内・国外のハイキャリア求人へ転職したい50代におすすめです。
実際に、2019〜2023年オリコン顧客満足度調査では、ハイクラス・ミドルクラス部門のランキングで4年連続1位を獲得しており、専門性の高さがわかるでしょう。
ハイクラス求人の質と量は業界トップクラスであるため、現職よりさらなるキャリアアップを狙う50代の方から高い人気を誇る転職エージェントといえます。
年収800万円〜1,500万円以上の求人が豊富なことも特徴であり、現在より高年収が叶う企業への転職を狙う50代からかなり高い評判を得ています。
利用者だけが応募できる非公開求人を全体の65%以上保有していることから、『JACリクルートメント』だからこそ提案できるハイクラスな50代向け求人に出会えるでしょう。
『JAC リクルートメント』は他の転職エージェントと比較して応募者をかなり厳しい基準で判断するため、50代までに積み重ねてきたスキルや経験がどれほど評価されるのかを知ることもできるでしょう。
ハイキャリア転職に挑戦したいが自らの市場価値を知った上で転職をしたい50代が、特に登録するべきおすすめの転職エージェントです。
外資系の大手企業を中心に質の高いハイキャリア案件が多いうえにコンサルティングのレベルも高い転職エージェントであるため、より高年収を狙いたい且つ実績が豊富な50代は登録することでメリットを享受できます。
『JAC リクルートメント』は、ハイキャリア案件を志望している方、自らの市場価値を知りたい50代の方にとっておすすめできる転職エージェントです。
2位. パソナキャリア
『パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローに定評があり、慣れない転職に不安がある方に特におすすめです。
運営元のパソナ社は大手人材派遣会社として数多くの企業との取引実績を有しており、業種・規模を問わず多くの企業とのパートナーシップが実現する求人数の充実ぶりには目を見張るものがあります。
Career Theory編集部が転職エージェント利用経験者を対象に行ったアンケート調査では、求人の量や質だけでなく、その手厚いサポートを高く評価する声が多く寄せらました。
親身・丁寧な対応やアドバイスを受けられるのはもちろんのこと、たとえば若年層のキャリアプランや女性のライフプランに関連した悩みのように、転職の枠を超えて、求職者がそれぞれ抱えるキャリア全般の悩みにも深く寄り添ってもらえたと好評です。
『パソナキャリア』はどの求職者層にもおすすめできる大手総合系転職エージェントの1つですが、特に現年収500万円以上の人であれば豊富な選択肢と有用な提案を受けることができるでしょう。
さらに、東名阪(東京・名古屋・大阪)エリアでは特に求人数が充実しているため、同エリアでの転職を志望する人にはより一層おすすめの転職エージェントです。
『パソナキャリア』には高い年収を得ているハイクラス・ハイキャリア層の転職支援に特化した『パソナキャリア(ハイクラス)』があります。
取扱い求人約1.5万件(2022年8月時点)の約半数は年収800万円以上のハイクラス求人で、ハイクラス層の転職に特化した専任のコンサルタントがキャリアアップを力強くサポートしてくれます。
『パソナキャリア』が抱えるエージェントは腕利き揃いで、同じくハイキャリア向けのスカウト型転職サイト『リクルートダイレクトスカウト』のエージェント・ヘッドハンターランキングでは決定人数部門で1位(2020年)と、高い実績を有しています。
既に600万円程度の年収を得ている人がさらなるキャリアアップを目指すなら、あなたのニーズにより深く寄り添ってくれる『パソナキャリア(ハイクラス)』を利用しましょう。
3位. リクルートダイレクトスカウト
『リクルートダイレクトスカウト』は、レベルの高いスカウトを受けたい50代におすすめのヘッドハンティング型転職サイトです。
人材業界最大手のリクルートが運営するサービスなだけあって、独自のコネクションやネットワークが豊富で、3,000名以上もの一流ヘッドハンターが在籍しています。(2023年10月26日時点)
ヘッドハンターが、50代のあなたが今まで培ってきた経歴やキャリアに最適なポストを見つけ、スカウトという形で提案してくれるため、レジュメ登録後はスカウトを待つだけで自動的に好条件の求人情報が得られます。
他の転職エージェントと比べ効率的に転職活動を進められるため、現職の忙しさから転職にかける時間がない50代の方から高い評判を得ています。
『リクルートダイレクトスカウト』は、「時間をかけてレベルの高い管理職などの仕事を見つけたい」という50代におすすめの転職エージェントです。
高年収が期待できる転職がしたいと思っている50代にとって利用価値が高い転職エージェントといえるため、下記のボタンから『リクルートダイレクトスカウト』に登録しましょう。
4位. アクシスコンサルティング
『アクシスコンサルティング』は、50代からスキルや実績を活かしてコンサルタントに挑戦したい方におすすめの転職エージェントです。
50代までキャリアを積み重ねた人材は、従事してきた業界のスペシャリストとなっている方が多いと考えられます。
50代まで異業種で培ったキャリアを活かし、事業や組織づくり・プロダクトのアドバイザリー業務を提供して欲しいと考える企業からのニーズが高いと考えられるため、コンサルタントとして活躍する方も少なくありません。
50代からコンサルタントに転職する方は、『アクシスコンサルティング』をはじめとするコンサルタント転職に特化した転職エージェントを利用すべきです。
『アクシスコンサルティング』は、創業から20年間に渡って約75,000人のコンサルタント志望者の転職を支援してきた転職エージェントです。
同社は、大手コンサルティングファームなどから絶大な信頼を得ており、事業会社定期的な情報交換を行っていることが特徴と言われています。
業界の内部情報やコンサルタント転職の実情を熟知していることから、50代からコンサルタントとしてのキャリアをスタートさせる方でも安心して利用できる転職エージェントといえるでしょう。
『アクシスコンサルティング』に在籍するキャリアアドバイザーはコンサル業界出身者が多く、コンサルタントのキャリア支援に関する知見を保有していることも50代の転職者におすすめできる理由といえます。
加えて、全体の77%を占める質の高い非公開案件を取り扱っており、コンサルティング企業と信頼を積み重ねてきた同社だからこそ掲載できる求人も多いため、他業種からコンサルタントになりたい50代でも挑戦できる求人が多いでしょう。
『アクシスコンサルティング』は、質の良い非公開求人の中から50代のキャリアに即した求人を提案してくれる転職エージェントであるため、コンサルタントへ転職したい方におすすめです。
5位. Spring 転職エージェント
『Spring転職エージェント』は、提案力が高く求人とのミスマッチが起こりにくい50代におすすめの転職エージェントです。
世界60カ国に拠点を持つ『Spring転職エージェント』はスイスに本社を構えるアデコグループが運営する転職エージェントであり、人材業界において世界トップクラスのシェアを誇ります。
グローバルなネットワークと派遣事業で培った繋がりを活かし豊富な求人数を保有しているため、国内大手企業や外資系企業、ベンチャー企業まで幅広い求人を比較したい50代が登録するべき転職エージェントとしておすすめです。
さらに『Spring転職エージェント』のキャリアアドバイザーは職種や業界ごとに細かく担当が別れていることも特徴であり、領域に関する専門性を活かしたマッチング精度の高い求人提案ができます。
希望する領域内であなたがどんな価値を発揮するべきか正確なアドバイスをもらえるため、50代までに培ったキャリアを最大限に活用できる転職エージェントといえます。
加えて、留学・駐在などを経た海外経験が豊富なキャリアアドバイザーが在籍しているため、国内企業からグローバル転職したい50代にもピッタリといえるでしょう。
『Spring転職エージェント』は、転職後のミスマッチが起こりにくいエージェントを利用したい50代、グローバル転職も視野に入れたい50代が利用するべき転職エージェントとしておすすめです。
6位. MS-japan
『MS-Japan』は、経理や財務といった管理部門や公認会計士や税理士などの士業へ転職したい50代におすすめの転職エージェントです。
経理・財務・人事・総務・法務・会計事務所・弁護士・公認会計士・税理士などに特化していることから、管理部門・士業におすすめしたい転職エージェント No.1に輝いています。(転職エージェント企業のサイトイメージ調査・インターネット調査トレンドリサーチ2021年11月調べ)
創業より30年間で約26,000人以上の管理部門人材の転職を支援してきた実績を誇り、50代から大手企業の管理部門へ転職したい方におすすめです。
弁護士や会計士、税理士といった士業の転職支援においても、年間600人以上の方の転職をサポートしてきた実績があります。
転職支援実績からの分かる通り、大手監査法人やベンチャーキャピタル、法律事務所から金融機関まで数多くのネットワークを保有しているため、転職に対して幅広い可能性を見出したい50代が登録するべき転職エージェントです。
さらに、管理部門や士業における専門性が高いキャリアアドバイザーが多数在籍しており、『MS-Japan』の公式サイトには職種・資格から担当者を検索することができます。
例えば法務や会計事務所・監査法人など、専門性の高い職種ならではの枠組みでキャリアアドバイザーを探せることが大きな特徴です。
管理部門や公認会計士や税理士などの士業へ転職したい50代や、スペシャリスト人材のサポート実績が豊富な転職エージェントを利用したい50代は『MS-Japan』への登録をおすすめします。
7位. リクルートエージェント
『リクルートエージェント』は、50代が応募できる求人が業界トップクラスを誇るおすすめの転職エージェントです。
数ある転職サイトの中でも転職支援実績が豊富であり、50代へのサポート実績も多いため、あなたの心強い味方となること間違いありません。
さらに、『リクルートエージェント』の求人数は業界トップクラスを誇り、公開求人は33万件以上、登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人を含めると約60万件以上の求人を保有していることが大きな魅力です(2023年10月26日時点)。
若年層に比べてハードルが高くなる50代の転職であっても、幅広い求人を保有しているため、理想の転職先を見つけることが可能でしょう。
転職支援実績が豊富であり、転職者からの信頼を獲得してきた『リクルートエージェント』は、50代の転職者から根強い人気を誇る転職エージェントといえるでしょう。
幅広い求人を比較・検討したい50代や転職支援実績が豊富な転職エージェントを利用したい50代は、『リクルートエージェント』へ登録することをおすすめします。
8位.LIBZ
『LIBZ』は、働き方を変えたいと考える50代の女性が利用するべきおすすめの転職エージェントです。
ワークライフバランス大切にしたいキャリア女性のための転職エージェントであり、リモートワークやフレックス勤務といった働き方ができる求人を多数掲載しています。
例えば残業やオフィスへの通勤が義務付けられた勤務スタイルでは、自分らしい働き方ができずにあなたのスキルを十分に発揮できない50代の方も多いでしょう。
『LIBZ』では、あなたが大切にしたい価値観を1番に考えながら転職支援をしてくれるため、いまいちキャリアや働き方に満足できていないという方でも安心してサポートを受けられます。
自分らしい働き方を推奨する転職エージェントである『LIBZ』を利用することで、50代の女性としてのキャリアをより輝かせることが可能なのです。
さらに、『LIBZ』の求人情報には業務内容やポジション・給与などの条件だけではなく、募集ポジションに期待する役割や業務に対する課題点も具体的に記載されています。
具体的に求められていることを応募前に知ることができるため、50代までに積み上げたキャリアを活かして企業に対して何ができるのかを正確にイメージすることができるでしょう。
加えて応募先企業の性別比率やダイバーシティに関する取り組みといった情報が充実しており、50代のあなたが重要視したいポイントを正確なデータから把握することも可能です。
『LIBZ』はニューノーマルな働き方で活躍したい50代の女性、期待される役割を知った上で転職したい50代の方が登録するべき転職エージェントとしておすすめです。
9位.dodaエージェント
『dodaエージェント』は、50代の求職者におすすめの転職支援実績が豊富な大手転職エージェントです。
エグゼクティブ・スペシャリスト層に特化した人材紹介を行う「エグゼクティブエージェント」というサービスを行っています。
これは、『dodaエージェント』登録者の中から、エグゼクティブ求人の条件に合致する人にのみ、個別にスカウトメールが送られるというものです。
経歴に自信がある50代から評判を得ているサービスであるため、スカウトを受けたい方はまず登録しておくと良いでしょう。
首都圏の50代の転職に強いことはもちろん、地方での転職やミドルの転職にも特長があり、『dodaエージェント』であれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、全ての人におすすめできる転職エージェントと言えます。
他の転職エージェントと比較して地方求人が多いため、地方在住で理想の転職先が見つかりにくい50代の方はぜひ登録するべきおすすめの転職エージェントです。
10位.ロバートウォルターズ
『ロバート・ウォルターズ』は、外資系企業や日系グローバル企業に転職したいハイクラスな50代におすすめの転職エージェントです。
従事してきた業界でスペシャリスト人材として成長してきた50代が、大きく飛躍でき挑戦できる転職エージェントをご紹介します。
1985年に英国ロンドンで設立された『ロバート・ウォルターズ』は、世界31カ国の主要都市にオフィスがあり、日本国内でも東京オフィス・大阪オフィスを構え転職支援を行っています。
企業背景から分かる通り外資系企業への転職に強みを発揮し、バイリンガルをはじめとするグローバル転職に特化した求人を数多く保有していることが特徴です。
グローバル求人だけではなく、国内企業における幹部層のエグゼクティブ人材を求める企業の求人も多数保有しています。
例えば50代までに積み重ねてきた実績を活かして、ベンチャー企業の顧問として活躍する方や大手日系企業のITエンジニアからIT企業のプログラムマネージャーへ転職した事例も見られます。
ハイクラス求人としてさらなる飛躍を遂げたい50代の方や、これまでの実績を活かしてグローバル人材として活躍したい50代の方はぜひ登録するべきおすすめの転職エージェントです。
50代におすすめの求人広告型転職サイトランキング【比較】
コロナ禍での50代転職は、いかに多くの求人情報を得られるかが鍵となります。
そのため、1章で紹介した転職エージェントに加え、求人広告型の転職サイトを併用するのがおすすめです。
転職エージェントと比較して求人広告型転職サイトでは、求人紹介や履歴書添削といった転職サポートは受けられませんが、転職したい企業へ好きなタイミングで応募できるため、自分のペースで進められるという利点があります。
応募できる企業の幅を広げるためにも、50代の転職者は転職エージェントに加えて、求人広告型の転職サイトへ登録するべきといえます。
しかし、転職サイトはいくつも存在するため、どれが最も自分に合っている転職サイトなのか判断が難しいでしょう。
そこで、本章では人気の転職サイトの中から、50代向けの求人数が多いという観点でおすすめの求人広告型サイトを厳選し、表にまとめました。
以下の表から、該当する箇所をタップし、50代のあなたに最適な転職サイトを見つけましょう。
50代向けの求人広告型転職サイト | サービスの特徴 |
---|---|
1位:doda 公式サイトを見る 詳細を見る |
公開求人数:約18.8万件|満足度:4.3 50代のキャリアアップにおすすめの転職サイト 大手ならではの選考対策が強み 総合営業職マーケティングクリエイティブ 求人検索 |
2位:リクナビNEXT 公式サイトを見る 詳細を見る |
公開求人数:約10.3万件|満足度:4.2 50代の転職に最もおすすめの転職サイト! 質の高いミドル層向け求人を多数保有 総合営業職事務エンジニア 求人検索 |
3位:FROM40 公式サイトを見る 詳細を見る |
公開求人数:約1.6万件|満足度:4.2 40代~50代の求人に特化した転職サイト 非公開求人は3,000件以上 総合営業職事務製造 求人検索 |
4位:マイナビミドルシニア 公式サイトを見る 詳細を見る |
公開求人数:約18.9万件|満足度:4.1 マイナビ運営の40〜60代専門の転職サイト 絞り込み機能で50代向け求人を探しやすい 総合営業職事務 求人検索 |
※求人数:2023年10月1日時点
doda
『doda』は、50代の転職経験者からの高い評判を得ているおすすめの転職サイトです。
業界トップクラスの20万件以上(2023年10月時点、非公開求人を含む)の求人を保有しており、50代向けの求人も豊富に取り揃えているため業界・職種問わず多種多様な求人を探せます。
詳細条件での絞り込み検索が便利と評判で、社員の平均年齢が50代の求人や社会人経験10年以上歓迎求人など、複数条件を組み合わせれば、より希望に近い求人が探しやすい転職サイトといえるでしょう。
希望すれば転職のプロからサポートを受けることも可能であり、転職エージェントと求人広告型転職サイト両方のサービスを受けられるため、スムーズに転職活動を進めることが可能です。
幅広い50代向け求人を比較したい方、複数の転職サイトに登録せずに一つのサービスで完結したい方は、ぜひ登録するべきおすすめの転職サイトです。
転職をスピーディーに進めたい50代は、転職エージェントと求人広告型転職サイトである『doda』に併せて登録してみましょう。
リクナビNEXT
『リクナビNEXT』は、大手人材企業リクルートが運営する、業界最大規模の転職支援サービスであり、50代におすすめの転職サイトです。
転職を考えている50代であれば登録するべきおすすめの転職サイトであり、実際に転職者の8割が登録していると言われています(会員数は1,043万人、2020年12月末時点)。
『リクナビNEXT』は、質の高い求人を多く取り扱っており、50代を積極採用している企業の求人も豊富であるため、理想の転職が叶う確率をグッとあげられるでしょう。
さらに『リクナビNEXT』の大きな魅力は、他の転職サイトと比較して地方求人を幅広く保有している点といえます。
他の転職サイトでは求人があまり見つからなかった方でも、『リクナビNEXT』であれば見つかったという求職者もいるようです。
「地方在住で50代向け求人が少ない」「他の転職サイトでは50代向け求人が見つからなかった」とお悩みの方は、ぜひ利用するべきおすすめの転職サイトです。
FROM40
『FROM40』は、40代~50代向けの求人に特化した求人広告型サイトです。
若年層向けの求人は掲載されていないので、『FROM40』を利用し応募すれば、年齢が原因で選考通過できないことがないため安心して利用できるといえます。
また『FROM40』の大きな特徴として、面談が確約されている50代向け求人を多数保有しているという点があげられます。
面談が確約されているため、書類選考に通過できずになかなか転職活動がスムーズに進まない方にもおすすめの転職サイトです。
Web履歴書を登録すると企業からスカウトが届くため、自分で求人を探さなくて良い点も高い評判を得ています。
ただ他の転職サイトと比較して軽作業や介護などの求人も多いため、一般事務などのオフィス系求人に応募したい50代の方は、いくつかの転職サイトを併用することがおすすめです。
マイナビミドルシニア
『マイナビミドルシニア』は、大手人材会社「マイナビ」が運営する40〜60代専門の求人広告型転職サイトです。
正社員からアルバイト、派遣まで多様な50代向け求人を扱っていること点で高い評判を集めています。
都道府県ごとにサイトのページが用意されているため、求人情報を絞り込みやすく、地方にお住まいの50代にも強くおすすめできる転職サイトです。
希望があれば、系列の転職支援サービスである『マイナビミドルシニア人材サービス』を利用し、50代の転職支援に強い転職エージェントを利用することもできます。
転職エージェントと求人広告型転職サイトのどちらを使おうか迷っている50代の方は、まず利用してみることをおすすめします。
50代の転職における転職エージェント3つの選び方
50代におすすめの転職エージェント・転職サイトについて上述しましたが、多すぎて選びきれないという方もいると思います。
人によって最適な転職エージェントは異なりますので、ここではその選び方について紹介します。
50代が転職エージェントを選ぶ際のポイントは主に以下の3つです。
それでは、それぞれについて詳しく解説していきます。
選び方① 50代が利用しやすい転職エージェントか
50代の転職サポート実績が豊富であり、ミドル層が利用しやすい転職エージェントを選びましょう。
50代向け求人を豊富に取り扱っていることはもちろんですが、ミドル層の転職支援実績を持つキャリアアドバイザーが多数在籍しているかが重要です。
ミドル層に特化している転職エージェントには、50代の転職支援が得意なアドバイザーが多いため利用価値が高いといえるでしょう。
反対に、リクルートエージェントのような大手転職エージェントも、50代の転職サポート実績が豊富であるため併せて登録することをおすすめします。
さらに、同年代のキャリアアドバイザーがいるかどうかもチェックしてみると良いでしょう。
同年代のアドバイザーに担当してもらうことで、50代の転職ならではの悩みに寄り添ってもらえるため、スムーズに転職活動を進めやすいといえます。
選び方② 50代向けの求人数が多いか
50代の転職では、ハイクラスの転職となるケースが多く、その分難易度が高くなる傾向があります。
なぜなら、50代はある程度の経験と実力を積んでいる転職者が多いため、企業側も求めるレベルが高まっているためです。
難易度が高い分、できるだけ多くのあなたが応募したいと感じる50代向け求人を見つけだし、応募する必要があります。
したがって、50代を積極採用している求人を多く取り扱っている転職エージェントを選ぶことが、転職をスピーディーに進めるコツなのです。
また、50代向け求人の量だけでなく、雇用形態や業種の多様性も確認することで、よりあなたの希望に合った求人がみつかりやすくなるでしょう。
選び方③ 転職エージェント以外の選択肢
50代の転職では、転職サポートのある転職エージェントではなく、自らのペースで転職を進められる求人広告型転職サイトを選ぶことも1つの選択肢です。
求人広告型転職サイトは自分ひとりで転職活動を行う一方、転職エージェントはキャリアアドバイザーと呼ばれる転職支援のプロに転職をサポートしてもらいながら転職活動を進めます。
転職エージェントでは手厚いサポートが受けられる分、自分のペースで転職ができなかったり、担当者との相性が合わない可能性があるなどのデメリットもあります。
一方求人広告型転職サイトは、自分の希望の求人を自由に検索して、好きなタイミングで応募できる転職サイトです。
手厚いサポートはありませんが、自分のペースで転職が進められたり、他業種へのアクセスもしやすいのが特徴です。
50代の転職者には、初めての転職ではなく、転職に慣れている場合も多いかと思いますので、自分のペースで進められる転職サイトの利用を検討することをおすすめします。
また、転職エージェントと求人広告型転職サイトの両方を併用するのも、有効な手段であると言えます。
本記事の1章にて、50代におすすめの転職エージェントを紹介してるため、改めてチェックすることをおすすめします。
50代で転職エージェントを利用する2つのデメリット
50代で転職エージェントを利用する際のデメリットは主に以下の2つが挙げられます。
詳しくデメリットを理解した上で転職エージェントを利用することで、50代の転職をスムーズに進めることができます。
それでは、下記から50代が転職エージェントを利用する際に生じる2つのデメリットを確認していきましょう。
デメリット① 希望に合わない求人を紹介されることがある
50代が転職エージェントを利用する場合、希望に合わない求人ばかりを紹介されることがあるというデメリットがあります。
基本的には希望に沿った求人が紹介されますが、タイミングや担当アドバイザーによっては条件を完全に満たす求人をいつでも紹介してもらえるとは限りません。
希望条件と異なる求人ばかりを紹介してくる担当アドバイザーもいるため、転職エージェントは使わない方がいいと考える方がいることは事実です。
なぜ、希望条件に合わない求人を紹介されるかというと、あなたの理想の条件が担当アドバイザーに伝わっていないという可能性があります。
したがって、50代の方が転職エージェントを利用する際は譲れない条件を細かく伝え、しっかりと明確な意思表示をすることがおすすめです。
希望条件を細分化して伝えることで、希望に合わない求人ばかりを紹介されるというデメリットを解消できるかと思います。
デメリット② 担当アドバイザーと相性が合わない場合がある
50代が転職エージェントを利用する際のデメリットとして、担当アドバイザーと相性が良くないという点があげられます。
担当アドバイザーにも特徴があり、それらの特徴は利用者によってプラスにもマイナスにも変化してしまうのです。
例えば、こまめに連絡を行うアドバイザーに対して、急いで転職したい人は「連絡が多いためスピーディーに転職できて嬉しい」と感じる一方で、早めの転職を考えていない人にとっては「もっと最小限で連絡してほしい」と感じるでしょう。
このようにアドバイザーとの相性によって、スムーズに転職を進められるかどうかが決まるのです。
50代の転職者が担当アドバイザーとの相性が悪いと感じた場合は、転職エージェントへ変更の申し出を行うことをおすすめします。
変更することで、より相性の良いアドバイザーが担当となり、理想の転職活動を進められる可能性が高いでしょう。
しかし必ずしも相性の良いアドバイザーがつくとは限らないので、効率的に転職活動を進めたい50代の方は複数の転職エージェントに登録し、最も相性の良いアドバイザーを選ぶのが賢明です。
本記事の1章にて、50代におすすめの転職エージェントを紹介してるため、複数の転職エージェントを選択し利用することをおすすめします。
50代が転職エージェントを使う際に注意すべき7つのポイント
この章では、50代が転職エージェントをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。
せっかく良い転職エージェントを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。
Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
50代向けの転職エージェントに登録した後は、2週間に一度連絡を入れることをおすすめします。
転職エージェントは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える
50代の転職者がキャリアアドバイザーに転職時期を聞かれた際、最短の日時を伝えることでスムーズに転職を進められるためおすすめです。
キャリアアドバイザーも売上目標があり日々追われています。
キャリアアドバイザーとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。
Point-3. 担当キャリアアドバイザーをシビアな目でみる
50代向けの転職エージェントでは、担当キャリアアドバイザーをシビアな目で見ることをおすすめします。
キャリアアドバイザーに情をうつしてはいけません。
担当変更はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば変えてもらいましょう。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他の転職エージェントを利用しましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、
転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
50代に限らず、転職活動を行う際には経歴やスキルに嘘をつかないことをおすすめします。
登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限り情報が残ります。
キャリアアドバイザー間でよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違う」という話です。
この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として紹介する案件を限るなどの判断がくだされます。
したがって、経歴やスキルは誤魔化さずに素直に記載することを強くおすすめします。
Point-5. 推薦文は必ず確認する
50代向け転職エージェントから企業へ応募する場合は、推薦文を一度確認させてもらうことをおすすめします。
ほとんどの場合、キャリアアドバイザーはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。
しかし、あまり優秀ではないキャリアアドバイザーの場合は経歴をそのまま写すだけといったひどいケースがあります。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
推薦文を一度確認することで、しっかりとあなたをアピールしてもらえます。
Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
50代の転職者が複数の転職エージェントを利用している場合、同じ案件には重複した転職エージェントから応募しないようにしましょう。
企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。
したがって、一つの案件に対しては一つの転職エージェントからのみ応募するようにしましょう。
Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
50代の転職は慎重に進める必要があるため、転職エージェントから紹介された企業は口コミサイトで確認することをおすすめします。
転職エージェントも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいものです。
優良なキャリアアドバイザーであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょう。
しかし、念の為あなたの将来を守るためにも口コミサイトの『OpenWork』を利用して転職先の口コミを確認するようにしましょう。
以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。
上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。
転職エージェントを利用する前に知っておくべき50代の転職事情
50代の方が転職エージェントを利用して転職活動を始める前に、主に以下2つについて知っておく必要があります。
あらかじめ50代の転職理由や平均年収を把握すれば、転職時の参考にできるため、転職するかしないかの判断がしやすくなるでしょう。
これからご紹介する2つの項目をぜひ参考にしてみてください。
50代の転職理由
転職理由は人それぞれ異なりますが、特に50代に多かった理由は以下の通りです。
順位 | 年代 | 転職理由 | 割合 |
1位 | 50〜54歳 | 人間関係がうまくいかなかったから | 31.9% |
55〜59歳 | 満足のいく仕事内容でなかったから | 26.2% | |
2位 | 0〜54歳 | 満足のいく仕事内容でなかったから | 26.6% |
55〜59歳 | 賃金が低かったから | 25.3% | |
3位 | 50〜54歳 | 労働条件がよくなかったから | 26.3% |
5〜59歳 | 労働条件がよくなかったから | 24.5% |
〔出典〕厚生労働省:令和2年度 転職者実態調査, 2021.
上記表を見ると、仕事内容や人間関係、労働条件が原因で転職する50代が多いことがわかります。
50代ともなれば会社での立場も確立されていて収入も高い傾向にありますが、それらの地位や富を捨ててでも転職する人も中にはいるようです。
ただし、人間関係や労働条件などの問題は、どの会社でも生じる傾向にあります。「本当に今の地位を捨ててでも転職するべきなのか?」を一度考えてから転職を検討すると良いでしょう。
50代の平均年収
50代ともなれば収入も高い傾向にありますが、転職の参考として50代の平均年収について気になる方もいるでしょう。
dodaに登録した50代の平均年収データによると、50代の平均年収は665万円と結果が出ています。
男女別に計測すると、50代男性の平均年収737万円、50代女性の平均年収477万円ということがわかりました。
平均年収は調査によって若干の変動があるものの、50歳の平均年収は470~730万円というのが一般的のようです。
dodaが調査した「年代別・年齢別の平均年収ランキング(2023年)」では、以下のような結果となりました。
年齢 | 平均年収 |
50歳 | 532万円 |
51歳 | 540万円 |
52歳 | 558万円 |
53歳 | 577万円 |
54歳 | 586万円 |
55歳 | 612万円 |
56歳 | 639万円 |
57歳 | 626万円 |
58歳 | 636万円 |
59歳 | 681万円 |
出典:doda『年代別・年齢別 平均年収情報』2021年9月~2023年10月dodaサービスに登録した約56万人のビジネスパーソン(サラリーマン)の平均年収データを集計
上記表を見ると、同じ50代でも年齢が上がるにつれて年収も上がっていることがわかります。
ただし、業種の職種によって異なるため、参考程度に覚えておきましょう。
50代はどんな方法で転職している?
50代の方はどのような方法で転職を行なっているのかをまとめました。
マイナビが行った年代別の転職動向調査をもとに、50代が転職先として利用したサービスの割合を調査しました。(家族や友達といった相談先は省いています。)
年代別 | 転職エージェント | ハローワーク | 転職サイトの相談窓口 |
50代男性 | 32.5% | 23.9% | 16.2% |
50代女性 | 25% | 27.1% | 16.7% |
※ 出典:マイナビ「転職動向調査(2021年版)」
50代の男性は転職エージェントを利用した方の割合が最も多く、1/3程度の利用者がいることがわかります。
50代女性はハローワークを利用している方が多いため、50代からの転職を目指す方は転職エージェントと併せて利用してみると良いでしょう。
転職サイトの相談窓口を利用する50代の方も一定数いるため、転職活動における一つの選択肢として考えることでスムーズな転職に繋がります。
若年層と比較して50代が応募できる求人は減ってしまう傾向にあるため、転職エージェントに限らずハローワークや転職サイトといったサービスを柔軟に利用することをおすすめします。
特に、ハローワークでは転職エージェントや転職サイトでは紹介してもらえない50代向けの中小企業求人も取り扱っているため、利用することで転職の可能性がより広がるでしょう。
50代の転職成功率を飛躍的に上げる5ポイント
50代の転職成功率を飛躍的に上げる対策は、以下の5つです。
では、これら5つの対策について、それぞれ理由とともに詳しく説明していきます。
Point-1. 転職の全体像を理解してスケジュールを立てる
50代の転職活動において、まずはじめにやるべきことは、転職の全体像を理解してスケジュールを立てることです。
以下にて50代がスケジュールを立てるべき重要な理由と具体的な方法についてご説明します。
《重要な理由》
転職の全体像を理解してスケジュールを立てると、50代の転職者に限らず効率的な転職活動を行うことができるためです。
具体的には、以下3点のメリットがあります、
- 転職活動のモチベーションが上がる
- 先のことを見据えた行動ができる
- 転職活動が長期化することを防げる
実際、転職の全体像が分からないことで大きな不安を抱える50代の方や、スケジュールを立てないことで非効率な転職活動をされる50代の方も多くいらっしゃいます。
その結果、自身が思ったような転職活動ができず、大きなストレスを抱えてしまい、転職活動自体を断念される方もいらっしゃいます。
転職活動を成功させるためにも、まずは転職の全体像を理解してスケジュールを立てるようにしましょう。
《具体的な方法》
転職を完了させたい時期(例えば、今年の◯月中などおよその時期)から、逆算方式で立てていきます。
希望通りのタイミングで転職をするためにも、転職の全体像とスケジュール感を把握した上で、転職活動を行っていきましょう。
Point-2. 転職の目的となりたい将来像を考える
転職活動のスケジュールを立てたら、50代のあなたがなぜ転職をするのかという転職の目的となりたい将来像を考えます。
以下にて重要な理由と、具体的な方法をご説明します。
《重要な理由》
「転職の目的」と「なりたい将来像」は、いずれもあなたが50代で転職に挑戦する際に活動の軸となるためです。
また、目的と将来像を設定することは、今転職することが本当に賢明なのかを判断する鍵にもなります。
転職の理由は人によってさまざまです。
例えば、50代ならではの管理職としての重圧などで、急に思い立って転職したいと思うこともあるでしょう。
そんな時上記を深掘りすることで、転職すべき時期は今なのか、そもそも本当に転職すべきなのかを、冷静に判断することができます。
《具体的な方法》
以下ポイントを具体化しておきましょう。
- 転職の目的・理由(なぜ転職したいのか)
- 転職後の将来像(仮に転職に成功したとして、5年後、10年後にどんな自分になっていたいか)
- 転職の必要性(今の会社では実現できないことなのか、必ず転職しなければいけないのか)
- 転職に求める条件(仕事内容・社風・年収など)
そして、転職に求める条件については、必ず優先順位をつけておきましょう。
なぜなら、「全ての条件をMAXで満たす最高の転職先というのは存在しない」という前提で、いくつかの会社から1社を選ぶという「あなたの人生における重要な意思決定」をより合理的なものにするためには、判断軸の明瞭化が必要不可欠だからです。
例えば、フィーリングや人間への魅力に始まり、仕事のワクワク感や年収だけで決めてしまうと、そのときは深く考えていなかった他の要素(例えば、なかなか活躍できず評価がもらえない..など)によって、転職後に後悔をしてしまう可能性があります。
そのため、例えば以下のように、50代が転職先を決定する場合は慎重かつ丁寧に進めることをおすすめします。
社名 | やりたい仕事 | 活躍の確度 | 社風の相性 | 年収 | 企業ブランド |
A社 | ◎ | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ |
B社 | ◎ | ◯ | ◯ | ◎ | ◎ |
C社 | ◯ | ◎ | ◯ | △ | ◯ |
※もっと丁寧に行うなら、軸に重要度を付けて、◎〇△でなく点数による定量評価をして総合評価する方法があります。
Point-3. 自己分析・キャリアの振り返りを行う
転職の目的となりたい姿を考えたら、次は50代のあなたが持っているスキルや経験を含めた自己分析とこれまでのキャリアを振り返りましょう。
《重要な理由》
50代までどのようなキャリアを積み上げてきたのか、自分にはどんな仕事が合っているのかを知ることで、より自分自身にマッチした転職先を探すことができます。
また、企業に自分の強みをうまくアピールし、弱みをうまくカバーするためにも必要な作業です。
転職先に対して夢ばかりが膨らんでしまうと、いざ就職した時に思ったほどうまくいかなかったり、「実際に就職してみたら、自分には合っていなかった…」と後悔してしまうことがあります。
自己分析やキャリアの振り返りは、こうした転職の失敗を防ぐために、あなたが50代までに重ねてきたキャリアや特性に、正直に向き合うための作業です。
虚勢を張らずに、今の自分が持っているものや過去の経験を書き出すことで、本当に自分にマッチした転職先がどこなのかが見えるようになります。
《具体的な方法》
これまでのキャリアや取得している資格とともに、「転職の目的と将来像を考える」でご紹介したポイントを、紙に書き出してみましょう。
文字にすることで、自分の現在の状況や今後求められる行動などが明らかになり、書類作成や情報収集が行いやすくなります。
当サイトでは「プロ直伝!転職成功に導く自己分析4ステップ【シート付】」コラム内で、自己分析の方法をシート付きでご紹介しています。
このシートを使ってぜひ自己分析を行ってみてください。
Point-4. 転職に関わる情報収集を行う
将来ありたい姿を明確にして、50代までに積み重ねてきたスキルを棚卸しし自己分析ができたら、次は転職をするために情報収集をしましょう。
《重要な理由》
業界や職種の実情、市場の転職ニーズを知るために必要です。
自己分析やキャリアの振り返りが、自分の状況を客観的に整理するための方法だとすれば、情報収集は転職自体を客観的に把握するための作業といえます。
例えば、どんな転職先があるのか、実情はどうなっているのかなどを知ることで、50代からのキャリアにぴったり転職先を見つけましょう。
《具体的な方法》
ここでは以下の3つの方法を紹介します。
- 転職サイト・転職フェアを利用する。
- ビジネス特化型SNSを利用する。
- 口コミサイトを利用する。
では、以下にそれぞれ紹介していきます。
(1) 転職サイト・転職フェアを利用する
業界全般を知りたいのであれば、転職サイトや転職フェアの活用がおすすめです。
各業界・職種に関する情報を幅広く提供しているので、転職したい企業や業界が決まっていない人は、転職サイトやフェアをチェックしてみましょう。
転職サイト(求人掲載サイト)については選び方は特になく、とりあえずどんな求人があるかみたい方は業界最大手の『リクナビNEXT』を使えば十分です。
転職フェアの特徴や大手4社の比較については、「転職フェアを有意義にする3つのポイントと大手4社徹底比較」でご紹介していますので、こちらを参考に転職フェアを探してみてください。
(2) ビジネス特化型SNSを利用する
ビジネス特化型SNSを利用することで、転職に関わる情報収集もできます。
いきなり選考という形ではなく「気軽に話を聞きに行く」といったことから転職に関わる情報集をすることができます。
代表的なサービスとしては、「Wantedly」「Linkedin」があります。
(3) 口コミサイトを利用する
すでに転職したい企業がある程度決まっている場合は、「OpenWork」(5月23日よりVorkersから社名変更)などの口コミサイトを利用するのがおすすめです。
「OpenWork」は、実際にその会社で働いている(または働いていた)社員による口コミサイトです。
「組織体制・企業文化」「入社理由・入社後ギャップ」など、さまざまな観点からの口コミと評価が寄せられています。
受けたい企業まで決まっているなら、入社後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、ぜひチェックされることをおすすめします。
Point-5. 選考対策を徹底的に行う
受ける企業まで絞れたら、最後は50代のあなたが採用されるために必要な選考対策をして内定をもらいに行くだけです。
特に50代は書類選考通過率が若年層と比較して下がる傾向にあるため、書類選考を突破するための選考対策を優先的に行っていきましょう。
《重要な理由》
実際、私は転職エージェントとして3,000人以上の転職志願者を支援してきましたが、せっかくやる気や能力があっても、選考で落ちてしまう人を数多く見てきました。
いくら転職理由の整理や自己分析によって自分の軸を確立したとしても、理想の会社から内定をもらえなければ理想のキャリアは実現できません。
ご自身が思い描く理想のキャリアを実現するためにも、選考対策は徹底的に行う必要があります。
《具体的な方法》
書類対策と面接対策の2つが必要です。
一般的に、書類選考の通過率は25〜30%、面接通過率は30〜40%と言われていますが、事前準備をしなければ通過率が0%…もない話ではありません。
せっかく可能性があるのに、選考対策を怠ったことでお見送りにならないよう、事前準備は徹底的に行いましょう。
書類、面接それぞれの対策は、以下の記事にて詳しくまとめていますのでご確認ください。
50代が転職エージェントを利用する際に覚えておいた方がいいこと
50代で転職を検討して転職エージェントを利用する場合、以下2つのことを覚えておくべきです。
上記2つのことを転職エージェントを利用する前に覚えておけば、転職活動を始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔することを防げるでしょう。
順番に解説します。
年収が下がるケースもある
まずは、50代からの転職だと現職の年収よりも下がるケースがあります。
特に50代からの転職で経験やスキルが乏しかった場合、転職しやすい未経験者歓迎の求人を選ぶしか方法がなくなります。
そもそも中途採用を期待する企業は、将来性と即戦力の両方ある人を採用する傾向にあり、50代の人だと知識や経験があったとしても将来性がありません。
期待値が若い人よりも低くなるため、年収が今よりも下がってしまうのでしょう。
年齢で断られることがある
50代から転職エージェントを利用して転職活動を始める場合、希望条件に合う求人が無いと断られることが他の年代と比較して多くあります。
転職エージェント自体、案件を求職者に紹介する仕組みであり、紹介できる案件がなければサポートを断ります。
50代ともなれば、若い人よりも案件に限りがあるため、すぐに諦めず根気強く探すのが良いでしょう。
本記事の1章では、50代でも利用しやすいおすすめの転職エージェントをまとめているため、利用しやすい転職エージェントをもう一度確認することをおすすめします。
【図解】転職エージェント・転職サイト利用の流れ
本章では、転職エージェント・転職サイトに登録後、何が起こるのかをご紹介します。
転職エージェントと転職サイトで利用の流れが異なりますので、それぞれ見ていきましょう。
転職エージェント利用の流れ
転職エージェント利用の流れは以下の通りです。
順に見ていきましょう。
Step 1. まずは公式ページから登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。
登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。
例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。
正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。
Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る
登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。
事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。
- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。
※最初からアポイント調整に入る場合もあります。
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたが転職エージェントのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(日程・場所の都合が合わなければ電話面談になります。)
初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。
- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。
担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。
思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。
それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。
Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。
場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。
最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。
Step 6. 紹介された求人に応募する
選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。
自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。
求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職エージェント経由は圧倒的に有利です。
Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。
あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。
Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。
対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。
面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。
Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。
また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!
【図解】転職サイト利用の流れ
転職サイトでは担当者がつかないので、応募企業の選定から最終交渉まで全て自分で行う必要があります。
以下で、転職サイト登録後の流れについて確認していきましょう。
Step 1. まずは公式ページから登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。
登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。
例えば、「リクナビ」と検索するとリクナビの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。
正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。
Step 2. 求人を探す
転職サイトで求人を探すときには、必ず「マーケティング」「転勤なし」などのキーワードで検索しましょう。
というのも、その人に合った求人が見つけやすく、ミスマッチが起こりにくくなるからです。
そのため必ず、キーワードを入れて検索をかけるようにしましょう。
Step 3. 履歴書・職務経歴書を作成する
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を作成します。
履歴書と職務経歴書は混同されやすいですが、下記のような違いがあります。
履歴書 | 職務経歴書 | |
目的 | 内定後に保管するもの | 書類選考で使うもの |
内容 | 人事情報として保管する内容を書く | 書類選考に合格できる内容を書く |
書く分量 | JIS規格のものに従う | 必ず「2枚」で書く |
書き方 | PCでも手書きでもOK | 必ずPCで書く |
また、フォーマットはそれぞれ以下の通りです。
◆履歴書
◆職務経歴書
尚、履歴書・職務経歴書の書き方については、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
Step 4. 毎週10社以上に応募する
10社以上応募と言うと多く感じるかもしれませんが、求人型転職サイトの求人は基本的に全てネットに公開されているため、良い求人があると応募者が殺到し、倍率が高くなりやすいです。
例えば、非常に人気のある案件だと、求人をオープンしたその日に200〜300人は応募があることもあります。
そのため、書類選考通過が厳しく、その分、数多くの求人に応募する必要があるのです。
Step 5. 面接対策をする
転職面接は、大まかには下記の4ステップにわかれます。
ですので、それぞれのステップについて、何を答えるのか準備しておく必要があります。
転職面接でよく聞かれる質問については、下記からダウンロードできる「転職面接での質問例99選」にまとまっているので、ぜひダウンロードしてください。
尚、面接の各ステップの対策については、以下の記事を参考に行いましょう。
Step 6. 企業との面接を行う
面接では、笑顔を見せつつ端的に質問に答えるようにすることが大切です。
また、面接会場到着から面接終了まで、それぞれ細かいマナーがあるので、下記のページを読んで、一つ一つ具体的に理解を深めましょう。
Step 7. 退職手続きを行う
内定が出た後は、希望通り退職するための準備をする必要があります。
民法上は退職の意思を表明してから2週間で会社を辞められる事となっていますが、引き継ぎ等をきちんと行うことを考えると、退職を上司に切り出すのは、1〜2ヶ月前が望ましいです。
また退職は、基本的に以下の3ステップで行います。
退職を切り出した後は、後には引き返せないケースがほとんどです。
つまり、最初からしっかりと計画を立てなければ、後悔の残る退職になってしまう恐れもあります。
そのため、以下の記事を参考に知識を付けた上で退職手続きに臨みましょう。
【FAQ】50代転職でよくある疑問と回答
50代転職でよくある質問をまとめました。
- Q1. 50代におすすめの転職エージェントはありますか?
- Q2. 50代向けの求人は少ないのでしょうか?
- Q3. 50代の転職を成功させるには、どうすれば良いですか?
- Q4. 50代の転職成功率はどのくらいですか?
- Q5. 50代は早めに転職しないと状況が悪くなるのでしょうか?
- Q6. 50代での転職には、どれくらいの期間がかかりますか?
- Q7. 50代で未経験職種に転職するのは難しいのでしょうか?
- Q8. 50代の転職で有利になる資格はありますか?
- Q9. 50代からハイクラス転職は厳しいでしょうか?
- Q10. 50代が転職する時におすすめの相談先はありますか?
気になる部分はここで解決しておきましょう。
Q1. 50代におすすめの転職エージェントはありますか?
50代の方におすすめの転職エージェントは主にこちらになります。
50代で転職したい方におすすめの転職エージェントランキング
- 1位:JACリクルートメント
- 2位:パソナキャリア
- 3位:リクルートダイレクトスカウト
- 4位:アクシスコンサルティング
- 5位:Spring転職エージェント
- 6位:MS-Japan
- 7位:リクルートエージェント
- 8位:LIBZ
- 9位:dodaエージェント
- 10位:ロバート・ウォルターズ
どれも口コミ調査での評価が高く、転職を考えている方であれば、登録だけでもしておいて損はないでしょう。
当記事1章では上掲の6サービスを含む50代に強い転職エージェントランキングを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
Q2. 50代向けの求人は少ないのでしょうか?
50代のための求人は、他の世代と比較しても非常に少ないと言わざるを得ません。最大の理由は、50代を対象とした求人は、管理職向けのものが多いからでしょう。
管理職のポジションはそもそもポストが限られており、募集も少ないため、必然的に求人数は少なくなってしまいます。
さらに管理能力・マネジメントスキルなどのスキルを判断されるため、実績や経験が積んでいない人にとっては、転職の難易度は高くなってしまうのです。
Q3. 50代の転職を成功させるには、どうすれば良いですか?
転職活動を行う際に、以下の点を意識してみてください。
- 肩書を重視し過ぎない
- 希望条件の優先順位を決めておく
50代転職で最も避けるべきなのが、選択肢を自ら狭めてしまうことです。
肩書を重視しすぎたり、条件を細かくしすぎると、なかなか採用が決まらないことも考えられます。
求人を探す際は、肩書やポジションにとらわれすぎず、「なぜ転職をしようと思ったのか」「どのような職場であれば、自分は活き活きと働けるのか」を入念に考えておくことをおすすめします。
Q4. 50代の転職成功率はどのくらいですか?
50代の転職成功率は1~2割と言われています。近年中途採用する企業は増えてきているものの、年齢と比較して採用枠が少ないうえにライバルが多いため、転職の難易度は高いと言えるでしょう。
Q5. 50代は早めに転職しないと状況が悪くなるのでしょうか?
結論から言うと、状況はどんどん難しくなっていくことが予測されます。
極端な例ですが、同じスキルを持った「40代」と「50代」であれば、企業は長く働ける前者を選ぶでしょう。
転職する意思が強い50代は早めに行動に移すことをおすすめします。
Q6. 50代での転職には、どれくらいの期間がかかりますか?
多くの方が3~6ヶ月で転職先を決めています。
以下のデータは130名の転職コンサルタントにエン・ジャパンが実施した「年齢別にどれくらいの期間がかかる人が多いか」というアンケートの結果です。
50代の約7割は、3ヶ月以上の時間がかかっていることが分かります。
出典:エン・ジャパン
全体の4分の1は、半年以上かかっており、他の世代よりも長期化傾向にあると言えるでしょう。
Q7. 50代で未経験職種に転職するのは難しいのでしょうか?
可能ですが、簡単ではない上、ある程度選択肢が絞られることを覚悟する必要があります。
というのも、未経験かつ50代を歓迎している求人自体が少ないからです。
参考程度に、50代男性未経験の求人が多い職種をご紹介します。
- 営業職
- 介護職員
- タクシードライバー
- 警備員
- 清掃員
- 工場作業員
これらの仕事は、特別なスキルが不要、人手不足が続いているといった特徴があります。
Q8. 50代の転職で有利になる資格はありますか?
参考程度に、50代の転職で有利になる資格をご紹介します。
- 行政書士
- 1級FP技能士
- 中小企業診断士
- 証券アナリスト
- 宅地建物取引士
- TOEIC(860点以上)
- 介護福祉士
- 宅地建物取引士
- 管理業務主任者
- ビル設備管理技能士
ただし、資格以上に経験や実務で使えるスキルの方が重要であるという前提は理解しておきましょう。
資格の勉強のために時間を費やしすぎて、「転職活動に時間を割けない」「現職で実績を残せていない」ということになると、逆に転職で失敗する可能性が高まってしまいます。
Q9.50代からハイクラス転職は厳しいでしょうか?
結論から伝えると、50代からのハイクラス転職は不可能ではありません。
ただし、現実的には厳しいです。
なぜなら、そもそも50代がターゲットの求人は多くないため、自分の年収に見合った企業を探しにくい傾向があります。
高度な技術やスキルなどを持っている50代であれば、転職エージェント経由でハイクラス向けの求人に応募できるようになります。
難度は高いので、もし50代の転職でハイクラス転職を目指しているのであれば、年収ダウンの転職も想定しておく必要があるでしょう。
Q10. 50代が転職する時におすすめの相談先はありますか?
50代の転職に関する相談先は、50代からのマンツーマン転職スクールである『ライフシフトラボ』がおすすめです。
『ライフシフトラボ』は、キャリアに迷う50代のための転職パーソナルトレーニングであり、50代が定年後も持続的なキャリアを形成するために必要なライフプランの相談ができます。
自分に向いている仕事がわからない、書類選考が通らない、スキルのアピールができないといった悩みを抱える50代におすすめの転職サービスです。
5,000人を超える50代の転職を支援してきた実績とデータをもとに開発した転職メソッドをもとに、同世代のトレーナーが転職をサポートします。
これまでの実績やスキルの活かし方を知り、企業にどうアピールできるかを学ぶため、あなたが強みとするべきポイントと出会うことが可能です。
たった60日間で キャリアプランニングから職務経歴の棚卸し、応募活動・面接対策までをまとめて支援してもらえます。
転職に関する相談先がほしい50代は、ぜひ『ライフシフトラボ』に登録・相談することをおすすめします。
50代におすすめの転職エージェントまとめ
いかがでしたか?
50代の転職で成功するために必要なことは、自身のキャリアにあった転職エージェントを複数社登録して、良い転職エージェントに出会うことです。
まずは今回ご紹介した中から数社登録して、気軽に話を聞いてみましょう。
50代におすすめの転職エージェント | サービスの特徴 |
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1位:JACリクルートメント 公式サイトを見る 詳細を見る |
公開求人数:約2.5万件|満足度:4.3 エグゼクティブ転職実績No.1の転職エージェント 外資系・日系企業ともに50代の転職に強い 総合営業職 ハイクラス50代後半外資系 エージェント求人検索 |
2位:パソナキャリア 公式サイトを見る 詳細を見る |
公開求人数:約4.9万件|満足度:4.2 50代におすすめの管理職求人多数! ハイクラスな女性転職にも強い 総合営業職事務マーケティング製造 キャリアアップ管理職女性 エージェント求人検索 |
3位:リクルートダイレクトスカウト 公式サイトを見る 詳細を見る |
公開求人数:約42.6万件|満足度:4.2 リクルート運営のヘッドハンティングサービス 50代向けのハイクラス求人とマッチングしやすい 総合コンサル金融経営企画・戦略 ハイクラス50代後半 スカウト求人検索 |
4位:アクシスコンサルティング 公式サイトを見る 詳細を見る |
求人数:非公開|満足度:4.1 50代がコンサルタントへ転職する際におすすめ! キャリアアドバイザーの質が高く、サポートも充実 コンサルタント ハイクラスキャリアアップ エージェント求人検索 |
5位:Spring 転職エージェント 公式サイトを見る 詳細を見る |
公開求人数:約3.2万件|満足度:4.1 提案力が高く求人とのミスマッチが起こりにくい 50代のキャリアを踏まえて正確なアドバイスをもらえる 総合営業職事務マーケティング ハイクラス エージェント求人検索 |
6位:MS-japan 公式サイトを見る 詳細を見る |
公開求人数:1万件|満足度:4.0 管理部門や士業へ転職したい50代におすすめの転職エージェント スペシャリスト人材のサポート実績が豊富 総合管理部門士業 ハイクラスキャリアアップ エージェント求人検索 |
7位:リクルートエージェント 公式サイトを見る 詳細を見る |
公開求人数:約63.8万件|満足度:4.0 50代の求人数がトップクラスのおすすめ転職エージェント! キャリアアドバイザーの質が高く、サポートも充実 総合営業職事務マーケティング ハイクラスキャリアアップ未経験 エージェントスカウト求人検索 |
8位:LIBZ 公式サイトを見る 詳細を見る |
求人数:非公開|満足度:4.0 ニューノーマルに活躍したい50代の女性におすすめの転職エージェント 期待される役割を知った上で転職できる 総合営業職事務 キャリアアップ管理職女性 エージェント求人検索 |
9位:dodaエージェント 公式サイトを見る 詳細を見る |
公開求人数:約18.8万件|満足度:4.0 50代のキャリアアップにおすすめの転職エージェント 大手ならではの選考対策が強み 総合営業職事務マーケティング建設運輸・運送 キャリアアップ未経験 エージェント求人検索 |
10位:ロバートウォルターズ 公式サイトを見る 詳細を見る |
公開求人数:約1,785件|満足度:3.9 ハイクラス求人として飛躍したい50代におすすめ グローバル転職に最も強い転職エージェント 総合営業職事務 ハイクラス外資系日系グローバル企業 エージェント求人検索 |
※求人数:2023年10月1日時点
あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。