【完全版】プロが教える抜群に好印象な職務経歴書の書き方

職務経歴書 書き方

転職活動を始めようとして、「職務経歴書の書き方」に悩んでいませんか?

「たかが書類選考でしょ?」と深く考えずに職務経歴書を書いてしまい、「採用担当者が例文転用を見破って、書類選考で落ちてしまった…」「面接で掘り下げて聞かれ、しっかり考えていない事が露呈してしまった…」と失敗した人はとても多いのです。

しかし、転職活動で使う職務経歴書には「人事にアピールする事ができる」書き方のノウハウとコツがあります。

このページでは、転職コンサルタントとして、数多くの職務経歴書を添削し、転職者を成功に導いてきた知見と経験をもとに、本質的な「合格する」職務経歴書の書き方をご紹介します。

  1. 職務経歴書に書く内容を考える自己分析4ステップ
  2. 職務経歴書に必ず書くべき5つの内容と書き方の全ポイント
  3. 職務経歴書を書く上でよくある2つの疑問

このページと、リンクしているページを読み、実践していただければあなたの職務履歴書はグッと良くなり、転職成功への道が開けるでしょう。

1. 職務経歴書に書く内容を考える自己分析4ステップ

1-1. 「職務経歴書」に自己分析が必要な2つの理由

職務経歴書を書きたいのに、なぜ自己分析から始める必要があるのですか?

上記は、私が転職コンサルタントとして数々の職務経歴書対策を支援する中で、応募者から何百回と受ける相談です。「職務経歴書の書き方について、ノウハウやコツを教えてください」とお話される皆さんの気持ち、とても良く分かります。

しかし、私はそのような質問を受ける度にまずは自己分析から始めましょう!」と強くお答えしています。以下に、「転職成功」にこそ自己分析が必要である理由を2つお伝えします。

Ⅰ. 書類選考に合格するため

職務経歴書には、職歴以外に自己PRや志望動機など採用担当者にアピールする項目を書く必要があります。

まずは自分自身を振り返って、「自分はどんな仕事にワクワクするのか?」「自分がアピールできる強みは?」について考えましょう。Web例文のパクリだと、採用担当者に見破られ書類選考を通過しないので注意ください。

Ⅱ. 面接選考に合格するため

もし書類選考に合格しても、その後に待っている面接を通過しないと内定は得られません。

面接は主に職務経歴書に書いてある事を中心に進められるので、自分がしっかり伝えたい自己PRや志望動機を書いていないと、面接でボロが出てしまう事になります。

(2)自己分析を進める4ステップ

自己分析とは「自分を知る」作業。自分の事は誰よりも自分が分かっていると思いがちですが、転職活動のための自己分析は「振り返り」→「Will」→「Can」→「Must」の4ステップで行う事をお薦めします。

自己分析4ステップ

転職コンサルタント:「必ず、キャリアの振り返りから始めよう」

まず初めに、あなたのキャリアを振り返りましょう。自己分析を始めると、何から考えば良いか混乱してくるものです。キャリアの振り返りが十分に出来ていると、その後Will/Cam/Mustを考えるネタが生まれ、自己分析がスムーズに進みますよ。

転職コンサルタント:「Canの前に、Willを考えよう」

転職本・転職サイトの多くには「面接に合格するため、まずあなたのスキル=Canを書き出しましょう」とありますが、これは大きな間違いです。皆さんは「面接合格」するため転職活動するのでなく、「転職成功」のためですよね。「なぜ転職したいのか?」「どんな人生を歩みたいのか?」というあなた自身のWillを考える事こそが、転職成功の一歩目になります。

転職コンサルタント:「CanとMustは、両面から考えよう」

Canは「あなたの得意な事」、Mustは「志望企業の求めている事」。どちらかが片手落ちだと転職活動はスムーズに進みません。Can・Must両方ぴったり合う企業を探す事が、転職面接に合格する大きなポイントです。本ページでは、フレームワークを使ってCan・Must両面から考える事をお薦めしています。

もっと詳しく自己分析のやり方を知りたい人は
プロ直伝!転職成功に導く自己分析4ステップ【シート付】および「グッドポイント診断」で自己分析・職務経歴書の質を上げる6ステップのページに具体的な例とともに詳しくまとめています。ぜひ参考にしてください。

2. 職務経歴書に必ず書くべき5つの内容と書き方のセオリー

職務経歴書_編年体式_サンプル

この章では、転職コンサルタントがお薦めする職務経歴書フォーマットに従って、書くべき内容とコツをお伝えします。職務経歴書のフォーマットが必要な方は、「転職成功にベストな職務経歴書フォーマット・テンプレート」にダウンロードできるサンプルを載せていますので参考にしてください。

2-1. 職務要約

職務要約は、職務経歴書の初めに必ず書く文章で、職務経歴書の要点を記載します。忙しい採用担当者が職務要約を見る時間は「1枚5秒」程度だと言われており、短い文章でしっかり自己PRする事が大切です。

短い文章で自己PRできる職務要約を書くポイントは、「客観的な事実を伝える事」「具体的な数字や成績を入れる事」「文字数は200~300文字程度でまとめる事」の3点です。職務要約の書き方を詳しく知りたい応募者の方は、「“5秒で伝わる”職務要約の正しい書き方と職業別5つの事例」を参考にすると、採用担当に伝わる職務要約を書くことができます。

2-2. 職務経歴

職務経歴で一番スタンダードな形式である”編年体”の職務経歴は、新卒入社から現在に至るまで順を追って自身のキャリアを書いていきます。入社に始まり、研修・配属・異動・昇進などの節目をポイントとしながら、必要に応じて箇条書きにするなど、分かりやすく表現していきましょう。

「担当業務」だけでなく「営業スタイル」「主な仕事」「実績」といった自己PRに繋がるポイントを盛り込んでアピールすると、より合格する職務経歴書になりますよ。

ポイント:経歴の長い方は「逆年代順式の編年体」がおすすめ
直近の経歴を一番上に書き、下に行くにつれて過去にさかのぼっていく形式が「逆年代順式」です。40代以上など経歴が長い方は、逆年代順式もお薦めです。
ポイント:ある能力や経験をPRしたい人は「キャリア式」がおすすめ
最もPRしたい職務経歴を中心にPRし、他の職歴は簡単な記載に留める方法が「キャリア式」です。「異動や転職回数が多く、キャリアが幅広い人」や「技術職などのスペシャリスト」など、ある能力や経験を強調してPRしたい方に向いている方式です。

2-3. 活かせる経験・知識・能力

応募する企業や職種で活かす事ができる経験・知識・能力を、ピックアップして記載してください。ピックアップするものが少なすぎるのは「PRしたいものが無いのか」、多すぎるのは「自身の強みを整理できていないのか」と評価されてしまうので、3~5点ほどに絞る事をお薦めします。

普通自動車免許の資格は記載すべきか?
上記の質問を応募者から受ける事がありますが、私は「応募する企業や職種で活かせる資格ですか?」と聞くようにしています。もし活かす事ができないようであれば、特に記載しなくてOKですよ。

2-4. 自己PR

自己PRのフレームワーク

自己PRは、職務経歴書の中で最も大切な項目で、あなたの強みを採用担当者に印象付けるための文章です。強みがしっかり整理され、また分かりやすい結果と言葉で伝えられる事が求められます。

採用担当者に好印象な自己PRを書くセオリーは、「PR」「仕事内容」「結果」「得た強み」「企業に貢献できる事」の5つのフレームワークで書く事です。自己PRの書き方を詳しく知りたい方は、受かる職務経歴書の自己PR|誰でもすぐ書ける6ステップ、または「グッドポイント診断」で自己分析・職務経歴書の質を上げる6ステップをご参考ください。

2-5. 志望動機

ステップ

志望動機は、受検する企業に対してあなたのやる気をPRするための文章です。「単に好き」と伝えるだけでなく、その根拠を整理して伝える事が求められます。

採用担当者に好印象な志望動機を書くセオリーは、「応募企業に惹かれている理由」「事業・ポジションに惹かれている理由」「応募企業・事業・ポジションに貢献できる根拠」のステップで書く事です。志望動機の書き方を詳しく知りたい応募者の方は、「事例でわかる職務経歴書で完璧な志望動機を考える3ステップ」をご参考ください。

3. 職務経歴書を書く上で良くある2つの疑問

3-1. 「職務経歴書は、手書き?」

職務経歴書と履歴書、手書きで書いた方が良いのでしょうか?それともPCで書くべきでしょうか?

これは、転職応募者の皆さんから良く受ける相談です。「Webの記事だと、手書きがいいと言う人とPCでいいと言う人がいて…」と悩まれているようです。この質問に対して、私は下記のように明確にお伝えしています。

  • 職務経歴書は必ずPCで書くこと
  • 履歴書は手書きでもPCでもOK

「職務経歴書は必ずPCで書く」理由

採用担当者「Web上で見るため、職務経歴書はPCで書いて欲しい」

職務経歴書は「ビジネス文書」であり、転職コンサルタントや採用担当者・現場面接者が見て書類選考に使う書類になります。

3者間の共有はメールやWebを通じて行われます。もし手書きの職務履歴書が送られてくると、採用担当者は書類をPDF化して共有しなければいけません。短い時間で見やすいように、また文書をWeb上で保管しやすいように、採用担当者はPCで書いた職務経歴書を好みます。

「職務経歴書をPCで書くメリット」や「手書きで書くと落とされる業界」など、もっと詳しく知りたい方は、「職務経歴書は手書きかPCか?正しい判断基準と書き方のコツ」を参考にしてくださいね。

3-2. 「職務経歴書は、何枚ぐらい?」

職務経歴書は何枚で書けば良いのですか?Web記事では「1~3枚程度」とアドバイスされることが多いのですが…

これも、転職応募者の皆さんから良く受ける相談です。この質問に対して、私は下記のように明確にお伝えしています。

  • 職務経歴書は必ず2枚で書くこと

職務経歴書「1枚」「3枚」はNG

「1枚」がNG理由:PRが十分に出来ない

採用担当者「1枚では、志望動機・自己PRが十分に伝わってこない

私がお会いする多くの採用担当者は、「書類選考は職務経歴書を見て判断する」と言いますが、職務経歴書に書く内容は「職務要約」「経歴」「志望動機」「自己PR」と多岐に渡ります。1枚に絞ろうとすると、最もPRしたい「志望動機」や「自己PR」を十分に書く事ができず、書類選考で落ちてしまう残念な結果になってしまいます。

「3枚」がNGな理由①:分量が多くて読み辛い

採用担当者「3枚だと、応募者が言いたい事が伝わってこない

採用担当者は多くの職務経歴書を短い時間で読み、面接に呼び込む応募者を選ばなければなりません。「伝えたい事をコンパクトにまとめる」事もビジネススキルの一つです。PRしたい事が多くあったとしても、2枚にまとめるようにしましょう。

「3枚」がNGな理由②:書類の印刷・保管が面倒

採用担当者「3枚だと、2in1で印刷する時に保管が面倒になる

多くの企業では「ペーパーレス化」が進んでおり、社内文書の印刷を2in1で行う事が常識となっています。履歴書は人事保管用に実物サイズで残す事が多いですが、職務経歴書は書類選考に使われるため、2in1で1枚に収まるよう、2枚で書く事を心掛ける事をお薦めします。

「職務経歴書を2枚に抑えるコツやノウハウ」など、もっと詳しく知りたい応募者の方は、「職務経歴書で最適な枚数とは?正しい理由と4つのポイントを参考にしてくださいね。

さいごに

職務経歴書の書き方について、ポイントやノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

何度もお伝えしますが、「たかが書類選考でしょ?」と手を抜いて書く応募者が大変多くいらっしゃいます。ぜひ、「自己分析をしっかり行う事」「書くべき内容をしっかり守る事」を守って、採用担当者に伝わる職務履歴書を作成してくださいね。

また、上記以外についても職務経歴書や履歴書でお困りの方は、転職エージェントに聞くのが手っ取り早くおすすめです。その際は無料で上手く転職エージェントを利用しながら簡単に職務経歴書を作成する方法をまとめた『職務経歴書の添削に強いおすすめ転職エージェントと活用法』をご参考ください。

※転職エージェントを利用する際の注意点

転職エージェントは完全無料で使えますが、あなたが内定・転職すると企業側から多額の報酬(提示年収の30%前後)を受け取っていますので、言葉巧みに転職へ誘導してきます。

彼らの営業トークにのせられて焦って転職先を決めてしまうことだけは避けてください。

リクルートエージェント』のような大手エージェントは本気で転職を検討していればおすすめですが、担当のノルマも厳しいため注意しないと営業トークにのせられます。

転職検討段階やまだまだ悩んでいるという方は、商売っ気が少なく親身に相談にのってくれる『DODA』や『パソナキャリア』のような中堅エージェントがおすすめです。

転職活動中はとなりの芝は青く見えるものですから、注意しながら次の可能性を探して下さい。

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。