保健師からの転職におすすめの仕事は?資格を活かした転職のポイントを徹底解説

「保健師から転職したい」
「転職先はどこが良いかな」

と考えていませんか。

結論、保健所以外で転職するには、例えば以下のような職場がおすすめです。

  • 企業の医務室・健康保険組合
  • 大学や専門学校
  • 総合病院やクリニック、訪問看護ステーション

この記事では、保健師・看護師の資格を活かせるおすすめの転職先と、転職を成功させるポイントについて解説します。

  1. 保健師からの転職におすすめの就業先
  2. 保健師から転職する理由
  3. 保健師からの転職で失敗しないコツ
  4. 保健師からの転職におすすめの転職サイト
  5. 転職サイトをより効果的に利用する7ポイント
  6. 【図解】転職サイト利用の流れ

この記事を読めば、保健師から転職して良いのかという悩みが解決し、後悔しない判断ができるようになるでしょう。

1. 保健師からの転職におすすめの就業先

保健師の資格を活かせるおすすめの転職先は複数あり、それぞれ異なる特徴があります。

そこで、保健師からの転職におすすめの就業場所をご紹介します。

では、見ていきましょう。

1-1. 企業の医務室・健康保険組合で働く

産業保健師とは企業の医務室や健康保険組合で働く保健師のことであり、主に定期健康診断の実施や、うつ病などのメンタルヘルスに関する病気のケアを行います。

他の職場と比較して、体力的・精神的負担が少ないことが多いため、保健師の中でも人気の職場です。

産業保健師の求人例

出典:メディヴァ

産業保健師は、以下のように幅広い業務を1人で行うため、保健師の経験が豊富な方が好まれます。

  • 健康診断のデータ管理
  • 職場内で発生した怪我・病気の治療
  • 休職者や長時間労働者との面談
  • 社員への保健指導(過重労働・メンタルヘルス対策)
  • 職場視察・安全衛生委員会への出席

大企業で働くことが多く、昇給とともに高い給与を得られる傾向にあるため年収600~700万円を目指すこともできます。

そのため「保健師としての実績がある」「今よりも安定して多く稼ぎたい」という方におすすめの就業先です。

病院保健師から産業保健師に転職してQOLが向上した

口コミ・評判

匿名さん(30歳・市中病院→産業保健師)
4年間ほど市中病院で経験を積んでから産業保健師に。決算期前は社員が頑張りすぎて保健室も大忙しですが、夜勤はないためQOLが向上しました

出典:マイナビ看護学生

1-2. 大学や専門学校で働く

学校保健師は大学や専門学校(一部の私立小中学校)で働き、学生や職員の怪我の応急処置・病気予防のアドバイスを行います。

また近年では若年層のメンタルサポートへの関心も高まっており、人間関係の悩み・就職活動に対する不安などに適切なアドバイスをすることも大切な仕事のひとつです。

実際に、転職サイト看護のお仕事で保健師の求人を検索すると、以下のような看護学院の求人がありました。

学校保健師の求人例

出典:看護のお仕事

「人に教えるのが好き」「子どもたちの気持ちに寄り添い、肉体面・精神面での健康を守りたい」という方には、学校保健師として働くことがおすすめです。

学校保健師になるために必要な資格は保健師資格のみですが、養護教諭の免許を取得しておくとより幅広い求人に応募できるでしょう。

子どもの成長を見守る、やりがいのある仕事

口コミ・評判

匿名さん(38歳、学校保健師)
小学校の養護教諭として働いています。不登校児が想像以上に増えており、そのサポートには神経を遣いますが、ご両親や関係各所と連携しながら子どもの成長を見守る、やりがい十分な仕事です

出典:マイナビ看護学生

1-3. 総合病院やクリニック、訪問看護ステーションで働く

病院保健師は総合病院やクリニックなどの施設で働く保健師のことであり、主な仕事は患者に対する健康指導です。

病院数が多いこともあり、病院保健師の割合は6.2%と行政保健師に次いで従事している人が多い職業です。(出典:厚生労働省)

近年では生活習慣病やうつ病の予防に取り組む病院が増えているため、規模の大きな総合病院・精神科を筆頭に、病院保健師の需要が高まっています。

病院保健師の求人例

出典:看護roo!

「地域の方々の健康指導に関わりたい」「成人病などの予防に取り組みたい」という方は、病院保健師で働くことを検討してみるのも良いでしょう。

病院によってはシフト交代で保健師も夜勤に入るケースがあり、夜勤手当を受け取れる可能性もあるため、事前に確認することをおすすめします。

1-4. 地域包括医療センターで働く

地域包括医療センターとは、地域の高齢者・ご家族が健康に生活できるよう、サポートをする施設のことです。

保健師の業務内容としては、高齢者の介護サービスの相談に応じてケアプランを作成したり、健康診断の受診を促したりすることが挙げられます。

地域包括医療センターの求人例

出典:マイナビ看護師

地域包括医療センターでは、経験が少ない保健師でも採用されるケースが多いため、いずれは産業保健師として働きたいという方でも、キャリア形成という意味では大きなメリットといえるでしょう。

看護師から地域包括医療センターの保健師に転職し、満足している

口コミ・評判

匿名さん (23歳)
地域包括医療センターは簡単に言うと、医療介護福祉に関する高齢者向けの相談窓口です。公務員として行政で働くという選択肢もあったんですが、それなりに安定しつつも自分の裁量でいろいろ企画などもできそうな半官半民の職場を選びました。今のところマイナスなギャップは全くなく、毎日楽しみながら働いています!

出典:ジョブメドレー

1-5. 治験医療機関で働く

病院や専門施設で行われる治験をサポートする仕事である治験コーディネーターでは、看護師資格・看護師経験を活かすことができます。

また、保健師の業務を通して得た事務処理能力や薬・疾患の知識も活かせるでしょう。

治験コーディネーターは、治験の準備(書類作成や情報管理)や治験者への説明、採血などの業務を担います。

夜勤や休日出勤もなく、給与も高めに設定されていることが多いため、人気の高い就業先です。

治験医療機関センターの求人例

出典:看護のお仕事

求人数もそれほど多いわけではないので、こちらも入念な情報収集が欠かせません。

1-6. 献血ルームや検診センターで働く

献血ルームや検診センターなども、看護師・保健師資格を活かせる就業先の一つです。

看護業務である事前検査や説明に加えて、保健師として特定保健指導や面談を6:4あたりの比率で行います。

突発的な事態に対応するケースはほとんどなく、基本的にはルーティンワークです。

献血ルーム・検診センターの求人例

出典:看護のお仕事

「慌ただしい病院ではなく、落ち着いた雰囲気・環境で働きたい」という方にはうってつけの職場といえるでしょう。

1-7. 看護師に転職(復職)することも可能

保健師から看護師として転職するという選択肢もあります。

復職する際は、以下のメリット・デメリットを把握した上で、転職を検討すると良いでしょう。

メリット
  • 実際に患者の治療を行うため、より達成感を感じられる
  • 事務仕事よりも実務が多く、自分のスキルを多く活かせる
  • 夜勤がある分、給与が増える可能性がある
デメリット
  • 夜勤があり、身体的負担が増える(特にブランクがある場合)
  • 職場の人数が多く、人間関係のトラブルが多い
  • プライベートの時間を確保しづらい
  • 仕事のプレッシャーが大きい
  • 夜勤をしなければ、給与が減ってしまう

また、将来保健師として復職したとしても、看護師としての臨休経験を業務に活かすことも可能です。

看護師経験もある保健師さんは頼もしい

口コミ・評判

匿名さん
私は、保健師は看護師としての臨床経験を積んでから保健師になれば良いのに…と思ってました。経験から違った見方や、視点も出来てもっと保健師という仕事に自信が持てるのではないでしょうか。看護師経験もある保健師さんなんて…私は頼もしいと思います。

出典:看護roo!

ただ、デメリットも多く存在するため「臨休経験を積みたい」という方も、保健師から看護師への転職は慎重に検討しましょう。

2. 保健師から転職する理由

この章では、そもそも保健師から転職する理由について解説します。

先に転職のコツについて知りたい方は3章「保健師からの転職で失敗しないコツ」をご確認ください。

それぞれ見ていきましょう。

2-1. 仕事において孤独感を感じる

保健師は職場内の配置人数が少なく、一人で行う業務が多いため、孤独感を感じている方が多いです。

困った時に同じ目線で相談できる相手がいなかったり責任が全て自分一人にのしかかってきたりするため、ストレスを抱えやすいといえます。

地域包括支援センターの保健師は孤独で、日々不安と戦っている

口コミ・評判

匿名 さん
うっすら地域包括保健師のつながる場の必要性ついて思ってたんだけど、 1人配置などで孤独にがんばる保健師さんから、定期的にDMいただいており、 あぁこの方たちをつなげるべきだと、 直感的に理解した。

出典:Twitter

また行政保健師の場合、3年で異動になることが多いため、人間関係を築くのが難しいという側面もあります。

2-2. コロナの影響で、日々電話対応に追われている

コロナの影響で感染者の入院調整・体調確認などの電話対応に追われるため、保健所からの転職を考える方もいらっしゃいます。

多くの仕事に追われ、過労死ラインを超える

口コミ・評判

匿名 さん
住民からの電話相談や入院先の調整、自らも感染の恐れがある感染者の搬送など、数多くの仕事に追われている
「このままなら(残業が月80時間の)過労死ラインを超える職員が続発する

出典:朝日新聞

このように、保健所はデータ報告をFAXでしているなど体制が不備な部分もあり、人手不足であることから、疲弊している従業員が多いのです。

2-3. やりがいを感じられない

看護師のように治療などを行うのではなく、予防するという仕事であるため、達成感を感じにくくやりがいを見失った方も多いです。

実際に以下の口コミの通り、感謝されることが少なすぎることから、看護師として働いていた頃を懐かしむか方もいらっしゃいます。

看護師として働いていた頃に比べ、感謝される機会が少ない

口コミ・評判

匿名さん
今病気で気持ちも心も弱っている患者さんを相手にしていた看護師時代と、健康な人や一見健康そうだけど実は受診や支援が必要な人、受診や支援が本格的に必要になる前にフォローしておきたい人を相手にしていた保健師時代。全然違う。 看護師は感謝されることが多く、保健師は恨まれることが多い

出典:Twitter

また産業保健師の場合、産業医アシスタント的な仕事が多いため、保健師としての知識を十分に活かせず、仕事にやりがいが少ないという声も見受けられます。

3. 保健師からの転職で失敗しないコツ

「転職で失敗したくない」とお考えの方は多いでしょう。

そこで、保健師からの転職で失敗しないための3ポイントをご紹介します。

では、順に紹介していきます。

3-1.転職したいと思った原因を正しく分析する

転職活動において、あまり深く考えずに転職サイトの待遇の良い求人に手当たり次第に応募する方がいます。

しかし、転職活動を始める前に、なぜ転職したいと思ったのか、どのような職場環境で働きたいのかを徹底的に分析すべきです。

理由は以下の2点です。

  • 転職活動時に退職理由は必ず聞かれるから
  • 正しく分析をしないと、自分に合わない職場に転職してしまう恐れがあるから

以上のことから、転職を考える保健師の方は職場選びに細心の注意を払うべきです。

自己分析をする際は、『プロ直伝!転職成功に導く自己分析4ステップ【シート付】』をぜひ参考にしてみてください。

3-2. 転職活動は半年前(10月・3月)に始める

転職活動は半年ほどの期間をみておくと成功しやすいため、産業保健師に転職する場合、転職活動は10月か3月に始めることをおすすめします。

というのも、産業保健師は4月と9月に採用が行われるケースが多いからです。

半年前から前もって準備しておくことで、月2件面接に行くことを想定すると10回以上面接をする機会があります。

なお、学校保健師や病院保健師などの場合、空きが出た時に採用が行われており転職時期が読めないため、小まめに求人票を確認しておくと良いでしょう。

3-3. 転職サイトを活用する

保健師から転職する際は、自力で職場の選択肢を探すのが難しいため、転職サイトを活用することを推奨します。

なぜなら、転職サイトを使うことで自力では辿り着けなかった選択肢が見つかる可能性が高いからです。

保健師の求人は入手難易度が高く、ほとんどが看護師転職サイトにおける非公開求人として扱われています。

また、転職サイトは以下のようなサポートをしてくれるため、必要書類や面接で他の保健師との差別化を図ることができるでしょう。

転職サイトがしてくれること

  • 転職先の施設の情報を提供してもらえる
  • 好条件の非公開求人も紹介してもらえる
  • 面倒な手続きを代行してくれる
  • 無料でキャリアカウンセリングをしてもらえる
  • 面接対策や書類添削をしてもらえる

転職活動で面倒なことは、すべて自分の代わりにやってくれるので、負担を軽減することができます。

4. 保健師からの転職におすすめの転職サイト

数ある転職サイトの中から、以下を基準に、「利用者からの満足度の高い看護師向け転職サイト」をピックアップしました。

転職サイト選定基準
  1. 求人数 …総求人数が多いほど、理想にぴったりの求人を見つけやすい
  2. 利用者満足度(提案&サポート力) …利用者の口コミをもとにサービスの質を評価。優秀なキャリアアドバイザーに担当してもらえれば、理想の職場を提案&手厚いサポートが期待できる

利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、おすすめの転職サイトは、以下の通りとなりました。

転職サイト求人数|総合満足度
1位
看護roo!
56,292件|◎4.3
利用者満足度96.3%、看護師さんからの人気No1の転職サイト。細かい条件で求人が探しやすく、面接対策&サポートも手厚い。
2位
看護のお仕事
127,801件|○3.8
総求人数トップレベル!累計40万人以上の利用者がいる転職サイト。LINEで最新の求人情報が得られるなど、気軽に転職活動ができる
3位
マイナビ看護師
54,830件|◎4.1
求職者のペースに合わせたサポートが強み。全国22箇所に相談会場があり、地方在住者も来社相談しやすい

※求人数2021年12月更新

この記事では3サイトに厳選しています。より詳しく知りたい方は、『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』を参考にしてください。

1位.看護roo! | 看護師さん利用者満足度No.1

看護roo!の特徴

  • 利用者満足度96.3%
  • 公開求人56,292件+非公開求人も多数
  • 面接同行や選考対策など手厚いサポート

看護roo!』は、転職経験のある看護師さんから最も選ばれている、人気No1の転職サイトです。

登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人も多数保有しており、細かい条件を組み合わせて仕事探しができるので、希望にぴったりの求人を見つけることができるでしょう。

30年以上に渡る転職支援実績のある株式会社クイック(東証一部上場企業)が運営するサービスであるため、信頼と実績も十分で、面接時に希望者には専任の女性スタッフが同行してくれるなど、きめ細かいサポートも魅力的です。

こんな看護師さんにおすすめ

  • みんなが使っていて、実績豊富な人気のサイトを利用したい
  • 給与や条件、人間関係などが良い職場情報を知りたい
  • はじめての転職で不安なのでプロに相談したい

公式サイト
https://kango-roo.com

2位.看護のお仕事 | 求人多数で選択肢の幅が広い!

看護のお仕事

看護のお仕事の特徴

  • 累計利用者数40万人以上
  • 友だちに勧めたい転職サイトランキングNo.1
  • 総求人数は127,801件と転職サイトトップレベル

看護のお仕事』は、求人数がトップレベルの転職サイトです。

キャリアアドバイザーが、病院や施設を訪問して直接取材を行っており現場のリアルな情報を詳細まで把握しているため、「人間関係や施設の雰囲気はどうか」「子育て中の看護師が働きやすい環境か」などの情報を踏まえて、最適な提案をしてもらえます。

また、LINEで「新着求人情報が届く」「担当のキャリアコンサルタントに相談できる」など、気軽に転職活動ができる点も魅力的です。

こんな看護師さんにおすすめ

  • できるだけたくさん求人が見たい
  • 職場の雰囲気や内部情報を知りたい
  • 気軽に求人探しがしたい

公式サイト
https://kango-oshigoto.jp

3位.マイナビ看護師|ペースに合わせて転職できる

マイナビ看護師の特徴

  • 看護師認知度4年連続No1の定番転職サイト
  • 求人数は5万件以上
  • 大手マイナビならではの情報ネットワークも強み

マイナビ看護師』は、大手人材企業マイナビが運営する定番の転職サイトです。

数週間で内定を目指す「スピード転職」や、数ヶ月に渡ってゆっくりと職場を探す「じっくり転職」など、求職者の都合に合わせたスピード感でのサポートをしてくれます。

そのため、「ゆっくりと考えたいのに連絡が煩わしい」「早く転職したいのにサポートが遅い」といったミスマッチもなく、自分のペースで転職活動を進められるでしょう。(面接の日程調整なども、キャリアアドバイザーが代行してくれます)

こんな看護師さんにおすすめ

  • なるべく早く次の仕事を見つけたい
  • 数ヶ月かけて余裕を持って転職活動したい

公式サイト
https://kango.mynavi.jp/

5.看護師転職サイトをより効果的に利用する6ポイント

看護師転職サイトは、以下のポイントを押さえておくことで、より効果的に利用できます。

サイト利用のポイント

どのサービスを選ぶかと同じくらい、どうやって活用するかも重要です。利用前にそれぞれのポイントを押さえておきましょう。

point-1.登録前に「担当者との連絡方法」を確認する

転職サイトに登録する前に、担当者(キャリアコンサルタント)との連絡方法を確認しておきましょう。

連絡方法は主にメール・電話・LINE・ビデオ通話などのツールが用いられます。どのツールをメインで使うかはサイトによって異なります。「自分が連絡を取りやすい形でやり取りできるか」という視点は、スムーズに転職活動を進める上で大切です。

転職経験者の話では、「メールやLINEなどテキストでのやり取りが楽で良い」という意見が多数派でした。「電話で話をするのが苦手」「休みの日に連絡してほしくない」という方は、メールやLINEでのやり取りが可能なサイトを選びましょう。

なお、看護師さんからの評価の高い大手サイト(看護roo!看護のお仕事マイナビ看護師)は、いずれも電話・メール・LINEから、希望の連絡方法を選べます。派遣会社利用の場合は、電話のみというケースが多いようです。

point-2.希望条件をしっかりと伝える

担当者との面談の際は、時間をかけて、希望条件をしっかりと伝えましょう。

希望の働き方や条件を具体的に伝えるのはもちろん、「転職に対する想い」「将来的なキャリアビジョン」などもしっかりと伝えておいてください。

キャリアコンサルタントは、二人三脚で転職活動を進めるパートナーのような存在。そのため、両者が同じゴールを見据えていることが何より大切です。

「転職に対する想い」「将来的なキャリアビジョン」がしっかり伝わっていれば、担当者は希望条件の背景まで先読みして、本当に知りたかった情報を教えてくれたり、キャリアの可能性を広げるような提案をしてくれたりします。

一方で、双方の認識がズレていると、自分の求める病院と提案される病院の方向性が一致せず、時間と手間だけがかかってしまいます。

point-3.転職時期は最短可能な日程を伝える

転職サイトに登録すると、「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と質問されます。特に決まった時期がなければ、「できるだけすぐに転職したい」と伝えておきましょう。

直近で転職を考えている看護師ほど、積極的にサポートしてもらえるからです。転職サイトは、看護師を病院・施設に紹介し、その仲介料で収益を上げるビジネスモデルなので、転職意欲が高い人を優先する傾向があります。

ただし、働きながら転職活動をする場合は、現実的に退職が可能な時期(引継ぎが終わるタイミング)も併せて伝えておいてください。

point-4.経歴やスキルは正確に伝える

経歴やスキルは正確に伝えるようにしてください。曖昧にしたままでは、適切な提案を受けられません。診療科目や病院の規模、具体的な担当業務は誤解のないよう伝えておきましょう。

【例】
診療科目:内科、消化器内科
病床数:一般200床
担当業務:消化器疾患のケア(消化器官の早期がんに対する内視鏡治療など)

もし内容に偽りがあった場合は、担当者からの信用を失うリスクもあります。

point-5.紹介された病院の口コミをチェックする

転職後に後悔しないためにも、紹介された病院の口コミを事前にチェックしておくのも大切です。

もちろん、病院の良い面・悪い面、リアルな内部情報は、転職サイト経由であらかじめ把握できます。ですが場合によっては、転職サイトの担当者が病院の悪い面を正しく把握していないケースもあるのです。

口コミサイトはいくつかありますが、その中でも特におすすめなのが、40万件以上の口コミが投稿されている『ナスコミ』と、病院ランキングなどが表示される『medico』です。

いずれも口コミを投稿することで閲覧ポイントを獲得できるものなので、やや労力はかかるものの、事前にリアルな口コミを知ることで、ブラックな職場を避けられます。

point-6.複数の転職サイトを併用する

複数の転職サイトを併用することで、スムーズな転職が可能になります。あまり多すぎると連絡がわずらわしくなるので、利用サイトは2~3つがベストです。

複数併用することで、以下のようなメリットがあります。

複数利用のメリット

  • 各サイトの非公開・独占求人にアクセスできる
  • 応募先の選択肢が増える
  • 担当者を比較し、最も相性の良い人にサポートしてもらえる
  • 異なる視点のアドバイスをもらえる

特に各サイトの非公開・独占求人にアクセスできるのは、かなり魅力です。

非公開求人は、一般的な求人情報サービスでは公開されていない求人。独占求人は、その転職サイトからしか応募できない求人のこと。いずれも、条件が良く好待遇であることが多い。

複数のサイトを利用すると、条件の良い求人情報を得られ、より理想に近い職場を見つけやすくなります。

6.看護師転職サイト利用の流れ

転職サイトを使ったことがない方に向けて、利用の流れを分かりやすく解説します。

転職サイト利用の流れ

Step1.登録後、担当者から連絡が来る

まずは転職サイトの公式ページから登録を行います。やるべきことは、氏名や生年月日を入力するだけ。どのサイトも、登録は1分程度で完了します。

登録完了後は、数日以内に電話・メールでサイトの担当者から連絡が来ます。転職希望時期や志望職種などを大まかに質問されますが、事前に準備などをする必要はありません。

初回の連絡は数分程度で終わります。その際、次のステップであるキャリアカウンセリングの日程調整などを行います。

Step2.キャリアカウンセリングを受ける

転職をサポートしてくれるキャリアコンサルタントと、一対一で面談(キャリアカウンセリング)を行います。

面談といっても、2021年時点は、ほぼ全てのサイトで電話やビデオ通話を用いてオンラインで実施されます。都市部在住で、近隣に拠点のあるサイトを利用する場合は、対面面談も選択可能です。

キャリアカウンセリングでは以下のような話題で話を進めていきます。

キャリアカウンセリングの内容

  • 現在の転職市場について
  • これまでの職歴や身につけたスキル
  • 転職を決めた理由
  • 転職先に希望する条件
  • 将来的なキャリアビジョン

キャリアカウンセリングでは、転職支援のプロから客観的な意見をもらいながら、転職活動の方向性を定めていきます。自身の考えを整理できる良い機会なので、じっくり時間をかけて行いましょう。

Step3.求人を紹介してもらう

面談の内容に合わせて、キャリアコンサルタントが職場を厳選して紹介してくれます。

自分で探す手間が省けるので、転職活動を効率的に進められます。非公開求人・独占求人の中からニーズに合ったものを提案してもらえるのも、転職サイトならではの利点です。

Step4.応募書類の添削を受ける

応募先の病院が決まれば、書類の作成を行います。応募書類は主に履歴書と職務経歴書の2つ。希望者は、添削を受けることもできます。はじめて転職する方で書き方が分からない場合は、積極的に添削してもらうようにしましょう。

Step5.求人に応募する

書類が完成したら、転職サイト経由で求人に応募します。

その際、キャリアコンサルタントが推薦文を添えてくれることがあります。推薦文は、応募書類からは伝わりづらいあなたの魅力を、代わりに伝えてくれるものです。どんな内容を書いてくれているのか確認もできるので、気になる方は担当者に尋ねてみてください。

書類選考に通過したら、次は面接へと進みます。書類選考期間は病院次第ですが、目安として1~2週間程度と想定しておきましょう。

Step6.面接対策を受ける

希望者は面接対策を受けることもできます。特に、転職サイトと病院がもともと深い関係を築いている場合は、「面接官はどんな人なのか」「どのような質問をされるのか」などを事前に把握できます。これも、転職サイトを利用するメリットの一つです。

なお、面接日の調整なども転職サイトが代行してくれます。

Step7.選考に通過した場合は病院で面接を行う

書類選考が通過したら、採用面接を受けます。面接回数は1回であることが多いです。

転職サイトを利用した場合、キャリアコンサルタントが同行してくれるケースもありますが、2021年現在、面接は最小限の人数を指定される場合も多く、1人で受けることを想定しておいたほうが良いでしょう

採用の場合は、雇用条件などを最終確認し、問題なければ承諾しましょう。入職の日程などは、担当者が間に入って調整してくれます。これで転職活動は終了です。

さいごに

ここまで保健師から転職する理由と、おすすめの転職先についてご紹介してきましたが、いかがでしたか。

転職サイトを利用するとより効率的に転職活動を行えるので、保健師からの転職をお考えの方は是非登録をおすすめします。

あなたの転職がうまくいくことを願っています。