40代薬剤師で転職する方法は?失敗しないためのコツや注意点を徹底解説

薬剤師が40代で転職を考えていると

「40代だと転職は難しいのだろうか」
「給与が大幅に下がってしまわないか不安」

という疑問や不安があるでしょう。

結論として40代を募集対象とする求人は非常に多く、他業種に比べて転職することは比較的容易です。

とはいえ、適切な方法で転職活動を行わないと、失敗を招く恐れがあるでしょう。

本記事では、転職のプロとして多くの薬剤師をサポートしてきた私が、40代からの転職を成功させ、給与を上げるためのポイントを紹介します。

  1. 薬剤師は40代でも転職可能!
  2. 40代薬剤師転職の失敗事例
  3. 40代の薬剤師の転職難易度は希望する転職先によって異なる
  4. 40代薬剤師|転職成功のための3つのポイント
  5. 40代薬剤師の転職をサポートしてくれるおすすめ転職サイト
  6. 40代薬剤師が転職でキャリアアップするためにおすすめの方法3選
  7. 【FAQ】40代薬剤師の転職でよくある疑問と解答

この記事を読めば、より良い転職活動を行うことが出来るでしょう。

薬剤師500名が選んだ人気の転職サイト

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1. 薬剤師は40代でも転職可能!

結論、薬剤師資格を持っているのであれば、年齢問わず転職は可能です

特に管理薬剤師など経験が求められる求人は、若手よりもキャリアを重ねた40代の方が有利であるためです。

また、有効求人倍率を比較すると、薬剤師や医者は約1.75倍であり、全体が0.94倍であることと比較すると、2倍近くの数値であることも理由といえます。

有効求人倍率比較 薬剤師

出典:厚生労働省「職業別一般職業紹介状況」

これを踏まえて、40代でも薬剤師が転職しやすい理由は以下2点です。

  1. 資格が求められる薬剤師は、人数が少ない
  2. 薬剤師が足りていない職場はまだまだある

それぞれ詳しく説明していきます。

1-1. 資格が求められる薬剤師は、人数が少ない

多くの薬局は人手不足の状態にあり、約76%が「薬剤師の採用に困っている」と回答している調査結果があるくらいです

(出典:CBニュース調査

口コミ・評判

匿名 (44歳)

旦那の転勤と共に住所が変わったので、より家から通いやすい薬局を探して転職をしました。

最初は、40代からの転職だったので、難航するかと思ったのですが、1~2個受けただけで簡単に内定が決まりました。

実際に、薬剤師仲間の何人かも40代から転職している人も多いので、他職種に比べると薬剤師は転職しやすいのではないでしょうか。

出典:アンケート

このように、資格自体に高い価値のある薬剤師は、40代になっても転職に成功する人がいます。

1-2. 薬剤師が足りていない職場はまだまだある

薬剤師が働くことができる場所はとても多い上に、そのだいたいで、人手不足が続いています。

特に薬剤師の不足が問題となっているのは主に次の3つの業界です。

  • ドラッグストア(出店数に薬剤師の数が追い付いていない)
  • 調剤薬局(登録販売者で代替が利かず、需要が継続して高い)
  • 病院(高齢化により調合が必要な患者が増え、依然として薬剤師が足りていない)

この3つだけで、薬剤師の就職先の74%を占めます。

このように、薬剤師を必要としている業界、現場は数多く存在します。

また、薬剤師の約半数が30~40代のため、人材確保に必死な各業界が30~40代を募集対象から外すことはまずありません。

そのため、40代だからといって募集対象から外れることは少なく、転職しやすいといえます。

ただ、転職しやすいとはいえど、次のような失敗ケースもあるため、油断は禁物です。

2. 40代薬剤師転職の失敗事例

薬剤師は専門職で人手が足りていないため、転職が容易である傾向が強いですが、以下のような失敗事例があります。

  1. 経験が足りず、活躍できなかった
  2. 思ったよりも年収が上がらなかった
  3. 人間関係がひどかった
  4. 労働環境が過酷だった

では、それぞれ見ていきましょう。

※その前に40代からの転職で失敗したくない方向けの転職サイトを知りたいかたは『40代薬剤師の転職をサポートしてくれるおすすめ転職サイト』をご覧ください。

2-1.経験が足りず、活躍できなかった

40代で転職に成功したものの、業務の変化に追いつけず、『思ったように活躍できない』と悩む方が一定数います。

特に、製薬企業から薬局へ転職した場合などに、調剤業務に慣れず苦難するケースがあるようです。

口コミ・評判

匿名(42歳)
教育システムが整っている大手ならまだしも、個人や数店舗しかない薬局なら調剤しながらの指導なので、3週間で一人で出来るようにならなければ難しいと思います。
40歳過ぎての初心者は、非常に厳しいです。 35歳で6年ブランクの方でも2か月経ってもままなりません。
大手の研究員で早期退職などされて初めて調剤薬局に来られる方でも、1か月で退職される方がほとんどです。
処方箋を読む事が出来ないんです。 多分一人前になる前に、精神的に乗り越えられないんだと思います。

出典:yahoo!知恵袋

このように、調剤経験がないまま他種の就業先に転職してしまうと、より働きやすい環境を求めて転職してきたのに、かえって働きにくくなってしまうことがあります。

2-2. 思ったよりも年収が上がらなかった

40代での転職では、年収が必ず上がるといった保証はありません。

むしろ下がることのほうが多いです。

口コミ・評判

匿名(42歳)
キャリアップを目的にはじめての転職活動を12月ごろにしたのですが、期待年収をいただけるところは少なかったです。
20代の頃から一つの薬局に勤めあげて、管理薬剤師の経験もあり、もう少しもらえるかと思っていましたが、意外とそう変わりませんでした。
結果として、転職することは辞めましたが、また機会があれば挑戦しようかとは思っています。

出典:アンケート

このように、40代になりキャリアや一定の役職を得ている場合は、大幅UPは期待しづらいでしょう。

関連記事:40代薬剤師の平均年収は?雇用形態別の違いと給与を増やす4ポイント

2-3. 人間関係がひどかった

ご存じの通り、少人数で長時間同じ職場で働く薬剤師は、人間関係が合わなくても、距離を取れないので、対人関係にストレスを感じる方が多いです。

特に、人間関係は求人票から知ることができないために、入社してから人間関係で予想していないトラブルがあったというケースもあります。

口コミ・評判

匿名(41歳)
ドラッグストアから調剤薬局へと転職しました。転職したはいいものの、陰口が多く新人はなかなか打ち解けにくい雰囲気…
電話応対などを行っている際もクスクスと笑われ、非常に仕事がしづらいです。

出典:アンケート

転職先ではキャリアや経験関係なく「新参者」として扱われるため、職場次第では嫌がらせを受ける可能性もあります。

薬局長からのパワハラや、ひどいときには『いじめ』に発展する可能性もあるのです

2-4. 労働環境が過酷だった

薬剤師は人手不足の業界であるため、必然的に一人当たりの業務量が多い傾向にあります。

そのため、『転職してみたら、とてつもないブラックだった』というケースがよくあります。

口コミ・評判

匿名希望(44歳)
MRとして製薬会社に勤めており、薬剤師として調剤業務を経験したいと思って調剤薬局に転職しました。
仕事が面接時に聞いていたものよりずっとハードで疲れてしまいました。
朝は9:00出社ですが、薬局長の指示で8:30には集まり、朝の会~掃除をします。
帰りは薬歴の処理や機械のメンテナンスなどがあり、家に着くのは10時過ぎが多いです。休みの日は寝てばかりです。
できれば退職してしばらく休みたいです。

出典:アンケート

ほかにも「募集要項に書いていない業務を急に任された」「休みの日に無休で講習会を入れられた」というケースは薬剤師の転職でありがちです。

このような失敗を回避するためにも、次章では40代の薬剤師が転職を成功させるための3つのポイントについて解説していきます。

3. 40代の薬剤師の転職難易度は希望する転職先によって異なる

40代薬剤師が転職をする場合、希望の転職先よって転職の難易度や傾向が異なります

  1. 調剤薬局
  2. ドラッグストア
  3. 病院
  4. 一般企業

順番にご説明しますので、興味のある転職先をぜひチェックしてみてください。

3-1. 調剤薬局

調剤薬局(調剤併設ドラッグストアを含む)へ転職は比較的容易であり、希望する場合は調剤経験を重視されます

それまでに調剤経験があると即戦力になりやすく、給料や労働条件の交渉を有利に進めやすいでしょう。

また、管理薬剤師やエリアマネージャーの経験があると、管理職としての転職が可能です。

しかし、一言で管理薬剤師と言っても、病院などの他業種で薬剤師として勤務していた場合は、一般薬剤師からスタートするため必要でしょう。

これは、薬局の業態や業務内容を含めた全体を理解して初めて、管理職としての役割が務まるためです。

3-2. ドラッグストア

ドラッグストアへの転職は、調剤薬局と同様に転職がしやすいでしょう。

未経験での採用活動を行っている企業も多く、これまでのキャリアに関係なくチャレンジがしやすいです。

これまでの経験から、臨機応変なお客さまへの対応力は若い世代よりも秀でている可能性があります。

ただし、40代でドラッグストア転職を目指す場合、「これまでの自分の経験が100%正しいとは限らない」という前提を持つことは重要でしょう。

若い世代との違いを認め、新たに何でも吸収しながら積極的に取り組むという姿勢が大切です。

3-3. 病院

40代薬剤師が病院への転職を希望する場合、正直なところ大病院や急性期病院は非常に厳しく、年齢により不採用となる可能性が高いです。

これは、病院薬剤師の年収が低い傾向にあることが大きな原因であり、若い世代の方が給与の低さを受け入れやすいためと言えます。

また、病院は夜勤や当直があるため、体力面においても若い薬剤師が好まれやすいのです。

40代を過ぎてから、どうしても病院薬剤師として転職したいと考えた場合、慢性期病院や精神科病院、中小病院の求人に応募することで、病院薬剤師として転職できる可能性が高まります。

特に急性期病院とくらべて慢性期病院は応募がしやすく、病院未経験の薬剤師が40代で入職を希望した際に受け入れられる可能性があるでしょう。

3-4. 一般企業

最後に一般企業への転職を希望する場合に、問題なく転職ができるのは医薬品卸売業で、これは医薬品卸の管理薬剤師として、物流に関わる仕事です。

また、製薬会社を含むその他企業を希望する場合、薬剤師資格を持たない人と同じ土俵で勝負することになるため、40代での応募は20代・30代と比べると面接に通りにくい傾向があります。

一般企業への転職の場合、薬剤師資格を保有しているだけでなく、他の経験やスキルが注意深く見られることが理由です。

「英語を扱える」「マネジメント経験がある」など別の一般企業でキャリアを積んだ人であれば転職に挑戦してみると良いでしょう。

4. 40代薬剤師|転職成功のための3つのポイント

ここまで説明したように、40代での転職は一定のリスクがあるので、慎重に行うべきです。

特に、以下3点を意識してください。

ここにあるように、過去の経験ともとにして、自分が活躍できる職場を探すことによって、満足のいく転職を実現することができるようになるでしょう。

では、それぞれについて解説していきます。

4-1.まずは今までの経験を振り返る

これまで述べてきた通り、40代からの転職は

  • スキルや資格
  • これまでの就業経験と実績

という2点を重点的に評価されます。

それぞれ以下の通りです。

薬剤師としての資格(一例)
  • 「指導薬剤師」⇒これから増加が見込まれる後進の育成ができる
  • 「認定薬剤師」⇒かかりつけ薬剤師に必須
  • 感染制御専門薬剤師」⇒院内感染対策チームの一員として病院への転職が有利に
薬剤師に必要なスキル
  • 「危険察知能力」⇒飲み合わせなど疑義照会を行い、安全に投薬するスキル
  • 「コミュニケーションスキル」⇒患者の容体などの情報を聞き取り、アフターケアを行うために必要なスキル

ほかにも、非常に取得が難しいですが「がん治療専門薬剤師」「薬物療法指導薬剤師」などの資格があれば、スペシャリストとしてほかの転職希望者と専門性で大きく差をつけることができます。

一方で、薬剤師に必要なスキルの一つであるコミュニケーションスキルは、研修シールなどを集める必要がないスキルです。

自分がどのようなスキルや知識を持っているのか分析し、それを採用担当にアピールできるかどうかが重要です。

4-2. 一人で判断しない方がいい

前述した「目に見えないスキル」に関して、自分自身で長所だと思っているところでも、果たして自分固有のスキルなのか、希望先のニーズに合っているかを一人で判断することは非常に困難です。

また、自分自身が長所ではないと思っているところでも、採用側から見ると魅力的である可能性もあります。

そのため、自分一人で判断するのではなく、ドラッグストアや薬局などで実際に働いている人、または現場で求められているスキルを多く知っている人に協力してもらい、自分の希望と能力にマッチした転職先を探すことが望ましいです。

4-3. 転職のプロに相談する

現場で求められているスキルについての知識や、就業先の雰囲気や志向などの募集要項だけではわからない部分のサポートを受けられるのが転職サイトです。

転職サイトは、転職相談・求人紹介を専門に扱っており、求職者と求人側の希望をマッチングさせて、お互いの希望に沿うような求人案件を紹介してくれます。

また、慎重に採用を行いたい企業や好条件の非公開求人も多数保有しているのです。

40代の薬剤師が自身のキャリアを活かしてより好待遇の職場へ転職する際には必須となるでしょう。

これらの内容を踏まえて、次章では転職活動を有利に進めるための転職サイトをご紹介します。

5. 40代薬剤師の転職をサポートしてくれるおすすめ転職サイト

数ある転職サイトの中から、以下を基準に、「利用者からの満足度の高い薬剤師向け転職サイト」をピックアップしました。

転職サイト選定基準

  1. 求人の数
    …総求人数が多いほど、理想にぴったりの求人を見つけやすい
  2. 利用者満足度(提案&サポート力)
    …利用者の口コミをもとにサービスの質を評価。優秀なキャリアコンサルタントに担当してもらえれば、理想の職場を提案&手厚いサポートが期待できる

利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、おすすめの転職サイトは、以下の通りとなりました。

転職サイト 求人数|総合満足度
1位.
薬キャリエージェント
約60,000件|◎4.3
薬剤師さんからの利用満足度No1(※エムスリーキャリア調べ)の転職サイト。求人の質の高さや、丁寧なキャリアヒアリングが高評価
2位.
ファルマスタッフ
約51,000件|○3.9
調剤薬局の求人数・量ともに業界トップクラスの転職サイト。20年以上に渡る転職支援実績があり、サポート力も高い
3位.
マイナビ薬剤師
約46,000件|○3.8
マイナビグループのネットワークを活かした圧倒的な求人数が魅力の転職サイト。地方在住の方もおすすめ

※求人数:2024年5月7日更新

※この記事では3サイトに厳選しています。より詳しく知りたい方は、『薬剤師500人が選ぶ転職サイトおすすめ比較!口コミ評判&求人数ランキング』を参考にしてください。

1位.薬キャリエージェント | 総合満足度No1、実績豊富で利用者満足度95%(※エムスリーキャリア調べ)

薬キャリ

『薬キャリエージェント』は、総合満足度No1の薬剤師転職サイトです。
(※薬剤師ポータルサイトにて19社中、年間登録者数No.1(2015年3月エムスリーキャリア調べ)

運営会社のエムスリーキャリアは、15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていることもあり、サポート力や薬剤師転職ノウハウには信頼があります。

また、病院や医療施設などに強いコネクションを築いており、人気の高い転職先である調剤薬局や病院の求人数は業界1位、(※エムスリーキャリア調べ)調剤薬局では業界3位と、他サービスを圧倒する求人数・質を誇ります。

業種・年齢・地域問わず、転職を考えるすべての薬剤師におすすめです。

公式サイト:
https://agent.m3career.com/

2位.ファルマスタッフ | 調剤薬局と派遣の求人が豊富

ファルマスタッフ』は、大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師転職支援サービスです。

特に調剤薬局の求人は、数・量ともに業界トップクラスです。薬局への転職を検討している方は、登録必須の転職サイトと言えるでしょう。正社員求人だけでなく、派遣求人も多く扱っています。

20年以上にわたる転職支援実績があり、蓄積されたノウハウを得られる点も大きな魅力です。

薬剤師転職では、どういった点をアピールすればよいのか、調剤薬局への転職を成功させるにはどのように準備しておけば良いのか、など具体的な方法を知ることができるでしょう。

公式サイト:
https://www.38-8931.com/

3位.マイナビ薬剤師 | 親身なサポート体制に高評価

マイナビ薬剤師

※マイナビのプロモーションを含みます。

『マイナビ薬剤師』は、転職業界大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職サイトです。

マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅しており、54,673件の求人を掲載しています

また、転職サポート力に定評があり、応募者との「面談」に力を入れているという点も特徴的です。

親身にアドバイスをしてくれるため、はじめての方でも安心して転職活動を進められるでしょう。

全国の主要都市に支店を持っており、地方在住の薬剤師の方にもおすすめです。

公式サイト:
https://pharma.mynavi.jp/

※マイナビのプロモーションを含みます。

※マイナビのプロモーションを含みます。

6.40代薬剤師が転職でキャリアアップするためにおすすめの方法3選

多くの40代薬剤師が転職の際に気にするポイントのひとつは、給与です。

ここでは、40代薬剤師が転職と同時に給与をアップするためにおすすめの方法とご紹介します。

  1. 急募の管理薬剤師求人に応募する
  2. 専門薬剤師の資格を取得する
  3. ドラックストアへ転職する

お読みいただき、ぜひ検討してみてください。

6-1. 急募の管理薬剤師求人に応募する

年収アップにおすすめする方法の1つ目は、急募の管理薬剤師求人に応募することです。

40代薬剤師はキャリアを積んできた場合が多く、管理薬剤師としての転職が大いに可能となります。

また、管理薬剤師は年間を通じて募集がありますが、その中でも特に「急募」の管理薬剤師求人は高給与が期待できるでしょう。

これは、管理薬剤師が1店舗に1人必要であること、新規出店や急な退職による穴埋めが必要など、高い給与を出しても急いで採用したいという企業側の意図があります。

中には年収700万円を超える求人もあり、年収面でさらに高みを目指したいという方におすすめです。

6-2. 専門薬剤師の資格を取得する

年収アップしたい方におすすめする方法の2つ目は、専門薬剤師の資格を取得することです。

専門薬剤師の資格を保有している場合、転職活動時に資格手当の交渉をするとよいでしょう。

手当として月5万円程度、年間約60万円を受け取れる可能性があり、その分の年収アップが望めます。

資格取得には時間を要するため、将来的に年収を上げたい方は早めに動き出すか、資格取得を支援している企業へ転職することがおすすめです。

6-3. ドラックストアへ転職する

最後におすすめする方法は、全体的に高年収であるドラッグストアへの転職です。

ドラッグストアの40代平均年収は他の就業先と比較して高水準であり、給与アップが期待できるでしょう。

これは、ドラッグストアが慢性的な人手不足に加え、薬以外の日用品等も多く取り扱っていることで、診療報酬改定の影響を受けづらく、経営が安定しやすいためです。

そのため、調剤薬局や病院勤務の方は、転職するだけで給与アップが見込めるといえます。

未経験採用をしているドラッグストアも多いため、転職先のひとつとして検討すると良いでしょう。

7.【FAQ】40代薬剤師の転職でよくある疑問と解答

薬剤師は専門職であり、一般的な転職のノウハウとは異なる点が特徴です。

この章では、40代の薬剤師によく寄せられる以下の3つの質問に回答していきます。

順番に見ていきましょう。

Q1. 転職によって年収はどう変化しますか?

志望者のスキルによって変化します。管理薬剤師の経験がある人は、ない人に比べて月収が5万円程度高いです(人事院調べ)。

また認定薬剤師などの資格手当てがある場合は、月当たり1万円程度支給される場合が多いでしょう。

出典:人事院

転職サイトではなるべく希望者に沿った形で求人を紹介するため、福利厚生なども重視し、あなたが一番働きやすいであろう就業先を紹介してくれます。

Q2. 未経験やブランクがある人でも薬剤師を始められますか?

資格さえあれば可能です。実際に以下求人票にも『※ドラッグストア業界未経験』とあるように、未経験の薬剤師も一部の企業では積極的に採用しています。

出典:マイナビ薬剤師

このように、未経験や、大きなブランクがあったとしても就業できるチャンスが十分あります。

Q3. 薬剤師の売り手市場はいつまで続きますか?

高齢化による医療関係の需要は継続的に増加するために、しばらくは売り手市場が続くでしょう。しかし、日本はOECD加盟国の中でもトップクラスに薬剤師・薬学部卒業生が多く、将来的に薬剤師の数が飽和するともいわれています。

人口1000人あたりの薬学生の数

出典:OECD

このような状況に鑑みるに、転職を希望している際は売り手市場であるうちに早めに済ませておくことをおすすめします。

8.さいごに

40代薬剤師の転職は、今までの経験や資格・スキルによって成功率が大きく異なります。

自分の希望に沿った求人を効率よく探すためにも、以下の転職サイトに登録し、プロの力を借りながら転職活動をすることがおすすめです。

※マイナビのプロモーションを含みます。

あなたの転職活動の成功を陰ながら応援しております。