26歳は転職のチャンス?未経験にキャリアチェンジできる?プロが教える後悔しない人生の第一歩

26歳 転職

「26歳で転職って、タイミング的にどう?」「今はやめといた方がいいかな」と考えていませんか?

結論から言うと、26歳は積極的な転職活動をおすすめできる時期です。

基本的な社会人基礎力が身についていて、かつ伸びしろがあると判断される年齢だからです。

そういった20代後半の人材を求めている企業は実に多く、正しい手順を踏んで行動すれば、理想の転職先が見つかるでしょう。未経験の職種でも十分転職可能な年齢です。

この記事では、数多くの転職をサポートしてきた私が、26歳の転職がベストな理由や採用側の背景、具体的な転職活動の方法など余すことなく解説します。

  1. 26歳は転職にベストなタイミング【3つの理由】
  2. 26歳で転職するべきかどうかの判断基準【転職のメリット・デメリットを天秤にかける】
  3. 26歳の転職で最初にやるべき3つのこと
  4. 26歳の転職で採用確率を高める5つのポイント|【自分=商品】と捉えるのが鍵
  5. 初めての転職なら転職エージェントの利用が効果的
  6. 若手の転職におすすめの転職エージェント一覧
  7. 26歳の転職でよくある質問

全て読めば、26歳の自分が転職活動に踏み切れば良いか判断でき、具体的に何をすれば良いか分かります。

1. 26歳は転職にベストなタイミング【3つの理由】

結論から言うと、26歳は初めての転職に適したタイミングと言えます。理由は以下の通りです。

詳しく説明します。

理由①.「ポテンシャル」と「実務経験」の二つの武器を持つ年齢だから

26歳が転職に適している一番の理由は、「ポテンシャル」と「実務経験」の二つの武器を持つ年齢だからです。

26歳は、第二新卒(22~25歳)より少し上の年齢になりますが、それでも全世代の中ではかなり若年層です。そのため、「ポテンシャル(将来の伸びしろ)」が評価対象になります。前職の経歴にやや懸念点があっても、「将来性を加味して採用しよう」と考える企業は珍しくありません。

更に、若年層とはいえ入社して3年程度の実務を経験していることで、即戦力であるというアピールもできます。

中途採用は原則として「即戦力採用」です。企業は「○○の仕事をすぐにしてくれる人材が欲しい」と考えて求人を出しており、そのニーズに実務経験内容がマッチすれは、3年の経験であっても十分に採用が見込めます。

このように、26歳は「ポテンシャル」と「実務経験」という、選考に有利な二つの武器を持つ年齢と言えます。

他の年代と有利さを比較

第二新卒
(22~25)
26~29歳30代以降
ポテンシャル×
実務経験×

26歳以降(20代後半)転職は、第二新卒と比べると実務経験がある分有利になります。

また、中途採用は即戦力採用なので、当然経験豊富な30代以降が有利ですが、30代を超えるとポテンシャルなどを評価してもらえません。そのため、これといった実績がない場合、転職がかなり厳しくなりやすいです。

これに対して26歳以降(20代後半)は、多少経験が不足していても、ポテンシャルも加味して評価してもらえて採用につながるケースがあります。

このように、他の世代と比べても、かなり良いタイミングであると言えます。

理由②.これまでの経験をもとに自分の適性・キャリアの方向性を判断できるから

26歳は、入社してから今までの経験をもとに、自分の適性・キャリアの方向性を判断できるタイミングでもあります。

実際に仕事をしていく中で、

  • 自分がどういうときにモチベーションが上がるのか
  • 得意と言える業務内容は何か
  • 将来はどうなっていたいと思うか(新卒の頃と実際働いてみての違い)

が鮮明に見えてくることもあるのではないでしょうか。

入社して1~2年だと、経験不足ゆえに向き不向きなどの判断は難しいですが、26歳となると仕事の全体像が見えてくる頃なので、自分を見つめなおせるでしょう。

実際の社会人経験をもとに、キャリアの方向性を定められるので、より理想の働き方に近づけます。

理由③.未経験の職種へのキャリアチェンジもまだ間に合う時期だから

26歳は、未経験の職種へのキャリアチェンジ(例:営業→SE)も可能な年齢です。

前述の通り、実務経験がなくてもポテンシャルや将来性を評価してもらえる年代だからです。

実際に、未経験者の採用基準は、社会人4年目以上の人でも「熱意・ポテンシャル」を一番重視するという調査結果もあります。

「社会人4年目以上の未経験者」でも同様に「熱意・ポテンシャル」「入社意欲の高さ」の順に高いが、「仕事に対する理解度」を採用基準とする割合が「第二新卒者」と比べて高くなっている。

出典:株式会社マイナビ「中途採用業務の実績調査

また、選考時に転職理由を聞かれた際も、これまでの実務経験(具体的なエピソードなど)をもとに説明できるので、説得力が増します。

口コミ・評判

未経験職種への転職理由の例
前職では営業事務を担当しました。清算システムの導入により業務効率が改善したことからITツールに興味を持ち、自分でも勉強し、簡易的なプログラムを組んで業務改善に取り組みました(これまでの実務経験)。その経験から、本格的なシステム開発に携わりたいと考えるようになり、技術職へのキャリアチェンジを決めました。

全く違う仕事へ転職を考えているなら、26歳というタイミングでの転職活動をおすすめできます。

キャリアチェンジは早い方が良い

未経験職へのキャリアチェンジは、早いタイミングで行うことをおすすめします。理由は以下の3点です。

  • 若手の方が人件費がかかりにくい
  • 企業も、同じ未経験なら若手の方を採用したいと考える
  • 歳重ねると生活水準も上がっていく(年収を下げづらいので妥協できず、良い求人があっても応募できない)

正直なところ、26歳から全く未経験の仕事に転職するのは、タイミングとしてはやや遅めとも言えるので、キャリアチェンジを考えているなら積極的な転職活動を推奨します。

本章のまとめ

ここまでは、以下の理由から26歳が転職に適した時期である旨を説明しました。

  • 「ポテンシャル」と「実務経験」の二つの武器を持つ年齢だから
  • これまでの経験をもとに自分の適性・キャリアの方向性を判断できるから
  • 未経験の職種へのキャリアチェンジもまだ間に合う時期だから

ただそうはいっても、なかなか転職に踏み切れない方も多いはずです。まだまだ若年層に分類される年齢なので、転職活動が上手くいかない人もいます。

そこで次章から、26歳の今転職すべきかどうかをの判断基準を、転職のメリット・デメリットを比較しながら解説していきます。

2. 26歳で転職するべきかどうかの判断基準【転職のメリット・デメリットを天秤にかける】

26歳の転職では、当然ながらメリット・デメリットがあります。まずはその双方を比較してみます。

メリットデメリット
  • 新しい仕事や環境にチャレンジできる
  • 早いタイミングでキャリアの方向性を修正できる
  • 今より良い労働環境で働ける可能性がある
  • 給与アップは実現しづらい
  • これまでのキャリアが一旦リセットされる
  • 一般的には早期離職なので、転職活動が長引きやすい

26歳での転職をおすすめできる人

メリット・デメリットを踏まえると、以下に該当するなら転職をおすすめできます。

  • やりたい仕事や挑戦したいことが明確にある
  • 今いる環境ではスキルアップできそうにない
  • 未経験の仕事に挑戦したい

端的に言うと、なんとなくの転職ではなく「こういう仕事・環境で働きたい!」と明確なビジョンがある人は、26歳ののタイミングでの転職をおすすめできます。

26歳での転職をおすすめできない人

メリット・デメリットを踏まえると、以下に該当するなら転職は慎重に検討した方が良いでしょう。

  • 給料は絶対に下げたくない
  • 今すぐ辞めたいという思いが強い
  • 現職への不満(待遇・人間関係など)が主な転職理由
  • 現職でまだスキルアップできる余地がある

特に、待遇や人間関係の不満などの後ろ向きな理由で「今すぐ辞めたい」と考えている人は、慎重になった方が良いでしょう。

理由は以下の通りで、端的に言うと「転職を繰り返す可能性が高いから」です。

  • 早く次を決めたいと焦り、冷静に判断できない
  • 人間関係の悩みなどは、どの職場でも起こりえる
  • キャリアビジョンが明確でないので、入社後「なにか違う…」と後悔しやすい
  • ネガティブな理由だけで行動してしまうと、企業側の視点で物事を考えられない
    (企業があなたを雇うメリットを考えられない)

なお、26歳で転職したものの、入社した会社に満足できなかった場合、次の転職は今よりハードルが高くなります。一般的に転職回数が増えるほど、企業は採用をためらうようになるからです。(ウチもすぐ辞めるのではないかと考える)

このことから、漠然とした不満や理由で転職に踏み切るのは避けた方が賢明です。

3. 26歳の転職で最初にやるべき3つのこと

実は、転職が成功するかどうかは、事前準備で8割決まります。

転職前の準備をしっかりできていれば、自分に合った企業を選べて、適切に自分をアピールできるようになります。

具体的には、以下の3点は必ずやっておいてください。

それぞれ詳しく説明します。

やること①.今の会社から転職したい理由を事実ベースで分析する

まずは現状の分析から始めます。企業選びの指針にするためです。転職理由は面接でも必ず聞かれるので、早めに考えておきましょう。

ポイントは、主観的な感情をできるだけ排して「客観的な事実」で分析することです。

ファクトベースの分析

事実を列挙すると、冷静に今の会社を見つめなおせる

漠然とした感情でなく、上記のように事実を列挙すると、「自分がどのような働き方を望んでいるのか」「今の会社の何が不満で、どういう会社に行けばそれが解消されるのか」が明確になります。

また、分析の結果「転職しない方が良い」と分かるケースも少なくありません。(例えば、部署異動の事例などを調べていくうちに「異動希望は意外とスムーズに通ることが多い」などが判明すれば、無理に転職をする必要はなくなります)

上記の分析をしっかりやっておかないと、「同じような職場に転職してしまい、同じような理由で再転職を考え始める」といった失敗につながりやすくなるので注意しましょう。

やること②.転職の軸を考える

次に転職の軸を明確にします。転職の軸とは、「今回の転職で一番実現したい譲れない点」のことです。以下のような流れで考えていきます。

転職の軸の考え方

  1. 理想の将来像をイメージする
    …5年後、10年後、どのような仕事・生活をしていたいか
  2. 現在の会社との差分を明らかにする
    …今の会社で5年、10年働いてその仕事・生活が実現できるか。できないなら、「なぜできないか」「どういう環境ならできるのか」を考える
  3. 理想を叶えるために一番大事な優先事項をピックアップする(※)
    …これが転職の軸になる

※例:年収、ポジション、やりがい、ワークライフバランス、勤務地、規模、スキル、社風、未経験分野にチャレンジできる、仕事の範囲、海外進出、福利厚生、残業時間、チャレンジできる環境

求人を探し始める前に、まず「これだけは必ず実現したい条件No1」を決めておきましょう。

この転職の軸がないと、「この会社もいいな…こっちもいいかも」となってしまい、いつの間にか当初の目的とずれてしまうことがあります。

実現したいことが複数ある場合は、優先順位をつけておいてください。その場合でも、一番優先度の高いものを決め、仕事探し・企業選びでは常に念頭に置いておきましょう。

補足:妥協できる点もきめておこう

ただし、26歳の転職で、希望条件を全て満たす企業に転職するのは至難の業です。たいていはいくつか妥協しなければなりません。

したがって、転職の軸を決めると同時に、「妥協できる点」も考えておくのがおすすめです。

やること③. キャリアの振り返りをする

26歳となると4~6年の業務経験があると思いますので、それをイチから振り返っておきましょう。

どのような仕事をしてきて、どういったスキルを身に付けているのかを時系列に沿って正確に把握します。

というのも、採用担当者はまず第一に、これまでの職務経験をとにかく具体的に知りたいと考えているからです。

目的は、自社が設定している「採用基準」を満たしているかどうかを判断するためです。

採用担当者が知りたいこと

  • どういった業務を担当していたのか
  • 担当業務の量・難易度
  • どんな成果をあげたか(個人・チーム)
  • 自信を持ってできると言えること
  • 最も苦労した経験と、それを乗り越えるために工夫したこと

これらを魅力的に伝えられれば、採用の可能性は格段に上がります。

「特筆すべきスキル・経験がない」という方は、普段の仕事から学んで身に付けたことを列挙しておきましょう。

「継続力がある」「行動力がある」など、やや主観的なものでも構いません。自分では「普通のこと」と思っていたことが、「実はとても評価に値することだった」ということもよくあります。

キャリアの振り返り例

振り返りポイント

  • 仕事概要
  • 仕事内容の詳細・実績
  • 自分のモチベーション(仕事選びの参考にもなる)
  • 身に付いたスキル

キャリアの振り返りシートのサンプルを用意しましたので、参考にしてください。

自己分析シートサンプル

作成はExcel・スプレッドシートなどを活用するのがおすすめ。ノートに手書きでもOK

実績や成果が特にないという方は、身に付いたスキルをなるべく多く書き出せるように考えてみましょう。

4. 26歳の転職で採用確率を高める5つのポイント|【自分=商品】と捉えるのが鍵

本章では26歳の転職で採用確率をグッと高めるポイントを紹介します。

端的に言うと、自分=商品と捉え、「いかに自分を売り込むか」という姿勢を忘れないことです。

応募書類作成・面接すべての工程で重要となるので、必ず押さえておきましょう。

それぞれ詳しく解説します。

ポイント①.社会人基礎力を軸に自己PRを考える

26歳の転職で一番重要なのが、今の自分の強みを魅力的にアピールすることです。

採用面接は、いわば自分を企業に売り込む場。自分という商品をいかに魅力的に伝えられるかが、採用を左右します。

そこで、あなたの強みをしっかりと伝えて、「自分を採用すると企業にこういったメリットがある」と伝えることを意識しましょう。

強みの見つけ方は様々ですが、まずは「社会人基礎力」を軸に考えるのがおすすめです。

社会人基礎力とは
経済産業省が「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として定めたもの。分かりやすく言うと、「どんな職場でも通用し評価されるベーシックな能力」です。

大まかに3つに分類されており、12の能力があげられています。

社会人基礎力

  1. 前に踏み出す力
    • 主体性・・・物事に進んで取り組む力
    •  働きかけ力・・・他人に働きかけ巻き込む力
    •  実行力・・・目的を設定し確実に行動する力
  2. 考え抜く力
    • 課題発見力・・・現状を分析し目的や課題を明らかにする力
    •  創造力・・・新しい価値を生み出す力
    •  計画力・・・問題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力
  3. チームで働く力
    • 発信力・・・自分の意見をわかりやすく伝える力
    •  傾聴力・・・相手の意見を丁寧に聞く力
    •  柔軟性・・・意見の違いや立場の違いを理解する力
    •  情況把握力・・・自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
    •  規律性・・・社会のルールや人との約束を守る力
    •  ストレスコントロール力・・・ストレスの発生源に対応する力
社会人基礎力

この中から「自分に当てはまるものはないか」考えてみる

参考:経済産業省「人生100年時代の社会人基礎力について」をもとに作成

まっさらな状態から自分の強みを見つけようとしても難しいと思いますので、経済産業省お墨付きのベーシックな能力から、自分に当てはまりそうなものをピックアップしてみてください。

その他のおすすめツール

自分の強みを自動的に判定したいなら、転職サイト「リクナビNEXT」が提供する『グッドポイント診断』の利用もおすすめです。

選択形式の質問に答えていくと、自分では気がつかないあなたの強みを5つ見つけ出してくれます。

グッドポイント診断 強み

一般的にネットの診断ツールは簡易的なものが多いですが、このグッドポイント診断は300近い数の質問があり、かなり高精度な結果が期待できます。

実際にグッドポイント診断で自己分析をする流れは『「グッドポイント診断」の結果をもとにした自己分析で転職を有利に進める方法』で解説しています。

自分についての質問に答えるのは少し大変ですが(筆者が実際にやってみたところ30分ほどかかりました)、裏を返すとそれだけ細かく分析してくれるツールということです。

自分の性格や考え方について振り返る貴重な機会となるので、気になる方は一度試してみてください。

 

ポイント②.企業のニーズに合ったスキル・経験をアピールする

応募書類・面接では、企業にとってメリットのあるスキル・経験をアピールできれば採用に近づきますが、その際一番大事なのが、「あなたの強みが企業のニーズに合っているかどうか」です。

どれだけ輝かしい実績をアピールしたところで、企業のニーズとマッチしていなければ意味がありません。

企業のニーズとマッチし自己PRが重要

マッチングが重要

では、企業がどのような採用ニーズを持っているかを把握するにはどうすれば良いのでしょうか。必ずやるべきは「企業研究」です。求人広告に「○○な人材を募集」と書かれているケースもありますが、それ以外にも企業の公式サイトなどから情報を集めることで、採用ニーズの仮説を立てられます。

採用ニーズの仮説を立てる3ステップ

  1. 公式サイトを見る
    • 事業内容
    • これからどんな事業に注力するか
    • 経営者のメッセージ
  2. 「○○の実績がある人材」「○○力のある人材」が欲しいのでは?と仮説を立てる
  3. キャリアの棚卸から導き出した自分の強み・経験から、ニーズに合いそうなものをピックアップする

このようなプロセスを経て、企業に対して最も魅力的と言える要素をアピールしていきます。

言い換えると、採用ニーズは企業によって違うので、「どの企業でも使いまわせるような自己PR」は適切ではありません。

ポイント③. 転職先での活躍をイメージしてもらう

自己PRのゴールは、企業のニーズを満たす人物であると伝え、最終的に転職先での活躍をイメージしてもらうことです。

転職先での活躍をイメージしてもらうには、「自分のスキル・経験が、応募先の企業でどのように活かせるか(応募先企業で再現性があるか)」を重点的に伝えましょう。

具体的には、「現職の仕事で結果を出すために工夫したこと」を伝えられるとベストです。

口コミ・評判

例文
現在は、大手顧客を中心とした20人規模の営業部に所属しています。昨年から新規事業が始まり、人手不足のなか、どのように目標である売り上げ15%アップを達成させていくのかが課題となっていました(課題)
そこで、クライアントに対して、状況のヒアリングだけでなく顧客の戦略や事業の将来像まで汲み取り、潜在ニーズを引き出すことを意識して行いました(工夫したこと)
また部内では、成績がふるわない後輩にアドバイスを行い、現在の営業の改善点を一緒に見つけて、全体の成績アップに取り組みました(工夫したこと)
その結果、クライアントからは「◯◯さんが一番うちのことを知っている。◯◯さんにお願いしたい」と指名を頂くようになり、アドバイスを行った後輩も契約が取れるようになり、営業部は売り上げ20%アップを達成しました(結果)

このような【課題】→【工夫したこと(行動)】→【結果】の流れをエピソードで伝えると、たとえ職種が違ったとしても、「課題に対して適切にアプローチできる」「行動力がある」といった評価を得られます。

ポイント④. 転職理由はなるべくポジティブに伝える

26歳の転職で、転職理由は必ず聞かれます。この際、なるべくポジティブな理由を伝えるようにしてください。

特に、人間関係や労働環境など「またすぐ辞めるのでは」という懸念につながる理由は避けた方が良いでしょう。

というのも、人材を採用する側は、候補者のスキルや経験以外にも、「この人はすぐに辞めたりしないだろうか」という点もじっくり見極めているからです。社員の採用・教育には非常にお金がかかるため、すぐ退職されてしまうと企業にとって多大な損失となってしまいます。

実際に、採用担当者が選考で一番課題としているのは「早期離職の可能性が高そうな人材でないか」であるという調査もあります。(参考:採用面接の悩みに関するアンケート調査結果

適した転職理由

  • 挑戦したい仕事が明確にあり、前の会社ではできない
  • 未経験の職種にチャレンジしたい
  • 客観的に前職場に問題があると思われる理由
    (残業過多、ハラスメントなど)

ただ、26歳の転職は必ずしもキャリアアップのようなポジティブなものばかりではないですよね。その場合は、「前職の不満を改善するために行動した実績」を作りましょう。

ネガティブな転職理由は「改善アクション」とセットで伝えればOK

転職理由を聞かれた際、ただ単に前職の不満を述べるのではなく、「こういうこと試みたが、組織体制上、改善は見込めなかったので辞めました」という伝え方にするだけで、採用担当者の印象は間違いなく変わります。

そのために、まず今の職場で不満に対する「改善アクション」を10個考えてみてください。

改善アクションとは

今抱えている悩みに対して取るべき行動のこと。

一例ですが、人手不足の状況にあるなら、

  • アクション1.人材の採用を上司に直接掛け合ってみる
  • アクション2.業務効率化ツールの導入を提案してみる
  • アクション3.Excelマクロを勉強し、まずは自分でできる範囲で業務改善をしてみる

のようなものがあげられます。

自分の行動次第で改善できることはないかを探し、(たとえ環境的な問題であっても)まずは自分で改善しようと試みるのがおすすめです。

今抱えている悩みは自分ではどうしようもない、と思われるかもしれませんが、重要なのは「改善アクションをリストアップして行動に移すプロセス」です。

「ただ不満を述べて会社を辞める」のか「しっかり改善を試みた末に辞めるのか」の違いは、採用を大きく左右する部分です。

まずは在職中に転職を考え始めた段階で、今の不満をどうやったら改善できるのか、改善アクションを10個作って、上から順に実行してみてください。

ポイント⑤.長期的なキャリアビジョン描いておく

転職活動は、長期的なキャリアビジョンを描いたうえで行いましょう。

「転職の軸」の項目でもお伝えしましたが、「5年後、10年後にはどんな仕事をしていたいか」といった具体的なビジョンは、若手の転職に欠かせません。

実際に、面接では「あなたのキャリアビジョンを教えてください」「10年後はどうなっていたいですか?」といった質問をされることも多いです。企業がこの質問をするのには、以下のような意図があります。

  1. 場当たり的な転職ではなく、将来のことをしっかりと考えているか知りたい
  2. 候補者の将来像が自社の方向性と合っているか知りたい

特に(2)は重要で、この部分がミスマッチだと、どれだけ優秀な候補者でも不採用となります。

例えば、「地方の人にも自社製品を届けられるよう、今後はネット通販に注力したい」と考えている企業に対して、「これまでのIT業界での経験を活かして、将来的にはECサイトの立ち上げ・運営を担っていきたい」という回答であれば、候補者・企業の目指す方向性は一致しています。

これに対して、やや極端な例ですが「語学力を身に付けて、海外で仕事ができるようになりたい」という回答をしてしまうと、方向性がミスマッチなので、採用にはつながらないでしょう。

企業の目指す先と自分のキャリアビジョンのマッチングは、転職において非常に重要なので、長期的な視点を忘れないようにしましょう。

5. 初めての転職なら転職エージェントの利用が効果的

転職してみようかなと考えつつも、毎日忙しくてなかなか行動に移せないという方もいるのではないでしょうか。また転職活動は、新卒の就活とやり方が全く違うので、何から始めればいいか分からない方も多いはずです。

そこで、26歳で初めて転職するなら、転職エージェントサービスの利用が効果的です。

転職エージェントとは、登録すると転職相談に乗ってくれて、求人探しから面接対策まで、幅広いサポートをしてくれる『人材紹介サービス』のことです。

登録すると、担当者(キャリアアドバイザー)がつき、あなたの転職理由や希望条件、キャリア感をしっかりとヒアリングした上で、エージェントが保有する求人から適切な職場を選び、「この会社はどうですか?」と提案してくれます。

キャリアアドバイザーとは
キャリアアドバイザーとは、業界・職種の転職事情を熟知した転職支援のプロのこと。

転職エージェントを使う最大のメリットは、キャリアアドバイザーからの転職サポートを受けながら仕事探しができることです。

転職エージェントで受けられるサポート

転職サイトとの違い

「転職エージェント」と似たサービスに「転職サイト」がありますが、転職活動の進め方が異なります。

転職エージェントは、専任のキャリアアドバイザー(担当者)と一緒に転職活動を進めていきます。これに対して、転職サイトを使う場合、転職活動は全て自分一人で行っていきます。

転職エージェント転職サイト
気軽さ
登録・相談のハードルが高いと感じる人も

自分で求人を検索するだけなので気楽
得られる情報
企業の内部情報なども教えてくれる

求人票の情報だけ
求人の選択肢
豊富(非公開求人・独占求人あり)

豊富(サイトによっては少ないので注意)
転職アドバイス
転職のプロからのアドバイスが得られる
×
なし
選考対策
履歴書・職務経歴書の書き方や面接の答え方
×
なし
転職成功率
企業に推薦状を出してくれるので更なる後押しに

上手く活用できればスムーズに決まる
年収アップ率
年収交渉をしてくれるので良い待遇で転職しやすい

自分で交渉できれば問題ない

転職サイトではサポートはがないので、「良い求人がない」「履歴書の書き方が分からない」と悩んでも、自分でなんとかしなければなりません。

自力で解決できれば問題ないのですが、自分一人だと客観的なアドバイスを受けられず、次第に視野が狭くなっていきやすいので、間違った方向に進んでしまう可能性もあります。

このため、「転職活動に不安がある(履歴書・職務経歴書の書き方が分からないetc)」「次の転職は絶対失敗したくない(良い企業に入りたい)」という方は、転職エージェントの利用をおすすめします。

関連記事
≫【図解】転職エージェントとは|1から理解し使いこなすための全知識

6. 若手の転職におすすめの転職エージェント一覧

転職エージェントは2万社以上あると言われており、それぞれ強み・特徴が異なります。

そこでこの章では、以下の3点を基準におすすめの転職エージェントを選定しました。

選定基準

  • 26歳(20代後半)を利用対象にしている
  • 求人数が豊富で質も高い
  • 利用者500人を対象にしたアンケートで満足度が3.5以上

初めて転職エージェントを使うなら、以下から気になるもの2~3社に登録しておきましょう。

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総求人数利用者層現在の年収目安特徴提案力サポート力支社
リクルートエージェント
(おすすめNo1)
313,00020代後半~50代300~700万円・総求人数No1
・業種最大手で実績豊富

4.2

3.9
東京・北海道・宮城・栃木・埼玉
千葉・神奈川・静岡・愛知・京都
大阪・兵庫・岡山・広島・福岡
マイナビジョブ20’s
(おすすめNo2)
2,40020代
(専門)
300~400万円・20代の転職支援に特化したエージェント
3.8

4.2
東京・神奈川・北海道
宮城・愛知・京都
大阪・兵庫・福岡
dodaエージェント100,00020代後半~50代300~700万円・求人数が豊富で質も高い
・地方の転職にも強い

4.0

3.6
東京・北海道・宮城・神奈川・静岡・愛知
大阪・京都・兵庫・岡山・広島・福岡
パソナキャリア37,00020代~50代400~700万円・年収アップを目指す方に最適
4.0

3.6
東京・北海道・愛知
大阪・神奈川・広島・福岡
ワークポート44,00020代~30代300~400万円・IT&営業求人が豊富
・第二新卒向け求人も多数

4.0

3.9
東京・北海道・宮城・埼玉
神奈川・千葉・愛知・大阪
京都・兵庫・岡山・広島・福岡
ハタラクティブハタラクティブ非公開20代
(フリーター含む)
200万円台・既卒やフリーターの就職支援特化型
3.9

3.5
東京・埼玉・千葉・大阪・愛知・福岡

※求人数は2021年9月時点

迷う方は、求人数の多い『リクルートエージェント』と、20代の転職支援専門『マイナビジョブ20’s』の併用がおすすめです。

リクルートエージェント

リクルートエージェント-トップ画面

リクルートエージェントは、求人数No.1の総合転職エージェントです。

公開求人は246,844件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると531,368件の求人を扱っています。

業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。

ただ、コンサルタントに一部ネガティブな口コミもありましたので(※大手なので担当差が大きい)、不安な場合は求人数No.2の『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。

公式サイト:
https://r-agent.com/

◆補足:リクルートが運営している関連サービス

 

マイナビジョブ20’s

マイナビエージェント 評判

丁寧なサポートがウリの20代向け転職エージェントです。

求人数だけではリクルートやdodaといった大手ほどではありませんが、首都圏の20代に焦点を当てれば1番の満足度(4.2/5.0点)を誇ります。

そのため、求人数が豊富な大手、例えば、リクルートエージェントdodaエージェントなどと併用する形で登録することをおすすめします。

公式サイト:
https://mynavi-agent.jp/

 

dodaエージェント

doda

dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級の転職エージェントです。

提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。

首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。

dodaエージェント公式サイト:
http://doda.jp/

 

パソナキャリア

パソナキャリア
パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローに定評があり、慣れない転職に不安がある方に特におすすめです。

運営元のパソナ社は大手人材派遣会社として数多くの企業との取引実績を有しており、業種・規模を問わず多くの企業とのパートナーシップが実現する求人数の充実ぶりには目を見張るものがあります。

Career Theory編集部が転職エージェント利用経験者を対象に行ったアンケート調査では、求人の量や質だけでなく、その手厚いサポートを高く評価する声が多く寄せらました。

親身・丁寧な対応やアドバイスを受けられるのはもちろんのこと、たとえば若年層のキャリアプラン女性のライフプランに関連した悩みのように、転職の枠を超えて、求職者がそれぞれ抱えるキャリア全般の悩みにも深く寄り添ってもらえたと好評です。

パソナキャリア』はどの求職者層にもおすすめできる大手総合系転職エージェントの1つですが、特に年収500万円以上の人であれば豊富な選択肢有用な提案を受けることができるでしょう。

さらに、東名阪(東京・名古屋・大阪)エリアでは特に求人数が充実しているため、同エリアでの転職を志望する人にはより一層おすすめの転職エージェントです。

公式サイト:
https://pasonacareer.jp

年収600万円以上のハイクラス層には『パソナキャリア』のハイクラス向けサポートがおすすめ

パソナキャリア』には高い年収を得ているハイクラス・ハイキャリア層の転職支援に特化した『パソナキャリア(ハイクラス)』があります。

取扱い求人約1.5万件(2022年8月時点)の約半数は年収800万円以上のハイクラス求人で、ハイクラス層の転職に特化した専任のコンサルタントがキャリアアップを力強くサポートしてくれます。
パソナキャリア(ハイクラス)』が抱えるエージェントは腕利き揃いで、同じくハイキャリア向けのスカウト型転職サイト『リクルートダイレクト』のエージェント・ヘッドハンターランキングでは決定人数部門で1位(2020年)と、高い実績を有しています。

既に600万円程度の年収を得ている人がさらなるキャリアアップを目指すなら、あなたのニーズにより深く寄り添ってくれる『パソナキャリア(ハイクラス)』を利用しましょう。

 

ワークポート

ワークポート

ワークポート』は、IT・WEB業界を始めとした各業界の求人を網羅的に扱う転職エージェントです。

IT・WEB業界が今ほど大きくない頃から、IT分野での転職サポートを行ってきた実績があり、その分企業との信頼関係を築いています。求人数や取引企業数、転職サポート実績はトップクラスで、ワークポート経由でしか応募できない企業も少なくありません。

また、コンシェルジュ(転職サポートの担当者)の専門性が高く、業界・職種の知識を熟知した担当者がつく仕組みとなっています。

利用者からは「コンシェルジュの対応が非常に丁寧で、履歴書対策から面接対策まで徹底的につきあってくれた」との声が寄せられています。

未経験・第二新卒向けの求人を多く扱っている特徴もあるので、新たな業界に挑戦したいという方におすすめです。

ワークポート公式サイト:
https://www.workport.co.jp/

当サイトではワークポートの担当者(キャリアコンシェルジュ)にインタビューを実施し、サービスの強みやサポート内容について詳しくお話を伺いました。登録を検討している方は、参考にしてください。

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キャリアの決断を後押しする――ワークポートの転職コンシェルジュが語る「失敗しない転職の極意」とは

 

ハタラクティブ

ハタラクティブハタラクティブ』は、第二新卒や既卒など若年層をターゲットにした特化型転職エージェントで、第二新卒特化型としては最大手です。 2,300件以上の案件に加え、キャリア相談、職務経歴書や面接対策について徹底したサポートで、書類審査通過率91.4%、内定率80.4%という非常に優れた実績です。 いまの経歴に自信のない方でも、違う職種で新たに挑戦したい、これから正社員に挑戦してみたいとお考えの方には非常におすすめできるエージェントです。 公式サイト: https://hataractive.jp/ また、求人数を多く見たい場合は、『リクルートエージェント(約50万件)』を併せて利用することをおすすめします。

 

7. 26歳の転職でよくある質問

最後に、本章では26歳で転職を考えている方によくある質問に対してまとめて回答します。

Q.20代の転職回数は、何回まで大丈夫ですか?

結論から言うと、20代の転職は転職回数が1回でも多いほど不利です。

採用担当者に「またすぐ辞めるのではないか」という印象を与えてしまうからです。

実際に、採用担当者を対象にした調査によると、転職回数が1回ある時点で10%の企業で選考に影響する結果が出ています。

doda採用選考調査20代抜粋

求人サイトdoda調査より抜粋

なるべく転職を繰り返さないためにも、求人探しは特に時間をかけて行いましょう。

Q.資格はあった方が有利ですか?

以下の理由から、資格はあった方が有利です。

  • 業務に必要な知識を客観的に証明できる
  • スキルアップに向けた行動力があることを示せる

ただし、応募先企業の業務内容に合っていなければ特に効果は発揮しません。

時間を有効に使うためにも、資格取得にかかる目安期間をはじめに把握しておきましょう。

なお、具体的な資格については『転職に資格は必要?おすすめ資格20選と成功のポイント』で紹介しています。

Q.同世代はどんな理由で転職してるんですか?

株式会社学情が20代を対象に実施した調査では、最も多かった回答は「給与アップ、キャリアアップしたいから」(39.5%)のようです。

次いで、「休日や福利厚生などの働く環境をより良くしたいから」(34.7%)、「勤務する企業や業界の先行きに不安を感じるから」(29.0%)がランクインしています。

特に2020年以降、企業・業界の先行きなど、将来の不安から転職を考える人が増えているようです。

Q.転職の限界は何歳までですか?

よく「28歳が限界」「35歳限界説」といった言葉がありますが、正直なところ気にする必要はありません。

スキルのある人材は何歳になっても採用ニーズが高く転職しやすいですが、逆にそうでない方は早めに転職しなければ身動きが取れなくなります。

特に30代になると以下のようなスキルがないと、転職先は非常に見つけにくくなります。

  • マネジメントスキル
  • 卓越した専門性(専門スキル)

そのため、これらのスキルが身につきそうにない環境にいるなら、26歳今、行動するのが賢明です。

さいごに

26歳の転職事情について解説しました。

結論を再掲すると、26歳は積極的な転職活動をおすすめできる時期です。

基本的な社会人基礎力が身についていて、かつ伸びしろがあると判断される年齢だからです。そういった20代後半の人材を求めている企業は実に多く、正しい手順を踏んで行動すれば、理想の転職先が見つかるでしょう。

また、未経験の職種にキャリアチェンジを目指す方は、思い立った段階で行動を始めた方が賢明です。

転職を考え始めた段階で、まずは転職エージェントに相談してみるのも一つの方法です。キャリアアドバイザーに話を聞いてみて、気になる企業があった場合にはじめて応募を考えてみるのも良いでしょう。

おすすめの転職エージェントは『転職エージェントおすすめランキング|500人の評判比較!』の記事でも紹介しているので、参考にしてください。

あなたの転職が成功することを心から祈っています。