ニートとして生活を送るなかで
- 「今の生活から抜け出したい…」
- 「そろそろ社会復帰したいけれど、最初の一歩を踏み出せない…」
と悩みを抱えますよね。
いざ就職活動をしようとすると、なかなか最初の一歩を踏み出せない方も多いでしょう。
本記事では、ニートから抜け出すためにやるべきことを紹介していきます。ニートをやめたいけれどなかなかやめられない方は、ぜひ参考にしてみてください。
すべて記事を読めば、ニートから抜け出すための行動が分かり、就職に向けて新しい一歩を踏み出せるでしょう。
ニートをやめたいのにやめられない4つの理由
まずは、「ニートをやめたいのにやめられないよくある理由」を確認していきましょう。
人と関わるのが怖い
社会に出て人と関わるのが怖い、と感じている方も多いでしょう。自己分析も兼ねて、自分がどれに当てはまるかチェックしてみてください。
- しっかりと会話できるだろうか
- どうすれば良い人間関係を築けるのだろう
- 仕事ができなくて怒られるかもしれない
- いじめやパワハラは大丈夫だろうか
普段人と会話する機会が少なければ、上記のような不安を抱えてしまうのも無理はありません。
特に社会人経験が全くない方は、必要以上に恐怖を感じてしまうでしょう。
就職活動が面倒くさい
ニートとして生活を送っている方には、就職活動をするのが面倒くさいと感じる人もいるでしょう。
実際に下記のような意見を持っている人が多いようです。
- 面接に行くのがだるい
- 履歴書を書くことさえ面倒くさい
- どうせ受からないのに頑張りたくない
- 就活のマナーやルールを覚えるのが大変
- そもそも何から始めればよいのか分からない
実際、以下のような口コミも見受けられました。
出典:twitter
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やりたい仕事がない
ニートのなかには「やりたい仕事がない」というケースもあるでしょう。
「自分に合う仕事が見つからない」「何の仕事をすればよいか分からない」といった理由で、なかなかニートの状態を脱出できないからです。
出典:twitter
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やりたい仕事や自分に合う仕事が見つからない場合は、世の中にどのような仕事があるのかをリサーチしてみる必要があります。
万が一、興味のない仕事についてだらだらと仕事をしていたら社内ニートになる可能性もあります。将来のビジョンを設定するためにも、自分が働きたい業界で働けるよう就職に向けて行動してみましょう。
ニート生活に慣れてしまった
ニート生活に慣れてしまって、現状を変える気になれない方もいるでしょう。
ニート生活では、上司に気を遣うこともなく、基本的に、自由に自分の好きなことをして過ごせます。
特に実家暮らしの場合は、衣食住に困る場面が少ないため、急いで現状を変える必要がなく危機感が不足してしまうようです。
出典:twitter
ニートから抜け出したい!一歩踏み出すためにまずやるべきこと
ニートから抜け出すためにまずやるべきことについて、順番に見ていきましょう。
早寝早起きをして生活リズムを整える
ニート期間が長い人は、生活習慣の改善から始めましょう。一般的な会社のスケジュール通りの生活を送れるようにするためです。
多くの企業は、朝の9時や10時が始業時間です。朝の6時〜8時には起床し、身支度を整えなければなりません。
一般的な会社のスケジュールに合った生活に慣れていない場合、就職したとしても、業務に支障が出てしまう可能性があります。日中強烈な眠気に襲われたり、遅刻してしまったりなどを繰り返さないように注意しましょう。
ニートの方は就職活動を始める前に、生活リズムを整えることから始めてみてください。
軽い運動習慣をつける
ニート生活を送っていると運動不足に陥る傾向があるため、日常的に軽い運動をおこなうのをおすすめします。
体力が衰えた状態は疲労を感じやすく、全力で就職活動に臨むことができません。就職してからも、仕事を続けることが難しくなるといえます。
軽い運動習慣をつけ、徐々に体力を回復させておくことが重要です。激しい運動をする必要はないため、以下のようなことから始めてみましょう。
- 毎朝10分間ウォーキングする
- 家の周辺を散歩する
- 外出した際にエスカレーターではなく階段を使う
- ラジオ体操を行う
- 体を動かす系のテレビゲームをする
世の中にどのような仕事があるのか調べてみる
特にやりたい仕事がない方や、自分に合う仕事が分からない方は、まず、世の中にどのような仕事があるのかを調べてみましょう。
例えば、厚生労働省が運営する「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」を使い、自分で情報収集するのがおすすめです。
世の中にある仕事を網羅的にまとめたサイトであり、さまざまな切り口で世の中の仕事を調べられます。
興味関心の診断テストや、適職診断ツールを利用するのも効果的です。いくつかの簡単な質問に答えるだけで、自分に適した仕事を教えてくれます。
興味関心の薄かった仕事・全く知らなかった仕事に出会える可能性もあるため、ぜひ一度診断してみてください。
資格の取得を目指すのもアリ
ニートの状態を脱出するためにも、資格の取得を目指すという選択肢もあります。専門資格を持っていれば、職歴の無さをある程度はカバーできるからです。
なお、資格取得には時間がかかるため、長期的に就職を考えている方なら検討の余地があります。
特に実家暮らしで余裕のあるニートの方は、以下のような資格の勉強に専念してみてはいかがでしょうか。
バイトで忙しい場合でも、スキマ時間にコツコツ勉強していくことをおすすめします。
←左右にスクロールできます→
資格名 |
日商簿記検定
3級、2級 |
宅地建物取引士 |
ファイナンシャル
プランナー
3級、2級 |
販売士2級 |
秘書検定2級 |
ビジネス実務
マナー検定2級 |
概要 |
企業の経営活動や
財政状態を記録する技能資格 |
不動産取引の専門家
国家資格 |
税金、保険、年金等の知識で
ライフプランニングを行う |
仕入や在庫管理、マーケティングなど
販売に必要な技術・商品知識を身に着けている |
秘書としての技能・資質の証明 |
|
活かせる仕事 |
経理・財務など |
不動産業界・建築業界など |
金融業界・不動産業界など |
流通業界・小売業界など |
秘書 |
全ての仕事 |
合格率 |
3級:40~50%
2級:15~30% |
5~18% |
3級:約70%
2級:25~30% |
約70% |
約70% |
約60% |
公式サイト |
公式ページ |
公式ページ |
公式ページ |
公式ページ |
公式ページ |
公式ページ |
就職活動を始める際はプロに相談するのがおすすめ
いざ就職活動を始めようと思っても、何をどのように進めていけばよいか分からないですよね。
ニートの方は、一人で就職活動をするのではなく、プロに相談することをおすすめします。
わかものハローワーク
ニートの仕事探しには様々な手段がありますが、ニートの就職支援に特化した「わかものハローワーク」に足を運んでみるのをおすすめします。
わかものハローワークとは、正社員を目指す若者(おおむね35歳未満)を対象にした就職支援機関です。通常のハローワークよりも手厚いサポートを受けられます。
わかものハローワークは、例えば以下のようなサービスを提供しています。
- 担当者制によるマンツーマンでの個別就職支援
- 就職プランの作成、職業紹介
- 正社員就職に向けたセミナー、グループワーク
- 就職後の定着支援
- 臨床心理士によるカウンセリング
参考:厚生労働省(わかものハローワーク)
長い期間ニート生活を送っている方は、就職活動に対して不安や恐怖を感じているかもしれません。どのように就活を進めていけばよいのか分からない人も多いでしょう。
しかし、わかものハローワークを利用すれば、担当者の方が就職活動の進め方について一から教えてくれるので安心です。一人で就活を進めるのではなく、担当者と二人三脚で進めていくことになるので、不安や恐怖も和らぐでしょう。
地域若者サポートステーション
地域若者サポートステーションは、15歳~49歳の仕事をしていない方を対象とした、厚生労働省委託の就職支援機関です。「サポステ」とも呼ばれます。
コミュニケーション講座や就業体験、面接・履歴書の指導などのサービスを受けられます。
職場に定着できるまで全面的にサポートしてもらえるため、働くことに不安を感じているニートの方は、ぜひ利用してみてください。
転職エージェント
ニートから就職活動を始めるには、転職エージェントを利用するのもおすすめです。
転職エージェントとは、求職者と求人企業を仲介してくれるような就職支援サービスです。面談やカウンセリングを行った後、以下のような流れで就職のプロである専任アドバイザーが自分に適した求人を紹介してくれます。
- 面談(キャリアカウンセリング)
- 求人の紹介
- 企業への応募
- 書類選考
- 面接日時の調整
- 面接選考
- 内定
また、応募書類の添削や面接対策など、就職に関する手厚いサポートを受けられます。専任のアドバイザーが常にサポートしてくれるため、いつでも相談できる魅力があります。
さらに、企業側との条件交渉なども全てアドバイザーがおこなってくれるため、安心して就職活動を進められるのです。
アルバイト・派遣の選択肢もアリ|必ず正社員を目指す必要はない
ニートの状態をやめるなら、正規雇用に限らず、アルバイトや派遣なども選択肢に入れるのも一つの方法です。
「ブラック労働ではなさそうな仕事を見つける」「自分のポテンシャル(将来性)を伝えるための面接練習」など、就職活動で超えるべきハードルが多いからです。
正社員就職の難しさに就職を断念し、再びニート生活に戻ってしまう方もいます。脱ニートのタイミングが先延ばしになってしまう可能性も考えられるのです。
「ニートをやめて収入を得る状態」を目指すなら、一度雇用形態にこだわらず就職してみるのが現実的といえます。
「必ず正社員でなければならない」という先入観にとらわれすぎず、柔軟な考え方でキャリアを築いてみてください。
さいごに
本記事では、ニートから抜け出すためにやるべきことや、おすすめのサービスについて紹介しました。
まずは外出する機会を増やし、生活リズムを整えたり、軽い運動習慣をつけたりしてみましょう。
就職活動を始める際は、ぜひ転職エージェントやわかものハローワークを利用してみてください。