未経験から介護職に転職できる?はじめての介護転職の基礎知識&求人サイトおすすめ

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「介護職に転職したいけど、未経験だと厳しいのだろうか」と考えていませんか?

結論からいうと、介護職は間口が広く、未経験からでも転職は十分可能です。

実際に、介護職への転職者の半数以上は「介護職以外からのキャリアチェンジである」という調査もあります。

この記事では、人材会社で多くの介護職の転職をサポートしてきた私が、介護職未経験の方が転職前に知っておくべき知識を、以下の流れで解説していきます。

(目次)

  1. 【2021年最新】介護業界は未経験者が転職しやすい状況にある
  2. 転職前に知っておきたい!介護職未経験者が勘違いしやすい4つの誤解
  3. 未経験者には「特別養護老人ホーム」「有料老人ホーム」がおすすめ!
  4. 未経験で転職する際に大切な5つのポイント
  5. 未経験からの介護転職におすすめな転職サイト
  6. 未経験者向け!転職する際の基本ノウハウまとめ

このページを読めば、介護職の転職で後悔しない決断ができるようになるでしょう。

1.【2021年最新】介護業界は未経験者が転職しやすい状況にある

結論から言うと、2020年時点、介護業界は人材ニーズが高く、非常に転職しやすい状況です。

その根拠となる最新情報を紹介します。

それぞれ詳しく解説します。

1-1.コロナ禍でも事業所側で積極的な採用が行われている

介護職は、事業所側で積極的な採用が行われています。

事実、2021年時点の介護職の有効求人倍率は3.37倍であり、全職種平均0.94倍を大きく上回っています。

有効求人倍率の比較 介護職

参考:厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、全職種の有効求人倍率が1倍を下回っているにも関わらず、介護職は依然として高い水準を保っているのです。

喫緊の人手不足課題を解決するため、多くの施設では未経験者の積極採用を行っています。

1-2.長期的な視点でみても人材ニーズが高い

介護業界全体の職員不足は、長期的に続くと予測されているため、長いスパンでみても需要が高い状況は続くでしょう。

事実、厚生労働省の試算では、2025年には32万人もの介護職員が不足すると予想されています。

介護職 人材不足

参考:厚生労働省

その背景には、高齢化による要介護人口の増加があります。現在、国民の約7人に1人が、75歳以上の後期高齢者(※平均3人に1人が要介護)であり、2025年には、国民の約5人に1人を占めるまでに増加する見込みです。

Point:2025年問題とは

人口の多い団塊の世代が2025年までに後期高齢者(75歳以上)に到達することによって、介護・医療費といった社会保障費の急増が懸念されている問題で、厚生労働省が力を入れて、解決に取り組んでいます。

1-3.介護職不足問題の解決に国が力を入れている

厚生労働省では、介護職不足問題の解決に向けた政策の導入を進めています。

例えば、『給与改善』や、介護福祉士を目指す学生への『就学資金貸付』などがあり、今後も導入されていく見込みです。

介護人材の処遇については、競合他産業との賃金差がなくなるよう、平成29年度(2017 年度)からキャリアアップの仕組みを構築し、月額平均1万円相当の改善を行う。

介護福祉士を目指す学生に返済を免除する月5万円の修学資金貸付制度や、いったん仕事を離れた人が再び仕事に就く場合の20万円の再就職準備金貸付制度の更なる充実、高齢人材の活用等を図る。

平成29年度介護人材確保対策(参考資料) – 厚生労働省

介護の問題は国全体の課題のため、今後の政策拡充によって、ますます働きやすい環境が整っていくことが期待されます。

2.転職前に知っておきたい!介護職未経験者が勘違いしやすい4つの誤解

「介護職は離職率が高い」「残業ばかり」といった負のイメージがある介護業界ですが、実はそれらの多くは誤解であることが分かっています。

それぞれ、データをもとに解説していきます。

誤解1.離職率が高い→実は他の業界と変わらない

介護職は「きつい業界で未経験から転職してもすぐ辞める」といったイメージがあるかもしれませんが、離職率は他の業界とほとんど変わりません。

離職率を具体的にみると、令和元年の介護職の離職率は15.3%、全体の離職率は14.6%となっています。(参考:介護労働実態調査

両者を比べると、わずか0.7%しか違いがありません

参考:介護労働実態調査

このように、介護職は特段離職率が高いわけではなく、むしろ他の職種と同じくらいであると言えます。

また同調査では、4割の介護施設は1年以内の離職者が10%未満と、非常に低い水準であることも分かっています。

誤解2.残業ばかりで大変→実は介護職の半数は「残業なし」

長時間労働のイメージのある介護職ですが、これも実態とはかけ離れています。

事実、介護職員の5割以上は「残業なし」と回答しています。

参考:介護労働実態調査

また、同調査では介護職員の平均残業時間は、週に2時間程度であることも分かっています。

このことから、介護職は「実は働きやすい環境の施設が多い」と言えるでしょう。

誤解3.資格や経験が必要→介護転職で重視されるのは経験ではなく「人柄」

「未経験でも資格や経験がないと挑戦できないのだろう」と考えている方も多いかもしれませんが、結論からいうと資格・経験は必須ではありません。

施設の採用担当者は、求職者の資格や経験よりも人柄を見極めているからです。

事実、採用担当者を対象にした調査では、57.6%の担当者が「人柄を最も重視する」と回答しています。

 

参考:介護人材の採用と活用に関する調査

介護職は高齢者と向き合ってサポートをする仕事であり、身体介助以外にも、心のケアや細やかな対応が求められます。

そのため、「入居者の方と上手くコミュニケーションを取れそうか」といった人間性・人柄が重視される傾向にあると考えられます。

誤解4.介護転職は経験者ばかり→転職者の約6割は介護関係以外からのキャリアチェンジ!

介護職は未経験でも挑戦しやすい仕事です。

事実、転職者の約6割は介護関係以外からのキャリアチェンジです。

参考:介護労働実態調査

介護業界全体が、未経験者を歓迎している傾向にあるため、資格や経験がない方でも挑戦することができます。

ここまでは、介護業界全体によくある誤解と、その実情について解説しました。

次は、未経験の方がはじめて介護職に就くのにおすすめな施設を紹介していきます。

3.未経験者には「特別養護老人ホーム」「有料老人ホーム」がおすすめ!

未経験者でもおすすめな介護施設は、特別養護老人ホーム(特養)有料老人ホームです。

その理由は、求人数が多く、資格をもっていなくても働くことができ、事業所ごとにある充実した研修を受けながら仕事内容を身に付けることができるからです。

両施設の特徴や違いをご紹介していきます。

それぞれ詳しく見てみましょう。

3-1.特別養護老人ホーム(特養)とは

施設概要在宅生活が困難になった要介護者が入居できる公的な介護保険施設
業務内容身体介助がメイン
体力負担大きい
給与
約30万円
求人
多い
夜勤あり

参考資料:介護従事者処遇状況等調査結果

介護老人福祉施設と呼ばれることもあり、原則要介護3以上の方が入所します。

利用者の体に触れる作業は資格が必要ですが、それ以外の業務は資格が要らないため、無資格者(未経験者)の採用も随時行っているのが特徴です。

したがって、仕事内容は入居者の入浴介助や移動、排せつの介助といったように利用者の身の周りに関することが多くなります。

運営元は自治体や社会福祉法人となっており、公的な施設で安心安全な印象が広くもたれている施設です。

3-2. 有料老人ホームとは

施設概要食事、介護、家事、健康管理のうち、いずれかのサービスを1つ以上提供している住まい
業務内容入居者とのコミュニケーションなどサービス業の側面が大きい
体力負担業態による
給与
約33万円
求人
多い
夜勤あり

参考資料:介護従事者処遇状況等調査結果

特別養護老人ホームと違い、民間企業が運営しているのが有料老人ホームです。

この中でも介護付き有料老人ホームと、住宅型有料老人ホームの2種類があります。

前者は介護サービスを受けられる老人ホームとなっており、後者であれば高齢者向けの住居という位置付けになっています。

有料老人ホームに勤務するのであれば、勤務先は介護付きか、住宅型かをチェックする必要があります。

〜補足〜

特別養護老人ホームと大きく異なるのが、要介護認定を受けていない高齢者も利用することから、比較的元気な方が多いという点です。

民間が運営しているだけあり、その施設の雰囲気や規則などは様々で、自分の色に合った職場を見つけることが可能です。

3-3.両施設共に『人』に寄り添う

介護職の仕事は、身体介護を通して『人』に寄り添う仕事です。

基本的には、食事、入浴、排せつのサポートや、健康管理、リハビリなどが業務の中心ですが、他にも、彼らが楽しめるようお祭りやクリスマスといった年中行事イベントの企画などもあります。

働く前に知っておきたいポイント

  • 夜勤がある

日勤以上に人手不足になりやすく、常勤の求人で夜勤を必須としているところが多いので、確認をしたほうがよいでしょう。ただ、夜勤のほうが給与は高くなりやすい傾向にあります。

  • 介護士に負担がかかりやすい

施設によっては、寝たきりや認知症など、比較的重度の方がいらっしゃるため、介護職の負担は大きくなりやすい傾向にあります。

ただ、『介護職らしい介護の仕事』と前向きにとらえて仕事をしている介護職の方は多く、高齢者の方から感謝をされることも多いので、やりがいをもちやすい仕事です。

3-4. 特別養護老人ホームと有料老人ホームの違い

施設運営元入居料概要対象者
特養公的機関安い介護を目的とした入所施設要介護3~5
有料老人ホーム民間事業者高い機能回復を目的とした短期入所施設(医療ケア、リハビリ中心)要介護1~5

特別養護老人ホームと有料老人ホームの大きく異なる所は運営元です。

特養は公的施設であるのに対し、有料老人ホームは民間施設が運営しています。

このため、特養は利用料が安く設定されており、結果としてどの施設も常に満床状態です。

また、有料老人ホームは特養よりも要介護度が低い入居者も多く、体力的な負担は比較的少なくなります。

その一方で、利用料の高い有料老人ホームはその分質の高いサポートが求められ、ある種サービス業のような側面もあります。

3-5.充実した研修があるので資格のない未経験者でも働ける!

両施設では、資格のない未経験者でも働くことができます。

なぜなら新人向けの充実した研修(1週間~1ヵ月)を用意してあるからです。

例えば、ベッドの上で体位変換、車椅子への移乗のさせ方など、日常の身体介護に役立つ実技研修もあれば、病気や認知症のケア、看取りの知識、高齢者の心理まで幅広い研修が用意されています。

最初のうちは、慣れない業務に困ることも多いかと思いますが、同じ施設には先輩や同僚がたくさんおり、サポートしてくれる方も多いので、安心できるでしょう。

ここまでは、未経験者の転職におすすめの施設「特別養護老人ホーム」と「有料老人ホーム」について解説しました。

次の章からは、実際に未経験転職をする際の「施設選びのポイント」を紹介していきます。

4.未経験で転職する際に大切な5つのポイント

未経験で転職する際には、以下のポイントに気をつけて施設を選ぶことで、失敗をあらかじめ避けられます。

では、それぞれについて解説していきます。

Point1|やりたいと思える仕事か

仕事内容がやりたいと思えるかどうかが重要です。

これは、介護職に限ったことではありませんが、事前に仕事内容をちゃんと確認せずにいざ入ってみると、『仕事内容が、思っていたものと全然違った!』となることがあります。

一括りに介護職といっても、職種や施設、介護対象者によって、仕事内容は大きく異なるので、実際に施設見学をして、働いているイメージをしっかりとつけてから入職先を選びましょう。

以下に一覧を載せているので、参考にしてください。

介護施設名サービス概要入居対象
特別養護老人ホーム介護を目的とした入所施設要介護3~5
有料老人ホーム高齢者の生活支援を目的とした施設
介護サービスの有無は施設により異なる
要介護1~5
訪問介護(ホームヘルパー)介護を目的とした自宅訪問サービス要介護1~5
通所介護(デイサービス)介護を目的とした日帰り施設要支援1~2、要介護1~5
認知症グループホーム認知症高齢者が共同生活する施設要支援1~2、要介護1~5

Point2|職場に同世代の職員がいるか

「職場に同世代の職員がいるか」という視点も大切です。

介護施設は、数人〜十数人体制の職場が多く、同世代のスタッフがいない環境では、居心地の悪さを感じたり、場合によっては孤立してしまったりする可能性があるからです。

特に未経験者の場合は、仕事の悩みを気軽に相談できる存在が欠かせません。

幅広い年代の職員が働いているかどうかは、事前に確認しておきましょう。

チェック方法

情報収集には、厚生労働省が提供している「介護サービス情報公表システム」を利用しましょう。

「介護サービス情報公表システム」は、全国の介護サービス事業所のサービス内容などの詳細情報を、インターネットで自由に検索・閲覧できるシステムです。介護保険法の規定に基づき都道府県が行う「介護サービス情報の公表制度」の運用のために、厚生労働省が設置しています。

出典:厚生労働省

「従業員の男女比と年齢構成」を調べることで、施設職員の年齢・性別の構成比を事前に知ることができます。

Point3|就業時間に納得できるか(夜勤や宿直など)

ワーク・ライフ・バランスという言葉があるように、仕事が私生活の妨げにならないことは重要です。

例えば、常勤では夜勤を必須としている施設もありますし、夜勤があることは知っていても、それが宿直勤務であることもあります。

入職した後に『知らなかった!』とならないためにも、夜勤の有無を以下の表で確認しておきましょう。

施設夜勤
特別養護老人ホームあり
有料老人ホームあり
介護老人保健施設あり
グループホームあり
サービス付き高齢者向け住宅施設毎に異なる
デイサービスセンターなし
訪問介護なし

Point4|待遇(給与)に納得できるか

給与に納得できることは重要です。

実際、介護労働は大変なことが多く、その対価である給与が低いことは仕事への不満につながります。

また、残業代が支給されるか、昇給がどの程度見込めるのか、交通費が支給されるか、各種手当(資格手当)があるかなどは確認しておくとよいでしょう。

介護施設名平均月給
特別養護老人ホーム約33万円
有料老人ホーム約33万円
訪問介護(ホームヘルパー)約29万円
通所介護(デイサービス)約26万円
認知症グループホーム約27万円

参考:1年目だと、月額約27万円が平均です。(2020年)

介護職員処遇改善交付金の効果について(p.15) – 厚生労働省

Point5|研修制度が充実しているか

人材育成制度は、専門職として段階的に成長していく上で重要です。

そのため、入社後にある研修やOJT以外で、教育システムがどの程度整っているかも確認したほうが良いでしょう。

例えば、各種介護技術の研修や、リーダー研修など、先輩からの講習だけでなく、外部講師を招いて実施する施設もあります。

教育システムが充実していれば、段階的に成長することができますし、介護職としてのスキルを磨きながら、自身を持って長く働くことができるでしょう。

チェック方法

厚生労働省が提供している「介護サービス情報公表システム」では、どのような研修制度を設けているかを事前に調べることもできます。

研修制度が整っている施設では、新人がスムーズに現場で活躍できるようになるため、職員の定着率が高くなります。

一方、研修・教育体制が整っていない施設では、新人が十分な研修受けられないまま現場に出されてしまいます。

実際に、十分な教育や研修が受けられないまま、現場に出されてしまい不安を感じる新人介護職は多く、39.7%もの介護士が「利用者に適切なケアができているか不安である」と答えています。(参考:介護労働者の就業実態と就業意識調査

また、研修・教育体制が整っていない施設は、「教育にヒューマンコストをかけられないほど人手不足である」可能性も否定できません。

未経験者ほど、研修制度の充実さを事前に確認しておきましょう。

より良い転職を実現するためにも

以上の5つのポイントを再度まとめると、以下の通りです。

  • やりたいと思える仕事か
  • 職場に同世代の職員がいるか
  • 就業時間に納得できるか(残業時間や夜勤など)
  • 待遇(給与)に納得できるか
  • 研修制度が充実しているか

前述の通り、厚生労働省が提供している「介護サービス情報公表システム」を活用すれば、施設の制度や働き方をある程度推測できます。

それに加えて、より「リアルな内部事情」や「未経験者に適した仕事・施設かどうか」を知りたい方は、転職サイトの利用がおすすめです。

転職サイトに登録すると、下記のように、求人の紹介から、受かるためのサポートまで転職成功に必要なことをサポートしてくれます。

 

悩みの相談未経験でもこなせる業務か、介護転職のプロにアドバイスをもらえる
求人数・求人の質ネットに載せたら応募者が殺到してしまう「非公開求人」を紹介してもらえる。
 内部情報働かないとわからない「人間関係」「職場環境」などの内部事情を教えてくれる。
 テクニック(アドバイス)受かるための面接や履歴書のポイントを教えてくれる。

転職サイトはいくつもありますが、未経験の方におすすめできるものは限られてくるので、次の章で厳選していきます。

5.未経験からの介護転職におすすめな転職サイト

数ある転職サイトの中から、以下を基準に、「利用者からの満足度の高い介護職向け転職サイト」をピックアップしました。

転職サイト選定基準

  1. 求人の数・質
    …質の高い求人を多く保有しているか評価
  2. 利用者満足度(提案&サポート力)
    …利用者の口コミをもとにサービスの質を評価。優秀なキャリアコンサルタントに担当してもらえれば、理想の職場を提案&手厚いサポートが期待できる

利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、おすすめの転職サイトは、以下の通りとなりました。

転職サイト求人数|総合満足度
1位.
レバウェル介護(旧:きらケア)
24,000件|◎4.3
介護職スタッフ満足度No1の転職サイト!総求人数は6万件以上と業界トップクラスで、はじめての転職やキャリアアップ転職におすすめ
2位.
かいご畑
9,800件|○3.9
未経験求人が多く、「介護の仕事に挑戦したい」方や、資格なしからの転職におすすめの転職サイト
3位.
マイナビ介護職
55,000件|○3.8
一人ひとりのペースに合ったサポートが好評の転職サイト。平日忙しい方向けに休日相談会などを実施

※この記事では3サイトに厳選しています。より詳しく知りたい方は、『介護職300人が選ぶ転職サイトおすすめ比較!』を参考にしてください。

1位.レバウェル介護(旧:きらケア)

レバウェル介護

レバウェル介護(旧:きらケア)』は、「自宅から徒歩で勤務先に通いたい」「人間関係が良い職場がいい」といった一人ひとりのニーズに応えてくれる転職サイトです。

扱っている正社員求人は27,158件と業界トップクラスであり、幅広い求人を見ることが出来ます。

地域の専門アドバイザーが「自宅から徒歩で通いたい」「人間関係が良い職場に転職したい」といった細かいニーズに応えてぴったりの職場を提案してくれるでしょう。

特に「未経験・無資格可」の求人も多数扱っており、また中でも訪問介護求人は業界最多です。

さらに、「面接に同行してくれる」「ネガティブな情報(離職率や有給消化率など)も包み隠さず教えてくれる」など、転職サイトの中でもサポートのきめ細やかさは群を抜いています。

「はじめての転職で不安」「次の転職は絶対に失敗したくない」という方におすすめです。

当サイトではレバウェル介護(旧:きらケア)のコンサルタントにインタビューを行いました!

レバウェル介護(旧:きらケア)の強みコロナ禍における介護業界の転職事情をお話いただいたので、登録を検討している方はぜひご覧ください。

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2位.かいご畑

かいご畑

かいご畑』は介護向けの人材紹介サービスから、資格講座まで、介護業界で幅広い事業を行うニッソーネットの転職支援サービスです。

総求人数は1万件と、多くの求人数を保有し、悩みをしっかりと聞いてくれた上で求人を紹介してくださると多くの方から好評でした。

また、正社員の求人紹介の他に、派遣としての紹介も行なっていますが、派遣スタッフとして勤務する場合は、介護職員初任者研修などの資格講座を無料で受けられます。

そのため、資格を取ってキャリアアップしたい!という方がステップアップとして使うのもおすすめです。

公式サイト
https://kaigobatake.jp

3位.マイナビ介護職

マイナビ介護

マイナビ介護』は運営が大手企業で実績のある転職エージェントです。

オススメの求人特集欄には、新しい施設で働きたいオープニングスタッフのみをまとめた求人や、年間休日が110日以上確約されている求人のみなど、希望する条件で求人を探すことができます。

登録すると、元介護士を始め介護の業界に詳しいプロのキャリアアドバイザーから連絡をもらえ、悩みを相談しながら転職について一緒に考えられます。

求人がとにかく多いので、選択肢を増や

すためにも上記2社と合わせて登録することをおすすめします。

マイナビ介護公式:
https://kaigoshoku.mynavi.jp/

6. 未経験者向け!転職する際の基本ノウハウまとめ

ここでは、未経験の方に向けて転職の時に重要なノウハウを以下の項目に沿って説明していきます。

この5つは、転職を成功させるためにも重要」な項目となりますので、必ず押さえておいてください。

6-1. 服装

服装は基本的にスーツで行くようにしましょう。

イメージとしては、男性・女性ともに以下のような落ち着きのある色のスーツを着ていくと良いです。

より詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

6-2. 志望理由

介護業界での志望動機では以下のポイントを抑えれば、ライバルに差をつけられる志望動機が書けるようになります。

  1. 応募施設・法人に惹かれている理由
  2. 応募する職種に惹かれている理由
  3. そこであなたが活躍できる根拠

この3つを抑えればいい志望動機が書きやすいです。

ただし、注意点としては、前向きでない志望動機や転職理由は避けてください。

「土日休みだから」「夜勤がないから」というものではなく、「貴社の、、、という理念に共感しました」「社員の育成に力を入れている貴社であれば、、、」など前向きに労働意欲、成長意欲を見せられると相手に刺さります。

例文に頼るのはNG

例文に頼るのはおすすめしません。なぜなら、例文を使ってしまうと、バレてしまうだけでなく、あなたの意欲や人柄が伝わりきらないからです。

そのため、基本的に例文には頼らず、迷ったら転職サイトの担当者に相談するところから始めましょう。

ここでは、イメージをつけていただくために、先ほどの3つの例を元に以下のように例文をまとめました。

ポイント 志望動機例
 1. 応募施設・法人に惹かれている理由貴社には充実した社員育成のプランや、非常にわかりやすい人事制度があり、貴社の中でなら私は介護士としてのスキルをもっと伸ばせると思いました。
 2. 応募する職種に惹かれている理由3年間介護の仕事をして来ましたが、利用者様一人一人ともっと向き合い、もっと介護士として成長したいと思い、今回グループホームに応募させていただきました。
 3. そこであなたが活躍できる根拠私は、常に利用者の気持ちに立って考え、行動し利用者様やご家族様と信頼関係を築いてきました。貴社でもそのモットーは変えず、常に利用者の立場に立ったサービスを提供し、周囲との信頼関係を作ることで、貢献したいです。

このように、3つ全て考えてみて繋げるだけで、ライバルに差をつける志望動機が作れます。

6-3. 自己PR

自己PRについても志望動機と同様、例文に頼ってはいけません。

ただ、伝えるべきポイントは大体決まっていますので、その形に合わせて埋めていきましょう。

伝えるべきポイント

  1. 仕事内容で頑張ったこと
  2. その結果
  3. どんな学びを得たか
  4. 次の職場ではどう活かせるか
フレームワーク自己PR例
1. 仕事内容有料老人ホームで4年間勤務をして来ました。業務内容は日々の生活のサポートやレクレーションの企画などがあります。

私はもともとレクレーションがすごく苦手で、うまく仕切ることができませんでした。ただ、克服したいと思い、声のトーンや話し方を上手い人を参考に勉強しました。また、どうしたら楽しんでもらえるか毎回真剣に考えました。

2. 結果その結果、私のレクレーションは楽しいと多くの利用者様から賞賛の言葉をいただけるようになりました。
3. 学び私は苦手なことでも逃げずに努力することと、相手の立場に立ってとことん考えることの大切さを知りました。
4. 次の職場でどう活かせるか次の職場でも、苦手なことから逃げず努力します。また、相手の立場に立って一生懸命考えることはずっと続けていきます。

介護職の場合は、結果が見えにくいので少し難しいかもしれませんが、利用者など周囲の人からの言葉など些細なことでもいいので、「頑張った結果」が見えるものを出せるといいです。

もっと詳しくこのフレームワークについて知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。

6-4. 面接

ここでは、介護士に転職する際によく聞かれる質問を3つ紹介します。

  • なぜこの施設を志望するのか
  • 残業・夜勤の可否
  • 前職の退職理由

以下で、回答例を示しますが、自分なりの回答を用意しておいてください。

なぜこの施設を志望するのか

いわゆる志望動機は、介護業界に限らないのですが、どこの企業・施設でも必ずといっていいほど聞かれます。

6-2 志望理由」でお伝えした通り、3つのポイントを意識して、自分なりの回答をできるようにしておきましょう。

口コミ・評判

S.Hさん(25歳)
この施設に志望する理由としては、地域に密着しており、一人一人に寄り添った介護を行えるからです。
私自身、未経験からのスタートで、並ならぬ努力が必要かと思います。
ただ、これまでの仕事で培った責任感や我慢強さを活かして、ご利用者さまのお役に立てるよう邁進したいと考えております。

残業・夜勤の可否

介護職は、残業・夜勤が他の職種と比べると多い方なので、面接の際によく聞かれる質問の一つです。

できる場合は構いませんが、夜勤・残業ができない場合には、その理由をしっかりと伝える必要があります。

口コミ・評判

U.Mさん(25歳)
申し訳ありません。履歴書にも記載している通り、母の介護がありますので、残業は難しいです。
残業ができない分、時間内に成果を出せるよう、業務に取り組みたいと思っています。
ただ、状況・スケジュールによっては、残業ができる日もありうるので、確認していただけると幸いです。

前職の退職理由

前職を人間関係や環境の悪さが理由でやめた方もいらっしゃると思います。

ただ、面接の場面でそのようなネガティブなことをストレートにいうのは控え、ポジティブな内容を言うようにしましょう。

以下のような回答例が望ましいです。

口コミ・評判

A.Hさん(26歳)
退職理由としては、今後新たなチャレンジをしていこうと考えたからです。
前社で培ってきた、様々な人との人間関係の築き方、コミュニケーションの取り方を活かして、御社で頑張っていきたいと思っています。

面接を成功させるたった一つのポイント

面接を成功させるたった一つのポイントは「PREP」を意識して回答することです。

PREPとは、まず結論を述べ(P)、次にその理由を伝え(R)、わかりやすく具体例を示し(E)、最後に再度結論を伝える(P)事で、自分の意見を効果的に相手に伝える回答フレームです。

質問への回答セオリー「PREP」

  • 「P」Point:結論
  • 「R」Reason:理由
  • 「E」Example:例
  • 「P」Point:結論

より詳しく知りたい方は、以下の記事を参考に面接対策を進めてみてください。

7.介護職に転職する際によくあるQ&A

ここでは、介護職に転職する際によくある質問に対して解説していきます。

Q-1 正直、未経験で介護職に転職するのは不安です…

不安を感じすぎる必要はありません。

なぜなら、介護職へ転職する方の多くが未経験からのスタートだからです。

1章でも述べましたが、事実として、転職者の約6割は介護関係以外からのキャリアチェンジです。

参考:介護労働実態調査

介護業界全体が、未経験者を歓迎している傾向にあるため、資格や経験がない方でも挑戦することができます。

Q-2 未経験で資格がなくても大丈夫?

結論、資格がない状態で転職活動をしても問題ありません。

ただ、筆者の経験からして、就職後は「介護職員初任者研修」の取得を目指すことをおすすめします。

これは介護の基礎的な知識やスキルがあることを証明する資格です。

最短一ヶ月という短期間で取得可能なので、未経験の方でも挑戦しやすいでしょう。

また、ある程度キャリアを積んで、介護職としての仕事をこなせるようになってきたら、国家資格である「介護福祉士」の取得もおすすめです。

以下で詳しくお伝えするので、参考にしてください。

介護福祉士は国家資格!取得すれば待遇面向上に期待できる

介護福祉士は、社会福祉専門職の介護に関する国家資格です。

そのため、社会的信頼性が高く、ヘルパーとしての仕事だけでなく管理職としての仕事もできるようになり、キャリアアップによる待遇面向上が期待できるので、介護職として働く上でおすすめな資格です。

また、事業者によっては、資格手当として月額数万円を支給するところや、資格を取得した際に、その費用(スクールなど)を負担してもらえる場合もあります。

働きながら無理なく介護福祉士の資格を取得できる

介護福祉士の国家資格は、難易度も高くはないので、働きながら無理なく取得することができます。実際に、介護福祉士試験を受験するために必要な条件は以下の2つです。

  • 実務者研修(450時間)の受講を修了していること
  • 社会福祉施設で、3年以上(1,095日)の経験年数、かつ540日以上の従事日時があること

介護福祉士の試験は、普段の介護業務として直接関わる問題の出題が多いので、合格率は70%を超えており、一番簡単な国家資格と言われることも多い『運転免許』の合格率が70~80%であることを考えると、かなり合格しやすい試験です

合格に必要な勉強時間は人によりますが、試験1か月前から毎日1~2時間程度勉強すれば、充分合格できるレベルなので、ぜひ目指してみてください。

Q-3 事業所や施設の雰囲気はわかりますか?

わかります。

施設の雰囲気を転職アドバイザーに聞くことも可能ですし、直接施設を見学しに行くこともできます。

ただ、現役転職コンサルタントの私のからすると、アドバイザーの口コミを聞くだけでは職場の雰囲気は想像もつかないものだと思うので、一度職場見学に足を運ぶことをおすすめします。

その際に注意して見て欲しい点は以下の観点になります。

  • 職員さんの表情や口調
  • 施設の清潔さや明るさ
  • 利用者さんの表情

どれも、職場のことを深く知るために必要な情報なので、必ずチェックするようにしてください。

6.まとめ

ここまで、未経験から介護職を目指すときにおすすめとなる施設や、方法をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

介護業界は、人手が足りていないことが多く、未経験であっても良い条件での転職を狙うことができます。

「介護サービス情報公表システム」や「転職サイト」を活用して情報収集をすることで、後悔のない転職を行うことができますので、ぜひご活用ください。

介護サービス情報公表システム
https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/

おすすめ転職サイト

  1. レバウェル介護(旧:きらケア)
  2. かいご畑
  3. マイナビ介護

このページがあなたの転職の成功にお役に立てることを心から祈っています。