20代薬剤師におすすめ転職サイト・エージェント5選|プロが教える成功のための全ポイント

20代で薬剤師転職を考えていても、「どの転職サイトを使えば良い職場で働けるのだろう?」「そもそも20代の今、転職するべきなの?」と不安に思っていませんか。

20代の薬剤師は売り手市場かつ若さで可能性に満ちあふれており、全年齢の中で最も転職しやすいです。

しかし、自分をきちんと分析し、自分にあった転職先を選ばなければ、転職先が見つかっても今と同じ理由で悩んだり、全く活躍できない恐れがあります。

そこで、転職のプロとして数々の薬剤師転職をサポートしてきた私が、使うべき転職サイトと転職成功のために知っておくべきポイントついてお伝えします。

  1. 【20代】薬剤師に特化したおすすめ転職サイト5選
  2. 20代薬剤師は転職しやすい!積極的に挑戦すべき
  3. 本当に転職したほうがいい?薬剤師の業種別実態
  4. 20代薬剤師が転職に成功するために押さえるべき3つのポイント
  5. 転職サイトを効果的に利用する7ポイント
  6. 【図解】転職サイト利用の流れ

全て読めば、20代という立場を生かして転職するためのコツが理解でき、転職成功への第1歩となるでしょう。

 

1.【20代】薬剤師に特化したおすすめ転職サイト5選

20代薬剤師の転職をサポートしてくれる薬剤師に特化した転職サイトは以下の5つです。

1-1.薬キャリエージェント|実績豊富で満足度95%

薬キャリ

『薬キャリ』は、総合満足度No1の薬剤師転職サイトです。
(※薬剤師ポータルサイトにて19社中、年間登録者数No.1(2015年3月エムスリーキャリア調べ)

運営会社のエムスリーキャリアは、15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていることもあり、サポート力や薬剤師転職ノウハウには信頼があります。

また、病院や医療施設などに強いコネクションを築いており、人気の高い転職先である調剤薬局や病院の求人数は業界1位、調剤薬局では業界3位と、他サービスを圧倒する求人数・質を誇ります。

業種・年齢・地域問わず、転職を考えるすべての薬剤師におすすめです。

公式サイト:
https://agent.m3career.com/

当サイトでは薬キャリのコンサルタントにインタビューを行いました!

薬キャリの強みコロナ禍における薬剤師の転職事情をお話いただいたので、転職を検討している方はぜひご覧ください。

こちらをタップ ▼

薬剤師の人生を照らす転職を――薬剤師満足度No1『薬キャリ』のコンサルタントによる「求職者ファースト」の転職支援とは

1-2.マイナビ薬剤師|親身なサポート体制に高評価

マイナビ薬剤師

※マイナビのプロモーションを含みます。

『マイナビ薬剤師』は、転職業界大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職サイトです。

マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅しており、54,673件の求人を掲載しています

また、転職サポート力に定評があり、応募者との「面談」に力を入れているという点も特徴的です。

親身にアドバイスをしてくれるため、はじめての方でも安心して転職活動を進められるでしょう。

全国の主要都市に支店を持っており、地方在住の薬剤師の方にもおすすめです。

公式サイト:
https://pharma.mynavi.jp/

※マイナビのプロモーションを含みます。

1-3.ファルマスタッフ|20代での正社員転職におすすめ

ファルマスタッフ』は、大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師転職支援サービスです。

特に調剤薬局の求人は、数・量ともに業界トップクラスです。薬局への転職を検討している方は、登録必須の転職サイトと言えるでしょう。正社員求人だけでなく、派遣求人も多く扱っています。

20年以上にわたる転職支援実績があり、蓄積されたノウハウを得られる点も大きな魅力です。

薬剤師転職では、どういった点をアピールすればよいのか、調剤薬局への転職を成功させるにはどのように準備しておけば良いのか、など具体的な方法を知ることができるでしょう。

公式サイト:
https://www.38-8931.com/

1-4.ファーマキャリア|好条件求人をオーダーメイドで提案

『ファーマキャリア』は、オーダーメイド求人が魅力の転職サイトです。あなたの希望に合わせた好条件求人を、キャリアコンサルタントが厳選して提案してくれます。

求人の数よりも質を重視したい方におすすめです。

また、優秀なキャリアコンサルタントが担当してくれる点も特徴的です。

一人ひとりがより満足のいく転職を実現するために、非常に親身なサポートを実施しています。

公式サイト:
https://pharmacareer.jp

1-5.リクナビ薬剤師|優秀なアドバイザーが全面サポート

リクナビ薬剤師

『リクナビ薬剤師』は、人材紹介最大手のリクルートが運営する薬剤師を専門に扱ったサイトです。

サービスの規模も大きく、数多くの転職実績があります。

ドラッグストアの求人や、高収入の求人が多い点も特徴です。

また「日本一の人材紹介会社」としてのノウハウが豊富であり、特に優秀なコンサルタントがいるという点も大きな強みです。

2. 20代薬剤師は転職しやすい!積極的に挑戦すべき

結論、薬剤師業界は常に人手不足が目立つため、転職することは容易です。

事実として、有効求人倍率は全体平均の0.97倍に対して医師・薬剤師は1.76倍と、他業種を比べ求人数に恵まれています。

出典:平成30年職種別民間給与実態調査の結果

また、今から5~10年後まで、薬剤師の需要は高まるでしょう。

厚生労働省の試算によると「2025年に国民医療費は2015年の約1.4倍に増加する」と言われており、後期高齢者に限定すると、約1.7倍になると言われています。

この増加の半分以上は医薬品費であるといわれているため、必然的に調剤・新薬開発などの薬剤師の業務の需要が高まります。

その為、薬局やドラッグストア・病院などで薬剤師を確保しようとする動きが今より高まるとみられています。

このような市場動向によって、経験の浅い20代であっても転職は容易といえるでしょう。

関連記事:20代薬剤師は転職できる?キャリアアップに必須の全知識

3. 本当に転職したほうがいい?薬剤師の業種別実態

ここでは、20代の薬剤師が『どの業種に転職したほうがいい?』といったキャリアの悩みを解決するために、主要な業種を、年収などの軸で比較していきます。

業種比較軸
  • 「調剤薬局・ドラッグストア」
  • 「病院」
  • 「MR」
  • 「CRA」
  • 「研究・開発職」
  • 平均年収
  • 平均残業時間
  • 転勤の有無
  • 身につくスキル

では、それぞれ紹介していきます。

3-1.各業種の平均年収

各業種別に見た平均年収は以下の通りです。

調剤薬局・ドラッグストア調剤薬局374万円/ドラッグストア512万円
病院362万円
MR(医療情報担当者)580万円
CRA(診療開発モニター)557万円
研究職・開発職512万円

参考:マイナビエージェント

この表からわかる通り、高収入の求人を狙う方はドラッグストアやMRへの転職をおすすめします。

MR転職の詳細について知りたい方はMR転職完全ガイド|おすすめ転職エージェント20選をご覧ください

ただドラッグストアやMRは、次に紹介する平均残業時間も収入に合わせて多くなるため、注意が必要です。

3-2.平均残業時間

各業種別に見た月の平均残業時間は以下の通りです。

調剤薬局・ドラッグストア*19.6時間(0~40時間)
病院*114.7時間(0~80時間)
MR*217.8時間
CRA*213.8時間
研究・開発職*217.2時間

出典:*1マイナビ薬剤師アンケート *2DODA調べ

このように、MRや研究・開発職は残業時間が長いことがわかりました。

調剤薬局・ドラッグストアに関しては、月の平均残業時間が10時間未満という結果が出ていますが、調剤薬局やドラッグストアは店舗によって残業時間に大きく差があります。

このため、転職する際は募集要項の条件に注意が必要です。

また、病院薬剤師は急性期なのか慢性期なのかによって残業時間が大きく異なります。

一般的に、急性期病院のほうが残業時間が多くなる傾向にあります。

3-3.転勤の有無

MRは特に全国転勤が多い仕事であるため、一つの地域で長く働きたいという人には不向きでしょう。

一方で、その他の仕事は転勤がほとんどないか、近場での転勤となるため、一つの地域で長く働きたいという人にはおすすめです。

3-4.身につくスキル

各業界で身につくスキルは以下の通りです。

調剤薬局
  • 調剤経験を積み・管理薬剤師へとなることができる
ドラッグストア
  • 一般医薬品への知識が深まるが、キャリアアップには不向き
病院薬剤師
  • 急性期:多くの種類の症例が見られるため、キャリアアップが図れる
  • 慢性期:一人の患者と向き合うため、かかりつけ医療への理解は深まるが、表面的なキャリアアップには不利
MR
  • 認定資格あり。他業界の営業への転職が可能
CRA
  • 英語力・新薬に関する情報に精通できる
研究・開発職
  • 製薬企業以外の開発職に有利。調剤経験がないため薬剤師への転職には不向き

各業界で学べることを活かして、キャリアの形成を図ることが重要です。

あなたの転職理由と照らし合わせて、最適な業界を考えるべき

ここまで説明してきたように、業種によって特徴は様々で、人によって合う業界、職場はわかれます。

高年収、好待遇、難易度低く、やりがいがあるという『完璧な職場』は存在しません。

そのため、自分がなぜ転職するのか、仕事において何を重視しているのかを再度考えて、自分に最適な業界を考えましょう。

注意|キャリアの方向性が決まる20代の転職は慎重に!

ご存じの通り、30代から未経験の業界へと転職することは難しいので、20代の今がチャンスです。

とはいえ、安易に転職をしてしまうと、キャリア形成で取り返しがつかない可能性があります。

自分のキャリアプランと業界を照らし合わせて、慎重に転職を検討することがおすすめです。

4. 20代薬剤師が転職に成功するために押さえるべき3つのポイント

20代の薬剤師が転職成功率を上げるために押さえるべきポイントは、以下の3つです

  1. 転職の全体像を理解してスケジュールを立てる
  2. 転職の目的となりたい将来像を考える
  3. 自己分析・キャリアの振り返りを行う

では、これら3つの対策について、それぞれ理由とともに詳しく説明していきます。

4-1.転職の全体像を理解してスケジュールを立てる

転職活動において、まずはじめにやるべきことは、転職の全体像を理解してスケジュールを立てることです。

以下にて重要な理由と、具体的な方法について、ご説明します。

《重要な理由》

転職の全体像を理解してスケジュールを立てると、効率的な転職活動を行うことができるためです。

具体的には、以下3点のメリットがあります、

  • 転職活動のモチベーションが上がる
  • 先のことを見据えた行動ができる
  • 転職活動が長期化することを防げる

実際、転職の全体像が分からないことで大きな不安を抱える方や、スケジュールを立てないことで非効率な転職活動をされる方も多くいらっしゃいます。

その結果、自身が思ったような転職活動ができず、大きなストレスを抱えてしまい、転職活動自体を断念される方もいらっしゃいます。

転職活動を成功させるためにも、まずは転職の全体像を理解してスケジュールを立てるようにしましょう。

《具体的な方法》

転職を完了させたい時期(例えば、今年の◯月中などおよその時期)から、逆算方式で立てていきます。

希望通りのタイミングで転職をするためにも、転職の全体像とスケジュール感を把握した上で、転職活動を行っていきましょう。

4-2. 転職の目的となりたい将来像を考える

転職活動のスケジュールを立てたら、転職の目的となりたい将来像を考えます。

以下にて重要な理由と、具体的な方法をご説明します。

《重要な理由》

「転職の目的」と「なりたい将来像」は、いずれも転職活動の軸となるためです。

また、目的と将来像を設定することは、今転職することが本当に賢明なのかを判断する鍵にもなります。

転職の理由は人によってさまざまです。

例えば、一時の感情や日々のストレスなどで、急に思い立って転職したいと思うこともあるでしょう。

そんな時、上記を深掘りすることで、転職すべき時期は今なのか、そもそも本当に転職すべきなのかを、冷静に判断することができます。

《具体的な方法》

以下ポイントを具体化しておきましょう。

  • 転職の目的・理由(なぜ転職したいのか)
  • 転職後の将来像(仮に転職に成功したとして、5年後、10年後にどんな自分になっていたいか)
  • 転職の必要性(今の就業先では実現できないことなのか、必ず転職しなければいけないのか)
  • 転職に求める条件(仕事内容・社風・年収など)

そして、転職に求める条件については、必ず優先順位をつけておきましょう。

4-3. 自己分析・キャリアの振り返りを行う

転職の目的となりたい姿を考えたら、次は自己分析・キャリアの振り返りを行いましょう。

《重要な理由》

これまでどんな仕事をしてきたのかを整理して、自分にはどんな仕事が合っているのかを知ることで、より自分自身にマッチした転職先を探すことができます

また、志望先に自分の強みをうまくアピールし、弱みをうまくカバーするためにも必要な作業です。

転職先に対して夢ばかりが膨らんでしまうと、いざ就職した時に思ったほどうまくいかなかったり、「実際に就職してみたら、自分には合っていなかった…」と後悔してしまうことがあります。

自己分析やキャリアの振り返りは、こうした転職の失敗を防ぐために、今自分が持っているキャリアや特性に、正直に向き合うための作業です。

虚勢を張らずに、今の自分が持っているものや過去の経験を書き出すことで、本当に自分にマッチした転職先がどこなのかが見えるようになります。

《具体的な方法》

「転職の目的と将来像を考える」でご紹介したポイントを、紙に書き出してみましょう。

文字にすることで、自分の現在の状況や今後求められる行動などが明らかになり、書類作成や情報収集が行いやすくなります。

当サイトでは「プロ直伝!転職成功に導く自己分析4ステップ【シート付】」コラム内で、自己分析の方法をシート付きでご紹介しています。

このシートを使ってぜひ自己分析を行ってみてください。

まとめ:転職サイトを利用する

これらを効率よく行うためには、薬剤師に特化した転職サイトを利用することが効果的です。

転職サイトに登録すると以下のことをやってくれます。

  • ご自身にあった適切な求人を紹介してくれる
  • 経歴の棚卸、これからのキャリアプランを一緒に考えてくれる
  • 履歴書や職務経歴書の添削といった選考対策をしてくれる

それだけではなく、転職サイトは一般に公開されていない求人も広く取り扱っているため、転職先の選択肢を広げるためにも、一度登録してみることをおすすめします。

5転職サイト・エージェントをより効果的に利用する7ポイント

35歳が転職エージェントをうまく使うポイント

この章では、転職サイト・エージェントをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。

  1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
  2. 転職時期は最短可能日程で答える
  3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
  4. 経歴やスキルに嘘をつかない
  5. 推薦文は必ず確認する
  6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
  7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。

Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。

「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。

更新日

例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。

更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える

コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。

Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る

担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、

転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。

大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。

コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。

この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。

Point-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない

数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。

企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。

Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

転職サイト・エージェントも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。

優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWorkを利用して裏をとるようにしましょう。

以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。

openworkの口コミ

上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。

6【図解】転職サイト・エージェント利用の流れ

ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

転職サイト・エージェントに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう

スクリーンショット 2016-08-21 17.30.24

Step 1. まずは公式ページから登録する

それぞれの公式ページから登録を行います。

登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください

例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。

正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。

Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る

登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。

事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。

  • 転職希望時期は?
  • 希望する職種や業界は?
  • 希望年収は?

10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。

※最初からアポイント調整に入る場合もあります。

Step 3. キャリアカウンセリング

あなたが転職サイト・エージェントのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)

初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。

  • あなたのキャリアの棚卸
  • PRポイントの整理
  • 転職するべきかどうか
  • 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
  • どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
  • 転職についての要望の深堀

キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。

担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。

Step 4. 求人紹介を受ける

あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。

思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。

それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します

Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削

応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。

場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。

最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。

Step 6. 紹介された求人に応募する

選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。

自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。

求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職サイト・エージェント経由は圧倒的に有利です。

Step 7. 面接対策を受ける

応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。

あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。

Step 8. 企業との面接を行う

面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。

対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。

面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。

Step 9. 内定と退職サポート

内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。

また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職サイト・エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!

Step 10.退会手続きをする

転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。

万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。

転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。

転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。

7. さいごに

20代での転職は、キャリアの方向性を定める重要な転職になります。

自分の理想の将来像を定めて、その理想に最大限沿うための転職を慎重に行うべきです。

転職後もキャリア形成をサポートしてくれる以下のような転職サイトの中から、3社ほど登録することを強くおすすめします。

あなたの転職の成功を陰ながら応援しております。

あわせて読みたい

薬剤師向けのおすすめ転職エージェントランキング5選|選び方や活用するメリットなども解説

200人の口コミ比較でわかった薬剤師転職サイトおすすめランキング

【2023年最新版】薬剤師転職サイトおすすめ10選!気になる転職事情や転職成功のコツも徹底解説