看護師の非常勤の時給や労働環境は?高時給な求人を見つけるために知りたい全知識

「非常勤看護師ってどんな働き方?」「常勤看護師との違いを知りたい」と考えていませんか。

非常勤(パートタイム)は、週の労働時間が40時間未満の看護師です。出勤日や働く時間を柔軟に調整できるので、家庭と両立させたい方や復職する看護師さんに適しています。

ただその分収入が低くなりやすいので、働く際は時給や福利厚生をしっかりと確認しておく必要があります。

このページでは、転職コンサルタントとして多くの看護師の悩みを解決してきた私が、看護師の非常勤について、メリット・デメリットやその特徴から徹底解説します。

  1. 非常勤看護師とは?常勤看護師との違い
  2. 看護師の非常勤として働くメリット
  3. 看護師の非常勤として働くデメリット
  4. 非常勤看護師に転職するなら、登録しておくべき転職サイト3選
  5. 【FAQ】非常勤看護師に関してよくある質問と回答

このページを全て読めば「非常勤看護師のメリット・デメリット」や「高時給な職場への転職方法」を知ることができます。

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1. 非常勤看護師とは?常勤看護師との違い

常勤看護師と非常勤看護師の間には、多くの違いがあります。

早速、見ていきましょう。

1-1. 非常勤は1週間の勤務時間が40時間未満

非常勤看護師は1週間の勤務時間が40時間未満であることが特徴です。

常勤看護師1週間の勤務時間が40時間以上
非常勤看護師1週間の勤務時間が40時間未満

常勤看護師とは、一般企業で言う「フルタイム従業員」を意味し、週に40時間以上勤務します。

一方、非常勤看護師は、一般企業で言うところの「パート・アルバイト」の扱いとほぼ同義です。

しかし必ずしも「常勤看護師=正社員」というわけではありません。

なぜなら1週間に40時間以上働く「派遣看護師」もいるためです。

派遣看護師は、勤務時間数に関係なく、扱いは「非常勤看護師」と同じとなります。

1-2. 非常勤の給与体系は時給か日給

非常勤の看護師は、日給や時給で給与計算されます

正社員の常勤看護師の場合は月給計算です。

常勤(正社員の場合)非常勤
給与月給制時給または日給制
ボーナス給与の3か月分など
(職場によって異なる)
ほとんどない
(職場によっては数千円の寸志が出る場合も)
昇給年に数千円ほとんどない
(あっても時給数十円アップなど)
各種手当残業手当・資格手当・職能手当などほとんどない
退職金勤続3年以上で支給
(支給条件は勤務先によって異なるが出るところが多い)
ほとんどない

給与体系の違いだけでなく、賞与や退職金の有無で大きな違いがあるため、非常勤で働くことを考えている方は念頭に置いておく必要があるでしょう。

1-3. 常勤よりも非常勤は福利厚生が少ない

非常勤は常勤とくらべて福利厚生が少ない点も注意が必要です。

ただし、福利厚生の内容は法律で具体的に定められており、「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」が存在します。

このうち「法定福利厚生」は社会保険料の一部または全部を会社が負担し、パートやアルバイトの非常勤看護師にも付けることが義務付けられています。

法定福利厚生法定外福利厚生
健康保険・介護保険
雇用保険
厚生年金保険
労災保険
住宅手当
家族手当
交通費
保養施設
社宅や寮の提供
など

法定福利厚生は、一般的には「社会保険」と呼ばれるものであり、非常勤看護師でも一定の条件を満たせば受けることが可能です。

社会保険常勤非常勤
健康保険全員が加入1週間の労働時間と1ヶ月の労働日数が
常勤の4分の3以上あること
雇用保険全員が加入雇用期間が31日以上あること
1週間の労働時間が20時間以上あること
厚生年金保険全員が加入1週間の労働時間と1ヶ月の労働日数が
常勤の4分の3以上あること
労災保険全員が加入全員が加入

これらを含めて、非常勤看護師としての勤務するかどうか検討すると良いでしょう。

2. 看護師の非常勤として働くメリット

非常勤の看護師として働くには、多くのメリットがあります。

それでは、見ていきましょう。

(1) 勤務時間が短く、子育てや家庭と両立がしやすい

勤務時間の短さから、子育てや家庭と両立しやすいのは大きなメリットでしょう。

子育て中の女性であれば、家庭の時間を持ちやすくなります。

このように、限定した時間のみ働けることは、非常勤看護師のメリットだと言えます。

(2) 日勤が多く夜勤が少ないため、身体への負担が少ない

非常勤看護師は基本的に日勤の勤務が多く、夜勤はほとんどありません

キャリアが豊富なベテラン看護師になれば、シフトの都合上、夜勤の打診を受ける場合もありますが、非常勤だからと断ることもできます。

日勤のみでの出勤となるため、精神的にも肉体的にも負担が少ない点は、非常勤看護師の大きなメリットの一つでしょう。

(3) 負担が大きい業務が少なく、精神的に楽である

非常勤看護師は、負担の大きな業務を任せられることが少なく、精神的に楽に仕事をしやすい点はメリットのひとつです。

そもそも看護師の仕事というのは、命に係わる重大な仕事が多く、肉体的にも精神的にも激務になりがちと言えます。

しかし非常勤として働くと時間に制約があるため、大きな仕事を任せにくくなるのです。

つまり、リスクを背負う心配が少ないのも非常勤看護師のメリットの一つでしょう。

(4) 条件によっては非常勤でも有休や産休・育休の取得ができる

病院の社則によってもルールに若干の違いがありますが、非常勤の看護師でも一定の条件を満たせば、有給や産休の取得をすることは可能です。

特に、有休を取得できると、プライベートの時間を有効に使うことが出来、大きな魅力だと言えるでしょう。

また、非常勤看護師の育休に関しては、「同じ勤務先に1年以上雇用されていて、子供が1歳6か月に達するまでに労働契約が満了しないこと」が条件となります。

将来出産を考える女性は、長く働き続けられる職場かを前提に、働く職場を検討すると良いでしょう。

3.看護師の非常勤として働くデメリット

非常勤看護師として働くことは、デメリットもあります。

具体的にそれぞれ見ていきましょう。

(1) 常勤とくらべて給与が低くなりやすい

非常勤看護師は、常勤と比べると給与が下がりやすくなります

これは、非常勤看護師の給与計算が「時給や日給」で行われ、かつ各種手当などがないためです。

このため、常勤看護師よりも給与が低くなるのです。

(2) 勤務条件によっては厚生年金を含む社会保険に加入できない

非常勤看護師は、一定の条件を満たさなければ厚生年金や健康保険に加入できません

1章でご紹介したように、「1週間の勤務時間が、常勤看護師の3/4以上であることと、1か月の勤務日数が常勤看護師の3/4以上であること」が条件です。

一例として1日8時間以上の勤務を週に4日以上行えば条件をクリアできますので、厚生年金や健康保険を勤務先に負担してもらいたい場合は、勤務時間を考えて設定することをおすすめします。

(3) 昇進や昇格がなく、看護師としてスキルアップしにくい

非常勤看護師に昇進や昇格がないため、看護師としてのスキルアップがしにくい点はデメリットでしょう。

非常勤看護師が任される仕事は、常勤看護師が任される仕事に比べて、負担が小さい業務が多くなりがちです。

責任の大きな仕事をしたくない場合は良いですが、当然スキルアップにも時間がかかります。

定期的な昇給が見込みずらく、ボーナスも付かないため、収入が増えにくいこともデメリットの一つでしょう。

(4) 福利厚生がほとんど受けられない

非常勤看護師は、常勤看護師と同じ福利厚生を受けられない場合が多いです。

社会保障と呼ばれる「法定福利厚生」は受けることが可能ですが、病院が独自で制定する「法定外福利厚生」は受けにくいでしょう。

法定外福利厚生には「住宅手当」「家族手当」「交通費」「保養施設の提供」「寮や社宅の提供」などが含まれるため、これらを受けられない可能性があることは知っておく必要があります。

ここまでのまとめ:非常勤看護師として働くことがおすすめな人

メリット・デメリットを踏まえると、非常勤看護師として働くのに向いているのは、以下のような人です。

  • 家庭を優先し、残業や夜勤をしたくない人
  • ダブルワークで他の仕事をしていて、時間を区切って両立したい人
  • 育児や介護などで少ない時間で仕事をしたい人
  • 責任の大きな仕事は避けたい人

非常勤看護師として働くと、自由な時間が増え、プライベートを充実させることが出来るでしょう。

常勤看護師として就労すると多くの時間を仕事に使う事になるため、時間に制約を設けて看護師の仕事をしたい方には、非常勤としての勤務がおすすめです。

4. 非常勤看護師に転職するなら、登録しておくべき転職サイト3選

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※求人数2022年8月更新

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5.【FAQ】非常勤看護師に関してよくある質問と回答

ここでは、非常勤看護師として働くことに関する、よくある質問を見ていきましょう。

それでは、順にご紹介します。

Q1. 非常勤看護師として働くと、転職に不利になりますか?

非常勤看護師として働いていると、転職には若干不利になることがあります。

これは、常勤看護師と違い、十分なスキルアップをしにくいためです。

転職時に「スキルがない」と採用側に思われてしまうと、採用を見合わせる病院は多いでしょう。

ただ、常勤看護師を目指して頑張る熱意があれば、その心配はないかもしれませんので、まずはチャレンジすることをおすすめします。

Q2. 非常勤の場合、育児休暇や介護休暇は取れるのでしょうか?

非常勤看護師でも、条件を満たせば育児休暇や介護休暇を取得することは可能です。

育児休暇は「同じ勤務先に1年以上雇用されていて、子供が1歳6か月に達するまでに労働契約が満了しないこと」の条件を満たせば、雇用形態問わず取得できます。

尚、介護休暇は「介護休暇取得日から93日以後も、その病院で勤務をする意思」があれば、取得ができる規定であるため、勤務先と相談してみるとよいでしょう。

Q3. 非常勤看護師から、常勤看護師になることは可能ですか?

非常勤看護師から、常勤看護師になることは可能です。

しかし、勤務している病院によってその対応に差があるでしょう。

また、出勤日数を増やしてもらい、常勤看護師としてスキルを高めていきたいという意志や、各種試験を受けてスキルアップする向上心を見せれば、常勤看護師になれるかもしれません。

ゆくゆくは常勤看護師になりたいと考えている方は、まずは非常勤看護師としての勤務実績と信頼を勝ち取ることが大切です。

7.さいごに

非常勤看護師の働き方について解説しました。

メリット・デメリットを比較した上で、ご自身に合った働き方であれば、転職サイトなどを活用して求人を探してみてください。

あなたの就職・転職活動が上手くいくことを心から祈っています。