正看護師のパートの時給や労働環境は?高時給な求人を見つける為に知りたい全知識

「正看護師のパートやアルバイトって時給はどれくらい?」「正社員とどっちがいいか迷う」など、お悩みではありませんか?

結論から言うと、正看護師のパート(アルバイト)は働く時間が限られている方にはおすすめの働き方ですが、医療現場で働く割には時給が低い求人が非常に多いというデメリットもあります。

ですので、自分が時間・給料・職場環境など何を大切にするか優先順位を付けて、働き方を選ぶことが大切です。

このページでは、転職コンサルタントとして多くの看護師の相談に乗ってきた筆者が、パート(アルバイト)の正看護師について全て解説します。

<目次>

  1. 【徹底比較】正看護師のパート・正社員
  2. パートで正看護師を務めるべき人の条件
  3. 高時給な正看護師のパートは夜勤と訪問看護
  4. 自分にあったパートを選ぶための転職エージェント5
  5. 【FAQ】正看護師のパートに関してよくある質問と回答

このページを全て読めば、「パート(アルバイト)で正看護師を務めるメリット・デメリット」「有効な就職・転職方法」を知ることができます。

1. 【徹底比較】正看護師のパート・正社員

正看護師の働き方には、正社員とパート(アルバイト)の2種類があります。

この2つは以下の3つの観点で比べると非常に違いがある働き方なので、働く上で自分が何を大切にするかを考えて選ぶ必要があります。

パートと正社員の大きな3つの違い

以下でそれぞれを詳しく説明していきます。

1-1. 給料

正社員と違い、パート(アルバイト)は基本的に時給制です。

パート(アルバイト)の時給は他業界に比べて高く、フルタイムで働けば正社員同様の年収を稼ぐこともできます。

しかし実際は、勤務時間が短いパート看護師はボーナスが貰えず、年収が思うほど高くならないです。

看護師の全国平均給与で比べると、以下のようになりました。

正社員パート(アルバイト)
時給換算で約1,400円

(月給246,422円)

時給1,492円

参考:ナース人材バンク

時給は各地域・都道府県、さらに各病院によって大きく違う為、求人を探す際には注意が必要です。

1-2. 保険・ボーナス

保険やボーナスに関しては、パート(アルバイト)であっても、基本的には正社員と変わらず給付を受けられます。

正社員パート(アルバイト)
保険・ボーナスあり基本的にあるが、条件付き

しかし昇給や賞与などの対象とならない場合や、有給休暇や退職金などの対象外となることも多いですので、求人を探す際に確認しておくことが大切です。

保険は基本的に社会保険に加入することになります。

なぜなら、正社員はもちろん、パート(アルバイト)でも年収106万円以上で一定の条件を満たす人は、社会保険加入対象者だからです。

パート(アルバイト)が社会保険に加入できる条件は、職場の従業員が501人以上か、それ未満かで変わってきます。

501人以上の職場で働く正看護師の場合、以下のどちらかの条件を満たせば社会保険加入対象者です。

従業員501人以上の職場で働く場合

(1)勤務時間及び日数が正社員の3/4の場合

(2)以下の5つの条件を満たす場合

  1. 週の所定労働時間が20時間以上であること
  2. 賃金月額が月8.8万円以上(年約106万円以上)であること
  3. 1年以上使用されることが見込まれること
  4. 学生でないこと

従業員が501人未満の職場で働く正看護師も、平成29年4月から以下の条件のいずれかに当てはまれば社会保険加入対象者となりました。

従業員501人未満の職場で働く場合

(1)労使合意に基づき申し出をする法人・個人の事業所である

(2)地方公共団体に属する事業所である

年収106万円以下で働く予定の方は、社会保険には加入しません。

また、パート(アルバイト)であってもボーナスを貰えることがありますが、病院によります。

1-3. 労働時間

正社員はフルタイムが基本ですが、パート(アルバイト)の場合は「半日のみ」や「夜勤のみ」など様々な条件でフレキシブルに働くことができます。

正社員パート(アルバイト)
フルタイム
  • 半日のみ
  • 夜勤のみ
  • 1日4時間 など

1日4時間のみの求人も多く、子育てや介護と両立しやすい働き方です。

しかし、夜勤と日勤では時給の相場が違うことが多いので、想定より稼げない場合もあります。

ですので職場選びをする際は、時給と労働時間のどちらを優先して選ぶかを考えましょう。

【まとめ】パート・正社員の違い

以上の観点からパート(アルバイト)の特徴をまとめると、以下のようになります。

パート(アルバイト)正社員
  • 時間に融通が利く
  • 正社員ほど稼げない
  • 福利厚生等を受けられない場合がある
  • 時間の融通が利かない
  • パート(アルバイト)より稼げる
  • 福利厚生等は必ず受けられる

もちろん各求人によって時給等は変わってくるので、パートと正社員という選択肢でお悩みの方は、各求人を詳しく調べることも大切です。

また、自分が働く上で何を大切にするか優先順位を付けましょう。

これらの特徴を踏まえたうえで、次章でパート(アルバイト)で正看護師を務めるべき人の条件を紹介します。

2. パートで正看護師を務めるべき人の条件

正看護師の正社員とパート(アルバイト)の働き方の違いを踏まえると、パート(アルバイト)で働くべき人の条件は以下の3つです。

パートで正看護師を務めるべき人の条件

  • 給料より時間の優先順位が高い人
  • 扶養内で働きたい人
  • 長く務める予定ではない人

これらの条件に当てはまる人は、パートという働き方を選択しても良いでしょう。

それでも「どうしてもパートで働くしかない」「限られた時間でできるだけ稼ぎたい」という方もいると思います。

そんな方のために、次章では高時給な正看護師のパート(アルバイト)をご紹介します。

3. 高時給な正看護師のパートは夜勤と訪問看護

正社員と比べるとパート(アルバイト)は稼げない傾向がありますが、以下の2つのような求人であれば高時給を狙うことができます。

以下で、注意点を含めて詳しく解説していきます。

3-1. 夜勤専属のパート看護師として働く

パートでも比較的給料が高い働き方は、夜勤専従のパート看護師として働く方法です。

夜勤専属のパート看護師は日給制の求人が多いですが、時給換算にすると2,000円程度の高水準となります。

夜勤明けであればしっかりと休むことも可能ですので、体力に自信のある方にはおすすめです。

また、パートであれば常勤の看護師ほど出勤しなくてもいいので、出勤回数を自分の体調や家庭の事情と相談しながら調整することもできます。

しかし、以下のような点には注意が必要です。

夜勤専属のパート正看護師の注意点

  • 出勤人数が少ないので、仕事の責任が重くなる
  • 体力が必要
  • 生活リズムがくずれる
  • 幅広いスキルが必要

夜勤で働く場合は、出勤人数が少ないことが多い上に緊急に対応する必要があるため、ある程度看護師としてのスキルが必要になります。

その分、パート(アルバイト)とはいえ責任も重くなってくる点に注意が必要です。

3-2. 訪問看護でパート看護師として働く

医療費の高騰、病床の不足といった問題から、訪問看護の需要が高まっています。

それに伴い求人も増えてきているのが訪問看護の看護師です。

訪問看護師の求人には大きく以下の2つがあります。

訪問看護師求人の2つのタイプ

  1. 訪問看護ステーションに所属し、看護師だけで担当患者の自宅に訪問し、状態観察や健康管理を行う仕事
  2. 訪問看護を行っているクリニックに所属し、医師に同行して看護業務を担当する仕事

特に時給が高いのは、1つ目の訪問看護ステーションに所属する仕事です。

仕事内容が多岐にわたるため、ある程度のスキルや臨床経験が必要になってきます。

時給が高い求人は、責任も大きいと理解しておいて下さい。

以上で説明してきた「時給」「求められるスキルや経験」の違いを踏まえて、自分に合った求人を探していきましょう。

次章では、自分に合ったパート(アルバイト)の探し方を解説します。

4. 自分にあったパートを選ぶための転職エージェント5選

自分に合った正看護師のパート求人を探す為には、看護師専門の転職エージェントの利用がおすすめです。

看護師専門の転職エージェントを利用すると、以下のようなメリットがあり、就職活動を効率的に進めることができるからです。

看護師専門転職エージェントを利用するメリット

  • 病院の内情を知ることができる
  • 条件に合った職場がすぐに見つかる
  • 非公開求人を紹介してもらえることがある

大きなメリットとして、あなたの希望に沿って数ある求人の中から最適なものを厳選して紹介してもらえるという点が挙げられます。

自力で求人を探すと、情報が多すぎて困ってしまいますが、転職エージェントを上手く活用することで効率的に転職活動を進めることが可能です。

このページでは以下のおすすめのエージェント5社をご紹介します。

なお、選定基準は以下の3つです。

転職エージェント選定の軸

  • 総合力:求人×サポートの総合得点
  • 求人の量・質:紹介された求人の量やその内容は良かったか
  • サポート力:必要な時に必要なサポートを受けられたか、親切だったか

4-1. 看護roo|看護師満足度No.1

看護roo!

看護roo!』は東証一部上場企業の株式会社クイックによって運営される看護師向けの転職サイトで、特に求人の質への評価が高いです。

特にホームページには出ていない、5万件を超える優良求人を紹介してくれる点が好評です。

また、面接に同席までしてくれるサポートの手厚さも特徴で、面接が不安な方にもおすすめです。

運営会社株式会社クイック
対象地域主要都市圏
オフィス全国4箇所(東京・大阪・名古屋・横浜)
公開求人数約3.7万
公式ページhttps://kango-roo.com/

4-2. 看護のお仕事|豊富な求人数とサポートが評判

看護のお仕事』は日本最大級の看護師向け転職サービスです。

医療業界に詳しい担当者が今の職場の悩みや、「辞めていいのか」ということについても親身に相談に乗ってくれるとのことで、求人・サポート共に看護師さんからの評価が非常に高くなっていました。

また、求人票に書いてない内部情報を教えてくれたり、入職まで手厚くサポートしてくれるなど非常に心強い存在です。

ちなみに、派遣の求人に関しても『看護のお仕事(派遣版)』という特設ページがあるくらい力を入れていて、派遣の求人を探す方にもおすすめです。

運営会社レバレジーズ株式会社
対象地域全国
公開求人数約5.3万
公式ページhttps://kango-oshigoto.jp

4-3. ナースではたらこ|業界では珍しい逆指名制度を導入

ナースではたらこ』はアルバイトの求人媒体「バイトル」なども手掛ける、大手人材会社のディップ株式会社が運営する看護師向け転職サイトです。

24時間の電話対応、ナース・キャリア・ステーションでの対面支援など、サポートが手厚く、サポートへの満足度はNo.1でした。楽天リサーチの調査でも看護師さんの満足度1位を獲得しています。

求人に関しても行きたい病院を指名できる、「逆指名」を行なっていますので、下記のように気になる病院があれば求人を探してくれます。

そのため、行きたい病院がなんとなくでもある方は登録しておくべき1社です。

運営会社ディップ株式会社
対象地域全国
オフィス全国19箇所
公開求人数約9.1万件
公式ページhttps://iryo-de-hatarako.net/

4-4. 医療ワーカー|地方在住者におすすめの丁寧なサービス

医療ワーカー』は合計8.8万件の求人数を保有する国内最大級の看護師専門転職サイトです。

転職実績も3万件以上で、かつ利用満足度も97%と他を圧倒しています。

また、他サービスと異なり、地域ごとに専門のキャリアパートナーが対応してくれるため、特に地方在住の方におすすめです。

他のエージェントと合わせて登録すれば、希望の条件での転職に近づきます。

運営会社株式会社TS工建
対象地域全国
公開求人数約万
公式ページhttps://iryouworker.com/

4-5. ナース人材バンク|満足度98.8%で求人豊富!

ナース人材バンク』は年間10万人以上の看護師が利用する転職サイトで、98.8%の非常に高い転職者満足度のサポートで他社を圧倒しています。

登録手続きも所要時間が1分と簡単で、電話でのやり取りだけでも全国の求人情報を紹介してくれるため、どんな求人があるのかを知りたい場合にも使いやすいサービスです。

また、他サービスと異なり、地域ごとに専門のキャリアパートナーが対応してくれるため、特に地方在住の方におすすめです。

以上で紹介してきた他のエージェントと併用すると、より希望の条件での転職に近づきます。

運営会社株式会社エス・エム・エスキャリア
対象地域全国
公式ページhttps://www.nursejinzaibank.com/

5. 【FAQ】正看護師のパートに関してよくある質問と回答

本章では、正看護師のパートに関してよくある以下の質問に回答していきます。

以下で詳しく見ていきましょう。

Q1 パートから正社員になることは可能ですか?

可能です。

しかし、いずれ正社員を目指すなら、最初から正社員になった方が確実に採用されます。

なぜなら、正社員になる約束をしていたにも関わらず契約を切られて泣き寝入りしたというお話もあったからです。

正社員になれなかった

口コミ・評判

匿名
看護師です パートから入り
正社員になる約束でしたが
見事に裏切られました
君はもう歳だから
この先何か事故をおこすのではとか不安なんだよ
などなど酷いことを沢山言われました退職しましたが
どうしてもあの数々の言葉が頭から離れないこのまま泣き寝入りしないと
いけないんですか?

出典:Yahoo知恵袋

どうしてもパート(アルバイト)からはじめたいという方は、応募時に相談しておきましょう。

Q2 有給休暇は取れますか?

取れますが、実際に休めるかどうかは病院次第です。

例えば、本人が体調不良で休みを取った際に、本人の意思とは関係なく有給の残日分を消化させられてしまう場合や子どものけがや病気に付き添って取った休みが勝手に有給に充てられてしまう場合など、希望した日に有休が取れていない実情があります。

本来、看護師のパート(アルバイト)も、正職員と変わらない条件で有給休暇が取れます。

6か月間継続して雇用されるとともに稼働日の80%を越えて勤務していれば、年間で決まった日数の有給休暇が支給される権利があるからです。

注意すべきなのは、支給された有給休暇の取得期限が取得日から向こう1年間となる点です。

正職員やフルタイムの非常勤看護師の場合、6か月の勤務後に年間10日の有給休暇が支給されます。

曜日や時間を限定して働いているパート(アルバイト)の方は、支給される有給の日数は勤務日数によって変わります。

Q3正社員看護師からパートになることは可能ですか?

可能です。

注意すべき点は労働時間・日数が減ると保険加入の対象から外れてしまうことや、収入が低くなることです。

たとえパート(アルバイト)としての雇用であっても、常勤の正看護師のようにフルタイムで働くことも可能なので、自分が時間を優先するかお金を優先するかを考えながら雇用形態の切り替えを行いましょう。

保険に関しては、1章の『1-2. 保険・ボーナス』を参考にして下さい。

6. 関連記事

本章では、正看護師のパートに関連する記事をご紹介します。

看護師の転職について
看護師転職エージェントについて

7. 終わりに

ここまで、正看護師のパート(アルバイト)に関して解説してきましたが、いかがでしたか?

正社員との違いを踏まえると、子育てや介護などで時間に余裕をもって働きたい方におすすめの働き方でした。

自分に合った求人を効率的に見つける為にも、このページで紹介した5社のエージェントを是非利用してみて下さい。

あなたの転職活動が上手く行くことを心から願っています。