看護師の転職先の決め手とは【転職を経験した看護師100人に調査】

看護師 転職 決め手

「看護師の転職先の決め手って何?」
「いくつかの病院から内定をもらったけど転職先を決められない」

など悩みますよね。

後悔しない転職をするためには、転職先が自分の希望条件をどれだけ満たしているのかを見極めて、適切な決断を下すことが欠かせません。

では、実際に看護師はどのように転職先を決めているのでしょうか。

そこで、この記事では看護師100人にアンケート調査を行い転職先の決め手を伺いました。その内容をランキング形式で紹介します。

  1. 看護師100人に聞いた「転職先の決め手」ランキング
  2. 複数内定をもらったら知っておきたい後悔しない職場の選び方

この記事を読めば、看護師の転職先の決め手自分がどのような職場に転職すると後悔しないのか、などが分かり、転職成功へ近づくでしょう。

1. 看護師100人に聞いた「転職先の決め手」ランキング

当社が転職を経験した看護師100人に、転職先に今の職場を選んだ決め手を伺いました。

ベテラン看護師の声

その結果、決め手・判断基準は大きく以下の6つが多いことが分かりました。

回答数が多かった順にご紹介していきます。

1-1. 1位 希望する仕事内容だった 43票

「診療科や診療方針などが希望する仕事内容だった」と回答した人が43票と最も多い結果となりました。

前職場と同じ仕事内容で働けることや、興味のある診療科や診療内容であったことなどが挙げられました。

口コミ・評判

(27歳 病棟勤務)
看護と英語の自分が経験したもの両方を活かせる仕事環境があり、ステップアップができる職場を選びました。

口コミ・評判

(31歳 精神科勤務)
ずっと内科病棟勤務でした。緩和ケアなどの経験もあったので病気の治療のみではなく精神的なサポートも活かしたいと思いました。

前の職場とは違う分野に挑戦したい人は、仕事内容を重視して、「本当にやりたいことができるのか」という視点で転職先を決めましょう。

同じ仕事内容の職場に転職する場合でも、仕事内容に注目するとよいでしょう。経験のある業務内容なら、転職後の職場に適応しやすく、前職の経験も生かしやすくなります。

1-2. 2位 希望する勤務時間・勤務日数だった 37票

2番目に多かったのが残業や休日出勤などがない「希望する勤務時間・勤務日数だった」ことでした。

前の職場が体力的に辛くて転職を決めた人や、子育てをしている看護師に多くみられる理由でした。

口コミ・評判

(43歳 病棟勤務)
残業がないことと休みがしっかり取れることを第一条件に選びました。療養病院だと緊急の入院がないので業務が一定のペースで進められると思い、そちらも重視しました。また、3交代勤務で不規則な生活が辛かったので、2交代勤務も条件にしました。

口コミ・評判

(37歳 介護福祉施設)
子供が小学校1年生だったこともあり、土日祝休みで自宅から近いことを希望としており、その条件にピッタリあった為、決めました。

体力的に続けられなくなり転職を決めた人は、勤務時間の短い職場を選ぶと負担が少なくなるので看護師の仕事を長く続けやすくなります。

また、結婚や出産を機に転職をした人は土日祝日は休みである職場を選ぶと、家族との時間が取れるのでプライベートも充実して過ごせるようになるでしょう。

1-3. 3位 職場が家から近い 22票

3番目に多かったのが、職場が家から近く通いやすいという理由でした。

育児と両立するために通勤時間を重視したという声が多くみられました。

口コミ・評判

(42歳 クリニック勤務)
自宅と職場が近いことが大きな理由です。給料や勤務形態はあまり気にしておらず、とにかく育児をしながらの仕事再開であったため、通勤に時間を取られることを避けたかったです。

口コミ・評判

(32歳 大学の保健室勤務)
自宅から片道30分以内と通勤しやすく、勤務開始時間が10時~と育児との両立をしやすい時間だったから。

例えば、育児と看護師の仕事を両立する場合、仕事が終わるとすぐに子供の夕食の支度をしなければならないなど常に時間に追われながら生活を送ることになります。

そうしたときに、通勤時間が短いとやや余裕が生まれ、両立しやすくなります。

1-4. 4位 収入面に満足 19票

4番目には就職先の給料に満足したという理由が多かったです。

前の職場が勤務時間は長いのに給料があまり高くない、残業代がきちんと支払われなかったなど給与面の不満から転職を決断した方も多いのではないでしょうか。

実際に給料面を重視して転職先を決めた人の声を紹介します。

口コミ・評判

(26歳 クリニック勤務)
給料が探していた中でどこのクリニックよりも高く、今までの技術を生かせそうだったから。

口コミ・評判

(30歳 病棟勤務)
公務員待遇である程度年収アップや昇給が望める金銭的な要素で選んだ

給料が今より上がることで、より高い生活水準で生活ができるようになります。

また、人間関係や厳しい労働環境に不満が出てもある程度の給料がもらえていると、我慢ができるので仕事を続けやすくなります。

1-5. 5位 職場の雰囲気が良さそうだった 16票

転職先に見学や面接に行った際の職場の雰囲気が良さそうだったことが決め手となった人も多かったです。

職場の雰囲気の良さで転職先を決めた人の声を紹介します。

口コミ・評判

(23歳 介護施設勤務)
転職時に、まず初めに職場環境を知るため、事前に連絡し施設内見学に行きました。そこでの、スタッフや、利用者同士の会話から、よい人間関係が伺えたのが決め手でした。

口コミ・評判

(42歳 病棟勤務)
激しいイジメは無さそうだと知人に聞いた。前職が辞めさせてくれなくて、人事の担当看護師に気にかけてもらえて嬉しかったから。面接した師長も感じが良くて、穏やかな印象があったから。

看護師の転職理由の1位は同僚との人間関係が上手くいかないことや上司からパワハラを受けている、など人間関係の悩みによるものでした。

そのため、人間関係が良い職場を選ぶと悩みを同僚に相談したり励まし合うことができるので、転職を繰り返す可能性が低くなるでしょう。

1-6. 補足:その他の決め手もチェック!

転職の決め手として多かった上記の6つ以外にも、確認しておきたい転職先の決め手を紹介します。

(1).前職と全く違うことをやりたかった

前の職場での仕事が自分に合っていないと感じた人や違う診療科にチャレンジしてみたいと考え前職とは違う職場を選んだ人もいました。

今まで経験したことのない職種に転職をしたことに満足している方の声を紹介します。

口コミ・評判

(43歳 訪問看護ステーション勤務)

今までやったことのない職種で勤務してみたかったのでチャレンジ精神で応募して今3年目ですがとても楽しく仕事できています。

自分の理想とする看護師としてのあり方や性格により合う職場と合わない職場があります。

例えば、常に忙しく、迅速な判断を求められる急性期病院より、患者1人1人とじっくり向き合える介護施設や訪問看護ステーションの方が合っていると感じる人もいます。

自分が今の職場に向いていないと考え転職をした場合、挑戦になるかもしれませんが自分の正確に合う前職とは違う職場を選んでみるのもおすすめです。

(2).託児所があった

出産を機に転職をした人の中には職場に託児所があったことが決め手となったという声もありました。

口コミ・評判

(26歳 慢性期病棟勤務)
院内託児所があり、子育てが落ち着くまでは日勤帯だけの勤務でも常勤として雇ってもらえたためです。また、残業がほとんどなく、子育て世代の方や長く勤務されている方も多いと聞いたためです。

託児所が完備されている職場を選ぶと、子供が体調を崩してもすぐ迎えに行けるので安心して働くことができます。

また、このような職場は、子供が体調を崩して仕事を休まなくてはいけない時や夜勤ができないことにも理解があることが多いので、子育てとの両立がしやすくなります。

(3). 福利厚生が充実している

転職先を探す際に、福利厚生がしっかりと充実していることを条件とした人も多いと思います。

実際に転職先の決め手としても福利厚生を重視したという声がありました。

口コミ・評判

(24歳 病棟勤務)
福利厚生が良い(高速道路の交通費がでる)
新しい病院でありホワイト病院との評判があったから

福利厚生が充実している会社に転職すると、住宅手当や育児手当などが支給されるため生活費が抑えられるので、より安心して生活を送ることができます。

2. 複数内定をもらったら知っておきたい後悔しない職場の選び方

転職先の決め手について悩んでいる方は、複数内定をもらっているけど転職先をなかなか決められない方が多いです。

こちらでは転職後に後悔しない職場の選び方のコツをいくつか紹介していきます。

2-1.希望条件に優先順位をつける

1番重要ともいえるのが自分の希望条件に優先順位をつけることです。

例えば、職場が家から近い・給料が高い・残業がないことが希望条件であった場合を考えてみましょう。

最優先する希望条件に合った職場は…

  • 職場が家から近い→家から10分で通えるA病院
  • 給料が高い→給料が最も高いB病院
  • 残業がない→絶対に残業のないCクリニック

このように、希望条件の優先度により満足度の高い転職先は変わってくることがわかります。

まずは、自分の希望条件を書き出して優先順位をつけ、優先順位の高い項目を最も多く満たしている職場を選びましょう。

2-2. 希望条件を多く満たす職場を選ぶ

どの希望条件も重視しており優先順位がつけられない人や優先順位をつけてみても上手く職場を絞り込めなかった人は希望条件を満たした数で比較してみることがおすすめです。

実際に、転職を経験した看護師は様々な希望条件に合った職場を転職先に選ぶ人が多かったです。

口コミ・評判

(36歳 介護福祉施設勤務)
残業が少ないことと、必要な時に休みがもらえることと、夜勤の休憩時間が確保されていることです。そして組織がしっかりしていること(経営も)

希望条件をどの職場も満たしている場合は、「なくても我慢できるけどあるとより働きやすい」と思う希望条件を書き出して最も自分にとって働きやすい職場を選びましょう。

2-3. 職場でどのように働けるのかが分かる質問する

面接時や採用時に、応募の段階では分かりづらい残業数や夜勤数など具体的な数字を質問してみましょう。

例えば、夜勤が月に平均何回あるのかや月の平均残業時間、看護師一人あたりが受け持つ患者の人数が分かると、前の職場と比べやすて働きやすい環境なのかが判断しやすくなります。

管理職として採用される場合は、自分は部下にどれくらいの人数を持つのか、他の管理職はどのような役割を担っているのか、などに細かいところまで質問してみましょう。

他にも紙カルテなのか電子カルテかは病院によって異なるので、前と同じ媒体のカルテの方が転職後も仕事をしやすくなります。

このように、具体的な数値まで質問をすることで転職後のイメージが湧きやすく、「想像と違った」と後悔するリスクが減ります。

2-4.迷ったら給与の高さで選ぶ

ここまで紹介した4つの方法でも、なかなか職場を絞り込めなかった人は思い切って給料が一番高いところを転職先に選ぶのがおすすめです。

給料面さえ満足できれば、仕事内容や人間関係にストレスを感じたとしても心に余裕が生まれある程度のことなら我慢できるからです。

例えば、給料が非常に良い職場なら「高い給料をもらっているからこれくらい我慢しよう」と割り切れます。

これに対して、給料面に不満があると、生活面にも支障が出たり「給料が安いのに残業もある」など他の不満もどんどんと出てきてしまいます。

実際に他の条件をあきらめて給与の高さから転職先を選んだ人の声を紹介します。

口コミ・評判

(30歳 病棟勤務)
給料がよかった。人間関係はどこにいっても悪くなる可能性があるので、諦めた。給料はしっかり払ってくれるはずなので、そこが良いところを選んだ。

給料面の不満は他の条件で感じる不満よりも、ストレスを感じやすく仕事へのやる気ややりがいを失いやすい条件です。

このように、転職先に迷った場合は給料が最も高い職場を選ぶのもおすすめです。

2-5. 転職サイトのコンサルタントに相談してみる

転職先に迷ってしまったら転職サイトのコンサルタントに相談してみるのもおすすめです。

候補にある職場の公表されていない詳しい情報を教えてくれたり、多くの転職者をサポートしてきた経験を生かした適切なアドバイスがもらえます。

自分の希望条件や、なぜ職場を絞り込めていないのかを話し、コンサルタントにもらったアドバイスを参考にしつつ決めてみるのもおすすめです。

おすすめの転職サイト

転職を検討している方は、『看護roo!』や『看護のお仕事』などの、看護師転職サイトに相談してみるのもおすすめです。これらは特に利用評価が高く、求人も多く扱っているサイトです。

また『看護師723人が選ぶ転職サイトおすすめランキング』では、当サイトが独自に取得したアンケートから、利用者満足度の高い転職サイトを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

3. まとめ

転職を経験した看護師の転職先の決め手や複数内定をもらった際に転職先を決める方法を紹介しました。

転職先は自分の希望条件を把握した上で最も満足度が高くなると考えられる職場を選ぶのがおすすめです。

紹介した決め手や転職先選びの方法を参考に、自分に最も合った職場を選んでみてください。

あなたの人生がより明るくなることを願っています。