
スマホで楽に転職先求人探しをしたり、選考対策をしたいなと思い、「転職活動を成功させるためのアプリ」を探していませんか?
私は転職エージェントとして働いていますが、今回は自身の勉強のために実際に100以上のアプリを今回試してみましたが、「本当に使えるアプリは一握りで、かつアプリ以外のツールも併用しないと転職は成功しない」と強く感じました。
このページでは、本当におすすめな転職アプリ11個ピックアップするとともに、同時に行いたい本質的な転職活動のポイントまでご紹介します。
アプリにこだわらず、転職に役立つツールを「転職のプロが教えるあなたの転職での不安を全て解消するツール9選」にまとめました。そちらも参考にすると、転職活動を成功する可能性はさらに高まるでしょう。
0. おすすめ転職アプリ一覧(目次)
結論だけ知りたいという場合には、転職における各フェーズによって役立つアプリを下表にまとめたので、ご参考ください。アプリの詳細は、次章以降で詳しくご紹介します。
該当のアプリ名をクリックすると、その紹介文に飛ぶので、興味のあるものだけお読みください。
アプリ名 | おすすめポイント | |
転職開始時 (1章) | 転職チェックリスト(iPhoneのみ) | 転職の大きな流れを一目で確認でき、それぞれのフェーズでやるべきことを抜け漏れないので便利。 |
NOKIZAL | 興味のある「企業名」を入力するだけで、その企業の決算情報や関連ニュースなどをすべて一元化して確認することができる。 | |
News Picks | 旬なビジネスニュースを専門家のコメント付きで読むことができる。 | |
電話帳アプリ(Androidのみ) | 面接先企業や転職エージェントなど電話帳に登録していない会社でも、発信元が表示される。 | |
転職求人を探す (2章) | リクナビNEXT | 転職サイトとしては圧倒的なNo.1。登録してすぐに使いたい。 |
Wantedly | いきなり選考という形ではなく「気軽に話を聞きに行く」から転職活動を始めることができる。ベンチャー志望向け。 | |
MIIDAS | 200万人の転職実績から「自分の市場価値」と「活躍できる場」を分析できる。 | |
Switch | 自分の情報を登録しているだけで、大手企業を中心としたWEB系の会社からスカウトが、facebook経由でバンバン届く。 | |
履歴書・職務経歴書対策 (3章) | レジュメ(by タウンワーク) | 履歴書・職務経歴書を記入から写真撮影・印刷までスマホひとつで作成できる。 |
かんたん・キレイな証明写真 ~ 履歴書カメラ | 撮影に行かなくても、キレイな履歴書用の証明写真をとることができる。 | |
面接対策 (4章) | 必勝!面接徹底対策(iPhoneのみ) | 面接質問に受け答えをするのがベストなのか、例文を用いながら丁寧に練習できる。職種別の質問も対応。 |
結果的にすべて「無料」で使えるものだけのセレクトになりましたので、値段を気にせずご利用下さい。
1. 転職開始時にすぐに入れておくべきアプリ4選
これから転職活動を始めるすべてのひとに、まずはこの4アプリを入れておくことをおすすめします。
入れておくと、今後のすべてのフェーズで役に立つことでしょう。
1-1. 『転職チェックリスト』|転職の流れを把握し、ToDoの抜け漏れをなくす
はじめての転職活動で不安な「スケジュール」を確認して全体感がわかり、それぞれのフェーズで「やるべきこと」の抜け漏れをなくすことができる便利なアプリです。
<実際の画面>
ただ惜しいのが、それぞれのフェーズの具体的なノウハウについてまでは書いていないので、当サイトの「転職のプロが教える安心して転職に臨むための準備のすべて」をあわせて読んで実践することで、転職活動を有利に進めることができますよ。
1-2. 『NOKIZAL』|興味のある企業の情報を即時にアクセス
『NOKIZAL』は、興味のある「企業名」を入力するだけで、その企業の「決算情報」、「口コミ」や関連ニュースなどをすべて一元化して確認することができます。
<実際の画面>
企業分析にも使えますし、面接前の最終確認などにも役立つので、いま最初に入れるべきアプリです。
1-3. 『News Picks』|旬のビジネスニュースで業界への理解を深める
『News Picks』は、旬なビジネスニュースを専門家のコメント付きで読むことができるアプリです。
コメントとあわせて日頃から読んでおくと、広い視野でその業界について理解が深まるとともに、面接などで時事ネタを振られても困りません。
転職だけでなく、今後のビジネスにも役に立つので、ダウンロードしておくことをおすすめします。
1-4. 『電話帳ナビ』|重要な電話を取り逃がさない
『電話帳ナビ』はAndroid限定ですが、とても便利なアプリです。
「面接先企業」や「転職エージェント」など電話帳に登録していない会社でも、電話番号を瞬時に検索し、相手がわかるアプリです。
面接先企業かと思ってとってみたら、迷惑電話だったということを避けられますし、転職活動以外の日常生活でも役立つのでおすすめです。
※iPhone版は機能が制限されていているため、おすすめしません。
2. 転職求人を探すためのおすすめアプリ3選
転職求人を探すアプリに関しては、調べただけでも30を超えるたくさんのアプリがあります。
しかし、その30以上のアプリのなかで「求人の質」「求人の量」「機能性」の3軸で口コミも含めて評価したところ、下記の3アプリがおすすめだということがわかりました。
口コミと合わせて、ご紹介していきます。
2-1. 『リクナビNEXT』|転職求人に関して圧倒的No.1のアプリ
どんな業種・どんな年齢・どんな地域であっても、必ず登録しておきたいのが『リクナビNEXT』です。
全267の転職サイトと比較しても圧倒的なNo.1で、大きく下記の3つの特徴があります。
- 求人の数があらゆる地域で圧倒的
- 操作性が高い
- 自己分析ツールが最高
他にも大手だと『マイナビ』『エン転職』『@type』などがありますが、使っている人の満足度も総じて『リクナビNEXT』が高いという結果でした。
参考までに、業界大手の7社を「大都市」「地方都市」「地方」それぞれの求人数で比較してみると以下の通りの結果になりました。
求人数全体 | 東京 | 大阪 | 福岡 | 静岡 | 長野 |
リクナビNEXT | 11,740 | 2,682 | 1,657 | 1,436 | 795 |
マイナビ転職 | 4,507 | 2,343 | 1,333 | 867 | 588 |
@type | 2,021 | 423 | 251 | 193 | 123 |
エン転職 | 3,052 | 1,498 | 807 | 570 | 330 |
転職ナビ | 3,003 | 1,143 | 694 | 579 | 377 |
とらばーゆ | 910 | 432 | 451 | 15 | 59 |
はたらいく | 1469 | 1036 | 621 | 357 | 87 |
※2019年12月時点の情報です。
まずは登録して、自分好みの求人を見つけましょう。
※アプリよりも公式サイトの方がおすすめ
アプリもサクサク動き求人も見やすいのですが、「文面のコピーできない」「新着求人が届きました、などの通知がうるさい」などのデメリットもあるので、まずはアプリではなくWebから登録して使ってみることをおすすめします。Webの方が登録も簡単です。
リクナビNEXT公式ページ: https://next.rikunabi.com/
2-2. 『Wantedly』|気軽にベンチャー企業に訪問できる
『Wantedly』は、Facebookを活用した「ソーシャルリクルーティングサイト」で、いきなり選考という形ではなく「気軽に話を聞きに行く」から転職活動を始めることができます。
求人としては「ベンチャー企業」が多いですが、就職先が明確に決まっておらず、自分の幅を広げるために何か新しい面白いことをやってみたいなという場合はとてもおすすめです。
2-3. 『MIIDAS』|200万人の転職実績から「自分の市場価値」と「活躍できる場」を分析
『MIIDAS』は、あなたの市場価値を判断し、それにあった求人を紹介してくれる今までになかった転職サイトです。
サービスを提供しているのは、転職エージェントで業界No.2のパーソルキャリア(旧:インテリジェンス)(転職サイト『doda』を運営)なので、その200万人の転職実績データを利用することで、精度の高いマッチングを実現しています。
ただし精度が高いと言っても、それをうのみにしすぎず、「こういう業界で活躍できる可能性があるのか」などの参考としながら、『リクナビNEXT』をメインに併用して利用するのが賢い使い方です。
診断テストを受ける気持ちで、空いた時間に気軽に登録してみることをおすすめします。
※アプリ以外の転職サイトも探すのがおすすめ
アプリ化はされていないものの、転職求人を見つけるのにいいサイトは他にもたくさんあります。
当サイトの「全267サイト比較してわかった本当におすすめの転職サイトすべて」にて、あなたの目的にあった求人を効率的に見つけるためのサイトをご紹介しているので、参考にするといいでしょう。
3. 履歴書・職務経歴書のためのおすすめアプリ2選
履歴書・職務経歴書対策のアプリは、全部で10種類以上のアプリを試してみましたが、下記の2つのアプリがスマホならではの機能で素晴らしいと思いました。
おすすめのポイントをご紹介します。
3-1. 『レジュメ』|面接用履歴書・職務経歴書をスマホひとつで簡単に
『レジュメ』は、面接用履歴書・職務経歴書を「記入」から「写真撮影」「印刷」までスマホひとつで簡単に作成できるアプリです。
入力後にプリンターと連携させれば、そのままの形で印刷することができるのも素晴らしいです。
履歴書などの用紙を買いに行く手間・お金がかからないので、手軽に履歴書を作成したい方におすすめです。
3-2. 『かんたん・キレイな証明写真』|好印象な履歴書写真を自宅で簡単に
『かんたん・キレイな証明写真 ~ 履歴書カメラ』は、証明写真ボックスよりも手軽に、自然かつキレイな自撮りをサポートしてくれるアプリです。
自動で肌の明るさ、目のくまなども修正してくれるのはもちろん、アプリの丁寧な手順に従えば、好印象を与える写真を撮ることができておすすめです。
※書き方に関しては、アプリだけでは不十分!本質的な対策を!
上記のアプリは、履歴書のフォーマットとしては手軽で非常に優秀ですが、何よりも大切なのは「履歴書・職務経歴書の中身」です。
それらのノウハウは、正直プロの私の目から見ても完璧とはいえないものでしたので、下記のページを参考にして内容を考えることで、書類選考の突破率を劇的に上げることができるでしょう。
4. 面接対策のおすすめアプリ1選
面接対策に関しては、全部で10種類以上のアプリを試してみましたが、素晴らしいと思えるものは正直ありませんでした。
強いて言えば、下記に紹介する『必勝!面接徹底対策』に関しては、大手転職サイトの『@type』監修でそこそこクオリティが高かったので、ご紹介します。
4-1. 『必勝!面接徹底対策』|面接質問をアプリで細かくチェック
『必勝!面接徹底対策』は、面接質問に受け答えをするのがベストなのか、例文を用いながら丁寧に練習できるアプリです。
営業職・事務職などの職種別に特化した質問にも対応しており、深い面接質問対策が可能でおすすめです。
※アプリよりおすすめな面接対策
もしあなたが転職に自信がない場合は、上記アプリだけでなく当サイトの「転職のプロ直伝!1000人以上を面接合格に導いた面接完全ガイド」を参考に対策することをおすすめします。
転職エージェントとして1000人以上を面接合格に導いたノウハウをまとめたものなので、本質的な面接質問としてはもちろん、服装や持ち物も含めた完璧な面接対策として役立つこと間違いなしという自信があります。
これらのノウハウの効果を高めるために、iPhone、Androidに初期で入っている「ボイスメモ」を活用して、自分の声を録音しながら受け答えを実際にやってみるといいでしょう。
より円滑に転職活動を続けるために
アプリに登録することで、転職活動が進めやすくなります。
ただ、もっと効率的に転職活動を進めるためにも、転職エージェントに登録することをおすすめします。
転職エージェントは、以下のようなサービスを無料で代行してくれます。
- 履歴書・職務経歴書の作成(添削)
- 求人探し
- 求人の応募手続き
- 面接の日程調整
- 配属先の交渉
- 給与・ポジションの交渉
- 雇用契約書の確認
- 入社関連手続き
転職活動で面倒なことは全て自分の代わりにやってくれて、本番面接以外で企業と直接やりとりすることはほぼありません。
非常にいいサービスなので、以下の中から2~3社ほど登録することをおすすめします。
順にご説明しますので、ぜひ参考にしてください。
マイナビエージェント
丁寧なサポートがウリの20代向け転職エージェントです。
ただ、コロナによって若年層向けの求人数が大きく減ってしまったことから、口コミ評判もネガティブな内容が増えてきています(2020年12月現在)
そのため、いま利用するならば、求人数が豊富な大手(例えば、リクルートエージェントやdodaエージェントなど)を優先したほうが賢い選択かもしれません。
公式サイト:
https://mynavi-agent.jp/
パソナキャリア
『パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローに定評があり、慣れない転職に不安がある方に特におすすめです。
運営元のパソナは人材派遣領域で業界最大手の企業であり、16,000社以上と取引実績があるため、求人数も充実しています。また、年収700万円以上の非公開求人を多く取り扱う『ハイクラス向けサービス』など、サービス内容も多岐にわたります。
そしてなにより、パソナの社風自体が「利益よりも社会貢献」を重要視しているため、「親身な転職者サポート」を実現しているようで、その結果として「アンケート満足度No.2」とリクルートエージェントに次ぐ実績を誇っています。
そのため、転職活動をするのであれば、まず登録すべき転職エージェントの1社です。
公式サイト:
https://pasonacareer.jp
doda
『dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級の転職エージェントです。
提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。
dodaエージェント公式サイト:
http://doda.jp/
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、求人数No.1の総合転職エージェントであり、コロナ禍で求人数が減っている今、必ず登録すべき1社です。
ただ、1社だけだと十分な求人数には満たないので、No.2の『dodaエージェント』をはじめとした他の転職エージェントも同時登録しておくことをおすすめします。
また、コンサルタントに一部ネガティブな口コミもありましたので(※大手なので担当差が大きい)、不安な場合は、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。
公式サイト:
https://r-agent.com/
※年収700万円以上での転職を目指すなら『キャリアカーバー(byリクルート)』がおすすめ
Point:転職エージェントは必ず3社登録しよう
コロナ禍で求人数が減っている今、たった1社の転職エージェントでは良い求人を集めることができません。
最初の登録は、少しだけ面倒かもしれませんが、可能な限りたくさん登録することが、転職成功への最初の一歩です。
例えば、総求人数No.2の『doda』、サポート満足度が高い『マイナビエージェント』など、最低でも3社登録することをおすすめします。
5. さいごに
いかがでしたでしょうか?
アプリによって、かなり効率的に転職活動ができる時代になりました。
なので、使わないのは損です。これらをうまく活用しながら、以下の転職エージェントを利用し、転職活動をしっかりと進めていきましょう。
あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。