これから就職活動を控えている人の中には、
「新型コロナウイルスで就職活動が厳しくなる?」
「就職活動で失敗しないための方法は?」
と感じている方も多いでしょう。
結論から言うと、新型コロナウイルスの影響により、企業が採用を控える動きも目立つようになっているため、今後の就職活動は厳しくなると予測されます。
また、企業によっては、インターンシップの開催が中止されたり、内定が取り消しになったケースも見られます。
そのため、現在就職活動を控えている方は十分に準備しておく必要があります。
そこでこの記事では、キャリアアドバイザーして数多くの就活生をサポートしてきた私が、現状の新卒採用状況を分析した結果をもとに、
- 「コロナウイルスは、就職活動にどう影響しているの?」
- 「就職活動をうまく乗り越えるには?」
といった質問に答えます。
【目次】
コロナの就活への影響を知りたい | |
コロナ禍でも就活が失敗しない方法を 知りたい |
コロナが就活に与えた5つの影響【まとめ】すべて読めば、就活に向けて万全の準備を整えられるでしょう。
コロナが就活に与えた5つの影響をまとめました。
コロナウイルスが就活に 与えた5つの影響 |
|
この記事では、それぞれの内容について、具体的な事例を踏まえて詳しく解説していきます。
まずは、コロナが2020年11月時点で、就活にどのような影響を与えたのかを見ていきましょう。
目次
1. コロナが就活に与えた5つの影響【まとめ】
コロナは、就活にすでに以下のような影響を与えています。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1-1.説明会やインターンがオンライン化
コロナの影響により、企業の説明会やインターンシップがオンライン化しています。
実際に、経団連と大学の呼びかけにより電機や鉄鋼、金融など、60社ほどが集める就職説明会がオンライン上で開かれています。
※参考:NHK
このように、説明会やインターンがオンライン上で開催されることが増えてきていますが、学生にとっては賛否両論があるようです。
そこで、実際にコロナ期間に就活を経験した就活生たちの声も参考に、オンライン説明会のメリット・デメリットを紹介していきます。
まず初めに、具体的なメリットは以下の3点です。
メリット
- 一度に多くの企業を見ることが可能
- わざわざ会場に行く必要がない
- 自宅で参加するため心に余裕が持てる
それでは、1つずつ見ていきましょう。
(1)一度に多くの企業を見ることが可能
オンライン合同説明会の場合、一度に多くの企業を見ることができます。
できるだけ多くの企業を見ることで、自分に合った企業を見つけられる確率も高くなるでしょう。
実際に、説明会に参加者した人の中には以下のような声もありました。
出会いの数を増やすことで、新しい発見を期待
※参考:Twitter
このように、様々なオンライン説明会に参加することで、新たな発見があるかもしれません。
(2)わざわざ会場に行く必要がない
オンライン説明会の場合、本来のように直接会場に行く必要がありません。
ネット環境さえ整っていればどこでも参加することができ、移動のための時間や交通費を省くことが可能です。
また、地方に住んでいる学生にとっては、遠方で開催される説明会にもオンラインで参加できるようになるといった利点もあります。
時間とお金の節約
※参考:Twitter
地方の学生にとっては助かる
※参考:Twitter
地方の大学生にとっては、新幹線やホテルの予約を取ってまで、説明会やインターンに参加する必要が無くなりますからチャンスと言えるでしょう。
2021年卒の学生991名のうち、Webセミナー(説明会)に参加するメリットは「交通費の削減」と回答した人が最多の79.3%という調査結果も報告されています。
※参考:prtimes
(3)自宅で参加するため余裕が持てる
自宅の場合、準備や移動の手間が省けるので心の余裕を持つことができます。
そのため、就活中によくある「必要な書類を家に忘れてしまった」「人身事故で電車が遅延した」といった急なトラブルが起こりません。
また上記以外にも、自宅で参加するメリットはこのようなものがありました。
面接への準備ができる
オンラインのメリットは
- 面接できる時間が広がる
- 交通機関の影響を受けない
- 家なのでリラックスできる
- カンペが用意できるw
※参考:Twitter
このように、面接直前に緊張で忘れないよう、カンペを作成しておくといった工夫も見られました。
自宅であるが故に、自分なりのリラックス方法を身につけておくと良いかもしれません。
次にデメリットも確認していきましょう。
具体的には以下の2点です。
デメリット
- 質問がしにくい
- 会社の雰囲気を確かめられない
実際に、就活生の声を参考に各デメリットを見ていきましょう。
(4)質問がしにくい
オンライン説明会では、どうしても「聞きたいことがあったが聞けなかった」という声が見られます。
というのも、企業情報や質疑応答の時間が最低限しか設けられない場合があるからです。
そのため、企業のホームページや就活サイトでは分からないことは事前に洗い出しておき、質問項目を手短にまとめておくと良いでしょう。
(5)会社の雰囲気を確かめられない
オンライン説明会やインターンで、会社の雰囲気を確かめるのは難しいでしょう。
というのも、働いている人の様子を見たり、オフィスの雰囲気を直接肌で感じることができないからです。
実際に、就活生の声を見てみましょう。
普通に見えていたことが見えにくくなっている
※参考:Twitter
企業側の本当の姿が見えない
※参照:Twitter
このように、オンライン説明会で紹介する会社の雰囲気はごく一部に過ぎないので、鵜呑みにせず情報をしっかり集めて吟味する必要があります。
次の章では、説明会やインターンだけでなく、面接までもがオンライン化している現状を見ていきましょう。
1-2.WEB・オンライン面接を取り入れる企業の増加
コロナの飛沫感染を防ぐために、WEB・オンライン面接を取り入れる企業が増えています。
実際、2020年1月から3月までのわずか2ヶ月間で、オンライン面接の数が15倍も増加したという調査結果も報告されています。
※参考:prtimes
オンライン面接には、
- オフィスに訪問する必要がない
- リラックスして話しやすい
- 日程調整がしやすい
など企業・面接者双方にメリットがあり、人材確保の意欲が高い企業ほど積極的に活用しています。
リラックスして面接できる
※参考:Twitter
上記以外にもオンライン面接には、コミュニケーションが取りづらいというデメリットも存在します。
特に初対面でのやり取りでは、相手の雰囲気など非言語的な部分はなかなか伝わりにくいかもしれません。
そのために、早い段階でWEB面談用の対策をしておく必要があるでしょう。
もしWEB面談の対策方法がわからないのであれば、一度就活エージェントに相談してみると良いかもしれません。
就活エージェントは、「面接・面談の対策」を始め、あらゆる就活支援を無料で行ってくれます。
詳しくは、「3章.就活エージェントおすすめランキング5選」をご覧ください。
1-3.大手企業の新卒採用中止
この章では、実際にコロナで新卒採用中止となった大手企業を紹介します。
(1)ANAホールディングス(HD)
※出典:日本経済新聞
大手航空会社「ANAホールディングス(HD)」は2020年11月10日に「採用中止」を発表しました。
報告によると、パイロットと障害者枠の採用は続け、すでに専門学校生などに出した内定は取り消さない方針のようです。
しかし、長年CAやグランドスタッフになりたいと夢を追い続けてきた就活生にとっては、かなり辛い話でしょう。
また、ANAに関わらず、他の航空会社でも同様の傾向が見れらます。
(2)日本航空(JAL)
※出典:日本経済新聞
「日本航空(JAL)」は7月28日、2021年春入社の新卒採用を中止することを発表しましした。
国際線で約9割の減便が続き、国内線も「Go To トラベル」事業の東京除外などで思うように回復しないことなどから、余剰人員も発生してしまい、人員を追加採用できる経営環境ではないようです。
こちらもANAと同様に、パイロットや障害者の採用は継続するほか、既に内定を出した新卒は予定通り採用するようです。
また、2021年卒の採用は、当初グループ全体で約1700人であったようです。
(3)HIS
※出典:日本経済新聞
旅行大手の「HIS(エイチ・アイ・エス)」は2021年度入社の新卒採用活動を中止しました。
主な業績悪化で経費削減など事業の見直しが急務となっており、今期の採用中止を決めたようです。
採用においては、新型コロナウイルスの感染拡大で3月下旬から面接などの採用活動を中断していたようですが、3月までに数十人に出した内々定は取り消さないようです。
また、応募者には6月24日に採用サイトの個人向けページなどで中止を通知しました。
HISが24日に発表した19年11月~20年4月期の連結最終損益は34億円の赤字(前年同期は49億円の黒字)。同社は今後1年以内に80~90店舗を閉鎖し、業務を効率化する。20年10月期通期の業績は「新型コロナの影響を合理的に算定することが困難」として現時点では未定としています。
1-4.就活の長期化
この章では、「2021年3月までの就職内定率の推移」から就活の長期化を解説します。
2021年7月時点での大学生(大学院生は除く)の就職内定率は96.1%であると言われています。
(参考:株式会社リクルート「就職プロセス調査(2021年卒)」)
2020年11月時点では、緊急事態宣言が解除された後でも前年度のグラフと比較すると内定率の推移は約1ヶ月遅れとなっており、就職内定率は約12%も下がっていました。
この影響を受けて、「就活の長期化」が起こっていたと考えられます。
しかし、最終的には就職内定率は96.1%と、前年同水準の結果に落ち着きました。
実際に、就活の長期化による影響を受けている学生の声を見てみましょう
他社の選考の影響で内定者の諾否が遅くなった
21卒の採用活動が終了。
うちの会社はWEB面接で緊急事態宣言中も採用活動を進めたけど、大手の最終面接が後倒しになった影響で内定者の諾否が遅くなったのが長期化の要因でした。
※出典:Twitter
1-5.選考の中断や内定の取り消し
内定を獲得したからと言って安心するのはまだ早いです。
なぜなら、コロナで業績不振となった企業では、選考の中断や内定の取り消しが行われているからです。
特に、内定の取り消しはコロナのダメージを直接受けた宿泊業・飲食業で多く報告されています。
ここで、実際に採用の中断や内定の取り消しを経験した就活生の声を見てみましょう。
一方的に内定取り消しされた
内定を貰っていた会社から、緊急事態宣言後に仕事がなくなったという理由で、内定を取り消された。
いい歳だから転職自体が厳しいのに、内定取り消しはキツい…コロナが無ければ普通に転職できてたかと思うと…
求人少ないし、失業保険を延長して欲しい。。
※出典:Twitter
このように内定の「取り消し」ではなく、内定が「保留」となったケースもあるようです。
ここまで記事を読んでくださった人の中には、「自分も内定がもらえないのでは」と不安に感じる人も多いでしょう。
そこで、次の章ではコロナ影響下でも就活を成功させるポイントを6つ紹介していきます。
2. コロナ影響下での就活を成功させる6つのポイント
コロナ影響下での就活を成功させるポイントは、以下の通りです。
それぞれ見ていきましょう。
2-1.自己分析を行う
自己分析は就活を始める上で非常に重要です。
というのも、自己分析とは「自分の仕事選びの軸を明確にする上で、他者に自分のことを伝える要素となる」からです。
自己分析は主に以下の順番で行うと良いでしょう。
では、それぞれ解説していきます。
2-1-1.自分の人生を振り返り、テーマを1つ決める
まず初めに、自分の人生を振り返り、テーマを1つ決めましょう。
「辛かったこと」「嬉しかったこと」「頑張ったこと」「感動したこと」何でも良いです。
(例)著者の場合:「頑張ったこと」
2-1-2.テーマのシーンをいくつか挙げてみる
テーマを設定したら、そのシーンをできるだけ多く、かつ具体的に列挙してみましょう。
(例)著者の場合:
「サッカーでスタメンを維持するために人一倍練習した」
「志望校に合格するために人一倍勉強した」
2-1-3.挙げたシーンを「なぜ?」と掘り下げていく
列挙したものを、一つ一つ「なぜ?」と掘り下げてみましょう。
(例)著者の場合:「志望校に合格するために人一倍勉強した」
なぜ?①:「同じ志望校を目指す仲間たちがたくさんいたので頑張れた」
なぜ?②:「競い合うだけでなく、時には励まし合えたから頑張れた」
なぜ?③:「自分だけでなくみんなで喜びを分かち合いたいから」
2-1-4.根底にある価値観を言語化する
この掘り下げ例を見ると、「競争心が強いが仲間を思いやる」という価値観が見えてきます。
このように、掘り下げれば掘り下げるほど言語化できていなかった自分の価値観を浮き彫りにすることができます。
言語化することができたら、その価値観を「仕事選びの軸」として業界研究を行いましょう。
2-2.志望業界や企業の動向を把握する(業界研究)
業界研究は、自己分析と同様に就活において重要な作業になります。
というのも、業界研究とは「自己分析を通して得られた自分の企業選びの軸がその企業・業界の特徴や仕事内容と合うのかを確かめる作業」であるからです。
業界研究は主に以下の順番で行うと良いでしょう。
では、それぞれ解説していきます。
2-2-1.自分の興味のある業界を幅広く取り上げる
まずは何でも良いので、自分が興味のある業界を取り上げてみましょう。
選べないという方は、「説明会で一番印象的だった」「普段楽しいと感じること」など
ちょっとしたキッカケを探ってみると見つかるかもしれません。
2-2-2.業界の現状、課題、今後の展望を詳しく調べる
業界の現状、課題、将来像を詳しくリサーチします。
業界内の企業同士を比較して、それぞれの市場規模・業績・提携関係・将来性等を把握しましょう。
この作業を入念に行っておくことで、後に志望動機書や面接にて企業や業界の特徴を余すことなく伝えることができ、アピールに繋がります。
2-2-3.求められる人物像と自分を比較する
最後に、取り上げた業界の希望業種で求められる能力と自分を比較させます。
例えば「営業職」の場合、
- 説得力や傾聴力を兼ね備えたコミュニケーション能力
- 売り上げ目標に向けたゴール設定が上手い
- 失敗を積み重ね、売り上げを伸ばすタフな精神力
など、適している能力や素質を知り、自分と照らし合わせてみましょう。
後はこれの繰り返しです。
補足:就活をさらに有利に進めるための便利ツール
(1)就活情報サイト(アプリ有り)
最も手軽で利用者が多いものは就活情報サイトです。
アプリ版もあるため、手が空いたタイミングで業界研究を行うことができます。
また、サイト内には他者の業界研究が投稿されていることもあるので、随時チェックしてみると良いでしょう。
(2)書籍や雑誌
各業界・企業の情報は書籍や雑誌にても把握が可能です。
定番のものだと、「就活四季報」や「業界地図」は1冊で各業界・企業の現状、課題、将来像を網羅してます。
特に「就活四季報」は、求める人材、採用人数、採用プロセス、年収、3年後離職率等、細部まで記載されているので、購入してみても良いかもしれません。
(3)新聞やニュース
新聞やニュースでも、特定業界や社会全般の最新動向を知ることが可能です。
就活の面接では、社会動向などの一般常識を聞かれることがあるので、自分の興味のある業界の動向は常に把握しておくことをオススメします。
2-3.積極的に様々な企業・業界のインターンに参加する
一般的に就活では、インターンに参加しておくと選考が有利になるケースがあります。
なぜならば、インターンに参加することで「貴社への関心度が高い」と人事側にアピールできるからです。
また、インターンで優秀だと判断されると、特別なイベントに参加できたり、早期内定ルートに乗れることもあります。
特に、現在のように就活が後ろ倒しになり長期化している情勢では、早期から企業と学生が接点を持つことができるインターンの重要性はかなり高いです。
インターンに参加することのメリットは他にも以下のようなものが挙げられます。
インターンに参加するメリット
- 企業・業界・職種の理解を深めるため
- 志望動機を固めるため
- 人脈を広げるため
ここで、実際にどのくらいの学生がインターンに参加しているのかを見てみましょう。
2019年度 マイナビ大学生インターンシップ調査の結果では、2019年におけるインターン参加者率は84.9%、応募経験のある学生は93.8%であることがわかりました。
同じく2019年度 マイナビ大学生インターンシップ調査の結果から、インターンの参加社数について「2社以上参加」と回答した人が67.2%と最多、「1社参加」と回答した人が17.7%、「未参加」と回答した人15.1%でした。
同じく「2019年度 マイナビ大学生インターンシップ調査」の結果から前年度と比較すると、インターンを
「受けたことがない」と回答した人は10.7%減少
「受けたことがあり、1回は選考に落ちたことがある」と回答した人は12.1%増加
していることもわかりました。
以上3つのデータを踏まえると、近年ではインターンへの参加が激化しており、選考に通るすら難しくなりつつあると考えられます。
しかし、だからといって諦めるのではなく、積極的に様々な企業・業界のインターンに参加することでチャンスを広げることをオススメします。
2-4.選考テストの勉強を怠らない
就活を進める中では、継続的な勉強も必要になってきます。
というのも、インターンや面接で次の選考に進むためには、課されたテストで基準値以上の点数を取らなければならないからです。
ここで、過去の就活生がテストの準備をいつごろから始めたのかを確認してみましょう。
「マイナビ 学生の窓口調べ 2016年11月」による結果から、少なくとも47%の学生が就活解禁前(一般的には3月)よりも前にテスト対策を始めていたことがわかります。
また、テストの難易度は企業によって様々ですが、大抵は市販の対策本で十分カバーが効くので、時間があるうちから取り組むことをオススメします。
さらに、どの企業がどのテストを課すのかは、就活サイトにおける「選考の体験談」に記載されていることが多いので事前に調べておきましょう。
2-5.TOEICで高いスコアを取る
就活においては、TOEICで高いスコアを取っておいた方が良いと言えます。
なぜなら、近年グローバル化が進み、大手企業を始め、海外進出を積極的に進めている企業が増えているからです。
「英語活用実態調査2019(企業・団体)」の結果から、新卒採用において49.1%がTOEICのスコアを要件・参考にしており、平均スコアは545点であることがわかっています。
そのため、TOEICを受けていなかったり基準値にスコアが満たない場合は、書類選考の段階で落とされてしまうケースもあります。
また企業によっては、TOEICのスコアに加えて、スピーチを面接で行う企業もあるので、就活生は英語の勉強やTOEICのスコアを伸ばす努力をしておいた方が良いでしょう。
補足:スタディサプリENGLISH|スキマ時間を使って効率よくTOEIC対策をしたい方におすすめ
※出典:スタディサプリENGLISH
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2-6. 就活エージェントを利用する
もし仮に就活そのものに悩みがあるようであれば、一人で抱え込まず、就活エージェントの利用を強く推奨します。
就活エージェントでは、担当のアドバイザーが就活に関する相談に乗ってくれて、様々なサポートを行ってくれます。
代表的なものには以下の6点が挙げられます。
- キャリア相談
- 求人紹介
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 面接のセッティング
- 面接の対策
- 面接のフィードバック
上記のサービスは基本的に全て無料で受けれるので、一度登録してみることをおすすめします。
就活エージェントを上手く活用することができれば、自身の就職活動における大きな味方にすることが出来るでしょう。
しかし、就活エージェントを初めて利用する場合、どれを利用したら良いのかわからないはずです。
そこで次の章では、おすすめの就活エージェントを「求人の質」「サポート力」「提案力」の3点で総合評価が高い順にランキング形式で紹介していきます。
3.就活エージェントおすすめランキング5選
就活エージェントを利用するのなら、口コミ・評判が良くサポート力に優れたエージェントを頼りたいですよね。
Career Theory編集部では、実際に就活エージェント・就活サイトを利用した学生100名に対するアンケート調査に基づき、本当に満足度の高い就活エージェントを次の3ポイントから厳選しました。
就活エージェントを評価する3つの基準
- 就職支援実績
その就活エージェントを利用して第一志望の会社から内定を獲得できたか - エージェントの質
エージェント(キャリアアドバイザー)が客観的なアドバイスや提案をしてくれるか。必要な対応を提供してくれるか - サポート体制
就活エージェントが内定まで並走し、最後まで親身にサポートし続けてくれるか
この結果、就活生の満足度が高いおすすめの就活エージェントベスト5は、次の5サイトでした。
〔数値実績等の出典〕各サービス公式サイトによる編集部調べ,2023年2月20日閲読.
どれか1つに迷ったら、まずは利用者の満足度平均点が1位だった『キャリアチケット』に登録してみるのがおすすめです。
『キャリアチケット』は良い企業の求人を紹介してもらえたと評判なだけでなく、就活相談に対するサポート体制やES添削・面接対策などといったアドバイスについても抜群の高評価を集めている就活エージェントなので、最初の相談先にするのが良いでしょう。
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また、可能であれば就活エージェントにはもう1~2社ほど追加で登録し、初回面談・初回の求人紹介での対応を見比べてからメインのエージェントを選抜するようにしましょう。
というのも、就活エージェントの利用にあたっては、実際にあなたを担当してくれるアドバイザーとの相性が重要となるからです。
人によっては熱心すぎるアドバイスに引いてしまったり、反対に、コンパクトなサポートがかえって物足りなく感じたりといったことも十分考えられます。
本当に自分へフィット感を感じる就活エージェントを利用し続けるのがベストな選択と言えるので、就活初動ではなるべく複数の就活エージェントを試すところから始めましょう。
ここからは上掲の各就活エージェントについて特徴やおすすめポイントを紹介していくので、ぜひサービスの比較・検討に役立ててくださいね。
1位:キャリアチケット|就活生の4人に1人が利用する大人気就活エージェント
キャリアチケットのおすすめポイント
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- ES添削がLINEでできると就活生から好評
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『キャリアチケット』は、就活生の4人に1人が登録している大人気の就活エージェントです(21年卒学生の累計登録者数から算出,公式サイト発表)。
オリコンの新卒エージェントランキングでもランキング上位常連のエージェントで、特にアドバイザーへの相談のしやすさ・サポート力について高い評価を集めています。
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\n
特化型就活エージェントの選び方
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エージェント | 対象の学生 | コメント |
ちほりけ | 地方大学生・理系 | 面接選考の際の交通費支援をしてくれる |
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次の4、5章では、コロナ禍において「採用ニーズがある企業・業界」「慎重になるべき企業・業界」について解説していきます。
4.コロナ禍でも採用ニーズがある企業・業界
コロナウイルスの影響を、現状それほど受けていない、あるいは採用ニーズが落ちていない業界の特徴は以下4つです。
それぞれを詳しく解説していきます。
4-1. 慢性的に人手不足の業界
慢性的に人手不足の業界は、他の業界と比較すると、コロナウイルスの影響が少ない傾向にあります。具体的には以下の業界が挙げられます。
- 介護業界
- 農業業界
- 物流業界
しかしどの業界も、程度の差はあれど、売り上げの減少や事業活動の自粛を余儀なくされていることに変わりはありません。
また、不特定多数との接触を完全に避けることは難しいため、様々な情報を加味して、慎重に判断することが必須です。
介護の現場は常に人手不足
※出典:Twitter
介護施設の一部サービスが停止
※出典:Twitter
農業分野では外国人実習生いないため、労働力が不足している
※出典:Twitter
物流系企業はバイトに適している
配達員や仕分けスタッフまで常に人手不足だしましてや今はめちゃくちゃ忙しいから必ず仕事もある。給料だって悪くないし、会社もマンパワーがほしいし。
※出典:Twitter
物流業界は、失業者の応募も多いらしい
※出典:Twitter
4-2. IT・WEB・情報通信業界
IT業界は、コロナの影響を比較的受けづらい傾向にあります。
リモート勤務も行いやすく、情勢に合わせて柔軟に対応しやすいという点も特徴的です。また、在宅勤務・テレワークの普及に伴い、オンラインツールなどのビジネス面での需要は、むしろ増加しつつあります。
特にコロナショックの状況下でも、IT業界は採用活動を進めやすく、zoomやSkypeを用いたオンライン面接を実施する企業も増えています。
IT業界はインフラに近い
※出典:Twitter
コロナ禍の後も、需要が高まると予測
※出典:Twitter
4-3. ベンチャー・中小企業
大手企業が採用活動を控える一方で、普段確保できないような優秀な人材が出てくることを見越して、採用を積極的に行うベンチャー・中小企業も少なくありません。
企業規模にこだわりがないのであれば、大手以外の企業も視野に入れておくべきでしょう。
エンジニアを積極採用中
※出典:Twitter
4-4. コロナショックにより需要が高まっている企業
コロナショックによって、むしろサービスの需要が高まっている企業も少なくありません。
例えば、自粛(巣ごもり需要)の影響から、ゲーム業界では目を見張るほどの売上を立てている企業もあるようです。
任天堂が発表した2020年11月期決算では、「ポケットモンスター ソード・シールド」はおよそ1,700万本、「あつまれ どうぶつの森」は発売からわずか6週間でおよそ1,300万本を記録する大ヒットとなったことがわかりました。
また、フードデリバリーや配送サービスへの需要は増加傾向にあります。
海外の例ではありますが、米Amazonでは、需要急増により10万人の追加雇用を行うことを発表しました。(参考:日本経済新聞)
このように、企業や業界によっては、むしろ人手が足りないという状況になっていることもあるのです。
5. コロナ禍では慎重になるべき企業・業界
就職に慎重になるべき業界を、以下の分類でまとめました。
就職を検討している方は、業界全体の現状をかんがみたうえでキャリアチェンジを行いましょう。
5-1. コロナの影響で営業活動そのものが難しい業界
感染拡大のための自粛要請を受け、以下の業界では、休業・営業停止の措置を講じている企業・店舗が増えています。
- エンタメ・イベント業
- ブライダル業
- 飲食業
- 小売業
営業が完全に停止しているこれらの企業・店舗では、一切の売り上げが立っていません。
特に小規模の店舗では廃業を取り決めたという事例も数多く報告されています。
5-2. コロナの影響で需要が激減している業界
コロナの終息の目途が立たない現状を受け、2020年に開催予定であった東京オリンピックの延期が発表されました。
これにより、インバウンド需要を見込んでいた業界では特に大きな打撃を受けています。
- 観光業
- 宿泊・ホテル・民泊業
実際に、2020年11月時点で倒産・破産申請を行った企業の多くは、観光・宿泊に関わる業界です。
その他にも以下の業界では、人々の自粛の影響もあり、需要が大きく減少している傾向にあります。
- タクシー業界
- 広告業界
- 教育業界
5-3. 景気の影響を敏感に受けやすい業界
業界への影響を知るうえでは、景気敏感株に注目するのもおすすめです。
景気敏感株とは、景気の変動に対して敏感に反応し、株価や業績などの数値として表れやすい銘柄群を指します。
景気が悪化し始めた場合、他の業種に先立って真っ先に下がり値を示します。業界への影響を予測する指標の一つとなるでしょう。
この景気敏感株に該当する主な業界は、以下の通りです。
- 化学
- 非鉄
- 半導体
- 鉄鋼
- 機械・建機
- 商社・海運
6. さいごに
コロナが就活に与える影響と対策について解説しましたが、いかがでしたか?
コロナが与える市場の動向は日々変化しています。
就活では、企業や業界の最新情報を常にキャッチアップして、その都度判断しましょう。
また、これから就活を控えている方は、できるだけ三密(密閉・密集・密接)の状況を避けて感染リスクを抑えることも心掛けてください。
下記におすすめの就活エージェントを再度紹介しておきますので、ぜひご覧きださい。
〔数値実績等の出典〕各サービス公式サイトによる編集部調べ,2023年2月20日閲読.
この記事があなたの就活に役立つことを願っています。
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