スカウト就活サイトの利用を検討していて、
- スカウト型就活サイトってどうなの?
- そもそもスカウト型就活サイトって何?
と気になっている方も多いでしょう。
スカウト型就活サイトは、登録すると企業から学生に向けてオファーが送られてくるサービスです。
特に近年では、新型コロナウイルスの影響で、企業説明会の中止が相次ぐ中、学生との接点を求めてスカウト型採用サービスを活用する企業も増えており、スカウト型の就活サービスの活用は就活生の中でも主流となってきています。
そこでこの記事では、長年キャリアコンサルタントとして新卒の就活をサポートしてきた私が、「スカウト型就活サイトの全知識」について徹底解説していきます。
- スカウト型就活サイトとは、受け身でも就活を有利に進められるサービス
- スカウト型就活サイトのメリット
- スカウト型就活サイトのデメリット
- スカウト型就活サイトの利用がおすすめの人
- おすすめのスカウト型就活サイト|サービス毎の特徴を徹底比較
- 専門性の高いスカウト型就活サイト4選
- スカウト型就活サイトでオファーを貰うための5step
- 【オファーを沢山貰いたい人向け】魅力的な自己PR文作成方法5step
- 【FAQ】スカウト型就活サイトに関するよくある疑問と回答
この記事を読めば、スカウト型就活サイトのメリット・デメリットが分かり、利用すべきか自信を持って判断できるようになるるでしょう。
「まだ実績もなにもないのにスカウトされるなんてハードルが高そう」
と思うかもしれません。
しかし、『オファーボックス』など、スカウト型の就活サイトに登録し、アピールすべきポイントをおさえれば、きっとあなたにもスカウトメールが届きます。
おさえておきたいポイント
- プロフィールに自分の顔を設定する
- 記入できる項目はすべて記載する
- プロフィールのレイアウトで印象が決まる
- 自分の実体験に基づいた経歴やガクチカを伝える
企業側は登録された情報のみであなたを判断します。
なかでも、過去の経験、自己PR、写真や動画などから人柄を見ているのです。
スカウト型の就活サイトに迷ったら『オファーボックス』に登録しましょう。
- オファー受診率は93.6%
- 動画やスライドなどを利用して自分を表現できる
- 適性診断ツール「AnalyzeU+」で自分の強みが分かる
これまでの自分がどのように企業で能力を発揮できるのかアピールをしつつ、採用担当者の目に留まるような、あなただけのプロフィールを作ってくださいね。
過去のコラムはこちら
目次
1. スカウト型就活サイトとは、受け身でも就活を有利に進められるサービス
スカウト型就活サイトとは、登録すると企業から学生に向けてオファーが送られてくるサービスです。
自ら積極的に行動を起こさなくても、うまく使いこなせれば、受け身の姿勢でも就職を有利に進められます。
通常の就活サービスは、就活生が企業にエントリーを申し込むのが一般的ですが、スカウト型就活サービスでは、企業側が気に入った就活生に、選考のオファーを送ります。
そのため企業からのスカウトをもらえれば、能動的に企業情報を探したり、何十社もエントリーしたりしなくても、スムーズに選考に進むことができます。
詳しいスカウト型就活サイトのメリット・デメリットを表でまとめました。
メリット | デメリット |
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スカウト型就活サイトを利用することで、幅広い業界・企業の情報を知ることができ、早期内定を狙える可能性が高まります。
一方で、サイトによって業界・企業に偏りがあるなどのデメリットもあるため、スカウト型就活サイトの特徴をよく理解し、本当に利用すべきか判断する必要があります。
そこで次章では、スカウト型就活サイトのメリット・デメリットについてさらに詳しく解説していきます。
2.スカウト型就活サイトのメリット
この章では、スカウト型就活サイトのメリットを3つご紹介します。
就活生にとって非常に嬉しいメリットがあるため、下記に1つでも魅力を感じる場合は、利用を検討してみるとよいでしょう。
それぞれ順番に解説していきます。
2-1.自分が知らない企業と出会うことができる
スカウト型就活サイトでは、今まで全く知らなかった企業と出会え、選択肢は広がります。
なぜなら、自社とマッチング率が高いと思った企業からスカウトが届くため、本当に自分の適性に合った企業と出会える可能性が高まるからです。
さまざまな企業を知るきっかけとなり、勉強になった
出典:アンケート
就活では、どうしても知名度の高い大手など名の知れた企業に応募が偏りがちです。
しかし、スカウト型就活サイトでは、企業が就活生のプロフィールを見てスカウトを送るため、思いもしなかったような企業からのスカウトで、選択肢が広がることもあるでしょう。
このことから、スカウト型就活サイトは、選択肢を広げたいと思う学生におすすめです。
2-2.自己分析をする機会ができる
スカウト型就活サイトを利用すると、今までの自分を見つめ直し、自己分析をする機会が生まれます。
なぜなら、スカウト型のサイトでオファーを受け取るためには、自己分析をしっかりした上でプロフィール欄を埋める必要があるからです。
プロフィールに書く内容は、主に以下の通りです。
就活スカウトサービスのプロフィールに書くべきこと
- 自己紹介
- 自己PR
- 学生時代のエピソード
- 継続して何かに取り組んだ経験
- 価値観、仕事選びの軸
- 志望業界
スカウトサービスでは、プロフィールを充実させるほど、より質の高いスカウトを受けやすくなります。
用意された項目すべてを埋めようと思えば、自然と自分についてより深く考えることになるので、改めて自己分析を行う良いきっかけとなるでしょう。
オファーを通して、自分の強みを再認識できた
出典:アンケート
また上記の口コミのように、オファーを通して、会社側から見た自分の強みを再認識できるのも魅力と言えます。
以上から、スカウト型就活サイトを使うことで、自己分析をさらに深めることができ、自分の強みやアピールポイントを明確にすることができるでしょう。
2-3.早期内定獲得を狙うことができる
スカウト型就活サイトを利用すると、一般的な大学生よりも早期内定を獲得できる可能性があります。
なぜなら、特別選考ルートや面接の免除などのオファーを貰えることもあるからです。
就活を有利に進めることができた
興味のない企業でも、内定を持っておくことで安心できたのでよかったです。
出典:アンケート
ESを提出して、Webテストを受け、何度かの面接を受けるという選考フローのうち、一部のフローが免除になることは就活生にとって大きなメリットです。
また、スカウトを受けて内定を獲得することができれば、承諾するしないに関わらず、大きな心の余裕となり、就職活動を安心して進めることができます。
上記の点から、早期内定を狙いたい人は、積極的にスカウト型就活サイトに登録することをおすすめします。
この章では、スカウト型就活サイトのメリットについて解説してきました。
ここまでで、少しでもスカウト型就活サイトに興味を持たれた方は「5章:おすすめのスカウト型就活サイト|サービス毎の特徴を徹底比較」で紹介しているサイトをチェックしてみて下さい。
ただ、スカウト型就活サイトのデメリットも知った上で、登録するか決めたいという方もいらっしゃるでしょう。
そこで次章では、スカウト型就活サイトのデメリットを解説していきます。
3.スカウト型就活サイトのデメリット
この章では、スカウト型就活サイトのデメリットを3つご紹介します。
デメリットも知ったうえで、スカウト型就活サイトを利用すべきか検討してみてください。
それぞれ順番に解説します。
3-1.業界・企業規模に偏りがある
サイトによっては登録企業の業界・企業規模が偏っているため、思ったより選択肢が広がらないことがあります。
特に全体を通してみると、IT業界、その中でも中小・ベンチャー企業の登録数が多いです。
もちろん、有名企業からのオファー実績のあるサイトは存在するものの、実績として公開されているのはあくまでごく一部でしかありません。
ただ、『OfferBox』や『iroots』など大手企業からのスカウトが届くという口コミが多いスカウト型就活サービスを利用することで、大手希望の方はこのデメリットを解消できるでしょう。
3-2.登録するまでに手間がかかる
スカウト型就活サイトは、登録してプロフィールを完成させるまでが、「手間がかかって面倒だ」という声も多く見られました。
例えば、エン・ジャパン運営のスカウト型サイト『iroots』は、プロフィール欄を最大6,000字埋める必要があります。
もちろん全てを埋める必要はありませんが、簡素すぎるプロフィールは、魅力を感じてもらえない可能性が高いです。
このように、スカウト型就活サイトのプロフィールでは、書くべき項目が多く、魅力的なプロフィールを書くためには入念な自己分析も必要になってくるため、作業が面倒に感じてしまう方には不向きかもしれません。
ただ裏を返せば、プロフィールを一度登録さえすれば、あとは企業からのオファーを待つだけなので、面倒くさがり屋の方にとって、むしろおすすめできるサービスとも言えるでしょう。
3-3.プロフィール入力が不十分だとスカウトが来ない
スカウトサイトによっては、登録するプロフィールが不十分だと、そもそもスカウトが来ない可能性があるのは、最大のデメリットです。
なぜなら、企業はプロフィールを見てスカウトを送る学生を厳選しているからです。
また、以下のコメントのようにプロフィール欄を100%埋めたとしても、内容が薄ければ、スカウトが届かない場合があります。
プロフィール欄次第ではオファーが来ないことも
出典:アンケート
オファーが0というケースも有る
出典:アンケート
上記の口コミのように、サイトによっては、プロフォール欄を100%埋めてもスカウトが来ない可能性があります。
ここで、有名なスカウト型就活サイトの平均オファー数について以下の表にまとめたので、参考程度にしてみて下さい。
サイト名 | オファー頻度目安 |
キミスカ | 1日に複数回 |
dodaキャンパス | 1日1回 |
OfferBox | 2日に1回 |
iroots | 2週間に1回 |
上記のように、人によっては、『OfferBox』や『iroots』を利用してもオファーが全然こない場合もあります。
オファーがなかなか貰えないという方は、7章の『スカウト型就活サイトでオファーを貰うための5step』を参考にして、スカウトを貰いやすくなるための工夫をし、それでもオファーが届かなければ、比較的スカウトがきやすい『キミスカ』や『dodaキャンパス』の利用を検討してみましょう。
ここまで、スカウト型就活サイトのメリット・デメリットを解説してきました。
これを踏まえて次章では、スカウト型就活サイトの利用がおすすめの人をご紹介します。
4.スカウト型就活サイトの利用がおすすめの人
ここまでのスカウト型就活サイトのメリット・デメリットを踏まえた結果、以下の項目にあてはまる方へおすすめできるサービスだと言えます。
- 幅広く企業を見たい人
- 自己分析を深めたい人
- 早期内定を目指している人
- ESを何枚も書くのが面倒な人
- 自己肯定感を上げたい人
上記に1つでも当てはまる方は、ぜひスカウト型就活サイトを利用してみましょう。
しかし、スカウト型就活サイトには「サイトによって登録している企業の業種に偏りがある」などの欠点があるのも事実です。
この欠点を補うためには、複数の逆求人型サイトに登録し、多方面からのオファーを待つ必要性があるでしょう。
そこで以下からは、おすすめのスカウト型就活サイトをそれぞれの特徴と共に複数ご紹介していきます。
複数の就活サービスを活用し、就活を有利に進めていきましょう。
5.おすすめのスカウト型就活サイト|サービス毎の特徴を徹底比較
この章では、以下の基準を基に、満足度の高いおすすめのスカウト型就活サイトをランキング形式でご紹介します。
就活エージェントを評価する3つの基準
- 就職支援実績:
そのサービスを利用して第一志望の会社から内定を獲得できたか - オファー数:
企業からのオファー数が多いか - サポート体制:
内定まで並走し、最後まで親身にサポートし続けてくれるか
その結果、就活生におすすめのスカウト型就活サイトは以下の通りとなりました。
転職エージェント | オファー頻度 | 利用満足度 |
1位. OfferBox |
2日に1回 |
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上場企業からベンチャーまで豊富、利用者・登録企業数ともに業界最大級。ただ登録者によっては、オファーが少ない場合も。 公式サイト |
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2位. キミスカ |
1日に複数回 |
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高頻度でオファーが届く点が特徴的なスカウトサービス。 公式サイト |
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3位. dodaキャンパス |
1日1回 |
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優良企業との提携数が多い。人によってはメールの数が多いと感じることもある 公式サイト |
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4位. iroots |
2週間に1回 |
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優良企業との提携数が多く、オファーの質が高い。ただしオファー頻度の少なさがネック 公式サイト |
以下からは、各サービスをそれぞれ詳しく見ていきましょう。
1位. OfferBox|国内最大級の逆求人サイト
『OfferBox』は、株式会社i-plug (アイプラグ)が運営している逆求人サイトで、1年だけで14万人もの就活生が利用した国内最大級の逆求人サイトです。
また、登録企業も多く、大手、ベンチャーだけではなく外資企業合わせて7000社以上が登録しています。
登録企業が多い分学生に向けてのスカウトの数も多く、いち早く内定が欲しい方には利用価値が高いと言えるでしょう。
登録企業の中には、誰もが知るような大企業があり、プロフィールを充実させることで大企業からもオファーが来る可能性があります。
OfferBox公式サイト:
https://offerbox.jp/
一日に3社ほどオファーが来る
出典:アンケート
2位. キミスカ|一社の就活選考で複数社からスカウト
『キミスカ』は、株式会社グローアップ運営の逆スカウト型サイトです。
他の逆スカウト型アプリと比較して『企業からの求人オファー数』が格段に多いことで就活生から高評価を得ています。
また、難関企業の最終面接まで進んだなどの「他社の選考実績」も自己PRとして活用できる点が、他社サイトとの大きな違いです。
ですので、一社の就活選考結果で複数社からスカウトが欲しい方は、是非以下から登録してスカウトを待ってみましょう。
キミスカ公式サイト:
https://kimisuka.com/
オファー数が多いキミスカ
出典:Twitter
関連記事:キミスカの評判
3位. dodaキャンパス|あなたの努力に、オファーが届く
『dodaキャンパス』は、『doda』を運営している人材会社最大手「パーソルキャリア」が運営する逆求人・オファー型就活サイトです。
大手人材会社が運営する逆求人サイトなので、知名度の高い大手有名企業からのオファーが他サイトと比較して多いのが最大の特徴です。
また、dodaキャンパスに登録すると利用できる「適性検査」がかなり本格的だと評判で、自分の性格や強みを客観的に把握し、自己分析に役立てることも可能です。
就活生の35万人以上が利用し、大手企業との繋がりが強いことで高評価を得ているサービスなので、『大手有名企業志望』の方で、登録がまだの方は、今すぐ以下から登録してみましょう。
dodaキャンパス公式サイト:
https://campus.doda.jp/
考えてもない職業でオファーが来た
考えてもいなかった職業だったからどうしよう。
興味ないことはないけど、、ちょっと驚き
出典:Twitter
4位. iroots|優良企業からスカウト届く
『iroots』は、エン・ジャパン株式会社運営の企業から学生にスカウトが届く逆求人型就活サービスです。
他社よりも、知名度の高い大手企業の登録数が多いサービスで、どの逆求人型サイトよりも厳選された優良企業からのスカウトが届くことで、就活生から高評価を得ています。
スカウトサービスに加えて、登録すると高度な自己分析ツールを無料で使うことができるなど、就活に役立つ機能も豊富な点も魅力の1つと言えるでしょう
1.2次選考カット出来てラッキーだった
出典:アンケート
iroots公式サイト
https://iroots.jp/
関連記事:irootsの評判
6.専門性の高いスカウト型就活サイト4選
この章では、特定の分野に特化した専門性の高いスカウト型就活サイトを4つご紹介します。
自分のレベルや目的に合ったサイトを選んでみてください。
それでは一つずつ見ていきましょう。
6-1.アカリクweb|大学院生特化
『アカリクweb』は大学院生専用の就活サイトで、スカウトの機能が充実しています。
アカリクwebでは、一人ひとりの研究内容を見たスカウトが届くので、一生懸命研究してきたことを活かして働きたいという人にはおすすめです。
特に研究や論文の作成などで多忙な日々を送る大学院生にとって、オファーが送られてくるスカウト型のサービスは利用価値が高いと言えるでしょう。
大学院から企業への就職を目指している方は、是非登録してみて下さい。
アカリクweb公式サイト
https://acaric.jp/
6-2.キャリアセレクト|エンジニア特化
『キャリアセレクト』は新卒ITエンジニアに特化したサービスで、スカウト機能もついています。
具体的には、言語の開発経験・これまで制作したアプリやサイト・GitHubとの連携などをみて企業からオファーが送られてきます。
また、「楽天」や「コロプラ」など大手IT企業も登録しているので、エンジニアとして大手企業で働きたいという人にとってもおすすめです。
キャリアセレクト公式サイト
https://careerselect.jp/
6-3.地方のミカタ|上京就活生特化
『地方のミカタ』は、東京での就職を目指す地方の就活生をサポートする就活サービスで、スカウトサービスも充実しています。
特にイベントに参加したり就活相談をすると交通費や無料宿泊費を受け取ることが大きな特徴です。
さらに、就活のために地方から東京まで足を運んだ時に利用できる就活カフェや格安で利用する事ができるシェアハウスも人気です。
地方の学生はうまく活用することで、就活の出費をかなりおさえることが出来るでしょう。
地方のミカタ公式サイト
https://chihounomikata.com/
6-4.レクミー|上位校向け
『レクミー』は上位校生向けの就活・採用プラットフォームで、スカウト機能も充実しています。
具体的に上位校とは、東大・慶應・早稲田大学レベルのことを指し、実際に登録している学生の50%以上が慶應か早稲田大学の学生です。
その特徴から、登録している企業も一流企業が多く、大手企業を目指している学生にとっては利用価値が高いと言えます。
また、説明会や座談会などのイベントも頻繁に開催しているので、上位校に通う学生は是非利用してみて下さい。
レクミー公式サイト
https://www.recme.jp/
ここまで、おすすめのスカウト型就活サイトを紹介してきました。
次章では、スカウト型就活サイトに登録した後、実際にオファーを受け取る方法について詳しく解説していきます。
7.スカウト型就活サイトでオファーを貰うための5step
この章では、スカウト型就活サイトでオファーを貰うための5stepを解説します。
「スカウトをなかなか貰えない」という方はぜひ実践してみてください。
それぞれ順番に解説していきます。
7-1.個性のあるプロフィール画像を設定する
スカウト型就活サイトに登録するプロフィール画像を個性的なものにしましょう。
なぜなら企業側は、プロフィール画像から、学生の人となりを視覚的に判断するからです。
企業側はプロフィール画像を見た上で自己PRをなどを読むので、画像からあなたらしさが伝われば、あなたの経験やアピールポイントがより鮮明に伝わります。
証明写真のようなものではなく、あなたが輝いてる瞬間の写真(ex;趣味、遊んでいるとき、部活の写真)を選ぶことをおすすめします。
7-2.こまめにログインする
スカウト型就活サイトでは、こまめにサイトにログインすることがかなり重要です。
なぜなら、企業側は学生のログイン状況をチェックすることができるからです。
そのため、最終ログイン日が数月も前なら、たとえプロフィールが充実していても、就活がすでに終わっていると勘違いされ、オファーを送らないケースもあります。
さらに、企業側が学生を検索する際、最終ログイン日が近い人ほど検索の上位に表示されやすくなり、プロフィール閲覧にも繋がりやすくなります。
2日に一回、最低でも週に一回はログインすることをおすすめします。
7-3.自己PRを工夫する
プロフィール欄の自己PRは工夫すればするほど、スカウトを受け取りやすくなります。
なぜなら企業は、プロフィール欄の中で自己PRを最も重要視しているからです。
つまり、自己PRがうまく書けていなければ、その他のプロフィールが読まれない可能性があります。
自己PRは、決められた文字数でどれだけ自分を魅力的に表現することができるかが重要になります。
自分の特技や強みをそれを裏付けるエピソードと共に、端的にそして簡潔に書き上げることがおすすめです。
7-4.経験を具体的に書く
プロフィール欄に登録する自分の過去の経験はなるべく具体的に書きましょう。
なぜなら、経験を具体的に書き、あなたがどんな学生かをはっきり伝えることで、企業の関心が高まり、オファーが受け取りやすくなるからです。
特に以下の点のいくつかを盛り込むことができればより評価が高まるでしょう。
- 成功や失敗経験から何を学んだか
- 挫折を乗り越えた経験
- 継続して何かに取り組んだ経験
- 自ら考え行動する姿勢
- リーダーシップを発揮した経験
- 特定の分野への専門性や興味関心
ぜひ、参考にしてみてください。
7-5.プロフィール欄は9割埋める
登録するプロフィールは目安として9割埋めることをおすすめします。
なぜなら、ログイン履歴同様、企業側が検索したときにプロフィール入力率が高いほうが上位に表示されるからです。
さらに、プロフィール欄をより多く埋めている方が、企業側も熱量の高い学生であると判断する可能性が高いです。
プロフィールのほとんどを埋めるのは確かに手間がかかりますが、同時に自分の経験をもう一度見つめ直すことができるチャンスでもあります。
以上のことをぜひ試してみてください。
次に、たくさんオファー受け取りたい人向けに、魅力的な自己PR作成方法を解説します。
8.【オファーを沢山貰いたい人向け】魅力的な自己PR文作成方法5step
この章では、オファーを沢山もらいたい人向けに、魅力的な自己PR文作成方法を順を追って解説します。
- 8-1.自分の強みを思いつく限り書き出す
- 8-2.アピールする強みを絞る
- 8-3.強みだと思う理由を探す
- 8-4.強みが発揮された具体的なエピソードを探す
- 8-5.強みを使ってどのように会社に貢献できるか考える
それぞれ順番に解説していきます。
8-1.自分の強みを思いつく限り書き出す
まず初めに、自分の強みを思いつく限り全て書き出しましょう。
具体的には、明確な根拠がない強みでも深く考えずにたくさん書き出すことに注力しましょう。
ここでは、情報の整理を行い自己PRに使う事ができる強みの母数を増やすことが目標です。
8-2.アピールする強みを絞る
次に、ステップ1で洗い出した強みから、実際に使う強みを一つ選びます。
特に強みを選ぶ際、志望している企業(オファーをもらいたい企業)はどんな人材を求めているのかを意識しましょう。
なぜなら、企業が求めている人物像が意識できていないと的外れなアピールをしてしまう可能性があるからです。
また、志望する企業が定まっておらず、幅広く業界を見たいという方は、自分の中で最も自信のある強みの中から絞りましょう。
8-3.強みだと思う理由を探す
アピールする強みを選んだら、「あなたがなぜそれを強みと思ったのか」の理由を考えます。
特に、強みだと思う理由に具体性をもたせることに注力しましょう。
なぜなら、自己PRで大切なことは「強みがイメージしやすいか」と「価値観を伝えることが出来るか」だからです。
具体的には、「〜をした時に、〜と感じ、〜する事に〜だから」のように論理的に文を組み立てていきましょう。
8-4.強みが発揮された具体的なエピソードを探す
次に、強みが発揮された具体的なエピソードを探します。
なぜなら、文の中に具体的なエピソードが盛り込まれていることで、自己PRに大きく説得力がでるからです。
また、具体的なエピソードが一つ入っているだけで、人柄や考え方など様々な情報を伝えることができます。
8-5.強みを使ってどのように会社に貢献できるか考える
最後に、強みを活かすことでどのように仕事に貢献することができるかを考えましょう。
なぜなら、自己PRの中では企業側からの視点で強みをアピールすることが重要だからです。
強みの活かし方を明記することで、「この学生は自社で活躍できるんじゃないか」と人事に思わせることができ、企業が重視している‟今後の可能性”をアピールすることができます。
また、スカウト型就活サイトの自己PRにおいては、どんな仕事にも当てはまるであろう汎用性のある活かし方を探すようにしましょう。
ここまでは、自己PR文の作成方法を解説してきました。
次に、スカウト型就活サイトに関するよくある質問5つをご紹介します。
9.【FAQ】スカウト型就活サイトに関するよくある疑問と回答
この章では、スカウト型就活サイトに関するよくある質問を5つご紹介します。
- Q-1.スカウトが来ない時はどうしたらいいですか?
- Q-2.興味のないオファーも受け取るべきですか?
- Q-3.学歴によってスカウト数は異なりますか?
- Q-4.スカウト型就活サイトの利用は無料ですか?
- Q-5.他の学生に自分のプロフィールは見られませんか?
気になる疑問から見てみてください。
Q-1.スカウトが来ない時はどうしたらいいですか?
プロフィールを充実させましょう。
プロフィールを充実させることで、企業が学生を検索したときに上位に表示されるようになります。
また、プロフィールの内容も質の高いもの(あなたの魅力が伝わるもの)にするとスカウトが来るチャンスは上がります。
その他にもスカウト獲得5つのコツを『7章:スカウト型就活サイトからオファーをもらう5つの方法』で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
Q-2.興味のないオファーも受け取るべきですか?
余裕があれば受けましょう。
理由は2つあります。
- ①自分の適性を知るため
- ②本命の企業に対しても説得力のある志望動機を作ることができるため
より多くの企業を知ることで、自分の適性がどこにあるのか、正確に判断することができるでしょう。
また、様々な企業と接点を持つことで、自分と合っていない業界・企業のことが分かり、さらに自分が行きたい企業・業界は「なぜ、行きたいのか」をはっきりさせることも可能です。
以上の点から、余裕のある方はぜひ積極的にオファーを受け取ってみましょう。
Q-3.学歴によってスカウト数は異なりますか?
異なると予想されます。
なぜなら、企業が学生を判断するときの基準の一つとして学歴が含まれることが多いからです。
中には、特定の大学以外はエントリーすら受け入れないという「学歴フィルター」を導入している企業も依然としてあります。
そのため、学歴に自信がない方は、『5章:おすすめのスカウト型就活サイト|サービス毎の特徴を徹底比較』でおすすめした逆求人型サイトも利用し、スカウト数を増やしていきましょう。
Q-4.スカウト型就活サイトの利用は無料ですか?
完全に無料です。
スカウト型就活サイトは、学生を無料で登録させる一方で、企業側から登録費用と採用が成立した時の費用を徴収して運営管理しています。
このことから、学生はお金の心配をすることなくサービスを使うことができるのです。
Q-5.他の学生に自分のプロフィールは見られませんか?
他の学生は一切閲覧できません。
学生が入力した情報はスカウト型就活サイトを利用する企業のみが閲覧します。
また、企業に対しても開示したい情報を一部選ぶことがでるサイトもあります。
まとめ
この記事では、スカウト型就活サイトについて説明してきました。
スカウト型就活サイトは、プロフィールを充実させることで企業からのオファーが届き、有利に就活を進めることができる魅力的なサービスです。
また、サイトによって登録している企業やサービス内容が異なるので、今回ご紹介したサイトに複数登録して利用することをおすすめします。
おすすめの逆求人型サイト
専門性の高いスカウト型就活サイト
あなたの就職活動がうまくいく事を心から祈っております。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。