「リクルートドクターズキャリアの評判は本当に良いの?」と悩んでいませんか。
医師転職の評判を紹介するWebサイトは多数ありますが、投稿する回答者の数によって評価が大きく左右されるため、あてにならないものも多く含まれます。
そこでこの記事では、同サービスについて解説するにあたり、幅広い医師転職者からアンケートを取得し、信用できる口コミだけを集めました。
その情報をもとに、転職のプロとして多くの医師を転職させてきた私が、リクルートドクターズキャリアの評判について解説していきます。
- リクルートドクターズキャリアの総評
- リクルートドクターズキャリアのメリットと評判・口コミ
- リクルートドクターズキャリアのデメリットと評判・口コミ
- リクルートドクターズキャリアがおすすめな人
- リクルートドクターズキャリアに関するQ&A
全て読めば、自分が『リクルートドクターズキャリア』に登録すべきかどうか自信をもって判断でき、転職の第一歩を踏み出せるようになるでしょう。
目次
1.リクルートドクターズキャリアの総評|他エージェントと比較して
リクルートドクターズキャリアは、最大手の人材会社リクルートグループの「リクルートメディカルキャリア」が運営する医師向けの転職エージェントです。
抜群の知名度と30年の実績から、多くの医師がこのサービスを転職する際に利用しています。
実際、合計100名に対して行った医師エージェントの評価に関するアンケートの結果、リクルートドクターズキャリアの評価は下記の通りでした。
総合順位 | コメント | |
総合評価 | 3位/10社 | 全指標でまんべんなく高評価 |
求人量・質 | 4位/10社 | 好待遇な質の良い求人が多いと好評 非常勤の求人もそれなりに多い |
提案力 | 1位/10社 | 大手リクルート運営ならではのコンサルタントの質が魅力 |
サポート体制 | 3位/10社 | 連絡がこまめでスピーディー 早く転職したい人におすすめ |
「求人量」では少し劣るものの、どの指標からみてもこれといって欠点はなく、総じて評価の高い転職サービスだと言えます。
一旦登録しておくにこしたことはないので、少しでも気になる方は登録を検討してみましょう。
また、アンケートを詳しく見てみると、リクルートドクターズキャリアのメリット・デメリットは、以下であることがわかります。
メリット | デメリット |
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次章では、リクルートドクターズキャリアのメリット・デメリットについてさらに詳しく見ていきます。
2. リクルートドクターズキャリアのメリットと評判・口コミ
寄せられていた口コミを分析した結果、リクルートドクターズキャリアのメリットは大きく下記4点でした。
実際の口コミを用いながらご説明します。
2-1.内定まで1か月程度とスピーディー
メリット1つ目は、内定まで1か月程度とスピーディーに転職活動を終えられる点です。
一般的に転職活動というのは、3~6か月程度かかるものだと言われています。
しかし当サイトに寄せられたコメントを見ると、急な転職活動であったにもかかわらず、1か月程度で次の病院が決まったという事例が見られました。
急な転職だったのに、1か月で次の職場が決まった
30年という長年の実績をもつ老舗のサービスだからか、同サービスには、求職者に適した条件の求人を瞬時に探し当てられる腕の良いキャリアコンサルタントが多く集まっています。
そのため、同サービスを利用すれば、現職場が忙しくて転職活動に時間を割けない人であっても、ブランク期間なしで次の職場を見つけることができるでしょう。
2-2.病院の内部情報を教えてくれる
メリット2つ目は、病院やクリニックの内部情報を詳しく知ることができる点です。
リクルートドクターズキャリアは、50年以上人材業界でトップに君臨するリクルートグループ運営のサービスであるため、長い期間をかけて構築した医療業界との太いパイプをもっています。
そのため、各病院の内部情報を知るという用途で利用するにおいては、どのサービスよりも適任であると考えられます。
実際に、当サイトのアンケートによると、以下の2つについて詳しく教えてくれるという口コミが多く寄せられていました。
詳しい内容
- 在宅医療のオンコール体制
- 症例数
在宅医療のオンコール体制というのは、各病院・医療機関によって異なります。
在宅の患者からの連絡をすべて主治医が受けているところ、複数の常勤医・非常勤医が交替で受けるところ、夜間などの救急往診に備えて、待機番の医師を配置しているところもあります。
以下のコメントにも述べられているように、オンコールの有無によって働きやすさは変わってくるため、事前にコンサルタントに相談しておくことが大切です。
オンコールなしでストレスが軽減
忙しい勤務環境の常態化やオンコールの対応など勤務時間の縛りが強く、身体的かつ精神的に消耗してしまったので転職を検討しました。
オンコールなしでの条件で転職したので、ストレスが大幅に減ったのが一番の変化です。
年収は下がらなければ良いと考え、特に要望を伝えていなかったのですが、これまでの経験を考慮していただいて、大幅に上がりました。
適切な評価をいただきながら働く喜びはもちろん、仕事内容、人間関係も良く、この転職に満足しています。
また、外科医なら手術、循環器内科医なら心臓カテーテル検査、消化器内科医なら内視鏡検査といったように、キャリアアップを考えている医師にとっては症例数が非常に重要です
同サービスの担当者は「採用する医師には、この術式を〇件数こなしてもらいたい」といった病院側の希望を把握しているので、以下のように「症例数を増やしたい」という医師に希望通りの病院を紹介できます。
症例数を教えてくれた
前の職場は指導医も多く、内視鏡や超音波の技術を学ぶレジデントにはありがたい環境でした。
しかし、将来開業することを考えると、もっと一人で全体を見られる環境を経験しておきたいと思って、症例が多く、専門分野以外の一般的な症例も幅広く経験を積める職場への転職を考えました。
後期研修中に就業先を変更するというのは大きなチャレンジでしたが、コンサルタントの方から各病院の症例数を教えていただくなどのサポートもあり、都内の一般病院に転職することができました。
転職の際は、実際の勤務環境や医局の関係など転職希望先の内部情報を把握しておくことは重要です。
とくに「オンコール体制」と「症例数」に関して気になる場合は、転職後のミスマッチを防ぐためにも、同サービスを利用して、現実とのギャップを埋めていくようにしていきましょう。
2-3.連絡がマメ
メリット3つ目は、連絡がマメである点です。
対応が早くてスムーズで助かったという声が、当サイトで多く寄せられていました。
登録してすぐに連絡がくる
リクルートドクターズキャリアに登録したら約20分後に電話が来ました。
メールの返信も早かったです。
かといってコンサルタントの方が転職を無理にさせようとしているようには感じなかったので信頼できました。
人によっては「あまりにも電話が多すぎる」というデメリットを感じる転職者もいるのですが、初めての転職だとしっかりフォローしてくれる姿勢はメリットになると言えます。
そのため、放置されるよりは、手取り足取りサポートしてほしいと考えている人におすすめのサービスと言えるでしょう。
ここまでは、リクルートドクターズキャリアの良い評判について解説してきました。
「内部情報をしっかり教えてくれる」など良い評判が多いサービスであるため、転職を検討しているお医者さんは、是非以下から登録してみましょう。
とはいえ、リクルートドクターズキャリアへの登録を検討している人には、悪い評判もしっかり知ったうえで利用すべきか決断したい人も多いですよね。
そこで次の章では、デメリットについても解説していきます。
3. リクルートドクターズキャリアのデメリットと評判・口コミ
口コミを分析すると、デメリットは大きく下記2点でした。
それぞれ実際の口コミを用いながら解説します。
3-1.連絡が多すぎる
デメリット1つ目は、連絡が頻繁過ぎて鬱陶しいと感じるというものです。
2章でお伝えした通り「連絡がマメ」なことをメリットに思う転職者がいる一方で、まめすぎると鬱陶しいと感じてしまう求職者もいることがわかりました。
実際に、以下のようなコメントが寄せられています。
電話が多すぎる
転職を検討しようと思いサイトに登録。
まずは求人を探してみようと思ったのですが、翌日から電話が毎日来ました。すぐに転職したいと思っていないのに、一度電話に出ると「求人をご紹介しますね」とメールとさらに電話。
電話の対応は丁寧なものだったが、私のように転職を検討しているタイミングだと強引すぎると感じてしまうのではないでしょうか。
転職サイトは「成果報酬型」という、求職者が内定が決まったらお金が入るビジネスモデルとなっています。
そのため、自分の成果を上げるため、転職をしてもらうことに躍起になる担当者が一部いるのも事実です。
このような担当者に当たったとしても、急いで転職活動をする義務はないため、その旨をきちんと伝えて、自分のペースでゆっくり転職活動を進めるようにしてください。
また、担当者に「連絡の頻度を控えてほしい」とお願いしても無理な場合は、遠慮なく「担当者変更」を申し出るようにしましょう。
3-2.大都市近郊以外の求人は少ない
デメリット2つ目は、一定の地域で求人が少ない場合があるという点です。
首都圏や大都市近郊の求人は、豊富でさまざまな求人の中から選ぶことができますが、地方特定によってはあまり求人があまり多くなく、希望する条件に合う求人がない可能性があります。
下の表は、県別の求人数のおおよそを比較したものです。
実際に地方の求人数が少なかったため、希望の求人が見つからなかったという声が寄せられていました。
自分の住む地域にはほとんど求人がなくて残念だった
常勤で他の病院で働いていますが、病院の勤務日以外の日に非常勤で働けるところを探していました。
コンサルタントの方に相談したところ、私が住む地域にはほとんど非常勤求人がないと言われてしまい、結局、希望の求人が見つけられませんでした。
ただ、リクルートドクターズキャリアの地方求人数だけが少ないというよりは、医師向けの転職サイト全体で地方の案件は少ない傾向にあります。
実際、医師向けの転職サイトでtopクラスの求人数の豊富さを誇る『エムスリーキャリア医師』であっても、地方の求人数は、100件未満と少ない傾向にあることがわかりました。
つまり、どの転職サイトを利用したとしても「地方求人が少ない…」という不満は一定以上は出てくるということです。
したがって、地方在住者が1社のみで良い求人を見つけるのは不可能なので、該当するかたは、リクルートドクターズキャリアを含めた複数のサイトに登録して、自分にあった求人を見つけにいくようにしましょう。
ここまでは、リクルートドクターズキャリアのデメリットについてお話してきました。
次章では、ここまでを踏まえて、リクルートドクターズキャリアを利用するのがおすすめな人について解説していきます。
4.リクルートドクターズキャリアがおすすめな人
リクルートドクターズキャリアは、大きく欠点は見つからないため、基本的には全員におすすめできるサービスです。
その中でも、以下の項目に当てはまる人は、必ず利用すべきと言えるでしょう。
- 病院の内部情報をしっかり把握したうえで転職をしたいと考えている人
- 転職が初めてで何から始めていいのかわからない人
- 地方在住者で少しでも選択肢の幅を広げていきたい人
以下のページから登録できますので、上記の条件に当てはまる人は登録しておきましょう。
ただ、先ほどもお話しした通り、地方の求人はどのサービスであっても少ない傾向にあるため、1つのサイトだけではなく、複数のサイトに同時に登録しておくことが転職成功の鍵です。
実際、当サイトのアンケート結果によると、「地方の転職成功者」の人の2/3は、2,3社の転職サイトに同時登録していることがわかっています。
そこで次章からは、リクルートドクターズキャリア以上に地方求人を多くそろえている転職サイトについてご紹介していきます。
リクルートドクターズキャリアと併用すべき転職サイト
この章では、「もっと多くの求人を見たい」と考えている人に向けて、リクルートドクターズキャリアと併せて利用すべき転職サイトについてご紹介していきます。
転職サイトの比較・選定基準
- 求人数・質(重要!!)
…コロナ禍で求人が減っている中、どれだけ良質な医師求人を持っているか - 利用者満足度(提案&サポート力)
…医師一人ひとりのニーズにぴったりの提案・サポートをしてくれるかどうか
利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、リクルートドクターズキャリア以外に医師の転職におすすめな転職サイト5社は、以下の通りとなりました。
下記5社から、追加で1~2社ほど利用すれば万全です。
総合順位 | 公開求人数 | 総合評価 |
1位. エムスリーキャリアエージェント |
約2.2万件 | ★★★★☆4.3 抜群の知名度+交渉力が心強い |
2位. 医師転職ドットコム |
約3.4万件 | ★★★★☆4.1 圧倒的な求人数と豊富な実績 |
3位. マイナビドクター |
約2.2万件 | ★★★☆☆3.9 非公開求人が豊富な大手の転職エージェント |
4位. 民間医局 |
約2万件 | ★★★☆☆3.8 丁寧なサポートが評判のエージェント |
5位. JMC |
約1.3万件 | ★★★☆☆3.7 希望に応じた求人を探せすことができる |
それでは順に見ていきます。
1位.エムスリーキャリアエージェント:抜群の知名度+交渉力が心強い
『エムスリーキャリアエージェント』は、医師の登録実績8年連続No1の信頼できる転職サイトです。
29万人の医師(国内の医師の9割に相当)が登録するポータルサイトm3.comのサービスであり、知名度の高い転職サイトの一つです。
運営会社のエムスリーキャリアは、医師・薬剤師に特化した転職支援を行っており、医療機関から厚い信頼を得ているのはもちろん、各医療機関との密接な関係性を構築しています。
そのため、好条件求人が集まりやすく、また病院への交渉力があるという点が大きな強みです。コンサルタントは全員医療経営士の資格取得が義務付けられており、経営者目線で病院と条件面の交渉もしてくれます。
実際に利用者満足度は96%以上と、高い評価を受けており、転職の際は必ず登録しておくべき転職サイトです。
2位.医師転職ドットコム:圧倒的な求人数と豊富な実績
『医師転職ドットコム』は、求人数トップレベルの転職サイトです。
常時掲載している3万件以上の公開求人以外にも、多くの非公開求人を有しており、自分の希望に合致する職場情報を得られます。
求人は毎日更新が行われているので、登録しておくだけで、コンサルタントが最新の情報を提供してくれるでしょう。
5万人以上の医師の転職支援を行ってきたサイトなので実績も豊富です。
コンサルタントの対応への満足度も高く、「丁寧さ・スピード感」の両軸で利用者満足度93%を獲得しています。
3位.マイナビドクター:非公開求人が豊富な大手の転職エージェント
『マイナビドクター』は、多種多様な求人情報が得られる転職サイトです。
リクルート社と双璧をなす人材業界大手マイナビならではの情報網が魅力の一つです。
2万以上の医療機関との取引を行っており、業界トップクラスの数の求人を保有しています。(保有求人の8割は非公開求人として扱われており、登録することで閲覧・応募が可能になります)
産業医求人など企業求人を豊富に扱っているのも、一般企業との取引が多いマイナビならではの特徴です。
4位.民間医局:丁寧なサポートが評判のエージェント
『民間医局』は、非常勤・スポット求人が豊富な転職サイトです。短期間の求人を探したい方は登録必須と言えます。
登録会員数は16万人以上と人気のサイトであり、年間5万件以上の転職支援実績があります。
1.7万件以上の医療機関との取引を行っており、毎日1,000件以上の情報が更新されているので、希望に合致した求人が見つかりやすいでしょう。
全国16箇所に拠点があり、エリアに詳しいコンサルタントとコミュニケーションを取りながら、求人を探すことができます。
5位.JMC:希望に応じた求人を探すことができる
『JMC』は、年収アップを目指す方におすすめの転職サイトです。
JMCでは、データに基づく適正年収診断を行っています。
これは、蓄積された求人データをもとに医師の経験に見合う適正年収を算出するというものです。その結果に合わせて好条件求人を提案してくれます。
データとして提示された金額以上の年収アップ交渉も、ベテランのコンサルタントに対応してもらえるので、条件面で納得のいく転職が実現できるでしょう。
5リクルートドクターズキャリアをより効果的に利用する7ポイント
この章では、リクルートドクターズキャリアをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。
- スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
- 転職時期は最短可能日程で答える
- 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
- 経歴やスキルに嘘をつかない
- 推薦文は必ず確認する
- 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
- 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。
Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える
コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。
Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、
転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。
コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。
この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。
Point-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。
企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。
Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
リクルートドクターズキャリアも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。
優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWork』を利用して裏をとるようにしましょう。
以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。
上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。
6【図解】リクルートドクターズキャリア利用の流れ
ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
リクルートドクターズキャリアに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。
Step 1. まずは公式ページから登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。
登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。
例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。
正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。
Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る
登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。
事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。
- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。
※最初からアポイント調整に入る場合もあります。
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたがリクルートドクターズキャリアのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)
初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。
- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。
担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。
思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。
それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。
Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。
場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。
最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。
Step 6. 紹介された求人に応募する
選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。
自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。
求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べるとリクルートドクターズキャリア経由は圧倒的に有利です。
Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。
あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。
Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。
対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。
面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。
Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。
また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなどリクルートドクターズキャリアであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!
Step 10.退会手続きをする
転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。
万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。
転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。
転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。
7. リクルートドクターズキャリアに関するQ&A
リクルートドクターズキャリアについてよくある疑問にお答えしていきます。
- 今の職場にどうやって退職・退局の意向を伝えれば良いのですか?
- 面談のキャンセルは可能ですか?
- 応募を急かされた場合はどうすれば良いですか?
- リクルートドクターズキャリアに登録すると今の病院や関係者にバレますか?
- 転職時期はいつが一番おすすめですか?
それぞれ紹介していきます。
Q1. 今の職場にどうやって退職・退局の意向を伝えれば良いのですか?
基本的にあなたの現状、転職先との折り合いを踏まえて、直属の上司へ退職を切り出すのが正解です。
その際、下記の3つのポイントが大切ですので、意識して切り出しを行いましょう。
①なるべく早く退職は伝える
法的には2週間前までに伝えれば良いのですが、後任者を探さなければいけない医師の場合、3~6ヶ月前に退職の医師を伝えるのがおすすめです。
それより前でもなるべく早く伝えることで誠意を見せられます。
②一度辞意を伝えたら引き返さない
退職の意思を伝えると、あの手この手で引き止めようとしてきます。
その時、何があっても引き返してはいけません。
一度辞意を伝えた後、残ったとしても腫れ物扱いを受ける可能性がありますし、引き留めのために嘘の誘惑をしてくる可能性もあります。
そのため退職を決意するまでは絶対に言わず、一度言ったら引き返さないようにしましょう。
③理由は前向きなものに
転職するとなると必ず理由は聞かれます。その時に下記のどれかであれば波風を立てにくいです。
- 親の介護/継承などの家族の問題
- 出産/結婚などのおめでたい話
- チャレンジしたいことがあるなどの前向きな理由
間違っても今の職場の不満などを出さないように、「これなら仕方がないな」という理由を出しましょう。
Q2. 面談のキャンセルは可能ですか?
面談のキャンセルは当日でも可能ですが早めに連絡しましょう。
こちらの対応が悪いと、良い求人を紹介してもらえない可能性が高いからです。
とくに無断キャンセルは絶対にやめるようにしましょう。
Q3. 応募を急かされた場合はどうすれば良いですか?
「この求人のここがイヤです」と理由をしっかり話して断るようにしましょう。
もしそれ以降、求人を紹介されなくなるようなら、見限って他の転職エージェントに切り替えるようにしましょう。
転職は人生でも重要なイベントですから、後悔しないようによく考えて応募することが大事です。
Q4. リクルートドクターズキャリアに登録すると今の病院や関係者にバレますか?
バレません。
あなたを特定できる情報は,あなたが応募しない限り、ほかの病院にも行くことはありません。
ただし、絶対にバレないためにも、「病院関係者に転職活動のことを言わない」「情報管理が厳重な大手を使う」などを意識するようにしましょう。
Q5. 転職時期はいつが一番おすすめですか?
おすすめの転職時期は4月です。
それは、大学医局の人事が4月が多く、一般病院も4月に人の異動が起こる事が多いので、それにあわせて欠員補充の医師の求人、募集案件も増えてくるからです。
しかし、7月や9月、10月、12月、1月などの入職も珍しくなく、タイミングが合えば転職時期はあまり気にしなくてもいいでしょう。
8.まとめ
いかがでしたでしょうか。
リクルートドクターズキャリアは、全指標で一定の評価を受けているサービスなので、登録しておいて損はありません。
是非以下から気軽に登録してみましょう。
もし他の転職エージェントの話も聞きたい場合は、以下5社のうち、気になったところへ登録することをおすすめします。
- 『エムスリーキャリアエージェント』抜群の知名度+交渉力が心強い
- 『医師転職ドットコム』圧倒的な求人数と豊富な実績
- 『マイナビドクター』非公開求人が豊富な大手の転職エージェント
- 『民間医局』丁寧なサポートが評判のエージェント
- 『JMC』希望に応じた求人を探せすことができる
あなたの転職が成功することを心から願っています。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。
夫の転勤が決まったので転職を希望しました。でも、約半年後には出産があります。
すぐ産休になってしまうため、探すのに苦労するだろうと考えていました。
しかし、コンサルタントの方に相談したら、私の条件に合う病院を見つけてもらえて、探し始めて1ヵ月で転職できました。
仕事と子育てが両立できています。オンコール、当直はなし。週3日の勤務、定時帰宅です。