「マイナビドクターの評判って良いの?」と心配になってはいませんか。
同サービスは、際立った強みはとくにないものの、「求人数」「サポート力」「提案力」どの角度から見ても利用者からの評価が平均的に良いサービスです。
ただ、良い評判がほとんどを占めていたものの、一部の口コミには気になる点・直してほしい点に関しても言及されていました。
そこでこの記事では元転職エージェントである私が、当サイトで実施した100人の現役医師からのアンケート結果をもとに、マイナビドクターの評判について徹底解説していきます。
全て読めば、自分が『マイナビドクター』に登録すべきかどうか自信をもって判断でき、転職の第一歩を踏み出せるようになるでしょう。
目次
1.マイナビドクターの総評
総合評価
どの項目でも平均的に良い点数を獲得しているバランスの良いサービス
求人数
常時2.5万件以上の求人を保有
求人数No.1のサービスと比較すると少し劣る
サポート
大手ならではの確立されたサポート体制が魅力
担当者への満足度
当たりはずれはあるものの、比較的良い担当者が多い
『マイナビドクター』は大手人材会社の株式会社マイナビ運営の医師特化型転職エージェントです。
全国に14拠点のオフィスを構えており、担当者自らがそれぞれの担当エリアの医療機関に足を運ぶなどなどして、情報収集をしている点が魅力だと考えられます。
合計100名に対して行った医師エージェントの評価に関するアンケートの結果、『マイナビドクター』の評価は下記の通りでした。
総合順位 | コメント | |
総合評価 | 4位/10社 | 目立った特徴はないが、全ての基準で高評価 |
求人の質・量 | 2位/10社 | 「求人の質」という観点だと業界No.1 地方求人が少ない点がデメリット |
提案力 | 4位/10社 | 大企業在籍のしっかり育成されたコンサルタントが多数在籍 |
サポート体制 | 3位/10社 | 全国14ヶ所にオフィスがあり、全国でサポートが受けられる |
マイナビドクターの総評としては、悪い評判はほとんど見当たらず、バランスよくどの項目でも高水準であったたことから、利用価値のある優良なサイトだと結論づけることができます。
選択肢が多いにこしたことはないため、どれに登録すべきか迷っている場合は、人材会社大手が運営する同サービスに登録してみると良いでしょう。
マイナビドクター公式ページ:
https://doctor.mynavi.jp/
また、当サイト実施の医師100人に対するアンケートの結果によると、マイナビドクターのメリット・デメリットは以下であることがわかりました。
メリット |
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デメリット |
|
2,3章からは、マイナビドクターのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
2. マイナビドクターのメリットと評判・口コミ
当サイト実施のアンケートの結果、マイナビドクターのメリットは以下であることがわかりました。
それぞれ実際の口コミを用いながらご説明します。
2-1.非常勤の転職に強い
マイナビドクターのメリット1つ目は、非常勤の転職に強いというものです。
以下の表は、同サービスの非常勤求人数が他社サイトと比べてどのくらい多いのかを比較したものです。
マイナビドクター | 他社サイト10社(平均値) | |
常勤 | 約1.4万件 | 約1.1万件 |
非常勤 | 約1.3万件 | 約5,000件 |
※エムスリーキャリアエージェント、医師転職ドットコム、リクルートドクターズキャリア、民間医局、JMC、ドクタービジョン、Dr.転職なび、ドクターキャスト、MC-ドクターズネット、e-doctor 、10社の平均値
表をご覧の通り、常勤の求人数は少し平均より多いぐらいですが、非常勤求人数はマイナビドクターが平均より2.5倍ほど多く、非常勤求人という観点ではトップクラスに優れていることが分かります。
下記は、マイナビドクターの非常勤求人に満足した方のコメントです。
紹介してもらった非常勤の求人に満足した
非常勤医師であれば、 週の勤務日数が決まっていたり、1日の労働時間が8時間以内であったりと、肉体的にも精神的にも仕事の負担を減らすことができます。
そのため、既に常勤で働いているものの、非常勤医師を利用してもう少し収入を増やしたい、産休・育休明けでプライベートを大事にしながら働きたいワークライフバランスを重視したい場合は、是非同サービスを利用してみましょう。
マイナビドクター公式ページ:
https://doctor.mynavi.jp/
2-2.求人の保有数が業界2位
マイナビドクターのメリット2つ目は、求人の保有数が業界2位であることです。
実際、2021年12月現在、2.5万件以上の求人数を保有しています。
他社転職サイトと比較してみると、求人数が業界最大級の『医師転職ドットコム』には敵わないものの、他サイトよりは豊富な求人を揃えていることが理解できます。
また、当サイトのアンケートには「求人の豊富さに満足した」という口コミが複数寄せられていました。
求人数が多かったため自分に適したものが見つかった
仕事がハードで転職を決意しました。すぐにでも転職したくて、スムーズに転職できるように転職エージェントにお願いしました。
「当直の回数を減らしてほしい」というのが一番の条件ですが、「もう少し年収を上乗せしてほしい」など給与や待遇面に関しても少し条件をくわえてしまい、さすがにそんな好条件の求人なんてないだろうなと諦めていましたが、コンサルタントの方に条件に合った求人を何個も紹介していただけたので驚きました。
私のわがままな条件を叶えられるほどに沢山の求人を保有されていた点は、マイナビドクターを良い面かと思います。
求人数が多ければ多いほど選択の幅が広がり、自身のスキル・条件にマッチした職場と出会える確率が高まります。
そのため、ミスマッチがない理想の職場と出会いたいのであれば、一度は登録しておきたいサービスだと言えるでしょう。
2-3.年収アップの希望を叶えてくれる
マイナビドクターのメリット3つ目は、年収アップの希望を叶えてくれるというものです。
転職をすると前職よりも年収が下がってしまう場合もありますが、当サイトに寄せられていたアンケートの結果を見てみると、比較的希望通りの年収までアップしているケースが多々見受けられました。
そのうちの一部を抜粋してご紹介します。
年収300万円アップを叶えてくれた
子どもが医学部進学を希望しており、収入をアップさせるため転職を希望しました。
そこで非常勤の仕事を探し始めたのですが、どうにも求職活動の仕方がわからないような状態でした。
やはりプロにお願いするのが一番だと思い、転職エージェントに登録しました。
年収を300万円アップさせることが条件でした。
私の条件に合う病院を探し続けてくれ、次々に条件に合った求人を紹介してくれました。
そして、驚くぐらいトントン拍子に勤務先が決まりました。
やはり、普段からさまざまな業態の医療機関と直接コンタクトを取り、業界の求人動向を把握しているプロに任せた方が、自分で求人を探すより幅が広がると思いました。
利用をすると年収アップする可能性が高い理由としては、他社よりもWeb上では公開されてない好条件なシークレット求人(非公開求人)を多数保有しているからだと考えられます。
同サービスは、2万を超える様々な業態の医療機関と直接コンタクトを取り、病院側との密な関係性を長年築きあげているため、病院側からの信頼力が厚く、マイナビードクター限定の非公開求人が集まりやすいのです。
このことから、年収アップを目的で転職を検討してる場合に是非利用したいサービスだと言えるでしょう。
ここまでは、マイナビドクターのメリットについてお話してきました。
ここまでで少しでも興味をもったかたは、一度気軽に登録してみることをおすすめします。
マイナビドクター公式ページ:
https://doctor.mynavi.jp/
ただ、デメリット面もしっかり把握したうえで利用するかどうか慎重に判断したい人も多いですよね。
そこで次章からは、マイナビドクターのデメリットについてもご紹介していきます。
3. マイナビドクターのデメリットと評判・口コミ
基本的には悪い評判が少ないサービスではあるものの、以下観点が不安要素として挙がっていました。
それぞれ実際の口コミを用いながらご説明します。
3-1.求人がゼロに等しい地域もある
マイナビドクターのデメリット1つ目は、求人がゼロに等しい地域もあるというものです。
東京都だと、公開求人だけで5,000件以上保有しているのに対して、岩手などの地域では、非公開求人合わせても50件程度しかありません。
地方に住んでいたため、思ったよりも選択肢がなかったという口コミが当サイトアンケートにて寄せられていました。
地方在住であったため、求人が見つからなかった
私はもともと岩手県出身で、若い頃から都内の大学病院で循環器内科の医師として30年近く働いてきました。
ところが最近、実家に住む高齢の父が脳梗塞で倒れて急死してしまい、母が一人きりになってしまったので、思い切って実家に帰ることにしました。
希望する条件はそのまま循環器内科の医師として働きたいということと岩手県内の病院というだけで、他には特にありませんでした。
そこまで欲張った条件ではないので、すぐに見つかるだろうと思っていましたが、
コンサルタントの方に相談したところ、私が住む地域にはほとんど求人がないと言われてしまい、結局、希望の求人が見つかりませんでした。
ただ、業界最大級の医師転職ドットコムであっても、岩手などの地域の求人数は350件ほどと少ないことから、マイナビドクターだけが地方求人に弱いというよりは、医師転職サイト全体で地方求人が少ないことが理解できるでしょう。
つまり、どの転職サイトを利用したとしても「地方求人が少ない…」という不満は一定以上は出てきます。
この不満を解決するためには、複数の転職サイトを併せて利用しておくのが一番効果的です。
なぜなら、先ほどお伝えしたとおり、どのサイトであっても地方の求人が少ないため、1社の登録で満足できるほど地方求人を保有しているサービスは現状存在しないからです。
実際、当サイトのアンケートに回答してくれた「地方の転職成功者」の75%は、2,3社の転職サイトに同時登録していることがわかっています。
地方在住者が1社のみで良い求人を見つけるのは不可能に近いので、該当者は、マイナビドクターを含めた複数のサイトに登録して、自分にあった求人を見つけにいくようにしましょう。
3-2.状況確認の電話が面倒に感じる
マイナビドクターのデメリット2つ目は、状況確認の電話が面倒に感じるというものです。
この件に関する口コミは当サイトアンケートでは見られなかったため、ネット上の口コミを2つご紹介しておきます。
転職状況を尋ねる電話がかかってくる
気分よく遊んでたらマイナビドクターから電話きて「先生、3月からお仕事のお求めがありませんが如何お過ごしでしょうか…?」って言われて夏休みの宿題そそのかされた子供の気分になった
引用元:Twitter
求人が見たいだけなのに連絡がかかってくる
そして今後のスポットバイト探すべく、求人サイトに登録しようと思ったけれど、民間医局とかマイナビドクターは登録したら電話かかってくる感じなのね。公開条件をザーッと見てみたいだけなんだけども。。
引用元:Twitter
転職サイトは「成果報酬型」という、求職者の内定が決まったら報酬が入るビジネスモデルとなっています。
要するに、自分の成果を上げることに必死になりすぎるあまり、求職者の気持ちを省みず、連絡をしてしまう担当者が多いようです。
このような担当者に当たったとしても、無理に転職活動を行う義務はないため、「現職に支障をきたすため、頻繁な連絡は控えてください」としっかり伝えるようにしましょう。
ここまでは、マイナビドクターのデメリットについてお話してきました。
次章では、ここまでを踏まえて、マイナビドクターの利用がおすすめな人について解説していきます。
4.マイナビドクターの利用がおすすめな人
マイナビドクターは、どの項目においてもバランスよく高評価を得ていたサービスであるため、基本的に全員におすすめできるサービスではあります。
その中でも、以下の項目に当てはまる人は、必ず利用すべきと言えるでしょう
- 首都圏、特に東京都に住んでいる方
- 非常勤の求人を探している方
以下のページから登録できますので、上記の条件を希望している方はまず登録しておきましょう。
上記に1つでも当てはまる人は、是非以下のリンクから登録してみてください。
マイナビドクター公式ページ:
https://doctor.mynavi.jp/
ただ、マイナビドクターを利用した人のほとんどが、サービスに満足していたものの、どうしても地方求人は少ない…という口コミも見受けられました。
先ほどもお話しした通り、マイナビドクター以外の他社サイトでも地方求人は少ない傾向にあるため、1つのサイトだけではなく、複数のサイトに同時に登録しておくことが転職成功の鍵です。
そこで次章からは、マイナビドクターと併せて利用した転職サイトについてご紹介していきます。
5.マイナビドクターと併せて利用したい転職エージェント
この章では、「もっと多くの求人を見たい」と考えている人に向けて、マイナビドクターと併せて利用すべき転職サイトについてご紹介していきます。
転職サイトの比較・選定基準
- 求人数・質(重要!!)
…コロナ禍で求人が減っている中、どれだけ良質な医師求人を持っているか - 利用者満足度(提案&サポート力)
…医師一人ひとりのニーズにぴったりの提案・サポートをしてくれるかどうか
利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、マイナビドクター以外に医師の転職におすすめな転職サイト3社は、以下の通りとなりました。
下記3社から、追加で1~2社ほど利用すれば万全です。
総合順位 | 公開求人数 | 総合評価 |
1位. エムスリーキャリアエージェント |
約1.7万件 | ★★★★☆4.3 抜群の知名度+交渉力が心強い |
2位. 医師転職ドットコム |
約3.5万件 | ★★★☆☆3.9 非公開求人が豊富な大手の転職エージェント |
3位. 民間医局 |
約1.8万件 | ★★★☆☆3.8 丁寧なサポートが評判のエージェント |
それでは順に見ていきます。
エムスリーキャリアエージェント:抜群の知名度+交渉力が心強い
『エムスリーキャリアエージェント』は、エムスリーグループの医師向け転職エージェントです。
27万人の医師が登録する日本最大級の医療専門エージェント「m3.com」と同じ会社のサービスで、医師の中での知名度は抜群に高いため、ご存じの方も多いと思います。 実際、転職希望医師の登録者数が7年連続1位で、多くの医師が使い、転職を決めるサービスです。
また、実績を生かしたサポートが手厚く、特に病院との交渉が心強いのは言うまでもありません。コンサルタントは全員医療経営士の資格取得が義務付けられており、経営者目線で病院と条件面の交渉もしてくれます。
※都道府県ごとに担当がいますので、必ず顔の見えるサポートを受けることが可能です。
運営会社 | エムスリーキャリア株式会社 |
対象地域 | 全国 |
オフィス | 東京、大阪 |
公式ページ | https://agent.m3.com/ |
医師転職ドットコム:圧倒的な求人数と豊富な実績
『医師転職ドットコム』は常時4万件前後の求人を持つ、最大級の医師向け転職エージェントです。求人もさることながら、35,000人以上の医師の転職をサポートして来たノウハウが蓄積されています。
全国の病院に満遍なく求人を保有し、条件のいい非公開求人もあるので、希望する条件の求人が見つからない..ということにはなりにくいです。 オフィスは7拠点ですが、最寄りの場所まで来てくれるので、顔の見える担当者から手厚いサポートを受けられます。非常勤の求人もずば抜けて豊富なので、全ての医師の方におすすめのサービスです。
40代以上の医師に向けた「40代、50代、60代からの医師転職ドットコム」という特設ページもありますのでこちらを利用しましょう。
運営会社 | 株式会社メディウェル |
対象地域 | 全国 |
オフィス | 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡 |
公式ページ | https://www.dr-10.com/ |
民間医局:丁寧なサポートが評判のエージェント
「民間医局」はメディカル医局が運営しており、転職支援や非常勤求人紹介サービスの提供をしている転職エージェントです。
転職サービスのみならず、非正規雇用の募集も行っているので、医師の仕事に少しチャレンジしたいと考えている方にも打ってつけと言えます。
転職希望の方は、全国の拠点のエージェント、あなたのご希望に応じてオーダーメイドで求人を収集・提案してくれ、サポートも充実しているので、登録しておいて損はないでしょう。
運営会社 | メディカル・プリンシプル社 |
対象地域 | 全国 |
オフィス |
全国16拠点 |
公式ページ | https://www.doctor-agent.com/ |
さらに、医師特化型の転職サイトについて詳しく知りたい方は、医師から評判の転職サイトの記事をご参照ください。
5マイナビドクターをより効果的に利用する7ポイント
この章では、マイナビドクターをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。
- スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
- 転職時期は最短可能日程で答える
- 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
- 経歴やスキルに嘘をつかない
- 推薦文は必ず確認する
- 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
- 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。
Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える
コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。
Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、
転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。
コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。
この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。
Point-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。
企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。
Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
マイナビドクターも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。
優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWork』を利用して裏をとるようにしましょう。
以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。
上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。
6【図解】マイナビドクター利用の流れ
ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
マイナビドクターに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。
Step 1. まずは公式ページから登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。
登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。
例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。
正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。
Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る
登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。
事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。
- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。
※最初からアポイント調整に入る場合もあります。
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたがマイナビドクターのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)
初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。
- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。
担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。
思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。
それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。
Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。
場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。
最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。
Step 6. 紹介された求人に応募する
選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。
自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。
求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べるとマイナビドクター経由は圧倒的に有利です。
Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。
あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。
Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。
対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。
面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。
Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。
また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなどマイナビドクターであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!
Step 10.退会手続きをする
転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。
万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。
転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。
転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。
7. マイナビドクターに関するよくあるQ&A
この章では、マイナビドクターについてよくある疑問にお答えしていきます。
- 今の職場にどうやって退職・退局の意向を伝えれば良いのですか?
- 面談のキャンセルは可能ですか?
- 応募を急かされた場合はどうすれば良いですか?
- 紹介料を払うせいで採用されないということはありませんか?
- 転職エージェントに登録すると今の病院や関係者にバレますか?
- 転職時期はいつが一番おすすめですか?
それぞれ紹介していきます。
Q1. 今の職場にどうやって退職・退局の意向を伝えれば良いのですか?
基本的にあなたの現状、転職先との折り合いを踏まえて、転職エージェントの担当にアドバイスをもらい、直属の上司へ退職を切り出すのが正解です。
しかし、医局によってはまずは教授に伝えるといった文化もあり職場によって正解は変わります。
ただし、どの病院でも下記の3つのポイントは大切ですので、意識して切り出しを行いましょう。
①なるべく早く退職は伝える
法的には2週間前までに伝えれば良いのですが、後任者を探さなければいけない医師の場合、3~6ヶ月前に退職の医師を伝えるのがおすすめです。
それより前でもなるべく早く伝えることで誠意を見せられます。
②一度辞意を伝えたら引き返さない
退職の意思を伝えると、あの手この手で引き止めようとしてきます。
その時、何があっても引き返してはいけません。
一度辞意を伝えた後、残ったとしても腫れ物扱いを受ける可能性がありますし、引き留めのために嘘の誘惑をしてくる可能性もあります。
そのため退職を決意するまでは絶対に言わず、一度言ったら引き返さないようにしましょう。
③理由は前向きなものに
転職するとなると必ず理由は聞かれます。その時に下記のどれかであれば波風を立てにくいです。
- 親の介護/継承などの家族の問題
- 出産/結婚などのおめでたい話
- チャレンジしたいことがあるなどの前向きな理由
間違っても今の職場の不満などを出さないように、「これなら仕方がないな」という理由を出しましょう。
Q2. 面談のキャンセルは可能ですか?
面談のキャンセルは当日でも可能ですが早めに連絡しましょう。
無断キャンセルは絶対にやめるべきです。
キャリアアドバイザーはあなたの転職のパートナーとなるわけで、パートナーを大事にしないなら、相手側もそれだけ対応は冷淡になってしまうはずです。
キャリアアドバイザーと上手く協力して転職に取り組みましょう。
Q3. 応募を急かされた場合はどうすれば良いですか?
医師転職ドットコムのコンサルタントは、転職を急かしてくるかもしれません。
その場合は、「この求人のここがイヤです」と理由をしっかり話して断るようにしましょう。
それでもし、求人を紹介されなくなるようなら、見限って他の転職エージェントに切り替えるようにしましょう。
転職は人生でも重要なイベントですから、後悔しないようによく考えて応募するようにしましょう。
Q4. 紹介料を払うせいで採用されないということはありませんか?
ありません。
お金を払ってでも優秀な医師を採用したいという病院が多いですし、転職エージェント経由の方が安心できると言う病院の採用担当の方もいます。
病院側は「雇った医師がすぐに辞めた」「全然活躍できない」といったリスクを避けることを第一に考えます。
特にすぐ辞められると、引き継ぎ、退職手続き、別の方の採用など紹介料とは比べものにならない膨大なコストがかかります。
そんな中で、紹介会社のお墨付きのある方なら、ミスマッチも少なく、長く活躍できる可能性が高いので、病院は安心して採用できます。
「その分年収を下げられているのでは..?」という心配もしなくて大丈夫です。
むしろ、転職エージェントが年収交渉してくれる分、より好待遇で転職しやすいです。
高いお金を払ってでもミスマッチの少ない医師を探している病院が多いので、安心しましょう。
Q5. 転職エージェントに登録すると今の病院や関係者にバレますか?
バレません。
あなたを特定できる情報は,あなたが応募しない限り、ほかの病院にも行くことはありません。
ただし、絶対にバレないためにも、「病院関係者に転職活動のことを言わない」「情報管理が厳重な大手を使う」などを意識するようにしましょう。
Q6. 転職時期はいつが一番おすすめですか?
おすすめの転職時期は4月です。
それは、大学医局の人事が4月が多く、一般病院も4月に人の異動が起こる事が多いので、それにあわせて欠員補充の医師の求人、募集案件も増えてくるからです。
しかし、7月や9月、10月、12月、1月などの入職も珍しくなく、タイミングが合えば転職時期はあまり気にしなくてもいいでしょう。
8.まとめ
今回は、マイナビドクターの評判をテーマに解説してきました。
同サービスは全指標で高評価を受けるバランスの良いサービスなので、一度相談ベースで気軽に登録してみることを推奨します。
マイナビドクター公式ページ:
https://doctor.mynavi.jp/
ただ、地方の求人が少ないというデメリットはあるので、他サービスと併せて利用しておくと安心です。
- 『エムスリーキャリアエージェント』抜群の知名度+交渉力が心強い
- 『医師転職ドットコム』圧倒的な求人数と豊富な実績
- 『民間医局』丁寧なサポートが評判のエージェント
あなたの転職が成功することを心から願っています。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。
以前は総合病院の皮膚科に常勤で勤務しておりましたが、2年前の出産を機に退職しました。
息子が2歳になり少し手が離れたので、そろそろ医師として復職しようと思ったのがきっかけです。
同じように育休から復職した職場の先輩に、「まずは非常勤で肩慣らししたほうがいいよ」とアドバイスをいただき、その先輩がお世話になった『マイナビドクター』に相談しました。
非常勤でしたので、まずは月、水、金曜と週3回、午前中までの1コマということで探してもらうことにしました。
そして、いくつか求人を紹介してもらい、その中から院長先生の気さくなお人柄と、院内設備の清潔さに惹かれて、近くのクリニックを選びました。
常勤に復帰する時にも、また『マイナビドクター』に相談させていただこうと思ってします。