薬剤師が品質管理で働くには?給料や仕事内容から未経験OKの求人の探し方までを徹底解説

薬剤師で品質管理の仕事に興味がある人の中には、

品質管理は具体的にどんな仕事をするんだろう?
薬剤師資格は品質管理の仕事に役立つのかな?

といった疑問をお持ちかと思います。

品質管理は薬の品質を検査し改善点を見出すことです。

薬剤師資格があれば品質管理へ転職はできますが、求人数が少ないためコツを押さえた求人探しが欠かせません。

この記事では転職のプロとして薬剤師の転職をサポートしてきた私が、「薬剤師が品質管理で働く方法」と「薬剤師が品質管理に転職する前に知っておくべきポイント」を紹介していきます。

  1. 品質管理とは医薬品の品質を検証する仕事
  2. 薬剤師が品質管理として働くメリット・デメリット
  3. 品質管理の求人を探している薬剤師におすすめの転職サイト
  4. 転職サイトをより効果的に利用する7ポイント
  5. 【図解】転職サイト利用の流れ
  6. 【FAQ】薬剤師が品質管理に転職する際によくある疑問と回答

この記事を読めば、薬剤師の品質管理の仕事についての理解が深まり、最適な判断ができるでしょう。

薬剤師500名が選んだ人気の転職サイト

編集部が実施した薬剤師500名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。

キャリア・転職に悩んでいたり、今の仕事・職場から離れようかなと考えていたりするすべての薬剤師におすすめの相談先です。

左右にスクロールできます。

おすすめ転職サイト 口コミ満足度 求人数 おすすめポイント

薬キャリエージェント
1位:薬キャリエージェント

4.3点

約6.0万件

  • 利用者満足度No. 1(※エムスリーキャリア調べ)
  • 丁寧・親身なサポートが大好評
  • 病院・企業との強固なコネクション

ファルマスタッフ2位:ファルマスタッフ

4.1点

約5.1万件

  • 圧倒的公開求人数を誇る大手サイト
  • 20-30代薬剤師のキャリアアップ転職におすすめ
  • 正社員だけでなくパート・派遣求人も豊富

マイナビ薬剤師3位:マイナビ薬剤師

4.0点

約4.6万件

  • 全国に拠点があり地方にも強い
  • ドラッグストア・企業の求人は特に豊富
  • 求人検索システムが超使いやすいのも魅力

〔求人数〕2024年5月7日時点

1. 品質管理とは医薬品の品質を検証する仕事

品質管理とは、自社の医薬品が薬事法で定められた基準を満たしているか検証する仕事です。

品質管理の仕事に関する3つのポイントを以下に挙げました。

それぞれ見て行きましょう。

1-1. 品質管理の主な仕事は品質検査

品質管理の仕事は主に、品質検査を行うことです。

品質検査とは、製品がGMPに合っているかを評価する過程のことを指します。

GMPとは

「適正製造規範」のこと(薬事法に基づくGMP省令)

製造業者(外国製造業者含む)・製造販売業者は、この省令に基づいた製造販売が求められる

薬品は、原料入荷から出荷まで、企業の工場で作られます。

品質管理担当者は各工程ごとに品質を検査する役割を担います。

  1. 原料の受け入れ試験
  2. 製造工程における各種テスト(クロマトグラフなどを利用)
  3. 問題があれば要因分析
  4. 担当部署へ改善提案
  5. 製品出荷前の最終試験

これらの工程を経て、基準を満たすと判断されたものが、市場に出回ることとなります。

もし品質に問題が見つかった場合は、その都度原因を突き止めて、改善点を報告します。

補足:検査(テスト)以外にも、業務は多岐にわたる

  • 管理マニュアルの作成
  • 製造機器の選定
  • 検査項目の検討
  • 各所からの問い合わせ対応

1-2. 品質管理の給料・福利厚生

品質管理の給料・福利厚生の給与や福利厚生について解説します。

(1) 品質管理の正社員は高年収

正社員 (平均年収) 派遣社員(平均時給) アルバイト (平均時給)
494万円 1,491円 948円

出典:求人ボックス 給与ナビ「品質管理の仕事内容・時給・給与情報

品質管理の平均年収は、正社員の場合494万円で日本の平均年収に比べ高い傾向にあります。

また、全体の給与幅としては392~461万円と広いため、勤務先や経験・求められるスキルによっても大きな差があると言えるでしょう。

月給で換算すると41万円、初任給は21万程度が相場となっています。

尚、派遣社員とアルバイトの場合は比較的低水準であり、平均時給がそれぞれ1,491円と948円です。

(2) 品質管理は福利厚生も充実

就業先は主に医薬品や医薬機器メーカーなので、ドラッグストアや調剤薬局勤務とは異なり、土日はしっかりと休むことができます。

また、産休や育休制度も整っているため、特に女性にとって働きやすい環境であると言えるでしょう。

さらに品質管理の場合、1年を通して繁忙期と閑散期がほぼ決まっているため、大型連休が取りやすいことも魅力です。

残業時間も少ない傾向にあり、普段は9時~17時などの規則的なペースで働くことができるでしょう。

1-3. 転職には薬剤師免許が必須

品質管理の仕事には薬剤師免許は必須です。

薬剤師免許があれば、企業で働いた経験や品質管理業務が未経験の方でも、積極的に採用する企業も多いです。

出典:求人ボックス

補足:品質管理と品質保証の違い

品質管理と品質保証の違いは、以下の通りです。

  • 品質管理
    …製品の品質が基準を満たすか検証し、製造工程を管理する
  • 品質保証
    …製品の設計や原材料・必要機器の選定から、製造スケジュール管理、出荷を行う

2. 薬剤師が品質管理として働くメリット・デメリット

薬剤師が品質管理に転職するメリットとデメリットを2つずつ以下に挙げました。

メリット
デメリット

それぞれ詳しく見ていきましょう。

メリット

薬剤師が品質管理に転職するメリットは以下の通りです。

それでは、詳しく解説していきます。

メリット1. 将来的に高給を得やすい

品質管理で働くことで、将来的に高給を得やすくなります。

平均年収は494万円と高く、企業規模によって異なりますが、中には年収1,000万円を超える場合もあります。

また品質管理の場合、年収は年功序列で上がっていくことが多いため、安定して長く勤めたいという薬剤師の方におすすめです。

海外出張もある

品質管理の仕事では、自社の製造工場だけでなく、原料の工場がある国への海外出張を行うこともあります。

そのため、品質管理の仕事に語学力は必須ではありませんが、転職の際には「あった方が望ましい」と言えます

メリット2. ワーク・ライフ・バランスが取りやすい

医薬品・医薬機器メーカーの品質管理ではワーク・ライフ・バランスが取りやすいということもメリットとして挙げられます。

製造トラブルが起こったり、注文が殺到したりした場合には急に忙しくなることもありますが、基本的にはしっかりと休みを取ることが可能です。

そのため、ワーク・ライフ・バランスを重視される方は、品質管理で働くことに適しています。

デメリット

一方で、薬剤師が品質管理に転職するデメリットも考慮しておく必要があります。

では、1つずつ見て行きましょう。

デメリット1. 単調な作業が多くて飽きる

品質管理の仕事では、原料、中間製品、最終製品の試験を行いますが、手順に従った単調な作業が多いため業務に飽きてしまう可能性があります。

機械的な作業を繰り返し行う必要があるため、品質管理では創造性を活かすことはできません

また、自身が取り組んでいる仕事の成果が数値として現れにくいため、仕事に対する達成感を感じづらいという声も聞かれます。

よって、単調なルーチンワークが苦手な方には不向きであると言えるでしょう。

デメリット2. 他部署とのコミュニケーションが度々発生する

品質管理の仕事は1人で黙々と作業を行うイメージをお持ちかもしれませんが、実際には多部署とのコミュニケーションが頻繁に発生します。

例えば品質検査で問題があった場合、製品開発部に的確に報告することが必要です。

各部署との円滑なコミュニケーションによって、薬品の品質が保たれるのです。

このようなことから、人との対話を避けたい、1人で研究に没頭したいという方には品質管理への転職はあまり向いていないと言えます。

ここまでのまとめ:品質管理で働くことがおすすめの薬剤師

ここまでののメリット・デメリットを踏まえて、以下の項目に当てはまる方には、品質管理で働くことに適していると言えます。

  • 将来的には高給を得たい
  • 福利厚生が充実した環境で働きたい
  • 単調な作業が苦にならない
  • 外勤や出張も苦にならない
  • コミュニケーションを取ることが嫌いではない

ここまで読んできて品質管理の仕事に興味が沸き、転職したい・気になると思った薬剤師の方へ、次章では品質管理への転職におすすめの転職サイトをご紹介します。

4. 品質管理の求人を探している薬剤師におすすめの転職サイト

数ある転職サイトから以下の3点を基準に、「総合評価の高い薬剤師転職サイト」を選出しました。

総合評価を導き出す3つの基準

  • 求人の質・量:求人の量や質は十分かどうか
  • 提案力:品質管理で働きたい薬剤師のニーズにぴったりの提案をしてくれるかどうか
  • サポート力:コンサルタントからの手厚いサポートを受けられるかどうか

さらに、当サイトが薬剤師500人を対象に行った独自アンケートの調査結果に基づき、おすすめの転職サイトを、利用者の総合評価順にまとめました。

結果、品質管理で働きたい薬剤師の方におすすめの転職サイトランキングは以下の通りとなりました。

転職サイト 求人 提案力 サポート力
1位.
薬キャリエージェント

4.1

4.3

4.1

2位.
マイナビ薬剤師

3.6

4.2

3.7

3位.
ファーマキャリア

4.5

3.8

4.1

4位.
ファルマスタッフ

3.9

3.4

4.1

5位.
リクナビ薬剤師

4.0

3.9

3.4

最上位である『薬キャリエージェント』と2位の『マイナビ薬剤師』は求人がとても多く、提案力やサポート力にも定評があるため、登録しておくことを推奨します。

また、3位の『ファーマキャリア』もサポートが手厚いという評価を受けているため、登録することがおすすめです。

それでは、ランキング上位のサイトを1つずつ紹介していきます。

1位. 薬キャリエージェント|求人数が多く、交渉力が強い転職サイト

薬キャリ

『薬キャリエージェント』は、総合満足度No1の薬剤師転職サイトです。
(※薬剤師ポータルサイトにて19社中、年間登録者数No.1(2015年3月エムスリーキャリア調べ)

運営会社のエムスリーキャリアは、15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていることもあり、サポート力や薬剤師転職ノウハウには信頼があります。

また、病院や医療施設などに強いコネクションを築いており、人気の高い転職先である調剤薬局や病院の求人数は業界1位、(※エムスリーキャリア調べ)調剤薬局では業界3位と、他サービスを圧倒する求人数・質を誇ります。

業種・年齢・地域問わず、転職を考えるすべての薬剤師におすすめです。

公式サイト:
https://agent.m3career.com/

2位. マイナビ薬剤師|豊富な求人数と面談の安定感

マイナビ薬剤師

※マイナビのプロモーションを含みます。

『マイナビ薬剤師』は、転職業界大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職サイトです。

マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅しており、54,673件の求人を掲載しています

また、転職サポート力に定評があり、応募者との「面談」に力を入れているという点も特徴的です。

親身にアドバイスをしてくれるため、はじめての方でも安心して転職活動を進められるでしょう。

全国の主要都市に支店を持っており、地方在住の薬剤師の方にもおすすめです。

公式サイト:
https://pharma.mynavi.jp/

※マイナビのプロモーションを含みます。

※マイナビのプロモーションを含みます。

3位. ファーマキャリア|優秀なコンサルタントによるオーダーメイドでの提案力が強み

『ファーマキャリア』は、オーダーメイド求人が魅力の転職サイトです。あなたの希望に合わせた好条件求人を、キャリアコンサルタントが厳選して提案してくれます。

求人の数よりも質を重視したい方におすすめです。

また、優秀なキャリアコンサルタントが担当してくれる点も特徴的です。

一人ひとりがより満足のいく転職を実現するために、非常に親身なサポートを実施しています。

公式サイト:
https://pharmacareer.jp

4位. ファルマスタッフ|日本調剤グループ・病院求人でトップクラス

ファルマスタッフ』は、大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師転職支援サービスです。

特に調剤薬局の求人は、数・量ともに業界トップクラスです。薬局への転職を検討している方は、登録必須の転職サイトと言えるでしょう。正社員求人だけでなく、派遣求人も多く扱っています。

20年以上にわたる転職支援実績があり、蓄積されたノウハウを得られる点も大きな魅力です。

薬剤師転職では、どういった点をアピールすればよいのか、調剤薬局への転職を成功させるにはどのように準備しておけば良いのか、など具体的な方法を知ることができるでしょう。

公式サイト:
https://www.38-8931.com/

5位. リクナビ薬剤師|優秀なコンサルタント・ドラッグストア求人

リクナビ薬剤師

『リクナビ薬剤師』は、人材紹介最大手のリクルートが運営する薬剤師を専門に扱ったサイトです。

サービスの規模も大きく、数多くの転職実績があります。

ドラッグストアの求人や、高収入の求人が多い点も特徴です。

また「日本一の人材紹介会社」としてのノウハウが豊富であり、特に優秀なコンサルタントがいるという点も大きな強みです。

関連記事

薬剤師におすすめの転職サイトの口コミについて、さらに詳しく知りたい方は「200人の口コミ比較でわかった薬剤師転職サイトおすすめランキング」を参考にしてみてください。

5転職サイトをより効果的に利用する7ポイント

35歳が転職エージェントをうまく使うポイント

この章では、転職サイトをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。

  1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
  2. 転職時期は最短可能日程で答える
  3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
  4. 経歴やスキルに嘘をつかない
  5. 推薦文は必ず確認する
  6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
  7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。

Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。

「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。

更新日

例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。

更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える

コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。

Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る

担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、

転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。

大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。

コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。

この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。

Point-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない

数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。

企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。

Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

転職サイトも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。

優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWorkを利用して裏をとるようにしましょう。

以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。

openworkの口コミ

上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。

6【図解】転職サイト利用の流れ

ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

転職サイトに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう

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Step 1. まずは公式ページから登録する

それぞれの公式ページから登録を行います。

登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください

例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。

正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。

Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る

登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。

事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。

  • 転職希望時期は?
  • 希望する職種や業界は?
  • 希望年収は?

10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。

※最初からアポイント調整に入る場合もあります。

Step 3. キャリアカウンセリング

あなたが転職サイトのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)

初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。

  • あなたのキャリアの棚卸
  • PRポイントの整理
  • 転職するべきかどうか
  • 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
  • どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
  • 転職についての要望の深堀

キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。

担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。

Step 4. 求人紹介を受ける

あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。

思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。

それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します

Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削

応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。

場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。

最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。

Step 6. 紹介された求人に応募する

選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。

自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。

求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職サイト経由は圧倒的に有利です。

Step 7. 面接対策を受ける

応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。

あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。

Step 8. 企業との面接を行う

面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。

対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。

面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。

Step 9. 内定と退職サポート

内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。

また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職サイトであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!

Step 10.退会手続きをする

転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。

万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。

転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。

転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。

7. 【FAQ】薬剤師が品質管理に転職する際によくある疑問と回答

薬剤師の方が品質管理へ転職する際によくある疑問と回答は以下の通りです。

1つずつ見て行きましょう。

Q1.  品質管理では薬剤師の知識を使わない?

薬剤師としての知識や業務経験は品質管理の仕事に役に立ちますなぜなら品質管理職は、開発のみならず製造部門にも薬に関する意見や要望を論理立てて伝える必要があるからです。

薬に関する深い知識を持ち合わせていることで説得力が増すことから、品質管理として活躍できる可能性が高いです。

上記から、品質管理の仕事をする上で薬剤師の知識を大いに活かせるということが分かります。

Q2. 品質管理のやりがいは?

薬の品質管理を通して、消費者の安全を管理しているという自負は品質管理の大きなやり甲斐です。例えば、自社の新商品のCMを見た時や、他社の製品に不備があった際に「自社商品の安全を自分が守っている」と実感できるでしょう。

また、品質試験を通して薬に対する新たな知見が得られることも品質管理独特のやりがいであると言えます。

このように、品質管理では消費者の安全を守りつつ、自分自身も成長することが可能です。

よって、やりがいを感じやすい仕事であると言えます。

8. さいごに

いかがでしたか。

薬剤師が品質管理で働くことは、特に待遇面でのメリットが大きいです。

まだ品質管理で働こうか悩んでいる方でも以下の転職サイトに2~3社登録し、相談してみると良いでしょう

※マイナビのプロモーションを含みます。

あなたの転職・就職が成功することを祈っております。