スキルアップを目指す薬剤師に最適な勉強法5選!おすすめ書籍やアプリを紹介

  • 「薬剤師として第一線で活躍するために、スキルを高めたい」
  • 「具体的にどのような勉強をすればよいのだろう」

と考えていませんか?

薬剤師としてのスキルを磨き、第一線で活躍しつづけるためには、日々研鑽を積むことが欠かせません。

そして、薬剤師として多忙な業務をこなしながら勉強を継続するためには、効果的な勉強法を知っておく必要があります。

そこでこの記事では、薬剤師のキャリア支援経験のある私が、「薬剤師におすすめの勉強法」や「勉強アプリ・書籍」を紹介します。

  1. 若手薬剤師のスキルアップにおすすめの勉強法5選
  2. 薬剤師の勉強ノート作りのコツ
  3. 薬剤師におすすめの研修・勉強会4選
  4. 薬剤師の勉強におすすめの本5選
  5. 薬剤師の勉強におすすめのスマホアプリ2選
  6. スキルアップには実践を積むのが重要!転職も手段の一つ
  7. 薬剤師のキャリアアップにおすすめの転職サイト5選
  8. 転職サイトをより効果的に利用する7ポイント
  9. 【図解】転職サイト利用の流れ

すべて読めば、薬剤師の勉強法が理解でき、効率的に知識を吸収できるようになるでしょう。

薬剤師500名が選んだ人気の転職サイト

編集部が実施した薬剤師500名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。

キャリア・転職に悩んでいたり、今の仕事・職場から離れようかなと考えていたりするすべての薬剤師におすすめの相談先です。

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おすすめ転職サイト 口コミ満足度 求人数 おすすめポイント

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1.若手薬剤師のスキルアップにおすすめの勉強法5選

若手薬剤師のスキルアップにおすすめの勉強法は、以下の通りです。

  1. 日々の業務から学びを得る
  2. 専門の研修・勉強会を受ける
  3. 本を読んで知識を吸収する
  4. アプリでスキマ時間を活用する
  5. 資格の取得を目指す

それぞれ詳しく見てみましょう。

1-1.日々の業務から学びを得る

薬剤師にとっての最大の学びの場は、日々の業務です。

知識を得るだけではなく、実務を通して体得することで、スキル・ノウハウを身につけられます。

特に薬剤師の基本的な業務は新卒〜3年目の間に学ぶことになるでしょう。

この間に積極的な姿勢で業務に取り組み、技術や経験を積めるかどうかが、今後のキャリアを左右します。

(1).ノートを取る

日々の業務からできる限りの学びを得るためには、ノートを取る習慣を身につけることをおすすめします。

新たに知ったことや改善点、指摘されたことなどを逐一メモしておきましょう。

業務後に振り返ったり、調べてまとめ直したり、メモをもとに改善を行ったりすることで、できることが増えていくはずです。

例えば、患者さんから聞かれたことに対してとっさに答えられなかったことなどをメモしておくと、「患者さんが気になるところ」や「自分の知識が浅いところ」が次第に分かるようになってきます。

そのあたりの知識を重点的に学習することで、効率的に知識・スキルを高めていけるでしょう。

(2).積極的に質問する

業務中に分からないことがあれば、積極的に質問することを心がけましょう。

上司や先輩からのアドバイスは、実際の経験が土台となっており、書籍やインターネットから学ぶことはできない貴重な知識となります。

アドバイスされたことはしっかりとメモに残して、随時見返すようにしておきましょう。

ノート作りについては『薬剤師の勉強ノート作りのコツ』の章で解説しています。

1-2.専門の研修・勉強会を受ける

現場での実務と並行して、学習の機会を設けることで、学びの相乗効果が期待できます。

具体的には、専門の研修や勉強会に参加することです。

もっとも参加しやすいのは、勤務先が社員を対象に行う研修です。

身近にそのような機会がない方や、自分のスキルに足りない要素が明確にわかっている方は、専門の講習会やセミナーを探して参加してみることをおすすめします。

講習会やセミナーは、学習意欲の高い薬剤師が集まる場ですので、参加するだけで自然とモチベーションも高まってくるでしょう。

可能であれば、多様な分野の講習会を受講してみることで、幅広い知識を深めていくことができます。

専門の研修・勉強会については、『薬剤師におすすめの研修・勉強会4選』で詳しく解説しています。

1-3.本を読んで知識を吸収する

読書は、新しい知識を身につける王道の方法です。

分野の専門家が体系的にまとめた書籍を読むことで、効率的に知識を吸収できます。

例えば、服薬指導のマニュアルなどであれば、次の日から実務に活かせるでしょう。

また、薬学に関する専門書などは、即効性はないものの、今後のキャリアの幅を広げるきっかけになるかもしれません。

時間にゆとりがある方は、読書の時間を設けてみることをおすすめします。

薬剤師の勉強におすすめの書籍は、『薬剤師の勉強におすすめの本5選』で紹介しています。

1-4.アプリでスキマ時間を活用する

薬剤師の勉強向けのスマートフォンアプリも、多数提供されています。

クイズ形式で薬の知識をおさらいするなど、手軽に学びを深められるのが最大の魅力です。

日々の業務についていくのが精一杯という方にとって、帰宅後に勉強時間を作るのは至難の技でしょう。

しかしアプリであれば、通勤時間やスキマ時間に勉強することができます。

空いた時間を活用して、実務に活かせる知識を、少しずつ身につけていきましょう。

おすすめのアプリについては『薬剤師の勉強におすすめのスマホアプリ2選』で紹介しています。

1-5.資格の取得を目指す

勉強がなかなか続かないという方は、資格の取得を目標にすることをおすすめします。

資格取得であれば、やるべきことやゴールが明確になるため、学習のモチベーションを維持しやすくなるからです。

また、資格勉強を通して効率的に知識を得られますし、資格取得後は、転職やキャリアアップにも有利になるでしょう。

専門・認定薬剤師などの資格勉強は、e-ラーニングを通して学習可能です。

2.薬剤師の勉強ノート作りのコツ

薬剤師の勉強ノート作りのコツを紹介します。

  1. 【デジタルorアナログ】おすすめの使い分け
  2. 自分の書きやすいフォーマットで作る
  3. 役に立つ情報はクリップする習慣をつける

それぞれ詳しく見てみましょう。

2-1.【デジタルorアナログ】おすすめの使い分け

ノートをメモアプリなどで作るべきか、紙のノートを使うべきかは、用途によって異なります。

おすすめは、両方を併用し、用途によって使い分けることです。

アプリなどのデジタルツールは、「知識のまとめ」としての活用に向いています。

デジタルツールは、作成・編集がしやすいという点が最大のメリットです。

また検索をかけられるため、復習も簡単にできるでしょう。スマートフォンからでも使用できるものならば、空いた時間に見返すことも可能です。

一方紙のメモは、業務中に知識や情報を手早く書き留めるのに最適です。

したがって、日々の業務で紙のノートにメモしておいて、その中の重要な点をデジタルツールにまとめ直しておくことで、毎日の業務から得た知識を網羅的に蓄積できるでしょう。

2-2.自分の書きやすいフォーマットで作る

ノートの作り方に、ルールはありません。

自分の書きやすいと感じるフォーマットで書いていきましょう。

デジタル・アナログ問わず、ノートを作る際は、自分流のルールを定めておくと書きやすくなります。

書き方ルールの例

  • 見出しは太字にする
  • 文字の色を決めておく
  • 画像やイラストをたくさん使う

これにより、ノートに統一感が生まれ、見返しやすくなります。

2-3.役に立つ情報はクリップする習慣をつける

日常生活を送る中で、仕事に役立つと感じた情報は、クリップする習慣をつけるのもよいでしょう。

「スマホアプリに一言だけメモをする」「WEB記事であれば、Evernoteのクリップ機能を使う」など、方法は様々です。

なるべく習慣化しやすいよう、面倒に感じない方法を選ぶと良いでしょう。

薬の知識は日進月歩です。常に幅広い方向にアンテナを張っておくという姿勢が重要であると言えます。

今すぐ役立つわけではない情報でも、頭の片隅に置いておくことで、いつか活用できることもあるかもしれません。

3.薬剤師におすすめの研修・勉強会4選

薬剤師におすすめの研修・勉強会をまとめました。

  1. 転職サイトが実施する研修
  2. 公益財団法人日本薬剤師研修センター
  3. 公益社団法人日本薬剤師会
  4. 杉浦記念財団

それぞれ紹介します。

3-1.転職サイトが実施する研修

登録するだけで、研修が受けられる転職サイトもあります。

例えば、薬剤師のキャリア支援を行う転職サイト『ファルマスタッフ』では、登録している派遣スタッフを対象に、専門的な研修を行っています。

出典:ファルマスタッフ

研修は日本調剤監修の教育プログラムをベースにしたものであり、現場に活かせる実践的な内容になっています。

3-2.公益財団法人日本薬剤師研修センター

公益社団法人日本薬剤師研修センターは、薬剤師の学びを支援するための機関です。

研修・セミナーの主催や、eラーニングやビデオオンデマンド研修の提供などを行っています。

セミナーの情報は公式サイトで随時公開されており、資格(認定薬剤師、生薬認定薬剤師、漢方薬)や目的別にまとめられているため、自分が学びたい内容を簡単に探すことが可能です。

公益財団法人日本薬剤師研修センター
http://www.jpec.or.jp/

3-3.公益社団法人日本薬剤師会

公益財団法人日本薬剤師会は、各都道府県の薬剤師会に加入する薬剤師で構成される職能団体です。

職種に合わせた研修が随時開催されています。

研修の内容は、実務や最新のトレンドに即したものが多く、実践的な技術が身につきます。

興味のあるものは積極的に受講してみましょう。

公益社団法人日本薬剤師会
https://www.nichiyaku.or.jp/

3-4.杉浦記念財団

公益財団法人「杉浦記念財団」は、地域包括ケアシステムに関わるセミナーをインターネットで配信しています。

講座の種類は120以上、のべ4,000人以上の薬剤師が利用しています。

日本薬剤師研修センターの「集合研修」に認定されているため、認定薬剤師資格の単位取得も可能です。

杉浦記念財団の最大の特徴は受講費用の安さです。

杉浦記念財団は公益財団が運営しているため、受講費用は年間6,000円と非常に低く設定されています。

コストをそれほどかけずに、薬物療法や有害事象についてなど、多岐にわたる内容を学べるのは、大きな魅力です。

杉浦記念財団
https://sugi-zaidan.jp/

補足:薬事日報ウェブサイト版で探す

薬事日報社によるニュースサイト「薬事日報ウェブサイト版」では、医療・薬剤に関する最新のニュースが配信されています。

当サイトでは、研修やセミナーの情報も更新されており、キーワード検索からニーズに合った分野の情報を探すことが可能です。

また、トレンド記事や著名人のインタビューなど、多様なコンテンツが揃っているため、日頃からこまめにチェックして、気になる記事を読んでみるのもおすすめです。

4.薬剤師の勉強におすすめの本5選

薬剤師の勉強におすすめの本をまとめました

  1. デキる薬剤師をつくる現場の教科書
  2. 薬局で使える実践薬学
  3. 薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100
  4. 薬効別 服薬指導マニュアル 第9版
  5. 薬局マネジメント3.0

それぞれ簡潔に紹介します。

4-1.デキる薬剤師をつくる現場の教科書

https://www.amazon.co.jp/dp/B07Y9929BK?ref_=cm_sw_r_cp_ud_dp_WDVZMVCRDYX92EX6HN69出典:amazon

本書は、若手薬剤師が知っておくべき現場の常識を、網羅的に解説したものです。

調剤技術はもちろん、保険請求書や外国人対応まで、幅広く解説しています。

日常の業務ではなかなか学べない細かい部分まで、わかりやすく説明されているため、新人薬剤師の方におすすめです。

4-2.薬局で使える実践薬学

出典:amazon

本書は、基本的な薬の知識を、実践的な形で活かせるように解説した書籍です。

添付文書情報や薬学部で学んだ知識を活かすための「考え方」を身につけることが可能です。

キャラクター同士の対話形式で書かれており、スラスラと読み進めることができます。

4-3.薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100

薬局で使える実践薬学

出典:amazon

本書は、薬のそれぞれの違いにフォーカスした内容になっています。

図表などを用いてわかりやすくまとめられており、ひと目でそれぞれの薬の違いが理解できるようになっています。

700以上の文献をもとに編集されているため、信頼性も高いと言えるでしょう。

4-4.薬効別 服薬指導マニュアル 第9版


出典:amazon

本書は、服薬指導に必要な情報、治療ガイドラインを網羅的にまとめた一冊です。

副作用ごとの確認すべき症状や対策など、服薬指導に欠かせない情報が、わかりやすく解説されています。

患者さんから聞かれやすい質問にも対応しているので、現場に不慣れな新人薬剤師の方におすすめです。

4-5.薬局マネジメント3.0

出典:amazon

薬局経営者であり医師という経歴を持つ著者による、これからの薬剤師の働き方が述べられた一冊です。

時代の移り変わりとともに、身につけておくべきマネジメントの手法や、マーケティングについて解説されています。

市場価値の高い薬剤師になりたいと考えている方は、必読と言えるでしょう。

5.薬剤師の勉強におすすめのスマホアプリ2選

薬剤師の勉強におすすめのスマホアプリを厳選しました。

  1. ファルマラボ+
  2. 薬トレ 保険調剤

それぞれ簡潔に解説します。

5-1.ファルマラボ+

「ファルマラボ+」は、薬剤師のスキルアップに役立つ情報を入手できるスマートフォンアプリです。

大手転職サイト『ファルマスタッフ』が提供しています。

「ファルマラボ+」は、最新ニュースやコラム、一問一答クイズなど、様々なコンテンツが用意されています。

また添付文書を検索できる機能も搭載しており、同成分薬や同効薬なども調べることが可能です。

5-2.薬トレ 保険調剤

「薬トレ 保険調剤」は、処方箋の読み方や、調剤報酬の仕組み、服薬指導時のポイントなど、調剤薬局で働くために必要な知識をまとめて閲覧できるアプリです。

赤シート機能で、暗記学習ができる仕様となっています。

コンテンツの内容は大手薬局チェーンである日本調剤株式会社が監修しているため、信頼性は高いと言えます。

空いた時間に知識を定着させられるため、調剤薬局で働く薬剤師、あるいは調剤薬局への転職を考えている薬剤師は、ぜひダウンロードしておきましょう。

6.スキルアップには実践を積むのが重要!転職も手段の一つ

ここまでは薬剤師の勉強法について紹介しました。

薬剤師の知識・技能を高めるのに最適なのは、やはり実務で様々な経験をすることです。

実践を伴わないノウハウは、単なる知識でしかありません。

自らを高められる環境に身を置き、目の前の仕事をこなしていく中で、技術を吸収していくのが、理想的な学びの形です。

まずは、日々の業務から課題を見つけたり、新たなを発見したりしながら、着実にステップアップしていきましょう。

さらに業務外の時間を活かし、読書やセミナーなどを通して、知識を補完していくことができれば、さらにスキルを高められます。

学べることは環境によって変わる

もし「今の職場では思うような業務ができない」「もっとレベルの高い仕事に携わりたい」という方は、転職を通して、職場環境を変えてみるというのも一つの方法です。

環境が変われば、学べることも増えてきます。新たな視点で物事を捉えられるようになったり、周囲から刺激を受けたりもできるでしょう。

薬剤師としてキャリアを高めたいと考えている方は、転職をしてみるというのも、検討してみてはいかがでしょうか。

次の章では、キャリアアップにおすすめの転職サイトを厳選して紹介します。

7.薬剤師のキャリアアップにおすすめの転職サイト5選

数ある転職サイトの中から、以下の3点を基準に、「利用者からの満足度の高い薬剤師転職サイト」をピックアップしました。

転職サイト選定3つの基準

  1. 求人の質・量:薬剤師求人の量や質は十分かどうか
  2. 提案力:求職者のニーズにぴったりの提案をしてくれるかどうか
  3. サポート力:コンサルタントからの手厚いサポートを受けられるかどうか

さらに、当サイトが薬剤師500人を対象に行った独自アンケートの調査結果を加味し、利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、薬剤師におすすめの転職サイトは、以下の通りとなりました。

転職サイト 求人の質・量 提案力 サポート力
1位.薬キャリエージェント
4.1

4.3

4.1
2位.マイナビ薬剤師
4.2

4.2

3.7
3位.ファルマスタッフ
3.9

3.8

4.1
4位.ファーマキャリア
4.2

3.4

4.1
5位.リクナビ薬剤師
4.2

3.9

3.4

それぞれ詳しく紹介します。

1位.薬キャリエージェント

薬キャリ

『薬キャリエージェント』は、総合満足度No1の薬剤師転職サイトです。
(※薬剤師ポータルサイトにて19社中、年間登録者数No.1(2015年3月エムスリーキャリア調べ)

運営会社のエムスリーキャリアは、15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていることもあり、サポート力や薬剤師転職ノウハウには信頼があります。

また、病院や医療施設などに強いコネクションを築いており、人気の高い転職先である調剤薬局や病院の求人数は業界1位、(※エムスリーキャリア調べ)調剤薬局では業界3位と、他サービスを圧倒する求人数・質を誇ります。

業種・年齢・地域問わず、転職を考えるすべての薬剤師におすすめです。

公式サイト:
https://agent.m3career.com/

2位.マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師

※マイナビのプロモーションを含みます。

『マイナビ薬剤師』は、転職業界大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職サイトです。

マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅しており、54,673件の求人を掲載しています

また、転職サポート力に定評があり、応募者との「面談」に力を入れているという点も特徴的です。

親身にアドバイスをしてくれるため、はじめての方でも安心して転職活動を進められるでしょう。

全国の主要都市に支店を持っており、地方在住の薬剤師の方にもおすすめです。

公式サイト:
https://pharma.mynavi.jp/

※マイナビのプロモーションを含みます。

3位.ファルマスタッフ

ファルマスタッフ』は、大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師転職支援サービスです。

特に調剤薬局の求人は、数・量ともに業界トップクラスです。薬局への転職を検討している方は、登録必須の転職サイトと言えるでしょう。正社員求人だけでなく、派遣求人も多く扱っています。

20年以上にわたる転職支援実績があり、蓄積されたノウハウを得られる点も大きな魅力です。

薬剤師転職では、どういった点をアピールすればよいのか、調剤薬局への転職を成功させるにはどのように準備しておけば良いのか、など具体的な方法を知ることができるでしょう。

公式サイト:
https://www.38-8931.com/

4位.ファーマキャリア

『ファーマキャリア』は、オーダーメイド求人が魅力の転職サイトです。あなたの希望に合わせた好条件求人を、キャリアコンサルタントが厳選して提案してくれます。

求人の数よりも質を重視したい方におすすめです。

また、優秀なキャリアコンサルタントが担当してくれる点も特徴的です。

一人ひとりがより満足のいく転職を実現するために、非常に親身なサポートを実施しています。

公式サイト:
https://pharmacareer.jp

5位.リクナビ薬剤師

リクナビ薬剤師

『リクナビ薬剤師』は、人材紹介最大手のリクルートが運営する薬剤師を専門に扱ったサイトです。

サービスの規模も大きく、数多くの転職実績があります。

ドラッグストアの求人や、高収入の求人が多い点も特徴です。

また「日本一の人材紹介会社」としてのノウハウが豊富であり、特に優秀なコンサルタントがいるという点も大きな強みです。

8転職サイトをより効果的に利用する7ポイント

35歳が転職エージェントをうまく使うポイント

この章では、転職サイトをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。

  1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
  2. 転職時期は最短可能日程で答える
  3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
  4. 経歴やスキルに嘘をつかない
  5. 推薦文は必ず確認する
  6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
  7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。

Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。

「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。

更新日

例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。

更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える

コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。

Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る

担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、

転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。

大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。

コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。

この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。

Point-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない

数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。

企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。

Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

転職サイトも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。

優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWorkを利用して裏をとるようにしましょう。

以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。

openworkの口コミ

上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。

9【図解】転職サイト利用の流れ

ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

転職サイトに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう

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Step 1. まずは公式ページから登録する

それぞれの公式ページから登録を行います。

登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください

例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。

正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。

Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る

登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。

事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。

  • 転職希望時期は?
  • 希望する職種や業界は?
  • 希望年収は?

10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。

※最初からアポイント調整に入る場合もあります。

Step 3. キャリアカウンセリング

あなたが転職サイトのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)

初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。

  • あなたのキャリアの棚卸
  • PRポイントの整理
  • 転職するべきかどうか
  • 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
  • どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
  • 転職についての要望の深堀

キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。

担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。

Step 4. 求人紹介を受ける

あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。

思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。

それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します

Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削

応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。

場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。

最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。

Step 6. 紹介された求人に応募する

選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。

自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。

求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職サイト経由は圧倒的に有利です。

Step 7. 面接対策を受ける

応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。

あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。

Step 8. 企業との面接を行う

面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。

対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。

面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。

Step 9. 内定と退職サポート

内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。

また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職サイトであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!

Step 10.退会手続きをする

転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。

万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。

転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。

転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。

さいごに

薬剤師の勉強法について解説しました。

日々の業務から学びを得つつ、スキマ時間を有効利用して、知識を身につけていくことが大切です。

自分の市場価値を高めるための手段として転職を考えている方は、下記のサイトを利用するのがおすすめです。

上位3サイト(『薬キャリエージェント』、『マイナビ薬剤師』、『ファルマスタッフ』)は薬剤師向けのサポートが特に手厚いという評価を受けているため、すべて登録しておくと、転職成功に大きく近づくでしょう。

なお、それぞれのサイトの利用者からの評判を知りたい方は、以下を参考にしてください。

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っています。