看護師が転職後すぐに辞めるリスクを紹介!早期退職したいときの対処法も解説

「転職したばかりだけどもう辞めたい…」「転職して1か月で辞めるのはアリ?」と悩んでいませんか。

結論から言うと、転職後にすぐ辞めることは十分できます。むしろ、明らかに合わない職場なら、見切りをつけるのは早い方が良いこともあります。

1年後・3年後もその職場に居続けられるかを想像してみて、「絶対に無理そう」と思うのであれば、すぐ辞めるというのも悪い選択ではありません。

しかし、入職直後というのは、まだその職場の表面的な部分しか見えていないことも多いはずです。そのため、最低でも3か月は働いてみた上での判断を推奨します。

この記事では、転職のプロとして数多くのキャリアチェンジを支援してきた私が、早期離職のリスクを紹介しながら、すぐ辞めるべきかの判断軸を解説していきます。

すべて読めば、転職後の早期離職のリスクと、いま取るべき行動が分かります。

この記事を読むとわかること

  • 看護師が転職後にすぐ辞めたいと思う理由
  • 看護師が転職後すぐに辞めるリスク
  • 看護師が転職後すぐに辞めたいと思ったときの対処法
  • 看護師が転職後すぐに辞めてもいいケース
  • 看護師が転職後すぐに辞めたいときにおすすめの転職サイト

看護師が転職後にすぐ辞めたいと思う3つの理由

看護師が転職後にすぐ辞めたいと思う理由

転職後すぐ辞めた看護師さんが、どのような理由・原因で退職したのか、実際の体験談を紹介します。

看護師さんの実際の意見をまじえながら、詳しく解説します。

人間関係や雰囲気が悪い職場だった

人間関係の悪さは、転職直後に辞めたいと思うに至る理由の一つです。

人間関係を事前に把握することは容易ではありません。面接時に職場を見た限りでは働きやすそうだったが、実際に入職してみると全然違ったというのはよくあるパターンです。

口コミ・評判

匿名
転職したばかりでしたが、すぐに辞めました。一番しんどかったのは人間関係です。新人ということもあり、同じ失敗を何度かしてしまい先輩に「何度同じことを言わせるんだ」と怒られる日々でした。他のスタッフも私が失敗するのを「またこんな失敗したらしい」と裏で笑い話にしていたようです。失敗が続き、味方もおらず疲弊していたこともあり、すべての人間関係が嫌になり退職してしまいました。

人間関係の問題は、どのような形態の病院・施設でも起こりやすいものです。

  • 大規模な病院
    …派閥がある、忙しすぎてギスギスしている、ハラスメント
  • 小規模な病院・クリニック
    …苦手な人と毎日顔を合わせる、閉鎖環境ゆえの陰口、陰湿ないじめなど

こういった職場環境を事前に知るのは、現実的に不可能と言えるでしょう。

事前に聞いていた労働条件と違った

事前に聞いていた勤務条件や待遇が、実際と異なっているという理由も珍しくないようです。

口コミ・評判

匿名
めったに退職者がおられず、なかなか募集枠が空かないということでした。また、長年勤続される人が殆どで、それだけとても働きやすい環境であるとのことでしたが、入職してみると、十数人単位で次々とスタッフが辞めていく、入れ替わりの激しい職場で大変でした。ワークライフバランスが取りやすいと聞いていましたが、実態としては毎日残業だらけ、休憩返上とかなりブラックなクリニックでした。

せっかく転職しても、前職より条件が悪くなってしまったら辞めたいと思うのは当然ですよね。

「面接時に気になることを聞けなかった」など遠慮してしまったことが原因であることもありますが、中には施設側が虚偽の内容を伝えていた・転職サイトの担当者が情報を勘違いしていたなど、回避するのが難しいケースも少なくありません。

なお、ハローワーク経由での転職では求人情報と職場の実態が違うという事態に陥りやすいので注意が必要です。実際にハローワークでは求人票の内容と労働条件が異なるという報告が頻繁に寄せられており、更にその報告件数は医療・福祉業界が最多です。

こういった背景から、ハローワークの利用は極力推奨できません。

仕事についていけなかった

転職先の仕事についていけなかったという理由で、退職を考えた方もいるようです。

口コミ・評判

匿名
退職を決めたのは、自分の知識や技術が伴わず、失敗があまりにも続いたからです。いつも先輩の目が気になり、簡単なことでも失敗してしまうようになり、悪循環に陥ってしまいました。精神的にも辛く看護師としての責任に耐えられずに辞めたいという気持ちになってしまいました。

キャリアが浅い人ほど、「自分のスキル以上のことを求められる」という悩みが多いようです。

またある程度キャリアを積んでいたとしても、これまでと全く違う環境に移ったら、右も左も分からないのは当然です。

事前に研修や説明がしっかり行われる仕組みが整っている施設であれば問題ありませんが、中には説明もそこそこに「仕事は現場で慣れるもの」という方針の施設もあります。

看護師が転職後すぐに辞める3つのリスク

看護師が転職後すぐに辞めるリスク
結論として、2週間前に退職の申告をすれば、転職して間もない場合でも会社を辞められます。

事実、民法627条1項には「雇用は解約申入の後2週間を経過したるに因りて終了する」と明記されています。

ただし、転職後の早期退職はこれから解説する3つのリスクを伴うため注意してください。

退職を決断する際は、それらのリスクを理解したうえで慎重におこないましょう。

短期間で辞めても職歴は履歴書に書く必要がある

転職後にすぐ辞めたとしても、その期間は職歴となるので、次に転職活動する際はその間もしっかりと履歴書に書く必要があります。

「書かなければバレないのでは?」と思ってしまいがちですが、極力おすすめできません。

正規雇用なら社会保険に加入しているはずです。社会保険は加入履歴が残るため、保険や年金に関する書類を提出した際などに、バレる可能性があります。(※パートでも、シフトによっては社会保険加入が必須なこともある)

社会保険手続き前のかなり早いタイミング(2週間未満)で離職した場合は、記録に残らないこともありますが、それでもやはりおすすめしません。もし仮に隠していたことが発覚すると、採用取り消しになる可能性もあるからです。

転職の面接では辞めた理由を詳しく聞かれる

看護師の面接では「前職を辞めた理由」を必ず聞かれます。

看護師の採用・教育には非常にお金がかかるため、病院の採用担当者は、候補者のスキルだけでなく「この人はすぐに辞めたりしないだろうか」という点もじっくり見極めています。

もしすぐ辞めた理由が「職の労働条件が事前に聞いていたものとあまりにも違った」など、面接官が「それなら仕方ない」と思うようなものであれば懸念はありません。

しかし「人間関係が悪い」などどの職場でも起こりうる原因であれば、採用しても同じ理由で辞めてしまうのではないかと思われてしまいます。

辞め癖がつきやすくなる

短期間で複数の職場を転々とするのは避けたほうがよいでしょう。早期退職を繰り返すと辞め癖がつきやすくなる可能性があるからです。

転職後にすぐに辞めてしまう癖がつくと、ちょっと仕事で嫌なことがあると転職の道を選択するようになり、看護師としての成長やキャリア形成に悪影響を及ぼしてしまいます。

不満を感じたらすぐに転職を検討するのではなく「改善策はないか?」「上司に相談して改善してもらえないか?」など、問題と向き合う努力をしてみましょう。

看護師が転職後すぐに辞めたいと思ったときの対処法5つ

看護師が転職後すぐに辞めたいと思ったときの5つの対処法
この章では、転職後すぐに辞めたいと思ったときの対処法を紹介します。せっかく入職した職場をすぐ辞めないためにも、以下の内容をまず試してみてください。

それではご紹介します。

期限を決めて働く

まずは「3か月だけ続けてみる」と期限を決めて、その日までは働いてみるという心持ちで仕事に行ってみてください。

そもそも人間は誰であれ、新しい環境に適応することを苦手としています。慣れない業務や人間関係に適応するためには膨大なエネルギーを消費し、時期によって「向いてない」「辞めてしまおうか」といった考えも頭に浮かんでくるものです。

実際に、これまでと異なる環境への適応過程を示した「異文化適応曲線(リスガードのU字曲線)」では、新しい環境に少し慣れた頃に、適応レベルがグッと下がる(=その環境自体がストレスとなる)ことが分かっています。

リスガードのU字曲線

入職後しばらくすると、適応レベルがグッと下がる(=新しい環境の悪い面が見えてきたり、疲れが蓄積したりしてストレス反応が起きる)

健康ポータルハピルス「新しい職場のストレスの正体をつかむ」より引用

■ハネムーン期
新しい環境への期待・刺激

■カルチャーショック
新しい環境の刺激がストレスに転じる

■適応・回復
時間が経つにつれて、その環境に慣れていく

このストレス反応(カルチャーショック期)は、入職直後というより、1~2か月経った頃にやってきます。いわゆる「5月病」もこのメカニズムによって生じるものです。

そのため、目安として最初の3か月目くらいまでに判断してしまうのは早計と言えるでしょう。

もし「毎朝出勤するのも苦痛」というレベルでない限りは、「3か月とりあえず続ける」と期限を決めて、それから辞めるかどうかを判断してみてください。

仕事に限らず、辛いと感じることでも終わりがあると思えば頑張れるという人はとても多いです。自分で決めた期間を頑張って乗り越えれば自信につながりますし、その間に多くの収穫があるでしょう。

決めた期間を頑張ってみても、どうしても辛くてこれ以上続けることが難しいと感じたなら、改めて退職を検討してみてください。もし迷うようであれば、無理して退職を決めるのではなく、再度期間を決めて頑張ってみる、ということも一つの手段です。

ストレスを溜め込まない癖づけをする

仕事が辛い中で職場を続けるためには、ストレスを溜め込まない癖づけが大切です。

新しい仕事を始めた直後は、仕事を覚えることに加え、職場環境や人間関係に慣れることも仕事の一つです。知らず知らずのうちに無理がたたってしまうと、辞めたいと感じやすくなってしまいます。

ストレスや疲れを溜めないためのコツ

  • 規則正しい生活を心がける
  • 家族や友人とコミュニケーションを取る
  • お風呂にしっかり浸かり、十分な睡眠をとる
  • 自分に合ったストレス解消法を見つける(運動・外出・旅行・映画鑑賞など)

また、入職直後はできないことが多くて当たり前です。早く仕事を覚えようという姿勢は大切ですが、できていないことに目を向けて自信を失っていては、本末転倒です。

仕事ができない、慣れないことにストレスを感じる人は「最初はできなくて当たり前」「8割できていれば良い」と捉え、心に余裕を持たせて働くことをおすすめします。

以下の記事では、ストレスとの付き合い方や対処法についてさらに詳しく解説しています。ストレスを解消したい…という人はぜひ合わせて読んでみてください。

同僚とコミュニケーションを取ってみる

せっかく入職した職場ですから、同僚とコミュニケーションを取ってみると良いでしょう。

一緒に働く人と積極的にコミュニケーションを取ることで、業務が円滑に進みやすくなり、仕事を教えてもらいやすく、孤独感を感じにくくなります。

何を話したら良いかわからないという方は、まず「今日は忙しいですね」くらいで構いません。話しかけるハードルが高いのであれば、自分から挨拶をするだけでも良いでしょう。

良好な関係を築きたいという意思を示す意味でも、積極的に自分から声をかけてみてください。

また、人間関係を円滑に構築するためにはいくつかコツがあります。心理学をもとにしたテクニックを以下にまとめましたので、参考にしてみてください。

円満な人間関係を築く心理学的テクニック

1.相手との共通点を見つける

人は共通点を持つ相手に親近感を覚えます(類似性の法則)。

相手の話に耳を傾けて、自分と共通する部分があれば、積極的に自己開示してみると良いでしょう。

2.周囲に自分から話しかける

人は好意を示してもらった相手に好意を持つと言われています(好意の返報性)。

良好な関係を築きたいという意思を示す意味でも、積極的に自分から話しかけてみると良いでしょう。

3.ポジティブな感情を表情に出す

自分は好意的に接しているつもりでも、表情に出ていなければうまく伝わらず、良好な関係が築けないケースもあります。

例えば「嬉しい」と言っているのに表情が曇っている場合、受け手は視覚情報=表情を重視して「嬉しくないのでは」と捉えてしまいます(メラビアンの法則)

4.人間関係はある程度のところで割り切る

必要以上に周囲と仲良くしようと考えず、「仕事上で必要不可欠なやり取りができればOK」くらい割り切って考えるのも大切です。「自分ではコントロールできないものに一喜一憂しない」という考え方で、アドラー心理学では課題の分離と言われています。

苦手な人が居たとしても、他人の行動は変えられません。無理になんとかしようとせず、自分のペースを乱されないようにある程度距離を取って、最低限のやり取りで仕事に集中してみましょう。

もっと詳しく知りたい方は『看護師の人間関係の悩みに効果抜群!心理学にもとづく6つの改善策』も参考にしてください。

悩みがあれば素直に上司に相談する

仕事を続けるなかで、悩みが生じているなら、上司に伝えてみても良いでしょう。自分が考えていることをきちんと伝えるのは、仕事を続けていくうえでとても重要です。

悩み相談の例

  • 業務が辛いと感じることについての相談
  • ◯◯の業務についてアドバイスが欲しい

このように、毎日の仕事の中で気になる点があれば、確認やアドバイスを求めてみることがおすすめです。

上司が忙しく、新人を気にかける事ができていないというケースもあります。そういう場合は、自分から動いてみることで改善することもありますよ。

異動をして働く環境を変える

転職後すぐに辞めたいと思ったときは、いきなり退職するのではなく、まずは異動を検討しましょう。

同じ職場内でも働く部署が変われば、今の職場での問題が解決される可能性が十分にあります。例えば良好な人間関係を再構築できたり、十分なサポートを受けながら仕事ができたりするなど…。また、異動であれば履歴書に早期退職の傷を残す心配がありません。

部署の変更を希望する場合、まずは直属の上司に相談するのが好ましいです。そうすれば、上司から人事に話が進んでいくでしょう。

看護師が転職後すぐに辞めてもいい3つのケース

看護師が転職後すぐに辞めてもいいケース
ここでは、看護師が転職後にすぐに辞めてもいいケースを紹介します。

それぞれ順番に見ていきましょう。

悪質な労働環境

悪質な労働環境で働いている場合は、積極的に転職を検討しましょう。過度な疲労やストレスにより心身の健康に悪影響をおよぼすおそれがあります。

具体的には以下の状況で働いているなら、職場の変更をしたほうがよいかもしれません。

  • 有給休暇がもらえない
  • 忙しすぎて十分な休憩がとれない
  • 人手不足で時間外労働を強いられる
  • 指導なしに高度な仕事を求められる

職場環境の改善を試みても状況が変わらない場合は、自分の身を守るためにも転職という手段を検討しましょう。

転職前に聞いた条件・仕事内容と違う

転職前に聞いていた情報と現状が異なる場合も、正当な転職理由の1つです。

求人先のなかには、入社させるために、てきとうな情報や嘘の情報を伝える会社も少なくありません。もちろんそれは相手側に非があり、聞いていた話と違うようであれば仕事を辞める理由に該当するでしょう。

〈看護業界でよくある条件の不一致内容〉

  • 異なる部署に配属させられた
  • 範囲外の医療行為をさせられている
  • 提示された給料と実際の給料が大幅に異なる
  • 固定のシフトと聞いたが不規則勤務をさせられている
  • 研修を受けられると聞いたがその機会がまったくない

条件の不一致があると、仕事への満足度が下がったり、職場への不信感が募ったりしてモチベーションを維持するのが難しいはずです。

妥協したまま働く必要はないので、まずは上司に「当初の話と違う点」を伝えてみてください。それでも解決しないときは、転職を視野に入れるとよいでしょう。

いじめやパワーハラスメントを受けている

陰口を言われ続けたり、上司から侮辱的な発言を投げられたりするなど、職場でいじめやパワーハラスメントがある場合は、転職後すぐであっても転職を検討しましょう。

我慢して仕事を続けるとストレスが原因で、うつ病や不安障害、不眠などの精神的な健康問題を引き起こすおそれがあります。心の病気にかかってしまうと回復までに時間がかかってしまうほか、症状によっては働けなくなるケースもあるため注意が必要です。

上の者に相談をしても改善の見込みがなければ、自分の身を守るための転職を考えましょう。

看護師が転職後すぐに辞める失敗を防ぐ4つのポイント

看護師が転職後すぐに辞める失敗を防ぐポイント
この章では、転職後にすぐに辞める失敗を防ぐ方法を解説していきます。

それでは一つずつ紹介していきます。

なぜ転職に失敗したのか、原因を振り返る

どうしても転職をするという場合には、なぜ転職に失敗したのかを振り返る必要があります。

  • 原因が分かっていないと再び職場選びで失敗してしまうから
  • 転職活動では、必ず退職理由の説明を求められるから

よって、まずは「なぜ辞めたくなったのか」「どんな環境なら続けられるのか」を明確に言語化する必要があります。

ただ、入職してすぐだとなかなか客観的に職場を見られないと思いますので、前章でお伝えした通り「まずは3か月」続けてみて、その中で「自分は○○の部分がどうしても合わない」と言葉にしていくことをおすすめします。

職場見学でイメージをつかむ

転職活動において、職場見学は必ずおこなったほうがよいです。

なぜなら職場の雰囲気や仕事のやりやすさ、人間関係、業務量など、求人情報を見ているだけでは分からないことがたくさんあるためです。

職場見学時のチェックポイント

  • 病院内はきれいな状態か
  • 整理整頓ができている環境か
  • スタッフの年代はバランスが良いか
  • スタッフ同士の適度な雑談はあるか
  • スタッフが明るく挨拶をしてくれるか
  • スタッフの身だしなみはきちんと整っているか

職場見学を希望する際は電話で確認するのがベターです。働く現場を見たい旨を伝えて、調整してもらえるか確認してみましょう。

ただ注意点として、近年は感染症対策の一環で、職場見学ができないというケースも増えています。そこで、看護師が病院の評判を投稿している口コミサイトを活用して情報を得ることも欠かせません。

例えば『ナスコミ』や『ナース専科』、『medico』は、実際にその病院で働いた方が「人間関係」や「労働の実態」などのリアルな評価を投稿しているサイトです。

匿名サイトなので悪い評価に偏るという側面はありますが、気になる病院があれば検索しておくのもよいでしょう。

自己評価をおこなう

次の職場での早期退職のリスクを下げたいと考えているなら、自己評価をおこない、自分の強みやスキルなどを見つめなおしましょう。

新しい職場で活かせる持ち味を再発見できるため、自分にあった転職先を選べるようになります。

具体例な評価ポイント

  • 自分の強みはなにか?
  • なにを得意としているか?
  • どのような成果を達成したか?
  • これまでにどのような貢献をしたか?
  • どのようなスキルや経験・知識を得たか?

自己評価する際は、転職エージェントのキャリアアドバイザーと一緒におこなうのも効果的です。自分では気づけない強みを教えてもらえたり、あなたの経歴やスキルを最大限活かせる転職先を提案してもらえたりするでしょう。

そのほか「キャリアアドバイザーに頼るメリット」を以下の記事で解説しているので、ぜひあわせて読んでみてください。

看護師向けの転職サイトを活用する

次の転職活動にのぞむときは、極力自分ひとりでおこなわないほうがよいでしょう。客観的な視点が欠如したまま仕事を探すと、同じような失敗を繰り返してしまう可能性が高いからです。

ハローワークやナースセンターなどの公的機関の利用もよいですが、一番おすすめなのはキャリアアドバイザーが在籍している看護師向けの転職サイトの活用です。

キャリアアドバイザーは看護師転職支援のプロで、あなたの希望条件をヒアリングしたうえで最適な職場・求人を紹介してくれます。

また、転職サイトに登録すると、非公開求人を紹介してもらえる可能性があるため、より条件のいい職場に転職できる確率が高くなるでしょう。

非公開求人とは…

    インターネット上では一般公開されていない求人。条件がよく人気になりやすい求人や高収入の求人、管理職のポストが約束された求人など、好条件の求人が多いのが特徴。

「同じような失敗を繰り返したくない…」「今よりも待遇がよい職場で働きたい…」と考えているなら、看護師転職サイトの利用をおすすめします。

看護師が転職後すぐに辞めたいときにおすすめの転職サイト

看護師が転職後すぐに辞めたいときにおすすめの転職サイト
最後に、看護師が転職後すぐに辞めたいときにおすすめの転職サイトを紹介します。

それぞれ詳しくみていきましょう。

看護roo!|豊富な求人数と手厚い転職サポートが評判

看護roo!

看護roo!は株式会社クイックが運営する転職サイトです。転職支援の実績は30年以上、安心してサポートを任せられるでしょう。

保有している求人案件も豊富で、約3万件以上の公開求人があります。※2023年10月時点

在籍しているキャリアドバイザーの質も高く、各施設の内部情報の提供はもちろん、求人者のニーズに合わせたサポートをおこなってくれます。

看護roo!は、各施設の詳しい内部情報を知りたい人や、きめ細やかなサポートをしてほしい人などにおすすめの看護師転職サイトです。

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)|求人施設の事情に詳しい定番のサイト

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)は、レバレジーズメディカルケア株式会社が運営する転職サイトです。

約13万件の求人を保有していて、他の看護師転職サイトと比較しても圧倒的な案件数を誇っています。※2023年10月時点

サポート面に対する評価も高く「求人票ではわからない内部情報を教えてもらえた」「前職と同じ水準で働ける職場を紹介してもらえた」などの声がありました。

圧倒的な求人数と充実したサポート体制があるレバウェル看護(旧 看護のお仕事)は、できるだけ多くの求人を比較検討したい人や、内部情報をふまえた求人を提案してほしい人におすすめの看護師転職サイトです。

マイナビ看護師|医療施設・病院以外の珍しい求人にも強い

マイナビ看護師

マイナビ看護師は、大手人材企業である株式会社マイナビが運営する転職サイトです。

保有する求人数は約5万件※2023年10月時点)。保育施設や資格を活かせる一般企業、治験関連企業など病院以外の案件も多数保有しているため、思わぬ求人と出会えるかもしれません。

手厚いサポートを受けられるのもマイナビ看護師の特徴の一つです。全国17箇所にある相談会場では、対面で転職の相談ができるため、不安点や疑問点をその場で解消できるでしょう。

マイナビ看護師は、担当者に直接転職の相談をしたい人や、転職先の選択肢を増やしたい人におすすめの転職サイトです。

看護師が転職後すぐに辞めるリスク・対処法まとめ

看護師が転職後すぐに辞めるリスク・対処法まとめ

転職したばかりですぐ辞めたくなってしまい辛い時期かと思います。

もちろんすぐに辞めることはできますが、この経験を次の転職に活かすためにもまずは3か月だけ続けてみて、それでも無理そうなら転職を検討することをおすすめします。

ただ、「事前に聞いていた内容と実態全く違った」など、100%職場側に非がある場合は、選考にもそれほど悪影響はないので、潔くすぐ辞めてしまうのも一つの方法です。転職活動については、『【決定版】看護師転職の方法・手順を徹底解説』を参考にしてください。

この記事があなたのキャリアに役立つことを祈っています。