
「家から通える介護施設で働きたい」、「沖縄県に強い転職サイトを知りたい」など、ご転職をご検討されていませんか?
沖縄県は、施設や病院など介護職として働く職場は限られる上に、「転職したものの、思っていた環境と違う…」と後悔する方も多くいます。
そのため、転職コンサルタントとして多くの介護転職をサポートしてきた私が、以下の流れで転職で成功するためのノウハウをご紹介します。
このページを読めば、沖縄で介護職転職に強い転職サイトの選び方がわかり、沖縄で転職に失敗する可能性をグッと減らせます。
<2019年12月:最新情報>
12月は、転職するには狙い目のタイミングです。
なぜなら、人員増強のための求人が出されやすく、期待の大きいポジションが出やすいためです。
1月に来る繁忙期までにライバルに越されないようしっかりと準備をして、転職活動を有利に進めましょう!
- このページを見ながら、複数の転職サイト(『doda』『パソナキャリア』など)に登録する
- それぞれの担当者から連絡が来たら、面談または電話で簡単に状況を伝えアドバイスをもらう
- 一番相性の良さそうな担当者だったところで、本格的にサポートを受ける
※登録後、転職エージェントからの連絡にしっかりと対応することがポイントです。そうすることで、優先的に良い求人を紹介してもらえる可能性が劇的に上がり、転職活動を円滑に進められるでしょう。
1.沖縄県は求人数は少なく、転職難易度が高い
沖縄県は、全国平均と比べると求人数が少なく、転職のチャンスが多いとは言いがたいです。
実際に、沖縄県の介護職求人は1,920件ほどしかなく、全国平均と比較すると、大きく差をつけられています。
しかし、求人が少ないからといって、転職ができないわけではありません。
沖縄県では高齢化が進んでおり、介護職の担い手も少ないうえに、求人の倍率も低いので転職は可能といえます。
ただ、転職活動の進め方を誤り、「転職したものの、思っていた環境と違う…」と、転職に失敗する方も多くいます。
2.介護職の転職でよくある失敗パターン
転職における失敗は、以下の3パターンに分類されます。
- 内定がもらえず、転職を断念してしまった
- 転職できたが、希望していた仕事内容や条件と違った
- 転職できたが、職場での人間関係が合わなかった
ここからは、実際の口コミを交えて、ご紹介していきます。
2-1.内定がもらえず、転職を断念してしまった
転職活動はしているものの、うまく選考対策ができていないせいで、なかなか内定がもらえないパターンが多いです。
10個以上施設を受けたが、ほとんど通らず…
S.Kさんは、10個以上応募したものの、書類段階で落ちてしまったようです。
実際に、書類の通過率は平均でも20%ほどしかありません。
もちろん、人気でない施設へ応募する場合や、ご自身の経験が豊富な場合は、そこまで準備をしなくても通ります。
しかし、なかなかそうはいかないと思いますので、しっかりと事前準備をして、書類の通過率をできる限りあげましょう。
2-2.転職できたが、希望している仕事内容や待遇と違った
転職活動を終え、いざ入社してみると、思っていた仕事内容や条件とのギャップがあることが判明し、転職したことを後悔する方が多くいます。
介護職に転職したものの、労働環境に耐えられず、転職を後悔…
K.Mさんは、任せられる仕事量や期待値、という労働条件を深く確認しなかったために、転職したことを後悔する結果となってしまったようです。
確かに、面接官との相性から、施設とのマッチを図ることはできますが、それ以外の条件面もしっかりと確認しておくことをおすすめします。
2-3.職場での人間関係が合わなかった
転職活動を終え、いざ入社してみると、職場での人間関係や社風といった部分が合わず、不満を抱える方も多くいらっしゃいます。
条件はOK!しかし施設の雰囲気になじめなくて…
有料の施設で働き始めて3年が経ちました。
給料がよく、福利厚生が充実してたので、今の職場に入りました。
でも、いざ働いてみると、職場環境が最悪なので転職を考えています。
上司からは些細なことで怒られるし、仕事内容もあまり教えてくれないので、非常にきついです。
周りの社員ともあまり馬が合わず、誰にも悩みを打ち明けることができず。毎日つらいです。
K.Sさんは条件面を重視して入社を決めたものの、職場の環境が悪く、転職に後悔をする結果となったようです。
実際に、面接現場で会う採用担当は、自社のことをよく見せるためにネガティブなことを隠すケースがあるため、入社するまではなかなか雰囲気がつかめず、入った後にギャップが生まれるケースがあります。
そのため、事前にその会社に詳しい人から話を聞いたり、社内の複数人と会ったりして、会社の雰囲気をできる限り知っておくとよいでしょう。
2-4.失敗の原因には共通点がある
転職での失敗パターンの原因を探ると、必ず以下のどれかに当てはまります。
- 良質な求人を集めての比較ができていない
- 人間関係や職場環境など自分に合った職場を選べていない
- 誰にも相談せず一人で転職活動を進めていた
後悔のない転職をするためにも、しっかりと対策していきましょう。
3.介護転職で失敗しないための3つのステップ
ここまでの内容から、介護職の転職では、以下3つのポイントを抑えれば失敗をグッと減らせます。
- Step1. 良質な求人をできるだけ集めて比較する
- Step2. 人間関係や職場環境など自分に合った施設かを検討する
- Step3. 転職に詳しい相談相手を作る
では、これら3つのポイントについて、それぞれ理由とともに詳しく説明していきます。
Step1. 良質な求人をできるだけ集めて比較する
良質な求人をできるだけ集め、必ず労働条件を確認するようにしましょう。
なぜなら、入社後の給与体系、仕事内容などのミスマッチをなくすためです。
「求人票に掲載していた時の条件と違う!」「夜勤があるなんて聞いてない!」といったことはよくある話です。
また、内定承諾前には、給与や待遇についてもしっかり再確認しておく必要があります。
自分が最優先したい条件などについては、文書で人事担当者に確認を取りましょう。
Step2. 人間関係や職場環境など自分に合った施設かを検討する
実際に職場見学を通して、仕事内容や介護施設の雰囲気を体感しましょう。
なぜなら、『百聞は一見に如かず』という諺があるように、現場の雰囲気は直接見たほうが早いからです。
以下のような表現があっても鵜呑みにせずに、裏を取りましょう。
- アットホームな雰囲気です(本当にそうか職場見学で要確認)
- 育児をしながら働きやすい(実際に子育てしている人はどれくらいか、託児所はあるか要確認)
- 教育研修が充実(どんなプランがあるのか要確認)
Step3. 転職に詳しい相談相手を作る
転職をする際には、一人で進めずに、相談相手を作っておきましょう。
なぜなら一人で抱えると、そもそも慣れない転職なので、失敗に繋がりかねないからです。
ただ、転職の相談相手は誰でもいいわけではなく、以下のような二つの条件を満たすような人に相談しましょう。
- 沖縄の転職活動について詳しい
- 介護の仕事について詳しい
そもそも転職の相談なので、沖縄の介護事情について詳しくなければ、いいアドバイスがもらえない可能性があります。
ただし、職場の人に相談することは避けてください。
注意点 職場の人への転職の相談はNG!!
職場の同僚や上司などへの転職の相談は絶対にしないように注意しましょう。理由は下記の他にもたくさんあります。
- 社内に転職活動をしているという情報が漏れる
- 職場での人間関係が悪くなる
- 転職活動を妨害する可能性がある
この3ステップをうまく行うために…
ライバルに差をつけるためには、以下のポイントが重要になってきます。
- Point1. 求人数・求人の質
- Point2. 内部情報
- Point3. テクニック(アドバイス)
これらを踏まえて、転職サイトに登録し、転職アドバイザーに相談して助けてもらうのが有利です。
転職サイトに登録すると、下記のように、求人の紹介から、受かるためのサポートまで転職成功に必要な3つのステップ全てをサポートしてくれます。
Point1. 求人数・求人の質 | ネットに載せたら応募者が殺到してしまう「非公開求人」を紹介してもらえる。 |
Point2. 内部情報 | 働かないとわからない「人間関係」「職場環境」などの内部事情を教えてくれる。 |
Point3. テクニック(アドバイス) | 受かるための面接や履歴書のポイントを教えてくれる。 |
転職サイトはいくつもありますが、沖縄に強いもの、そうとは言い切れないものに分かれるので、次の章で厳選していきます。
4.転職サイトの選び方とおすすめ【沖縄版】
上記のステップを踏まえて、転職サイトに登録しましょう。
この章では、以下のように転職サイトの選び方と比較をしていきたいと思います。
4-1.転職に強い転職サイトの選び方
沖縄で介護職に強い転職サイトは以下の3つの基準で選ぶのがおすすめです。
- 沖縄で介護の求人数が多い
- 沖縄に拠点があり、面談に行きやすい
- 担当者がつき最初から最後までサポートしてくれる
基本的にこの3つを軸に選ぶようにしましょう。
ここからは、3つの軸をもとに求人サイトをご紹介します。
4-2.介護職でおすすめの転職サイト
「沖縄県に特化した転職サイト」の中から、以下の3つの観点で、転職サイトごとの特徴に合わせて3社に厳選しました。
- 「求人数」:沖縄県の求人数が豊富か?
- 「サポート体制」:気軽に相談できるか?(拠点が沖縄県にあるかどうか)
- 「提案力」:転職エージェントならではの価値提案ができるか?
さらに転職サイト選びで成功するためには、担当との相性も大事なので、下記の中から2〜3社ほど登録することをおすすめします。
どの転職サイトも登録自体は3分程度で、しかも無料で利用できるので気になったものはとりあえず利用してみて合わなければ他社、と気軽に相談してみることをおすすめします。
求人数(沖縄) | サポート体制 | 提案力 | |
ハローワーク | ◎(約1770件) | ◎対面あり/那覇市 | 〇3.3 |
カイゴジョブエージェント | 〇(約110件) | 〇TEL | 〇3.8 |
マイナビ介護 | △(約30件) | ◎対面あり/那覇市 | ◎4.0 |
『ハローワーク』
『ハローワーク』は、沖縄での求人が豊富で、他の転職サイトと比べて、求人数が圧倒的に多いです。実際に、沖縄での求人数は1770件ほどあり、下記2社と比べても大きく差をつけています。
また、ハローワークでは職業あっせんのほかに、職業訓練のあっせんや自己分析なども無料で行ってくれます。実際に、さきほどご紹介した職業安定法の中には、以下のような内容も含まれています。
職業安定法 第二節 職業紹介
(公共職業訓練のあつせん)第十九条 公共職業安定所は、求職者に対し、公共職業能力開発施設の行う職業訓練(職業能力開発総合大学校の行うものを含む。)を受けることについてあつせんを行うものとする。
「自己分析の方法がわからない」という人や、前職からブランクがあり、職業訓練を受けてから転職先を探したい人にうれしいサービスではないでしょうか。
沖縄の求人数 | およそ1770件 |
拠点 | あり(沖縄支社) |
サポート(口コミ) | 3.3 ★★★☆☆ |
公式ページ | https://www.hellowork.go.jp/ |
『カイゴジョブエージェント』
『カイゴジョブエージェント』は、一部上場企業であるSMS社が運営する国内最大級の介護求人情報サイトのエージェント版です。
介護全般の求人に強いのですが、特に訪問介護の求人でも圧倒的な実績を持っています。
沖縄に拠点はないものの、求人数が約110件あり、加えて非公開求人を全国で5万件保有しているので、登録してみて担当者にどんな求人があるのか聞いてみましょう。
沖縄の求人数 | およそ110件 |
拠点 | なし |
サポート(口コミ) | 3.8 ★★★☆☆ |
公式ページ | https://www.kaigoagent.com |
SMS社はエージェント型だけでなく『カイゴジョブ』という求人サイトも運営しています。
求人サイトとは、自分で求人を探して施設に応募するものです。こちらは、履歴書の添削は行ってもらえないので注意が必要ですが、もし、こちらで良い求人を見つけたら『カイゴジョブエージェント』に相談してみても良いので一緒に使ってみることもおすすめします。
『マイナビ介護』
『マイナビ介護』は運営が大手企業で実績のある転職エージェントです。
オススメの求人特集欄には、新しい施設で働きたいオープニングスタッフのみをまとめた求人や、年間休日が110日以上確約されている求人のみなど、希望する条件で求人を探すことができます。
登録すると、元介護士を始め介護の業界に詳しいプロのキャリアアドバイザーから連絡をもらえ、悩みを相談しながら転職について一緒に考えられます。
沖縄での求人数は30件ほどなので、選択肢を増やすためにも上記2社と合わせて登録することをおすすめします。
青森の求人数 | およそ30件 |
拠点 | あり(沖縄支社) |
サポート(口コミ) | 4.0 ★★★★★ |
公式ページ | https://kaigoshoku.mynavi.jp |
5.転職サイトの使い方3選
転職サイトを使う際のポイントは3つです。
- 複数登録する
- 希望条件を整理しておいて、それ以下の求人は断る
- 担当アドバイザーが合わなければ変更する
知っておけば、転職に成功する可能性がグッと上がります。
5-1.ポイント⑴ 複数登録する
各転職サイトによってサービスが異なるため、求人サイトには複数登録しましょう。理由は以下の二つです。
- 求人の幅を広げるため
- より良いアドバイザーを見つけるため
複数登録することによって、見れる求人数がぐっと上がり、転職先の選択肢が増えます。
また、優秀なアドバイザーを見つけられる可能性も高くなります。
担当してくださる方によって、直接施設と交渉してくれるところもあれば、面接指導・履歴書の書き方を教えてくれます。
そのため、転職サイトに複数登録することをおすすめします。
5-2.ポイント⑵ 希望条件を整理しておいて、それ以下の求人は断る
転職活動の際には、希望条件を整理しておいて、自分の希望以下の求人であれば断るようにしましょう。
アドバイザーによっては、いろんな求人を紹介してくれます。
ただ、熱心にやってくれるのはよいのですが、場合によっては紹介してくれた求人を断りにくくなってしまい、逆に面倒なので、自分の希望する条件を提示し、納得のいく求人に応募しましょう。
5-3.ポイント⑶ 担当アドバイザーが合わなければ変更する
担当アドバイザーに情を移してはいけません。
担当変更はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば変えてもらいましょう。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。
現在転職の支援をして頂いている○○と申します。
現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、
転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、他の担当者の方とも相談させていただきたいです。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
6.まとめ
ここまで、沖縄での介護職に転職するときのポイントや、求人サイトの選び方についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
沖縄県は、介護職の求人件数が少なく、ライバルが多いことから、転職難易度が高いです。
加えて、甘く考えていると失敗することもあるので、自分に合う転職サイトを複数選び、しっかりと進めましょう。
- ハローワーク・・https://www.hellowork.go.jp
- カイゴジョブエージェント・・https://www.kaigoagent.com
- マイナビ介護・・https://kaigoshoku.mynavi.jp
あなたが最高の転職ができることを心より願っています。