仕事から逃げたいあなたへ|逃げたい理由とつらい時に上手く仕事から遠ざかる方法

毎日働く中で「仕事から逃げたい」「もう全て投げ出したい」と思うことがあるでしょう。

ストレスがあまりに大きく仕事から逃げたいと思ったとき、あなたは逃げても大丈夫です。

ただ先行き考えずすべてを投げ出すのではなく、まずは理由・原因を分析し、どのような行動をとるか判断しましょう。

この記事では、仕事から逃げてもいいときの判断基準やの上手な逃げ方をお話していきます。

  1. 仕事から逃げたいと感じる理由6選
  2. 仕事から逃げて良いのか分からない人のための判断基準
  3. 精神的に限界なら迷わず逃げるべき3つの理由
  4. 仕事から上手く逃げる具体的な手段
  5. 逃げた後の人生を豊かにするためのアドバイス

自分の人生を豊かにするために、まずは落ち着いて今の状況を整理してみましょう。

1.仕事から逃げたいと感じる理由6選

仕事から逃げたいと感じる理由は人それぞれです。

この章でよくある悩みを紹介していくので、当てはまるものがないか自分の気持ちを確認してみましょう。

それぞれ見ていきます。

1-1.職場の人間関係が悪くストレスが大きい

職場の人間関係が与える影響は大きいです。

どんなに大変な仕事でも職場の仲間のサポートがあると乗り越えやすくなりますが、逆に人間関係が悪いとそれだけで仕事が憂鬱になってしまうでしょう。

以下のように、人間関係と言っても様々な形の問題があります。

  • 直属の上司が理不尽な理由で毎日叱責してくる
  • 同僚に陰口をたたかれており職場に居場所がない

自分にとって居心地の悪い環境で働くと本来の能力を発揮できずつらく感じる方は多いです。

ストレスを減らし楽しく働くために、人間関係の悩みは放置しないようにしましょう。

1-2.仕事でミスをして向き合いたくない

仕事で大きなミスをしてしまった時には、失敗に向き合うのが怖く逃げ出したくなるでしょう。

特に、自分だけではなく周囲の人を巻き込むようなミスをしてしまうと、自分を責めてしまう人が多いようです。

  • 発注数を間違えて会社に数億円の大損害を出した
  • 重要な取引先との商談に大遅刻した
  • スケジュール管理を誤り部署の全員に残業させた
  • 契約書の内容に不備があり顧客を怒らせてしまった

ミスを犯すことを恐れて萎縮してしまい、またさらにミスを重ねてしまうという悪循環に陥ってしまうため、気持ちを切り替える手段を持っておくことが大切です。

1-3.仕事量が多すぎて手一杯

今の仕事量が多すぎて、余裕がなくなっていませんか。

  • 焦りで脳がフリーズし、時間だけが過ぎてしまう
  • 現実的に不可能な締め切りがある
  • ただでさえ余裕がないのに、差し込みで新しく仕事を任される

いくら仕事の効率を上げて集中力を高めたとしても、膨大な量の仕事を一度にこなすことはできませんよね。

自分の仕事の質を高めるためにも適度な量に仕事を調節したいのに、現実では上手くいかないことが多いでしょう。

「自分がもっと頑張ればいい」「残業は当たり前」という思い込みで無理に自分を追い込んだ結果、心身ともに破綻してしまうことがあるため気を付けましょう。

1-4.責任が重くプレッシャーにつぶされそう

仕事の責任が大きくなるとプレッシャーを感じて逃げたくなることがあります。

  • 新人で初めての仕事を任され、何から始めれば良いか分からずパニック
  • ミスをしたら評価に響くと上司に言われた
  • 初めて大きなプロジェクトを任されて周囲の期待が大きい

新入社員の場合は、経験したことのない仕事ばかりで常に気を張って不安になる方が多くいます。

また「もし失敗したらどうしよう…」「周囲の期待に応えられるか分からない」と、先のことを考え始めると止まらなくなってしまう方もいるでしょう。

1-5.ハラスメントを受けている

職場にはモラハラ、パワハラ、セクハラなど様々なハラスメントが存在します。

職場のパワーハラスメントとは、「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」と定義をしました。

参考:厚生労働省『パワーハラスメントの定義について

ハラスメント事例

  • 物を投げられるなどの威嚇的な攻撃や、殴打・足蹴りなどの直接的な暴力
  • 人格を否定するような罵倒、侮辱などの発言
  • 特定の社員に長期間にわたり別室に隔離したり、仕事から外したりして人間関係から切り離す
  • 能力を過小評価して簡単な作業のみをさせる
  • 職場内外で継続的に個人を監視したり、私物の写真撮影をしたりしてプライバシーを侵害する

参考:厚生労働省『パワーハラスメントの定義について

ハラスメントは自分では気づきにくく、また周囲に相談しにくいため、知らないうちに追い詰められてしまうことがあります。

「自分に原因があるから、自分で解決しなければ」と思ってなかなか誰かに打ち明けられないというケースも多いようです。

1-6.体調不良が続いて満身創痍

体調不良が続き、仕事がどんどん溜まって苦しくなっていませんか。

頑張りたいのに体がつらくて頑張れない、休みたいのに仕事があって休めないといったように、限界が来ている方は要注意です。

「健康管理をできない自分が悪い」と自分を責めずに、まずは自分を大切にして休むための一歩を踏み出しましょう。

2.仕事から逃げて良いのか分からない人のための判断基準

仕事からすぐに逃げた方が良い時と、もう少し頑張ってみることで事態が好転する場合があります。

なかなか決心がつかない方は、自分が逃げても良いのかどうか以下の基準を参考に判断してみてください。

それでは見ていきましょう。

2-1.体調に異変があるかどうか

仕事がつらくなる前と比べて自分の体調が悪化している場合にはすぐに対処しましょう。

というのも、ストレスと体調は密接に関係しており、放置しておくとより悪化してしまうからです。

体調に異変あり:逃げても大丈夫。自分の健康を優先させる

以下の項目に当てはまる場合は、心身に限界が来ている可能性が高いです。

  • 睡眠の質が低下している(眠りに入るまでに時間がかかる、いつも夢を見る、早く起きてしまう)
  • 常に倦怠感を感じる、疲れがとれない
  • 吐き気、めまいがする
  • 食欲がない、または食べ過ぎてしまう
  • 些細なことでイライラするようになった
  • 理由もないのに涙が出る

自分では気づきにくいこともあるため、家族や友人などに自分の様子がどう見えているか聞いてみることもおすすめです。

以下のサイトでは簡単な質問に答えてストレスチェックができるので、ぜひ利用してみてください。

▼こころの耳 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト
https://kokoro.mhlw.go.jp/tool/tool-worker/

「まだ大丈夫、まだやれる」と自己暗示をかけるのを一度やめて、客観的に今の状況を評価してみましょう。

体調は良好:検討の余地あり。時間が解決してくれる可能性がある

体調面に問題がない方は、仕事を続けることを検討してみましょう。

仕事量や人間関係など仕事がつらい原因が分かっている場合は、身近な問題から対処して自分の働きやすい環境をつくることもできます。

ただし体調が悪くなってからでは遅いため、上記の健康項目を定期的に確認し、無理をしないようにしてください。

2-2.乗り越えた先に自身の成長が見込める課題であるかどうか

今の状況を乗り越えたときに、自身の成長が見込める課題であるかどうかを考えてみましょう。

成長できそう:今の環境でもう少し頑張ってみる

仕事を乗り越えたらスキルアップできそうな場合は、もう少し頑張ってみることも検討してみましょう。

自分の能力に見合った仕事である場合は、それを乗り越えることで達成感を得られることがあります。

  • プレゼンの発表が控えていて憂鬱
  • 大きな商談があってプレッシャーが大きい
  • 新しいチームに配属されたばかりで環境に慣れていない

大変な状況かもしれませんが、自分が成長できるチャンスであると捉えることもできます。

無理は禁物ですが、仕事に対する不安を上司や同僚に相談して、どのように仕事を成功させるかを前向きに考えられると良いですね。

成長できるとは思えない:より能力を発揮できる環境に移ってみる

以下のように自分の能力を発揮できない環境や、ブラック企業に勤めていて現状に危機感を感じている方は、環境を変えてみることで充実した生活を送ることができるでしょう。

  • 毎日同じような仕事を繰り返している
  • 自分の能力に見合わない仕事を任される
  • 裁量権が少なく仕事にやりがいを見出せない
  • 人間関係が悪くストレスがかかる
  • キャパを超えた仕事を押し付けられる
  • 残業を強いられている

自分の成長のために新しい環境を探すことは逃げではありません。

今の仕事を続けても良いのか、将来のキャリアが不安な方は、衝動的に行動せずにじっくり考えてみてください。

レベルアップのためのポジティブな理由での環境の変化は、あなたの人生をより豊かなものにしてくれるでしょう。

3.精神的に限界なら迷わず逃げるべき3つの理由

精神的な限界を迎えたときに、迷わず自分のために逃げなければ心身共に危険です。

逃げなかった場合のリスクを知って、自分のための行動をとりましょう。

3-1.うつ病のサインである可能性

精神的につらい、身体症状に出ている、という状況はうつ病である可能性があるため、迷わず対処するべきです。

うつ病は「こころの風邪」とも言われており、誰にでも起こりうる病気です。

自分ではなかなか気づくことができなかったり、休み方が分からず動けなかったりする方も多いため、以下のサイトのチェックシートを利用して、自分の状況を確認してみましょう。

うつ病の症状チェックシート

このサイトでうつ病の可能性があると診断結果が出た場合は、医師の診断を受けることを検討してみましょう。

3-2.今の職場に居続けたらやがて逃げる余力も失われる

うつ病ではなくても、今の職場に居続けたらやがて逃げる余力も失われる可能性があるため、限界を迎えて動けなくなる前に逃げましょう。

心身ともに疲弊していると、以下のように先のことを考えて気が重くなり、アクションが取れなくなっていきます。

  1. 仕事から逃げず限界まで我慢している
  2. 上司に相談するのが億劫になる
  3. 休職・退職などに必要な様々な手続きをとるのが面倒に感じる
  4. カウンセリングや病院でケアを受ける気力も時間もなくなる
  5. 結局逃げずにそのまま働き続け、ますますしんどくなる

環境を変えることは大きなエネルギーを要するため、まだ大丈夫と過信せずに逃げ道を用意しておくことが大切です。

  • カウンセラーや医師などに定期的に相談し、健康面のケアをしておく
  • 転職活動を始めて、仕事を辞めても大丈夫な状態にしておく

また逃げる余力があるうちに逃げ道を準備をしておくことで、逃げた先の未来がより良いものになるでしょう。

3-3.環境が変わるだけでイキイキと働けるようになる人も多い

環境が変わるだけでイキイキと働けるようになる人は多くいます。

人は環境に影響されるため、自分の能力を発揮できるのはどのような場所か考え、今の職場が自分に合っていないと感じたときには変えてみるのも1つの手段です。

  • 自分の意見を提案するのが好きだが、発揮する機会に恵まれない→裁量権が大きな仕事に就く
  • 家でも仕事のことを考えてしまい息抜きできない→就業時間が明確な職に就く(×リモートワーク、フレックスタイム制)
  • 出世競争が激しくて仕事が怖い→サポートし合う風潮の会社に行く

今の仕事がつらいのは自分に責任があると責めている方も、むやみに自分に原因を求めるようなことはしなくても大丈夫です。

4.仕事から上手く逃げる具体的な手段

上手な逃げ方の大原則として「段階的に仕事や職場から遠ざかる」ことが大切です。

今の職場を辞めずに解決するケースもあるため、勢いでいきなり仕事を辞めないようにしましょう。

順に解説していきます。

step.1 有休をとる

まず仕事から逃げたいと思ったら、有休を取得して仕事と距離をおきましょう。

少しの間休みをとることで、体調やメンタルのコンディションが整い、前向きに取り組むことができるようになるものです。

心身ともに疲れていると判断力が鈍り、退職などの極端な決断をしてしまうことがあるため、まずは自分を癒す時間を確保しましょう。

有休の間には何もせずのんびりする時間をつくったり、小旅行に行って気分転換をしたりする時間を設け、リフレッシュに専念することがおすすめです。

step.2 休職する

有休よりも長期的な休みが欲しい時は休職することも検討してみましょう。

休職の手続きは以下のような流れで行われ、医師の診断書が必要となります。

うつ病やその他の体調不良の可能性を疑っている方は早めに医療機関を受診してください。

  1. 専門医による診断書の発行
  2. 上司・人事担当者との面談
  3. 休職申請書類の提出

休職後に職場に復帰する可能性も考えて、周囲への配慮を忘れずに休みに入るようにしましょう。

step.3 部署を移動する

休職した後も仕事がつらい場合は、部署を移動することもできます。

環境が人に与える影響は大きいため、物理的に変えることで状況が好転することもあります。

部署を移動することで自分の特性にあった仕事ができたり、人間関係をリセットすることができたりと様々なメリットがあるでしょう。

一方で新しい環境にゼロから適応する必要があるため、新たなストレスが生まれる可能性も考えておきましょう。

step.4 転職する

最終手段として、転職することも選択肢の一つです。

会社全体の風土やシステムが自分と合わない場合、休職や部署移動を試しても状況が変わらないことがあります。

そのような場合には、無理をせずにきっぱりと今の仕事と別れることも時には必要です。

引継ぎや挨拶など今の職場への最低限の配慮はしつつ、自分の人生を充実させるための決断をしましょう。

5.逃げた後の人生を豊かにするためのアドバイス

最後に、仕事から逃げた先の未来で同じ経験を繰り返さないために、意識すべきことをお話します。

それぞれ説明していきます。

5-1.理想の職場環境や仕事量を明確にしておく

理想の職場環境や、無理のない仕事量を明確にしておきましょう。

今回の仕事で自分の限界を知り、今後働きやすい環境をセルフコントロールしていくことが大切です。

原因解決案
人間関係
  • 自分に似た人がどのくらいいるか
  • 仕事とプライベートがはっきり分かれているorアットホームな雰囲気
ワークライフバランス
  • 勤務時間が週40時間以内
  • 勤務時間が規則的
  • 通勤時間が短い
プレッシャー
  • 社内の出世競争が激しすぎない
  • チーム内でサポートする風潮ある

また、体調面の不調にも気づくことができるように、注意深く自分のコンディションを判断するように心がけましょう。

5-2.職場以外のコミュニティをつくっておく

職場以外のコミュニティをつくっておくことも大切です。

職場の人間関係が自分にとって心地よいものではない時、職場以外に自分のよりどころがあると精神的な余裕が生まれます。

以下のように自分の居場所であると感じられるような人間関係が他にあると良いでしょう。

  • 趣味に関するイベントで仲間をつくる
  • ボランティアに参加してみる
  • 行きつけのお店を作ってみる

5-3.プライベートの時間を大事にしてみる

プライベートの時間を充実させてみましょう。

家族や友人と過ごしたり、趣味や運動の時間を設けることで心身ともに回復することができるでしょう。

また、プライベートの時間に仕事のことを考え続けていると大きなストレスがかかるため、切り替えを意識してみてください。

5-4.他者の評価を気にしすぎない

他者の評価を気にしすぎず、自分を認めてあげましょう。

周りから認められたいと思うあまりに、多すぎる仕事を引き受けてしまったり、ミスをして叱責されたことをずっと引きずったりしていませんか。

自分で自分の働きを認め、なりたい自分になれているかという軸で判断してみましょう。

5-5.カウンセリングを気軽に利用してみる

カウンセリングサービスを気軽に利用してみましょう。

自分の悩みを定期的にカウンセラーに相談することで、限界を迎える前に対処し健康を保つことができるため、より日常的に利用することをおすすめします。

以下の記事で仕事の悩みを相談できるサービスについて詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。

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さいごに

ここまで仕事から逃げたくなった時の対処法をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

仕事から逃げることは甘えではなく、あなたはいつでも逃げて大丈夫です。

周りの人の力を借り、自分の人生をより良くするために前向きな選択ができることを願っています。