紹介予定派遣とは?メリットデメリットや普通派遣との違いを徹底解説

「紹介予定派遣って、聞いたことはあるけれど、どんな働き方なんだろう」「紹介予定派遣にはどんなメリットがあるんだろう」などと、気になってはいませんか?

紹介予定派遣とは、正社員・契約社員に登用される可能性のある、派遣社員としての働き方のひとつです。

そんな紹介予定派遣は、メリット・デメリットをしっかり踏まえた上で活用することができれば、納得のいく就職・転職が実現できる可能性が非常に高まります。

このページでは、元転職のプロとして多くの求職者の悩みを聞いてきた私が、紹介予定派遣について気になる点を詳しくまとめました。

  1. 紹介予定派遣とは
  2. 紹介予定派遣・正社員・普通派遣の違い
  3. 紹介予定派遣のメリット・デメリット
  4. 紹介予定派遣で実際に正社員になれる確率は30%ほど
  5. 紹介予定派遣におすすめの派遣会社3選
  6. 紹介予定派遣の流れ
  7. 紹介予定派遣に関するQ&A

このページをお読みいただくことで、紹介予定派遣に関する知識がさらに深まりますので、ぜひ最後までご覧ください。

1. 紹介予定派遣とは

紹介予定派遣とは、最長6ヶ月の派遣契約期間を経て、企業と労働者がお互い納得・合意すれば社員になれる、という雇用形態です。

特に正社員雇用を目指す人にとっては、実際に派遣として働いてみてから社員になるかどうかを判断するので、転職に関する手間や時間を短縮することにも繋がります。

ただし、紹介予定派遣として働いていても、必ず正社員になれると確約されているわけではありません

最長6ヶ月の間に企業からNGを出されればそれまでですし、あくまで紹介予定派遣は「直接雇用する」というだけなので、正社員ではなく契約社員になるという可能性もあります。

紹介予定派遣の仕組み

紹介予定派遣では、正社員や契約社員のような直接雇用を前提として、派遣先で就業します。

就業期間は最長6ヶ月で、期間終了後に派遣先企業と派遣スタッフの間で「この人(会社)に就業してほしい(したい)」という合意が取れれば、晴れて社員として勤務することが可能です。

このように、紹介予定派遣は実際に就業してみてから直接雇用を決める働き方なので、じっくり会社との相性を見極めながら、就業先を探せる仕組みになっています。

2. 紹介予定派遣・正社員・普通派遣の違い

紹介予定派遣と聞くと「正社員と具体的に何が違うの?」「普通の派遣と比べていいことがあるの?」などと、気になる方も多いと思います。

そこでこの章では、紹介予定派遣と正社員、普通派遣の違いを、わかりやすくまとめました。

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

2-1. 紹介予定派遣と正社員の違い

紹介予定派遣と正社員の違いをまとめると、以下の通りです。

正社員
  • 会社に直接雇用されている
  • 入社前と入社後にギャップを感じやすい
紹介予定派遣
  • 最長6ヶ月派遣社員として勤務すれば社員登用の可能性あり
  • 会社と自分の相性をじっくり見極められる

紹介予定派遣は正社員とは異なり、最長6ヶ月の派遣期間が存在します。

そのため、業務量や人間関係など、会社と自分が本当にマッチしているかどうかをじっくり見極めることが可能です。

また、派遣先企業も同じように労働者の仕事ぶりを見ていますので、正社員にありがちな入社後のミスマッチを最小限に抑えることもできます。

2-2. 紹介予定派遣と普通派遣の違い

紹介予定派遣と普通派遣(登録制派遣)の違いをまとめると、以下の通りです。

普通派遣(登録制派遣)
  • 派遣会社と企業が結んだ雇用契約期間のみ就業可能
  • 給与は派遣先企業での就業中のみ
紹介予定派遣
  • 最長6ヶ月派遣社員として勤務すれば社員登用の可能性あり
  • ただし正社員になれるとは限らない

普通派遣と紹介予定派遣の大きな違いは「直接雇用のチャンスがあるかどうか」です。

そもそも登録制派遣とは「派遣会社が派遣先と結んだ契約で定められた期間のみ、派遣先で働く」という雇用形態のことを指します。

ただし、登録制派遣も3年以上働けば社員になれる可能性はありますが、3年経つ前に契約を切られてしまう場合があることと、長い期間を要することから、あまりおすすめはしません。

そのため、もし派遣社員から正社員、または直接雇用を狙うのであれば、普通派遣ではなく紹介予定派遣で求人を探すことを検討するべきでしょう。

2-3. 紹介予定派遣が向いている人

このように紹介予定派遣と他の雇用形態を比較してみると、紹介予定派遣は以下のような人に向いていると言えます。

  • 転職先は実際に就業してみてじっくり選びたい
  • 入社前と入社後のギャップはできるだけなくしたい
  • 派遣社員として働きつつ、ゆくゆくは正社員としての就業を目指したい

以上のような特徴に当てはまる方は『4. 紹介予定派遣におすすめの派遣会社3選』で、紹介予定派遣の求人探しにおすすめの派遣会社をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

3. 紹介予定派遣のメリット・デメリット

紹介予定派遣のメリット・デメリットをまとめると、以下の通りです。

メリット デメリット

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

紹介予定派遣のメリット

紹介予定派遣のメリットは、以下の2つです。

それでは、ひとつずつご紹介します。

メリット1. 企業の雰囲気、業務内容などを体感できる

紹介予定派遣では、最長6ヶ月の派遣期間があります。

そのため、企業の雰囲気や業務内容を体感することができ、本当にこの企業で働けるのか、自分にあっているのかなどをしっかりと見極めることができるのです。

職場の雰囲気や業務量を事前に知っておくことは、正社員でありがちな「事前に聞いていた内容と違う」「こんなはずじゃなかった」などのミスマッチを防ぐことにも繋がります

せっかく苦労して就職・転職先を見つけたのにも関わらず、ミスマッチが起こってしまうのは非常にもったいないことです。

その点紹介予定派遣の場合は、このようなミスマッチが起こりにくいため、直接雇用後も安心して就業することができます。

メリット2. 自分の経験・スキルをアピールできる

紹介予定派遣であれば、派遣期間を通して、自分の経験やスキルをしっかりとアピールすることができます。

正社員の場合、自分をアピールする場は選考しかありません。

しかし、紹介予定派遣であれば、派遣期間をフルに使ってじっくりと自己アピールすることができるため、自分の経験やスキルが企業に伝わりやすくなるのです。

また、紹介予定派遣は正社員に比べ、未経験の仕事でも就業しやすいという特徴もあります。

正社員としての採用であれば経験不足で就業できない場合でも、紹介予定派遣として実績を積み、充分なスキルがあることが証明できれば、直接雇用してもらうことも可能です。

このように、紹介予定派遣は長期間を通してしっかりと自己アピールを行い、より企業に自分のことを知ってもらった上で、直接雇用を検討してもらえる雇用形態と言えるでしょう。

紹介予定派遣のデメリット

紹介予定派遣のデメリットとしてあげられるのは、「必ずしも正社員になれるわけではない」という点です。

先述している通り、紹介予定派遣は最長6ヶ月派遣社員として働き、その後双方の合意があれば、直接雇用してもらうことができる雇用形態です

しかしこれも、あくまで「直接雇用」というだけで、正社員になれる保証があるわけではありませんし、契約社員やパート・アルバイトになる可能性もあります。

そのため、紹介予定派遣を考えていらっしゃる方は「必ず正社員になれる」と誤解しないよう注意しましょう。

4.紹介予定派遣で実際に正社員になれる確率は30%ほど

紹介予定派遣とは、一定期間の派遣終了後、直接雇用へと切り替えることを前提とした働き方です。

最長6ヶ月の派遣契約期間を経て、企業と労働者がお互い納得・合意すれば、派遣先の企業で直接雇用されます。

正社員を目指すルートとしては現実的ですが、実のところ、紹介予定派遣で正社員になれる確率は、およそ30%ほどです。

紹介予定派遣の実態

  • 実際に直接雇用に切り替わるのは約半数
  • 直接雇用に切り替わっても、正社員になれるのは約6割

たとえば、100人の紹介予定派遣社員がいたとすると、直接雇用になるのはその半分、50人です。そして、正社員になれるのはその中の6割、すなわち30人だけとなります。

4-1.実際に直接雇用に切り替わるのは約半数

紹介予定派遣として働いた人(36,791人)のうち、直接雇用となったのは全体の約半分の19,214人。割合にしておよそ52%です。(参考:厚生労働省

紹介予定派遣は、双方の合意を経て直接契約となる仕組みです。残りの半数は、何かしらの理由で合意に至らなかったと考えられます。

ちなみに、派遣スタッフが就業先での仕事に違和感を覚えた場合などは、直接契約をしないという選択も可能です。ミスマッチを避けられるという点は、紹介予定派遣の最大のメリットであるといえるでしょう。

4-2.直接雇用に切り替わっても、正社員になれるのは約6割

上記の調査だけを見ると、全体の半数ほどが直接雇用に結びついていることが分かりますが、全員が必ずしも正社員となっているわけではありません。

直接雇用になった労働者のうち、正社員として雇用される割合は、およそ6割と言われています。

参考:独立行政法人『労働政策研究・研修機構』

これらの調査結果を組み合わせで考えてみると、紹介予定派遣から正社員になれる確率は、およそ3割程度であると判断することができるでしょう。

紹介予定派遣以外で正社員を目指すルートは、以下の記事で解説しています。

≫派遣から正社員を目指す3つのルートを転職のプロが徹底解説

5. 紹介予定派遣におすすめの派遣会社3選

ここからは、紹介予定派遣として働くことを検討している方におすすめしたい派遣会社を、3社厳選してご紹介します。

ご紹介する派遣会社は、以下の3社です。

ここでは3社に厳選して紹介します。評判の良い派遣会社についてより詳しく知りたい方は『派遣会社おすすめランキング』の記事を参考にしてください。

5-1. テンプスタッフ | 圧倒的な求人数と女性への対応が高評価

テンプスタッフ

テンプスタッフ』は、人材業界大手の「パーソルグループ」が運営する派遣会社です。

紹介可能求人の数は、常時5万件以上と、派遣会社の中でもトップレベルです。

また、会社としての教育体制も整っており、利用者から「担当者の対応がよかった」と高評価の声もあがっています。

業界最大手で利用満足度の高いスタッフサービスと併せて利用すれば、希望にぴったりの求人をスムーズに見つけられるでしょう。

公式サイト:
https://www.tempstaff.co.jp

※スキルに不安な方向けに「テンプオープンカレッジ」といったスキルアップ支援制度もあります。

5-2.オー人事|業界最大級の求人の多さが魅力

スタッフサービス

オー人事は、スタッフサービス・ホールディングス傘下の派遣サイトです。

一般事務・テレアポなどのオフィスワーク業務全般を取り扱っており、事務職・営業系・販売系求人数No.1を誇っています。

大手派遣会社ならではの、福利厚生・給与といった待遇面の良い求人を多数取り揃えていますので、オフィスワーク系の派遣会社をお探しの方は、是非以下から登録してみましょう。

オー人事公式:
https://www.022022.net/

5-3. マンパワー | 圧倒的な求人数と福利厚生が高評価

JOBNET

『マンパワー』は、マンパワーグループ株式会社が運営している、日本最初の大手人材派遣サービスです。

昭和41年に設立され、50年以上の実績がある派遣会社として知られています。

また、人材ビジネス実施の第32回派遣スタッフ満足度調査では、『また働きたい派遣会社第1位』に選ばれるほど、高い評価を得ています。

非公開の案件や大手案件を多数取り揃えており、登録すれば、希望や適性に合った求人を紹介してくれるでしょう。

公式サイト:
https://www.manpowerjobnet.com/

6. 紹介予定派遣の流れ

ここでは、紹介予定派遣として働くために、登録から就業までの流れをご紹介していきます。

それでは、ひとつずつご説明します。

Step1. 派遣会社に登録する

まずは、派遣会社の公式ページから登録を行いましょう。

登録の際、主に以下の内容を記載します。

  • 名前
  • 住所
  • 経験
  • スキル
  • 希望職種
  • 就業条件

もし希望職種・就業条件について考えが及ばないようでしたら、派遣会社との面談当日の際に聞くことで、具体的なイメージを持てるようにしましょう。

Step2. 担当者と初回面談を行う

派遣会社に登録した後、担当者と初回面談を行います。

たいていの場合、面談は以下2つのうちいずれかの方法となります。

<画像>直接面談・対面面談

面談方法について選択できる場合は、直接面談を行ってもらうようにしましょう。

というのも、直接面談の方が電話面談に比べて、時間を取って丁寧に行ってくれることが多いからです。

なお、初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。

  • あなたのキャリアの棚卸
  • PRポイントの整理
  • 派遣社員として就業するべきかどうか
  • 派遣社員として就業するとしたら、どのような企業で働けそうか
  • 就業先に関する要望の深堀

実際、面談で気づかされることも多く、面談を通じて具体的な就業イメージをつけられた方も多いので、なるべく多くの派遣会社に意見をもらうことをおすすめします。

Step3. 求人紹介を受ける

初回面談の後、あなたの希望に合いそうな派遣求人を5件〜20件ほど紹介してもらいます。

<画像>派遣会社求人紹介

思ってもいないような大手企業もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。

それぞれの派遣会社でしか扱っていない独占求人(その多くは非公開求人)もありますので、派遣会社に2~3社登録し、それぞれの会社で求人紹介を受けることを推奨します

Step4. 希望求人に応募する

求人紹介を受けた中で、実際に応募したい求人があった場合、その旨を担当者に伝えます。

ここで担当者と良好な関係を築けていると、応募企業に自らをプッシュしてくれることで、選考が有利に進むこともあります。

そのため、派遣会社とのやりとりにおいては常に誠実な対応を取り、良好な関係を築けるようにしておきましょう。

Step5. 応募先企業の選考を受ける

書類選考に通過した後、応募先企業と面接を行います。

紹介予定派遣の場合、会社までは派遣会社の担当者が同行してくれることもありますが、面接会場にまで同席してくれることはあまりありません。

今まで派遣会社の担当者と練習してきたことを活かし、しっかりと受け答えを行いましょう。

また、面接では、以下のような質問を受けることが多々あります。

  • 自己紹介をして頂けますか?
  • 職務についてご説明いただけますか?
  • あなたの長所・短所を教えて頂けますか?
  • 今までの仕事では何に気を付けていましたか?
  • 以前に経験された資料作成は社内向けですか、社外向けですか?

もし、企業との面談に自信がない場合は、以下の記事に面接のポイントが記載されていますので、ぜひチェックしてみてください。

Step6. 就業開始

応募先企業との面談の後、内定が出たら就業開始です。

紹介予定派遣で直接雇用されるかどうかは、この期間の仕事ぶりにかかっています

派遣期間が終了するまで、就業先での仕事に精一杯取り組みましょう。

Step7. 直接雇用の契約をする

最長6ヶ月の派遣期間が終了したのち、派遣会社から直接雇用についての意志確認が行われます

実際に就業してみて、自分に合うと感じたのであれば承諾、合わないと感じたなら断りの連絡を入れましょう。

もし断ってしまった場合には、契約はここで終了となります。

また、この場合派遣期間の延長はできませんので、よく考えてから決断してください。

Step8. 派遣先企業で社員となる

派遣先企業と直接雇用に関する合意が取れれば、社員登用が実現します。

ここからは雇用主も、派遣会社から派遣先企業(内定先)となり、晴れて転職活動は終了です。

7. 紹介予定派遣に関するQ&A

紹介予定派遣に関する、よくある質問にお答えします。

それでは、ひとつずつご説明します。

Q-1. 紹介予定派遣としての雇用期間はどれくらいですか?

紹介予定派遣としての雇用期間は、最長6ヶ月です。

ですが、雇用期間の長さは派遣先企業によって、1ヵ月だったり3ヶ月だったりと変動します。

そのため、ご自身が希望している紹介予定派遣の雇用期間は、事前に派遣会社の担当に確認し、しっかりと把握しておくようにしましょう。

Q-2. 紹介予定派遣では、面接などの選考はあるのでしょうか。

紹介予定派遣の場合は、選考が行われる場合があります

派遣先企業とは間接雇用関係、つまり「派遣先企業は労働者を選考する権利がない」普通派遣(登録制派遣)とは異なり、紹介予定派遣は「直接雇用を目的としたお試し期間」です。

そのため、企業とのミスマッチを防ぐという目的で、書類やテスト、面接などを課す企業が多くあります。

このような選考は、派遣就業前や直接雇用への切り替え時に行われることが多いので、派遣会社の担当と相談しながら、前もって準備を進めておくと良いでしょう。

Q-3. 就業中は、どんなことに気を付けるべきでしょうか。

就業中の行動は、全て派遣先企業に直接雇用してもらうためのアピールに繋がります。

そのため、周りの社員との接し方や仕事に対する姿勢などは、常に積極的に、そして誠実であることが大切です。

また、もし就業中に不安なこと、どうすればいいのかわからないことなどが発生した場合は、すぐに派遣会社の担当に連絡することをおすすめします。

就業期間内は派遣会社も丁寧にサポートしてくれますので、積極的に活用していきましょう。

Q-4. 直接雇用が実現した場合、新たに試用期間が設けられる場合はありますか?

派遣社員としての雇用終了後、直接雇用への切り替え時に試用期間が設けられることはありません。

そもそも紹介予定派遣として一定期間働いているので、その期間自体が試用期間と見なされます。

そのため、新たに試用期間が設定されることはありませんので、どうぞご安心ください。

Q-5. 派遣先が合わないと感じた場合は、断ることもできますか?

もちろん断ることも可能です。

紹介予定派遣から直接雇用に切り替わる際、必要なのは派遣先企業と労働者双方の合意となります。

そのため、派遣先企業から直接雇用の申し出があったとしても、断ることが可能になるのです。

一定期間働いていると、派遣先企業や派遣会社に情が移ってしまう場合もありますが、これから長く働く企業である、ということを念頭に置き、合わない場合はしっかりと断りましょう。

Q-6. 派遣先と直接雇用の合意に至らなかった場合はどうなりますか?

派遣先企業と労働者の間で、どちらか、もしくは両方が断りの意志を示した場合、派遣期間は終了となります。

その場合は、紹介を目的とした派遣期間の延長はできません。

そのため、直接雇用への切り替え時は、本当に断って良いのかどうか、じっくりと考えてから決断するようにしましょう。

Q-7. 紹介予定派遣では、再就職手当はもらえないのでしょうか。

紹介予定派遣の場合、再就職手当はもらうことができません

再就職手当とは、早期再就職が決まった際に手当をもらうことのできる制度です。

再就職手当の支給にはいくつかの条件があるのですが、その中に「1年を超えて勤務することが確実であること」という記載があります。

そのため、紹介予定派遣は雇用期間が最長6ヶ月であり、また、その後直接雇用されるかどうかの保証がないことから、再就職手当を受けることができません。

また、その他の再就職手当給付条件に付いて知りたい方は、こちらから厚生労働省のリーフレットをご覧ください。

Q-8.企業は何かメリットがあって紹介予定派遣を受け入れるのですか?

紹介予定派遣は、企業側にもそれぞれメリットとデメリットがあります。

メリット デメリット
  • 企業にマッチする人材か見極められる
  • 教育費の削減に繋がる
  • 紹介手数料が発生する

企業も労働者と同じように、紹介予定派遣として来てくれた社員が自社とマッチするか、問題なく就業できるかという点をしっかり見ています。

そのため、会社にとっても早く辞められたりする心配がなく、経験やスキルに問題がない、会社として価値のある人を確実に採用することができるのです。

また、実際に派遣社員として就業している人が社員になることで、新しく研修を組んだりする必要もなく、教育費を削減することにも繋がります。

唯一「紹介手数料がかかる」というデメリットはありますが、その分より良い人材を採用することができるため、紹介予定派遣は企業としてもメリットの多い雇用形態なのです。

さいごに

紹介予定派遣に関する、気になる点をご紹介しました。

メリット・デメリットを的確に押さえ、活用することができれば、紹介予定派遣は非常におすすめできる転職方法のひとつです。

この記事をご覧になって、少しでも紹介予定派遣に興味が沸いた方は、ぜひ以下のリンクから派遣会社に登録してみてください。

あなたの派遣就労がうまくいくことを、陰ながら応援しております。