リクルートエージェントに断られた?3つの原因と対処法まとめ

「『リクルートエージェント』に断られたけど、どうしたら良い?」と、リクルートエージェントに断られて悩んでいませんか?

残念ながらリクルートエージェントで求人を紹介してもらえない場合もあるので、その場合は再挑戦するか、別の転職エージェントに登録するかしなくてはなりません。

大手の転職エージェントを経て企業で中途採用を担当している私が、リクルートエージェントで断られた場合について下記5点を解説します。

  1. リクルートエージェントで断られる3つの場合
  2. リクルートエージェントに断られた場合の3つの対処法
  3. 断られた場合に検討したい転職エージェントまとめ
  4. 転職エージェントを使わずに転職する方法
  5. リクルートエージェントに関するQ&A

これを読めば、登録を断られた後の対処法が分かるので、ぜひご覧ください。

1. リクルートエージェントで断られる3つの場合

次のような場合、リクルートエージェントに「紹介する求人がありません」とお断りされてしまう場合があります。

  1. 年齢と職歴が見合っていないため
  2. 経歴が特殊なため
  3. 転職が多いため

それぞれ紹介します。

お断りされる理由① 年齢と職歴が見合っていないため

リクルートエージェントでは、20代〜50代まで幅広い年代の人たちが転職を成功していますが、年齢に見合う職歴が無い場合はお断りされてしまう場合があります。

例えば、「30歳で正社員経験無し」「40歳でマネージメント経験が無い」などの場合です。

当然のことですが、年齢が上がるほどに求められる経験や資格が厳しくなっていきます。

お断りされる理由② 経歴が特殊なため

リクルートエージェントは主にホワイトカラーの仕事を紹介しているので、経歴が特殊な場合はお断りされてしまう場合があります。

具体的には次のような場合です。

  • 自営業
  • 郵便局員や工場勤務
  • 芸能人や俳優業
  • 自衛隊や海外の傭兵

あまりにデスクワークとかけ離れた仕事をこなしてきた人は、リクルートエージェントは向いていないかもしれません。

お断りされる理由③ 転職が多いため

転職を何度も何度も重ねている人は、「どうせすぐに辞めるんだろう」と疑われてしまい、紹介されてもらえない場合があります。

転職エージェントは紹介した会社側から報酬をもらうため、転職者はタダで利用できるようになっていますが、すぐに辞められてしまうと報酬が減額されてしまいます。

おまけに、「リクルートエージェントに紹介されたヤツはすぐに辞めてしまう」と思われたら、リクルートエージェントにも悪評が及んでしまいます。

1年も勤めずに、さっさと職を変えてしまうような「ジョブ・ホッパー」の方は要注意です。

2. リクルートエージェントに断られた場合の3つの対処法

リクルートエージェントで断られた場合、次の3つの対処法があります。

  1. 再挑戦する
  2. 他の転職エージェントに応募する
  3. 自力で転職活動をする

それぞれ紹介します。

対処法① 再挑戦する

リクルートエージェントに一度断られても再挑戦することができます。

他にも転職エージェントがありますからこだわる必要はないですが、「リクルートブランドがほしい」と思う方は、再挑戦しても良いでしょう。

ただ、同じように登録しても結果は変わらないですから、次のどちらかを試してみてください。

  • プロフィールを充実させて再登録
  • 時間を開けて再登録

それぞれ紹介します。

プロフィールを充実させて再登録

自分の経歴に足りなそうなものを分析して、プロフィールを充実させられるようにしましょう。

  • 仕事を続けてより高い役職を目指す
  • 部署異動をして必要なキャリアを積む
  • 行きたい業界の資格を取る
  • TOEICを勉強して英語力アピールをする

一番良いのは仕事を続けて、マネージメント経験を積んだり、転職したい仕事内容に合わせて部署異動をお願いすることです。

それに、仕事を続けることに合わせて、行きたい業界に役立つ資格を取得したり、TOEICを勉強することも役に立ちます。

嘘偽りはダメですが、アピールできるものは無いか、また、アピールできることを獲得できないかよく考えて、再びチャレンジしてみましょう。

時間を開けて再登録

一番簡単なのは、単純に3ヶ月から半年ほど待ってみて再び登録してみるだけです。

求人状況は景気によって変わりますし、また、転職活動者が多い時期では手一杯ということで相手にしてもらえない場合があります。

もちろん、職歴が特殊でどうしようもない場合もありますが、普通に正社員で働いているような場合は可能性があります。

ただ、同じように登録しても断られてしまう場合もあるので、キャリアを総ざらいし、登録する際の情報を魅力的にできないか考えてから挑戦するのが望ましいです。

対処法② 他の転職エージェントに応募する

リクルートエージェントに落ちても、他に転職エージェントはいろいろありますから、そちらに登録してみることをおすすめします。

「リクルートエージェントは断られたけど、dodaは大丈夫だった」ということもありますから、挑戦してみる価値は十分にあります。

リクルートエージェントに断られたからと行って落ち込まず、「数撃ちゃ当たる」という気持ちでいろいろな転職エージェントに応募してみましょう。

おすすめの転職エージェントは、3章「断られた場合に検討したい転職エージェントまとめ」で紹介します。

対処法③ 自力で転職活動をする

もし、他の転職エージェントに断られたとしても、自力で転職活動はできますから、落ち込む必要はありません。

「転職エージェントは登録したけど、結局は普通にエントリーした会社に転職した」という人も多いですし、大事なのは「どうやっても転職してやる」という強い気持ちです。

転職に関する情報はネットにいくらでもありますから、転職エージェントに頼らず、勉強して受かってやるという気持ちで頑張りましょう!

自力での転職活動法については、4章「転職エージェントを使わずに転職する方法」で紹介します。

3. 断られた場合に検討したい転職エージェントまとめ

リクルートエージェントで断られた場合のおすすめ転職エージェントを紹介します。

転職エージェントは全国で1,800以上あると言われていますが、リクルートエージェントに並び優秀な転職エージェントをまとめて紹介しておきます。

順にご紹介していきます。

おすすめの転職エージェントについて詳しく知りたい方は、こちらのページ「転職エージェントおすすめランキング|500人の評判比較!」をご覧ください。

マイナビエージェント

※マイナビのプロモーションを含みます。

マイナビ IT AGENT』は、丁寧なサポートがウリの20代向け転職エージェントです。

求人数だけではリクルートやdodaといった大手ほどではありませんが、首都圏の20代に焦点を当てれば1番の満足度(4.2/5.0点)を誇ります。

そのため、求人数が豊富な大手(例えば、『リクルートエージェント』や『dodaエージェント』など)と併用することをおすすめします。

※マイナビのプロモーションを含みます。

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doda

2024年版dudaトップ画像

dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。

提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。

首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。

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JACリクルートメント

JACリクルートメント

JACリクルートメントは、ハイクラス求人に特化した転職エージェントです。

30年以上にわたり、約43万人を超える求職者の転職支援を行ってきた信頼と実績があります。担当するキャリアコンサルタントは、各業界・職種の専門知識と経営者視点を持つ少数精鋭のエキスパートなので、心強いパートナーとなるでしょう。

ロンドン発祥の日系転職エージェントということもあって、他の転職エージェントにはないグローバルな求人を多く扱っています。外資系企業や海外進出企業への転職を検討している方におすすめです。

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4. 転職エージェントを使わずに転職する方法

転職エージェントを使わずに転職する際は、次の4つのステップでポイントを把握しておきましょう。

  1. 転職活動を始める前
  2. 転職活動を開始から面接まで
  3. 面接から内定まで
  4. 内定から転職まで

それぞれ紹介します。

ここでは要点だけ紹介しますので、詳しく知りたい方は、こちらのページ「正しい転職のやり方|失敗しないための6ステップをプロが解説」をご覧ください。

STEP1. 転職活動を始める前

転職活動を始める前に、次の3つをおさえておきましょう。

  • 転職期間は3ヶ月〜6ヶ月
  • 現職を辞める前に転職活動をする
  • 転職活動を始めることは周囲にもらさない

それぞれ紹介します。

転職期間は3ヶ月〜6ヶ月

転職活動にかかる期間は平均して3ヶ月程度と言われています。

内定が出て引き継ぎをするまでの期間を考慮に入れて、3ヶ月〜6ヶ月を見積もっておくようにしましょう。

特に、重要な役職にいる人は引き継ぎでトラブルになることが多いので、引き継ぎ期間を多めに見積もっておくのがおすすめです。

現職を辞める前に転職活動をする

現在、就業中の方は、辞める前に転職活動をするのがおすすめです。

退職後してから転職活動をするとなると、その間収入がゼロになり、貯蓄が少ない人は焦りながら転職活動をすることになってしまいます。

転職活動は、生活費などトータルすると平均54万円かかるので、それだけの余裕が無いなら、仕事をしながら転職活動をするようにしましょう。

転職活動を始めることは周囲にもらさない

転職活動を始める際は、同僚に「俺、転職活動するんだ」と漏らすのは止めましょう。

同僚が他の社員に漏らし、「あいつ、転職するんだってよ」と広まってしまう可能性があり、居づらくなってしまいます。

転職活動に失敗した場合、現職を続けられない原因になるので、信頼できる仲間にも言うことは控えた方が良いですよ。

STEP2. 転職活動開始から面接まで

転職活動開始から面談までは、次のようなポイントをおさえましょう。

  • 転職サイトに登録する
  • 志望動機と希望条件を考える
  • 履歴書と職務経歴書を作る

それぞれ紹介します。

転職サイトに登録する

転職活動を始める時は、最初に転職サイトに登録しましょう。

一番最初に登録するべき転職サイトが「リクナビNEXT」で、あらゆる業界の求人を取り扱っています。

リクナビNEXT

転職サイトに登録すると、やる気も上がってくるはずなので、迷っている人もとりあえず登録してみましょう。

他の転職サイトについて詳しく知りたい方は、こちらのページ「【2021年最新】転職サイトおすすめランキング!年代&目的別にプロが比較して厳選」をご覧ください。

志望動機と希望条件を考える

転職サイトに登録して、すぐに申し込む前に、志望動機と希望条件を明確にしましょう。

「人間関係に疲れた」などのマイナスの動機や「年収と休日を増やしたい」という実利的なものではなく、「どういうことをしたいか」を言えるようにしましょう。

もちろん、待遇面を考えることも大切で、「年収は最低◯万円、休日は120日が理想」など、理想の条件と絶対クリアするべき最低限のラインを考えておくと良いです。

履歴書と職務経歴書を作る

気になる会社の求人にエントリーして、面談に至る場合は履歴書と職務経歴書が必要になります。

履歴書と職務経歴書については知っている人がほとんどだと思いますが、改めて確認しておきましょう。

履歴書 職務経歴書
目的  内定後に保管するもの  書類選考で使うもの
内容 人事情報として保管する内容を書く 書類選考に合格できる内容を書く
文量 JIS規格のものに従う 必ず「2枚」で書く
書き方 PCでも手書きでもOK 必ずPCで書く

特に、職務経歴書は面接を左右する重要なものなので、「自分が経験してきたこと」「自分が貢献できること」を明確に伝えられるようにしましょう。

職務経歴書の書き方については、こちらのページ「【見本付き】職務経歴書の書き方に関する全知識|通過率を上げるコツや注意点も解説」をご覧ください。

STEP3. 面接から内定まで

面接を経て内定をもらうために、次のポイントをおさえておきましょう。

  • 面接で聞かれる質問への答えを用意しておく
  • 面接マナーを確認しておく

それぞれ紹介します。

面接で聞かれる質問への答えを用意しておく

面接で聞かれる内容は大体決まっているので、あらかじめどのように答えるか決めておきましょう。

PDFでまとめましたので、転職面接対策をしたい方はご査収ください。

転職面接質問ワークシート

転職面接での質問例99選(PDF)

答え方について詳しく知りたい方は、こちらのページ「転職面接の質問99例と答え方のポイントを転職のプロが徹底解説」をご覧ください。

面接マナーを確認しておく

一度就職した方は、ある程度把握しているでしょうが、忘れている可能性もあるので、面接マナーを再び確認しておきましょう。

服装 転職面接の服装は?好印象を与えるスーツ・インナー・持ち物などポイントを徹底解説
マナー 転職のプロ直伝!合否の55%を決める転職面接マナー26選
持ち物 転職面接を万全にする持ち物18選【チェックリスト付】
自己PR 転職面接の自己紹介|第一印象を劇的に上げる5つのポイント
お礼メール 面接合否を変える!転職面接後のお礼メール例文と2つのコツ

転職エージェントは面接のアドバイスもしてくれますが、自分一人でやる場合は、見落としが無いか、自己責任でしっかり確認するようにしましょう。

しっかり面接の準備をして、当日はリラックスして臨めるようにしてくださいね。

STEP4. 内定から転職まで

内定をもらった後は、実際に転職するために次のようなポイントをおさえておきましょう。

  • 転職先の待遇面など最終確認を行う
  • 現在の会社に転職の意思を伝える

それぞれ紹介します。

転職先の待遇面など最終確認を行う

内定をもらった場合は、最終確認として待遇面や社風をチェックしておきましょう。

あまり確認しないでいると、「前の会社より休みが減ってしまった」というトラブルになりかねません。

社風を知るのは、こちらのサイトがおすすめです。

できれば、申し込む前にチェックしておくのがベストです。

とにかく、「転職して後悔」というようなことがないようにしましょう。

現在の会社に転職の意思を伝える

次の会社に行くことを決めた場合は、現在の会社に退職の旨を伝えてください。

引き止められそうな人は、しっかり対応策を考えておく必要があります。

退職交渉の4つのポイント

  • 誠意を見せつつも、退職日を妥協しない
  • 退職日までのスケジュール感を意識する
  • 想定される引きとめ話への反論を考えておく
  • 何があっても意思を変えないこと

重要なポジションにいる人は、引き継ぎなどで最長3ヶ月は見積もってお来ましょう。

揉めることなく辞めるのに不安な人は、こちらのページ「誰でも円満退職!確実に退職するための退職交渉の全ポイント」を参考にしてください。

5. リクルートエージェントに関するQ&A

リクルートエージェントで断られる場合についてよくある疑問をQ&A形式にしてまとめました。

  1. リクルートエージェントは登録が難しいですか?
  2. 転職エージェントを使わないデメリットを穴埋めするのはどうすれば良いですか?
  3. リクルートエージェントで断られないためのコツはありますか?

それぞれ紹介します。

5-1. リクルートエージェントは登録が難しいですか?

リクルートエージェントの登録自体は難しくないです。

ただ、登録できても紹介してもらえない場合があったり、電話対談で軽く済まされてしまう場合もあるようです。

試しに登録してみて、面談を受けられなかったり、求人を紹介してくれなかった場合は、リクルートエージェントの求める基準に達していなかったということになります。

5-2. 転職エージェントを使わないデメリットを穴埋めするのはどうすれば良いですか?

転職エージェントを活用するメリットは、主に次の通りです。

  • 非公開求人を紹介してくれる
  • 企業との橋渡しをしてくれる
  • 面接のアドバイスをもらえる
  • 職務経歴書の書き方を教えてくれる

非公開求人や企業の橋渡しなど、自分一人では埋めることができないデメリットもあります。

しかし、面接の方法や職務経歴書の書き方など、ネットで調べることは容易です。

自力でもできないことは無いですから、不安に思う必要はありませんよ。

5-3. リクルートエージェントで断られないためのコツはありますか?

断れないためのコツはありませんが、申し込む際は、次のようなポイントをおさえてください。

  • 転職希望時期→「すぐにでも」「3ヶ月以内」
  • 伝えておきたいこと→転職の意志を熱く語る

リクルートエージェントに登録することも転職活動の一環だと思って、アピールできる所は最大限利用するようにしましょう。

もちろんウソはだめですので、とにかくやる気を見せられるようにしましょう。

6. さいごに

リクルートエージェントで断られる原因や対処法について紹介しきましたが、いかがでしたでしょうか?

リクルートエージェントで落ちたら、まずは他の転職エージェントを試してみましょう。

<おすすめの転職エージェント>

もちろん、転職エージェントなしでも転職サイトで自分で活動することはできますから、自分の夢に向けて頑張っていきましょう。

このページが読者の皆様の転職活動にお役に立てることをお祈りします。

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