「実績のある医師向け転職エージェントってどれ?」
「信用できる転職サイトを利用したい」
と悩まれますよね。
医師の転職というと、同僚・知人の紹介が主流と思われがちですが、実は転職経験を持つ医師の約半数は、民間の転職エージェントを利用していると言われています。
転職エージェントを賢く使いこなせば、あなたの能力やキャリアに見合った職場を見つける一助となるでしょう。
ただし、医師向け転職エージェントは玉石混交で、中にはレベルの低いサイトも存在します。正しく見極めないと、むしろ足手まといになり得るので注意してください。
そこでこの記事では、医師を含む多くの医療従事者の転職支援をしてきた私が、転職経験を持つ医師100人を対象に行ったアンケートをもとに、本当におすすめできる医師専門転職エージェントを比較し、ランキング形式でまとめました。
- 【厳選】医師100人が選ぶ転職サイト・転職エージェントおすすめランキング
- 【目的別】医師転職サイト・転職エージェントおすすめランキング
- 【勤務先別】医師転職サイト・転職エージェントおすすめランキング
- 【診療科別】医師転職サイト・転職エージェントおすすめランキング
- 【地域別】医師転職サイト・転職エージェントおすすめランキング
- 医師転職サイト・転職エージェントの選び方
- 医師が転職サイト・転職エージェントを使う6つのメリット
- 医師転職サイト・転職エージェントがしてくれる4つのこと
- 医師向け転職サイト・転職エージェントによくある不安・質問
- まとめ
すべて読めば、評判が良く質の高い転職エージェントを選ぶことができ、転職成功に近づくでしょう。
目次
1.【厳選】医師100人が選ぶ転職エージェント・転職サイトおすすめランキング
当メディアでは、転職経験のある医師100人にアンケートを取り、利用者満足度が高かった転職エージェントを厳選しました。
転職エージェントの比較・選定基準
- 求人数・質(重要!!)
…良質な医師求人を多数保有しているか - 利用者満足度(提案&サポート力)
…医師一人ひとりのニーズにぴったりの提案・サポートをしてくれるかどうか
利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、医師の転職におすすめな転職エージェント7社は、以下の通りとなりました。
求人数:2023年10月1日更新
実際に利用した医師からの評価が特に高かった上位3つの転職エージェント(エムスリーキャリアエージェント、医師転職ドットコム、リクルートドクターズキャリア)は非常におすすめです。
どれか1つに迷った場合、まずは1位の『エムスリーキャリエージェント』から試してみるのが良いでしょう。
ポイント〜掛け持ち登録で転職成功率アップ〜
転職経験者を対象にした調査によると、「約75%の転職者は、2つ以上の転職エージェントを掛け持ちして使っている」ことが分かっています。
そのため、いくつか気になったものすべてに登録しておいて、より多くの求人を見てみるのも一つの方法です。
それでは、ここからはランキング上位のサイトを1つずつ紹介していきます。
1位.エムスリーキャリアエージェント
『エムスリーキャリアエージェント』は、医師の登録実績8年連続No. 1の信頼できる転職エージェント(エムスリー調べ、2023年10月時点)です。
29万人の医師(国内の医師の9割に相当)が登録するポータルサイトm3.comのサービスであり、知名度の高い転職エージェントの一つです。
運営会社のエムスリーキャリアは、医師・薬剤師に特化した転職支援を行っており、医療機関から厚い信頼を得ているのはもちろん、各医療機関との密接な関係性を構築しています。
そのため、好条件求人が集まりやすく、また病院への交渉力があるという点が大きな強みです。
コンサルタントは全員医療経営士の資格取得が義務付けられており、経営者目線で病院と条件面の交渉もしてくれます。
実際に利用者満足度は96%以上(エムスリー調べ、2014年度)と高い評価を受けており、医師が転職する際には必ず登録しておくべきおすすめの転職エージェントです。
2位.医師転職ドットコム
『医師転職ドットコム』は、求人数トップレベルの転職エージェントです。
公開求人約4万件(2023年10月26日時点)に加えて多くの非公開求人を有しており、自分の希望に合致する職場情報を得られます。
求人は毎日更新が行われているので、登録しておくだけで、エージェントが最新の情報を提供してくれるでしょう。
5万人以上の医師の転職支援を行ってきた転職エージェントなので実績も豊富です。
エージェントの対応への満足度も高く、「丁寧さ・スピード感」の両軸で利用者満足度93.4%(同社発表)を獲得しています。
業界屈指の医師求人数と質の高いキャリアアドバイスが評判の転職エージェントなので、さまざまな職場の求人を見比べたり今後のキャリアパスの相談もしたりしたい医師には『医師転職ドットコム』がおすすめです。
3位.リクルートドクターズキャリア
『リクルートドクターズキャリア』は、医師転職サポート歴37年の実績を持つ転職エージェントです。
人材業界最大手のリクルートならではの営業力も優れた点であり、医療機関側との年収・条件交渉の際は心強い存在です。
公開求人数は約1.7万件(2023年10月26日時点)と、他のサイトよりわずかに少ないものの、求人の質の高さには定評があります。
医師のニーズに合わせた提案も高評価で、「オンコールのない働き方をしたい」「子育てと両立したいので週3勤務で働きたい」といった希望に合致する求人を提示してくれます。
ワークライフバランスの実現など病院・施設側との繊細な調整が必要になりそうな医師は、『リクルートドクターズキャリア』を頼るのがおすすめです。
4位.マイナビドクター
『マイナビドクター』は、多種多様な求人情報が得られる転職エージェントです。
医療職に対して幅広くサービスを提供する人材業界大手マイナビならではの情報網が魅力の一つです。
2万以上の医療機関との取引を行っており、業界トップクラスの求人数を保有しています(保有求人の3割は非公開求人として扱われており、登録することで閲覧・応募が可能になります)。
産業医求人など企業求人を豊富に扱っているのも、一般企業との取引が多いマイナビならではの特徴です。
常勤・非常勤・スポットを問わず好待遇の医師求人を探しているドクターはもちろん、産業医など企業系の求人を探している医師にも『マイナビドクター』がおすすめです。
5位.民間医局
『民間医局』は、初めて転職する医師や女性医師・地方在住の医師におすすめの転職エージェントです。
年間成約数は7.1万件にのぼり(非常勤求人含む)、取引医療機関1.7万件・登録会員16.3万名と豊富な実績(同社公式サイト、2024年9月11日閲読)を誇り、医師向け転職支援サービスを提供して約25年という老舗・安心のサービスです。
全国16箇所に拠点があり各地域にも強いので、地方在住の医師や移住を伴う転職を検討している医師でもエリアに詳しいエージェントがしっかりとサポートして求人を探してくれます。
さらに、『民間医局』には女性医師のキャリア支援実績も豊富という特徴があります。
出産後の職場復帰などライフイベントとの両立やワークライフバランスの実現につながる提案・求人紹介も得意としているので、キャリアに悩む女性医師にとっては力強い味方となるはずです。
医師全般はもちろんのこと、地方在住の医師や女性医師はぜひ『民間医局』に相談してみましょう。
6位.JMC
『JMC』は、年収アップを目指す方におすすめの転職エージェントです。
このエージェントが年収アップに強い理由は、『JMC』が行っているデータに基づく適正年収診断。『JMC』の適正年収診断は、蓄積された求人データをもとに医師の経験に見合う適正年収を算出するというものです。
その結果に合わせて好条件の求人を提案してくれる上に、データ以上の年収アップ交渉も『JMC』の得意分野なので、年収アップにつなげやすいのです。
加えて求職医師を担当するエージェントも業界経験豊富なベテランばかりなので、条件交渉はお手のものと言えるでしょう。
次の転職で年収アップを実現したい医師はもちろん、条件交渉の場で自分から要望を言いだすのが苦手だという医師にも、交渉力に優れた『JMC』がおすすめです。
7位.ドクタービジョン
『ドクタービジョン』は、大手調剤薬局チェーン・日本調剤のグループ企業が提供する医師専門転職エージェントです。
日本調剤グループは調剤薬局事業やジェネリック医薬品の製造販売など医療業界で幅広く活躍する企業で、医療機関から強い信頼を集めています。
そのような大手企業傘下のサービスであるため、医療機関との密接なコネクションがあり、年収2,000万円以上などをはじめとした好条件求人を多数保有しています。
また、深い業界知識を持つ専任コンサルタントからのサポートも魅力の一つです。
ただ求人数が約1.7万件(2023年10月1日時点)と、他のサイトより少ない点がネックなので、上位サイトとの併用をおすすめします。
なお、医師の転職はいかに多くの求人情報を得られるかが鍵となります。
そのため、本章で紹介した転職エージェントに加えて、次章から紹介する「目的や希望の勤務先・診療科、地域別など、あなたのニーズに合う転職エージェント」を利用するのがおすすめです。
以下の表から、該当する箇所をタップして、あなたに最適な転職エージェントを見つけましょう。
2章:目的別 | 常勤求人を探したい 非常勤求人を探したい スポット求人を探したい 年収2,000万円を目指したい 女性医師におすすめ |
---|---|
3章:勤務先別 | 一般病院 クリニック 企業 |
4章:診療科別 | 内科 外科 美容外科 |
5章:地域別 | 東京 大阪 名古屋 福岡 札幌 |
2.【目的別】医師転職エージェント・転職サイトおすすめランキング
本章では、目的別におすすめする医師専門転職エージェントを紹介します。
エージェントを利用する目的に合わせて、ぜひチェックしてみてください。
常勤求人を探したい方におすすめの医師転職エージェント・転職サイト
各転職エージェントの保有求人を調査し、常勤求人が多いサイトを厳選しました。
求人数:2023年10月1日更新
医師の常勤求人が最も多い転職エージェントは『医師転職ドットコム』でした。
公開求人だけでなく、登録者しか応募できない非公開求人も多数扱っているエージェントなので、医師の転職時には登録必須と言えます。
ただし、利用する転職エージェントが1つのみだと選択肢の幅が狭まる、担当者との相性が合わないとそれだけで効率が悪くなるなどさまざまなデメリットが出る可能性もあります。
まずは『医師転職ドットコム』に登録しつつ、最初は控えとして『エムスリーキャリアエージェント』『マイナビドクター』にも掛け持ち登録しておくのがおすすめです。
非常勤求人を探したい方におすすめの医師転職エージェント・転職サイト
各転職エージェントの保有求人を調査し、非常勤求人が多いサイトを厳選しました。
求人数:2023年10月1日更新
医師の非常勤求人が最も多い転職エージェントは『マイナビドクター』でした。
公開求人だけでなく、登録者しか応募できない良質かつ高待遇の非公開求人も多数扱っているため、転職活動時には登録必須と言えるでしょう。
加えて、2位の『医師転職ドットコム』は1位の『マイナビドクター』と僅差のため、併用するのがおすすめです。
併用することでそれぞれの独占求人をチェックでき、自分に合う病院が見つかりやすくなります。
スポット求人を探したい方におすすめの医師転職エージェント・転職サイト
各転職エージェントの保有求人を調査し、スポット求人が多いサイトを厳選しました。
求人数:2023年10月1日更新
1位には非常勤・スポット求人の提案を得意とする『民間医局』がランクインしました。
『エムスリーキャリアエージェント』と合わせて登録しておけば、ご自身の予定に合うスポット求人が見つかりやすくなるでしょう。
本記事で初めて出てきた3位の『e-doctor』について、以下で解説します。
e-doctor
『e-doctor』は、医師アルバイト・スポット求人情報も掲載している、求人広告型転職エージェントです。働きたい勤務日や地域、沿線をもとに、単発の仕事を見つけられます。
ただし、担当者のサポートを受けられるエージェントサービスはありませんので、サポートを受けたい方は、『民間医局』『エムスリーキャリアエージェント』を利用しましょう。
年収2,000万円を目指したい方におすすめの医師転職エージェント・転職サイト
各転職エージェントの保有求人を調査し、高年収求人が多いサイトを厳選しました。
求人数:2023年10月1日更新
年収2,000万円以上の求人が多く、かつ利用者満足度の高いサイトは『医師転職ドットコム』でした。
次いで、『リクルートドクターズキャリア』『エムスリーキャリアエージェント』と、大手企業が運営するサイトがランクインしています。
3社とも長年培ってきた独自のコネクションを生かした良質な求人を紹介しているのが特徴です。
高年収求人は非公開求人として紹介されることが多いため、エージェントとしっかりと関係性を築きながら転職活動を進めることをおすすめします。
女性医師におすすめの医師転職エージェント・転職サイト
各転職エージェントの保有求人を調査し、「女性医師歓迎/必見」の求人が多いサイトを厳選しました。
女性医師に特化した視点で厳選した求人が掲載されていますので、併せて活用すると良いでしょう。
求人数:2023年10月26日更新
女性医師におすすめできる求人の保有数最多は『リクルートドクターズキャリア』でした。
プライベートとの両立を目指したい場合、何を優先したいのかを明確にしておくことは重要です。求人に「女性医師におすすめ」と書かれているものの、具体的におすすめする理由はそれぞれ異なります。
希望する働き方や条件をコンサルタントに伝えておくと、その条件に合う求人を紹介してもらえるため、うまく活用すると良いでしょう。
3.【勤務先別】医師転職エージェント・転職サイトおすすめランキング
本章では、勤務先別におすすめする転職エージェントを紹介します。転職によって希望する勤務先がある方は、ぜひチェックしてみてください。
一般病院を探したい方におすすめの医師転職エージェント・転職サイト
各転職エージェントの保有求人を調査し、一般病院の求人が多いサイトを厳選しました。
求人数:2023年10月1日更新
一般病院求人が多くかつ利用者の満足度が高い転職エージェントは『医師転職ドットコム』でした。
5万人以上の医師の転職支援を行ってきた実績から、最適な一般病院求人を見つけることができます。高待遇の非公開求人も多数有しているのが特徴です。
また2位の『民間医局』は、1位の『医師転職ドットコム』と同じくらいの求人を有しているため、一般病院への転職を検討中の方はこの2社へ登録すると、最適な求人が見つかりやすいでしょう。
クリニックへの転職におすすめの医師転職エージェント・転職サイト
各転職エージェントの保有求人を調査し、クリニックの求人が多いサイトを厳選しました。
求人数:2023年10月1日更新
クリニック求人が最も多い転職エージェントは『エムスリーキャリアエージェント』でした。
公開求人だけでなく、登録者しか応募できない非公開求人も多数扱っているエージェントなので、転職時には登録必須と言えるでしょう。
ただ、クリニックは勤務先として人気が高く、一つのサイトだけでは求人が足りない可能性があります。『医師転職ドットコム』と併用し、転職の幅を広げるのがおすすめです。
企業の転職におすすめの医師転職エージェント・転職サイト
各転職エージェントの保有求人を調査し、企業の求人が多いサイトを厳選しました。
求人数:2023年10月1日更新
企業求人が最も多いサイトは『医師転職ドットコム』でした。
公開求人だけでなく、登録者しか応募できない非公開求人も多数扱っているサイトなので、転職時には登録必須と言えるでしょう。
一つのサイトだけしか使わないと視野が狭くなってしまう可能性もあるので、『エムスリーキャリアエージェント』との併用がおすすめです。
4.【診療科別】医師転職エージェント・転職サイトおすすめランキング
本章では、診療科別におすすめする医師向け転職エージェントを紹介します。診療科で絞って転職先を探したい方は、ぜひチェックしてみてください。
内科医の転職におすすめの医師転職エージェント・転職サイト
各転職エージェントの保有求人を調査し、内科の求人が多いサイトを厳選しました。
求人数:2023年10月1日更新
内科求人が最も多い転職エージェントは『エムスリーキャリアエージェント』でした。
公開求人だけでなく、登録者しか応募できない非公開求人も多数扱っているサイトなので、転職時には登録必須と言えるでしょう。
一つのエージェントだけしか使わないと選択肢が狭くなってしまう可能性もあるので、『医師転職ドットコム』との併用がおすすめです。
外科医の転職におすすめの医師転職エージェント・転職サイト
各転職エージェントの保有求人を調査し、外科の求人が多いサイトを厳選しました。
求人数:2023年10月1日更新
外科求人が最も多いサイトは『医師転職ドットコム』でした。
公開求人だけでなく、登録者しか応募できない非公開求人も多数扱っているエージェントなので、転職時には登録必須と言えるでしょう。
一つのエージェントだけしか使わないと選択肢が狭くなってしまう可能性もあるので、『マイナビドクター』との併用がおすすめです。
美容外科医の転職におすすめの医師転職エージェント・転職サイト
各転職エージェントの保有求人を調査し、外科の求人が多いサイトを厳選しました。
求人数:2023年10月1日更新
美容外科求人が最も多い転職エージェントは『エムスリーキャリアエージェント』でした。
美容外科は他の診療科より高収入を得やすく人気ですが、美容外科における常勤医師の求人は数が少なく、転職先探しに苦労する医師も多いのが実情です。
利用するのが一つのサイトのみだと求人が足りない可能性が高いため、2位の『マイナビドクター』との併用がおすすめです。
5.【地域別】医師転職エージェント・転職サイトおすすめランキング
本章では、常勤求人を地域別に調査し、求人数の多い順に転職エージェントをランキング化しました。
お住まいの地域で求人が多い転職エージェントを知りたい医師は、ぜひチェックしてみてください。
東京で医師転職したい人におすすめの医師転職エージェント・転職サイト
東京の常勤医師求人数が多く、かつサポート対応が高評価の転職エージェントを以下にまとめました。
求人数:2023年10月1日更新
1位の『医師転職ドットコム』は、東京の医師求人に強みがあり非公開求人も豊富です。かつサポート力も高いので、東京での転職時には利用必須の転職エージェントと言えます。
また、求人数での評価の高い『マイナビドクター』を併用することで、より転職成功に近づくことができるでしょう。
大阪で医師転職したい人におすすめの医師転職エージェント・転職サイト
大阪の常勤医師求人数が多く、かつサポート対応が高評価の転職エージェントを以下にまとめました。
求人数:2023年10月1日更新
1位の『マイナビドクター』は、大阪の医師求人に強みがあり、大手マイナビ社の強みを生かしたサポートも受けられるため、大阪での転職時には利用必須の転職エージェントと言えます。
また、求人数での評価の高い『エムスリーキャリアエージェント』を併用することで、より転職成功に近づけられるでしょう。
名古屋で医師転職したい人におすすめの医師転職エージェント・転職サイト
名古屋の常勤医師求人数が多く、かつサポート対応が高評価の転職転職エージェントを以下にまとめました。
求人数:2023年10月1日更新
1位の『マイナビドクター』は、名古屋の医師求人に強みがあり、大手マイナビ社の強みを生かしたサポートも受けられるので、名古屋での転職時には利用必須の転職エージェントと言えます。
また、求人数での評価の高い『エムスリーキャリアエージェント』を併用することで、より転職成功に近づけられるでしょう。
福岡で医師転職したい人におすすめの医師転職エージェント・転職サイト
福岡の常勤医師求人数が多く、かつサポート対応が高評価の転職エージェントを以下にまとめました。
求人数:2023年10月1日更新
1位の『医師転職ドットコム』は、福岡の医師求人に強みがあり非公開求人も豊富です。
かつサポート力も高いので、福岡での転職時には利用必須の転職エージェントと言えます。
また、求人数での評価の高い『エムスリーキャリアエージェント』を併用することで、より転職成功に近づけるでしょう。
札幌で医師転職したい人におすすめの医師転職エージェント・転職サイト
札幌の常勤医師求人数が多く、かつサポート対応が高評価の転職エージェントを以下にまとめました。
求人数:2023年10月1日更新
1位の『民間医局』は、全国で1.5万件以上の医療機関との取引を行っており、求人情報は毎日更新されている転職エージェントなので、希望に合致した求人が見つかりやすいでしょう。
また、求人数での評価の高い『リクルートドクターズキャリア』を併用することで、より転職成功に近づくことができるでしょう。
6. 医師転職エージェント・転職サイトの選び方
転職エージェントを使うと転職成功にグッと近づきますが、残念ながら100%の医師が満足しているわけではありません。たとえば転職エージェントを使った結果、失敗してしまうケースもあります。
そこでこの章では、転職を成功させるための、転職エージェントの正しい選び方を紹介します。
順番に紹介します。
ポイント1. 実績が豊富な転職エージェントを選ぶ
一つ目のポイントは、実績が豊富な転職エージェントを選ぶことです。大手転職エージェントは実績が豊富である場合が多いため、結果として医療機関からの信頼も厚く、好条件の求人が集まりやすくなります。
また、転職支援実績の豊富さから、医師の転職に関するノウハウを蓄積しており、業界の転職事情を熟知したエージェントがあなたに最適なサポートをしてくれるのです。
転職エージェントから手厚いサポートを無料で受けられるのには、下記のように、あなたの転職が決まると転職先の病院から紹介料が入るという仕組みがあるからです。この紹介料によって、転職エージェントは運営されています。
このため転職エージェントによっては、利用者の希望条件と全く合わない職場を紹介してくることがあります。なお、質の悪い転職エージェントには、下記のような特徴があります。
- 転職のための営業がしつこい(電話が多い)
- 求人が少なく質が悪い
- 希望に合わない求人ばかり紹介してくる
- ノウハウが少なく、転職に必要な情報を得られない
このような悪質な転職エージェントに引っかからないように、「満足度」「求人の量・質」「実績」を重視して、転職エージェントを選びましょう。迷ったら1章で紹介した7社から選ぶと良いでしょう。
ポイント2. 複数の転職エージェントに登録して比べてみる
転職エージェントは3つ以上に登録して、比べてみましょう。
紹介される求人や担当者との相性を見極めて、信頼できるエージェントがいる転職エージェントを中心に利用するのが望ましいです。
登録したサイトが一つだけだと比較対象がないため、「エージェントが優秀なのか」「紹介される求人が多いのか少ないのか」が判断できません。
また、各社で保有する求人が違うので、複数登録しておくとあなたに最適な求人が見つかりやすいというメリットがあります。
ポイント3. 担当者との相性が良い転職エージェントを利用する
担当者との相性が悪いと感じたら、別の担当者に変更してもらいましょう。正直なところ、転職エージェントのサービスに満足できるかどうかは、担当者のスキル次第です。
人材業界は離職率が高いので、入社間もない経験不足の新人が担当になってしまうことも十分考えられます。
また、いくらスキルがあったとしても、性格的に相性の悪いアドバイザー(エージェント)もいるでしょう(「態度が高圧的に感じる」「なんとなく信用できない」など)。
スキルの低いキャリアアドバイザーに担当されてしまうと、転職活動が上手く進められず、かえって足手まといになることもあるので注意が必要です。
多くの転職エージェントでは、公式ホームページに問い合わせ窓口を設けており、担当変更希望の旨を伝えると柔軟に対応してくれます。
ただ、必ずしも相性が良い担当者がつくとは限らないので、効率的に転職活動を進めるなら、複数の転職エージェントを使ってみて一番相性が良いと感じるサービスを選ぶのが賢明です。
7. 医師が転職エージェント・転職サイトを使う6つのメリット
転職エージェントとは、登録すると転職相談に乗ってくれて、求人探しから面接対策まで、幅広いサポートをしてくれる「人材紹介サービス」のことです。
医師専門転職エージェントがやってくれること
- 面倒な手続きをすべて代行してくれる
- あなたに合った非公開求人を探してきてくれる
- 過去データから万全な面接対策をしてくれる
- 医療機関との年収交渉を引き受けてくれる
- 退職トラブルの相談相手になってくれる
これらのサービスが全て無料で受けられるため、多忙な医師が転職活動をするなら利用必須でしょう。
この章では、医師が転職エージェントを使うメリットを徹底解説します。
医師が転職エージェントを使うメリット
メリット1. 非公開求人など好条件の求人を紹介してもらえる
転職エージェントを利用すると、好条件の非公開求人を豊富に紹介してもらえます。
非公開求人は誰でもみられる公式ページには公開されていない求人で、以下のような特徴があります。
- 公開したら応募者が殺到してしまうような高待遇の求人
- 秘密裏に進められているプロジェクトなど、機密性が高く公にできない求人
こういった背景で非公開になるケースが多く、結果として公開求人よりも好条件になるのです。
転職エージェントによっては扱う求人のほとんどが非公開のサイトもあるため、気になったサイトにはまず登録することをおすすめします。
メリット2. 自分の希望条件に適う求人が見つかりやすい
転職エージェントを活用すると、自分の希望条件に適う求人が見つかりやすくなります。
自力で求人を探した場合、求人票に載っている給与や労働時間などの少ない情報で判断しなくてはなりません。
気になる点があっても、質問できるタイミングが面接時のみとなり、採用担当者が本音で話してくれるとは限らないでしょう。
転職エージェントを活用すると、担当コンサルタントは普段から採用担当者と連絡をとっているため、さまざまな角度から本当にあなたに合う求人なのかを判断してもらえます。
結果として、自分の希望にマッチする求人に出会いやすくなるのです。
メリット3. 医師の人材市場に熟知していて、客観的にアドバイスをくれる
転職エージェントの担当者は「医師の転職」のプロです。
人材市場や医療業界に精通していて、どうすればあなたにとって幸せな転職を実現できるかの具体的なアドバイスを得られるため、医師としてのキャリアを見直せます。
また、病院の採用担当者とのつながりが強く、募集背景や病院間・教授間のつながりなど求人票には載っていない情報を持っていますから、安心して転職活動ができます。
メリット4. 忙しい医師の代わりに転職の面倒な手続きをしてくれる
日々の業務が忙しくて、転職活動に時間を割けないという医師の方は多いと思います。
転職エージェントに登録すれば、以下を全て代理で行ってくれるので、仕事・プライベートと転職活動を両立させやすくなります。
- あなたの希望に合った求人の検索
- 応募手続き
- 面接の日程調整
- 条件面の交渉
- 内定後の手続き
手間がかかる上記のことを完全無料で代行してくれるので、忙しい医師の方こそ転職エージェントを使うべきです。
特に利用者に喜ばれるのが、条件面の交渉です。給与アップなど自力では難しい交渉を代行してもらえます。
メリット5. 職場や医局の内情に精通している
転職エージェントのコンサルタントは、職場や医局の内情に精通しています。
医師転職の場合、同じ病院でも診療科目によって雰囲気が大きく異なることも多く、求人票の内容や、面接官とのやり取りのみで本当に自分に合う職場なのかを見抜くのは難しいです。
エージェントは病院の採用担当者から情報を直接仕入れているため、直接聞きにくい職場の内情や人間関係についても、教えてもらえます。
転職活動時に確認できるため、安心して入職できるでしょう。
メリット6. 年収などの一人では難しい条件交渉をしてもらえる
転職エージェントを活用した際に、年収などの一人では難しい条件交渉を代行してもらえるのは大きなメリットです。
転職によって年収を上げたいと考える人は多いでしょう。自力での年収交渉は可能ですが、失敗する可能性や、採用担当者からマイナスイメージを持たれるリスクもあります。
年収などの条件交渉をする際は、自分の市場価値を客観的に把握した上で、悪印象を与えない範囲で進めることが重要ですが、さじ加減がわからないために結局提示された金額で受諾してしまう医師が多いのです。
転職エージェントのコンサルタントは、転職のプロですから、これらの条件交渉にも長けています。病院との関係性を保ちつつ年収アップを実現したい医師こそ、転職エージェントに依頼すると良いでしょう。
8. 医師転職エージェント・転職サイトがしてくれる4つのこと
本章では、転職エージェントがしてくれる4つのことを紹介します。
医師向け転職エージェントを利用すると、転職活動開始から入職後まで以下のような手厚いサポートを無料で受けられます。
STEP1. 面談(希望条件などのすり合わせ)
転職エージェントに登録をすると、まず転職エージェントの担当者と対面・WEB・電話のいずれかで面談を行います。
2020年以降、ほとんどのエージェントがWEB・電話面談を行っているため、基本的に人材紹介会社の事業所まで出向く必要はありません。
初回面談では、「転職しようか迷っている」「こんな職場に転職したい」など、どんなことでも相談できます。
面談の内容に応じて、具体的に求人案件を紹介してもらうため、以下のような譲れない条件があればここで伝えておきましょう。
- 希望の給与水準
- 夜勤なし、休みやすいなどの働き方の要望
- 希望の勤務場所(立地や交通の便)
- 「オンコールなしが良い」などの詳細な希望
エージェントに希望を伝えることで、あなたの希望がより明確になるのもメリットです。
転職エージェントを使わないと、自分の今の不満や今後のキャリアなどが曖昧なまま求人探しに着手してしまい、転職活動を間違った方向に進めてしまう恐れがあります。
STEP2. 求人の紹介
面談の後は、あなたの希望に合わせた求人を紹介してもらえます。転職エージェントだから知っている病院の実情、募集背景なども聞けるため、入社後のミスマッチも避けやすくなります。
紹介された求人で興味があるものがあれば、担当コンサルタントに応募手続きを依頼しましょう。
また、公式サイト上で公開されている公開求人の他に、ネット上には公開されない良質な「非公開求人」も存在します。
転職エージェントに登録すると、これらの非公開求人も紹介してもらえる可能性があるため、担当コンサルタントを存分に活用していきましょう。
STEP3. 選考中のサポート
転職エージェントのコンサルタントは、応募書類(履歴書)の添削や面接対策など、選考通過に必要なサポートも行ってくれます。
転職市場で評価される書類の作り方や、面接での伝え方、各医療機関ごとの対策まで、具体的なアドバイスをもらえるのです。
また面接の日程調整なども、転職エージェントの担当者に代行してもらえます。普段の仕事でスケジューリングが難しいという方でも、柔軟に調整してもらえるので安心です。
STEP4. 内定後のサポート
最終選考に通過し内定をもらった後も、転職エージェントからは以下のようなサポートを受けられます。
- 給与など病院側との条件面の調整
- 入職手続きの代行
- 現職の退職交渉のアドバイス
内定が決まった後も入職までサポートしてくれるので、面倒な手続きなども自分でする必要はありません。
特に給与など条件交渉は、面接時に自力で伝えづらく、伝えたとしても相場がわからないなど難易度が高いですが、転職エージェントを利用すれば担当者が交渉・調整を代行してくれるのです。
なお一部の転職エージェントでは、入職後も困ったことがあれば気軽に連絡できる窓口を設けていることもあります。
9. 医師向け転職エージェント・転職サイトによくある不安・質問
最後に、医師転職エージェントの利用に関する質問や、不安に感じやすいポイントにお答えします。
- Q1.医師向け転職エージェント・転職サイトのおすすめはどこ?
- Q2. 医師転職エージェント経由での応募は紹介料のせいで不利になるって本当?
- Q3. 医師転職エージェントに登録すると今の病院や関係者にバレる?
- Q4.転職回数が多いのですが、医師の転職では不利になりますか?
- Q5.50代の医師でも転職できますか?
Q1. 医師向け転職エージェント・転職サイトのおすすめはどこ?
医師におすすめの転職エージェントは多数あります。その中でも、『エムスリーキャリアエージェント』は医師の登録実績8年連続No. 1の信頼できる転職エージェントです。
知名度が高く、医療機関から厚い信頼を得ているのはもちろん、各医療機関との密接な関係性を構築しています。
そのため、好条件求人が集まりやすく、また病院への交渉力がある点が大きな強みです。
また、『医師転職ドットコム』も求人数トップレベルの転職エージェントです。
約4万件の公開求人(2023年10月26日時点)以外に多くの非公開求人を有しており、毎日更新される求人情報の中から、自分の希望に合致する職場情報を得られます。
さらに、『医師転職ドットコム』は5万人以上の医師の転職支援を行ってきたエージェントなので実績も豊富です。コンサルタントのスピード感にも定評があり、対応への満足度も高いためぜひ利用してみてください。
本記事の1章では医師に特におすすめする転職サイト・エージェントを紹介しています。それぞれ特徴があるので、記事を参考にご自身に合うエージェントを選んでみてください。
Q2. 医師転職エージェント経由での応募は紹介料のせいで不利になるって本当?
不利になることはありません。お金を払ってでも優秀な医師を採用したいという病院が多いですし、転職エージェント経由の方が安心できると言う病院の採用担当の方もいます。病院側は「雇った医師がすぐに辞めた」「全然活躍してくれない」といったリスクを避けることを第一に考えます。
なぜならすぐ辞められたり活躍できなかったりすると、引き継ぎ、退職手続き、別の方の採用など紹介料とは比にならない膨大なコストがかかるからです。
そんな中で、紹介会社のお墨付きのある方なら、ミスマッチが減り、同時に長く活躍できる可能性が上がるので、病院は安心して採用できます。
その分年収を下げられているのでは..?という心配は不要です。転職エージェントが年収交渉をしてくれますし、むしろ高年収で転職が決まった方がエージェント側の利益にもなります。
高いお金を払ってでもミスマッチの少ない医師を探している病院が多いので、安心して転職エージェントを利用しましょう。
Q3. 医師転職エージェントに登録すると今の病院や関係者にバレる?
バレません。あなたの方法が伝わるのは、応募した病院に限られるからです。ただし、絶対にバレないためにも、「病院関係者に転職活動のことを言わない」「情報管理が厳重な大手を使う」などは意識するようにしましょう。
Q4.転職回数が多いのですが、医師の転職では不利になりますか?
結論、大きく不利になることはありません。医師の転職回数の平均は4回〜5回と言われているうえ、経験豊富な医師は即戦力として多くの病院から必要とされます。
むしろ複数の病院に在籍した経歴があることで、さまざまな症例を経験していると判断され、プラスになることさえあるのです。
どちらかというと転職回数よりも認定医や専門医などの資格や、スキル面(具体的に経験してきた症例)を重視して採用される傾向にあります。
ただ、「なぜ転職したのか」は聞かれるケースが多いため、その理由を整理しておく必要はあるでしょう。
Q5.50代の医師でも転職できますか?
不可能ではありませんが、状況によってはおすすめしません。医師は転職回数が多い職業ですが、50代を超えてからは若手の頃のように、たやすく転職できない場合が多いからです。
特に50代半ばで転職した場合、ほとんどの場合「年上の部下」として採用されるため、マネジメントがしにくいことを理由に採用を控えられる傾向があります。
また、転職に成功しても、転職前の勤務先と同水準の給与を維持できるかは別問題です。
それまでに歩んできたキャリアによっても異なりますが、突出した専門性やスキルがある方以外は、現職で定年を迎えることも選択肢の一つでしょう。
勤続年数が長くなれば、多くの場合はその分退職金に反映されます。転職の一択ではなく、長期的な目線で検討してみてください。
10.まとめ
医師向けの転職エージェントのおすすめや、具体的な選び方・活用方法を紹介しました。
医師が転職エージェントを使うことで、より有利かつ手間を減らしながら、好条件で転職しやすくなります。
しかし担当コンサルタントによる当たり外れも大きいため、まずは3社登録し、担当者との相性、サポートの質、紹介される求人を比較し、主に利用する転職エージェントを決めるのがおすすめです。
おすすめは下記7社の中から、まずは気になった3社に登録すると良いでしょう。
求人数:2023年10月1日更新
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現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。