介護派遣で働く全メリット・デメリット|特徴や転職のポイント・コツを解説!

「介護派遣として働くことのメリットって、なんだろう?」「正社員じゃなくて大丈夫?」と悩んでいませんか?

結論から申し上げますと、介護派遣として働くことは「時間の融通が利きやすい」「正社員と同様またはそれ以上の賃金を得やすい」というメリットがあります。

一方で、「ボーナスが出ない」「勤務先によって業務内容が異なる」など、デメリットもありますので、それらを踏まえて最適な働き方を選ぶことが重要です。

このページでは、転職コンサルタントとして数多くの介護士の派遣転職をアドバイスしてきた知見と経験をもとに、介護派遣で働くことのメリット・デメリット転職成功のコツについてご紹介します。

  1. 介護派遣として働く上でのメリット4選
  2. 介護派遣として働く上でのデメリット4選
  3. 「派遣」と「直接雇用」3つの違い
  4. 介護派遣をおすすめする4つのポイント
  5. 失敗しない介護派遣求人を探すコツ4選
  6. 介護でおすすめの派遣会社7選
  7. 派遣会社を効果的に利用するための8ポイント
  8. 派遣会社利用の流れ
  9. 介護士が派遣として働く際によくあるQ&A8選

このページを読めば、介護派遣についての理解が進み、介護派遣として働くイメージができるでしょう。

1. 介護派遣として働く上でのメリット4選

この章では介護派遣として働く上でのメリットについて紹介します。

派遣として働く際のメリットは以下の4つです。

  1. 時間や勤務地の融通が利く
  2. 未経験可の求人が多く、無資格でも採用されやすい
  3. 正社員と同様の賃金が得られる
  4. 職場を変えやすい

それでは順に紹介していきます。

1-1. 時間や勤務地の融通が利く

派遣介護士は「駅近」「徒歩10分圏内」「週2」「平日のみ」「日勤のみ」などと自分の好きな働き方を指定できます。

正社員やパートのように、施設と直接雇用の契約を結ぶ場合、このように希望条件を叶えることは難しいです。

家庭やプライベートを優先したい方は派遣として働くことがおすすめです。

1-2. 未経験可の求人が多く、無資格でも採用されやすい

派遣の求人は以下のグラフのように、未経験でも応募可能な求人が多数あります。

加えて、介護業界は有効求人倍率が4.24倍と、人手不足な状況であるため、比較的採用されやすい状況です。

そのため、たとえ未経験や無資格であったとしても、介護の派遣は挑戦しやすいと言えるでしょう。

1-3. 正社員と同様の賃金が得られる

『同一労働同一賃金』が施行されることに伴い、正社員と同様の賃金が得られるようになります。

『同一労働同一賃金』とは、同じ仕事に就いている限り、正社員であるか、非正社員であるかを問わず、同一の賃金を支給するという考え方であり、以下の人を対象としています。

同一労働同一賃金の導入は、同一企業・団体におけるいわゆる正規雇用労働者(無期雇用フルタイム労働者)と非正規雇用労働者(有期雇用労働者、パートタイム労働者、派遣労働者)間にある不合理な待遇差の解消を目指すものです。

【引用】厚生労働省

そのため、正社員と同様の扱いをされるので、給与も正社員同様もらうことができます。

※大手企業は2020年11月より施行が開始されており、中小企業は2021年4月から施行予定です。

1-4. 職場を変えやすい

介護派遣として働くことで、人間関係がうまくいかなくても職場を変えやすいというメリットがあります。

派遣の場合、契約期間が決まっており、期間を満了する前に更新するかどうかの希望を出すことができるのです

契約満了時に更新しないことは派遣社員としての権利であるため、スムーズに次の職場を探すことが可能となるのでしょう。

人間関係だけでなく、家族の転勤などの際も、職場を変えやすいことは利便性が高いです。

2. 介護派遣として働く上でのデメリット4選

派遣として働く際のデメリットは以下の4つです。

  1. 正社員と違ってボーナスが出ない
  2. 勤務先によって業務内容が異なる
  3. 福利厚生が派遣会社によって違う
  4. 契約期間が決まっている

順に紹介していきます。

2-1. 正社員と違ってボーナスが出ない

派遣会社を通して働くと、正社員ではないためほとんどの場合ボーナスはありません。

ただし、正社員と比べて時給が高いので、ボーナスがなくても年収はあまり変わらないのが現状です。

平均時給年収ボーナス
派遣1,400円~1,500円約303万円なし
直接雇用1,000円~1,100円約298万円あり

(介護求人サイト3社の掲載求人(東京都)を調査)

直接雇用は時給換算すると1,000円ほどで、加えてボーナスが支給されるので、結果として年収は派遣とさほど変わらなくなるのです。

派遣として働く場合、ボーナスは基本的に出ないということだけ頭の片隅に置いておきましょう。

補足:派遣でもボーナスがもらえるケース
以下のようなケースは例外で、ボーナスを貰える可能性があります。

  • ボーナス制度のある派遣会社で働く
  • 紹介予定派遣での雇用

ここでいう紹介予定派遣とは、派遣先に直接雇用してもらうことを前提とした就労形態です。

このような場合だと直接雇用後にボーナスがもらえる可能性があるため、まずは派遣先に聞いてみるようにしましょう。

2-2. 勤務先によって業務内容が異なる

正社員と違い、派遣は臨時で勤務することが多いため、手が足りていない業務を任されることがあります。

そのため、希望通りの業務内容で仕事ができないこともあるのです。

もし任された業務が当初説明された内容と異なる場合や負担が大きい場合は、派遣会社の担当者経由で派遣先に相談のうえ、対策を講じてもらうようにしましょう。

2-3. 福利厚生が派遣会社によって違う

就業先が同じであっても、福利厚生は派遣会社によって異なります。

業務内容が同じにもかかわらず、福利厚生が違うことで不平等を感じるかもしれません。

福利厚生を活用したいと考えている方は、派遣会社登録時にその内容を確認し、それをふまえて仕事を探すとよいでしょう。

2-4. 契約期間が決まっている

派遣介護士は、任期満了になるとその施設で働けなくなります。

そのため、せっかく職場の人たちと良好な関係を築けていても、次の職場へと変わったり、仕事を失ったりする可能性があるのです。

ただし、派遣として介護士を雇用する施設・事業所は人手不足なので、このようなケースは多くありません。

派遣会社の中には「スタッフサービス・メディカル」のように派遣会社の正社員として働ける会社もあります。

もし仕事を失う可能性が少しでもあるのが嫌だ、という人はこのような働き方も可能です。

3.「派遣」と「直接雇用」3つの違い

「派遣」とパートやアルバイトなどの「直接雇用」での大きな違いは、以下の3点です。

  1. 雇用期間
  2. 福利厚生
  3. 平均時給

この3点があなたにとって良いか悪いかは、人それぞれですので、下記を参考に考えてみてください。

では、それぞれ説明していきます。

3-1. 雇用期間

派遣は雇用期間が決まっており、その職場で永久的に働くことはできません。

派遣は、契約期間が数年などの長期にわたる場合がありますが、ほとんどは繁忙期のサポートや急に退職者が出たときなど、数日のみの短期の派遣です。

将来にわたってその施設・事業所で働いていくというより、今をスムーズに運営し、よりよい介護サービスを提供することが求められます。

3-2. 福利厚生

派遣は派遣先ではなく、登録した派遣会社の福利厚生を受けることになります。

ですが、大手派遣会社ではない派遣会社は福利厚生が整っておらず、受けたくても受けられない場合があります

直接雇用の場合、パート・アルバイトのスタッフを教育し管理するのは、雇用する施設や事業所の役目です。

そのため、研修や勉強会などに社員同様に参加できたり、福利厚生を受けられます。

ただし、『きらケア介護派遣』のように、中にはレバレジーズの正社員と同等の福利厚生が受けられる派遣会社もあるのでよく確認しましょう。

3-3. 平均時給

「派遣」は「直接雇用」よりも平均時給が高いです。

 平均時給
派遣1,400円~1,500円
直接雇用1,000円

(介護求人サイト3社の掲載求人(東京都)を調査)

派遣の場合、ボーナスや交通費などの手当てを支払わなくて良い代わりに時給を高く設定できることが平均時給の高さの要因です。

これらの違いを踏まえて、派遣と直接雇用どちらで働くべきかを判断しましょう。

4. 介護派遣をおすすめする4つのポイント

介護派遣は下記のような方におすすめです。

  • 家庭やプライベートなど仕事以外の時間を優先したい
  • いろんな職場で働いてみたい(職場環境の変化は問題ない)
  • 職場の一体感が負担に感じる
  • 慣れない職場でもストレスを感じない

介護の現場で派遣で働く方は、家庭やプライベートが優先的な女性が多いです。

自分がどのような働き方をしたいかに合わせてぜひ検討してみてください。

5. 失敗しない介護派遣求人を探すコツ4選

介護士の派遣求人は「高時給」な求人が多いのですが、デメリットもありますので、安易に飛びついてはいけません。

失敗しない派遣求人を探すコツがありますので、下記方法を必ず試すようにしてください。

  1. 入社後フォローが手厚い大手企業を選ぶ
  2. 大手の介護派遣サイトに登録する
  3. 派遣会社の担当者に相談する
  4. 「未経験」であれば、高時給派遣は避ける

それぞれ説明していきます。

5-1. 入社後のフォローが手厚い大手企業を選ぶ

よく転職希望者から「初めての派遣転職は怖いので、楽に業務ができそうな中小企業の方が良いと思うのですが…」と相談されることがありますが、これは大きな間違いです。

大手企業は、どこも業績拡大のために店舗を増やすために派遣採用を増やしているので、派遣介護士の扱いに慣れています。

転職後スムーズな立ち上がりが難しい方でも、しっかりとしたフォロー体制が組まれており、特に導入研修はとても充実しています。

まずは「入社後のフォロー」が手厚い大手を選ぶことがおすすめです。

5-2. 大手の介護派遣サイトに登録する

派遣求人は基本的に人手が足りていない職場なので、「16時勤務と聞いていたが18時勤務が常態化していた」など雇用契約が守られないケースもあります。

あまりに酷い時は派遣会社から派遣先に要望してもらうことになるのですが、「派遣会社が力を持っているか」どうかがポイントです。

それは大手の介護転職サイトに当てはまるので、必ず大手の介護転職サイトに登録しましょう。

5-3. 派遣会社の担当者に相談する

派遣先を決めることも大きな決断ですが、就業を開始してからが本番です。

少しでも早く職場に慣れるためにも、自分に合った風土の職場や入社後のフォローが丁寧な職場を事前に教えてもらうことをおすすめします。

派遣会社の担当者との相談は基本的に無料ですので、利用しない手は無いと言えるでしょう。

5-4. 「未経験」であれば、高時給派遣は避ける

介護職が未経験なのであれば、初めは「高時給求人」を避けた方が良いです。

高時給派遣求人は人が集まらない求人の可能性があり、よく確認せずに就業したことで「慣れない業務でつらい…」「思っていた以上に業務量が多く失敗した…」と後悔した方もいます。

介護士が未経験の方は『転職のプロが教える未経験で介護職に転職するための全知識』を参考にしてください。

6.介護でおすすめの派遣会社7選

介護の派遣会社を選ぶときに特に重要なのが、あなたの条件や要望にあわせて派遣会社を選ぶことです。

そこで、人材コンサルタントの経験をもとに、以下の軸で7社に厳選しました。

  • 求人数:希望している地域の求人数が豊富か?
  • サポート:気軽に相談できるか?(拠点が住んでいる県にあるかどうか)
  • 提案力:派遣会社ならではの価値提案ができるか?

以上の軸を踏まえて、介護職を希望する働き方について、それぞれに適した派遣会社は以下の通りです。

順位おすすめ派遣会社求人数サポート提案力
1位きらケア派遣約16,000件◎4.2
★★★★☆
〇4.0
★★★★☆
2位かいご畑約7,600件◎4.1
★★★★☆
◎4.2
★★★★☆
3位スタッフサービス・メディカル約5,200件〇3.4
★★★☆☆
〇3.9
★★★☆☆
4位MC-介護のお仕事約4,800件〇3.5
★★★☆☆
〇3.7
★★★☆☆
5位ツクイスタッフ約16,000件〇3.6
★★★☆☆
〇3.5
★★★☆☆
6位リスジョブ約39,000件〇3.4
★★★☆☆
〇3.5
★★★☆☆
7位スマイルサポート介護約6,000件〇3.4
★★★☆☆
〇3.5
★★★☆☆

サイト登録後はコンサルタントとの相談料含め完全無料なので、ぜひ3社程度登録して、活用してみてください。

個別で詳しく紹介していきますので、気になったものから見てみるようにしましょう。

1. きらケア派遣|スピーディに求人を紹介してもらえる!

きらケア介護派遣

きらケア介護派遣』は、レバレジーズキャリアが運営する派遣サイトです。

最大の魅力は、大元のレバレジーズ株式会社の正社員同等の福利厚生を受けられることで、要件を満たすと有給も付与されます。

さらに、数多くの職種、就業形態、そして提供サービスのなかから最適な求人情報を、介護業界に特化したアドバイザーからスピーディーに紹介してもらえるのが嬉しいサービスです。

面接の予定調整や、労働条件交渉のサポートも受けられるので、「場所は良いのに賃金が…」といった不満点も解消してから就業することが可能です。

求人数約16,000件
対象地域
  • 北海道・東北:北海道・宮城
  • 関東:群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川
  • 東海:岐阜・静岡・愛知・三重
  • 関西:京都・大阪・兵庫・三重
  • 中国:広島・山口
  • 九州:福岡・福岡・佐賀
サポート(口コミ)4.3
★★★★☆
公式ページhttps://job.kiracare.jp

2. かいご畑|資格を取りながら働ける!

かいご畑
かいご畑』は介護向けの人材紹介サービスから、資格講座まで、介護業界で幅広い事業を行うニッソーネットが運営しているサイトです。

派遣の求人数は約7,600件と、多くの求人数を保有し、悩みをしっかりと聞いてくれた上で求人を紹介してくれると多くの方から好評でした。

また、派遣スタッフとして勤務する場合は以下のような資格の講座を無料で受けることができます。

  • 介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)・・・75,000円→0円
  • 介護福祉士 受験対策講座・・・・・・・・・37,000円〜→0円

そのため、資格を取ってキャリアアップしたい!という方がステップアップとして使うのもおすすめです。

求人数約7,600件
対象地域
  • 北海道:札幌
  • 東北:宮城・福島
  • 関東:東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城
  • 関西:大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良・和歌山
  • 東海:愛知・岐阜・静岡・三重
  • 中国:広島・山口・岡山
  • 九州:福岡・佐賀
サポート(口コミ)4.1
★★★★☆
公式ページhttps://kaigobatake.jp

3. スタッフサービス・メディカル|未経験でもOK!

スタッフサービス・メディカル』は、未経験・資格なしでも働ける仕事に注力している派遣会社です。

応募すると、担当者が就業するまで仕事を紹介してくれ、最後までサポートしてくれます。

不安なことがあれば、担当者の方が相談に乗ってくれますので、一度相談してみるといいでしょう。

求人数約5,200件
対象地域全国
サポート(口コミ)3.4
★★★☆☆
公式ページhttps://www.staffservice-medical.jp/

4. MC-介護のお仕事|アフターフォローも充実!

MC-介護のお仕事』は、業界でもトップクラスの求人数を保有している派遣会社です。

希望する職場がどういう雰囲気なのかを伝えてくれたり、最後は担当者が一緒に職場見学に同行してくれたりするので、職場の雰囲気を重視している方にとっては非常におすすめです。

就職した後のアフターサービスも充実しており、職場での悩みなどを相談できるので、安心して利用できる1社です。

求人数約4,800件
対象地域全国
サポート(口コミ)3.5
★★★☆☆
公式ページhttps://mc-kaigo.net/

5. ツクイスタッフ|地域密着の情報が強い!

ツクイスタッフ』は、全国に求人を保有しており、非常に豊富な求人数を保有している派遣会社です。

未経験であっても問題なく利用でき、資格取得にかかる費用はすべて負担してもらえます。

加えて『キャリアアップ研修』も行っており、スキルを磨きながら業務に取り組むことができるので、おすすめな一社です。

求人数約39,000件
対象地域全国
サポート(口コミ)3.6
★★★☆☆
公式ページhttps://www.tsukui-staff.net/

6. リスジョブ|厳選した会社を紹介してくれる!

リスジョブ』は派遣求人に特化したサイトで、約24,000件と非常に多くの求人を保有しています。

カイゴナビ派遣の基準のもと、信頼できる会社を厳選して紹介してくれるので、安心して利用することができます。

登録自体も簡単に行えますので、まずは気軽に登録してみるといいでしょう。

求人数約24,000件
対象地域全国
サポート(口コミ)3.4
★★★☆☆
公式ページhttps://lisujob.com/

7. スマイルサポート介護|業界最大級の求人数

スマイルサポート介護』は、人材コンサルタントとして介護経験者が在籍している派遣サイトです。

介護経験者のコンサルタントに相談することは、求職者の悩みや相談がより伝わりやすいというメリットがあります。

また、一人ひとりに合った求人を紹介してくれるので、派遣として勤務を考えている方におすすめできる1社です。

求人数約6,000件
対象地域全国
サポート(口コミ)3.4
★★★☆☆
公式ページhttps://www.h-career-support.com/kaigo

では次に、派遣会社を利用する際のポイントについて紹介するので参考にしてください。

7. 派遣会社を効果的に利用するための8ポイント

この章では、派遣会社をより効果的に利用するためのポイントを8つお伝えします。

良い派遣会社を選んでも、上手に使えなければもったいないので必ずチェックしましょう。

7-1. 派遣会社に複数登録する

派遣会社は、複数登録することがおすすめです。

なぜなら、複数登録することで以下3点のメリットがあるからです。

  • 最適な担当営業を選べる
  • 用途によって派遣会社を使い分けられる
  • 独占案件をカバーできる

具体的には、以下のように2~3社の派遣会社に相談し、対応に満足できた派遣会社のどれかに頼ることをおすすめします。

<画像>派遣会社利用方法

7-2. 派遣就労の意欲を見せる

派遣就労への意欲を見せることで、担当営業があなたの優先順位をあげて対応してくれるようになります。

なぜなら、担当営業には派遣契約の成約目標が課されており、派遣契約に結びつきそうな方を欲しているからです。

こういった背景もあり、担当営業とのファーストコンタクトで必ず「就労時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれますが、この時に「良いところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

なお、会社に在籍中の場合は、最短で退職できる見込み日時を伝えておくと良いです。※一般的に、退職には約1か月半~2か月かかります。

7-3. 就業前後のフォロー体制を聞いておく

派遣会社による就業前後のフォロー体制は、必ず聞いておくようにしましょう。

例えば、就業前のフォロー体制については、「希望条件に合った求人紹介」や「企業との面談対策」をしっかりと行ってもらえるかどうかがポイントとなります。

その一方、就業後のフォロー体制については、「派遣先への訪問頻度」や「派遣会社への連絡体制」を聞き出し、就業後もいつでも相談しやすい環境かどうかを確認しておきましょう。

7-4. 派遣会社の福利厚生・研修制度を聞いておく

派遣会社の福利厚生・研修制度も必ず聞いておくようにしましょう。

なぜなら、派遣社員が受けられる福利厚生・研修制度は、派遣先企業のものではなく、派遣会社から提供されるものとなるからです。

ここは勘違いしやすいところですが、非常に重要なポイントなので、必ずおさえておくようにしましょう。

7-5. 担当営業をシビアな目でみる

担当営業に情をうつしてはいけません。

担当変更はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば変えてもらいましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。

ご支援をして頂いている○○と申します。

現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応いただき感謝をしておりますが、派遣社員としての就労が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、他の担当の方と一度お話をしたく考えております。

大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

担当変更がどうしてもしづらい場合は、その派遣会社は諦めて他社を当たりましょう。

7-6. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限り情報が残ります。

派遣会社や企業の中でよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ...」という話です。

この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を制限されるなどの判断が下されます。

7-7. 気になる求人があったら早めに応募する

派遣会社を利用していて、気になる求人があったら早めに応募するようにしましょう。

なぜなら、派遣の求人は募集ポジションの枠が埋まった時点で、募集が止まってしまうからです。

実際、希望する求人の募集が停止してしまったり、選考途中で募集枠が埋まったことを理由にお見送りとなり、「もっと早めに応募しておけば良かった」と思う方も多くいらっしゃいます。

このようなことにならないよう、気になる求人があったら早めに応募するようにしましょう。

7-8. 同じ求人に複数の派遣会社から応募しない

数社の派遣会社を使っている場合、同じ求人には複数の派遣会社から応募しないようにしましょう。

企業から「他の派遣会社からも応募があるんだけど」と担当者に連絡がいってしまいます。

これにより、企業・担当営業の両者に不信感を与え、場合によっては破談となります。

8. 派遣会社利用の流れ

この章では、実際に派遣会社を利用する場合の流れについてご説明します。

この章でご説明することは、派遣社員として就労するに当たって大事なポイントとなりますので、必ず目を通すようにしてください。

Step 1. 派遣会社に登録する

派遣会社公式ページから登録を行いましょう。

登録の際、以下内容を記載します。

  • 名前
  • 住所
  • 経験
  • スキル
  • 希望職種
  • 就業条件

もし希望職種・就業条件について考えが及ばないようでしたら、派遣会社との面談当日の際に聞くことで、具体的なイメージを持てるようにしましょう。

Step 2. 担当者と初回面談を行う

派遣会社に登録した後、担当者と初回面談を行います。

たいていの場合、面談は以下2つのうちいずれかの方法となります。

<画像>直接面談・対面面談

面談方法について選択できる場合は、直接面談を行ってもらうようにしましょう。

というのも、直接面談の方が電話面談に比べて、時間を取って丁寧に行ってくれることが多いからです。

なお、初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。

  • あなたのキャリアの棚卸
  • PRポイントの整理
  • 派遣社員として就業するべきかどうか
  • 派遣社員として就業するとしたら、どのような企業で働けそうか
  • 就業先に関する要望の深堀

実際、面談で気づかされることも多く、面談を通じて具体的な就業イメージをつけられた方も多いので、なるべく多くの派遣会社に意見をもらうことをおすすめします。

Step 3. 求人紹介を受ける

初回面談の後、あなたの希望に合いそうな派遣求人を5件〜20件ほど紹介してもらいます。

<画像>派遣会社求人紹介

思ってもいないような大手企業もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。

それぞれの派遣会社でしか扱っていない独占求人(その多くは非公開求人)もありますので、派遣会社に2~3社登録し、それぞれの会社で求人紹介を受けることを推奨します

Step 4. 希望求人に応募する

求人紹介を受けた中で、実際に応募したい求人があった場合、その旨を担当者に伝えます。

ここで担当者と良好な関係を築けていると、応募企業に自らをプッシュしてくれることで、選考が有利に進むこともあります。

そのため、派遣会社とのやりとりにおいては常に誠実な対応を取り、良好な関係を築けるようにしておきましょう。

Step 5. 応募先企業と面談(顔合わせ)を行う

書類選考に通過した後、応募先企業と面談(顔合わせ)を行います。

企業との面談に際しては、派遣会社の担当者が同席をしてくれるので、一人よりも安心して臨むことができます。

ただし、建前は企業との「面談」となっていますが、実質は「面接」であることには注意が必要です。

実際、面談中に以下のような質問を受けることもあります。

  • 自己紹介をして頂けますか?
  • 職務についてご説明いただけますか?
  • あなたの長所・短所を教えて頂けますか?
  • 今までの仕事では何に気を付けていましたか?
  • 以前に経験された資料作成は社内向けですか、社外向けですか?

もし、企業との面談に自信がない場合は、以下の記事に面談(面接)のポイントが記載されていますので、ぜひチェックしてみてください。

Step 6. 就業開始

応募先企業との面談の後、内定が出たら就業開始です。

契約期間が満了するまで、就業先での仕事に精一杯取り組みましょう。

なお、ネット上の大半はここまでの説明で終わっていますが、就業開始後も派遣会社との関係は続きます。

詳しくは、Step7.8にてご説明しますので、しっかりおさえておいてください。

Step 7. 就業後フォローを受ける

就業後も、引き続き派遣会社からフォローを受けることができます。

就業後フォローの一例として、就業後に企業への要望が出てきた場合は、派遣会社が間に入って企業に伝えてくれるといったこともあります。

<画像>派遣会社仲介

その他、派遣会社の研修制度を利用してスキルアップを図ることもできますので、就業後も派遣会社を賢く利用していきましょう。

Step 8. 契約終了前の対応を行う

派遣社員の雇用期間終了が近づくと、以下のうちいずれかの対応を行う必要があります。

  • 契約期間の更新を行う(契約期間3年未満の場合)
  • 他の就業先にて新たな派遣契約を結ぶ
  • 派遣先企業と雇用契約を結ぶ

また、就業後3年以上になる場合は、他の就業先にて新たな派遣契約を結ぶか、派遣先企業と雇用契約を結ぶかのうち、いずれかの対応を選ぶこととなります。

というのも、労働者派遣法により、派遣社員は同じ事業所で3年以上働くことができないと定められているからです。

基本的に、今後の対応については派遣会社から提案をもらえますが、このような対応があるということを事前に知っておきましょう。

9. 介護士が派遣として働く際によくあるQ&A8選

ここで、介護派遣の転職に関してよくある質問に解説をしていきます。

  1. 未経験・無資格から派遣のお仕事はできますか?
  2. 働く施設・法人が自分に合っているか心配です
  3. 履歴書の作成はどうすれば良いのでしょうか
  4. 職務経歴書の作成方法を教えてください
  5. 残業代はきちんと出ますか?
  6. 契約期間中の退職は出来ますか?
  7. パートと派遣はどう違うのでしょう?
  8. 正社員になりたい場合はどうすればいいですか?

Q1. 未経験・無資格から派遣のお仕事はできますか?

介護業界は人が足りないところが多いので、未経験や無資格であっても介護業界は転職しやすいです。

求人サイトをのぞいてみると、『未経験可!』『無資格可!』と記載されている求人が多く見受けられます。

このため40代未経験でも転職に成功したケースも実際にたくさん存在するのです。

ただ、業界の知識がない中で「なんとなく」転職先を決めてしまうと、後から後悔するケースもあります。

そのため、経験者と同様、まずは派遣会社に相談してみることがおすすめです。

先ほど紹介した中でも『かいご畑』が未経験の方から好評でした。

かいご畑』の場合、最初は派遣社員からでもよければ、資格取得の費用負担をしてくれるので、上手に使えば将来的に良い待遇で正社員として働きやすくなります。

Q2. 働く施設や法人が自分に合っているか心配です

今の職場選びに失敗した方は、また働きにくい職場に転職してしまうことはどうしても避けたいのではないでしょうか。

そんな方ほど派遣会社を使うことがおすすめです

派遣会社は実際に何人も転職者を見ているので施設の詳細な情報を知っていますし、中には誰も知らないような裏話まで教えてくれることもあります。

また、お願いすれば職場見学もコーディネートしてくれますので、雰囲気もしっかりと見ることができます。

よく、マッチした求人を探すためにはビジョンや経営理念に共感できるかを大切にしろという方がいらっしゃいます。

ただし、「ビジョンがあるだけ」の会社で現場には浸透していない会社もあるので、ホームページ上の言葉は信じすぎないように注意しましょう。

Q3. 履歴書の作成はどうすれば良いのでしょうか

初めて転職する方の中には、履歴書に苦労される方もいらっしゃるかと思います。

基本的に介護業界での転職は他の転職の時と注意すべきポイントは同じですが、以下のポイントには特に気をつけましょう。

原則手書きで丁寧に

履歴書は最近パソコンで書けるものも増えて来ましたが、基本的に一枚一枚手書きで丁寧に書くことをおすすめします。

手書きのものを提出することで、丁寧さと一生懸命さを伝えられることができるからです。

反対に、コピーしたものや訂正が多いものはマイナスの印象を与えやすいです。

用紙に関してもプリントアウトしたものではなく、市販のもの(JIS規格のものがおすすめ)を用意しておきましょう。

アピールするものはアルバイトでも可

職歴や学歴の面で、介護と関係ないところは書かなくてもいいのではないか」と思われるかもしれませんが、あなたがどんな人なのかを伝えるためになるべく書くようにしましょう。

正社員・契約社員の経験や学歴は必ず書くようにしましょう。

アルバイト経験などでもあなたの一生懸命さや人柄がアピールできるものであれば書いておきましょう。

資格は正式名称を記載する

介護の資格を始め、資格は正式名称を書くように心がけましょう。

特に、介護の資格は名前が変わることが多く、間違えた名前を使うといい印象を与えられません。

例えば、以下のような間違いが多いです。

(正)介護職員初任者研修
(誤)ホームヘルパー2級

(正)介護支援専門員
(誤)ケアマネジャー

正式な資格名をよく調べてから書くことが重要となります。

Q4. 職務経歴書の作成方法を教えてください

職務経歴書は書類選考に使われることが多く、提出を求められないケースも多々あります。

ただ、職務経歴書の提出が求められて書き方がわからなければ、まずは派遣会社に相談をしましょう。

もしいいアドバイスをもらえなかった場合は「【派遣】職務経歴書の受かりやすい書き方をNGと共に解説!」を参考にパソコンなどで作成しましょう。

介護に合わせてアレンジを!

上記のページを参考にすれば受かる職務経歴書は書けますが、介護業界に合わせるために以下のポイントを意識しましょう。

仕事内容をできるだけ具体的に書く

仕事内容を記載する際には、以下の3つを踏まえてしっかり書くようにしましょう。

  • 何人の利用者の施設で勤務したか
  • どんなフロアで(認知症専門など)勤務したか
  • どんな仕事をしていたか

介護にも様々な仕事内容があるので、自分の仕事内容が伝わるように丁寧に書くようにしましょう。

あなたの人柄を伝える

どんな仕事をしていたかも大事ですが、チームワークや利用者との繋がりが大切な介護では、あなたの人柄もすごく大切なポイントです。

同僚・上司・利用者など周囲の人とどうやって信頼関係を作って来たかなどのエピソードを交えると、あなたの人柄が伝わり書類も通りやすいです。

Q5. 残業代はきちんと出ますか?

残業代はしっかり出ます。

もし仮に出ないことがあれば、すぐに自分が利用している派遣会社に問い合わせるようにしましょう。

Q6. 契約期間中の退職は出来ますか?

契約期間中に自己都合で退職することは絶対に避けましょう

派遣先の介護施設、派遣会社の両方に迷惑をかけることになってしまいます。

ただし、どうしてもやむを得ない事情で辞めなければいけない場合は、派遣会社に相談するようにしましょう

Q7. パートと派遣はどう違うのでしょう?

パートと派遣の違いは主に3つあります。

  • 雇用主
  • 雇用期間
  • 給与と福利厚生

パートにおける雇用主は施設・企業で、派遣の場合は派遣会社です。

雇用期間は、パートは定まっていませんが、派遣は決まっています。

給与・福利厚生の面では、派遣は比較敵高く、福利厚生も充実していますが、パートは派遣と比べると安く、福利厚生も受けられません。

Q8. 正社員になりたい場合はどうすればいいですか?

正社員になりたい場合は、転職エージェントを利用し、コンサルタントのサポートを受けながら正社員になるための転職活動をすることをおすすめします。

転職エージェントとは、登録をすると完全無料で転職相談に乗ってくれて、企業の求人紹介から面接のセッティング、給与交渉など転職に必要なサポートをしてくれるサービスのことを指します。

総合転職エージェント

転職エージェントがしてくれることは主に下記6点です。

  • キャリア相談
  • 求人紹介
  • 履歴書や職務経歴書の添削
  • 面接対策
  • 面接のセッティング
  • 給与交渉

転職活動で面倒なことは全て自分の代わりにやってくれて、本番面接以外で企業と直接やりとりすることはほぼありませんので、転職する場合はできる限り活用するのが得策です。

他にも正社員になれる方法はあるので、詳しく知りたい方は「【派遣から正社員を目指す】具体的な方法や、日々の業務で心がけるべきことを解説」を参考にしてください。

10. さいごに

介護派遣として働くメリットやポイントを紹介してきましたがいかがでしたか。

お伝えしてきたように、派遣介護士の求人は「働き方を選べ、高収入も可能」な職場と多くのメリットがありますが、デメリットもあります。

ご自身のライフスタイルと合わせて働き方を考え、介護派遣として働く場合は、派遣先に要望できる力のある派遣会社を選びましょう。

これだけで満足のいく転職の可能性をぐっと高めることができます。

派遣介護士に強く、利用するべき転職サイト7選

あなたが最高の転職をできるよう陰ながら祈っております。