「薬剤師として、マツモトキヨシに転職しようかな…?」と考えていませんか?
マツモトキヨシは薬剤師年収が高く福利厚生も充実している事から、薬剤師転職人気の高い企業の1つですが、「想像以上に忙しい店舗に配属された…」とつらい状況の薬剤師もいます。
このページでは、転職コンサルタントとして数多くの転職をアドバイスしてきた知見や経験をもとに、マツモトキヨシへの転職についてご紹介します。
- まとめ|マツモトキヨシの特徴と転職のポイント
- マツモトキヨシの企業情報
- マツモトキヨシの採用情報
- マツモトキヨシの求人情報
- マツモトキヨシへの転職を成功させるコツ3選
- マツモトキヨシ転職で必ず登録すべき転職サイト5選
このページを読めば、「マツモトキヨシの転職実情」「マツモトキヨシを転職成功させるコツ」がわかるでしょう。
編集部が実施した薬剤師500名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。
キャリア・転職に悩んでいたり、今の仕事・職場から離れようかなと考えていたりするすべての薬剤師におすすめの相談先です。
左右にスクロールできます。
おすすめ転職サイト | 口コミ満足度 | 求人数 | おすすめポイント |
---|---|---|---|
|
約6.0万件 |
|
|
|
約5.1万件 |
|
|
|
約4.6万件 |
|
〔求人数〕2024年5月7日時点
目次
1. まとめ|マツモトキヨシの特徴と転職のポイント
次章以降で詳しく説明しますが、まず最初に「マツモトキヨシに転職する前に知っておくべきこと」の要点だけをまとめました。
マツモトキヨシの特徴
- ドラッグストア業界3位、722店舗を展開(2016年11月)
- 年収は高め、正社員だと700万円年収転職も可能!基本給よりもボーナス上乗せで年収アップのケースが多い
- 残業時間も業界内では少なく、給与・ワークライフバランスともにトップランクに入るおすすめ企業!(当サイト調べ11社中)
マツモトキヨシへの転職のポイント
- 店舗によっては労働時間が長くて働きづらい職場もある
- 転職前に必ず職場を見学し、転職コンサルタントに相談して働きやすい職場を探そう
2. マツモトキヨシの企業情報
社名 | 株式会社マツモトキヨシ |
本社所在地 | 〒270-8501 千葉県松戸市新松戸東9番地1 |
代表者 | 代表取締役会長 松本 清雄 |
設立 | 1954年(昭和29年)1月8日 |
資本金 | 210億8千6百万円 |
売上 | 2887億円(2016年) |
従業員 | 連結 6,262人 |
事業内容 | ドラッグストア、ホームセンター、調剤薬局の展開 |
2-1. 事業内容
マツモトキヨシは、千葉県に本社を置く業界大手の調剤薬局・ドラッグストア企業です。首都圏一等地の店舗を中心に、郊外型店舗、調剤併設店舗、大病院前の調剤薬局専門店舗、またホームセンター内店舗など幅広い業態で展開しています。
また、マツモトキヨシグループとして、以下の7つの店舗があります。
出典:マツモトキヨシ企業情報
今回は(株)マツモトキヨシ本体の年収や求人情報についてお話しします。
2-2. 店舗数1,863店舗
出典:マツモトキヨシ企業情報
2023年10月時点での展開店舗は、関東エリア:1,037店、東海エリア:331店、関西エリア714店となっています。創業の地である関東エリアを中心として、東海・関西にも広げて店舗展開していることが分かります。
2-3. ドラッグストア以外の事業内容
マツモトキヨシの特徴として、「MK CUSTOMER」という自社オリジナルブランドがあります。医薬品・化粧品・日用品・食品とは幅広く展開をしています。
マツモトキヨシのコンセプトの一つに、『セルフメディケーション―自分のカラダは自分で守ること』という考えがあり、自社オリジナル商品を通じて地域のかかりつけ薬局になることを目指しています。
※マツモトキヨシのことをもっと知りたい人は…
下記サイトを参考にして下さい。
3. マツモトキヨシの採用情報
業界大手のドラッグストアなのですね。どんな待遇で転職する事ができるのでしょうか?
3章では、マツモトキヨシの採用情報についてお伝えします。
3-1. マツモトキヨシの採用職種
薬剤師としての業務は主に、OTC医薬品販売・調剤業務の2つになります。調剤専門店舗は(株)マツモトキヨシファーマシーズというグループ会社が経営・採用を行っています。
また薬剤師資格を持つ正社員に対して、店舗経営や本部スタッフのキャリアを推奨しています。企業HPの薬剤師中途採用の正社員募集要項を見ると、
マツモトキヨシでは薬剤師の資格保有者で経営等にご興味のある方、正社員としての経験を存分に発揮してみませんか。アルバイトのシフト管理、お店の売上・在庫の管理など…店舗を取りまとめる経営側の仕事をお任せします。リーダーシップが得意な方、責任感が強い方、私達はそんなあなたをお待ちしています。
という項目もあります。
薬剤師としての勤務以外のキャリアにも興味がある人には、チャンスの多い企業だといえます。
3-2. 転職時の年収
マツモトキヨシ薬剤師(正社員) 年棒:505万~700万位
マツモトキヨシファーマシーズ薬剤師(正社員) 年棒430万~700万位
一般的に年収600万円以上提示可能な求人を【高年収求人】と呼びますが、マツモトキヨシの求人は高待遇の求人だと言えるでしょう。
薬剤師の年収について詳しく知りたい人は、ひと目で分かる薬剤師の年収と年収アップの全ノウハウを参考にして下さい。
3-3. 薬剤師の労働環境
マツモトキヨシの残業時間は【30〜40時間程度】です。ツルハドラッグやサンドラッグなど、一般的なドラッグストア業界の残業時間は40〜50時間と言われているので、業界の中ではホワイト企業だと言えるでしょう。
ただ、ドラッグストア業界は店舗によって業務量や忙しさに大きな差があります。転職時には事前の店舗見学と、転職コンサルタントへの相談を欠かさず行う事をおすすめします。
3-4. マツモトキヨシのキャリアステップ
マツモトキヨシのキャリアパスは大変豊富です。一番多いのは店舗でのOTC販売ですが、調剤併設店舗も近年増えているので、両方の経験を積むことも可能です。
薬剤師職の正社員を積極的に店舗経営や本部スタッフへ登用していて、スーパーバイザーや店長、また自社オリジナルブランド医薬品の開発など、大手だからこそ経験出来る様々な職種があります。
また、マツモトキヨシの特徴として、「社内プロジェクトの公募制」があります。これは社内の様々なプロジェクトに職種を問わず応募できるもので、薬剤師の資格を活かしながら新たなキャリアの幅を広げるには大変良い機会になりますね。
3-5. 希望の求人がないときは・・・
マツモトキヨシには「登録制度」という便利な制度があります。これは、マツモトキヨシで働きたいけれど自分の希望条件と合う店舗等がすぐに見つからない場合に、スタッフとして登録しておけば希望にかなう求人が出た際に採用担当者の側から連絡をもらえるというものです。
他社も含めじっくりと求人を検討したい人にもおすすめの制度です。
出典:マツモトキヨシ採用HP
※マツモトキヨシの採用情報をもっと知りたい人は…
下記サイトを参考にして下さい。
- 企業採用HP:マツモトキヨシ・募集職種・マツモトキヨシの人材育成
4. マツモトキヨシの求人情報
マツモトキヨシへの転職を検討しています。どんな求人がありますか?
ここから、マツモトキヨシの求人情報をご紹介します。薬剤師の大手転職サイトである薬キャリエージェントを使って求人を調べると、以下の特徴がわかりました。
4-1. 高年収求人が多い
マツモトキヨシの求人を検索すると、高年収求人(600万以上)が多い事が分かります。上記の求人だけでなく、ほぼ全ての求人が600~700万円以上検討可能となっています。
マツモトキヨシ全体での年収平均は【732万円】とかなりの高水準です。年収アップを検討されている薬剤師の方は、ぜひチェックする事をおすすめします。
4-2. ママ薬剤師も働きやすい
マツモトキヨシの求人はママ薬剤師が働きやすいと評判です。というのも、大手の中でも出産休暇や育児休暇などの制度がしっかりしており、時短勤務で働くことがしやすい社内風土があります。
実際に復職率が90%と高水準です。育児休暇も最長1年半と長めで、さらに待機児童等の問題で復職出来ない場合でも自宅で通販関連の仕事などを出来る場合もあります。
4-3. ワークライフバランスをとりやすい
マツモトキヨシでは、有休取得推進制度が整っていて、連休のとりにくいサービス業の中ではワークライフバランスの整った企業と言えます。2年目以降は年に一度5連休を取得する権利が与えられていて、名目だけでなく実際に取得する風土があります。
キャリアアップとワークライフバランスの両方を実現させられる点もマツモトキヨシ転職の良さだと言えるでしょう。
5. マツモトキヨシへの転職を成功させるコツ3選
マツモトキヨシに転職することを決めました!転職成功するためのコツがあれば教えて下さい。
5章では、マツモトキヨシに転職するためのポイントをご紹介します。3章でお伝えした通り、マツモトキヨシで高年収求人を探すことは容易ですが、残業などの職場環境や人間関係は求人票を見ているだけでは分かりません。以下の3つのコツを試すと良いでしょう。
マツモトキヨシ転職で高年収&好環境の求人を見つけるコツ3選
- 面接前に実際に働く職場を見る
- 転職コンサルタントに職場の内情を教えてもらう
- 薬剤師転職サイトに複数登録する
5-1. 面接前に実際に働く職場を見る
一つ目のコツは、「一見は百聞にしかず」の通り、実際に働く職場を直接見てみましょう。
ここでのポイントは、面接後や内定後ではなく面接前に見る事です。多くの薬剤師は「内定後」に職場見学を申し出るため、職場は親密に受け入れますし、劣悪な職場環境を見せる事はありません。結果、「思った雰囲気と違った」と後悔する薬剤師の方が多いのです。
必ず、職場の素が見える面接前に見る事をおすすめします。
5-2. 転職コンサルタントに職場の内情を教えてもらう
次のコツは、転職コンサルタントに職場の内情を教えてもらう事です。
転職コンサルタントは、あなたの想像以上に職場の内情を知っています。というのも、多くの薬剤師から転職相談を受けるので、「過酷なドラッグストア」についてリアルな口コミを聞いているからです。
コンサルタントの質にもよりますが、希望の求人については可能な限り職場の内情を教えてもらいましょう。
5-3. 薬剤師転職サイトに複数登録する
最後のコツは、薬剤師転職サイトに複数登録することです。
薬剤師の転職では「職場の内情をコンサルタントに教えてもらう」事が重要ですが、あなたに付いてくれるコンサルタントが優秀でない可能性も十分に考えられます。最初に3つ程度の転職サイトに登録し、電話面談を行った上で最適な転職コンサルタントを見つけ出しましょう。
『リクナビ薬剤師』によると、薬剤師の転職サイト登録数は平均2.7件です。転職コンサルタントへの相談が不安な方は、薬剤師のための転職エージェント全知識|1から理解し徹底活用!を参考にして下さい。
6. マツモトキヨシ転職で必ず登録すべき転職サイト5選
マツモトキヨシへの転職で活用すべき転職サイトがあれば教えて下さい!
マツモトキヨシへの転職は、高年収求人は容易に見つかる一方で、店舗特有の忙しさや人間関係で失敗する可能性もあると言えます。転職サイトへ登録する際は【転職サポートが十分か?】という観点で探し、職場の状況について教えてもらうようにしましょう。
【ドラッグストア求人が豊富にあるか?】という観点も併せて、おすすめの転職サイトを5つピックアップしましたので、目的に沿って少なくとも3つ程度登録しておく事をおすすめします。
登録自体は3分程度です。もちろん完全無料で費用等は一切かかりません。
転職サポート | ドラッグストア求人 | 特徴 | |
薬キャリエージェント | ◎ 業界1位(※エムスリーキャリア調べ) |
◯ | 抜群にスピーディで丁寧な転職サポートが強み。 |
マイナビ薬剤師 | ◎ 業界2位 |
◯ | 全国主要都市で面談を実施。面接が不安な人におすすめ。 |
リクナビ薬剤師 | ◯ | ◎ 業界1位 |
求人数No.1。コンサルタントが優秀、初転職におすすめ。 |
ファルマスタッフ | ◯ | ◎ 業界2位 |
求人数No.2。総求人数は業界No.1。調剤薬局求人に強み。 |
アプロドットコム | ◯ | ◯ | 希望の求人地域がある人におすすめ。 |
6-1. 薬キャリエージェント|スピーディで丁寧な転職サポート
『薬キャリエージェント』は、人気な薬剤師転職支援サイトです。15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていたこともあり、病院や医療施設などにおいて圧倒的な知名度を誇ります。
その特徴は何と言ってもオールマイティさ。転職人気の高い病院薬剤師(業界1位)や、調剤薬局(業界3位)以外にも、企業薬剤師求人数も業界1位と様々な職種に強い転職サイトです。病院とのコネクションが強く、業界や転職の裏事情にも強いと評判です。※薬剤師ポータルサイトにて19社中、年間登録者数No.1(2015年3月エムスリーキャリア調べ)
さらに、200人の口コミ比較でわかった薬剤師転職おすすめランキングによると、転職サポートが抜群にスピーディな事が分かりました。転職できるまでのフォローが丁寧という口コミも多く、希望店舗の内情をしっかりヒアリングしてみてはいかがでしょうか?
6-2. マイナビ薬剤師|面談でのサポート力が高い
『マイナビ薬剤師』は、リクルートと並ぶ転職業界最大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職支援サービスです。マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅し、豊富な求人数を抱えているのも特徴です。
マイナビ薬剤師は応募者との「面談」に力を入れており、親身にアドバイスをしてくれる事で有名です。全国の主要都市に支店を持っており、特に地方在住の薬剤師の方は、ぜひ登録をおすすめします。
6-3. リクナビ薬剤師|コンサルタントが優秀・ドラッグストア求人No.1
『リクナビ薬剤師』は、人材紹介最大手のリクルートが運営する薬剤師を専門に扱ったサイトで、高い評判と多くの転職実績があります。
ドラッグストア求人数は業界1位とドラッグストア転職に強いリクナビ薬剤師ですが、強みは何と言っても「日本一の人材紹介会社」としてのノウハウが豊富で優秀なコンサルタント。求人紹介だけでなく、希望のドラッグストアから欠員補充採用があった際に、いち早く連絡をもらう事ができます。
特に初めて転職する方は、『リクナビ薬剤師』の転職コンサルタントに相談して損は無いでしょう。ネット上での登録の後、必ず対面での面談を申し込む事をおすすめします。
6-4. ファルマスタッフ|ドラッグストア求人No.2
『ファルマスタッフ』は大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師転職支援サービスです。
もともと、出身母体である調剤薬局を中心に扱っていた転職サイトですが、そのネームバリューで病院・ドラッグストアなどでも求人を多く掲載しており、「求人の質・量」は業界トップという評価です。
また口コミ評判によると、面接が不安な転職者向けの面接同行サービスも高い評価を受けています。面接が不安な方は、登録しておいて損は無い転職サイトだと言えるでしょう。
6-5. アプロドットコム|独立系・希望求人を徹底的に探す
『アプロドットコム』は1998年に設立された薬剤師転職支援サービスです。
独立系の転職サイトとしてスタートしたので調剤薬局などの後ろ盾が無く、「転職希望者のニーズを徹底的に聞いて求人を探す」事をモットーに成長してきました。「XX駅の近くで」と要望があった時は、XX駅周辺の薬局に全てコンタクトを取って求人を探す姿勢が高評価を受けています。
独立系ですので、特定の求人を強くおすすめされる事もありません。今の職場に満足しておらず、フラットに次の働き方を考えている人は、必ず登録しておきましょう。
さいごに
マツモトキヨシでの薬剤師の働き方や転職についてノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
マツモトキヨシへの薬剤師転職は高年収求人が多いと大きなメリットがありますが、職場環境や人間関係で失敗する人が多いという問題点もあります。
ポイントは高年収で良い職場を探すコツを知る・マツモトキヨシ転職に強い転職サイトに複数登録するの2点。これだけで満足いく転職可能性を高める事ができます。転職成功に向けてトライする事をおすすめします。
マツモトキヨシ薬剤師の転職に強く、必ず登録すべき転職サイト5選
※薬剤師が転職する時の注意点
薬剤師は転職率が高く、「年収アップ」などの理由で転職する人が多い業界ですが、口コミの通り、職場雰囲気の悪さや長時間労働に後悔するケースが多いのも事実です。薬剤師の転職で失敗しない!体験談と転職ノウハウの全てを見て、後悔しない転職を実現してください。
特に初めて転職する人は、職場雰囲気のヒアリングや面接対策などのため、転職エージェントを活用することをお勧めします。薬剤師のための転職エージェント全知識|1から理解し徹底活用!を参考にすると良いでしょう。
転職活動は、将来のキャリアや待遇などに悩み、すぐに決められるものではありません。しっかり考えた上で、次の一歩を踏み出してくださいね。
あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。