- アマゾンジャパンに転職するにはどうすれば良いのだろう
- 採用されるのは難しいのだろうか
と考えていませんか?
結論、人気外資系企業であるアマゾンジャパンへの転職難易度はかなり高く、入念な情報収集がなければ転職は困難と言えます。
そこで、キャリアコンサルタントとして長年転職支援をしてきた私が、アマゾンジャパンへの転職にあたり知っておくべき知識を解説します。
- アマゾンジャパンの総評と転職のしやすさ
- アマゾンジャパンの採用情報
- アマゾンジャパンの企業情報
- アマゾンジャパンの働き方|口コミ評判まとめ
- アマゾンジャパンへの転職を成功させるコツ
- アマゾンジャパン転職で必ず登録すべき転職サイト4選
すべて読めば、アマゾンジャパンへの転職の第一歩を踏み出せるでしょう。
目次
1. アマゾンジャパンの総評と転職のしやすさ
年収
社員の平均年収は650万円程度。実力主義で、スピード昇格・昇給も見込める
福利厚生
外資系企業なので福利厚生はないに等しい。ただ、一定の地位に昇格すると株が付与される
評価・研修制度
風通しは良い。ストレートに物事を発言し、ガツガツ前のめりに仕事を行う社員が多い
やりがい・成長
世界最先端のサービスに関われる可能性がある環境。ただ、マネジメント層になれる人は一握りで、5年以内に辞める人がほとんど
雰囲気・働きやすさ
上を目指して努力して働ける人にとっては働きやすい環境
将来性
GAFAの1つとして、毎年大幅成長を遂げている。社会インフラ化してきていることを考えると将来性が非常にある会社
※vorkers / en Lighthouse / 転職会議の評価をもとに算出
注意:転職難易度は非常に高い
アマゾンジャパンへの転職難易度は非常に高いと理解しておきましょう。
なぜなら中途採用の求人を見ると、専門職や重要ポジションの採用は経験者で尚且つハイレベルなスキルが求められているからです。
GAFAの採用は経歴重視
出典元:Twitter
ただ、部門(倉庫勤務など)によってはそこまで倍率が高くない可能性もあります。
入社ハードルが低いのは、Amazonの倉庫
出典元:Twitter
このことから、入念な情報収集を行い戦略的な転職活動ができれば、十分転職できる可能性はあると言えるでしょう。
そこで、まずは次章から、アマゾンジャパンの採用・企業情報から紹介していきます。
2. アマゾンジャパンの採用情報
アマゾンジャパンの採用・求人に関する情報をまとめました。
詳しく見てみましょう。
2-1.中途採用での募集職種
アマゾンジャパンでは、上記のように、事務職・技術職、その他専門職等多くの職種で中途採用を行っています。
例えば、以下のような職種が実際に募集されています。
- オペレーション:
FC・DSの作業工程(入荷・品質・出荷・返品)やCSオペレーション(電話・メール・チャット・SNSなどでのお問い合わせ対応)において、各工程の生産性・品質に対する目標や、業務計画の作成、それらに対する進捗・実績管理などを担当- IT:
物流システムのインフラ(端末や周辺機器)や、ネットワークサポート、設備・環境関連サポートのほか、新ビジネスに伴うシステム導入、新拠点立ち上げに伴うITインフラ導入などの各種プロジェクトなどにも携わる- アナリスト:
データを重要視するAmazonにおいて、高度なデータ分析を専門的に行い、各種カイゼンの提案や、部門によってはデータの収集・蓄積・分析を効率良く行うシステムの構築・運用などを担います
出典:アマゾンジャパンサイト
2-2.求められる人材
アマゾンジャパンは、部門によって求められる人物像がそれぞれです。
例えば、SEの求人では、以下のように専門性が強く求められています。
必須条件:
・UNIXまたはLINUX環境での業務経験ないしはLPIC-1程度の知識をお持ちの方
・ソフトウェアに関するシステムサポート、障害対応経験をお持ちの方
・読み書きレベルの英語力をお持ちの方歓迎条件:
・Windows、ネットワークのサポート経験や関連資格等をお持ちの方
出典:doda
ポイント:人物重視の未経験採用も行っている
ただ、専門職採用以外であれば、地域によって未経験採用を行っている場合があります。
例えば、以下のような募集も見受けられました。
必須条件:
・英語の読み書きができる方
歓迎:
・『未経験可』
・何事にも果敢にチャレンジできる方
・数値管理や分析に興味がある方
大歓迎:
・カスタマーサポートなどの顧客対応経験
出典:doda
このようにアマゾンジャパンは、職種によって求められるスキルが全く異なることには注意しましょう。
ただ、外資系企業ということもあり、どの職種であっても多少の語学力を所有していて損はありません。(倉庫勤務を除いて)
また、アマゾンジャパンでは、役職に関わらず全ての従業員がリーダーシップをもって働くことが大事です。
そのために「Leadership Principles」という従業員の行動原則があり、14の要件が採用項目として重要視されています。
出典元:アマゾンジャパンサイト
実際にアマゾンジャパンへの転職を検討する場合には、前職での経験を14の要件に照らし合わせた上で、自身のリーダーシップを発揮した経験・成果について整理しておきましょう。
3.アマゾンジャパンの企業情報
アマゾンジャパンは、米国のECサイト最大手「アマゾン」の日本法人を指します。
それぞれ確認しておきましょう。
3-1. 事業内容
1998年に東京都で設立されたアマゾンジャパン合同会社(以下、アマゾンジャパン)は、アメリカに本社を置くAmazon.comの日本法人です。
アマゾンジャパンが提供するECサイト「Amazon.co.jp」は日本最大を誇るECサイトであり、設立当初は書籍のみの取り扱いでしたが、現在では多くの品目を取り扱っています。
3-2.会社概要
社名 | アマゾンジャパン合同会社 |
本社所在地 | 東京都目黒区下目黒1丁目8番1号 |
代表者 | 社長 ジャスパー・チャン |
設立 | 1998年8月 |
資本金 | 非公開 |
売上 | Amazon.com グループ総売上 1360億ドル (2016年 12月期実績) |
従業員 | グループ総数341,400名(2016年12月時点) |
事業内容 | 各種商品を取り扱う総合オンラインストアの運営サポート |
グローバル展開
アマゾンジャパンは、世界約8カ国でウェブサイトを開設し、世界各地50か所を超える物流センターを展開する、グローバル企業の一員です。
2017年度の日本での売上高は$178億で、1ドル109円で計算すると1兆7000億程度で、グローバル売上高の約10% を占めています。
アマゾンジャパンでの採用なので、基本的に国内での勤務となりますが、社内文書やツールが英語表記のため読み書き程度の英語力は求められ、目安としてTOEIC700点と定められています。
3-3.会社の特徴と転職時のポイント
アマゾンジャパンでは以下のような特徴があります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.在宅勤務可能
アマゾンジャパンでは、部署によっては、在宅勤務という時代に合ったワーキングスタイルを採択しています。
同僚や上司がとなりにいない分、自己管理が大事になってきますが、わからないことは全国にいる仲間がチャットやメール、電話でサポートしてくれるので、安心して働くことが可能です。
この制度があれば、家族の近くで働きたい人や、IターンやUターンを検討している方でも、問題なく働くことができるでしょう。
2.インターナルトランスファー制度
アマゾンジャパンでは、インターナルトランスファー制度という社内でキャリアを築ける制度を設けています。
例えば、上記のようにカスタマーサービスで培った経験を活かして、総務やシステムサポートなどの他部署で働くことも可能です。
このように、社内でキャリアアップできる点は、アマゾンジャパンの魅力と言えます。
4.アマゾンジャパンの働き方|口コミ評判まとめ
この章では、enlighthouseに掲載されている社員の口コミから、アマゾンジャパンの働き方の実態を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
4-1. 平均年収
アマゾンジャパン社員の平均年収は、 638万円(平均年齢35.7歳)です。(株式非公開のため、口コミ等による参考値)
これは、IT業界内でも高めの年収といえます。
完全年俸制で、入社3年後からは基本給に加え、自社株の付与があります。
また3年目までは現金でのボーナスに類するものが、年4回支給されます。
新卒・中途等関係なく、会社のレベル評価制度で年俸が決まりますが、中途入社の場合は基本的に前職からのスライドという形が多く、同じ職種であっても数百万円の差があることも多いようです。
4-2.やりがい・成長
とにかく仕事のスピードが早く、次から次へと新しいサービスやシステムに対応する必要があるため、変化対応力や効率よく仕事を進める力が身に付くという意見が多くありました。
研修制度等は充実していませんが、中途社員も多く優秀な人の中で仕事をしていくことが成長につながっていると感じるようです。
また、新規プロジェクトに携わる機会も多く、また社外からの注目度も高いため、そのことがやりがいにつながるという声がありました。
ただ、長年勤めないと昇進するのは難しく、5年以内に辞めていく人がほとんどであり、成長の1stepとして、転職してくる人が多いようです。
また、研修という制度は皆無なので、経験者もしくは自身で学んでいく姿勢がないと、成長していくのは難しいという意見も見られました。
4-3.雰囲気・働きやすさ
外資系企業なので、上司・部下関わらず意見をはっきり述べる文化があり、比較的風通しの良い職場だという声が多く見られました。
加えて、マンツーマンでマネージャーと話す機会が1か月に2.3回設けられており、仕事上での悩みを解決しやすい点も、働きやすさに繋がっているのでしょう。
ただ部署によって、和気あいあいな環境であったりさばさばしてる環境であったりなど様々なので、自身に適した部署に配属されるかどうかが働きやすさを変えるという意見が多く見られました。
また、望んでいない部署移動などを言い渡される可能性も高く、自分で働く場所を選べないのに不満を感じる人も多いようです。
4-4. 残業時間
アマゾンジャパンの平均残業時間は【30〜40時間程度】です。
競合の楽天・ヤフー等と比較すると残業時間は少ないといえます。
業務量は少なくありませんが、残業時間の上限が設けられていたり、完全フレックス制を導入しているため自分で働き方をコントロールしやすい環境は整っています。
残業代は年俸に込みとなっており別途支給は原則ありませんが、年収が比較的高いため不満は少ないようです。
ただし、部署によって労働時間が大きく異なる場合もありますので、事前にしっかりとコンサルタント等を通じて確認しておくことをおすすめします。
※アマゾンジャパンを志望する人におすすめな他の企業は?
アマゾンジャパンが気になっているのであれば、下記のような企業も転職検討してみましょう。
【参考】企業系記事一覧
5. アマゾンジャパンへの転職を成功させるコツ
アマゾンジャパンへの転職を成功させるためには、以下3つのコツを押さえておきましょう。
それぞれ詳しく解説します。
5-1.自己分析・キャリアの棚卸しを入念に行う
まずは自己分析・キャリアの棚卸しを徹底しましょう。
自らの長所やスキルを言語化したり、これまでの経歴を振り返ったりすることで、アピールポイントとなる強みを見つけ出すことができます。
自己分析の着眼点
- 振り返り
…これまでのキャリアを振り返る - 転職してどうなりたいのか
…「なぜ転職したいのか?」「どんな人生を歩みたいのか?」など自身の「なりたい状態」を考える - できること
…これまでの経験からどんなことを学んできたのか、どのようなスキルがあるのか
上記を重点的に考えることで、「魅力的な職務経歴書の作成」「面接での効果的なアピール」が可能となります。
5-2.情報収集を行い、企業の求める人物像を捉える
「自分はどのような強みがあるか」だけではなく、「企業はどのような人材を求めているのか」を考えることも重要です。
そのためにも、企業のコーポレートサイトや求人情報を徹底的に調べることが欠かせません。
また、採用条件だけでなく、以下の情報から求められる人物像を読み取ることも重要です。
求める人物像を読み取る観点
- 企業の成長ステージ
…創業期であれば即戦力や横断的なスキルを持つ人材が求められる。一方、成熟期はマーケティング人材や異業種人材が求められる傾向 - 理念・ビジョン
…企業が目指す事業の形から、どのような考え・姿勢で働く人材を求めているかを考える
企業情報を踏まえた志望動機・自己PRを行うことで、採用選考の確率を高めることができます。
5-3.頻出の質問を把握し、模擬面接を通して面接に慣れておく
「頻出の質問」に対する回答を、あらかじめ考えておくなど、事前に面接準備を行っておくことで、スムーズな対応が可能になり、的確に自分をアピールできます。
面接で頻出の質問
- 「あなたの強みは何ですか?」
- 「なぜ転職しようと思ったのですか?」
- 「弊社を志望した動機を教えてください」
- 「弊社に活かせるスキルや経験を教えてください」
また、面接特有の空気感に緊張してしまい、本番で思うように受け答えができないという方も少なくありません。
このような事態を防ぐためにも、模擬面接(面接の練習)を行っておくことが大切です。
選考・面接対策は転職エージェントの利用がおすすめ
採用確率を高める選考対策は、転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントを利用すれば、以下のサポートが受けられるからです。
- ヒアリングを通して強みやアピールポイントを客観的に見極めてくれる
- 応募書類の添削を行ってくれる
- 模擬面接など、事前の面接対策も可能
転職エージェントを利用することで、転職のプロから採用側の視点で、客観的なアドバイスをもらうことができるので、積極的に活用することをおすすめします。
ここまでは、アマゾンジャパンへの転職を成功させるコツを紹介しました。
次の章では、エージェントサービスを活用して選考対策を行いたいという方向けに、サポート力に強みのある転職エージェントを紹介していきます。
6. アマゾンジャパン転職で必ず登録すべき転職エージェント4選
数ある転職エージェントの中から、下記の3つの条件を満たす転職エージェントを厳選しました。
選定基準
- 求人数:
アマゾンジャパンに関する求人(非公開を含む)を保持する可能性が高いか - 情報力:
外資系求人を提案できる力と求人データベースがあるか - サポート力:
転職をサポートできるノウハウが社内にあるか
この3点を軸に『500人の転職エージェント利用者を対象に行なった調査結果』を踏まえると、結果は以下の通りとなりました。
転職エージェント | 外資系職種の求人数 | サポート力 | 情報力 |
1位. doda エージェント |
◎ 4.0 |
〇 3.9 |
〇 3.9 |
2位. ランスタッド |
◎ 4.2 |
〇 3.5 |
〇 3.8 |
2位. JACリクルートメント |
〇 3.6 |
〇 3.9 |
◎ 4.3 |
3位. ビズリーチ |
◎ 4.1 |
○ 3.4 |
○ 3.8 |
現在の年収が300万円~550万円の場合は、『doda』に登録するようにしましょう。
年収が600万円以上の場合は、ハイクラスな外資系求人を多く取り揃えている『ランスタッド』、『JACリクルートメント』、『ビズリーチ』への登録をおすすめします。
1位. doda|求人数No.2・転職サポートが評判
『dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。
提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。
2位.ランスタッド|年収800万円以上の外資求人
『ランスタッド』は、オランダに本社を置き、世界39カ国で人材ビジネスを展開する世界最大級の外資系転職エージェントです。
保有求人全体の約半数が「年収800万円以上」の求人で、中には年収2000万円以上のハイクラスな求人も見つけることができます。S&P500企業からスタートアップまで、求人の幅が広いことも特徴的です。
またランスタッドでしか募集をしていない「独占求人」も多く、特にグローバル企業や外資系企業のハイクラスポジションの仕事を見つけられます。
公式サイト:
https://randstad.co.jp
※ランスタッドでは、IT企業の転職に特化したエージェントサービスも行っています。IT業界志望者はこちらを利用してみてください。
3位. JACリクルートメント|ハイキャリア転職で実績No.1
『JACリクルートメント』は、ハイクラス求人に特化した転職エージェントです。
30年以上にわたり、約43万人を超える求職者の転職支援を行ってきた信頼と実績があります。担当するキャリアコンサルタントは、各業界・職種の専門知識と経営者視点を持つ少数精鋭のエキスパートなので、心強いパートナーとなるでしょう。
ロンドン発祥の日系転職エージェントということもあって、他の転職エージェントにはないグローバルな求人を多く扱っています。外資系企業や海外進出企業への転職を検討している方におすすめです。
4位.ビズリーチ|CMで話題のヘッドハンティング型サイト
『ビズリーチ』は、管理職・専門職などのハイクラス向け求人に特化したヘッドハンティング型転職サイトです。
企業の求人掲載、求職者の登録の双方に事前審査が行われることにより、質の高いマッチングを実現しているのが特徴です。
基本的な検索サービスなどは無料で利用できますが、求人応募やプラチナスカウトの受信などの機能は有料会員への登録が必要となります。
- タレント会員
年収750万円未満の方対象 / 月額3,278円(税込) - ハイクラス会員
年収750万円以上の方対象 / 月額5,478円(税込)
月額課金制の転職サイトは業界でも珍しく、利用をためらってしまう人もいるかもしれませんが、その分質の高い求人が揃っているので、「本気で転職したい」と考える方に特におすすめです。
公式サイト:
https://bizreach.jp/
7. 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選
業界の裏事情など、知っておけば転職エージェントを最大限活用できるテクニックを8つ紹介します。
7-1. エージェントに登録後は、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職エージェントは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最後にコンタクトを取った日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上の営業」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
※最近は「最終ログイン日」だけで見ている場合もあります。
7-2. とりあえず「良いところがあればすぐにでも」と言っておく
キャリアアドバイザーも売上目標があり日々追われています。担当者とのファーストコンタクトでは「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれますが、この時に具体的に転職を考えているなら「良いところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
7-3. 合わなければ勇気をもって担当変更する
担当のアドバイザーに情を移してはいけません。担当変更は実はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば変えてもらいましょう。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。
現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、現在志望しております○○業界に詳しいアドバイザーの方と一度お話をしたく考えております。大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
7-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては申し出をしない限りは情報が残ります。エージェント内でよく話題にあがるのが、3年前の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・という話です。
この場合、虚偽報告を行う危険な人材として紹介する案件を限るなどの判断がくだされます。
7-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当のキャリアアドバイザーはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きますが、あまり優秀ではない担当者の場合は経歴をそのまま写すだけなどひどいケースがあります。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
今までみた中でもっともひどかった推薦文(参考)
「業務内容を把握している現場の方の目でご判断頂くことが一番です。スキル面については掘り下げてお聞き下さい。」
書いてあることは間違いではないですが、応募者からすると転職エージェントを使う意味がないですよね。しっかりプッシュしてもらいましょう。
7-6. 同じ案件に複数のエージェントから応募しない
数社の転職エージェントを使っている場合、同じ案件には複数のエージェントから応募しないようにしましょう。企業から「他の転職エージェントからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・エージェント両者に不信感を与え、場合によっては破談となり、企業に再度応募することはもちろん、その転職エージェントから案件を紹介してもらえなくなるでしょう。
7-7. 内定が出たら、他のエージェントに話を聞きに行ってみる
内定承諾をした後、その判断に迷いがないか・正しいのかを確認するために、正直に内定を持っていることを伝えた上で別の転職エージェントに相談をしてみましょう。
そうすることで、もっとあなたのキャリアにふさわしい案件が発見できたり、内定を持って余裕のある状態で冷静な判断ができます。
この行動によって結果的に内定を辞退したとしても、転職エージェントにはしっかりと謝罪をしなければなりませんが、法的なペナルティーはありません。
内定を辞退するのは大変心苦しいことですし、転職エージェントとしてされると非常に腹がたつのですが、ご自身のキャリアに対して妥協せずに意思決定をするために有効なテクニックです。
7-8. 丁寧に、マナーを守って対応する
時々、横柄な態度を取る方がいますが、そういった方には優良案件は紹介しません。
大手の転職エージェントであれば、1人のアドバイザーは多ければ100人以上の応募者を一度に担当しますので、転職市場や時期も大事ですが、個人的な感情もふまえて力の入れ具合が変わります。
感謝を伝え、丁寧にマナーを守って対応しましょう。
さいごに
アマゾンジャパンでの働き方や転職についてノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
アマゾンジャパンへの転職は年収・働きやすさ両面でメリットが大きい事が分かりましたが、大企業だからこそ部署が選べないなどの不自由な部分があることは念頭に置いておきましょう。
転職難易度は非常に高いですが、ポイントさえ押さえて転職活動を行えば、成功確率がグッと上がります。
「より転職成功率を高めたい」、「HP上で非公開の求人を知りたい」という方は、転職エージェントを利用して、選考対策・求人探しを行いましょう。
アマゾンジャパン転職に強く、必ず登録すべき転職サイト4選
あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。