「ハイクラス転職で有名なビズリーチは、海外転職でも強いのだろうか?」と疑問に思う方は多いと思います。
結論、ビズリーチは海外の求人数が多く、さらに海外転職に詳しいヘッドハンターを探すことができるので、必ず利用すべきです。
この記事では、現役転職コンサルタントである私が、その理由と活用ポイントを、以下の流れに沿って説明していきます。
すべて読めば、あなたが海外へ転職するうえでの一歩を踏み出せるようになるでしょう。
ビズリーチ公式HPはこちら:
https://bizreach.jp
目次
1.海外転職でビズリーチを利用すべき2つの理由
冒頭申し上げた通り、ビズリーチは海外転職に強いので、積極的に利用すべき転職サイトです。
その理由としては以下の2つです。
- 1-1. 海外の求人数が豊富
- 1-2. 海外転職に詳しいヘッドハンターを選ぶことができる
では、順番に説明していきます。(※上記タップするとそれぞれの説明欄にジャンプします)
1-1. 海外の求人数が豊富
ビズリーチは転職サイトとして圧倒的な求人数を誇るサービスですが、海外においても同様の傾向があります。
実際に、2021年7月時点で、ビズリーチは海外求人を約1,300件ほど保有しており、他転職サイト・エージェントと比較してもずっと多くなっていました。(以下グラフ参照)
上記を見ると、ビズリーチの海外求人数は、他サービスと比較して2倍以上あることがわかります。
また、実際のビズリーチ求人検索の画面が以下になりますが、多くの海外地域(アジア、ヨーロッパ、etc…)から勤務地を選ぶことができます。
以下の表は、勤務地別に求人数を一覧化したものですが、非常に豊富な選択肢があることがわかります。
地域 | 勤務地 | 求人数 |
アジア圏 | 中国 | 390 |
韓国 | 58 | |
香港 | 91 | |
シンガポール | 228 | |
タイ | 311 | |
ベトナム | 421 | |
その他アジア | 771 | |
アメリカ・カナダ | 131 | |
ヨーロッパ | 70 | |
オーストラリア | 50 | |
その他海外 | 307 |
※補足:いくつかアジア圏で重複している求人があったので、合計すると1,300件より多めになっています。
ここまでからわかるように、ビズリーチは豊富な求人数を持っているので、海外勤務を希望する転職者が良い求人を見つけやすく、以下口コミのように、納得のいく転職ができた方が多くいます。
自分が希望している求人に転職できた!
まずはどんな求人があるのか、だけでも、見てみると良いでしょう。
ビズリーチ公式サイト:
https://bizreach.jp
1-2. 海外転職に詳しいヘッドハンターを選ぶことができる
海外転職でビズリーチを利用すべき理由のもう一つとしては、『海外転職に強いヘッドハンターを選べること』にあります。
例えば、以下の画像のように、『中国』で絞り込むと16名のヘッドハンターが検索結果に表示され、アプローチをとることが可能です。(※ヘッドハンター名はプライバシーの都合により非表示にしています)
ビズリーチのヘッドハンターは優秀な方が多く、その方に合わせていろんな求人を紹介してくれます。
好条件な求人を紹介してもらえることが多く、以下の方のように「納得のいく転職ができた!」という方が多くいらっしゃいます。
好条件の求人を紹介してもらって納得のいく転職ができた!
海外でチャレンジしたいなと思ったのがきっかけで、ビズリーチに登録しました。
登録して1週間ぐらい経った時、3人ぐらいからオファーを貰うことができ、その中でも一番熱心にアピールしてくれて、良い条件を提示してくれたところに決めました!
おかげで今では何不自由ない生活ができているので、利用してよかったなと思います。
上記の方のように、良い条件を紹介してもらえることが多いので、海外を視野に入れている場合は、積極的に連絡をしてみましょう。
2. 海外転職をする上で注意すべきたった1つのポイント
そもそもの話になりますが、海外に転職を希望している方は、働き方が2種類あるということを抑えておく必要があります。
以下の2つのパターンがあり、あなたの理想のキャリアや生活に合わせて選ぶ必要があります。
いずれとも海外転職を検討するうえで重要な前提知識なので、それぞれのメリット・デメリットを交えつつ詳しく説明していきます。
2-1. 現地採用
よくあるのが日本の会社の現地法人や海外支社に直接採用されるケースです。転職サイトを覗くと大手企業でも非常にたくさんの求人があり、日本では難関だった人気企業の現地法人にも比較的入りやすいです。
また「中国にある中国の会社に転職する」「シンガポールでヨーロッパの企業に転職する」など、現地で日系企業以外の企業に転職をするケースも存在します。
どちらもあえてその国での「外国人」である日本人を雇うわけですから、日本人にしかできない仕事をするケースが多いです。
また、会社の文化は現地に近いものが多く、日本企業ほど働く会社はあまりありません。
この働き方のメリット・デメリットは以下のようになっています。
メリット
- ○自分で働く国や地域・仕事内容を決めやすい
- ○日本の企業よりも残業が少なく休暇を取りやすい
デメリット
- ×待遇が現地の物価や給与水準に合わせられる
- ×最低限の英語や現地語が必要
こんな職種の現地採用には転職しやすい!
日本人であることの強みが生きやすい現地採用は、経験が少なくても受かるチャンスがたくさんあります。例えば以下のような転職先です。
- 現地のツアー会社:日本人ツアーの添乗員として日本人を案内する。
- 日本語教師:現地の人に日本語を教える。現地の言葉は必須。
- 引っ越し業者:駐在日本人向けに、日本人の引っ越しスタッフのニーズが強い。
上記のような転職先はあくまでも一例です。特に経験に自信がない方は、あなたが得意なことや、今までやってきたことを活かせる仕事はないか、一度考えてみましょう。
2-2. 海外駐在
日本で日本の企業に転職をして、そこから一定期間海外勤務を命じられるというものです。日本企業のグローバル展開に伴って、海外駐在を前提としている求人もよく見かけます。
給与は日本の水準で、さらに海外赴任手当がつくことも多いので、収入面では現地採用よりも良くなる傾向にあります。
ただし、どの国にどれくらいの期間いるのかは会社の命令で決まるなど「自由度は低い」ことを覚えておきましょう。
働き方に関しても、給料が多いことや、日本企業の文化などから、残業が多く激務になりやすいです。
メリット
- ○日本水準の給与+手当で高収入になりやすい
- ○日本のグローバル企業の社員なので雇用が安定しやすい
デメリット
- ×行き先・期間などの自由度は低い
- ×現地採用よりもハードワークを求められる
海外駐在に関しては、社内でキャリアを積んできた人が抜擢されるケースが多く、転職でそのポジションを狙うことは狭き門なので、対策が必要です。
これらの内容を踏まえて、海外転職を成功させるための秘訣を次章で説明していきます。
3. ビズリーチを利用して海外転職を成功させる3つの秘訣
ビズリーチを利用して海外転職を検討している方は、以下の3つを意識して転職活動を進めるようにしましょう。
順に紹介していきます。
3-1. 5人以上のヘッドハンターに連絡をしてみる
5人以上というと、たくさん連絡しなくてはいけないように感じるかもしれませんが、返信が返ってこない可能性もあるので、なるべく多くのヘッドハンターに連絡することをおすすめします。
なぜならば、『転職成功者は3社以上の転職エージェントを利用している』というデータもあるという前提で、かつ難易度の高い海外転職であるからこそ、より多くのヘッドハンターに相談することを通して、転職の成功率を最大まで高めたいからです。
ただし、登録していきなり連絡しても、サポートを断られてしまう可能性があるので、以下にて詳しく説明します。
3-2.ヘッドハンターがサポートしてくれるように職務経歴書を充実させる
こちら言うまでもないかもしれませんが、職務経歴書を充実させておかないと、ヘッドハンターがサポートを断る可能性があります。
特に、以下の二つはできるだけ具体的に書くようにしてください。
- 企業名
- 役職・部署名
一目見ただけで、企業名・担当業務内容がわかるように記載するようにしましょう。
3-3.プロフィール欄の任意項目をしっかり記入しておく
任意項目もしっかりと記載しておくようにしてください。
自分のスキルや強み、経験をアピールするためにも、しっかり記入しておきましょう。
特にしっかり記入して欲しいところは以下の4つです。
それでは順に説明していきます。
No.1|職務要約
まずは職務要約です。
ビズリーチ公式ページの引用になりますが、下記5点を意識して書きましょう。
- コアスキルに書いたキーワードはすべて含める
- 主観的な内容や表現は排除し、客観的な視点で事実を伝える
- 経験に対する成果は具体的な数字やファクトで表現する
- 職務経歴をまとめるのではなく、キャリアストーリーとしてまとめる
- コアスキルを証明できるように構成する
例:
大手総合商社のビズリーチ商事で審査部門からキャリアをスタートし、最初の7年間は事業投資及び事業戦略の立案、次の4年間は投資先事業の組織作り・事業立ち上げを行って参りました。
のべ700件の事業投資審査と75件(計2200億円)の投資判断を行った実績を持ち、豊富な事業構造分析の経験から、事業戦略の策定・実行を最も得意としております。
事業運営の成功事例としては、米国ケーブルテレビ会社との合弁子会社、ビズリーチ・ケーブルテレビ社にプロジェクト責任者として出向した際、戦略立案からオペレーションまで担当。 2年間で売上100億円達成、国内トップシェア(70%)の獲得を実現し、対象者5万人中3人の社長表彰を受けました。
私費留学にてMBA(ルクサ大学大学院)取得後、現在はポストIPOベンチャーのビズリーチ・コマース社にて、事業管理部にて経営企画、事業戦略、M&A 案件を担当しております。英語はビジネスレベルで使用可能です。
引用:ビズリーチ公式ページ 「職務経歴アドバイス」より
No.2|コアスキル
次にコアスキルを記入します。
今いる業界に紐づくような知識やスキルの優位性を書くと、受けが良いです。
特記事項は、キャリアに空白がある場合や、出版経歴などがあれば書きましょう。
もし特に書く事がない場合は、メッセージボックスとして転職全般に関する希望を書きましょう。
例えば、『年収は低くても良いので、事業立ち上げの経験を求めます』などです。
あるいは、「良い案件があればすぐにでもキャリアアップをしたいと考えております」と入力すれば、ヘッドハンターも気合をいれて案件を紹介してくれるのでおすすめです。
No.3|希望年収
次に希望年収ですが、あまり高く設定しすぎるとスカウトが減ってしまうので、気をつけましょう。
ただし、「本当に良い案件があった時だけたまにスカウトが来れば良い」と考えている方は、あえてハードルを上げてしまうのも手です。
No.4|希望業種・職種・勤務地
次に、希望職種・業種・勤務地を入力していきますが、こちらは注意が必要です。
基本的にハイキャリア向け案件は、今までの経験を活かすことが前提で、未経験者については取り扱いはされないケースが多いため、最初の方に書いた経験職種や業種となるべくリンクさせましょう。
さっき何を入力したっけ…という方も、一通り入力が終わった後に修正できますので、安心して次に進みましょう。
まずは希望業種から書きます。
次に、希望職種です。
最後に勤務地です。
より魅力的な人材だと判断されるためにも、細かいところまでしっかりと記載しておくようにしましょう。
3-4.ここまでの内容まとめ
ここまでビズリーチを海外転職で使うべき理由と、活用ポイントについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ビズリーチは『求人数が多い』かつ『優秀なヘッドハンターを選べる』という利点を持った転職サイトであり、その特徴は海外転職においても十分発揮されるため、ぜひ利用すべきです。
ビズリーチ公式:
https://bizreach.jp
そして登録したら、職務経歴書をしっかりと記載して、ヘッドハンターに連絡をしてみましょう。
とはいえ、職務経歴書の作成や面接対策もすべて一人でしなければならないのが大変だ、という方は、転職エージェントも併用するとなおいいでしょう。
補足:転職エージェントがやってくれること
- 面倒な手続きをすべて代行してくれる
- あなたのPRポイントを整理できる
- 過去データから万全な面接対策をしてくれる
- あなたに合った非公開求人を探してきてくれる
- あなたのことを営業してくれるため、他の候補者より有利になる
- 年収交渉を引き受けてくれる
- 退職トラブルの相談相手になってくれる
4. 海外転職でビズリーチと併用したい転職エージェント3選
海外転職では、ビズリーチが一番強いのですが、併用して転職エージェントを利用することで、より転職に成功する可能性がグッと上がります。
例を挙げると、海外転職に強い順で、以下3社も利用してみると良いでしょう。
- リクルートエージェント|求人数が多く、サポートも充実
- パソナキャリア|全世界に案件あり・キャリアに自信がない方にもおすすめ
- doda|業界最大手で提案力が高い
では、それぞれ個別に説明していきます。
『リクルートエージェント』求人数が多く・サポートも充実
『リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです。
公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)。
業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。
転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。
◆補足:リクルートが運営している関連サービス
- リクルートダイレクトスカウト(年収700万円ある人向け)
- リクルートエージェントIT(エンジニア向け)
『パソナキャリア』全世界に案件あり・キャリアに自信がない方にもおすすめ
『パソナキャリア(ハイクラス向け)』は、大手人材サービス会社「パソナグループ」が運営するハイクラス向け転職エージェントです。
豊富な求人数を誇る『パソナキャリア(ハイクラス)』は、充実したサポート体制が魅力のハイクラス向けの人材サービスです。
年収800万円以上のハイクラス求人が非常に豊富であり、ハイクラス転職にグッと近づくことができます。
また、『パソナキャリア(ハイクラス)』では多くの独占求人を保有しており、希少な求人を求めて登録する方も数多くいます。
なにより、注目すべきなのが利用者満足度の高さです。
2019〜2022年オリコン顧客満足度調査の転職エージェント部門において、4年連続総合1位を獲得し、実績と信頼を兼ね揃えたサービスであることは疑いようがありません。
CareerTheory編集部が行ったアンケート調査でも、「満足のいく転職ができた」「サポートがよかった」という声が多く寄せられています。
「なるべく多くのハイクラス求人を見比べたい」「サポート体制が整った転職エージェントを探している」とお考えの方は、『パソナキャリア(ハイクラス)』をぜひ利用してください。
『doda』業界最大手で提案力が高い
『dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。
提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。
補足
以上の3社以外にも、どんな転職エージェントがあるか知りたいという方は、「海外就職でも困らない!目的・国別の転職エージェント20選」を一度読むことをおすすめします。
目的別で登録すべき転職エージェントを紹介していますので、ご自身の目的に合った転職エージェントを選ぶことができます。
5. まとめ
いかがでしたでしょうか。
海外転職では、ビズリーチを利用すべきで、登録したら職務経歴書を登録して、ヘッドハンターに連絡をしてみましょう。
- ビズリーチ|海外求人豊富で、優秀なヘッドハンターを探せる
https://bizreach.jp
さらに、以下のような他転職エージェントを併用すると、よりよい求人に出会える可能性がグッと上がるでしょう。
- リクルートエージェント|求人数は圧倒的・転職サポートも充実
https://r-agent.com - パソナキャリア|キャリアに自信がない方にもおすすめ
https://pasonacareer.jp
- doda|業界最大手で提案力が高い
https://doda.jp
あなたが最高の転職ができることを陰ながら祈っています。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。
パッと求人を見たら、自分が希望しているものが多くあり、最終的にこの会社に決めることにしました。
まさかこんなに上がるとは思っていませんでした。