離島薬剤師として働くには?求人の探し方や給料、メリット・デメリットを全解説

離島の薬剤師さんについて、

  • 業務の実態は?
  • 年収が高いのは本当かな?

など、気になりますよね。

離島薬剤師は、患者に寄り添った服薬指導ができ、年収も本土と比べて高い場合が多いので、近年人気が高まっている働き方の一つです。

しかし、当然デメリットはあるため、特徴をよく知った上でご自身に合った選択をすることが重要と言えます。

この記事では、転職のプロとして多くの転職者をサポートしてきた私が、離島薬剤師の特徴や年収、メリット・デメリットや求人の探し方を解説していきます。

【目次】

  1. 離島薬剤師の特徴4ポイント
  2. 離島薬剤師として働くデメリット
  3. 離島薬剤師として働くメリット
  4. 離島薬剤師を目指すなら転職サイトの利用が近道!
  5. 離島薬剤師として転職したい人におすすめの薬剤師転職サイト5選
  6. 転職サイトをより効果的に利用する7ポイント
  7. 【図解】転職サイト利用の流れ

この記事を読めば、離島薬剤師に関する様々な疑問が解決するでしょう。

薬剤師500名が選んだ人気の転職サイト

編集部が実施した薬剤師500名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。

キャリア・転職に悩んでいたり、今の仕事・職場から離れようかなと考えていたりするすべての薬剤師におすすめの相談先です。

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約5.1万件

  • 圧倒的公開求人数を誇る大手サイト
  • 20-30代薬剤師のキャリアアップ転職におすすめ
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4.0点

約4.6万件

  • 全国に拠点があり地方にも強い
  • ドラッグストア・企業の求人は特に豊富
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1.離島薬剤師の特徴4ポイント

離島薬剤師は、都会とは異なる環境で仕事をするため、離島ならではの特徴が多くあります。

本章ではその特徴について、ご紹介します。

  1. 離島薬剤師は患者さんとの距離が近い
  2. 勤務地は薬局と病院の2パターンがある
  3. 年収は高い傾向にある
  4. 徳洲会グループの勤務先が多い

それでは、早速見ていきましょう。

1-1.離島薬剤師は患者さんとの距離が近い

離島薬剤師の大きな特徴は、都会とくらべて患者さんとの距離が近いことです。

島の中では行動範囲が限られているため、離島薬剤師として赴任し、ある程度時間が経つと、患者との距離が非常に近くなってきます。

都会で仕事をしていると、患者さんとの会話が少なく、業務がルーティンワークとなりがちであるため、患者さんとコミュニケーションを取りながら仕事をしたい薬剤師にとっては最適の仕事と言えるでしょう。

また、患者との距離が近いことで、患者に寄り添った服薬指導ができるだけでなく、症状の変化の分かりやすさから、回復した際には大きな喜びを感じることができます。

1-2. 勤務地は薬局と病院の2パターンがある

離島薬剤師の主な勤務地は、薬局と病院の2つです。

小さい島でも全員が医療を必要とするため、コンビニがないような離島でも、ほとんどの離島に調剤薬局が存在しています。

また、離島に病院がある場合は、病院薬剤師として働くことも可能です。

ただ、離島には急性期病院よりも慢性期病院の方が多いため、どうしても急性期病院で働きたいという方は勤務地が限られる可能性があります。

また、病院求人は調剤薬局求人とくらべて圧倒的に数が少ないため、基本的には薬局への転職を考えるのが現実的でしょう。

1-3.年収は高い傾向にある

離島薬剤師の年収は高い傾向にあります。

薬剤師の場合、都市部から離れるほど薬剤師不足になりやすいため、都市部より地方のほうが時給が高く設定されているのです。

このため、離島でも慢性的な薬剤師不足を解消するべく、多くの求人で高い年収が提示されています。

 職場 本島年収  離島年収
 調剤薬局  450〜700万円  420〜800万円
 病院  400〜650万円  360〜750万円

また、借り上げ住宅を提供されたり、移動手段として車をもらえたりと待遇面でも恵まれている場合が多くあります。

このように、将来に向けてお金を貯めたい、年収をアップさせたいという方に、離島薬剤師という働き方はおすすめです。

注意点として、公務員薬剤師の場合、あくまで地方公務員としての勤務となるため、高収入は期待できないでしょう。

1-4.徳洲会グループの勤務先が多い

離島の病院や調剤薬局の多くは徳洲会グループによって運営されています。

これは、徳洲会グループが離島を含む都会から離れた場所にも、都会に引けを取らない医療環境を提供することを目指しており、離島の医療機関に大きな出資をしているからです。

また、離島での業務の大変さを理解し、業務支援の一環として定期的に本島から薬剤師を派遣しています。

このため、薬剤師で離島での勤務に興味のある方は、徳洲会グループのHPから情報をチェックしてみることもおすすめです。

ここからは、実際に離島薬剤師として働く際のメリット・デメリットを見ていきます。

2.離島薬剤師として働くデメリット

本章では、離島薬剤師のデメリットをご紹介します。

離島薬剤師として働く上で、避けては通れないものもあるため、事前に理解しておきましょう。

  1. 医薬品の在庫管理に手間がかかる
  2. 交通の便が悪くスキルアップの勉強がしにくい
  3. 仕事とプライベートの境界が曖昧
  4. 環境に慣れるまでが大変

順番にご紹介します。

2-1.医薬品の在庫管理に手間がかかる

離島で薬剤師として働く場合、都会よりも医薬品の在庫管理に手間がかかります。

これは、フェリーの定期運行が連絡手段となる離島では、都会とは異なり、医薬品卸の人が毎日医薬品を届けることが難しいためです。

各離島によって物流事情が異なりますが、中には週に1度しか薬が届かない島もあります。

このため、患者さんに必要な薬を提供し続けるための徹底した在庫管理が、離島薬剤師としての大きな仕事の一つと言えるでしょう。

2-2.交通の便が悪くスキルアップの勉強がしにくい

離島の交通の便の悪さから、スキルアップのための勉強がしにくくなることがあります。

島に空港がある場合もありますが、基本的には定期運航のフェリーに乗ることが、本土との唯一の連絡手段となります。

このため研修会や講習のために本土に渡ろうにも、気軽に行くことはできないですし、仕事帰りに行くことも現実的ではありません。

このため、本土にいるときよりもスキルアップがしにくくなる点は、事前に認識しておきましょう。

2-3.仕事とプライベートの境界が曖昧

離島で薬剤師として勤務していると、仕事とプライベートの境界が曖昧になることが多くあります

離島は生活範囲が限られており、外出先で患者さんや同僚と会うことは日常茶飯事だからです。

このため、仕事とプライベートの線引きをはっきりさせたいと考えている人にとっては、辛い毎日となるかもしれません。

2-4.環境に慣れるまでが大変

離島の環境に慣れるまでに、時間がかかる方は多くいます。

海や自然が好きで就職をしても、離島と本土では異なる点が多く、生活してみて初めて感じるギャップもあるでしょう。

飲食店が少ないため自炊は必須ですし、娯楽施設もほとんどないため、仕事のストレスをプライベート時に解消してきた方にとっては、島での毎日に物足りなさを感じるかもしれません。

このような仕事面と生活面の両面で、島特有の環境に順応するまでに時間がかかる可能性があります

デメリットが多く目立つ離島薬剤師ですが、メリットも多くあるため、次章でご紹介します。

3.離島薬剤師として働くメリット

この章では、離島薬剤師として働くメリットを、以下の順番で解説します。

  1. 患者さんに向き合った服薬指導ができる
  2. 年収が高く、貯金がしやすい
  3. 福利厚生が充実している

それでは見ていきましょう。

3-1.患者さんに向き合った服薬指導ができる

離島薬剤師として働くメリットとして、患者さんに向き合った服薬指導ができることが挙げられます。

都会の調剤薬局は、多くの患者さんが来局するため、スピード感を持った仕事が求められます。

一方、患者さんとの距離が近い離島薬剤師の場合、業務のスピードよりも島の住民とのコミュニケーションの質が求められるのです。

このように、患者さんとの会話を大切にすることで、患者さんへの細かい服薬指導が可能となります。

3-2.年収が高く、貯金がしやすい

1-3章でも説明したように、離島薬剤師は本土で働くよりも高年収であり、貯金がしやすいです。

離島薬剤師の場合、次に説明する福利厚生の充実により金銭面でのメリットを享受しやすいことや、都会にいるときよりも出かける場所が少ないことにより出費が減るなどの理由が挙げられます。

また、患者さんや島民の方からの農作物のおすそ分けによって食費が抑えられるなど、離島ならではの節約方法もあるのです。

このように、何か理由があって一気に貯金をしたい方には、離島薬剤師として働くことは大きなメリットとなります。

3-3.福利厚生が充実している

離島薬剤師の求人の多くは、福利厚生が非常に充実しています。

これは、離島への移住において様々な負担が発生することを会社側が理解しているためです。

離島への引越し費用を会社が全額負担してくれたり、社宅や家賃補助を設けたりすることで、最初の一歩を踏み出しやすくしていると言えます。

しかし、このような好条件の求人は人気があり、公に出回ることが少ないです。

そこで、離島薬剤師として転職したい方に、薬剤師転職サイトの活用をおすすめします。

4.離島薬剤師を目指すなら転職サイトの利用が近道!

薬剤師転職を効率的に進めるなら、薬剤師に特化した転職サイトを利用することを強く推奨します

離島薬剤師に転職をすることに不安を感じる方は、まず転職サイトに相談してみることがおすすめです。

転職サイトとは

一般的な求人広告サイトと異なり、求職者一人に対してキャリアコンサルタントが担当し、転職活動をサポートしてくれるサービスです。

求人の紹介から、面接対策まで、転職活動を総合的に支援してくれます。

転職サイトの利用をおすすめする最大の理由は、「転職しようか迷っている」という相談から、丁寧に対応してくれるからです。

「薬剤師としての今後のキャリアに悩んでいる」「転職すべきか判断できない」という方は、一度プロの意見を聞いてみることをおすすめします。

さらに、転職サイトを利用することで、以下のようなサポートを受けることができます。

サポート例

  1. 履歴書・職務経歴書の作成(添削)
  2. 求人探し
  3. 求人の応募手続き
  4. 面接の日程調整
  5. 配属先の交渉
  6. 給与・ポジションの交渉
  7. 雇用契約書の確認
  8. 入社関連手続き

転職サイトの担当者は、数多くの薬剤師転職を成功に導いてきた実績があり、「どのように自己PRをすれば、採用確率が高くなるか」といったノウハウを熟知しています。

一人ひとりにあった転職活動の進め方も、具体的にアドバイスしてくれるでしょう。

登録から利用まですべて無料で行えますので、転職活動に不安のある方は、ぜひ利用してみてください。

次章では、薬剤師転職に特化した転職サイトの中から、特におすすめのものを厳選して紹介します。

5.離島薬剤師として転職したい人におすすめの薬剤師転職サイト5選

離島薬剤師への転職におすすめの薬剤師向け転職サイトの中から、以下の3点を基準に、「総合評価の高い転職サイト」をピックアップしました。

総合評価を導き出す3つの基準

  1. 求人の質・量:保有している求人の量や質は十分かどうか
  2. 提案力:求職者にぴったりの提案をしてくれるかどうか
  3. サポート力:コンサルタントからの手厚いサポートを受けられるかどうか

さらに、当サイトが薬剤師500人を対象に行った独自アンケートの調査結果を加味し、利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、おすすめの転職サイトは、以下の通りとなりました。

  求人数・質 提案力 サポート力
薬キャリエージェント
4.1

4.3

4.1
マイナビ薬剤師
4.2

4.2

3.7
ファルマスタッフ
3.9

3.8

4.1
ファーマキャリア
4.2

3.4

4.1

リクナビ薬剤師


4.2

3.9

3.4

それでは順番にご紹介します。

1.薬キャリエージェント|求人数と交渉力に強い転職エージェント

薬キャリ

『薬キャリエージェント』は、総合満足度No1の薬剤師転職サイトです。
(※薬剤師ポータルサイトにて19社中、年間登録者数No.1(2015年3月エムスリーキャリア調べ)

運営会社のエムスリーキャリアは、15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていることもあり、サポート力や薬剤師転職ノウハウには信頼があります。

また、病院や医療施設などに強いコネクションを築いており、人気の高い転職先である調剤薬局や病院の求人数は業界1位、(※エムスリーキャリア調べ)調剤薬局では業界3位と、他サービスを圧倒する求人数・質を誇ります。

業種・年齢・地域問わず、転職を考えるすべての薬剤師におすすめです。

公式サイト:
https://agent.m3career.com/

2.マイナビ薬剤師|親身なサポートに高評価

マイナビ薬剤師

※マイナビのプロモーションを含みます。

『マイナビ薬剤師』は、転職業界大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職サイトです。

マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅しており、54,673件の求人を掲載しています

また、転職サポート力に定評があり、応募者との「面談」に力を入れているという点も特徴的です。

親身にアドバイスをしてくれるため、はじめての方でも安心して転職活動を進められるでしょう。

全国の主要都市に支店を持っており、地方在住の薬剤師の方にもおすすめです。

公式サイト:
https://pharma.mynavi.jp/

※マイナビのプロモーションを含みます。

3.ファルマスタッフ|調剤薬局と派遣の求人が豊富

ファルマスタッフ』は、大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師転職支援サービスです。

特に調剤薬局の求人は、数・量ともに業界トップクラスです。薬局への転職を検討している方は、登録必須の転職サイトと言えるでしょう。正社員求人だけでなく、派遣求人も多く扱っています。

20年以上にわたる転職支援実績があり、蓄積されたノウハウを得られる点も大きな魅力です。

薬剤師転職では、どういった点をアピールすればよいのか、調剤薬局への転職を成功させるにはどのように準備しておけば良いのか、など具体的な方法を知ることができるでしょう。

公式サイト:
https://www.38-8931.com/

4.ファーマキャリア|希望に沿った好条件求人を提案

『ファーマキャリア』は、オーダーメイド求人が魅力の転職サイトです。あなたの希望に合わせた好条件求人を、キャリアコンサルタントが厳選して提案してくれます。

求人の数よりも質を重視したい方におすすめです。

また、優秀なキャリアコンサルタントが担当してくれる点も特徴的です。

一人ひとりがより満足のいく転職を実現するために、非常に親身なサポートを実施しています。

公式サイト:
https://pharmacareer.jp

5.リクナビ薬剤師|コンサルタントが優秀

リクナビ薬剤師

『リクナビ薬剤師』は、人材紹介最大手のリクルートが運営する薬剤師を専門に扱ったサイトです。

サービスの規模も大きく、数多くの転職実績があります。

ドラッグストアの求人や、高収入の求人が多い点も特徴です。

また「日本一の人材紹介会社」としてのノウハウが豊富であり、特に優秀なコンサルタントがいるという点も大きな強みです。

6転職サイトをより効果的に利用する7ポイント

35歳が転職エージェントをうまく使うポイント

この章では、転職サイトをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。

  1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
  2. 転職時期は最短可能日程で答える
  3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
  4. 経歴やスキルに嘘をつかない
  5. 推薦文は必ず確認する
  6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
  7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。

Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。

「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。

更新日

例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。

更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える

コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。

Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る

担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、

転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。

大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。

コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。

この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。

Point-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない

数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。

企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。

Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

転職サイトも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。

優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWorkを利用して裏をとるようにしましょう。

以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。

openworkの口コミ

上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。

7【図解】転職サイト利用の流れ

ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

転職サイトに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう

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Step 1. まずは公式ページから登録する

それぞれの公式ページから登録を行います。

登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください

例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。

正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。

Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る

登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。

事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。

  • 転職希望時期は?
  • 希望する職種や業界は?
  • 希望年収は?

10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。

※最初からアポイント調整に入る場合もあります。

Step 3. キャリアカウンセリング

あなたが転職サイトのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)

初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。

  • あなたのキャリアの棚卸
  • PRポイントの整理
  • 転職するべきかどうか
  • 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
  • どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
  • 転職についての要望の深堀

キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。

担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。

Step 4. 求人紹介を受ける

あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。

思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。

それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します

Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削

応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。

場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。

最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。

Step 6. 紹介された求人に応募する

選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。

自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。

求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職サイト経由は圧倒的に有利です。

Step 7. 面接対策を受ける

応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。

あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。

Step 8. 企業との面接を行う

面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。

対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。

面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。

Step 9. 内定と退職サポート

内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。

また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職サイトであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!

Step 10.退会手続きをする

転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。

万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。

転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。

転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。

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8. まとめ

離島薬剤師の特徴や、メリット・デメリットについてご紹介しました。

離島薬剤師として働くことは、大きなやりがいを得られると同時に高年収であるため、おすすめの働き方の一つです。

また「興味があるけれど、一歩踏み出すかどうか迷っている…」という方は、今回ご紹介した薬剤師転職サイトに、是非相談してみてください。

上位3サイト(『薬キャリエージェント』、『マイナビ薬剤師』、『ファルマスタッフ』)は薬剤師向けのサポートが特に手厚いという評価を受けているため、すべて登録しておくと、転職成功に大きく近づくでしょう。

なお、それぞれのサイトの利用者からの評判を知りたい方は、以下を参考にしてください。

あなたの転職活動が上手くいくよう、心から願っています。