「既卒になったら人生終了するの?」
「既卒はもう正社員になれないの?」
既卒はネガティブなイメージが強く「既卒になったらもうどこも雇ってくれない」という不安がつきまといます。
たしかに新卒や中途に比べたら既卒の採用率は低く、就活が難航するのは覚悟しておくべきでしょう。
しかし、念入りに就活の準備をおこない、既卒になった理由を面接官にしっかりと説明できれば、既卒が採用される可能性はグッと広がります。
今回は、既卒が人生終了ではない理由や就活を成功させるコツを余さずに解説します。正しい認識を深めて、前向きな気持ちで就活をスタートさせましょう。
この記事を読むとわかること
- 既卒だからといって人生は終了しない根拠
- 既卒が人生終了と言われる理由
- 既卒のままでいるリスク
- 既卒で人生終了になりやすい人の特徴
- 既卒が就職を成功させるコツ
- 既卒におすすめの転職エージェント3選
目次
既卒だからといって人生は終了しない!3つの根拠を解説
結論、既卒だからといって人生は終了しません。その根拠は3つあります。
それぞれの項目を順番に確認していきましょう。
既卒の採用実績がある
厚生労働省の「労働経済動向調査」によると、2020年の新規学卒者を対象とした正社員の採用枠で「既卒者の応募を可能」とした事業所の割合は調査産業計で68%。
そのうち採用に至った既卒者は、40%の結果でした。
実際、転職エージェントや転職サイトの求人一覧のなかには、応募資格に「既卒者OK」としている求人も多く存在します。
出典:ワークポート
このように既卒の「採用実績」や「採用枠」の証拠が確実にあるので「既卒=人生終了」の一説は真実ではありません。
SNSやインターネット掲示板の不安を煽るような言葉には惑わされずに、前向きな気持ちで就活に望みましょう。
人手不足の会社が多い
日本は、労働者の人手不足が大きな社会問題となっています。
厚生労働省の「2023年度正社員等労働者過不足調査」によると、調査産業計の44%が「労働者が不足している」と回答。
つまり、およそ半数の企業が常に働き手を探している状態です。
待遇をよくしたり、働きやすい環境を整えたりと人集めに四苦八苦する企業も少なくありません。
現に「既卒OK」や「業界未経験者歓迎」などの求人が多いのは、十分な人材を確保するための戦略ともいえるでしょう。
3年以内であれば新卒扱いとなる
厚生労働省は「青少年雇用機会確保指針」の改正を機に「3年以内の既卒者を新卒扱いで応募・採用してほしい」と全事業主に要望しました。
この取り組みは、正社員として働く意志や能力がある既卒の雇用機会確保が目的です。
あくまで協力を仰いでいるだけなので、3年以内の既卒が全員新卒扱いになるわけではありません。
しかし、既卒を新卒の枠で応募しようとしている企業は増えてきているようです。
以下は、マイナビの「キャリアリサーチLab」が調査した、既卒者の受け入れ体制の10年間の変化を表した図です。
国から「3年以内の既卒者を新卒扱いに」と要望があったのは2010年。
その2年後の2012年〜2023年の10年の間に、既卒者を新卒として採用する企業は1.6倍ほどに増加しました。
労働者の人手不足問題も影響し、既卒への対応は今後より柔軟性を増していくでしょう。
正社員だけがすべてではない
「働くなら正社員でなければいけない」という固定概念を持っている方もいるかもしれません。
しかし、ワークスタイルが多様化している現代、正社員以外にもさまざまな働き方があります。
正社員以外の働き方の例
- 派遣社員
- 契約社員
- アルバイト
- 業務委託
- フリーランス
「非正規雇用だと稼げない」とイメージを持たれがちですが、高収入の仕事は世の中にたくさんあります。
自分が活躍できる場所、やりがいを持って働ける仕事は正社員だけではないはずです。
小さな枠に囚われすぎずに、広い視野で自分にあった働き方を検討してみましょう。
既卒が人生終了と言われる3つの理由
「既卒=人生終了ではない」ことは理解できたとしても、そもそもなぜ人生終了と言われるのか不安を感じる人もいるでしょう。
自信を持って就活にのぞむためにも、その不安は払拭しておきたいですよね。
そこで、既卒が人生終了と言われる3つの理由を紹介します。
順番に解説するので、理解を深めたうえで次へのステップに進みましょう。
新卒と比べて就職率が低い
新卒と比べて既卒の就職率は低いので、現実的な格差が「既卒は人生終了」のイメージを拡大させたのかもしれません。
文部科学省の「2023年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査」によると、大学生の就職内定率は84.4%。
一方で、厚生労働省「労働経済動向調査」の結果では、2020年度の既卒採用率は40%です。
新卒と既卒の採用率の差は2倍以上もあるため「既卒だから落とされるんだ」という認識が広がってもおかしくありません。
しかし、既卒の採用率が40%に到達している事実にも着目すべきです。
あきらめない気持ちがあれば、就活成功への扉がきっと開くでしょう。
経歴やスキルのアピールポイントが弱い
既卒は、社会人経験のある中途採用や第二新卒(新卒で入社し早期退職した者)と比べて、履歴書や面接でアピールできる経歴やスキルが少ないです。
実際に採用側は即戦力となる人材を探しているので、どうしても経験値があって業界に関連のあるスキルを持っている人に注目する傾向にあります。
そのため「アピールポイントが弱いから絶対に落とされる」と自信をなくす既卒は少なくありません。
しかし、学生時代もしくは既卒になってからの行動を振り返ってみましょう。
あなたの人間性や強みを表現できる経験やエピソードが必ずあるはずです。
人間性や強みをアピールできるポイント
- アルバイト
- 資格の勉強
- 社会活動
- 部活動
後述する自己分析も交えながら、自分のよさをアピールしていきましょう。
社会性が欠如していると思われる
アルバイトをして社会性を磨いたとしても「就職しなかったのは何か欠点があるのではないか」「コミュニケーションスキルに問題があるのかも」など、低い評価で選考が始まるケースも珍しくありません。
そのため、なかには「既卒という理由だけでどうせ落とされる」と感じる人もいるでしょう。
しかし、面接で真剣な態度を示せば、既卒のマイナスイメージを払拭できる可能性は十分にあります。
自分の魅力や仕事に対する熱意を最大限に伝えて、プラスのイメージを相手に与えましょう。
【人生終了?】既卒のままでいる3つのリスク
続いて、既卒のままでいるリスクを解説します。
「今のままではまずいかも」と考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
働かない期間が長いほど就職率が下がる
新卒が就活で苦労するのは企業側もある程度認識しているはずなので、働かない空白期間が1年ほどであれば状況を汲み取ってくれやすいでしょう。
しかし、空白の期間が2年、3年と伸びていくと「働く意志が弱く、あえて就職をしなかったのでは?」「正社員の拘束性にこの人は対応できるだろうか」など不信感をもたれる可能性が高まります。
以下のグラフは労働政策研究・研修機構が調査した「フリーター継続期間ごとに正社員になれた人の割合」を表したもの。
この調査の対象はフリーターですが、非正規社員の期間が長いほど正社員になれる割合が減少しているのがわかります。この結果は、既卒にも当てはめられるでしょう。
「気長に頑張ろう」のようなスタンスで就活していると、あとで痛い目に遭うかもしれません。
正社員を目指すなら空白期間をなるべく作らないように、短期集中で就活に挑むのがベストです。
年齢を重ねるごとに求められるスキルや経験値が上がる
日本は、年齢とともに仕事の経験値やスキルが上がることを前提として雇用条件を組むのが一般的。
そのため、新卒だと採用時にスキルや経験を求められるケースは少ないですが、中途採用となると応募条件のハードルが上がる傾向にあります。
たとえば、以下はマイナビ転職で掲載されていた、とあるIT業界の中途を対象にした求人情報です。※2023年10月22日現在
応募条件に「IT業界での実務経験が2年以上の者」とあります。
同じくマイナビ転職で掲載されていたとある営業職の求人情報では、応募条件として「営業の実務経験者」を設けていました。
3年以内であれば新卒扱いされやすいですが、その期間がすぎると中途と同じフィールドに立つため採用条件がより厳しくなります。
後悔しないためにも、新卒扱いの対象となる3年以内に行動しましょう。
給料が安定せず生活が圧迫する
生活費や就活の活動費を確保するために始めたアルバイトが辞められなくなり、フリーター状態になる既卒は少なくありません。
アルバイトそのものに楽しさを感じたり、収入が得られる安心感で辞められなかったりと、継続理由はさまざまでしょう。
しかし、そこで非正規雇用の道に突き進んでしまうと、将来収入面で悩んでしまうかもしれません。
理由としては、正社員と非正規社員では平均賃金に大きな差があるからです。
以下は厚生労働省の令和2年度賃金構造基本統計調査結果をもとにまとめた、正社員と非正規社員の平均月収を示した表です。
雇用形態 | 平均月収 |
---|---|
正社員 | 32万4,200円 |
非正規社員 | 21万4,800円 |
10万円以上の差があるうえ、非正規社員はいつ契約を切られてもおかしくない立場にいます。
正社員を目指して就活に本腰を入れるころには、空白期間の長さや年齢が原因で不採用になる確率が上がるかもしれません。
将来的に金銭面の安定を目指したいなら、アルバイトの頻度を調整して早めに就活を始めましょう。
既卒で人生終了になりやすい人の特徴4選
こちらでは、既卒で人生終了になりやすい人の特徴を紹介します。
ひとつでも当てはまる項目があれば、すぐに行動を改めましょう。
現状に甘えている
実家暮らしや親の支援を受けられる環境にいて「なんとかなるだろう」「働かなくても生活できる」と現状に甘えている人は要注意。
就活がうまく進まなかったり、不採用が続いたりしても、緊張感や危機感が薄いので成果に結びつきにくくなるでしょう。
また、甘えが生じると就活に対しての本気度も欠落するため、採用者側に中途半端な気持ちが伝わって不採用の原因にもなり得えます。
怠惰な気持ちが少しでもある人は、今から気持ちを切り替えて本気で就活に望みましょう。
行動を起こさない
行動せずに就活を先延ばしにしている人も注意が必要です。
3年以内であれば新卒として扱ってくれる企業は多いですが、期間を過ぎれば経験と実績が求められる中途と同じ扱いになります。
スキルや経験が何もないままだと、書類選考の時点で弾かれる可能性も十分にあります。
危機感を持たずにいると、手遅れになり兼ねません。
重い腰がなかなか上がらない人は、まずは求人サイトの登録や自己分析など簡単に着手できる就活準備から始めてみましょう。
小さなステップを踏めば、少しずつ気持ちが動き出すはずです。
大手しか受けない
エントリー先を大手企業のみに絞っている人も要注意。
有名で高収入が狙える大手は魅力的なゆえ、倍率がかなり高いです。
そのため、新卒や中途に引けを取らない経歴やスキル、ポテンシャルがないと書類選考や面接を通過するのは難しいでしょう。
不採用が続くと精神的にもつらくなり、就活のモチベーションを維持するのも大変になってきます。
大手の子会社や中小企業にも、好条件で将来性のある会社はたくさんあるので、視野を広げて就活を進めてみてください。
一人で抱え込んでいる
悩みや不安を、一人で抱え込み挫折する既卒は少なくありません。
既卒の人が孤立してしまう理由として、同年代の人は新卒で就職している人が多いので「自分はまだ就活をしている」という劣等感や「就活は一人で進めるもの」などの先入観が挙げられます。
就活は一人で頑張るものではなく、誰かに相談しながら進めるべきです。
就活は長期戦でハードな戦いとなるため、精神的なサポートが必須になるためです。
あなたのサポーターになってくれる人や企業
- ハローワーク
- 転職エージェント
- 家族や知人
自分が安心して相談できる人や機関を頼りながら、ハードな就活を乗り越えましょう!
既卒が就職を成功させる8つのコツ
既卒のままでいるリスクを理解し「このままではいけない」と思ったとしても、実際どうアクションを起こせばいいのか悩みますよね。
こちらでは、既卒が就職を成功させる8つのコツを紹介します。
- 立ち止まらずに行動し続ける
- 自己分析をおこなう
- 求人サイトの情報を定期的にチェックする
- 人手不足の業界を狙う
- 広い視野で就職先を検討する
- 資格を身につける
- 既卒になった理由を説明できるようにする
- 転職エージェントを活用する
順番に解説していくので、ご自身で取り組めそうなものから着手してみてください。
立ち止まらずに行動し続ける
既卒は空、白期間が長くなればなるほど就活のハードルが高くなっていきます。
しかし、就活は思った以上にハードなので、挫折しかけたり、モチベーションが下がったりすることも少なくありません。
就活の大変なところ
- 事前の準備(自己分析・履歴書作成・面接練習など)
- 不採用が続くことによる精神的な負担
- 交通費やスーツ代など金銭面の負担
酷なことをいうようですが、就活は手を止めてしまったらそれまでです。立ち止まらずに行動し続けなければ、就職に結びつきません。
就活にはあらゆるリスクや困難があると想定し、メンタルをうまく維持しながら、結果が出るまで行動しましょう。
自己分析をおこなう
自己分析とは、これまでの経験を振り返ったり、自分自身の思考・考え方を分析したりして、自分の強みや弱み、価値観、能力、将来像の理解を深めること。 |
自己分析により自分の理解を深めると、就活の際に次のような効果を発揮します。
- 自分の強みや長所を面接官に伝えられる
- 自分の適職が見えてくる
- 仕事選びの軸を決められる
- 就職後のミスマッチが軽減する
自己分析は就活を円滑に進めるために役立つほか、働く目的や将来のビジョンまでも明確にしてくれるのです。
なお自己分析のやり方は、チェックシート方式・グラフ化・適性検査ツールなどさまざま。自分に合う方法で自己理解を深め、就活に活かしていきましょう。
求人サイトの情報を定期的にチェックする
自分にあった仕事を探す際に欠かせないツールは、求人情報の閲覧ができる転職サイトや転職エージェントです。
職種や条件を絞り込んで理想の職場をピックアップできるので、利用しない手はありません。
サイトに掲載される求人情報は日々更新されていきます。
自分にピッタリの会社の情報を見逃さないためにも、求人サイトを定期的にチェックする習慣をつけましょう。
また、サイトごとに掲載されている求人情報は異なります。
利用する求人サイトがひとつだけだと情報が狭まってしまうため、複数のサイトに登録して情報収集をおこないましょう。
人手不足の業界を狙う
日本は労働者の人手不足が大きな社会問題になっており、既卒や未経験を積極的に採用している企業も増えてきています。
人手不足の問題を抱えている業界
- 建設業
- 運輸業・郵便業
- 福祉(介護・保育)
- IT業界
- 飲食店
- 旅館・ホテル
参考:厚生労働省:労働経済動向調査/経済産業省:IT人材需給に関する調査/株式会社帝国データバンク:人手不足に対する企業の動向調査
もちろん「人手不足で受かりそうだから」という理由だけで仕事を選んだら、就職後にミスマッチが起こり早期退職になり兼ねません。
あくまで「自分に向いている仕事」「頑張れそうな環境」など、条件が自分にマッチしている会社を選びましょう。
広い視野で就職先を検討する
「就職先は絶対に大手がいい」「希望条件がすべて揃った企業がいい」などと、こだわりを強く持っている人は、広い視野で就職先を検討すべきです。
既卒は新卒や中途に比べて採用の基準が厳しく、視野を狭めすぎてしまうと「なかなか採用が決まらない」という事態になり兼ねません。
大手以外にも社員を大切にしている働きやすい企業や昇給・昇格がスムーズな会社など、魅力的な就職先はたくさんあります。
また、居住地や狙う業種によっては「正社員の枠が少ない」ケースもあるでしょう。そのような場合は、最終的に正社員を目指す手もあります。
非正規社員から正社員を目指す方法の例
- 正社員登用制度のある企業に就職して正社員を目指す
- 紹介予定派遣を活用して正社員を目指す
ただし、正社員登用制度・紹介予定派遣はどちらも非正規社員から正社員を目指せる制度・サービスではありますが、必ずしも正社員になれるとは限りません。
実際の働きぶりをみて検討するからです。
また直雇用の可能性があるといっても、直雇用で契約社員になるケースもあるので、契約内容の確認は事前に済ませておくべきでしょう。
しかし、正社員になれる可能性が広がるのは事実なので、覚えておいて損はありません。
資格を身につける
志願する業界に需要のある資格を身につけておくと、就活のアピールポイントになります。
そもそも新卒や空白期間の短い既卒には、ほとんどの企業は資格の有無を応募条件に含めていません。
どちらかというと、人柄や仕事に対する熱意を評価して採用を決めるケースが多いです。
しかし、資格を持っていれば「即戦力になりそう」や「勤勉家で頼りになりそう」など、プラスの印象を与えられるでしょう。
ここで注意してほしいのは、「よく耳にする資格だから」「万人受けしそうな資格だから」などの理由でむやみに資格を取得しないこと。
仕事に関係のない資格は採用者に注目されにくく、そこに勉強の時間をかけるのはもったいないです。
以下の組み合わせのように、業種と関連性のある資格を取得しておくとアピールポイントとして有効でしょう。
業界 | 関連のある資格 |
---|---|
不動産業界 | 宅地建物取引士 |
海外系の企業 | TOEIC |
事務職 | 日商簿記 |
志願する業界に役立つ資格を調べて、計画的に勉強を進めてみてください。
既卒になった理由を説明できるようにする
面接時には、必ずといってよいほど面接官に「既卒になった理由」を聞かれます。
堂々と回答できなければマイナス評価につながってしまうので、しっかりと説明できるように準備をしておくことが大切です。
既卒になった背景には失敗や挫折もあるでしょう。面接官は「そこから何を学び、どのように向き合ったのか」のポイントをよく見ています。
そのため、質問にはポジティブに回答していきましょう。
〈回答例〉
事例1. 新卒の一括採用の時期に、業種を絞りすぎて内定がもらえなかった場合 事例2. 当時、自分の働きたい仕事が見つからなかった場合 |
言い訳したり、嘘をついたりする行為をしてはいけません。
途中で話が噛み合わなくなり不信感を与える可能性があるほか、誠実さが欠けてネガティブな評価がつく場合も。
失敗や挫折は恥ずかしいことではないので、ありのままの経験や学びを伝えていきましょう。
転職エージェントを活用する
就活は、わからないこと、うまくいかないことの連続で精神的につらいもの。
メンタルを保ちながら活動を続けていくためには、頼れる存在が必要不可欠でしょう。
そこでおすすめなのが、転職エージェントです。
転職エージェントは、あなたにあった求人を紹介してくれるだけでなく、面接対策や履歴書作成のアドバイスなど、既卒が力を入れて取り組むべき課題のサポートまでも幅広く対応してくれます。
転職エージェントのサポート内容例
- 案件紹介
- 面談の日程調整
- 面接対策
- 履歴書のアドバイス
- 条件交渉
- 入社後のアフターフォロー
また、一人ひとりに担当者がついて就職まで並走してくれるので、安心して就活に取り組めるでしょう。
なお、以下の記事では既卒向けの転職エージェントをランキングで紹介しています。「どの転職エージェントを利用すればよいかわからない」という人は、ぜひ参考にしてみてください。
既卒におすすめの転職エージェント3選
ここでは、既卒におすすめの転職エージェント3社を紹介します。
どの会社も無料で利用できるので、登録だけでも済ませておきましょう。
ワークポート
ワークサポートは、リクナビNEXTの調査にて「転職決定人数部門 第1位」を受賞(※)し、転職相談実績67万人の実力派・転職エージェントです。※2023年10月~2023年10月
あなたの就活を並走してくれるワークポートの担当者は「転職コンシェルジュ」と呼ばれ、単なる担当者ではなく「転職活動にまつわるさまざまなご要望にお応えするコンシェルジュ」として寄り添ってくれます。
また「IT業界に強いコンシェルジュ」「営業職に強いコンシェルジュ」など、それぞれの業界に精通したプロが在籍しているので、自分の志願したい仕事について安心して相談できます。
「経験がない」「スキルがない」と不安を感じやすい既卒でも、コンシェルジュがあなたの価値観や、これまでの経験を一緒に分析をして自分にぴったりの転職プランを提供してくれるでしょう。
※2023年10月24日現在
公開求人数 | 6万6,983件 |
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対応エリア | 北海道・宮城・埼玉・千葉・東京・神奈川・愛知・京都・大阪・兵庫・岡山・広島・福岡 |
サポート内容 |
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運営会社 | 株式会社ワークポート |
マイナビジョブ20’s
マイナビジョブ20’sは、20代・第二新卒・既卒向けの転職エージェントで、転職の定着率は95.2%。※2021年10月1日〜2023年10月30日に入社された方の3ヵ月の定着率
若手の転職事情を熟知し、20代の転職を専門にサポートしてきたプロが、あなたの就活を完全サポートしてくれます。
また、マイナビジョブ20’sが保有している求人のうち「未経験OK」としている求人は75%以上。つまり、初めての就職を経験する既卒でも、応募できる求人が豊富です。
さらに、マイナビジョブ20’sに登録すると自己分析に有効な「適性診断」が受験可能になります。
自分の強みや弱みを再確認できるため、自分にあった仕事を探したり、面接で自分のことを説明したりするときに役立てられるでしょう。
※2023年10月24日現在
公開求人数 | 4,128件 |
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対応エリア | 全国 |
サポート内容 |
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運営会社 | 株式会社マイナビワークス |
DYM就職
DYM就職は「既卒・フリーター・ニートの支援に強い」転職エージェント。研修が充実している求人を多く取り揃えているのが特徴です。
東証プライム上場企業やトップベンチャー企業などの求人も豊富に取り揃えているため「大手の企業に興味がある」既卒にはおすすめです。
丁寧なヒアリングをしたあとに、厳選した優良企業からあなたにあった求人を紹介してくれるでしょう。
「既卒に大手は厳しいのではないか」と不安に思う人もいるかもしれませんが、就職活動に精通したプロが、あなたを完全バックアップしてくれるので安心です。
※2023年10月24日現在
公開求人数 | 非公開 |
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対応エリア | 拠点エリア 札幌・仙台・東京・名古屋・京都・大阪・福岡・広島 |
サポート内容 |
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運営会社 | 株式会社DYM |
まとめ:既卒で人生を終了させるかどうかは自分次第
既卒だからといって人生は終了しません。人手不足の問題を抱えている日本で既卒は大事な人材であり、多くの企業から求人が出ています。
しかし現状に甘えたり、行動を起こさなかったりすれば正社員の道が閉ざされる可能性はあるでしょう。つまり人生を終了させるかどうかは、自分次第です。
なお、既卒の就活は新卒や中途に比べて採用基準が厳しい傾向にあるため、就活を進めるならその道のプロが在籍する転職エージェントの活用がおすすめです。
既卒におすすめの転職エージェント3社
これらは、既卒の支援に力を入れた会社や既卒にはうれしい「未経験者OK」の求人を多く取り揃えた会社など、既卒向けに厳選した転職エージェントです。
すべて無料であり相談だけでもよいので、まずはお気軽にお問合せください。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。