履歴書の学歴はどこから書くべき?転職・新卒・バイト・高校生など状況別に解説

履歴書の学歴はどこから書くべき?状況別に解説

履歴書を作成するにあたって

  • 「履歴書の学歴ってどこから書けばいいの?」
  • 「書き方を間違えて転職に失敗したらどうしよう」

と悩みますよね。

特に3月・4月頃から就職活動は本格的に忙しくなります。就職活動にともなって必要なのが履歴書の作成です。
学歴の記載方法に明確な決まりはありませんが、マナーとして押さえておくべきルールはいくつか存在します。

本記事では、履歴書における学歴をどこから書いたらいいのかについて、詳しく解説します。

すべて読めば、履歴書の正しい書き方が分かり、自信を持って選考に臨めるようになります。ぜひ最後までご覧ください。

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履歴書の学歴はどこから?書き方のポイント3つ

履歴書の学歴はどこから?ポイント

履歴書における学歴の書き方のポイント3つは以下のとおりです。

それぞれ詳しく紹介していきます。

転職活動の履歴書では「高校入学」から記載する

転職活動の履歴書では「高校入学」から記載するのが一般的であり、高校以前の学歴を詳細に書き込む必要はありません。なぜなら転職活動時は、学歴よりも職歴のほうが重視されるからです。

学歴欄の記載方法に明確な決まりはありませんが、「どのような進路を自らの意思で選択したのか」を示す必要があります。

履歴書の学歴は、義務教育課程が終了したタイミングから書き始めましょう。

新卒の履歴書は「中学卒業から」記載する

新卒の就活では、中学卒業から書き始めましょう。選考過程で重視される学歴は、高校や大学の情報が重視されるのが一般的です。

しかし、企業によっては出身中学まで見極めるケースもあります。応募する企業にあわせて、履歴書の学歴まとめ、中学卒業から書く場合があることを把握しておきましょう。

バイト・パートの履歴書も「中学卒業から」でOK

バイトに応募する履歴書でも、「中学卒業から」記載しておくと無難です。(職歴のない高校生、大学生の方は特に)

ただし、社会人経験があり記載すべき職歴がたくさんある方は、「高校卒業から」など柔軟に調整しても構いません。

学歴と職歴は同じ欄に記載するので、スペースが足りなくなることもあるからです。

採用の選考では、学歴よりも職歴の方が重視されるので、職歴を優先して書くことを意識しましょう。

おすすめの自動計算サイト

学歴は間違えて記載しないように、細心の注意を払いましょう。

卒業年などは間違えやすいので、入学・卒業年度自動計算表(マイナビ)などの自動計算サイトなどを利用するのがおすすめです。

履歴書の学歴欄を記載するときのルール【6つ】

履歴書の学歴欄を記載するルール

履歴書の学歴欄を書く際は、以下のルールを守るようにしてください。

それぞれ詳しく解説します。

西暦・和暦は他の項目と統一

入学・卒業年の表記は、他の項目と統一しましょう。

なお、表記自体は、西暦・和暦どちらでも構いません。

一行目に「学歴」と書く

学歴は、「学歴・職歴」の欄に書くので、分かりやすいように、一行目に「学歴」と明記したうえで書き始めましょう。

学校名は略さず「正式名称」で、学部や学科名まで書く

学校名は省略せずに、正式名称で記載してください。

【OK例】
○○高校 卒業

【NG例】
□□県立○○高等学校 卒業

また、学校名だけでなく学部や学科名まで詳しく書くのも必須です。

大学院まで進学した方は「修士課程・博士課程」までしっかりと記入しましょう。

特に気を付けるべきポイント

  • 「高校」ではなく「高等学校」と表記
  • 「私立」や「○○県立」なども忘れずに

新卒の就職活動の場合は「卒業見込み」と記載する

新卒で就職活動中の方は、必ず「卒業見込み」も記載します。

「卒業見込み」の記載がない場合「卒業が危ういのではないか」と採用担当者にマイナスな印象を持たせてしまうため、注意しましょう。

「同上」のような省略はしない

学校名を記載する際、「同上」のような省略表現はしないようにしましょう。

OK
□□県立○○高等学校 入学
□□県立○○高等学校 卒業

NG
□□県立○○高等学校 入学
同上 卒業

虚偽の記載は絶対にNG

学歴に関して、虚偽の記載は絶対にNGです。

高校入学以降の学歴は、すべて不足なく書きましょう。

もし、退学や留年のような、選考で内容がある場合も、記入しておく必要があります。面接時に嘘がバレれば確実に不採用となり、採用が決まったとしても、卒業証明書などの提出を求められるからです。

虚偽の履歴書は経歴詐称になり、懲戒免職のリスクもともなうため絶対にやめましょう。

【状況別】学歴欄の正しい書き方

履歴書の学歴欄の正しい書き方

あらゆる状況別に、履歴書における学歴の書き方を網羅的にまとめました。

上記に該当する方は、よく確認しておきましょう。

学校の名称が変更した

統廃合に伴い、学校の名称が変更した場合は、旧名称と新名称どちらも書きます。

在学時の学校名を書き、補足として新名称を付け加えます。

転校した・学部や学科を変えた

転校した際は、転校先の学校名を書き、「転入学」と添えます。

大学などで学部や学科を変えた場合は、「編入学」と書きましょう。

浪人、留年した

浪人や留年に関して、入学年と卒業年を見れば判断できるので、学歴の欄で特に明記する必要はありません。

もしもやむを得ない事情(家庭の事情など)で浪人、留年した場合は、備考欄に理由を書いておくとよいでしょう。

休学した

休学した場合は、入学と卒業の間にその旨を記載します。

事情がある場合は、簡潔に付け加えておきましょう。

中退した

学校中退は厳密にいうと最終学歴にはなりませんが、「中途退学」という言葉を使って必ず記載しておきましょう。

その際は「中途退学」という言葉を使うようにしてください。

中退は企業によっては選考にマイナス要素となることもありますが、やむを得ない事情で中退した場合、理由を軽く添えておくと、ネガティブな印象を払拭できます。

長期の海外留学をした

長期の海外留学は、選考に有利に働くこともあるため、積極的に記載しましょう。

留学した期間、国、学校名、選考内容を簡潔に記します。目安としては1年以上です。

短期留学やホームステイの場合は学歴としては扱われないので、アピール要素とする場合は、備考欄などに書いておくのが良いでしょう。

一度就職したのち再度大学に入りなおした

一度就職したのち再度大学に入りなおした場合は、学歴の欄にそのまま書きましょう。

特に明記しなくても、時期を見れば面接官は判断できるので問題ありません。

面接時に質問された際に、理由や背景をうまく説明できれば、自己PRとしても活用できます。

さいごに

自信を持って企業に応募してみよう

本記事では、履歴書の学歴欄の正しい書き方を解説しました。

学歴は、高校入学の段階から書き始めるのが一般的ですが、応募先によって変動することもあります。

粗雑な書き方をしてしまうと、選考時の印象が悪くなるため、正確に書くように心がけましょう。

本記事の内容を参考にして履歴書を作成し、自信を持って企業に応募してみてください